JPH0213571B2 - - Google Patents

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JPH0213571B2
JPH0213571B2 JP58058823A JP5882383A JPH0213571B2 JP H0213571 B2 JPH0213571 B2 JP H0213571B2 JP 58058823 A JP58058823 A JP 58058823A JP 5882383 A JP5882383 A JP 5882383A JP H0213571 B2 JPH0213571 B2 JP H0213571B2
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JP
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magnetic field
axis
period
pulse
nuclear spins
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JP58058823A
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JPS58200145A (ja
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Aran Ederusutein Uiriamu
Aasaa Botomurei Hooru
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General Electric Co
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General Electric Co
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Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPS58200145A publication Critical patent/JPS58200145A/ja
Publication of JPH0213571B2 publication Critical patent/JPH0213571B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/4818MR characterised by data acquisition along a specific k-space trajectory or by the temporal order of k-space coverage, e.g. centric or segmented coverage of k-space
    • G01R33/482MR characterised by data acquisition along a specific k-space trajectory or by the temporal order of k-space coverage, e.g. centric or segmented coverage of k-space using a Cartesian trajectory
    • G01R33/4822MR characterised by data acquisition along a specific k-space trajectory or by the temporal order of k-space coverage, e.g. centric or segmented coverage of k-space using a Cartesian trajectory in three dimensions

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  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Image Analysis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の背景) この発明はNMRイメージング法に関する。更
に具体的に云えば、この発明は、一層大きな
NMRイメージング対象物内の厚い平面状のスラ
ブ(厚板)の励起された核スピンを制御自在に選
択する為に選択的な励起を使い、厚いスラブの一
連の幾つかの断層断面像を構成するのに必要な空
間情報が同時に収集される様な3次元NMRイメ
ージング法に関する。
イメージング対象物の比較的薄い平面状の領域
を映像する為の幾つかのNMRイメージング法が
開発されている。初期の方法の1つは点走査
(sequential point)法であつて、関心が持たれ
る領域全体を機械的に又は電子的に点毎に走査す
る間、一度に1つの点から空間情報を収集する。
これより幾分か効率のよいイメージング法は、
線感知(sensitive line)法であり、一度に1つ
の点からではなく、空間情報が、関心の持たれる
領域の線毎の走査の間、一度に1本の線全部から
同時に収集される。平面状イメージング法は、1
つの平面全体から同時にデータが収集されるの
で、更に効率がよい。
然し、3次元の物体の像を作る為には、点毎よ
りも、線毎に画像情報を収集する方が一層効率が
よく、線毎よりも平面全体から収集すれば尚更よ
くなる。他の全ての形式のイメージング法でも同
じであるが、NMRメージング法では、所定の時
間内に出来るだけ多くの情報を収集することが望
ましい。従つて、平面毎の走査よりも、イメージ
ング対象物の3次元の領域全体から同時に情報を
収集すれば尚更望ましい。NMR信号を感知する
プローブは、一般的に同調コイルであり、これは
本質的に容積に対して感度があり、この為、対象
物の3次元部分からのデータを収集するのに、
NMRイメージングは非常に適している。実際、
点、線及び平面状イメージング法では、データを
収集する過程を、関心が持たれる一層小さい領域
に制限するのに、かなりの努力が必要である。
3次元NMRイメージング方式が、米国特許第
4070611号、またIEEEトランスアクシヨンズ・オ
ン・ニユークリア・サイエンス誌NS−27、第
1227頁乃至第1231頁(1980年)所載の論文
「Zeugmatography by Reconstruction from
Projections」、そしてまた米国特許第4165479号
に提案されている。この各々の方式は、NMRイ
メージング対象物の範囲が限られていて、同調受
信コイルが感度を持つ領域内に収容されているこ
とを暗黙の内に仮定している。然し、この仮定に
は多数の欠点がある。
1つの欠点は、同調受信コイルが感度を持つ領
域の周縁からのNMR信号は、感度を持つ領域の
中心にある核スピンからのNMR信号とは異なる
振幅又は位相を持つことである。この結果、画像
の線又は走査に於けるフエード・オフ又は位相ア
ーチフアクトが生じる。
別の欠点は、(イメージング対象物として作用
する)人体の長軸に沿つた受信コイルの感度が及
ぶ領域の範囲は、印加するRF(高周波)磁界の形
と強度並びに受信コイルの形によつてのみ決定す
ることが出来ることである。実際には、RF磁界
は明確な境界を持つ様に発生することが出来ない
ので、こういう因子はあまり効果がない。更に、
RF磁界の形を決める精度は、0.12テスラの静磁
界内にある水素( 1H)に対してNMRイメージ
ング周波数(典型的には5MHz)で利用し得るRF
コイルとして許される巻数が少ないことによつて
制限される。コイルの巻数は、コイルを共振させ
ることが出来る最高周波数を制限するコイルの分
布インダクタンス及び静電容量によつて制限され
る。
更に別の欠点として、イメージング対象物の大
部分からのNMR信号を収集することが、イメー
ジング装置の電子回路のダイナミツク・レンジに
とつて大きくなりすぎることがある。例えば
NMR画像を構成する為には、メタージング対象
容積内の各々の画素に於けるNMR信号の強度を
知ることが必要である。画素はイメージング対象
容積全体の小さな1つの部分である。3次元画像
の再構成が(公知の1つの3次元イメージング法
で使われる様な)多角度投影−再構生による場
合、データ配列は立方体になり、所望の断層断面
像が例えば128×128個の画素を持つとき、配列は
128×128×128個の画素を含む。多角度投影再構
生法による3次元イメージングでは、分解能が全
ての方向に於て同じ(典型的には2mm×2mm)で
あり、1個の断層断面像を構成する為の空間情報
は、128×128個の投影をしなければ求められな
い。これは、このイメージング法では、データが
等方性でなければならないという公知の事実の為
に必要になることである。10個の断層断面像を構
成するのに必要なデータを求めるのに、128×128
×10回の投影だけをすることは不可能である。こ
の為、容積全体からのNMR信号に対する1つの
画素の信号の強度の比(ダイナミツク・レンジ)
は、1対128×128×128、即ち、大体1対2×106
である。更に、データ配列が立方体であるから、
データを収集して再構生する過程が実質的に長引
く。
これと対照的に、この発明のNMRイメージン
グ法は等方性データを必要としない。各々の断層
面に於ける画像の分解能は横方向平面(即ち、イ
メージング対象物の長軸に対して直交する平面)
で2mm×2mmであつてよいが、長軸方向には10mm
にすることが出来る。これは各々の断層断面像が
表わされる領域の厚さ(断層幅)に等しい。前に
説明した多角度投影再構生法の分解能に較べて、
長軸方向の分解能は1/5になる。然し、これによ
つてデータ収集に必要な時間の長さ、並びに画像
を再構生する為のデータの解析に必要な時間の長
さの両方が短くなる。更に、3次元空間情報は、
所望の断層断面像の数nzに等しい厚さを持つ選ば
れた厚いスラブだけから収集される。この為、nz
個の断面像しか希望しない場合、所要の空間情報
を得るのに、128×nz個のNMR信号しか必要と
しない。nz=10であれば、1280回の投影(NMR
信号)しか必要としないが、これに較べて多角度
投影再構生法では128×128回必要である。所要の
ダイナミツク・レンジが128/nzの倍率だけ減少
することも明らかである。
(発明の概要) この発明の3次元NMRイメージング法は、選
択的な励起を用いて、静磁界内に配置されたイメ
ージング対象物の厚い平面状のスラブ部分にある
核スピンを励起する。厚い平面状のスラブの一連
の断層断面像を構成する為の画像情報が同時に収
集される。最初、厚い平面状のスラブ内にある核
スピンが、イメージング対象物の第1の軸線に沿
つた磁界勾配を印加すると同時に、周波数選択性
パルスを印加することによつて励起される。この
後、直交する磁界勾配パルスを同時に印加して、
NMR信号に空間的な局地化を導入する。一定の
方向を持つイメージング用勾配の存在の下に
NMR信号を観測し、観測されたNMR信号が、
フーリエ解析をした時、厚いフラブ全体からの空
間情報をこの勾配の方向に投影したものになる。
NMR信号は、イメージング用勾配の方向にある
画素の数に応じた回数だけ、直角(quadrature)
に標本化される。
この発明の目的は、NMRイメージング対象物
の選ばれた制御された容積から画像情報が同時に
求められる様な改良された3次元NMRイメージ
ング法を提供することである。
この発明の別の目的は、選ばれた容積の厚さを
調節することにより、ダイナミツク・レンジを制
御することが出来る様な改良された3次元NMR
イメージング法を提供することである。
この発明の別の目的は、データを収集して再構
生する時間が短縮された改良された3次元NMR
イメージング法を提供することである。
この発明の新規と考えられる特徴は特許請求の
範囲に具体的に記載してあるが、この発明の構
成、作用、並びにその他の目的及び利点は、以下
図面について説明する所から、最もよく理解され
よう。
(発明の詳しい説明) この発明で使うNMRイメージング・パルス順
序は、最初に第1図を参照すれば、最もよく理解
されよう。第1図は、デカルト座標系のZ軸の正
の方向を向いた均質な静磁界B0内に配置された
イメージング対象物100を示している。Z軸は
サンプル100の長軸又は円柱形の軸線106と
一致する様に選ばれている。座標系の原点は対象
物の中心にとるが、これは、以下説明する様な選
択的な励起方法によつて選択される厚い平面状の
スラブ又はイメージング対象容積102の中心で
もある。一層薄い平面状のスライス104は、空
間情報の解析によつて得られる一連の断層像に対
応する。典型的には、平面状のスライス104の
厚さΔzは約2乃至15mm(ミリメートル)である。
静磁界B0の効果は、正味の磁気モーメントを
持つ核スピンを分極させて、一層多くの核スピン
が磁界B0と整合し、相加わつて巨視的な磁化M
を発生させることである。この分極により、共鳴
現象を励起することが出来る。個々の分極した核
スピン、従つて磁化Mが、次の式で表わされる周
波数ωで共鳴する(即ち磁界B0の軸線の周りに
歳差運動をする)。
ω=γB0 (1) ここでγは磁気回転比(各々の種類の同位元素
に対して一定)である。水素( 1H)に対するγ
の値は約4.26KHz/ガウスである。 1Hは生体の
組織内の至る所にあり、この他に存在する核種で
ある窒素( 14N)、燐( 31P)、炭素( 13C)、ナ
トリウム( 23Na)及び酸素( 17O)に較べて一
層強いNMR信号を持つ。この理由で、天然に発
生する水素の核スピンの空間分布をNMRイメー
ジングに使うのが普通である。
一般的に、静磁界B0は、NMRイメージング・
パルスの順序全体の間印加され、従つて、NMR
パルス順序を示す全ての図面で省略してある。
最初に磁界勾配とRF磁界パルスがNMRイメ
ージングで持つ役割を考えるのが適当である。
NMR信号に空間情報をエンコーデイング
(encoding)する為に磁界勾配が必要である。イ
メージング対象容積に沿つた磁界勾配が位置の関
数であると、共鳴周波数ωも位置の関数になる。
実際、イメージング用勾配が直線的であれば、周
波数スペクトルは、この勾配の方向に沿つた
NMR信号の分布の1次元の投影である。典型的
には、3つの直交する磁界勾配 Gx(t)=∂B0/∂x (2) Gy(t)=∂B0/∂y (3) Gz(t)=∂B0/∂z (4) を使う。勾配Gx、Gy、Gzはイメージング対象容
積102(第1図)の全体にわたつて一定である
が、その大きさは時間依存性を持つのが典型的で
ある。勾配に関連する磁界を夫々bx、by、bzで示
す。
bx=Gx(t)x (5) by=Gy(t)y (6) bz=Gz(t)z (7) NMRイメージングでは、核スピンを共鳴状態
に励起する為にRF磁界パルスを使う。共鳴状態
を誘起するのに必要なRFパルスの周波数は、式
(1)に云う歳差周波数ωと同じである。以下の説明
では、90゜RFパルス及び180゜RFパルスと云う。簡
単に云うと、90゜RFパルスは、実験室の基準フレ
ームに対してZ軸の周りに共鳴周波数ωで回転す
る基準フレーム内で、印加されたRF磁界ベクト
ルによつて定められた軸線の周りに、磁化Mを
90゜回転させる。即ち、Z軸の正の方向が静磁界
B0の方向であると仮定すれば、90゜RFパルスは、
例えばX軸及びY軸によつて定められた横方向平
面へB0に沿つた磁化Mを回転させる。同様に、
180゜RFパルスは、実験室の基準フレームに対し
てZ軸の周りに共鳴周波数ωで回転する基準フレ
ーム内で、印加されたRF磁界ベクトルによつて
定められた軸線の周りに、磁化Mを180゜回転させ
る(例えばZ軸の正の方向からZ軸の負の方向
へ)。B0に沿つた磁化Mに対する180゜RFパルスの
反転作用は、断熱高速通過と呼ばれる方法によつ
ても得られる。RF磁界パルスは横方向平面、例
えばX軸に沿つて印加される。
NMRの基本的な考えについて更に完全な説明
が必要であれば、1971年にニユーヨーク州のアカ
デミツク・プレス社から出版されたトーマスC.フ
アーラー及びエドウインT.ベツカーの著書「パ
ルスとフーリエ変換NMR、理論と方法の入門」
を参照されたい。
次にこの発明の1つのNMRパルス順序を示し
た第2図について説明する。最初に、第1図の横
軸に沿つて示す期間3から始まる、厚い平面状の
スラブ102(第1図)の選択並びにその中にあ
る核スピンの励起を説明する。期間3の間、イメ
ージング対象物100に正の磁界勾配Gzが加え
られて、対象物が、磁界勾配Gzと静磁界B0とで
構成されたZ軸方向の合計磁界の作用を受ける様
にする。大体期間3の中点で、対象物100が選
択性90゜RFパルスで照射される。90゜RFパルスの
周波数成分は、磁界強度が式(1)で予測される様な
スラブ102内の核スピンを選択的に励起する様
に選ばれている。スラブ102より外側の領域に
ある核スピンは実質的にRFパルスの影響を受け
ない。従つて、90゜RFパルスが「選択性」である
ことは明らかである。
90゜RFパルスは、tを時間、bを定数として、
(sin bt)/btで振幅変調された搬送波であるこ
とが好ましい。この場合、平面状のスラブ102
の厚さの断面形状は略矩形になる。この代りに、
得られる厚い平面状のスラブが略矩形の断面形を
持つ様にすることが出来れば、この他の周波数選
択性90゜RFパルスを使うことが出来る。
90゜RFパルスの周波数帯域幅は、希望する断層
断面像またはスライス104の数によつて決定さ
れる。10個の断面像しか希望しない場合、帯域幅
は、厚さが約20乃至150ミリ(10個の断面×2乃
至15mm/断面)の厚い平面状のスラブ内の核スピ
ンを励起するるように選ばれる。
期間4に、負の磁界勾配Gxを印加して、核ス
ピンをX軸方向に予定量だけ位相外し
(dephasing)をする。期間5に印加される正の
イメージング用磁界勾配Gxが、核スピンの位相
外れの方向を逆転し、この為、核スピンは位相戻
し(rephasing)をして、完全なスピン・エコー
信号(期間5)を発生する。このスピン・エコー
信号は、磁界勾配Gxが一定である時間に観測す
ることが出来る。期間4に負のGxのローブがな
い場合、NMR信号は、期間4の終り並びに期間
5の始めに近い時刻に発生する。この場合、イメ
ージング用勾配Gxが過渡的であり且つその正確
な強度が判らない有限の期間があるので、この様
なNMR信号から有用な空間情報を求めるのは困
難である。この結果得られる空間情報は著しく歪
んでいて、普通は使うことが出来ない。
期間4に負の磁界勾配ローブGxを印加するの
と同時に、ny個の相異なる振幅(破線で示す)の
内の1つの振幅を持つ位相エンコーデイング磁界
勾配Gyも印加する。勾配Gyが、核スピンの向き
に2πの倍数の捩れを導入することにより、空間
情報をY軸方向にエンコーデイングする。例とし
て、第3a図は、位相エンコーデイング勾配Gy
を印加する前の核スピンのプロフイール(Z軸の
正の方向から90゜章動している)を示している。
最初の勾配Gyを印加した後、核スピンは、第3
b図に示す様に、1ターンの螺旋の形に捩れる。
勾配Gyの振幅を変えることにより、捩れ(位相
エンコーデイング)の程度が異なる。勾配Gy
振幅の数nyは、再構生された断層断面像がY軸方
向に持つ画素の数に等しくなる様に選ばれる。期
間3,4及び5のパルス順序が、勾配Gyのny
の相異なる振幅に対して繰返されて、期間5にny
個のスピン・エコー信号を発生する。実際には、
信号対雑音比を改善する為に、勾配Gyを変える
前に、信号を何回か平均化する。典型的にはny
128又は256である。
期間4の磁界勾配Gzは後で説明する2つの成
分の和である。Gzの第1の成分はGzの負のロー
ブであり、これはスラブ102(第1図)全体に
わたつて、期間3(第2図)に励起された核スピ
ンの位相戻しをするのに必要である。励起された
核スピンは同じ周波数で歳差運動をするが、それ
らは異なる位相を持つていて、NMR信号を劣化
させるので、位相戻しが必要である。期間3の
Gzの正のローブは期間4のGzの位相戻しローブ
に対して次の関係を持つ。
4dtGz=−1/2∫3dtGz (8) ここで∫4は期間4にわたる勾配Gzの波形の積分
であり、∫3は期間3にわたる勾配Gzの波形の積分
である。
期間4の勾配Gzの第2の成分は位相エンコー
デイング用のローブであり、これによりスラブ1
02の厚さ全体にわたり空間情報を位相エンコー
デイング(即ち、第1図のZ軸方向に)すること
が可能になる。
磁界勾配Gzが期間4に1個のGzローブとして
示されているが、これは2つの成分の作用が1次
的に独立であつて、この為それを加算して、位相
戻し作用及び位相エンコーデイング作用の両方を
同時に行なう和を形成することが出来るからであ
る。期間4の磁界勾配Gzの振幅は、磁界勾配Gy
がny個の振幅にわたつて変える間一定に保たれ
る。ny個のスピン・エコー信号を観測した後、期
間3,4及び5のパルス順序を位相エンコーデイ
ング勾配Gzの相異なる振幅(磁線で示す)に対
して繰返す。勾配Gzの振幅の数nzは、断層断面又
はスライス104(第1図)の数に等しい。nz
の断面像に必要な空間情報を得る為に必要なスピ
ン・エコー信号の数は(ny)・(nz)である。
X軸方向の空間的な弁別は、イメージング用磁
界勾配Gxの存在の下に期間5でスピン・エコー
信号を観測することによつて得られる。この勾配
が、期間4の勾配Gxの負のローブによつて位相
外しをした核スピンの位相戻しをする。位相戻し
が起る為には、期間4及び5(第2図)の勾配
Gxは次の様に選ばなければならない。
t1 t0Gxdt=∫t2 t1Gxdt (9) スピン・エコー信号が期間5にnx回(直角に)
標本化される。こゝでnxは断層断面像がX軸方向
に持つ画素の数に等しい(典型的にはnx=ny)。
観測されたスピン・エコー信号は、厚いスラブ1
02全体からの空間情報をX軸に投影したものを
表わす。
この為、厚いスラブ102がnx・ny・nz個の画
素に分割され、これらが公知の3次元離散フーリ
エ解析方法によつて得られる。一旦nx・ny・nz
の画素が得られたら、これを使つて厚い平面状の
スラブを通る任意の角度で平面状の画像を発生す
ることも出来る。
上に説明したパルス順序により、核スピンの相
対的な分布の空間情報が得られる。この信号を
S1と呼び、これは水素の核スピンの密度の分布
に関する情報を最も多く持つている。期間3の正
の磁界勾配Gzを印加するときよりも時間T前の
期間1の180゜RFパルス(又は断熱高速通過)か
ら始まる、第2図に示すパルス順序全体を使う場
合、期間5で観測される信号は核スピンの密度と
T1緩和時間(後で説明する)の両方の情報を含
む。この信号をS2と呼ぶ。T1の値の大体の分布
は次の式から計算することが出来る。
T1=T/ln(2S1/S1−S2) (10) 核スピンの密度並びにT1の情報を求める別の
方法は、イメージング対象物のT1緩和時間程度
又はそれより短い繰返し周期で、パルス順序(期
間3,4及び5のみ)を繰返すことである。T1
は約0.03乃至3秒の範囲であり、人体のイメージ
ングでは0.3秒が典型的である。従つて、繰返し
周期は0.03乃至3秒であつてよいが、約0.1乃至
1秒にすることが好ましい。こうすると、イメー
ジング対象物の内、一層短い成分に較べて、T1
緩和時間が一層長い成分が減衰又は飽和する。
T1の値の空間分布に関する情報は、約0.03乃至
約3秒、好ましくは約0.1乃至1秒の繰返し周期
で、第2図に示す様なパルス順序(期間1乃至
5)を繰返すことによつても得られる。このパル
ス順序は、相次ぐ順序の間で、磁化が平衡状態に
戻る時間がない様に、高速で繰返す。
こゝで用語について説明すると、T1は「スピ
ン格子緩和」又は「縦緩和」時間と呼ばれる。
T1は核スピンが平衡状態に戻る過程を表わす。
即ち、核スピンが、RF励磁が止んだ後、静磁界
B0と再び整合する傾向を表わす。平衡状態に復
帰する速度は、エネルギが周囲の材料(これは格
子と呼ばれる)にどの位速く移されるかに関係す
る。T1は液体に於ける数ミリ秒から固体に於け
る何分又は何時間にわたつて変化する。生物学的
な組織では、典型的な範囲は約30ミリ秒乃至3秒
である。
生物学的な組織のT1緩和時間並びに別の緩和
時間T2(後で説明する)は、組織の種類、年令並
びに健康状態に従つて変化し、こうしてNMR画
像で軟らかい組織を弁別するための固有のコント
ラストを与える機構になり、組織の種々の異常な
状態を検出することが出来る様にする。
横緩和時間又はスピン−スピン緩和時間T2は、
励起された核スピンがどの位長く同相で振動する
かの目安である。RFパルスの後、核スピンは同
相であり、一緒に歳差運動をする。各々の核スピ
ンが磁石の様に振舞い、それにより発生される磁
界が他の近くにある回転する原子核に影響を与え
る(スピン−スピン相互作用)。各々のスピピン
が若干異なる磁界の影響を受けると、歳差運動の
速度が異なり、他のスピンに対して位相外れを生
じ、観測されるNMR信号を減少させる。T2は固
体に於ける数マイクロ秒から液体に於ける何秒か
まで変わるが、常にT1より短いか又はそれと等
しい。生物学的な組織では、その範囲は約5ミリ
秒乃至3秒である。
磁界B0自体が(実際の磁石で屡々そうなる様
に)固有の非均質性を持つ場合、これによつて別
の位相外れが生じ、それがNMR信号の減衰を早
める。これは相異なる空間的な位置にある核スピ
ンが若干値の異なる磁界にさらされ、従つて若干
異なる周波数で共鳴するからである。この新しい
減衰時間は、磁石の非均質性の影響を含むが、
T2 *と呼ぶ。T2 *T2である。
平面状(2次元)NMRイメージングでT2 *
影響を克服するNMRイメージング法が本出願人
による特願昭58−16845号に記載されている。
第4図は3次元NMRイメージング法でT2 *
影響を克服するパルス順序を示す。このパルス順
序は第2図に示すものと同様であるが、或る重要
な違いがある。注目すべきことは、第4図の期間
4では、(第2図の)磁界勾配Gxの負の位相外し
ローブの代りに、磁界勾配Gxの正の位相外しロ
ーブに用いられており、また勾配感知コイルの電
流が落着く様にする為の約0.1乃至1ミリ秒の短
い待ち時間の後、非選択性180゜反転パルスが期間
4a(第4図)の間に印加される。この180゜RFパ
ルスは、期間3に於ける90゜RFパルスの印加から
期間τaの終りに印加される。
こゝでτaは、90゜RFパルスの平均印加時と
180゜RFパルスの平均印加時の間の時間であり、
典型的には約5ミリ秒である。180゜RFパルスの
効果は、T2 *過程によつて位相外れを生じた核ス
ピンの位相外れの方向を逆転して、最初のスピ
ン・エコーが、180゜RFパルスを印加してから期
間τaの終りに発生する様にすることである。
180゜RFパルスはまた2番目のスピン・エコーが、
勾配Gxによつて発生されたスピンの位相外し及
び位相戻しによつて生じる様に誘導する。2番目
のスピン・エコーの発生時点は、期間4に於ける
最初の位相外しの程度に関係する。従つて、T2 *
の影響を克服する為には、期間4の間に印加され
る位相外し勾配パルスGxの大きさを調節して、
第2のスピン・エコー信号も、180゜RFパルスを
印加してから期間τaの終りに発生する様にするこ
とが必要である。位相戻し勾配と組合せて
180゜RFパルスを使うと、スピン・エコー信号の
位相戻しが一致して行なわれ、期間5に示す様な
複合NMR信号が発生される。
2つのスピン・エコーが一致する為には、期間
4及び5(第4図)の勾配Gxの波形の積分は次
の条件を充たさなければならない。
t1 t0Gxdt=∫t2 t1Gxdt (11) 磁界勾配Gxが期間4では正弦の正の半分とし
て示してあるが、式(11)を満足すれば、任意の形に
することが出来る。例えば、勾配Gxはガウス形
又は矩形の形であつてよい。
第4図のパルス順序を用いて、期間1に非選択
性180゜RF反転パルス又は断熱高速通過を印加す
ることにより、又は期間3から始まるパルス順序
を繰返すことにより、第2図について前に述べた
のと同様に、核スピン及びT1の空間分布情報を
求めることが出来る。T1情報のみを求める場合
は、前に述べた様に、期間1から始まるパルス順
序全体を繰返すことによつて求めることが出来
る。更に、T2の空間分布は、期間3,4,4a
及び5から成るパルス順序の内の期間τa(90゜RF
パルスと180゜RFパルスの間)を調節して、τa
イメージング対象物のT2程度になる様にするこ
とによつて求めることが出来る。期間τaは2乃至
1500ミリ秒に調節することが出来るが、典型的な
値は30ミリ秒である。これによつて対象物のT2
緩和時間に従つて、核スピン・エコーが減衰し、
こうしてT2像が得られる。組合せたT1及びT2
像情報は、第4図に示すパルス順序全体で、期間
T及びτaを調節することにより、又は前に説明し
た時間の限界内で、期間τaと期間1から始まるパ
ルス順序の繰返し周期とを調節することによつ
て、求めることが出来る。T1及びT2情報はまた、
τaを調節してT2情報を発生し、期間3から始ま
る順序を繰返してT1情報を求めることによつて
も、得られる。この様なパルス順序は、T1及び
T2の両方の画像情報を含むスピン・エコー信号
を発生する。
第5図及び第6図に示すパルス順序を使うこと
により、空間情報を収集する過程を速くすること
が出来る。第5図の期間1乃至5は実質的に第2
図の同じ番号の期間と同一であるが、第6図の期
間1,2,3,4,4a及び5は第4図の同じ番
号の期間と略同一である。
最初に第5図について説明すると、重要な特徴
は、Gxを反転して複数個のスピン・エコーを発
生し、そして第2図にも示した期間4の勾配の他
に、種々の位相エンコーデイング勾配Gz及びGy
を印加することである。
例えば第5図に示す順序は、加算の前に交互の
エコーを時間的に反転することに注意して、期間
7,9等の(Gxの反転によつて発生された)ス
ピン・エコーを単に加算することにより、信号対
雑音比を改善して、第2図に示す順序(期間6,
8,10等にエンコーデイング勾配Gy及びGz
印加しない)の改良として使うことが出来る。n
個のエコーが収集される場合、信号対雑音比は、
T2減衰の為にエコー信号が目立つて減衰する点
まで、約√倍に改善される。
期間6,8,10等の位相エンコーデイング勾
配Gy及びGzは、データ収集時間を短縮する為に
使うことが出来る。nx・ny・nz個の画素を持つ画
像を発生するのに必要な空間情報を得る為には、
少なくともny・nz個の信号を収集することが必要
である。この各々の信号は独特な1対の整数、例
えば下に記載する様なky、kzに対応しなければな
らない。
−ny/2kyny/2−1、−nz/2kznz/2−1
(12) S(x、y、z、ky、kz、t) =S(x、y、z、o、o、t)exp iφy exp
z (13) こゝでS(x、y、z、ky、kz、t)は点(x、
y、z)のイメージング対象物から発するNMR
信号であり、整数ky、kzによつて特徴づけられて
いる。こゝで、 φy=2πkyy/Ly、φz=2πkzz/Lz (14) 式(13)及び(14)でiは√−1を表わし、
φy及びφzは夫々Y軸及びZ軸方向の信号の移相
量である。Ly及びLzは夫々Y軸及びZ軸方向の
イメージング開口の長さである。
第2図では、各々のパルス順序はky、kzの1つ
の寄与しか発生せず、従つて、ny・nz個のこうい
う順序を使わなければならない。これはτをパル
ス順序の間の時間(典型的には0.05乃至1秒)と
して、ny・nzτの時間を要する。これに対して1
回の励起でm個のエコーが出れば、完全な空間画
像情報を得るのに、ny・nz/m回のパルス順序を
行なうだけでよい。
全ての必要な画像情報を収集する順序の1例は
次の通りである。最初の励起で、期間4に、位相
戻し成分Gz1(t)及び位相エンコーデイング成分
Gz2(t)を含む勾配パルスGzを印加する。
γLz4dtGz2(t)=−2π・nz/2 (15) こゝでγは磁気回転比である。更に期間4に位
相エンコーデイング勾配Gy(t)がある。
γLy4dtGy(t)=−2π・ny/2 (16) この後の期間6,8等に、別の勾配パルスGy
が印加される。
γLy6dtGy(t)=γLy8dtGy(t)=γLy10
dtGy(t)=…=2π(17) この例では、付加的な勾配パルスGzは印加し
ない。多重エコーに対するY軸に沿つた位相の捩
れは累積的であることに注意されたい。即ち、j
個の付加的な勾配パルスの後、Y軸方向のイメー
ジング開口の両端の間の合計の移相量Δφは次の
式で表わされる。
Δφ=−2πny/2+2πj (18) ny個のエコーを求めることが出来れば、次の励
起順序は、最初のGz2(t)が次の条件を充たす様
に選ばれることを別にすれば、最初の順序と同一
である。
γLz4dtGz2(t)=(−nz/2+1)2π (19) この様なnz個の順序を行なつて、空間情報の収
集を完了する。
第6図は、夫々期間5,7等にスピン・エコー
信号を発生する為に、期間6,8等に180゜RFパ
ルスが印加されることを別とすれば、第5図と同
様なパルス順序である。180゜RFパルスを使うの
が望ましいのは、(第4図について説明した様に)
このパルス順序が静磁界B0Jの非均均質性による
T2 *の影響を克服するからであり、勾配Gxを反転
(第5図)してもそうはならないためである。第
4図の場合と同じく、勾配バルスGxは次の条件
を充たさなければならない。
t6 t5dtGx=∫t7 t6dtGx、∫t8 t7dtGx=∫t9 t8dtGx… 第5図及び第6図の期間6,8,10等の付加
的なGzパルスを含めて、完全な一組の空間情報
を発生する為に使うことが出来るGy及及びGz
ルスの選択は非常に多数あることは明らかであろ
う。唯一の条件は、Gy及びGzパルスによつて生
ずる全ての対の合計移相量(Δφy、Δφz)が
(ΔΕy、Δφz)=2π(ky、kz)の関係を充たすこと
である。こゝで ky=−ny/2、−n/2+1、…ny/2−1 kz=−nz/2、−nz/2+1、…nz/2−1 が少なくとも1つの信号で使われる。
第7図はこの発明のNMRパルス順序に使うの
に適したNMRイメージング装置の主な部品の簡
略ブロツク図である。装置400は、汎用ミニコ
ンピユータ401で構成され、これがデイスク記
蔵装置403及びインターフエイス装置405に
機能的に結合されている。RF発信器402、信
号平均化装置404、及び夫々x、yzの勾配コ
イル416,418,420を付勢する為の勾配
電源406,408,410が、インターフエイ
ス装置405を介してミニコンピユータ401に
結合されている。
RF発信器402にはミニコンピユータ401
からパルス包絡線がゲートされ、検査する物体
(対象物)の核磁気共鳴を励起する為に必要な変
調を持つRFパルスを発生する。RFパルスがRF
電力増幅器412で、イメージング法に応じて
100ワツトから数キロワツトまで変化するレベル
に増幅され、発信コイル424に印加される。身
体全体にイメージングと云う様な大きな容積や、
大きなNMR周波数帯域幅を励起する為に持続時
間の短いパルスを必要とする場合には、高い電力
レベルが必要である。
NMR信号が受信コイル426によつて感知さ
れ、低雑音前置増幅器422で増幅され、更に増
幅、検出並びに波作用をする為に、受信器41
4に印加される。この後、信号がデイジタル化さ
れ、信号平均化装置404によつて平均化作用用
を受けて、ミニコンピユータ401によつて処理
される。前置増幅器422及び受信器414は、
能動形ゲート作用又は受動性波作用により、発
信の間RFパルスから保護される。
ミニコンピユータ401が、NMRパルスに対
するゲート並びに包絡線変調、前置増幅器及び
RF電力増幅器に対するブランキング、並びに勾
配電源に対する電圧波形を供給する。ミニコンピ
ユータはフーリエ変換、画像の再構生、データの
波作用、画像の表示及び記憶機能(これらの全
てはこの発明の範囲外である)の様なデータ処理
をも行なう。
希望によつては、発信及び受信RFコイルは1
個のコイルで構成することが出来る。この代り
に、2つの別々のコイルを電気的に直交する様に
配置して用いることが出来る。後に述べた形式
は、パルス発信の間、受信器へのRFパルスの通
り抜けが減少すると云う利点ある。何れの場合
も、コイルは、磁石428(第7図)によつて発
生される静磁界B0の方向に対して直交している。
コイルは、RF遮蔽ケージ内に封入することによ
り、装置の他の部分から隔離される。3つの典型
的なRFコイルの設計が第8a図、第8b図及び
第8c図に示されている。これらの全てのコイル
は、X軸方向のRF磁界を発生する。第8b図及
び第8c図に示すコイルの設計は、対象物の室の
軸線が主磁界B0(第1図)に対して平行な磁気的
な配置の場合に適している。第8a図に示す設計
は、対象物の室の軸線が主磁界B0(図に示してい
ない)に対して垂直な形状の場合に用いられる。
磁界勾配コイル416,418,420(第7
図)は夫々勾配Gx、Gy、Gzを発生するのに必要
である。これまで説明したイメージング・パルス
順序では、勾配は対象物の容積にわたつて単調で
線形でなければならない。多数の値を持つ勾配磁
界は、エイリアシング(aliasing)と呼ばれる
NMR信号データの劣化を招き、画像に著しいア
ーチフアクトを生ずる。非線形の勾配は画像の幾
何学的な歪みを招く。
対象物の室の軸線が主磁界B0に対して平行な
磁石の形状に適した磁界コイルの設計が、第9a
図及び第9b図に示されている。各々の勾配Gx
Gyが、第9a図に示す組300及び302の様
な一組のコイルによつて発生される。第9a図に
示す一組のコイルは勾配Gxを発生する。勾配Gy
を発生する一組のコイルは、勾配Gxを発生する
コイルに対して、室の円柱形軸線106(第1
図)の周りに90゜回転している。勾配Gzは、第9
b図に示すコイル400及び402の様な1対の
コイルによつて発生される。
以上説明した所から、この発明のNMRパルス
順序が、NMRイメージング対象物の選ばれた制
御された容積から画像情報が同時に得られる改良
された3次元イメージング法であることが理解さ
れよう。このパルス順序は、情報の収集並びに再
構生過程に必要な時間を短縮することが出来る。
イメージング対象容積の寸法が制御自在に選択さ
れるから、ダイナツク・レンジは電子式イメージ
ング装置の限界内に抑えることが出来る。
この発明の特定の実施例並びに例について図示
し且つ説明したが、当業者であれば、以上の説明
からこの他の変更が考えられよう。従つて、この
発明は、特許請求の範囲の記載の範囲内でこゝに
具体的に示した以外の形で実施することが出来る
ことを承知されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は静磁界の中にあつて選択的な励起によ
つて厚い平面状のスラブをその中に限定した
NMRイメージング対象物を示す略図、第2図は
3次元NMRイメージング法に適したこの発明の
NMRパルス順序を示す時間線図、第3a図は第
1図に示した厚い平面状のスラブ内のY軸方向に
整合した核スピンの柱を示す略図、第3b図は位
相エンコーデイング勾配を印加すことによつて、
第3a図に示した核スピンの柱に生ずる位相の変
化を示す略図、第4図は静磁界の非均質性の影響
を克服する様な、この発明の3次元イメージング
法で使われる改良されたNMRパルス順序を示す
時間線図、第5図は、第2図に示すものと同様で
あるが、画像情報を収集するのに必要な時間を短
縮する為に使われるこの発明のNMRパルス順序
を示す時間線図、第6図は第4図と同様である
が、画像情報を収集するのに要する時間を短縮す
る為並びに静磁界の非均質性の影響を克服する為
に使われるこの発明のNMRイメージング順序を
示す時間線図、第7図は第2図、第4図、第5図
及び第6図に示したNMRパルス順序を発生する
のに適したNMRイメージング装置の主な部品の
簡略ブロツク図、第8a図は静磁界に対して対象
物の室が垂直である場合に使われるRFコイルの
設計例を示す図、第8b図及び第8c図は対象物
の室の軸線が静磁界と平行である磁気的な構成の
場合に適したRFコイルの設計例を示す図、第9
a図は勾配Gx及びGyを発生するのに適した2組
のコイルの図、第9b図は勾配Gzを発生するの
に適したコイルの形を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 静磁界の中にあるイメージング対象物内の厚
    い平面状のスラブの核スピンを励起する為に選択
    的な励起を用いるNMRイメージング方法に於
    て、(a)前記対象物の第1の軸線に沿つて第1の予
    定の期間の間、磁界勾配を印加し、(b)前記第1の
    期間の間、周波数選択性RFパルスで前記対象物
    を照射して、前記対象物の厚い平面状のスラブ内
    にある複数個の核スピンを励起して、前記厚い平
    面状のスラブが、NMR信号を検出する受信コイ
    ルの感応する領域内に位置する様に選ばれる様に
    し、(c)前記第1の期間の後の第2の予定の期間の
    間、(イ)断層断面像の数に等しく且つ1より大きい
    nz個の相異なる振幅から選ばれた予定の振幅を持
    つ第1の磁界勾配を前記第1の軸線に沿つた方向
    に印加して、該第1の軸線に沿つた核スピン空間
    分布情報を位相エンコーデイングし、(ロ)前記対象
    物の第2の軸線に沿つた方法に第2の磁界勾配を
    印加して、前記励起された核スピンの位相外れを
    生じさせ、(ハ)前記第2の軸線に直交する対象物の
    第3の軸線に沿つた方向に、前記断層断面像の1
    つにある該第3の軸線に沿つた画素の数に等しい
    ny個の相異なる振幅から選ばれた予定の振幅を持
    つ第3の磁界勾配を印加して、該第3の軸線に沿
    つた該スピン空間情報を位相エンコーデイング
    し、そして(d)前記第2の期間の後の第3の予定の
    期間の間、前記第2の磁界勾配と同じ方向を持つ
    位相戻し磁界勾配を印加して、前記第2の期間の
    間に位相外れした核スピンの位相戻しをして、ス
    ピン・エコー信号を発生させ、該スピン・エコー
    信号のフーリエ変換が、前記厚い平面状のスラブ
    全体にわたる核スピン空間分布情報を第2の軸線
    に投影したものになる様にし、(e)nxを前記断層断
    面像の1つにある前記第2の軸線に沿つた画素の
    数に等しい数として、前記位相戻し磁界勾配が存
    在する間前記スピン・エコー信号をnx回標本化
    し、(f)これまでに記載した夫々の工程を、前記第
    3の磁界勾配のny個の相異なる振幅に対して繰返
    して行い、更に(g)これまでに記載した工程を前記
    第1の磁界勾配のnz個の相異なる振幅に対して繰
    返す各工程を有し、もつて前記厚い平面状のスラ
    ブの一連の断層断面像を構成するのに必要な3次
    元画像情報が前記厚い平面状のスラブ全体から同
    時に収集されるNMRイメージング方法。 2 特許請求の範囲1に記載したNMRイメージ
    ング方法に於て、前記第1の磁界勾配が、前記励
    起された核スピンの位相戻しをする第1の成分
    と、前記第1の軸線の方向の空間情報を位相エン
    コーデイングする第2の成分とを有するNMRイ
    メージング方法。 3 特許請求の範囲1に記載したNMRイメージ
    ング方法に於て、前記第3の期間の後の後続期間
    に、前記位相戻し磁界勾配の極性を交互に反転し
    て、複数個のスピン・エコー信号を発生させ、そ
    して交互のスピン・エコー信号を時間的に反転し
    た後、前記スピン・エコー信号を加算して、その
    信号対雑音比を改善する工程を含むNMRイメー
    ジング方法。 4 特許請求の範囲1に記載したNMRイメージ
    ング方法に於て、前記対象物の第1の軸線に沿つ
    て磁界勾配を印加する工程(a)の前に、約0.03乃至
    約3秒の間隔で、前記厚い平面状のスラブを非選
    択性180゜RFパルスで照射して、前記スピン・エ
    コー信号が前記厚い平面状のスラブ中の核スピン
    の密度並びにT1の空間分布情報を持つ様にする
    工程を含むNMRイメージング方法。 5 特許請求の範囲1に記載したNMRイメージ
    ング方法に於て、前記対象物の第1の軸線に沿つ
    て磁界勾配を印加する工程(a)の前に、断熱高速通
    過によつて前記励起された核スピンを反転して、
    前記スピン・エコー信号が前記厚い平面状のスラ
    ブ中の核スピンの密度並びにT1の空間分布情報
    を持つ様にする工程を含むNMRイメージング方
    法。 6 特許請求の範囲4又は5に記載したNMRイ
    メージング方法に於て、前記スピン・エコー信号
    が前記厚い平面状のスラブ内のT1の空間分布情
    報を持つ様に、0.03乃至3秒の繰返し周期で、前
    記厚い平面状のスラブを前記180゜RFパルスで照
    射し、前記励起された核スピンを反転する夫々の
    工程を含めて、前記全ての工程(a)乃至(g)を繰返す
    工程を含むNMRイメージング方法。 7 特許請求の範囲1に記載したNMRイメージ
    ング方法に於て、前記スピン・エコー信号が前記
    厚い平面状のスラブ内の核スピンの密度並びに
    T1の空間分布情報を持つ様に、0.03乃至3秒の繰
    返し周期で、前記工程(a)乃至(g)を繰返す工程を含
    むNMRイメージング方法。 8 特許請求の範囲1、3、4又は5に記載した
    NMRイメージング方法に於て、前記周波数選択
    性RFパルスが、bを定数、tを時間として、
    (sin bt)/btで変調された搬送波で構成される
    NMRイメージング方法。 9 特許請求の範囲8に記載したNMRイメージ
    ング方法に於て、前記選択性RFパルスが選択性
    90゜RFパルスであるNMRイメージング方法。 10 特許請求の範囲9に記載したNMRイメー
    ジング方法に於て、前記厚い平面状のスラブが前
    記対象物の第1の軸線に対して直交する様に位置
    ぎめされているNMRイメージング方法。 11 核スピン・エコー情報に対する静磁界の固
    有の非均質性による影響を克服したNMR画像形
    成用の方法に於て、(a)前記対象物の第1の軸線に
    沿つて静磁界を保ち、(b)前記対象物の前記第1の
    軸線に沿つて、第1の予定の期間の間、磁界勾配
    を印加し、(c)前記第1の期間の間、周波数選択性
    RFパルスで前記対象物を照射して、前記対象物
    の厚い平面状のスラブが、NMR信号を検出する
    受信コイルの感応する領域内に位置する様に選ば
    れるように、前記厚い平面状のプラグ内にある複
    数個の核スピン励起し、(d)前記第1の期間の後の
    第2の予定期間の間、(イ)断層断面像の数に等しく
    且つ1より大きいnz個の相異なる振幅から選ばれ
    た予定の振幅を持つ第1の磁界勾配を前記第1の
    軸線に沿つて印加して、該第1の軸線に沿つた核
    スピンの空間分布情報を位相エンコーデイング
    し、(ロ)前記対象物の第2の軸線に沿つた方法に第
    2の磁界勾配を印加して、前記静磁界の固有の非
    均質性によつて誘起される核スピンの位相外れの
    他に、前記励起された核スピンの位相外れを生じ
    させ、(ハ)前記第2の軸線に直交する前記対象物の
    第3の軸線に沿つた方向に、該第3の軸線に沿つ
    た1つの断層断面像中の画素の数に等しいny個の
    相異なる振幅から選ばれた予定の振幅を持つ第3
    の磁界勾配を印加して、該第3の軸線に沿つた核
    スピンの空間分布情報を位相エンコーデイング
    し、そして(e)前記周波数選択性RFパルスの平均
    発生時から期間τa後に第1の180゜RFパルスを前
    記対象物に照射して、励起された核スピンの位相
    戻しを開始し、(f)前記第2の期間より後の第3の
    予定の期間の間、前記第2の磁界勾配と同じ方向
    を持つ位相戻し磁界勾配を印加して、前記
    180゜RFパルスから期間τa後に、前記第2の磁界
    勾配によつて位相外れした核スピンの位相戻しに
    よつて生ずる核スピン・エコーを、静磁界の固有
    の非均質性によつて位相外れした核スピンの位相
    戻しから導かれる核スピン・エコーの発生と一致
    させ、これらの核スピン・エコーが複合NMR信
    号を発生し、該複合NMR信号のフーリエ変換
    が、前記厚い平面状のスラブ全体からの核スピン
    の空間分布情報を前記第2の軸線に投影したもの
    になり、(g)nxを前記第2の軸線に沿つた断層断画
    像中の画素の数に等しい数として、前記複合
    NMR信号をnx回標本化し、(h)前記第3の磁界勾
    配のny個の相異なる振幅に対し、前記工程(b)乃至
    (g)を繰返し、(i)前記第1の磁界勾配のnz個の相異
    なる振幅に対し、前記工程(b)乃至(h)を繰返す各工
    程を有し、もつてイメージング対象物の厚い平面
    状のスラブの一連の断層断面像を構成するのに必
    要な画像情報が該厚い平面状のスラブ全体から同
    時に収集される方法。 12 特許請求の範囲11に記載したNMR方法
    に於て、前記第1の磁界勾配が、前記励起された
    核スピンの位相戻しをする第1の成分と、前記第
    1の軸線方向の空間情報を位相エンコーデイング
    する第2の成分とで構成される方法。 13 特許請求の範囲11に記載した方法に於
    て、前記第3の期間より後の期間に前記第1の
    180゜RFパルスを複数回繰返して、対応する複数
    個のスピン・エコー信号を発生し、そして交互の
    スピン・エコー信号を時間的に反転した後、前記
    スピン・エコー信号を加算してその信号対雑音比
    を改善する工程を含む方法。 14 特許請求の範囲11に記載した方法に於
    て、前記工程(b)の前に、約0.03乃至3秒の間隔
    で、前記厚い平面状のスラブを第2の非選択性
    180゜RFパルスで照射して、前記複合NMR信号
    が、前記厚い平面状のスラブ内の核スピンの密度
    並びにT1の空間分布情報を持つ様にする工程を
    含む方法。 15 特許請求の範囲11に記載した方法に於
    て、前記工程(b)の前に、断熱高速通過によつて前
    記励起された核スピンを反転して、前記複合
    NMR信号が前記厚い平面状のスラブ内の核スピ
    ンの密度並びにT1の空間分布情報を持つ様にす
    る工程を含む方法。 16 特許請求の範囲14又は15に記載した方
    法に於て、前記複合NMR信号が前記厚い平面状
    の平板内のT1の空間情報を持つ様に、約0.03乃至
    約3秒の繰返し周期で、前記厚い平面状のスラブ
    を前記第2の180゜RFパルスで照射して、前記励
    起された核スピンを反転する工程を含めて、前記
    工程(b)乃至(i)を繰返す工程を含む方法。 17 特許請求の範囲16に記載した方法に於
    て、前記工程(c)で使われる周波数選択性RFパル
    スと前記工程(e)で使われる第1の180゜RFパルス
    との間の期間τaが約2乃至約1500ミリ秒の範囲か
    ら選ばれ、前記複合NMR信号が前記厚い平面状
    のスラブ内のT1及びT2の空間分布を持つ様にす
    る方法。 18 特許請求の範囲14又は15に記載した方
    法に於て、前記工程(c)で使われる周波数選択性
    RFパルスと前記工程(e)で使われる第1の180゜RF
    パルスとの間の期間τaが約2乃至約1500ミリ秒の
    範囲から選ばれ、前記複合NMR信号が前記厚い
    平面状のスラブ内のT1及びT2の空間分布情報を
    持つ様にした方法。 19 特許請求の範囲11に記載した方法に於
    て、約0.03乃至3秒の繰返し周期で、前記工程(b)
    乃至(i)を繰返して、前記スピン・エコー信号が前
    記厚い平面状のスラブ内の核スピンの密度並びに
    T1の空間分布情報を持つ様にする工程を含む方
    法。 20 特許請求の範囲11に記載した方法に於
    て、前記工程(c)で使われる周波数選択性RFパル
    スと前記工程(e)で使われる第1の180゜RFパルス
    との間の期間τaが約2乃至約1500ミリ秒の範囲か
    ら選ばれ、前記複合NMR信号が前記厚い平面状
    のスラブ内のT2の空間分布情報を持つ様にする
    工程を含む方法。 21 特許請求の範囲20に記載した方法に於
    て、前記複合NMR信号が前記厚い平面状のスラ
    ブ内のT1及びT2の空間分布情報を持つ様に、約
    0.03乃至約3秒の繰返し周期でτaを選択する夫々
    の工程を含めて、前記工程(b)乃至(i)を繰返す工程
    を含む方法。 22 特許請求の範囲11、14又は15に記載
    した方法に於て、前記第2の勾配の波形の前記第
    1の期間にわたる時間積分が、前記位相戻し勾配
    の波形の、前記期間τaに等しい期間にわたる時間
    積分に等しくなる様に選ばれている方法。 23 特許請求の範囲22に記載した方法に於
    て、前記周波数選択性パルスが、bを定数、tを
    時間として、(sin bt)/btによつて変調された
    搬送波で構成される方法。 24 特許請求の範囲23に記載した方法に於
    て、前記選択性RFパルスが選択性90゜RFパルス
    で構成される方法。 25 特許請求の範囲24に記載した方法に於
    て、前記厚い平面状のスラブが前記対象物の第1
    の軸線に対して直交する様に配置されている方
    法。 26 静磁界の中に配置されたイメージング対象
    物内の厚い平面状のスラブ部分の核スピンを励起
    する為に選択的な励起を用いるNMRイメージン
    グ方法に於て、(a)第1の予定の期間の間、デカル
    ト座標系のZ軸に対応する、イメージング対象物
    の第1の軸線に沿つて磁界勾配を印加し、(b)前記
    第1の期間の間、前記対象物を周波数選択性RF
    パルスで照射して、前記対象物の前記厚い平面状
    のスラブ内にある複数個の核スピンを励起して、
    前記厚い平面状のスラブが、NMR信号を検出す
    る受信コイルの感応する領域内に位置する様に選
    ばれる様にし、(c)前記第1の期間の後の第2の予
    定の期間の間、(イ)断層断面像の数に等しく且つ1
    より大きいnz個の相異なる振幅から選ばれた予定
    の振幅を持つ第1の磁界勾配を前記第1の軸線に
    沿つて印加して、該第1の軸線に沿つた核スピン
    の分布情報を位相エンコーデイングし、(ロ)前記デ
    カルト座標系のX軸に対応する、前記対象物の第
    2の軸線に沿つて第2の磁界勾配を印加して、前
    記励起された核スピンの位相外れを生じさせ、(ハ)
    前記デカルト座標系のY軸に対応する、前記対象
    物の第3の軸線に沿つた方向に、該第3の軸線に
    沿つた1つの断層断面像の中の画素の数に等しい
    ny個の相異なる振幅から選ばれた予定の振幅をも
    つ第3の磁界勾配を印加して、該第3の軸線に沿
    つた核スピンの空間分布情報を位相エンコーデイ
    ングし、そして(d)前記第2の期間より後の第3の
    予定の期間の間、前記第2の磁界勾配と同じ方向
    を持つ位相戻し磁界勾配を印加して、前記第2の
    期間の間に位相外れを生じた核スピンの位相戻し
    をして、前記厚い平面状のスラブ全体の核スピン
    の空間分布情報を前記第2の軸線に投影したもの
    であるスピン・エコー信号を発生させ、(e)nxを前
    記第2の軸線に沿つた1つの断層部分像中の画素
    の数に等しい数として、前記位相戻し磁界勾配が
    ある間前記スピン・エコー信号をnx回標本化する
    各工程から成り、前記第1、第3の及び位相戻し
    磁界勾配は、フーリエ解析によつて(nx)・
    (ny)・(nz)個の画素を生ずる様な(my)・(nz
    個のNMR信号を発生する様に選ばれており、
    各々の前記NMR信号は、 −ny/2kyny/2−1、 −nz/2kznz/2−1 となる様に選ばれた独特な1対の整数ky及びkz
    対応し、φy及びφzを夫々Y軸及びZ軸方向の
    各々のNMR信号の移相量とし、i=√−1、t
    を時間、Ly及びLzを夫々X軸及びZ軸方向のイ
    メージング開口の長さとして、 φy=2πkyy/Ly、φz=2πkzz/Lz とする時、前記厚い平面状のスラブの点(x、
    y、z)から発するNMR信号S(x、y、z、
    ky、kz、t)が次の式 S(x、y、z、ky、kz、t)=S(x、y、z、
    o、o、t)exp iφy exp iφzで定義される
    NMRイメージング方法。 27 特許請求の範囲26に記載したNMRイメ
    ージング方法に於て、前記周波数選択性パルス
    が、bを定数、tを時間として、(sin bt)/bt
    によつて変調された搬送波で構成されるNMRイ
    メージング方法。 28 特許請求の範囲27に記載したNMRイメ
    ージング方法に於て、前記選択性RFパルスが選
    択性90゜RFパルスで構成されたNMRイメージン
    グ方法。 29 特許請求の範囲28に記載したNMRイメ
    ージング方法に於て、前記厚い平面状のスラブが
    前記対象物の第1の軸線に対して直交している
    NMRイメージング方法。 30 特許請求の範囲1、11又は26に記載の
    方法において、nzが少なくとも2である方法。 31 静磁界の中にあるイメージング対象物内の
    厚い平面状のスラブの核スピンを励起する為に選
    択的な励起を用いるNMRイメージング用の装置
    に於て、(a)前記対象物の第1の軸線に沿つて第1
    の予定の期間の間、磁界勾配を印加する第1手段
    と、(b)前記第1の期間の間、前記厚い平面状のス
    ラブがNMR信号を検出する受信コイルの感応す
    る領域内に位置する様に選ばれる様に、周波数選
    択性RFパルスで前記対象物を照射して、前記対
    象物の厚い平面状のスラブ内にある複数個の核ス
    ピンを励起する第2手段と、(c)前記第1の期間の
    後の第2の予定の期間の間、(イ)断層断面像の数に
    等しく且つ1より大きいnz個の相異なる振幅から
    選ばれた予定の振幅を持つ第1の磁界勾配を前記
    第1の軸線に沿つた方向に印加して、該第1の軸
    線に沿つた核スピン空間分布情報を位相エンコー
    デイングし、(ロ)前記対象物の第2の軸線に沿つた
    方向に第2の磁界勾配を印加して、前記励起され
    た核スピンの位相外れを生じさせ、(ハ)前記第2の
    軸線に直交する対象物の第3の軸線に沿つた方向
    に、前記断層断面像の1つにある該第3の軸線に
    沿つた画素の数に等しいny個の相異なる振幅から
    選ばれた予定の振幅を持つ第3の磁界勾配を印加
    して、該第3の軸線に沿つた該スピン空間情報を
    位相エンコーデイングする第3手段と、(d)前記第
    2の期間の後の第3の予定の期間の間、前記第2
    の磁界勾配と同じ方向を持つ位相戻し磁界勾配を
    印加して、前記第2の期間の間に位相外れした核
    スピンの位相戻しをして、スピン・エコー信号を
    発生させる第4手段であつて、該スピン・エコー
    信号のフーリエ変換が、前記厚い平面状のスラブ
    全体にわたる核スピン空間分布情報を第2の軸線
    に投影したものになる様にした第4手段と、(e)nx
    を前記断層断面像の1つにある前記第2の軸線に
    沿つた画素の数に等しい数として、前記位相戻し
    磁界勾配が存在する間前記スピン・エコー信号を
    nx回標本する第5手段と、(f)前記第1乃至第5手
    段を、前記第3の磁界勾配のny個の相異なる振幅
    に対して順次繰返し作動する第6手段と、(g)前記
    第1乃至第6手段を前記第1の磁界勾配のnz個の
    相異なる振幅に対して順次繰返し作動する第7手
    段とを有し、もつて前記厚い平面状のスラブの一
    連の断層断面像を構成するのに必要な画像情報が
    前記厚い平面状のスラブ全体から同時に収集され
    るようにした装置。 32 特許請求の範囲31に記載した装置に於
    て、前記第1の磁界勾配が、前記励起された核ス
    ピンの位相戻しをする第1の成分と、前記第1の
    軸線の方向の空間情報を位相エンコーデイングす
    る第2の成分とを有する装置。 33 特許請求の範囲31に記載した装置に於
    て、前記第3の期間の後の後続期間に、前記位相
    戻し磁界勾配の極性を交互に反転して、複数個の
    スピン・エコー信号を発生させ、そして交互のス
    ピン・エコー信号を時間的に反転した後、前記ス
    ピン・エコー信号を加算して、その信号対雑音比
    を改善する手段を含む装置。 34 特許請求の範囲31に記載した装置に於
    て、前記対象物の第1の軸線に沿つて磁界勾配を
    印加する前に、約0.03乃至約3秒の間隔で、前記
    厚い平面状のスラブを非選択性180゜RFパルスで
    照射して、前記スピン・エコー信号が前記厚い平
    面状のスラブ中の核スピンの密度並びにT1の空
    間分布情報を持つ様にする手段を含む装置。 35 特許請求の範囲31に記載した装置に於
    て、前記対象物の第1の軸線に沿つて磁界勾配を
    印加する前に、断熱高速通過によつて前記励起さ
    れた核スピンを反転して、前記スピン・エコー信
    号が前記厚い平面状のスラブ中の核スピンの密度
    並びにT1の空間分布情報を持つ様にする手段を
    含む装置法。 36 特許請求の範囲34又は35に記載した装
    置に於て、前記スピン・エコー信号が前記厚い平
    面状のスラブ内のT1の空間分布情報を持つ様に、
    0.03乃至3秒の繰返し周期で、前記厚い平面状の
    スラブを前記180゜RFパルスで照射し、かつ前記
    励起された核スピンを反転する手段を含めて、前
    記第1乃至第7手段を順次繰返し作動する手段を
    含む装置。 37 特許請求の範囲31に記載した装置に於
    て、前記スピン・エコー信号が前記厚い平面状の
    スラブ内の核スピンの密度並びにT1の空間分布
    情報を持つ様に、0.03乃至3秒の繰返し周期で、
    前記第1乃至第7手段を順次繰返し作動する手段
    を含む装置。 38 特許請求の範囲31、33、34又は35
    に記載した装置に於て、前記周波数選択性RFパ
    ルスが、bを定数、tを時間として、(sin
    bt)/btで変調された搬送波で構成される装置。 39 特許請求の範囲38に記載した装置に於
    て、前記選択性RFパルスが選択性90゜RFパルス
    である装置。 40 特許請求の範囲39に記載した装置に於
    て、前記厚い平面状のスラブが前記対象物の第1
    の軸線に対して直交する様に位置ぎめされている
    装置。 41 核スピン・エコー情報に対する静磁界の固
    有の非均質性による影響を克服したNMR画像形
    成用の装置に於て、(a)前記対象物の第1の軸線に
    沿つて静磁界を保つ第1手段と、(b)前記対象物の
    前記第1の軸線に沿つて、第1の予定の期間の
    間、磁界勾配を印加する第2手段と、(c)前記第1
    の期間の間、周波数選択性RFパルスで前記対象
    物を照射して、前記対象物の厚い平面状のスラブ
    が、NMR信号を検出する受信コイルの感応する
    領域内に位置する様に選ばれるように、前記厚い
    平面状のプラグ内にある複数個の核スピンを励起
    する第3手段と、(d)前記第1の期間の後の第2の
    予定期間の間、(イ)断層断画像の数に等しく且つ1
    より大きいnz個の相異なる振幅から選ばれた予定
    の振幅を持つ第1の磁界勾配を前記第1の軸線に
    沿つて印加して、該第1の軸線に沿つた核スピン
    の空間分布情報を位相エンコーデイングし、(ロ)前
    記対象物の第2の軸線に沿つた方向に第2の磁界
    勾配を印加して、前記静磁界の固有の非均質性に
    よつて誘起される核スピンの位相外れの他に、前
    記励起された核スピンの位相外れを生じさせ、(ハ)
    前記第2の軸線に直交する前記対象物の第3の軸
    線に沿つた方向に、該第3の軸線に沿つた1つの
    断層断面像中の画素の数に等しいny個の相異なる
    振幅から選ばれた予定の振幅を持つ第3の磁界勾
    配を印加して、該第3の軸線に沿つた核スピンの
    空間分布情報を位相エンコーデイングする第4手
    段と、(e)前記周波数選択性RFパルスの平均発生
    時から期間τa後に第1の180゜RFパルスを前記対
    象物に照射して、励起された核スピンの位相戻し
    を開始する第5手段と、(f)前記第2の期間より後
    の第3の予定の期間の間、前記第2の磁界勾配と
    同じ方向を持つ位相戻し磁界勾配を印加して、前
    記180゜RFパルスから期間τa後に、前記第2の磁
    界勾配によつて位相外れした核スピンの位相戻し
    によつて生ずる核スピン・エコーを、静磁界の固
    有の非均質性によつて位相外れした核スピンの位
    相戻しから導かれる核スピン・エコーの発生と一
    致させる第6手段であつて、これらの核スピン・
    エコーが複合NMR信号を発生し、該複合NMR
    信号のフーリエ変換が、前記厚い平面状のスラブ
    全体からの核スピンの空間分布情報を前記第2の
    軸線に投影したものになる様にした第6手段と、
    (g)nxを前記第2の軸線に沿つた断層断面像中の画
    素の数に等しい数として、前記複合NMR信号を
    nx回標本化する第7手段と、(h)前記第3の磁界勾
    配のny個の相異なる振幅に対し、前記第2乃至第
    7手段を順次繰返し作動する第8手段と、(i)前記
    第1の磁界勾配のnz個の相異なる振幅に対し、前
    記第2乃至第8を順次繰返し作動する第9手段と
    を有し、もつてイメージング対象物の厚い平面状
    のスラブの一連の断層断面像を構成するのに必要
    な画像情報が該厚い平面状のスラブ全体から同時
    に収集されるようにした装置。 42 特許請求の範囲41に記載した装置に於
    て、前記第1の磁界勾配が、前記励起された核ス
    ピンの位相戻しをする第1の成分と、前記第1の
    軸線方向の空間情報を位相エンコーデイングする
    第2の成分とで構成される装置。 43 特許請求の範囲41に記載した装置に於
    て、前記第3の期間より後の期間に前記第1の
    180゜RFパルスを複数回繰返して、対応する複数
    個のスピン・エコー信号を発生させ、そして交互
    のスピン・エコー信号を時間的に反転した後、前
    記スピン・エコー信号を加算してその信号対雑音
    比を改善する手段を含む装置。 44 特許請求の範囲41に記載した装置に於
    て、前記第2手段により第1の軸線に沿つて磁界
    勾配を印加する前に、約0.03乃至約3秒の間隔
    で、前記厚い平面状のスラブを第2の非選択性
    180゜RFパルスで照射して、前記複合NMR信号
    が、前記厚い平面状のスラブ内の核スピンの密度
    並びにT1の空間分布情報を持つ様にする手段を
    含む装置。 45 特許請求の範囲44に記載した装置に於
    て、前記第2手段により第1の軸線に沿つて磁界
    勾配を印加する前に、断熱高速通過によつて前記
    励起された核スピンを反転して、前記複合NMR
    信号が前記厚い平面状のスラブ内の核スピンの密
    度並びにT1の空間分布情報を持つ様にする手段
    を含む装置。 46 特許請求の範囲44又は45に記載した装
    置に於て、前記複合NMR信号が前記厚い平面状
    の平板内のT1の空間情報を持つ様に、約0.03乃至
    約3秒の繰返し周期で、前記厚い平面状のスラブ
    を前記第2の180゜RFパルスで照射して、前記励
    起された核スピンを反転する手段を含めて、前記
    第2乃至第9手段を順次繰返し作動する手段を含
    む装置。 47 特許請求の範囲46に記載した装置に於
    て、前記第3手段で使われる周波数選択性RFパ
    ルスと前記第5手段で使われる第1の180゜RFパ
    ルスとの間の期間τaが約2乃至約1500ミリ秒の範
    囲から選ばれて、前記複合NMR信号が前記厚い
    平面状のスラブ内のT1及びT2の空間分布を持つ
    様にした装置。 48 特許請求の範囲44又は45に記載した装
    置に於て、前記第3手段で使われる周波数選択性
    RFパルスと前記第5手段で使われる第1の
    180゜RFパルスとの間の期間τaが約2乃至約1500
    ミリ秒の範囲から選ばれて、前記複合NMR信号
    が前記厚い平面状のスラブ内のT1及びT2の空間
    分布情報を持つ様にした装置。 49 特許請求の範囲44に記載した装置に於
    て、約0.03乃至3秒の繰返し周期で、前記第2乃
    至第9手段を順次繰返し作動して、前記スピン・
    エコー信号が前記厚い平面状のスラブ内の核スピ
    ンの密度並びにT1の空間分布情報を持つ様にす
    る手段を含む装置。 50 特許請求の範囲44に記載した装置に於
    て、前記第3手段で使われる周波数選択性RFパ
    ルスと前記第5手段で使われる第1の180゜RFパ
    ルスとの間の期間τaが約2乃至約1500ミリ秒の範
    囲から選ばれて、前記複合NMR信号が前記厚い
    平面状のスラブ内のT2の空間分布情報を持つ様
    にした装置。 51 特許請求の範囲50に記載した装置に於
    て、前記複合NMR信号が前記厚い平面状のスラ
    ブ内のT1及びT2の空間分布情報を持つ様に、約
    0.03乃至約3秒の繰返し周期でτaを選択すること
    を含めて、前記第2乃至第9手段を順次繰返し作
    動する手段を含む装置。 52 特許請求の範囲44、44又は45に記載
    した装置に於て、前記第2の勾配の波形の前記第
    1の期間にわたる時間積分が、前記位相戻し勾配
    の波形の、前記期間τaに等しい期間にわたる時間
    積分に等しくなる様に選ばれている装置。 53 特許請求の範囲52に記載した装置に於
    て、前記周波数選択性パルスが、bを定数、tを
    時間として、(sin bt)/btによつて変調された
    搬送波で構成される装置。 54 特許請求の範囲53に記載した装置に於
    て、前記選択性RFパルスが選択性90゜RFパルス
    で構成される装置。 55 特許請求の範囲54に記載した装置に於
    て、前記厚い平面状のスラブが前記対象物の第1
    の軸線に対して直交する様に配置されている装
    置。 56 静磁界の中に配置されたイメージング対象
    物内の厚い平面状のスラブ部分の核スピンを励起
    する為に選択的な励起を用いるNMRイメージン
    グ用の装置に於て、(a)第1の予定の期間の間、デ
    カルト座標系のZ軸に対応する、イメージング対
    象物の第1の軸線に沿つて磁界勾配を印加する第
    1手段と、(b)前記第1の期間の間、前記対象物を
    周波数選択性RFパルスで照射して、前記対象物
    の前記厚い平面状のスラブ内にある複数個の核ス
    ピンを励起して、前記厚い平面状のスラブが、
    NMR信号を検出する受信コイルの感応する領域
    内に位置する様に選ばれる様にする第2手段と、
    (c)前記第1の期間の後の第2の予定の期間の間、
    (イ)前記断層断面像の数に等しく且つ1より大きい
    nz個の相異なる振幅から選ばれた予定の振幅を持
    つ第1の磁界勾配を前記第1の軸線に沿つて印加
    して、該第1の軸線に沿つた核スピンの分布情報
    を位相エンコーデイングし、(ロ)前記デカルト座標
    系のX軸に対応する、前記対象物の第2の軸線に
    沿つて第2の磁界勾配を印加して、前記励起され
    た核スピンの位相外れを生じさせ、(ハ)前記デカル
    ト座標系のY軸に対応する、前記対象物の第3の
    軸線に沿つた方向に、該第3の軸線に沿つた1つ
    の断層断面像の中の画素の数に等しいny個の相異
    なる振幅から選ばれた予定の振幅を持つ第3の磁
    界勾配を印加して、該第3の軸線に沿つた核スピ
    ンの空間分布情報を位相エンコーデイングする第
    3手段と、(d)前記第2の期間より後の第3の予定
    の期間の間、前記第2の磁界勾配と同じ方向を持
    つ位相戻し磁界勾配を印加して、前記第2の期間
    の間に位相外れを生じた核スピンの位相戻しをし
    て、前記厚い平面状のスラブ全体の核スピンの空
    間分布情報を前記第2の軸線に投影したものであ
    るスピン・エコー信号を発生させる第4手段と、
    (e)nxを前記第2の軸線に沿つた1つの断層部分像
    中の画素の数に等しい数として、前記位相戻し磁
    界勾配がある間前記スピン・エコー信号をnx回標
    本化する第5手段とを有し、前記第1、第3の及
    び位相戻し磁界勾配は、フーリエ解析によつて
    (nx)・(ny)・(nz)個の画素を生ずる様な(ny)・
    (nz)個のNMR信号を発生する様に選ばれてお
    り、各々の前記NMR信号は、 −ny/2kyny/2−1、 −nz/2kznz/2−1 となる様に選ばれた独特な1対の整数ky及びkz
    対応し、φy及びφzを夫々Y軸及びZ軸方向の
    各々のNMR信号の移相量とし、i=√−1、t
    を時間、Ly及びLzを夫々X軸及びZ軸方向のイ
    メージング開口の長さとして、 φy=2πkyy/Ly、φz=2πkzz/Lz とする時、前記厚い平面状のスラブの点(x、
    y、z)から発するNMR信号S(x、y、z、
    ky、kz、t)が次の式 S(x、y、z、ky、kz、t)=S(x、y、z、
    o、o、t)exp iφy exp iφzで定義される装
    置。 57 特許請求の範囲56に記載した装置に於
    て、前記周波数撰選択性パルスが、bを定数、t
    を時間として、(sin bt)/btによつて変調され
    た搬送波で構成される装置。 58 特許請求の範囲57に記載した装置に於
    て、前記選択性RFパルスが選択性90゜RFパルス
    で構成される装置。 59 特許請求の範囲58に記載した装置に於
    て、前記厚い平面状のスラブが前記対象物の第1
    の軸線に対して直交している装置。 60 特許請求の範囲31、41又は56に記載
    の装置に於て、nzが少なくとも2である装置。
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