JPH02135618A - 超伝導体薄膜形成用基板 - Google Patents
超伝導体薄膜形成用基板Info
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- JPH02135618A JPH02135618A JP63287569A JP28756988A JPH02135618A JP H02135618 A JPH02135618 A JP H02135618A JP 63287569 A JP63287569 A JP 63287569A JP 28756988 A JP28756988 A JP 28756988A JP H02135618 A JPH02135618 A JP H02135618A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
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- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は超伝導体薄膜形成用基板に関し、特に高品質な
高温超伝導体薄膜を形成するのに好適な超伝導体R膜形
成用基板に関するものである。
高温超伝導体薄膜を形成するのに好適な超伝導体R膜形
成用基板に関するものである。
[従来の技術]
1986年に発見されたLal−xMxcUO4−3(
M:Sr、 BaO<x<1)は、超伝導転穆温度T。
M:Sr、 BaO<x<1)は、超伝導転穆温度T。
が30〜40にと従来の金属超伝導体のTcと比較して
著しく高いことから、酸化物超伝導体の探索が進められ
、Tc−90Kを有するLnBa2Cu、0.5酸化物
超伝導体(Ln:Yおよびランタニド元素)%TC〜l
l0Kを有するB15rCaCuOx系酸化物超伝導体
、Tc〜120Kを有するTj2 Ba(:acuOx
系酸化物超伝導体の発見が相次いだ。これらの新しいい
わゆる高温酸化物超伝導体の出現と共に、エレクトロニ
クスデバイスへの応用に向けて、上に挙げた高温超伝導
体の薄膜形成技術に関する開発も急速に活発化して、種
々の方法で高温酸化物超伝導体の多結晶薄膜または単結
品薄膜が実現されている。これらの薄膜を堆積させる基
板としては、MgO,5rTiO,、Y安定化ZrO2
,またはAl2O,が主に用いられている。特に、Mg
OおよびSrTiO3を基板とした超伝導体薄膜の超伝
導特性は上に述べた基板の中では良い。しかしながら、
これらの基板の単結晶を製造することが困難であること
から、基板結晶の大きさはせいぜい10mmx 10m
mと小さく、かつ結晶性も著しく悪いという問題点を持
っているのが現状である。
著しく高いことから、酸化物超伝導体の探索が進められ
、Tc−90Kを有するLnBa2Cu、0.5酸化物
超伝導体(Ln:Yおよびランタニド元素)%TC〜l
l0Kを有するB15rCaCuOx系酸化物超伝導体
、Tc〜120Kを有するTj2 Ba(:acuOx
系酸化物超伝導体の発見が相次いだ。これらの新しいい
わゆる高温酸化物超伝導体の出現と共に、エレクトロニ
クスデバイスへの応用に向けて、上に挙げた高温超伝導
体の薄膜形成技術に関する開発も急速に活発化して、種
々の方法で高温酸化物超伝導体の多結晶薄膜または単結
品薄膜が実現されている。これらの薄膜を堆積させる基
板としては、MgO,5rTiO,、Y安定化ZrO2
,またはAl2O,が主に用いられている。特に、Mg
OおよびSrTiO3を基板とした超伝導体薄膜の超伝
導特性は上に述べた基板の中では良い。しかしながら、
これらの基板の単結晶を製造することが困難であること
から、基板結晶の大きさはせいぜい10mmx 10m
mと小さく、かつ結晶性も著しく悪いという問題点を持
っているのが現状である。
一方、将来のエレクトロニクスへの応用を考えた時、結
晶性が良好でかつ廉価な基板結晶としてSI基板を使用
することは、デバイス形成のプロセスを考慮すると極め
て望ましい。この考え方に沿って、既にS、基板上に酸
化物超伝導体薄膜の形成が試みられているが、その超伝
導特性は好ましいものではない。その原因の一つとして
挙げられるのは、酸化物超伝導体の薄膜の形成時に、基
板S1と酸化物超伝導体とが反応することである。基板
Slと酸化物超伝導体薄膜との化学反応を回避する目的
で、Sl基板上に酸化物薄膜(以後バッファ層と称する
)を形成した後に、酸化物超伝導体薄膜を形成する研究
が行なわれている。バッファ層の材料としては、基板S
、と格子定数が合致するようなスピネル型のMgAj2
204. NaCu型のMgO,ペロブスカイト構造造
のPbTiOsまたはPbZrOsなどが試みられてい
るが、必ずしも良好な結果は得られておらず、液体窒素
温度77に以上のTcを有する薄膜は実現されていない
。
晶性が良好でかつ廉価な基板結晶としてSI基板を使用
することは、デバイス形成のプロセスを考慮すると極め
て望ましい。この考え方に沿って、既にS、基板上に酸
化物超伝導体薄膜の形成が試みられているが、その超伝
導特性は好ましいものではない。その原因の一つとして
挙げられるのは、酸化物超伝導体の薄膜の形成時に、基
板S1と酸化物超伝導体とが反応することである。基板
Slと酸化物超伝導体薄膜との化学反応を回避する目的
で、Sl基板上に酸化物薄膜(以後バッファ層と称する
)を形成した後に、酸化物超伝導体薄膜を形成する研究
が行なわれている。バッファ層の材料としては、基板S
、と格子定数が合致するようなスピネル型のMgAj2
204. NaCu型のMgO,ペロブスカイト構造造
のPbTiOsまたはPbZrOsなどが試みられてい
るが、必ずしも良好な結果は得られておらず、液体窒素
温度77に以上のTcを有する薄膜は実現されていない
。
例えば、よく検討されている基板であるMgOは、Na
l型立方晶系、その格子定数はa−4,215人であり
、Y安定化ZrO2は正方晶系でその格子定数はa−3
,64人、 c−5,27人であり、 l 203は六
方晶系でその格子定数はai、78人、 C−12,9
5人であり、MgAl1204はスピネル型構造立方晶
系でa−8,08人等である。一方、LnBa2Cu3
0x系高温酸化物超伝導体は擬正方晶でa z bα3
.8A。
l型立方晶系、その格子定数はa−4,215人であり
、Y安定化ZrO2は正方晶系でその格子定数はa−3
,64人、 c−5,27人であり、 l 203は六
方晶系でその格子定数はai、78人、 C−12,9
5人であり、MgAl1204はスピネル型構造立方晶
系でa−8,08人等である。一方、LnBa2Cu3
0x系高温酸化物超伝導体は擬正方晶でa z bα3
.8A。
C−11,7人であり、B15rCaCuOx系高温酸
化物超伝導体は正方晶系でB z bai 5.4人で
ある。Cについては、Bi25r2C:aCu20xの
原子構造と推定されているTc−80にの酸化物超伝導
体においては、C〜30.8人であり、Bi25r2C
a2Cu、Oxの原子構造と推定されているTc−11
0にの酸化物超伝導体においては、C〜36.0人であ
る。S、の格子定数aは5.43人である。従って、使
用されている基板、あるいはバッファ層の材料は、良質
な超伝導体薄膜を形成するのに不可欠な格子定数の整合
性および結晶構造の類型の条件は満足していないことが
わかる。
化物超伝導体は正方晶系でB z bai 5.4人で
ある。Cについては、Bi25r2C:aCu20xの
原子構造と推定されているTc−80にの酸化物超伝導
体においては、C〜30.8人であり、Bi25r2C
a2Cu、Oxの原子構造と推定されているTc−11
0にの酸化物超伝導体においては、C〜36.0人であ
る。S、の格子定数aは5.43人である。従って、使
用されている基板、あるいはバッファ層の材料は、良質
な超伝導体薄膜を形成するのに不可欠な格子定数の整合
性および結晶構造の類型の条件は満足していないことが
わかる。
[発明が解決しようとする課題]
そこで、本発明の目的は、上述した問題点を解消し、良
質な酸化物超伝導体薄膜を形成するのに好適な超伝導体
薄膜形成用基板を提供することにある。
質な酸化物超伝導体薄膜を形成するのに好適な超伝導体
薄膜形成用基板を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
このような目的を達成するために、本発明は、51基板
上に、ペロブスカイト構造を有し、かつ希土類元素を構
成元素として含む複合酸化物が形成されていることを特
徴とする。
上に、ペロブスカイト構造を有し、かつ希土類元素を構
成元素として含む複合酸化物が形成されていることを特
徴とする。
[作 用]
第1図は、本発明の基本構成を示す概念図である。
5t(100)単結晶基板1上にバッファ層2が形成さ
れている。Si!#結晶基板1とバッファ層2とにより
超伝導体薄膜形成用基板3が構成されている。超伝導体
薄膜形成用基板3上には超伝導体薄膜4が形成されてい
る。
れている。Si!#結晶基板1とバッファ層2とにより
超伝導体薄膜形成用基板3が構成されている。超伝導体
薄膜形成用基板3上には超伝導体薄膜4が形成されてい
る。
ここで、バッファ層2としては、Si、@結晶基板1の
格子定数および超伝導体薄H4の格子定数とほぼ合致し
、かつ超伝導体薄膜4と結晶構造が同類型の結晶材料を
選択する。よく知られているように、Tc〜90Kを有
するLnBa2Cu30XはCu原子を中心とした酸素
8面体B06が規則的に配列したペロブスカイト構造が
基本構成となっており、B15rCaCuOX系酸化物
超伝導体も同様の結晶構造であると考えられている。従
って、バッファ層2としては、ペロブスカイト構造の物
質を選択する。
格子定数および超伝導体薄H4の格子定数とほぼ合致し
、かつ超伝導体薄膜4と結晶構造が同類型の結晶材料を
選択する。よく知られているように、Tc〜90Kを有
するLnBa2Cu30XはCu原子を中心とした酸素
8面体B06が規則的に配列したペロブスカイト構造が
基本構成となっており、B15rCaCuOX系酸化物
超伝導体も同様の結晶構造であると考えられている。従
って、バッファ層2としては、ペロブスカイト構造の物
質を選択する。
次に、格子定数の整合性の観点からペロブスカイト構造
の物質を限定、する。すなわち、LnBa、Cu、Ox
は基本的には斜方晶系で、その格子定数はaz3.82
人、bz3.88人であるが、1a−bl/b−1、鴎
であることから、擬正方晶として取扱フてよい。その時
の格子定数はa。〜3.85人となる。
の物質を限定、する。すなわち、LnBa、Cu、Ox
は基本的には斜方晶系で、その格子定数はaz3.82
人、bz3.88人であるが、1a−bl/b−1、鴎
であることから、擬正方晶として取扱フてよい。その時
の格子定数はa。〜3.85人となる。
方、Bi25r2CaCu、O,もBi25r2fl:
a2Cu、0.も擬正方晶と取扱うことができ、その時
の格子定数はa。〜5.4 人である。
a2Cu、0.も擬正方晶と取扱うことができ、その時
の格子定数はa。〜5.4 人である。
一般に格子を考える上で、対角線を副格子とみなすこと
ができるのは結晶学上よく行われている。従って、対角
線副格子として、B15rCaCuOx系酸化物超伝導
体に対してはa o / −/”I −s 、 4 /
J″r−3,82人ととることができる。一方、基板
Siの格子定数は5.431人であり、よって対角線副
格子の長さはao/、r]−5,4317J″Ty3.
34人とと6.mとができる。超伝導体薄膜4の格子定
数および基板Siの格子定数あるいは対角線副格子の長
さから、中間相となるバッファ層2の格子定数として3
.82〜3.88人のペロブスカイト構造の物質が最良
の格子整合となる。
ができるのは結晶学上よく行われている。従って、対角
線副格子として、B15rCaCuOx系酸化物超伝導
体に対してはa o / −/”I −s 、 4 /
J″r−3,82人ととることができる。一方、基板
Siの格子定数は5.431人であり、よって対角線副
格子の長さはao/、r]−5,4317J″Ty3.
34人とと6.mとができる。超伝導体薄膜4の格子定
数および基板Siの格子定数あるいは対角線副格子の長
さから、中間相となるバッファ層2の格子定数として3
.82〜3.88人のペロブスカイト構造の物質が最良
の格子整合となる。
薄膜形成において、極めて良質な薄膜すなわち単結晶薄
膜を得るためには、薄膜の格子定数と基板の格子定数と
が一致していることが基本条件である。最も技術的に進
んでいる半導体の分野では、格子定数の整合性は1%以
下までが許容されている。さらに、ヘテロエピタキシの
代表であるGaAs/Si においては、格子定数の整
合性は4%以下までに拡大される。いずれも現在良質な
薄膜として実用化されている。
膜を得るためには、薄膜の格子定数と基板の格子定数と
が一致していることが基本条件である。最も技術的に進
んでいる半導体の分野では、格子定数の整合性は1%以
下までが許容されている。さらに、ヘテロエピタキシの
代表であるGaAs/Si においては、格子定数の整
合性は4%以下までに拡大される。いずれも現在良質な
薄膜として実用化されている。
本発明においては、このような一般概念から、格子定数
の整合条件を4%とする。従って、バッファ層2の材料
の格子定数3.82〜3.88人は、3.66〜4.0
4人に拡大される。
の整合条件を4%とする。従って、バッファ層2の材料
の格子定数3.82〜3.88人は、3.66〜4.0
4人に拡大される。
酸素8面体ペロブスカイト構造を有する複合酸化物は極
めて数多く研究、報告されているが、格子定数が3.6
6〜4.04人であるものは限られてくる。しかも、超
伝導体薄膜と熱的、化学的に反応しにくいことが必要な
ためにできるだけ高融点材料が望ましく、かつ大気中で
も安定な複合酸化物材料に限定されてくる。
めて数多く研究、報告されているが、格子定数が3.6
6〜4.04人であるものは限られてくる。しかも、超
伝導体薄膜と熱的、化学的に反応しにくいことが必要な
ためにできるだけ高融点材料が望ましく、かつ大気中で
も安定な複合酸化物材料に限定されてくる。
第2図に基板Sjの格子定数、従来使用されてきたバッ
ファ層2の材料の格子定数、および酸化物超伝導体の格
子定数を示す。これらのデータの中で、高温酸化物超伝
導体は希土類元素が含まれているか、あるいは希土類元
素が混合しても超伝導特性が劣化しないという事実に着
目し、バッファ層2の材料となるペロブスカイト型複合
酸化物としては、希土類元素を構成元素の1つとして含
む複合酸化物材料が通している。格子定数の整合性、ペ
ロブスカイト構造、および希土類酸化物系の条件を満足
するものとしては、LnXO3(X:Fe、Go。
ファ層2の材料の格子定数、および酸化物超伝導体の格
子定数を示す。これらのデータの中で、高温酸化物超伝
導体は希土類元素が含まれているか、あるいは希土類元
素が混合しても超伝導特性が劣化しないという事実に着
目し、バッファ層2の材料となるペロブスカイト型複合
酸化物としては、希土類元素を構成元素の1つとして含
む複合酸化物材料が通している。格子定数の整合性、ペ
ロブスカイト構造、および希土類酸化物系の条件を満足
するものとしては、LnXO3(X:Fe、Go。
Nj) 、 LnAJZ O3およびLnGaO,が適
している。しかしながら、LnXO,において、鉄族元
素のFe、GoあるいはNiは酸化物超伝導体と反応、
混合すると超伝導特性が劣化することが危惧される。従
って、St単結晶基板1上のバッファ層2の材料として
は、LnAI103.LnGaO+が最適となる。第1
表に、代表的な複合酸化物の構造を擬正方晶とした時の
格子定数を示す。
している。しかしながら、LnXO,において、鉄族元
素のFe、GoあるいはNiは酸化物超伝導体と反応、
混合すると超伝導特性が劣化することが危惧される。従
って、St単結晶基板1上のバッファ層2の材料として
は、LnAI103.LnGaO+が最適となる。第1
表に、代表的な複合酸化物の構造を擬正方晶とした時の
格子定数を示す。
第 1 表
[実施例]
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。
。
夫直■±
第1図に示した5i(100)単結晶基板1上にスバッ
タリング法によってバッファ層2としてLnAuO=ま
たはLnGaO3(Ln :Yあるいはランタニド系元
素)を形成して超伝導体薄膜形成用基板3を構成した。
タリング法によってバッファ層2としてLnAuO=ま
たはLnGaO3(Ln :Yあるいはランタニド系元
素)を形成して超伝導体薄膜形成用基板3を構成した。
バッファ層2にNdGaO3を用いた場合、Si単結晶
基板1との格子定数の不整合は0.2496であり、酸
化物超伝導薄膜4との格子定数の不整合はLnBa2C
u30.系酸化物超伝導体に対して0.75〜0゜80
零であり、B 1srcacuo、系酸化物超伝導体に
対して0.83にと極めて小さいので、超伝導体薄膜形
成用基板3上にエピタキシャル成長法による薄膜、すな
わち良質な超伝導体薄膜を形成することができる。また
、バッファ層2としてY2O2を用いた場合、Si単結
晶基板1との格子定数の不整合は4.1!6であり、上
述した酸化物超伝導体薄膜との格子定数の不整合は3.
7〜4.496であって、−船釣なヘテロエピタキシー
の整合条件である約4%の範囲にある。
基板1との格子定数の不整合は0.2496であり、酸
化物超伝導薄膜4との格子定数の不整合はLnBa2C
u30.系酸化物超伝導体に対して0.75〜0゜80
零であり、B 1srcacuo、系酸化物超伝導体に
対して0.83にと極めて小さいので、超伝導体薄膜形
成用基板3上にエピタキシャル成長法による薄膜、すな
わち良質な超伝導体薄膜を形成することができる。また
、バッファ層2としてY2O2を用いた場合、Si単結
晶基板1との格子定数の不整合は4.1!6であり、上
述した酸化物超伝導体薄膜との格子定数の不整合は3.
7〜4.496であって、−船釣なヘテロエピタキシー
の整合条件である約4%の範囲にある。
衷m91ス
バッファ層2として、前述した複合酸化物である Ln
AI103とLnGaO3を混合したLn(八It +
−xGax)O3(0<x<1)で表わされる材料を用
いた。これらの複合酸化物はへロブスカイト構造である
から、Xの採り得る全ての値の範囲で均一に混合する。
AI103とLnGaO3を混合したLn(八It +
−xGax)O3(0<x<1)で表わされる材料を用
いた。これらの複合酸化物はへロブスカイト構造である
から、Xの採り得る全ての値の範囲で均一に混合する。
従って、均一混合した時の格子定数は両者の複合酸化物
の中間の値をとることにより、より精密な格子整合が可
能となる。例えば、バッファ層2としてNd (Al1
o、 aGao2) 03を用いた場合、その格子定
数は3.82人となり、Si単結晶基板1との格子定数
の整合性、およびB15rCaCuOx系酸化物超伝導
体との格子定数の整合性は、双方とも0.52!にとな
り、いわゆるエピタキシャル堆積に最適となる。両者の
複合酸化物の組合わせは、第1表の中で任意とすること
ができることは言うまでもない。
の中間の値をとることにより、より精密な格子整合が可
能となる。例えば、バッファ層2としてNd (Al1
o、 aGao2) 03を用いた場合、その格子定
数は3.82人となり、Si単結晶基板1との格子定数
の整合性、およびB15rCaCuOx系酸化物超伝導
体との格子定数の整合性は、双方とも0.52!にとな
り、いわゆるエピタキシャル堆積に最適となる。両者の
複合酸化物の組合わせは、第1表の中で任意とすること
ができることは言うまでもない。
実施例3
バッファ層2として、前述した複合酸化物であるLnA
uO,とLnGaO:+を混合したLn(A、9、−、
Gax)03(0<x<1)で表わされる材料を用いた
。
uO,とLnGaO:+を混合したLn(A、9、−、
Gax)03(0<x<1)で表わされる材料を用いた
。
Ln(An 、−xGax)O,のXをSt単結晶基板
lの格子定数に合致するように選定し、厚み方向にXを
1カ)らOへと漸次変化させて傾斜格子型バッファ層を
形成し、最終的には堆積せんとする酸化物超伝導体’f
it膜4の格子定数に合致するようにするのは言うまで
もない。このようにすることで、超伝導薄膜形成用基板
3上に極めて良質かつ結晶性のよい酸化物超伝導体薄膜
を形成することができる。Xを変化させる代わりに、ペ
ロブスカイト構造を有し、希土類元素を含む複合酸化物
、すなわちLnAJ203. LnGaO3を2種類以
上混合することにより傾斜格子型のバッファ層を形成す
ることもできる。
lの格子定数に合致するように選定し、厚み方向にXを
1カ)らOへと漸次変化させて傾斜格子型バッファ層を
形成し、最終的には堆積せんとする酸化物超伝導体’f
it膜4の格子定数に合致するようにするのは言うまで
もない。このようにすることで、超伝導薄膜形成用基板
3上に極めて良質かつ結晶性のよい酸化物超伝導体薄膜
を形成することができる。Xを変化させる代わりに、ペ
ロブスカイト構造を有し、希土類元素を含む複合酸化物
、すなわちLnAJ203. LnGaO3を2種類以
上混合することにより傾斜格子型のバッファ層を形成す
ることもできる。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明によれば、単結晶基板Si
と最終的に堆積する酸化物超伝導体薄膜の間に、バッフ
ァ層の材料として格子定数の整合性が約4%以下であり
、ペロブスカイト構造を有し、希土類酸化物系の条件を
満たす複合酸化物を設けて、超伝導体薄膜形成用基板を
形成したので、この基板の上に大面積で極めて良質な酸
化物超伝導体薄膜を堆積することができる。従って、将
来のエレクトロニクス応用に極めて有望である。
と最終的に堆積する酸化物超伝導体薄膜の間に、バッフ
ァ層の材料として格子定数の整合性が約4%以下であり
、ペロブスカイト構造を有し、希土類酸化物系の条件を
満たす複合酸化物を設けて、超伝導体薄膜形成用基板を
形成したので、この基板の上に大面積で極めて良質な酸
化物超伝導体薄膜を堆積することができる。従って、将
来のエレクトロニクス応用に極めて有望である。
第1図は本発明の基本構造を示す概念図、第2図は各種
材料の格子定数を示す説明図である。 1・・・Si、l結晶基板、 2・・・バッファ層、 3・・・超伝導体薄膜形成用基板、 4・・・酸化物超伝導薄膜。
材料の格子定数を示す説明図である。 1・・・Si、l結晶基板、 2・・・バッファ層、 3・・・超伝導体薄膜形成用基板、 4・・・酸化物超伝導薄膜。
Claims (1)
- 1)Si基板上に、ペロブスカイト構造を有し、かつ希
土類元素を構成元素として含む複合酸化物が形成されて
いることを特徴とする超伝導体薄膜形成用基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63287569A JPH02135618A (ja) | 1988-11-16 | 1988-11-16 | 超伝導体薄膜形成用基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63287569A JPH02135618A (ja) | 1988-11-16 | 1988-11-16 | 超伝導体薄膜形成用基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02135618A true JPH02135618A (ja) | 1990-05-24 |
Family
ID=17719034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63287569A Pending JPH02135618A (ja) | 1988-11-16 | 1988-11-16 | 超伝導体薄膜形成用基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02135618A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3075973A1 (fr) | 2015-03-31 | 2016-10-05 | SDMO Industries | Moteur pour groupe électrogène ou motopompe, groupe électrogène et motopompe correspondants |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6450575A (en) * | 1987-08-21 | 1989-02-27 | Nec Corp | Substrate for electronic device |
-
1988
- 1988-11-16 JP JP63287569A patent/JPH02135618A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6450575A (en) * | 1987-08-21 | 1989-02-27 | Nec Corp | Substrate for electronic device |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3075973A1 (fr) | 2015-03-31 | 2016-10-05 | SDMO Industries | Moteur pour groupe électrogène ou motopompe, groupe électrogène et motopompe correspondants |
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