JPH02135453A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH02135453A
JPH02135453A JP29089388A JP29089388A JPH02135453A JP H02135453 A JPH02135453 A JP H02135453A JP 29089388 A JP29089388 A JP 29089388A JP 29089388 A JP29089388 A JP 29089388A JP H02135453 A JPH02135453 A JP H02135453A
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resin
charge
charge generation
generation layer
electrophotographic photoreceptor
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JP29089388A
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Keiichi Endo
圭一 遠藤
Seiji Miyaoka
清二 宮岡
Yasushi Shinpo
真保 靖
Akira Kageyama
景山 晃
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Resonac Corp
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真感光体に関する。
(従来の技術) 従来、光導電性物質を感光材料として利用する電子写真
感光体においては、セレン、酸化亜鉛。
酸化チタン、酸化カドミウムなどの無機系光導電性物質
が主に用いられてきた。しかし、とれらは。
一般に毒性が強いものが多く、廃棄する方法にも問題が
ある。
一方、有機光導電性化合物を使用すると、無機系光導電
性物質を使用する場合に比べて一般に。
毒性が弱く、更に、透明性、可とう性、軽量性。
表面平滑性1価格等の点において有利であることから、
最近、広く研究されてきている。その中でも、光吸収に
よ#)!荷担体を生成す不電荷発生層と、生成した電荷
担体を電界により輸送する電荷輸送層を設けた機能分離
型電子写真感光体は、従来、有機光導電性化合物を使用
した感光体の太きな欠点であった感度を大幅に向上させ
ることができるため、近年急速な進歩を遂げつつある。
これらの複合型感光体をカールソン法による電子写真装
置に適用した場合には、まず、感光体表面に静電潜像を
形成し9次に、同符号或いは異符号に帯電した一般にト
ナーと称する現像剤により現像し、トナー画像を他の基
体1例えば紙等に転写、定着し、コピーを得ることがで
きる。
(発明が解決しようとする課題) 電子写真感光体は、複写機、レーザービームプリンタ(
以下、LBPと略す)、ライトエミッションダイオード
プリンタ(以下、LEDPと略す)等に搭載されるが、
最近、これらの装置の印刷速度が、より高速化し、また
装置自身が小型化する傾向にあり、1プリント当たりの
プロセス時間(帯電−露光一現像一イレーズの時間)も
短縮する傾向にある。このため、感光体には電子写真特
性の点では、速い光応答性と高い感度及び優れた帯電性
が、また9画質の点では環境変化に対する安定性及び連
続印字における安定性を満足することが9機械的強度の
点では、感光体皮膜のより高す密着性が益々強く要求さ
れるよう罠なってきた。
しかし、このように速い帯電−露光一現像一イレーズ等
の一連の工程を繰り返すことにより、感光体の帯電性の
変化、感度の低下が発生し、その結果、転写画像が不鮮
明となったり、いわゆるカプリと称される画質の低下や
電子写真感光体の皮膜が剥離する々どの問題があった。
本発明者らは、このよう彦欠点のうち感光体の帯電性の
変化、感度の低下及び画質の低下を防止する方法を提案
した(特願昭62−277737号明細書)。この方法
を用いると、連続印字においても、環境変化、特に温湿
度の変化に対しても電子写真特性の変化が少なく2画質
の良好な電子写真感光体を得ることができる。皮膜の密
着性については実用上問題はないが、今後プリンターの
印字速度がよυ高速化し、かつ感光体の一面あたりの印
刷枚数が増加すると予想される。この場合ち向上させる
必要がある。皮膜の密着性を向上させる方法としては、
電荷発生層の結合剤として用いる樹脂バインダにポリビ
ニルホルマール樹脂ヤポリビニルプチラール樹脂やフェ
ノキシ樹脂を用いることが知られている(特開昭60−
202448号、同61−210361号、同61−2
35844号、同58−105154号及び特開昭60
−232554号公報)。これらの刊行物によれば密着
性の向上に著しい効果が認められるものの。
電子写真特性の点で不十分である。即ち、連続印字試験
において帯電電位(Vo)の低下、感度の低下が起こり
、濃度低下やカプリが発生する。また。
感光体の性能が、環境変化1%に環境湿度により著しく
変化し、帯電電位の低下による。黒点、白ぬけ、カプリ
などの画像欠陥を生じやすくなるという問題をもってい
る。
本発明は9以上の点に鑑みてなされたものであシ、  
       密着性が優れ、かつ温湿度の変化に対す
る画質安定性が優れている電子写真感光体を得ることを
目的とする。
(lI!題を解決するための手段) 本発明は、導電性基体上に電荷を発生する有機顔料を含
有する電荷発生層及び電荷輸送剤を含有する電荷輸送層
を有する電子写真感光体において。
該電荷発生層に一般式(11 (式中、nは正の整数を示す) で表わされる樹脂バインダを含んでなる電子写真感光体
に関する。
本発明に係る電子写真感光体について、以下に詳述する
まず9本発明において導電性基体とは、導電処理した紙
又はプラスチックフィルム、アルミニウムのよ、うな金
属箔を積層したプラスチックフィルム、金属板、金属ド
ラムなどの導電体である。
本発明において、電荷発生層に含まれる電荷を発生する
有機顔料としては、アゾキシベンゼン系。
ジスアゾ系、トリスアゾ系、ベンゾイミダゾール系、多
環式キノリン系、インジゴイド系、キナクリドン系、フ
タロシアニン系、ペリレン系、メチン系等の電荷を発生
することが知られている顔料を使用できる。これらの顔
料は1例えば、特開昭47−37543号、同47−3
7544号、同47−18543号、同47−1854
4号、同48−43942号、同48−70538号、
同49−1231号、同49−105536号、同50
−75214号及び同50−92738号公報などに開
示されている。穫々の電子写真特性のバランスの点から
、これらの顔料の中で、フタロシアニン系の顔料が好ま
しい。また、フタロシアニン系の顔料の中で特開昭58
−182640号公報及びヨーロッパ特許出願公開第9
2,255号公報に記載されているτ、τ′、η及びη
′型型金金属フタロシアニン特に好ましい。
τ、τ′、η及びη′型型金金属フタロシアニン。
長波長にまで高感度を有し、ダイオードレーザ−を搭載
したプリンタ用の電子写真感光体として有効である。こ
のようなもののほか光照射によシミ荷担体を発生する任
意の有機顔料を使用することが出来る。
本発明における電荷発生層は、樹脂バインダとして前記
−数式tl)で示される樹脂を必須成分とする。
一般式[1)で示される樹脂は既に公知の樹脂であり1
例えばYPB−430(東部化成製)等として商業的に
入手することができる。−数式+1)で示される樹脂の
重量平均分子量は、a、ooo〜200,000の範囲
にあることが好ましい。3. OOO未満の場合には、
電荷発生層の樹脂的強度が劣る傾向にあり、200,0
00を越えると電荷発生層の形成の際に作業性が悪くな
る傾向にある。
本発明における電荷発生層には、前記−数式(I)で示
される樹脂が含まれるが、さらに−数式(1)の樹脂の
水酸基と反応するイソシアネート基を含有する樹脂を併
用して含ませることが好ましい。
本発明に使用しうる一般式(11の樹脂の水酸基と反応
するイソシアネート基を含有する樹脂は2分子中に1個
より多ぐのインシアネート基を有するイソシアネート樹
脂であり、電荷発生層塗液の経日安定性の点からインシ
アネート基をフェノールなどのブロック剤でマスクした
ブロックイソシアネートが好ましい。
また、−数式(I)の樹脂の水酸基と反応するインシア
ネート基を含有する樹脂は、商業的には、コロネート2
507.コロネート2513.  コロネー)2520
.コロネート2512.コロネート2515 (日本ポ
リウレタン製)等として栴凸吟枦入手することができる
電荷発生層中の樹脂バインダは、電荷を発生する有機顔
料100重量部に対して5〜200重量部とするのが好
ましく、更に好ましくは10〜100重量部である。5
重量部未満では、密着性が劣り、電荷発生層の皮膜が不
均一となりゃすく画質が劣る傾向にある。200重量部
を越えると。
感度が低下し、残留電位が高くなる傾向にある。
また、電荷発生層に、電子写真感光体に通常使用される
。可塑剤、流動性付与剤、ピンホール制御剤を必要に応
じて周込ることが出来る。
可塑剤としては、ハロゲン化パラフィン、ジメチルナフ
タリン、ジブチルフタレートなどが挙げられる。流動性
付与剤としては、モダフロー(モンサントケミカル社製
)、アクロナール4F(バス7社製)などが挙げられ、
ピンホール制御剤としては、ベンゾイン、ジメチルフタ
レートなどが挙げられる。これらは、各々、前記電荷を
発生する有機顔料に対して5重量係以下で使用するのが
好ましい。
電荷発生層を形成する方法としては、電荷、を発生する
有機顔料、樹脂バインダ、硬化剤、添加剤等を溶剤に均
一に混合した溶液を導電性基体(下引き層がある場合に
は、下引き層)の上に浸漬塗工法、スプレー塗工法、ロ
ール塗工法、アプリケータ塗工法、ワイヤバー塗工法な
どの塗工法を用いて塗工し、乾燥して形成することがで
きる。
この場合、用いる溶剤としては、アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、テトラヒドロ7ラ
ン、トルエン、 酢酸エチル、セロンルブ、キシレン、
メタノール、塩化メチレン。
1.1.2− トIJ クロロエタン、イングロビルア
ルコール、イソブチルアルコール、n−ブチルアルコー
ル、トリクロロエタン等の溶剤がある。
電荷発生層の厚さζ9通常0.001〜10μm。
好ましくは0.1〜5μmである。この厚さが0.00
1未満であると、電荷発生層を均一に形成するのが困難
になり、10μmを越えると、を子写真特性が低下する
傾向にある。
上記のようにして形成した電荷発生層の上には電荷輸送
層が設けられる。電荷輸送層は、電荷輸送物質、結合剤
及びその他の添加剤を含むものである。
電荷輸送層に用いる電荷輸送物質としては、フルオレン
、フルオレノン、  2.7−シニトロー9−フルオレ
ノン、4H−インデノ(1,2,6)チオフェン−4−
オン、  3.7−シニトローシヘンソチオフエンー5
−オキシド、1−ブロモピレン、2−フェニルピレン、
カルバゾール、3−フェニルカルバソール、2−フェニ
ルインドール、2−フェニルナフタリン、オキサゾール
、オキサジアゾール、オキサトリアゾール、トリフェニ
ルアミン。
イミダゾール、クリセン、テトラフェン、アクリデン、
各種ヒドラゾン類、スチリル化合物、ポリ−N−ビニル
カルバゾール、ハロゲン化ポリ−N−ビニルカルバゾー
ル、1−7エニルー3−(4−ジエチルアミノスチリル
)−5−(4−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、
ポリビニルビレy、2−7xニル−4−(4−ジエチル
アミノフェニル)−5−フェニルオキサゾール、ポリビ
ニルインドロキノキサリン、1.1−ビス(p−ジエチ
ルアミノ7′エニル) −4,4−ジフェニル−1,3
−ブタジェン、ポリビニルベンゾチオフェン、ポリビニ
ルアントラセン、ポリとニルアクリジン。
ポリビニルピラゾリン等並びにこれらの訪導体などがあ
る。
電荷輸送層の結合剤である樹脂バインダーとしテハ、シ
リコーン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂。
ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリメタク
リル酸メチル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリブタ
ジェン樹脂、ポリインプレン樹脂。
フェノール樹脂、メラミン樹脂、エチルセルロースm脂
、ニトロセルロース樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、
ポリビニルホルマール樹脂、ポリクロロプレン樹脂、ポ
リビニルブチラール樹脂、アルキルビニル−フッ素共重
合体、シクロアルキルビニル−フッ素共重合体、酢酸ビ
ニル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、尿素樹脂、アク
リロニトリル−スチレン共重合体、無水マレイン酸−ス
チレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体及びこれらのブレンド
物等が挙げられる。また、熱及び/又は光硬化性樹脂も
使用できる。いずれにしても電気絶縁性であって9通常
の状態で皮膜を形成しうる樹脂であればよく、特に制限
はない。これらの樹脂バインダーは、電荷輸送物質10
0重量部に対しは、被膜特性の関係上50重量部以上が
好ましい。
また、電荷輸送層に、電荷発生層と同様な添加剤1例え
ば可塑剤、流動性付与剤、ピンホール制御剤などを必要
に応じて用いることが出来る。添加剤は、各々、電荷輸
送物質に対して5重量部以下が好ましい。
電荷輸送層を形成するには、電荷輸送物質、結合剤及び
添加剤を電荷発生層の作成に用いた場合と同じ溶剤に均
一に溶解した後、この溶液を電荷発生層の上に浸漬塗工
法、スプレー塗工法、ロール塗工法、アプリケータ塗工
法、ワイヤパー塗工法等の塗工法を用いて塗工し、乾燥
して形成することができる。
電荷輸送層の膜厚は5〜50μm、好ましくは8〜30
μmである。5μm未満では、初期電位が低くなシ、5
0μmを越えると、感度が低下する傾向にある。
本発明の電子写真感光体は、導電性基体と電荷発生層と
の間に下引き層を有することが画質の安定(%にカプリ
防止)の点から好ましい。
下引き層は樹脂を主成分とする層であり、用いられる樹
脂としては1例えば、ポリアミド樹脂。
ポリウレタン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂。
メラミン樹脂、カゼイン、フェノール樹脂、エポキシ樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂。
エチレン−アクリル酸共重合体樹脂等があげられる。こ
れらの樹脂は単独で又は2種以上混合して用いてもよい
下引き層を形成する方法として、前記樹脂を適当な溶剤
に溶解した溶液を導電性基体上に浸漬塗工法、スプレー
塗工法、ロール塗工法、アプリケータ塗工法、ワイヤバ
ー塗工法等の塗工法を用いて塗工し、乾燥して形成する
ことができる。下引き層の厚さは、0.01〜5.0μ
m、好ましくは0.05〜2..0μmである。この厚
さが0.01未満であると、均一な電荷発生層を形成す
るのが困難になり、黒点や白抜けが発生し9画質が低下
する傾向にある。また、5.0μmを越えると、残留電
位の蓄積が太きくなり、印字枚数が増加するに従い印字
濃度低下やカプリが発生する傾向にある。
本発明の電子写真感光体において、導電性基体の上に電
荷発生層及び電荷輸送層を順次積層し。
その上にさらに保護層を形成してもよい。保護層の膜厚
は、0.01〜10μm、好ましくけ0.1〜3μmで
ある。0.01μm未満では保護層としての効果が少な
く、耐久性が劣り、10μmを越えると、感度が劣り、
残留電位が増大する傾向にある。
本発明になる電子写真感光体を用いて印字を行う場合に
は、従来と同様に帯電、露光を施した後。
現像を行い、普通紙上に画像を転写し、定着すればよい
次に、実施例に箒づi5本発明を詳述するが。
本発明はこれに限定されるものではない。以下の例中に
用いる各材料を次に列記する。括弧内には略号を示す。
(1)電荷を発生する有機顔料 τ屋無金属フタロシアニン(τ−HtPc)C東洋イン
キ製〕 (2)電荷輸送性物質 ブタジェン誘導体:1.1−ビス(p−ジエチルアミノ
フェニル)−4,4−ジフェニル−1,3ブタジエン(
PBD) (3)結合剤 (3)下引き雇用結合剤 ポリアミド樹脂:M1276 (M1276)固形分1
00チ〔日本リルサン製〕 メラミン樹脂:メラン2000 (ML2000)固形
分50%〔日立化成工業製〕 03)  電荷発生層用結合剤 一般式(1)の樹脂:YPB−43C固形分100チ〔
東部化成製〕 フェノキシ樹脂:yp−so  固形分100%〔東部
化成製〕 ホルマール樹脂:◆20 固形分t o os(電気化
学工業裂〕 ブロックイソシアネート:コロネート2507固形分8
0%(日本ポリウレタン製〕 (C)  電荷輸送層用結合剤 ポリカーボネート樹脂ニューピロンS−3000(UP
3000)固形分100チ〔三菱ガス化学製〕 比較例1 3.5gのM1276.3.5gのML2000及び0
.219のトリメリット酸をメタノールと塩化メチレン
の1=1の混合溶媒939に完全に溶解した。この溶液
をアルミ板(導電性基体の厚さo、 1m)の上にアプ
リケータで塗工し、120℃で20分間乾燥して膜厚0
.3μmの下引き層を形成した。
次に、25gのτ−H!PC、2,5gのφ20゜12
.59のコロネー)2507及び825gのテトラヒド
ロフランをボールミル(日本化学陶業袈3寸ボットミル
)を用いて8時間混練した。得られた顔料分散液をアプ
リケータにより上記の下りき層の上に塗工し、120℃
で30分乾燥して膜厚0.3μmの電荷発生層を形成し
た。
次に、3.090PBD及び7.0gのUP3000を
塩化メチレンと1.1.2− )リクロロエタンの1:
1の混合溶媒909に完全に溶解した。この溶液をアプ
リケータにより前記下引き層を有する電荷発生層の上に
塗工し、120℃で30分間乾燥して膜厚18μmの電
荷輸送層を形成し、電子写真感光体を形成した。
比較例2 比較例NC示した物質及び操作でアルミ板(導電性基体
厚さ0.1 rtrm )の上に膜厚0.6μmの下引
き層を形成した。
次に、25gのr −H2Pc、 3.6 HのYP−
50゜5.8gのコロネート2507及び88.19の
テトラヒドロフランをボールミル(日本化学陶業製3寸
ボットミル)を周込て8時間混練した。得られた顔料分
散液をアプリケータにより上記下引き層の上に塗工し、
120℃で30分乾燥して膜厚0.4μmの電荷発生層
を形成した。
次に、比較例1に示した物質及び操作を用いて膜厚18
μmの電荷輸送層を形成し、電子写真感光体を形成した
比較例3 zsgのr −)1=Pc I 2.5gのす20 1
2.5Qのコロネート2507及び8L5Gのテトラヒ
ドロフランをボールミル(日本化学陶業製3寸ボットミ
ル)を用いて8時間混練した。得られた顔料分散液をア
プリケータによりアルミ板(導電性基体の厚さ0.1 
m )の上に塗工し、120℃で30分乾燥して膜厚0
,8μmの電荷発生層を形成した。
次に、比較例IK示した物質及び操作を用いて膜厚18
μmの電荷輸送層を形成し、電子写真感光体を形成した
比較例4 2.59のr −H2Pc 、 3.6 HのYP−5
05,89のコロネート2507及びs s、 t g
のテトラヒドロフランをボールミル(日本化学陶業製3
寸ボットミル)を用いて8時間混練した。得られた顔料
分散液をアプリケータによりアルミ板(導電性基体の厚
さo、 1m)の上rc塗工し、120℃で30分乾燥
して膜厚0.8μmの電荷発生層を形成した。
次に、比較例1に示した物質及び操作を用いて膜厚18
μmの電荷輸送層を形成し、電子写真感光体を形成した
比較例5 2.5gのf −H2Pc 、 3.6 gのYPB−
43C2,79のコロネート2507及び91.29の
テトラヒドロフランをボールミル(日本化学陶業製3寸
ボットミル)を用いて8時間混線した。得られた顔料分
散液をアプリケータによりアルミ板(導電性基体の厚さ
0.1 mm )の上に塗工し、120℃で30分乾燥
して膜厚0.4μmの電荷発生層を形成した。
次に、比較例1に示した物質及び操作を用いて膜厚18
μmの電荷輸送層を形成し、電子写真感光体を形成した
実施例1 比較例1に示した物質及び操作を用いてアルミ板(導電
性基体の厚さ0.1 wn )の上に膜厚0.7μmの
下引き層を形成した。
次に、2.59のr−H2Pc、 15 gのYPB−
43C,1,99のコロネート2507及び93.19
のテトラヒドロフランをボールミル(日本化学陶業製3
寸ボットミル)を用いて8時間混練した。
得られた顔料分散液をアプリケータにより上記下引き層
の上に塗工し、120℃で30分乾燥して膜厚0.5μ
mの電荷発生層を形成した。
次に、比較例1に示した物質及び操作を用いて膜厚18
μmの電荷輸送層を形成し、電子写真感光体を形成した
前記比較例及び実施例で得られた電子写真感光体の電荷
発生層の塗膜外観、電子写真特性、耐久性*  780
 nmの半減露光量及び画像を評価した。
塗膜外観は、目視にて評価した。
電子写真特性は、60m+aX70mm角に切断した電
子写真感光体において静電記録紙試験装置(J1重電機
製8P−428)を用いて測定した。第1表中の初期電
位V、は、試料を5P−428の回転円盤にセットした
後、1000回転/回転速度で回転させながら、約−5
に’/のコロナを10秒間放置したときの帯電電位を示
し、暗減衰Vxはその後暗所において30秒間放置した
ときの電位減衰(VK=V30/VOX 100. V
xは30秒後の電位)を示し、半減露光量E5oは、そ
の後101uxの白色光を照射し、電位が半分になるま
での光量値を示した。残留電位Vaは、白色光を60秒
照射した後の電位を示している。耐久試験は、電子写真
感光体の断片(60rra×70Wn角)をコロナ帯電
(表面電位−tooov±100V)及び除電(波長5
00nm:jI!光量s OmJ /m2)をtooo
o回繰シ返して行った。
電子写真特性の初期値及び耐久試験後の値を第1表に示
した。7 g Q nmの半減露光5tsoの初期値及
び耐久試験の値は、光減衰測定装置(緑屋電気製、シン
シア30)を用いて測定した。測定方法は、予め感光体
の表面電位が一700Vになるようにコロナ帯電させて
おき、波長780 nmの半導体レーザーの光を10 
m5ec照射して、感光体の表面電位が一350vに減
衰するのに要するエネルギー量から求めた。結果を第1
表に示した。
また、得られた電子写真感光体の断片を直径60票、長
さ247mmのアルミニウム素管に貼り付け9画像評価
機(負帯電9反転現像方式)で。
0℃。
相対湿度80%で72時間放置後の画質第1表に示す結
果から明らかなように9本発明になる実施例1の電子写
真感光体は、電荷発生層の塗膜外観が極めて良好であり
、帯電性に優れ。
E6(+は、1.61uxであり*  87110は3
.4 mJ /m”であり、感度が優れている。暗減衰
も小さく、更に。
コロナ帯電及び除電を1万回繰り返した後も、電子写真
特性は低下しておらず、初期と同等の特性を示し耐久性
に優れるものである。また、高感度であるため、耐湿試
験の後も諧調性が良好である。
一方、比較例1〜5の電子写真感光体は1本発明の感光
体に比べて電荷発生層の塗膜外観が劣り。
コロナ帯電及び除電を1万回繰り返した後は、残留電位
が増大し、感度が低下し、耐久性が劣る。
また、耐湿試験後の画質に黒点が発生する。また感度が
低いために¥#鯛性が劣る。
以上よシ明らかなように、実施例1の電子写真感光体は
、密着性に優れると同時に、帯電性、暗減衰、感度など
の電子写真特性が優れ、かつ、繰り返し特性、耐湿特性
にも優れた特長を有するものである。
(発明の効果) 本発明の電子写真感光体は、密着性に優れるとともに帯
電性、暗減衰、感度などの電子写真特性に優れ、かつ、
繰り返し特性、耐湿特性にも優れている。
代理Δff埋十若林邦彦1′ツ′

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、導電性基体上に電荷を発生する有機顔料を含有する
    電荷発生層及び電荷輸送剤を含有する電荷輸送層を有す
    る電子写真感光体において、前記電荷発生層に一般式(
    I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、nは正の整数を示す) で表わされる樹脂バインダを含んでなる電子写真感光体
    。 2、電荷発生層に、さらに一般式( I )の樹脂のが水
    酸基と反応するイソシアネート基を含有する樹脂を含有
    させた請求項1記載の電子写真感光体。 3、導電性基体と電荷発生層との間に下引き層を有する
    請求項1又は2記載の電子写真感光体。
JP29089388A 1988-11-17 1988-11-17 電子写真感光体 Pending JPH02135453A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5786118A (en) * 1992-06-04 1998-07-28 Agfa-Gevaert, N.V. Photoconductive recording material containing crosslinked binder system

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US5786118A (en) * 1992-06-04 1998-07-28 Agfa-Gevaert, N.V. Photoconductive recording material containing crosslinked binder system

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