JPH02135231A - 通気性フィルムの製造方法 - Google Patents

通気性フィルムの製造方法

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JPH02135231A
JPH02135231A JP29092288A JP29092288A JPH02135231A JP H02135231 A JPH02135231 A JP H02135231A JP 29092288 A JP29092288 A JP 29092288A JP 29092288 A JP29092288 A JP 29092288A JP H02135231 A JPH02135231 A JP H02135231A
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清彦 中江
Toshio Kawakita
敏夫 川北
Takanori Kume
久米 孝典
Masashi Sugiyama
正史 杉山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は通気性フィルムの製造方法に関する。
さらに詳しくは、空気、水蒸気を透過させるが水は不透
過である通気性フィルムの製造方法において、高い強度
と破れ防止性を持った通気性フィルムを供給するための
通気性フィルムの製造方法に間する。
〈従来の技術〉 従来、水不透過であり空気、水蒸気等の気体を透過する
通気性フィルムは、紙おむつのバックシート、吸湿剤や
脱酸素剤の包装などに用いられている。その製造方法と
しては特開昭80−229731のように樹脂と充填剤
、場合によってはワックス状の炭化水素重合体などから
なる組成物を延伸せしめることによりフィルム内部にミ
クロボイドを発生させて通気性を発IJ!させるものが
ある。しかし、樹脂と充填剤とからなるフィルムは強度
的には限界があり、特に、内部に角のある素材を包装し
たり、外部から尖った物が触れた場合にピンホールがで
き、液状物を透過してしまうという問題があった。
この問題を解決するために通気性フィルムに不カマ 剤を貼合する手法鋳すでに公知であるが、通気性フィル
ムと不織布などを貼合する場合、熱融着、接着を問わず
通気性を発現させるミクロボイドを潰すために通気性が
低下するという問題があフた。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者らは、通気性フィルムの強度を向上させる方法
について鋭意研究を続けてきた。その結果、樹脂と充填
剤からなる樹脂組成物を厚さ10μm〜400μmの素
材上にラミネートした後、該素材と同時に延伸すること
により高強度でかつ高い通気性を保持したフィルムとな
ることを見いだし本発明に至った。
すなわち、本発明は樹脂100重量部と充填剤50〜4
00重量部からなる樹脂組成物をjりさ10〜400μ
mの素材上にラミネートした後、該素材と同時に一軸ま
たは二軸に少なくとも1.1〜8.0培の倍率で延伸す
ることを特徴とする通気性フィルムの製造方法である。
樹脂100重量部に対する充填剤の量が50重量部未満
の場合は、延伸後に通気性を発■1することが難しく、
また、400ffif1部以上であれば、加工性が、?
化するために好ましくない。特に、加工安定性の面から
、充填剤は70〜200Jiffi部が好ましい。
通気性フィルム用の樹脂としては、例えば、低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテン等のα−オレフィンホモポリマー、エチレンと炭
素数3〜18の少なくとも一+iのα−オレフィンとの
共重合体、プロピレンとエチレンおよび/またはブテン
−1との共重合体、エチレンと酢酸ビニルおよび/また
はアクリル酸エステル・メタアクリル酸エステル類など
エチレン性不飽和結合を有プ゛る有機カルボン酸誘導体
との共重合体などが挙げられる。
特にエチレンと炭素数3〜8の少なくとも−4のα−オ
レフィンとの共1合体が充填剤配合時の強度の点から好
ましく、さらに低密度ポリエチレンとエチレンと炭素数
3〜8の少なくとも一種のα−オレフィンとの共重合体
のブレンドがフィルムの加工性、延伸性の点から好まし
い。
充填剤の例として、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム
、炭酸バリウムなどの炭酸塩、硫酸バリウム、FaMマ
グネシウム、硫酸カルシウムなどのffLa塩、リン酸
マグネシウム、リン酸カルシウムなとのリン酸塩、水酸
化マグネシウム、水酸化アルミニウムなどの水酸化物、
アルミナ、シリカ、酸化マグネシウム、酸化カルシウム
、酸化亜鉛、酸化チタンなどの酸化物、塩化亜鉛、塩化
鉄、塩化ナトリウムなどの塩化物、アルミニウム粉、ゼ
オライト、シラス、白土、珪藻土、タルク、カーボンブ
ラ・ンク、火山灰なとの無機充填剤や木粉、バルブ粉な
とのセルロース系粉末、ナイロン粉末、ポリカーボネー
ト粉末、ポリプロピレン粉末、ボッ−4−メチルペンテ
ン−1粉末などの合成樹脂系粉末、でん粉なとの有機充
填剤を挙げることができ、これらは単独または組み合わ
せて使用される。フィルムの通気性、柔軟性・外観など
の点から炭酸カルシウムが特に好ましい。充填剤の平均
粒径は0.1〜20μmが充填剤の分散によるフィルム
の均一性の点から好ましく、特に0.8〜5.0μmの
ものが加工性の点から好ましい。
本発明は延伸により通気性を発現する樹脂組成物を通気
性のある素材上にラミネートした後、素材と同時に延伸
するものであるが、通気性のある素(オとしては不織布
、ネットなどが挙げられる。
通気性のある素材の厚みは10〜200μmが好ましい
。lOμm未溝の場合は延伸後の強度が期待てきない。
また、400μmを超える場合は、延伸性が悪くなり好
ましくない。
本発明における通気性フィルムは樹脂と充填剤、必要に
応じては分散剤や安定剤などを、ロール型またはバンバ
リー型の混練機あるいは一軸または二軸押出機などを用
いる通常の方法で混合あるいは混練して組成物を得る。
次いでこの組成物を不織布なとの素材の上に5〜150
μmの範囲でラミネート加工したものを延伸することに
より通気性を発現させるものであるが、延伸は一軸また
は二軸で行なわれる。−軸延伸の場合は通常ロール延伸
が好ましい。二軸延伸の場合は同時二軸延伸でも可能で
あるし、縦方向の延伸を行なった後に横方向を延伸する
逐次二軸延伸でも可(+’Qである。
適切な延1+13 fIJ率は樹脂組成により異なるが
、]。
1〜8.0倍の延伸倍率が好ましい、1.1倍未満の場
合は通気性がU待できず、8.0倍をこえると素材の破
断なとの影響が出るため好ましくない。
また、延伸温度は樹脂組成によって異なるが通常は30
〜140°Cの範囲が好ましい。30℃未満の場合は延
伸時の安定性が好ましくなく、140℃を超える場合は
ミクロボイドが発生しにくいため好ましくない。
〈発明の効果〉 本発明の通気性フィルムの製造方法によって得られた通
気性フィルムは強度、通気性、柔軟性、耐ピンホール性
にすぐれ、特に、鉄粉や結晶などの角の多い材料の包装
に有用である。
〈実施例〉 以下、実施例によって詳細に説明するが、本発明はこれ
によって限定されるものではない。
実bt例および比較例に示した通気性および強度は以下
の基準で判定した。
通気性:、JIS  2020B準拠、!10℃90%
RHの条件で測定した。
強度 :フィルムで5 c m X 5 c mの袋を
作製し粒径1.5〜2.5mmの角ばった 塩化カルシウム(ナカライテスク(株)i!i号)を5
g投入し全体を5Kgの荷重でおさえた後フィルムを観
察し以 下の基準で判定した。
○:ビンホールはなく良好なフィルムである。
X:ピンホールが多く発生している。
実施例1 線状低密度ポリエチレン(住友化学工業(株)uスミ’
j)セ”、/−a’ C33003) 100ffif
ftgBと炭酸カルシウム(白石カルシウム製ボヮイト
ンSSB (赤))150重量部とからなる組成物をバ
ンバリー型の混練機で混練した後、270℃で200μ
mの不織布(ユニチカ(株)製エルベス@S O403
W D O) IZ 80 g / m”  c7)坪
、LT: 5ミネートした。このラミネートフィルムを
ロール型の延伸機で一軸方向に80’Cて1.4倍延伸
することにより通気性フィルムを得た。通気性フィルム
の結果は表1に示すように高い通気性と高い強度を示す
ものであった。
実施例2 線状低密度ポリエチレン(住友化学工業(株)製スミ力
センーα@C33003)100重量部と酸化チタン(
デュポン社U  RIOI)150重量部とからなる組
成物をバンバリー型の混線機で混練した後、270℃で
200μmの不織布(ユニチカ(株)類エルヘス@5o
403WDO)に50g/m2 の坪量でラミネートし
た。このラミネートフィルムをロール型の延伸機で一軸
方向に80℃で1.718延伸することにより通気性フ
ィルムを得た。通気性フィルムの結果は表1に示すよう
に高い通気性と高い強度を示すものであった。
比較例1 不織布を使用しなかったこと以外は、実施例1と同じ条
件で通気性フィルムを得たが、強度が不十分で容易にピ
ンホールが発生した。
比較例2 不織布を使用しなかったこと以外は、実施例2と同じ条
件で通気性フィルムを得たが、強度の低いものであった
比較例3 線状低密度ポリエチレン(住友化学工業(株)’M:1
.ミカセンーaOC53003)100Bij1部と炭
酸カルシウム(白石カルシウム製ホヮイトンSSB (
赤))40重量部とからなる組成物をバンバリー型の混
練機で混練した後、270”Cで200μmの不織布(
ユニチカ(抹)製エルベス■5O403WDO)に80
g/m′L の秤量でラミネートした。このラミネート
フィルムをロール型の延伸機で一軸方向に80’Cで1
.8倍延伸することによりフィルムを得た。結果は表1
に示すように通気性が非常に低いフィルムであった。
実施例3 表1に示した充填剤量および延伸条件で、実施例1と同
様に通気性フィルムを得た0通気性、強度共に良好であ
った。
比較例4 不織布を使用しなかったこと以外は、実施例3と同じ条
件で通気性フィルムを得たが強度が不良であった。
比較例5 線状低密度ポリエチレン(性成化学工業(株)製スミ力
センーα@C53003)40重同郡と炭酸カルシウム
(白石カルシウム製ホワイトン5SB(赤))60重量
部とからなる組成物をバンバリー型の混練機で混練した
後、270℃で470μmの不織布(ユニチカ(株)製
エルヘス 51003WDO)に80g/m  の坪量
でラミネートした。このラミネートフィルムをロール型
の延伸機で一軸方向に80℃で1.4倍の延伸を試みた
が不織布の厚みが厚いために延伸できなかった。
比較例6 線状低密度ポリエチレン(性成化学工業(株)製 エフ
セレン■VL200)80重量部と低密度ポリエチレン
(性成化学工業(株>i!  スミカヤ)OF208−
0)20重量部と酸(け9>(デュポン社製 RIOI
)170重量部とからなる組成物をバンバリー型の混練
機で混練した後、Tダイ加工により100 g/m2 
に!!膜した。このフィルムをロール型の延伸機で一軸
方向に50℃で2.0倍延伸することにより通気性12
000(cc/m’  ・day)の通気性フィルムを
得た。
この通気性フィルムを200μmの不織布(ユニチカ(
株)製 エルベス’ 5O403WDO)と125℃の
加圧された金属ロールとゴムロール間を通過させること
により熱貼合フィルムを得た。
得られたフィルムの通気性は70(cc/m’day)
と不良であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂100重量部と充填剤50〜400重量部か
    らなる樹脂組成物を厚さ10μm〜400μmの素材の
    上にラミネートした後、該素材と同時に一軸または二軸
    に少なくとも1.1〜8.0倍の倍率で延伸することを
    特徴とする通気性フィルムの製造方法。
  2. (2)素材が不織布であることを特徴とする特許請求範
    囲第一項記載の通気性フィルムの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003175558A (ja) * 2001-09-07 2003-06-24 Mitsui Chemicals Inc 積層シートおよびその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63256425A (ja) * 1987-03-27 1988-10-24 ハーキュルス・インコーポレーテッド ヒートシール可能な微孔質ポリプロピレンフィルム

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