JPH02134194A - 洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭において使用される洗ｍ機に関する
ものである。

従来の技術 現在、一般家庭で最も多く使用されているパルセータ式
の洗濯機では、水槽内の被洗浄物が、洗濯液中をパルセ
ータの回転力により発生する渦流によシ回転運動を行な
い、この際に生じる被洗浄物同志の擦れ、水槽外周壁と
の摩擦、パルセータとの接触等の作用によシ、被洗浄物
に機械力を加え、洗浄効果を発揮する。

発明が解決しようとする課題 しかし、この回転運動を加えられた被洗浄物は、相互に
擦れ合うと同時に、よじれ、からみなどを生じ損傷する
ことがあり、またパルセータとの接触により生じる洗浄
作用、水槽外周壁との摩擦により生じる洗浄作用は、被
洗浄物のからみの中央部にまでは効果は及ばず、洗いム
ラの主要因となっている。

一方、この布のからみ、よじれ等の現象は、パルセータ
の回転により生じる渦流の中央部の比較的複雑な水流が
生じている場所で発生する確率が高く、またこの近傍の
水流は外周部に比べると速度も遅く、洗浄性能にほとん
ど関連しない場所である。

本発明は上記課題に鑑み、布のからみ、よじれを少なく
し、洗にムラの少ない洗浄効果を有する洗濯機を提供す
ることを目的とする。

課題を解決するだめの手段 本発明は上記目的達成のため、洗濯機本体内に設けた水
槽と、前記水槽の内底面に設けた被洗浄物を攪拌するた
めのパルセータとを備え、前記パルセータの中心部には
、前記パルセータよりも回転速度が速く、かつ回転方向
の異なる小型パルセータを設けた構成である。

作　　用 この構成により、パルセータの回転により生じる水槽内
の渦流のうち、からみ、よじれの発生源となる中心部の
水流を小型パルセータを逆回転させて弱めることができ
、布のからみ、よじれを少なくして洗濯ムラを低減でき
る。

実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。

洗濯機全体構成を８２図に示す。第２図において、１は
洗濯機の外側を形成する外装体で、その外槽体１内に水
槽２を設けている。３は水槽２の上部背面に位置する操
作箱、４は操作ツマミ、６は操作ボタン、６は給水口で
ある。また水槽２と並設して内部に衣類等を脱水するだ
めの脱水かご（図示せず）を配した脱水受けづつ７を設
け、この脱水受けづつ７の上方を内蓋８．脱水蓋９で覆
っている。

一方、水槽２の下方には、フィルター１０と、衣類等を
攪拌するためのパルセータ１１が設けられ、かつパルセ
ータ１１の中心部には小型パルセータ１２が設けられ、
水槽２の底部には、ギアボックス１３と、モータ１４が
設けられている。

なお、１５は排水コック、１６は排水ホース、１７は台
盤である。

次に、本発明の洗濯機の水槽側駆動部を第１図によシ説
明する。図に示すように、水槽２の内底面に設けられた
パルセータ１１の中心部に位置するパルセータ１２は、
モーター軸１８にビス１９によシ直結されている。また
、モーター軸１８には偏芯カム２ｏが保持され、ベアリ
ング２１を通じて内公転歯車２２が設けられ偏芯カム２
０の作用によシ揺動運転を行なう。また内公転歯車２２
には複数個の穴２３が設けられ、この穴２３に対し一定
の隙間を有するローラ２４を外周に周設させた凸部２６
を有する出力軸受２６が設けられている。この出力軸受
２６と一体に設けた出力軸管２７を設けこの出力軸管２
７にパルセータ１１が連結されている。第１図において
、２８は減速機ケースで、水槽２の底部に設けたボス２
９にビス３０により支持されるとともに、モータ１４に
もビス３１により固定され、かつ減速装置を内部に保持
する役目をはたしている。３２は内公転歯車２２にかみ
合う内歯車、３３はギアボックス１３の蓋、３４．３５
はモーター軸１８と出力軸管２７との間に介抱する軸受
、３６は出力軸管２７を蓋３３に保持する軸受、３７，
３８はオイルシール、３９は水槽２とギアボックス１３
の間に介在させた防振効果を持つ弾性材、４０はシール
効果を増すためのエアーギャップを作るブツシュである
。

上記構成における内公転歯車を利用した減速装置の動作
を第３図を用いて説明する。第３図に示すように、偏芯
カム２０はモーター軸１８に対しとだけ偏芯した状態で
設けられ、モーター軸１８が左方向に一回転すると、内
公転歯車２２はベアリング２１を介して揺動運動をする
。一方向歯車３２の歯数は内公転歯車２２の歯数より通
常１枚多く、この歯数差により内公転歯車２２は、揺動
運動をしながら右方向に内公転歯車２２の歯数の減速比
で自転する。この自転を内公転歯車２２に設けた複数個
の穴２３に、穴２３より直径が２８だけ小さいローラ２
４．出力軸受２６を通じて出力軸管２７にモータ１４の
回転が減速され、かつモータ軸１８の回転方向とは逆方
向の回転方向で出力される。すなわちこの出力軸管２７
にパルセータ１１を、またモーター軸１８に小型パルセ
タ１２を接続することにより、２つのパルセータを逆方
向に、かつ速度を変えることが可能となる。

すなわち、パルセータ１１は通常の回転速度で回転して
洗濯用の水流を発生し、その中央水流は布のからみ、よ
じれを引き起こす原因となるが、中央の小型パルセータ
が逆回転で、しかも高速回転するため、直径が小さくと
もその中央の水流を打ち消す水流を発生することができ
、中央の水流による布のからみ、よじれを防止して洗濯
ムラを低減できる。

なお本実施例では、減速装置とモータとを直結している
が、モータを他の場所へ支持し、プーリとベルトによる
伝達経路を有した構成の洗濯様においても、同様の効果
が得られることはいうまでもない。

発明の効果 以上実施例から明らかなように、本発明によれば、パル
セータとこのパルセータの中心部に配した小型パルセー
タとを備え、両者の速度を変え、かつ回転方向も逆にす
ることにより、パルセータの回転により生ずる渦流の中
央部の流れを軽減させ、衣類等のからみ、よじれを少な
くし、洗いムラを低減して洗浄効果を高めることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す洗濯機の主要部断面図、
第２図は同洗濯機の一部破断斜視図、第３図は同減速装
置の平面図である。 ２・・・・・水槽、１１・・・・・・パルセータ、１２
・・・・・・小型パルセータ。 第１図 第３図 ２−永４ １１−・−ノ１′ルを一部 １４−・−ホβハ１ルを一部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 洗濯機本体内に設けた水槽と、前記水槽の内底面に設け
   た被洗浄物を攪拌するためのパルセータとを備え、前記
   パルセータの中心部には、前記パルセータよりも回転速
   度が速く、かつ回転方向の異なる小型パルセータを設け
   た洗濯機。