JPH02133604A - 絹紡糸の生産方法及び該方法に使用する薬剤並びに該薬剤を使用し該方法により生生産した絹紡糸。 - Google Patents

絹紡糸の生産方法及び該方法に使用する薬剤並びに該薬剤を使用し該方法により生生産した絹紡糸。

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JPH02133604A
JPH02133604A JP28746888A JP28746888A JPH02133604A JP H02133604 A JPH02133604 A JP H02133604A JP 28746888 A JP28746888 A JP 28746888A JP 28746888 A JP28746888 A JP 28746888A JP H02133604 A JPH02133604 A JP H02133604A
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silk
cocoons
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spinning
waste
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Zentaro Ikeda
池田 善太郎
Kunio Shimizu
清水 九二雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この特許出願に係る発明(以下、本願発明、と略称する
)は、生産を採取した後の屑繭から絹紡糸を住辛する方
法と、その方法に使用する薬剤点、のである。
〔従来の技術〕
蚕の面においては、ぞの繊維質のほかに、その占 繊維内と外周溝は、アミノ酸、膠、ゴム、セルシン等の
動物質成分が含まれており、これらの動物質成分は強い
粘着性を有するので、各繊!を質は互いに粘りついて絡
み合っているゆ 従って、蚕の繭から直接に生糸を引き出して採取する際
には、前記の動物質成分を除去することなく戦記の品質
を維持するために、面を煮沸しながら生糸採取を行って
いるが、煮沸する程度では前記の動物質成分による粘着
性のために、面の全部からは生糸を採取することができ
ずに、面の外周面の生糸の取り初め付近や内周面の芯の
付近等は面の一部からのみ生糸を引き出すことができず
に、その面の過半分は屑繭となって残ることなる。
しかし、生糸及びその繭は高品質且つ高価であるから、
屑繭を経済効率良く利用するために、屑繭を苛性ソーダ
により化学処理してときほぐしてから綿状体に肝成した
後に、その綿状体から絹紡糸を紡出することが、従来一
般に行われており、その′!11紡糸は生糸とは品質と
価格とVに低いものとして差別されていた。
つまり、従来の絹紡糸の生産方法は以下の工程から成る
ものであった。
生糸を採取した後に残る屑繭をして順次に、l)苛性ソ
ーダ液中に約24時にわたり浸浸2)水洗 3)高圧釜に1i人し、100ボンド圧力、100℃で
約1時間を保持 4)常温常圧下として取出−水洗m−乾燥5)綿状体に
形成 6)綿状体か紡出機により絹紡糸を紡出故に、前記従来
の絹紡糸生産方法によっては、面の繊維同士が粘ってか
らみ合って生糸採取を困難する原因である繊維が有する
動物質成分(アミノ酸、膠、ゴム、セルシン)の反応を
して、苛性ソーダ液によりその大半を除去且つ回復不能
として終うので、繭糸の動物質天然m維の特徴を失って
下記のとおりに絹紡糸の品質が低下する。
イ)ちりめん状に収縮して弾性力が低下する。
口)強度も低下する。
ハ)従って織成布はしわになりやすい。
二)また織成に際して糊剤を添加する必要がある。
ホ)繊維質のみが残るのでその周辺がケバ立つ。
へ)従ってケバをガス焼きで除去する必要がある。
ト)また染色むらを生しる。
チ)さらに光沢が減少する。
す)重置が軽減して歩留り約40%と減少する。
〔発明が解決しようとする課題〕
極力少なくして採取し紡出するために、苛性ソーダを使
用するので、繭糸の動物質天然熱維の特徴を形成する動
物質反応の大半を除去し回復不能とするから、前記のイ
〜りの欠陥を生ずる。
本願発明は、繭糸の動物質成分の反応をし2て、特定時
間の以内は抑制して保持し以後は回復させ月つその特定
時内に綿状体から絹紡糸を紡出するように構成したこと
により、前記従来技術の欠陥を解消可能の絹紡糸の生産
方法及び該方法に使用する薬剤並びに該方法により生産
された絹紡糸を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段〕 本願発明は、上記の目的を達成するために、生糸採取後
の屑繭を綿状体としてたから絹紡糸紡出するに際し、屑
繭を化学処理するための薬剤をして、市販の複数の特定
の薬品類と飲用通水とを特定の割合により組合せ混和し
稀釈して液状の薬剤とし、その薬剤を使用して屑繭を化
学処理する工程を含む特定の工程順序により絹紡糸を紡
出することにより、苛性ソーダと比較すると本発明の薬
剤は、繭糸の動@Q質成分の反応の抑制が微弱ではある
が、その粘着性を絹紡糸の引き出しに必要且つ十分に抑
制し、またその抑制を特定時間以内は保持した後に反応
を回復し、その抑制時間内に綿状体から絹紡糸を紡出す
るように構成したものである。
(作 用〕 本願発明は、前記の構成のように、特定の薬剤を使用し
た特定の工程により、屑繭の天然繊維としての特徴であ
る動物質成分の反応を特定時間以内は抑制して、繭糸の
動物質成分を特定時間以内はNEGATIVE状態ニ保
持され、そノNEGATII/E状Q、 ニおいで綿状
体から絹紡糸を紡出する加工は極めて容易に実施できて
加工性が良好であると共に、紡出した絹紡糸は前記の抑
制保持の時間の経過後には、絹紡糸の天然繊維としての
特徴である動物n成分の反応が回復して本来のAC/I
VE状態となるので、前記の従来の技術の欠陥はすべて
解消することとなる。
〔実施例〕
イ)本願発明において使用する薬剤は下記のとおりに構
成する。
重量比において、非イオン界面活性剤16%(繭糸間の
誘電による絡み合い防止用)、第4級アンモニウム塩型
陽イオン活性剤14%(繭糸をはくし易く柔軟化用)、
逆性石鹸6% (PH調整用)、中性洗剤5%(洗浄と
I) H調整用)、ひまし油3%(#4糸引き出し滑性
付与用)、硅酸ソダ2%(膠質除去用)、稀硫酸2%(
アミノ酸とゴム質除去用)、触媒2%(反応促進用) 
とを混和して混和剤とし、その混和剤をそれと同一重量
比の飲用通水により稀釈して薬剤とする。
口)本+9J1発明において適用する作業工程を下記の
とおりに構成する。
生糸採取後の屑繭をして順次に、 A)常温常圧Fで重量比において屑繭の約40%の前記
イ)の薬剤を含浸させて(屑繭が、少量のときは噴7S
器により振りかけ、多量のときは高圧釜内において浸浸
)約24時間を保持する。
B)高圧釜の内部に収容し、約150ボンドの圧力と約
100℃の湯漬を与える。
C)高圧釜の内部を常圧まで圧力を降ドして常温になる
まで90〜100分間を放置する。
D)高圧釜から取り出して水洗いする。
E)乾燥機により常開4度の水分約13%にニジ まで乾燥する。
F)直ちに開絹機により綿状体を形成する。
G)紡出的により、前記イ)の薬剤による繭糸の動Th
!成分の反応が抑制されそのNEGATIVE状態が保
持さている約12時間以内に、綿状体から絹紡糸を紡出
する。
H)絹紡糸の紡出後の前記動物n成分の反応の抑11保
持時間の12時間以後に、絹紡糸の・Eカ物質成分の反
応が回復して絹紡糸の動物質成分がACTIVE状態に
復帰するように構成する。
〔発明の効果〕
本願発明は、前記の構成を有するので、繭糸の動物質成
分の反応をそれによる粘着性が絹紡糸の引き出しに必要
且つ十分に抑制保持し、その抑制保持時間内に綿状体か
ら絹紡糸を紡出し、その紡出後にiiI記抑制保持時間
を経過すれば、その反応が回復するので、前記の従来技
術の欠陥を解消して動物質天然繊維の下記のとおりの効
果を奏する。
イ)ちりめん状には収縮はしないので、弾性力が維持さ
れる。
口)強度も維持される。
ハ)従って檄成布はしわになりにくい。
二)織成作業時には糊剤を添加する必要がない。
ホ)動物質成分が回復するので周辺にケバが立だない。
へ)従ってケバをガス焼きで除去する必要がない。
ト)染色むらを生じない。
チ)光沢が維持される。
す)重量が減少しないので歩留りは5 %に維持できる。
ヌ)織布への加工性が良好である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生糸を採取した後の屑繭をして、その繊維質以外
    の動物質成分の反応を特定時間以内は抑制して保持し、
    前記抑制保持時間以内に屑繭から絹紡糸を紡出し、前記
    紡出後の絹紡糸が前記抑制保持時間の経過後に前記反応
    をほぼ回復、するようにした、絹紡糸の生産方法。
  2. (2)生糸採取後の屑繭の繊維質以外の動物質成分の反
    応を抑制保持し反応を回復するまでの時間を約12時間
    以内とした、請求項1記載の絹紡糸の生産方法。
  3. (3)生糸採取後の屑繭の繊維質以外の動物質成分の反
    応を特定時間以内は抑制し保持し前記抑制保持時間の経
    過後に前記反応を回復するように、重量比において、非
    イオン界面活性剤16%、第4級アンモニウム塩型陽イ
    オン活性剤14%、逆性石鹸6%、中性洗剤5%、ひま
    し油3%、硅酸ソーダ2%、稀硫酸2%、触媒2%を混
    和して混和剤とし、その混和剤を混和剤と同重量比の飲
    用適水により稀釈して薬剤とした、請求項1又は2の絹
    紡糸の生産方法に使用する薬剤。
  4. (4)生糸採取後の屑繭をして順次に、常圧常温下で重
    量比において約40%の薬剤に含浸させて約24時間を
    保持し、 ロ)約150ポンドの圧力と約100℃の温度を90〜
    100分間与え、 ハ)常圧として常温になるように約20分間を放置し、 ニ)水洗いしてから水分約13%にまで乾燥し、 ホ)直ちに綿状体に形成し、 ヘ)その後の約12時間以内に綿状体から絹紡糸を紡出
    、 するようにした、請求項3の薬剤を使用する絹紡糸の生
    産方法。
  5. (5)請求項1又は2の絹紡糸の生産方法により生産し
    た絹紡糸。
  6. (6)屑繭の繊維質以外の動物質成分の反応を特定時間
    以内は抑制して保持するために請求項3の薬剤を使用し
    請求項1又は2の生産方法より生産した絹紡糸。
  7. (7)屑繭の繊維質以外の動物成分の反応を約12時間
    以内は抑制して保持するために請求項3の薬剤を使用し
    請求項4の生産方法により生産した絹紡糸。
JP28746888A 1988-11-14 1988-11-14 絹紡糸の生産方法及び該方法に使用する薬剤並びに該薬剤を使用し該方法により生生産した絹紡糸。 Pending JPH02133604A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5910790A (en) * 1993-12-28 1999-06-08 Nec Corporation Broad conical-mode helical antenna
CN102258297A (zh) * 2010-11-10 2011-11-30 杭州林煌丝业有限公司 蛹衬加工成丝棉被的工艺
CN102965871A (zh) * 2012-12-19 2013-03-13 安徽源牌实业(集团)有限责任公司 彩色茧丝棉制作工艺

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