JPH0213337Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、こま付きカツプ容器に係る。

本案は、カツプ容器に脚体を兼ねる玩具こまを
装備させて、用済み後に遊戯に供しようとするも
のである。

以下、本案を図示の実施例により詳細に説明す
る。

図示のものは、底を球面状にしたカツプ１の下
面から比較的細い嵌合筒２を垂設し、該嵌合筒２
に脚体を兼ねて玩具こま３を取外し可能に嵌着し
ており、これらを適宜合成樹脂により成形してい
る。

こま３は、軸４と胴５を一体形成し、軸４の下
端６を尖らせ、該軸４の下部に皿状で且つ球面状
に彎曲する胴５を一体に連設し、該胴５を下方へ
弾性反転させ、そして、軸４の上部を上記嵌合筒
２へ取外し可能に嵌着し、その胴５を脚部として
用いている。なお、胴５は、下方へ弾性反転させ
た状態において、周縁が軸４の下端６より下位と
なるようにしている。

また、カツプ１には、口縁に小さなフランジ７
を周設し、該フランジにアルミシール等のシール
材８を剥離可能に貼着して、口部９を密閉し、ゼ
リー、ヨーグルト、プリン等の内容物１０を封入
するようにしている。

如上の構成であり、カツプ１内に上述のように
して内容物１０を封入して使用するが、その内容
物を取り出すときは、シール材８を剥離して取り
出し、面して、用済み後は、こま３を嵌合筒２か
ら引き抜き、第２図に示すように、胴５を上方へ
弾性反転させ、元形に復させて、該こま３を遊戯
に供する。

なお、こま３は、胴５を予め下方へ弾性反転さ
せた状態で成形すると、当初の反転の手間がはぶ
けて好都合である。また、こま３は、軸４の上部
を十分短くして、胴５を弾性反転させることなく
全体を倒立させて軸４の下端６側を嵌合筒２へ取
り付けるようにしてもよい。

本案によれば、カツプ１の下面から嵌合筒２を
垂設し、該嵌合筒に脚体を兼ねてこま３を取外し
可能に嵌着しているので、こま３を脚体としてカ
ツプ１が起立するワイングラスの如き美麗なカツ
プ容器を形成でき、用済み後にこま３を取り外し
て胴５を上方へ弾性反転させ、遊戯に供すること
ができ、また、こま３は、カツプ１の脚体を兼ね
るものであつてカツプ１を兼ねるものでも容器の
キヤツプや栓を兼ねるものでもないから、カツプ
１に収容した内容物がこま３に直に触れることも
付着することもなく、こまとして使用する際は、
取り外して胴５を弾性反転させれば直ちに使用で
きて、付着した内容物をぬぐつたり洗つたりする
必要はなく、ときには、カツプ１中のゼリー等の
内容物を食べながらも一方でそのこま３を回して
遊ぶことができて、双方同時に、もつて相乗的に
大いに楽しむことができ、したがつて、商品価値
を向上し、購買意欲を増進する。構造並びに製作
簡単で安価に提供でき、実用上頗る有益である。

【図面の簡単な説明】

図面は、本案実施例で、第１図は、一部截断側
面図、第２図は、要部部材の斜視図である。 １…カツプ、２…嵌合筒、３…こま、４…軸、
５…胴、６…下端、７…フランジ、８…シール
材、９…口部、１０…内容物。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. カツプ１の下面から嵌合筒２を垂設し、該嵌合
   筒に脚体を兼ねて玩具こま３を取外し可能に嵌着
   し、該こま３は、合成樹脂により軸４の下部に皿
   状で且つ球面状に弯曲する胴５を一体に連設して
   形成し、その胴５を周縁が軸４の下端６より下位
   となる状態に下方へ弾性反転させ、その軸４の上
   部を上記嵌合筒２へ取外し可能に嵌着させたこと
   を特徴とするこま付きカツプ容器。