JPS644707Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、清涼飲料等を封入した軟質合成樹
脂材で一体に中空成形した飲料容器に関するもの
である。

ポリエチレン等の合成樹脂材で一体に中空加工
した軟質容器に清涼飲料を封入し子供等の飲用に
供されている飲料容器が市販されている。

本案はこの種の飲料容器については新規な改良
容器を提供するもので、その要旨は上述の実用新
案登録請求の範囲の構成に係るものである。

以下本案の実施態様について図示説明する。本
案構造の容器はポリエチレン等の軟質肉薄の合成
樹脂材で一体成形された容器本体１で、透明、半
透明もしくは有色透明に成形する。

２は本体上部に突設した飲料の注入細管で、３
はその下部に連設した本体胴部で縦長の中空体で
ある。

４は注入細管の口部と本体肩部に冠着するキヤ
ツプの嵌合突条である。

５は本体胴部に上下を残して設けた凹入部であ
る。

６は本体胴部の肩部より分岐し、前記凹入部に
嵌着するかたちに垂設したストロー管である。

７はストロー管基部に設けた蛇腹部でストロー
管を折り曲げ易くしてある。

ストロー管は、本体胴部の接合部８と接する部
分を剥離可能に一体に成形加工されている。

９はストロー管下端部の玉と羽根よりなるつま
みでストローの下端口部１０を閉ぢている。

本案は上述の構造よりなり容器内に清涼飲料等
を注入し細管と本体肩部にキヤツプ（図示省略）
を冠着して飲料容器として市販するものである。

使用に際しては、つまみ９を引張つて胴部にく
つついたストロー管を剥離し蛇腹部分より折り曲
げて、つまみ９をねぢ切つて開口し、ストローを
自在に折曲げて内容物を吸入して飲料に供するも
のである。

このように本案は簡単な構造の飲料用容器で従
来は本体胴部の側面に本体と一体のストローを、
はみ出すようにくつつけて成形していたので、容
積の占める割合が大きくなり、運搬又は販売の際
の箱詰めに嵩張つて余分の容積を占める難点があ
つた。

又ストロー管、他物に接触、剥離、損傷する難
点もみられたが、上述の如く本案は胴体側面に設
けた凹入部に嵌入して略円形の容器体となるよう
成形加工したもので従来の難点が解消したもので
ある。

飲料容器の構成としても注入圧により凹入部が
膨出しないよう接合部８の肉厚を厚くしてあるの
で膨出することはない。そして凹入部５も広角に
構成し、肉厚部分を拡げ強度性と共にストロー管
を取り出し易く、かつ本体の円筒部よりはみ出さ
ないように構成した。

又外観体裁も向上し新たな需要を増す効果がみ
られ実用性をたかめるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す全体図、第２
図は第１図の背面図、第３図は第１図の側面図、
第４図は第１図の平面図、第５図は同底面図、第
６図は第１図のＡ−Ａ断面図、第７図は縦断面図
を示す。 図中１は容器本体、２は注入細管、３は本体胴
部、５は凹入部、６はストロー管、８は接合部、
９はつまみ、１０は管端口部を夫夫示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面に注入細管２を突設し、その下部に縦長中
   空の本体胴部３を設け、かつその本体胴部３の肩
   部より蛇腹７を形成したストロー管６を剥離可能
   に分岐下設した軟質の合成樹脂製の飲料用容器１
   において、前記本体胴部３に該胴部の肩部より下
   設したストロー管６方向に広角に形成した縦溝凹
   入部５を設け、該凹入部にストロー管６が嵌入さ
   れて略円筒形の容器体となるよう接合成形すると
   共に、前記ストロー管と器体胴部との接合部８を
   肉厚に形成し、更に器体上部にキヤツプの嵌合突
   条４を環設してなることを特徴とする飲料用容
   器。