JPH0213307B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0213307B2
JPH0213307B2 JP58151028A JP15102883A JPH0213307B2 JP H0213307 B2 JPH0213307 B2 JP H0213307B2 JP 58151028 A JP58151028 A JP 58151028A JP 15102883 A JP15102883 A JP 15102883A JP H0213307 B2 JPH0213307 B2 JP H0213307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
developer
holding member
developer holding
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58151028A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6042776A (ja
Inventor
Fumitaka Kan
Hatsuo Tajima
Atsushi Hosoi
Masanori Takenochi
Takashi Saito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP58151028A priority Critical patent/JPS6042776A/ja
Priority to US06/638,786 priority patent/US4583490A/en
Priority to DE19843430190 priority patent/DE3430190A1/de
Priority to GB08420915A priority patent/GB2145943B/en
Priority to FR8412908A priority patent/FR2550866B1/fr
Publication of JPS6042776A publication Critical patent/JPS6042776A/ja
Publication of JPH0213307B2 publication Critical patent/JPH0213307B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/09Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は乾式現像剤を用いて現像剤保持部材上
に現像剤の薄層を形成して現像に供するための現
像装置に関する。 従来技術 従来、乾式現像方式としては各種装置が提案さ
れ又実用化されている。しかし、いずれの現像方
式においても乾式現像剤の薄層を形成することは
極めて難かしく、このため比較的厚い層の形成で
現像装置を構成していた。しかるに現像画像の鮮
明度、解像力、等の向上が求められている現在、
乾式現像剤の薄層形成方法及びその装置に関する
開発は必須となつている。 従来知られている乾式現像剤の薄層を形成する
方式としては特開昭54−43037が提案されており、
且つ実用化されている。しかし、これは磁性現像
剤の薄層形成に関するものであつた。磁性現像剤
は磁性を持たせるため現像剤内に磁性体を内添し
なければならず、これは転写紙に転写した現像像
を熱定着する際の定着性の悪さ、現像剤自身に磁
性体を内添するため(磁性体は通常黒色である)
そのカラー再現の際の色彩の悪さ等の問題点があ
る。 このため非磁性現像剤の薄層形成方式としてビ
ーバーの毛のような柔い毛を円筒状のブラシにし
て、これに現像剤を付着塗布する方法や、表面が
ベルベツト等の繊維で作られた現像ローラにドク
ターブレード等により塗布する方式が提案されて
いる。 しかしながら上記繊維ブラシにドクターブレー
ドとして弾性体ブレードを使用した場合、現像剤
量の規制は可能であるが、均一な塗布は行われ
ず、現像ローラ上の繊維ブラシを摺擦するだけ
で、ブラシの繊維間に存在する現像剤への摩擦帯
電電荷賦与は行われないため、かぶり等の発生し
やすい問題点があつた。 発明の目的 本件出願人等は上述の従来方法と全く異なる現
像剤薄層形成方法として、現像剤保持部材に対向
して磁性粒子拘束部材を設け、該保持部材表面の
移動方向に関し、磁性粒子拘束部材の上流に磁界
発生手段の磁気力によつて磁性粒子の磁気ブラシ
を形成し、磁性粒子拘束部材によつて拘束したこ
の磁気ブラシにより非磁性現像剤の薄層を現像剤
保持部材に形成する方法および装置を既に提案し
た。しかし、この従来の磁性粒子拘束部材によつ
ても磁性粒子を完全に現像剤供給容器内に拘束す
ることは難しく、僅かながらも磁性粒子が磁性粒
子拘束部材部分から漏れて現像位置へ到達し、像
保持体を損傷したり、像保持体との間でリークを
生じたりして、画像むらや画像汚れを起こす原因
となつていた。 本発明の目的は、磁性粒子拘束部材からの磁性
粒子の漏れを防止し、現像剤保持部材表面に現像
剤の薄層を長期にわたつて安定して形成する現像
装置を提供することにある。 発明の構成 本発明の現像装置は、開口を有し、非磁性現像
剤と磁性粒子とを収容する現像剤供給容器と、該
開口に設けられ、前記容器の内部と静電潜像を担
持する像担持体と対向する位置とを無端移動可能
な現像剤保持部材と、前記現像剤保持部材の外側
に前記現像剤保持部材と空隙をあけて設けられた
磁性粒子拘束部材と、前記現像剤保持部材の内側
で、前記磁性部材に対向する位置よりも現像剤保
持部材の移動方向上流側に位置する磁極を有する
固定磁界発生手段とを有し、上記磁性粒子拘束部
材を、この拘束部材と上記保持部材の対向する位
置で上記保持部材に立てた法線よりも、上記保持
部材の移動方向下流側に傾けて配置したので、磁
性粒子拘束部材からの磁性粒子の漏れがなく、現
像剤のみの薄層を均一に安定して形成することが
できる。 実施例 以下本発明の実施例を図面と共に説明する。 第1図は本発明の基本的な構成を示す説明図で
ある。第1図において、11は円筒状電子写真感
光体であり矢印a方向に移動する。この感光体1
1に対して間隙を介して現像剤保持部材である非
磁性スリーブ12が設けられている。このスリー
ブ12は感光体11の移動とともに矢印b方向に
回転移動する。スリーブ12内には磁界発生手段
として固定されたマグネツト13が設けられてい
る。14は現像剤供給容器としてのホツパーであ
り、スリーブ12と共に非磁性現像剤15及び磁
性粒子16を有する現像剤混合体を収容してい
る。 マグネツト13の磁極17に対応するスリーブ
12の表面付近では、磁性粒子16による磁気ブ
ラシが形成されている。スリーブ12を矢印b方
向に回転させた時、磁極17の配置位置と磁性粒
子16の流動性及び磁気特性を適宜選ぶことによ
つて、磁気ブラシは磁極17の付近で矢印c方向
に循環し、循環層18を形成する。 一方、磁極17よりもスリーブ回転方向下流側
の点19の位置では、磁性体よりなる磁性粒子拘
束部材としての磁性ブレード23をスリーブ12
と間隔dで、点19の位置におけるスリーブ12
の法線nに対しブレードの中心線lとの為す角度
δをもたせてスリーブ移動方向下流側に傾けて配
置してある。磁性粒子16は重力と磁気力及び磁
気ブレード23の存在による効果に基づく拘束力
と、スリーブ12の移動方向への搬送力との釣合
によつてスリーブ12表面の点19で拘束され、
多少は動き得るが殆んど不動の静止層20を形成
する。この循環層18と静止層20とからなる磁
性粒子層がスリーブ12の表面に形成される。磁
性粒子層は非磁性現像剤15を含んでおり、静止
層20の磁性粒子は前述の拘束力と搬送力との釣
合によつてスリーブ表面上に拘束されるが、現像
剤は非磁性であるため、磁極17の磁界によつて
は拘束されず、鏡映力によつてスリーブ表面に均
一に薄くコーテイングされ、スリーブの回転に伴
なつて搬送され、感光体11の表面に対面して現
像に供される。 循環層18では重力と磁極による磁気力と摩擦
力及び磁性粒子の流動性(粘性)によつて矢印c
の如く磁気ブラシの循環が行なわれ、磁気ブラシ
はこの循環の際に磁性粒子層の上にある現像剤層
から非磁性現像剤15を取込んで現像剤供給容器
14の下部に戻り、以下この循環を繰返す。磁性
ブレード23は直接にはこの循環には関与しな
い。 次に、磁性粒子の拘束条件について詳細に説明
する。 スリーブ上の点19において、スリーブ12の
法線nの方向に働く磁極17による磁気力の強さ
をRr、接線方向に働く磁気力の強さをRθ、摩擦
係数をf、磁性粒子の静止層20の重量をM、ス
リーブの中心0を通る垂直線mと法線nとの成す
角をθ、重力加速度をg、磁性ブレードによる効
果をαとすると、搬送力F1及び拘束力F2は、 搬送力F1=f・(Rr+Mg cosθ) ……(1) 拘束力F2=Rθ+Mg sinθ+α ……(2) と表わされる。よつて拘束条件(必要条件)は、 F=F2−F1≧0 ……(3) となる。ここでMを静止層20の密度ρ、体積充
填率c、層厚tで表わすと、 M=ρct ……(4) 更に磁性ブレード23による効果αはスリーブ
12と磁性ブレードの間隔d及びスリーブ法線n
ブレードの中線lとの成す角δによつて異なると
考えられるため、 α=α(d,δ,θ) ……(5) となり、(1),(2),(3),(4),(5)よりFはθの函数と
して、 F(θ)=ρctg√1+2sin(θ−Tan-1f)+Rθ(
θ)−Rr(θ)+α(d,δ,θ)……(6) であり、(3)式に述べた如くF(θ)≧0が磁性粒子
拘束のための必要条件である。 さて、第(5)式のR(θ)≧0との拘束条件におい
て、 Rθ(θ)≧Rr(θ) ……(7) θ≧Tan-1f ……(8) が成立するときは磁気力と摩擦力を形式的に分離
して考えた場合の磁性粒子拘束のための十分条件
となり、この場合は磁性ブレード23が無くても
磁性粒子は拘束されることになる。ここで(7)式は
磁極の最大の強さ(磁極17の位置での法線方向
成分)をHpとして、磁性粒子16が存在しない
ときのスリーブ表面の磁束密度分布をスリーブ表
面法線方向成分Hr(θ)、接線方向成分Hθ(θ)
としたとき、R→=(Rr,Rθ,Rz)、H→=(Hr,
Hθ,Hz)よりR→=grad(M→・H→)よりM→=x
H→
(xは磁性率) Hθ(θ)≧Hr(θ) ……(9) を満す角度θにおいて成立する。例えば磁極17
が正弦波状磁束分布をしている場合は、 Hr(θ)≦Hp/√2 ……(10) が(7)式を満足する。 第1図において磁性ブレード23として、1.5
mm厚の鉄板をδ=90゜(スリーブ接線方向)に傾
け、d=0.3mmで配置した場合の磁極17の最大
の強さHpに対する磁性粒子を拘束できる角度θ
を第2図に示す。尚θは垂直線mから時計回り方
向を(+)としている。ここで特徴的なのはθ<
0でも拘束可能なことと、むしろ磁極17の強さ
が強い程拘束が良好なことであつた。これは(5)式
の磁性ブレードの効果α(d,δ,θ)として、
磁性ブレードがそのスリーブとの接点19での接
線方向の磁界Hθを強める効果があるためである。
従つて、磁性ブレードは磁気回路を形成し易いよ
うに磁界の向きH→と略一致するように配置すると
良い。また、その位置θとしては、必要条件では
ないが、例えば(9)式が満されるような位置である
ことが望ましい。 (9)式の限界の条件、すなわち Hθ(θ)=Hr(θ) ……(11) のときは、スリーブ上の磁界の接線方向の成分
Hθと法線方向の成分Hrが等しいため、磁界のベ
クトルの方向はスリーブの法線方向nから45゜で
ある。仮りに第1図の点19で条件(11)が成立して
いる場合を考えると、このとき磁性ブレード23
の角度δもδ≒45゜若しくはやや大きめが好まし
い。 第3図にマグネツトの法線方向(実線)と接線
方向(破線)の磁束密度分布曲線をBell社製620
型ガウスメータで測定した一例を示す。磁界のベ
クトルの方向は通常法線方向磁界で定義される
が、第3図からN極の位置90゜では法線方向に、
零ガウスの点ωでは接線方向にあることがわか
る。第3図のマグネツトの場合において、ブレー
ド23を配置するのに適当な角度λ=0〜90゜に
ついて磁界ベクトルの方向とスリーブ法線nとの
成す角を第4図中の実線で示す。 第4図中斜線部は、第1図においてマグネツト
13のN極位置をπ=90゜とし、ブレード位置θ
に対応するところのスリーブ法線nに対するブレ
ード角δを変化させたとき、特に磁性粒子に拘束
において好ましかつたδの領域を示している。ま
たHθ<Hrとなるλ>70゜では磁性粒子の循環層に
悪影響を及ぼす。 第4図からわかるように接線方向及び法線方向
の磁束密度分布がω以下のときは、ほぼ60゜≦δ
≦90゜、ω<λ<90゜のときはほぼ磁界の方向で45゜
≦δ≦90゜(望ましくは60゜≦δ≦90゜)にブレード
を配置することが好ましい。接線方向の磁界Hθ
を強めるためにはδを大きく、すなわちブレード
は寝ていた方がよく、好ましくはブレードは磁界
の方向に配置した方がよい。 従来の磁性ブレードはブレード部で磁性粒子を
急激にせき止めるため、この部分の圧力が高く、
現像剤を劣化させ好ましくないことがあつた。ま
た圧力が高いため磁性粒子の押圧がブレードとス
リーブの間の間隔に及び、若干の磁性粒子がブレ
ード部から漏出する欠点があつた。しかし、本発
明ではブレードの先端位置を前述のHr<Hθ、す
なわち磁極においてスリーブ表面磁束がスリーブ
法線方向Hrよりスリーブ接線方向Hθのほうが強
い領域に配置したので、スリーブ法線方向の圧力
よりもスリーブ法線方向の力が支配的となるた
め、上述の圧力による現像剤の劣化及び磁性粒子
の漏れが防止できるものである。つまり、既に提
案した磁性ブレード配置では、磁性粒子に法線方
向の磁気力が強くかかるため、(1)式のRrが大き
くなり、磁性粒子に摩擦力に基づく搬送力が働い
て磁性粒子はブレード部から漏出し易いのであ
る。ところが、本発明では磁性ブレード部での法
線方向の磁気力は殆んどないか弱く、また法線方
向の磁気力が強くなるので、磁性粒子を容易に拘
束できるのである。 前述の磁性粒子の拘束条件と循環条件は磁極1
7の位置が強く関係する。第1図の垂直線mより
測つた磁極17までの角度をπとし、πの値を変
化させてブレードの無い場合の拘束性と循環性及
び本発明の磁性ブレードを設けた場合の拘束性に
ついて実験を行なつた。表1はその結果を示すも
ので、表中〇印は磁性粒子の拘束又は循環が良好
に行なわれることを示し、△印はほぼ良好な状態
を、×印は磁性粒子が拘束されずに搬送されてし
まうか又は循環が不十分な結果を表わす。
【表】 表1から明らかなとおり、磁性粒子の静止層で
十分に磁性粒子を拘束し、かつ循環層で磁気ブラ
シを十分に循環させて非磁性現像剤を取込むため
には、ブレードのない場合でのπの値が60゜<π
<120゜、好ましくは70゜<π<110゜である。しか
し、本発明の如き磁性ブレードを用いると、磁性
粒子の拘束性が増し、πの値は20゜<π<120゜、
好ましくは30゜<π<110゜とその範囲が広がる。 第5図は本発明を適用した現像薄層形成装置の
説明図である。図中、第1図と同一機能を果す部
材には同一符号を付してある。 第5図において、11は円筒状電子写真感光体
であり矢印方向aに移動する。この感光体11に
対して間隙を介して現像剤を保持する非磁性の現
像剤保持部材12が設けられ、本実施例において
はこの保持部材12は円筒(スリーブ)状である
が、無端移動するウエブ状としても良い。電子写
真感光体11についても同様である。この感光体
11の移動とともに現像剤保持部材12を矢印b
方向に回転移動させる。この現像剤保持部材12
に現像剤を供給するために現像剤供給容器14が
設けられている。現像剤供給容器14はその下部
近傍に開口を有し、該開口部に現像剤保持部材1
2が設けられている。現像剤保持部材は開口から
一部が外部に露出しているので、その表面は現像
剤供給容器の内部から同外部へ移動し、つづいて
同内部へ戻る。現像剤保持容器14の下部は現像
剤保持部材12の下方を包うように包囲体が形成
されており現像剤が外部に漏れないようになつて
いる。またこの外部への漏出の防止をさらに確実
ならしめるためシール部材21が現像剤保持部材
12に接触している。 現像剤保持部材12の内部には固定磁界を発生
する固定磁界発生手段、すなわち、磁石13が固
定的に設けられている。したがつて、現像剤保持
部材12のみが回転する。この磁石13はN極1
7、S極22の磁極を有する。 現像剤供給容器14の開口の上部近傍には磁性
体よりなる磁性ブレード23が配置されている。
この磁性ブレード23は鉄板を曲げ加工により形
成し、現像剤供給容器14に固着したものであ
る。この磁性ブレード23の先端と現像剤保持部
材12との間隔dは100〜1000μ、好ましくは200
〜500μで、この実施例では300μである。この間
隔が100μより小さいと、磁性粒子が詰まり、ブ
レード外部へ押し出される欠点がある。また
1000μより大きいと、振動で非磁性現像剤が多量
に漏れ出して、薄層が形成できなくなる。 かかる構成の装置の現像剤供給容器に磁性粒子
あるいは磁性粒子と非磁性現像剤とを含む混合体
を供給することにより、静止層20と循環層18
を形成させる。この静止層20と循環層18から
なる磁性粒子層を形成する混合体は磁性粒子に対
して約2〜70%(重量)の非磁性現像剤を含むこ
とが好ましいが、磁性粒子のみとしても良い。磁
性粒子の粒径は30〜200好ましくは70〜150ミクロ
ンである。各磁性粒子は磁性材料のみから成るも
のでも、磁性材料と非磁性材料との結合体でもよ
いし、二種以上の磁性粒子の混合物でも良い。 循環層18中の磁性粒子は磁極17の発生する
磁界によりブラシを形成し、このブラシは前述の
c方向の循環作用を行う。磁性ブレード23と磁
極17間には静止層20が形成され現像剤保持部
材表面に拘束されている。 磁性粒子層の上に非磁性現像剤を供給すること
によりほぼ上下方向、すなわち、現像剤保持部材
12の外周上およびその外側に、2層が形成され
る。この非磁性現像剤に少量の磁性粒子を加えた
ものを用いて現像剤層24を形成しても良いが、
この場合でも、現像剤層の磁性粒子含有量は前記
の磁性粒子層よりも小さい。この非磁性現像剤
に、流動性を高めるためにシリカ粒子を、およ
び、感光体11の研磨のために研摩剤粒子を外添
してもよい。2層の形成方法はこのように2段階
に分けて供給するものに限らず、例えば、磁性粒
子層と現像剤層24の全量分の磁性粒子と非磁性
現像剤をほぼ均一に混合したものを供給して、そ
の後、現像剤供給容器14に振動を与えるか又は
現像剤保持部材を予備的に回転して磁性粒子と非
磁性現像剤の比重の差および磁石13の磁界によ
り2層を形成させてもよい。 このように特に2層を形成させずに、磁性粒子
と非磁性現像剤をほぼ均一に混合したものを供給
した場合でも、十分な磁性粒子層を形成できる量
の磁性粒子を含んでいれば、実施可能であるが、
磁性粒子層の長期的な安定性維持のためには2層
とすることが好ましい。 このように磁性粒子および非磁性現像剤を与え
た状態で現像剤保持部材12を回転させると磁性
粒子は、磁極17による磁界および重力の作用と
現像剤保持部材表面による摩擦力により、第5図
に矢印cで示すように循環運動を行なう。このと
きに、非磁性現像剤と現像剤保持部材12の表面
は接触して循環層中の非磁性現像剤は静電的に現
像剤保持部材12上に塗布される。 本実施例において、非磁性現像剤は磁性粒子乃
至は現像剤保持部材12との摩擦により帯電する
が、好ましくは磁性粒子表面に酸化膜または非磁
性現像剤と静電的に同準位にある樹脂などの絶縁
処理を施し、磁性粒子からのトリボ付与を少なく
し、必要な帯電を現像剤保持部材12から受ける
ようにすれば磁性粒子の劣化の影響を防ぐことが
できるとともに現像剤保持部材12への現像剤塗
布が安定する。 一方、摩擦帯電された現像剤は磁性ブレード2
3先端と現像剤保持部材12表面の間を通過で
き、現像剤保持部材表面に鏡映力による作用とと
もに均一に薄くコーテイングされて、現像剤保持
部材12の表面に載つて現像剤供給容器14の外
部に出て感光体11の表面に対面して現像に供さ
れる。 ここで使用する現像方法としては特公昭58−
32375に記載の方法が好ましい。電子写真感光体
11と現像剤保持部材12との間にはバイアス電
源25により電圧が印加される。バイアス電源2
5は交流でも直流でもよいが、交流に直流を重畳
したものが好ましい。現像により供される現像剤
は循環層18から現像剤保持部材12に供給さ
れ、循環層18における不足分は、前述の循環運
動により現像剤層24から供給される。 2層構成とした場合、静止層と循環層よりなる
磁性粒子層は最初から現像剤保持部材12の外表
面近傍に形成されており、また、現像剤層24は
磁性粒子を全く含有しないか、僅かの量であるた
め、磁性粒子層の状態は運転を長期間続行しても
ほぼ一定に維持され、変化しない。この意味にお
いて、磁性粒子層内の磁性粒子は現像剤またはそ
の一部ではなく現像装置の一部である。 本実施例にもとづいて、現像剤保持部材12と
してφ20アルミスリーブの表面をアランダム砥粒
により不定型サンドブラストを施したものを用い
たが、ガラスビーズにより定型ブラスト或いはエ
ツチング、エクストルード加工、サンドペーパ、
陽極酸化等により表面を粗しても良い。磁界発生
手段13として2極着磁でN極、S極が第3図で
示されるようなものをN極の位置が前述のπ=
90゜で用いた。 第3図のマグネツトは、表面磁束密度の最大値
が約500ガウスであるが、使用する現像剤特に流
動性の若干悪い現像剤では、この強さを更に強く
することが好ましい。目視による観察では、表面
磁束密度が約800ガウスのマグネツトでは第5図
c方向の循環が約2倍となつた。 磁性ブレード23は1.2mm厚の鉄板に化学ニツ
ケルメツキをしたもである。鉄板を材質として工
業的に常用されるSPC鋼板、ケイ素鋼板、パーマ
ロイ等が望ましい。またこれら磁性体を接線方向
の磁界を強めるように着磁しても良い。第5図で
θ=35゜、δ=85゜、ブレード・スリーブ間250μと
した。δ=90゜すなわちスリーブの接線方向でも
良いが、機械的精度が悪いと磁性ブレードがスリ
ーブに対し腹当りする場合があり、δ>90゜では
更にこの傾向が顕著であり、この場合は磁性粒子
を拘束する上で好ましくない。更にシール部材2
1としてポリエチレンテレフタレートシート(厚
さ0.2mm)を第5図のように取りつけた。またシ
ール部材21の代りに、磁極22との間の磁界に
より磁性粒子の漏れを防止するため磁性体からな
る磁性シールを用いても良い。 この実施例において、磁性粒子として粒径100
〜80μ(150/200メツシユ)の鉄製粒子(最大磁
化190emu/g)を用い、非磁性現像剤として、
スチレン/ブタジエン共重合体系樹脂100部に銅
フタロシアニン系顔料5部から成る平均粒径10μ
のトナー粉体にコロイダルシリカ0.6%を外添し
たブルートナーを用いたところ、スリーブ上にコ
ーテイング厚約50〜100μm、ブローオフ法で測定
したスリーブ上のトナーのトリボ電荷量が+
10μc/gの良好なコーテイングが得られた。 この実施例の薄層形成装置をキヤノン(株)製PC
―10型複写機に組み込み、バイアス電源25とし
て周波数1600Hz、ピーク対ピーク値1300Vの交流
電圧に−300Vの直流電圧を重畳させたものを用
い、スリーブ12とOPC感光体11の間隔を
250μmに設定して現像を行なつたところ、良好な
ブルー色の画像を得た。 なお、本実施例では非磁性現像剤を用いたが、
磁性粒子に比べ著しく弱い磁性であり、トリボ帯
電可能であれば磁性現像剤も用いることができ
る。また磁性粒子の磁気特性によつては、静止層
20がブレード23位置まで到達せず静止層20
とブレード23との間に磁性粒子の存在しない部
分ができ、このためブレード23とスリーブ12
間よりトナーが漏出することもある。このため磁
性粒子として十分に長いブラシを形成するものが
望ましい。 本発明の別の実施例を第6図に示す。第1図及
び第5図と同一機能を果す部材には同じ符号を付
してある。 第6図では発光体11とスリーブ12が最近接
位置で逆方向に回転している。マグネツト13の
N極17の位置はスリーブ12の回転方向上流側
でπ=150゜となつており、第5図の実施例の磁性
粒子とトナーを用いたところ、拘束性は良好であ
つたが、循環性が表1の如く不十分であつた。こ
のため、現像剤供給容器外に補助的にマグネツト
26を設け、e方向に回転させたところ、良好な
循環性が得られ、第5図の実施例とほぼ同等のコ
ーテイング層が得られた。このとき磁性ブレード
23のスリーブ法線に対する角はδ=60゜である
が、δ=45゜〜90゜でも磁性粒子の拘束性が得られ
た。 表2にマグネツト26を用いた時の循環性の実
験結果を示す。
【表】 以上のようにマグネツトを用いると、循環性が
表1の場合よりも向上した。 また、このマグネツト26の代わりに、現像剤
供給容器に撹拌棒を設けて回転させ、循環性を向
上させてもよい。この時磁性体の撹拌棒を用いる
と、N極17による磁界を撹乱させることができ
るので、十分な循環が得られる。 第7図は本発明の他の実施例を示す説明図であ
る。図中第5図と同一の部材には同一の符号を付
して説明を略した。 第5図の実施例の磁性ブレード23は、板金を
加工したものであるため、長手方向が歪が出やす
く、精度の点で好ましくない場合があつた。そこ
で、この第7図の実施例では磁性ブレード23a
として鉄の引抜き加工による異型材を使用したも
のである。その結果、ブレード23aとスリーブ
12との間隔が長手方向に渡つて均一に精度よく
保たれた。ブレードの傾け角δは法線nとブレー
ド23aの中心線lとの間で測つたものである。 尚、第5図〜第7図において、磁性ブレード2
3,23aをスリーブ12と同電位とすることが
好ましい。また、バイアス電源25から磁性ブレ
ード23,23aに給電し、磁性粒子を介してス
リーブにバイアスを印加するようにしてもよい。 発明の効果 本発明により、簡単な構成により磁性粒子を使
用する現像剤薄層形成装置に於いて、磁性粒子の
拘束性と安定かつ均一な循環性が得られた。その
結果、少量の磁性粒子を使用して、均一な層厚と
均一で十分な帯電量を有する現像剤薄層が得られ
た。 また本発明では、磁性粒子拘束部材を現像剤保
持部材の移動方向下流側に傾けて配置したので、
現像剤保持部材上の法線方向の磁界よりも接線方
向の磁界を強くでき、磁性粒子拘束部材部での現
像剤のブロツキング、現像剤の融着や磁性粒子の
漏れ等を防止できる。従つて圧力定着用トナーを
用いる現像装置にも本発明は適するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を示す説明図、第2図は
磁界の強さと磁性粒子の釣合位置の関係を示すグ
ラフ、第3図は本発明に用いた磁石の磁力分布の
説明図、第4図は磁界ベクトルの向きと磁性ブレ
ードの望ましい方向を示す説明図、第5図から第
7図は本発明の実施例の説明図である。 図において、11……感光体、12……スリー
ブ、13……マグネツト、14……現像剤供給容
器、15……非磁性現像剤、16……磁性粒子、
17……磁極、18……循環層、20……静止
層、23,23a……磁性ブレード、を表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 開口を有し、非磁性現像剤と磁性粒子とを収
    容する現像剤供給容器と、 該開口に設けられ、前記容器の内部と静電潜像
    を担持する像担持体と対向する位置とを無端移動
    可能な現像剤保持部材と、 前記現像剤保持部材の外側に前記現像剤保持部
    材と空隙をあけて設けられた磁性粒子拘束部材
    と、 前記現像剤保持部材の内側で、前記磁性部材に
    対向する位置よりも現像剤保持部材の移動方向上
    流側に位置する磁極を有する固定磁界発生手段と
    を有し、 上記磁性粒子拘束部材を、この拘束部材と上記
    保持部材の対向する位置で上記保持部材に立てた
    法線よりも上記保持部材の移動方向下流側に傾け
    て配置したことを特徴とする現像装置。 2 特許請求の範囲第1項において、上記磁性粒
    子拘束部材を、現像剤保持部材表面での法線方向
    に対し該保持部材の移動方向下流側にδ=45゜〜
    90゜傾けたことを特徴とする現像装置。 3 特許請求の範囲第1項又は第2項において、
    上記磁性粒子拘束部材の方向を、上記磁極による
    磁界の方向と略一致させたことを特徴とする現像
    装置。 4 前記現像剤保持部材と像担持体間に交流成分
    を有するバイアス電圧を印加する特許請求の範囲
    第1項又は第2項又は第3項に記載の現像装置。
JP58151028A 1983-08-18 1983-08-18 現像装置 Granted JPS6042776A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58151028A JPS6042776A (ja) 1983-08-18 1983-08-18 現像装置
US06/638,786 US4583490A (en) 1983-08-18 1984-08-08 Thin developer layer forming apparatus
DE19843430190 DE3430190A1 (de) 1983-08-18 1984-08-16 Vorrichtung zum bilden einer duennen entwicklerschicht
GB08420915A GB2145943B (en) 1983-08-18 1984-08-17 Image development using non-magnetic developer
FR8412908A FR2550866B1 (fr) 1983-08-18 1984-08-17 Appareil de formation d'une mince couche de revelateur electrophotographique

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58151028A JPS6042776A (ja) 1983-08-18 1983-08-18 現像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6042776A JPS6042776A (ja) 1985-03-07
JPH0213307B2 true JPH0213307B2 (ja) 1990-04-03

Family

ID=15509719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58151028A Granted JPS6042776A (ja) 1983-08-18 1983-08-18 現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6042776A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62127557U (ja) * 1986-02-03 1987-08-13
JPS63225266A (ja) * 1987-03-16 1988-09-20 Canon Inc 現像方法及び現像装置
JP6095352B2 (ja) 2012-12-11 2017-03-15 キヤノン株式会社 現像装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6042776A (ja) 1985-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4583490A (en) Thin developer layer forming apparatus
JPH0213307B2 (ja)
JPH0527863B2 (ja)
JPH0518110B2 (ja)
JPH0220990B2 (ja)
JPH01120581A (ja) 現像装置
JPS6061775A (ja) 現象剤薄層形成装置
JPS607451A (ja) 現像装置
JPS59231565A (ja) 現像剤薄層形成装置
JPS6087353A (ja) 現像装置
JPS59204871A (ja) 現像剤薄層形成装置
JPS6095573A (ja) 現像装置
JPS59231563A (ja) 現像剤薄層形成装置
JPS6041069A (ja) 現像剤薄層形成装置
JPS59204869A (ja) 現像装置
JPS59123849A (ja) 現像方法
JPS59231566A (ja) 現像剤薄層形成装置
JPS61236572A (ja) 現像装置
JPS60144769A (ja) 現像剤薄層形成装置
JPS59187371A (ja) 現像装置
JPH0519148B2 (ja)
JPS59204870A (ja) 現像剤薄層形成装置
JPS63225259A (ja) 現像装置
JPS59231568A (ja) 現像剤薄層形成装置
JPS61236571A (ja) 現像装置