JPH02132869A - 超伝導微粒子薄膜の製造方法、その超伝導微粒子薄膜を用いた超伝導トランジスタ、およびその超伝導トランジスタの製造方法 - Google Patents
超伝導微粒子薄膜の製造方法、その超伝導微粒子薄膜を用いた超伝導トランジスタ、およびその超伝導トランジスタの製造方法Info
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- JPH02132869A JPH02132869A JP63286336A JP28633688A JPH02132869A JP H02132869 A JPH02132869 A JP H02132869A JP 63286336 A JP63286336 A JP 63286336A JP 28633688 A JP28633688 A JP 28633688A JP H02132869 A JPH02132869 A JP H02132869A
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
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- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[概要コ
超伝導微粒子薄膜の製造方法に関し、
クーロンブロッケード効果により高速かつ低消費電力で
動作する超伝導トランジスタに必要とされる超伝導微粒
子薄膜の製造方法を提供することを目的とし、 基板上に超伝導アモルファス薄膜を形成する第1の工程
と、加熱することにより前記超伝導アモルファス薄膜を
結晶化して超伝導多結晶薄膜に変化させる第2の工程と
、前記超伝導多結晶薄膜をプラズマエッチングして島状
の超伝導微結晶粒からなる超伝導微粒子薄膜を形成する
第3の工程とを有するように構成する. [産業上の利用分野] 本発明は、超伝導微粒子薄膜の製造方法、その超伝導微
粒子薄膜を用いた超伝導トランジスタ、およびその超伝
導トランジスタの製造方法に関する. 直径が200八より小さい導電性微粒子の不連続薄膜は
、各微粒子の静電容景が10−”Fと非常に小さいため
、電子が微粒子上に移動した効果が大きく電圧に反映さ
れ、チャージアヅプされた微粒子は後からの電子を反発
する.このクーロンブロツケード効果を利用して、微粒
子のプラズマ周波数の単位すなわちサブビコセコンドの
単位で動作する極めて高速の、また少ない個数の電子で
動作する極めて低消′g!電力のトランジスタが考えら
れる. 特に、この微粒子として超伝導体を用いた場合、■(電
流》−V(電圧》特性の非線形性が大きくなり、熱雑音
に強く、より高速で動作する等のより優れた特性を有す
る超伝導トランジスタのf!A造が期待される. さらに、その超導電微粒子として最近急速に開発が進め
られている酸化物超伝導材の微粒子を用いると、超伝導
状態が得られる液体窒素温度での動作が可能となる. [従来の技術] 従来、銀(Ag)や白金パラジウム(Pt−Pd)等の
微粒子薄膜は、金属元素の蒸着時の初期に、蒸着物が鳥
状に発達することを利用して製造されていた. しかし、この従来の方法によっては、酸化物超伝導材の
微粒子薄膜を製造することはできい.[発明が解決しよ
うとする課題] このように、クーロンブロッケード効果を利用し、微粒
子として超伝導体を用いた超伝導トランジスタは、極め
て高速でかつ極めて低消費電力であるため、その製造が
期待されているが、それに必要な超伝導微粒子薄膜の製
造技術は、未だ見出だされていない. 本発明は、クーロンブロックード効果により高速かつ低
消Y!電力で動作する超伝導トランジスタに必要とされ
る超伝導微粒子薄膜の製造方法を提供し、さらにこの超
伝、導微粒子薄膜を用いた超伝導トランジスタおよびそ
の製造方法を提供することを目的とする. [課題を解決するための手段] 上記課題は、基板上に超伝導アモルファス薄W1を形成
する第1の工程と、加熱することにより前記超伝導アモ
ルフ−アス薄膜を結晶化して超伝導多結晶薄膜に変化さ
せる第2の工程と、前記超伝導多結晶薄膜をプラズマエ
ッチングして島状の超伝導微結晶粒からなる超伝導微粒
子薄膜を形成する第3の工程とを有することを特徴とす
る超伝導倣粒子薄膜の製造方法によって達成される.ま
た、基板上に形成されたソースおよびドレインと、前記
ソースと前記ドレインとの間のチャネルとして形成され
た島状の超伝導微結晶粒からなる超伝導微粒子薄膜と、
前記超伝導微粒子薄膜上に絶縁膜を介して形成されたゲ
ートと を有することを特徴とする超伝導トランジスタ
によって達成される. また、基板上に超伝導アモルファス薄膜を形成する第1
の工程と、加熱することにより前記超伝導アモルファス
薄膜を結晶化させて超伝導多結晶薄膜に変化させる第2
の工程と、ソースおよびドレインの形成予定領域の前記
超伝導多結晶薄膜上に金属膜を選択的に形成する第3の
工程と、前記金属膜をマスクとして前記超伝導多結晶薄
膜のプラズマエッチングを行ない、島状の超伝導微結晶
粒からなる超伝導微粒子薄膜をチャネルとして形成する
と共に、前記金属膜および前記金属膜下の前記超伝導多
結晶薄膜から構成されるソースおよびドレインを形成す
る第4の工程と、前記超伝導微粒子薄膜上に絶縁膜を介
してゲートを形成する第5の工程とを有することを特徴
とする超伝導トランジスタの製造方法によって達成され
る.[作 用] すなわち本発明による超伝導微粒子薄膜の製造方法は、
超伝導アモルファス薄膜を加熱することによって結晶成
長させ、次いでプラズマエッチングすることによって結
晶成長した極微結晶粒を除去して、島状の結晶粒を残留
させ、超伝導微粒子薄膜を形成する. また、本発明による超伝導トランジスタは、上記の方法
によって形成された超伝導微粒子薄膜をソース、ドレイ
ン間に挟まれたチャネルとして構成されている. また、本発明による超伝導トランジスタの製造方法は、
上記の超伝導微粒子薄膜の製造方法を用いて、ソース、
ドレイン間に挟まれたチャネルを形成する. [実施例] 以下、本発明を図示する実施例に基づいて具体的に説明
する. 第1図は本発明の一実施例による超伝導微粒子薄膜の製
造方法を示す工程図である. 例えばAr(アルゴン)と02 (酸素)とが1対1に
混合されている雰囲気中において、圧力Pが1 0−’
Torrの条件でスパッタリングを行ない、例えばMg
O基板2上に酸化物超伝導材のアモルファス状の薄膜を
、例えばY t B a 2 C u s O xアモ
ルファス薄膜4を100〜200八の厚さに堆積させる
(第1図(a)参照). 次いで、02雰囲気中において850℃の比較的低温で
30分間のアニールを行なうと、セラミック特有の性質
によって結晶成長が起こる.この結晶成長によって、直
径が500人より小さい大小の結晶粒6が形成され、Y
.Ba2Cu,Oえアモルファス薄膜4が、Y1Ba2
Cus OX多結晶薄Jli8に変化する.なおこのと
きY+Ba2C u s O zアモルファス薄膜4の
厚さが100〜200人と薄いため、Y1Ba2Cus
Ox多結晶薄膜8の結晶粒6の重なりは少ない.また
、アニールの温度が高温になると結晶粒の大きさが大き
くなってしまうことに注意しなければならない《第1図
(b)参照). 次いで、圧力Pが3 X 1 0−’TorrのArガ
ス中において、Yr B at C u s O.多結
晶薄JIi8をスバッタエッチングする《第1図(C)
参照)。
動作する超伝導トランジスタに必要とされる超伝導微粒
子薄膜の製造方法を提供することを目的とし、 基板上に超伝導アモルファス薄膜を形成する第1の工程
と、加熱することにより前記超伝導アモルファス薄膜を
結晶化して超伝導多結晶薄膜に変化させる第2の工程と
、前記超伝導多結晶薄膜をプラズマエッチングして島状
の超伝導微結晶粒からなる超伝導微粒子薄膜を形成する
第3の工程とを有するように構成する. [産業上の利用分野] 本発明は、超伝導微粒子薄膜の製造方法、その超伝導微
粒子薄膜を用いた超伝導トランジスタ、およびその超伝
導トランジスタの製造方法に関する. 直径が200八より小さい導電性微粒子の不連続薄膜は
、各微粒子の静電容景が10−”Fと非常に小さいため
、電子が微粒子上に移動した効果が大きく電圧に反映さ
れ、チャージアヅプされた微粒子は後からの電子を反発
する.このクーロンブロツケード効果を利用して、微粒
子のプラズマ周波数の単位すなわちサブビコセコンドの
単位で動作する極めて高速の、また少ない個数の電子で
動作する極めて低消′g!電力のトランジスタが考えら
れる. 特に、この微粒子として超伝導体を用いた場合、■(電
流》−V(電圧》特性の非線形性が大きくなり、熱雑音
に強く、より高速で動作する等のより優れた特性を有す
る超伝導トランジスタのf!A造が期待される. さらに、その超導電微粒子として最近急速に開発が進め
られている酸化物超伝導材の微粒子を用いると、超伝導
状態が得られる液体窒素温度での動作が可能となる. [従来の技術] 従来、銀(Ag)や白金パラジウム(Pt−Pd)等の
微粒子薄膜は、金属元素の蒸着時の初期に、蒸着物が鳥
状に発達することを利用して製造されていた. しかし、この従来の方法によっては、酸化物超伝導材の
微粒子薄膜を製造することはできい.[発明が解決しよ
うとする課題] このように、クーロンブロッケード効果を利用し、微粒
子として超伝導体を用いた超伝導トランジスタは、極め
て高速でかつ極めて低消費電力であるため、その製造が
期待されているが、それに必要な超伝導微粒子薄膜の製
造技術は、未だ見出だされていない. 本発明は、クーロンブロックード効果により高速かつ低
消Y!電力で動作する超伝導トランジスタに必要とされ
る超伝導微粒子薄膜の製造方法を提供し、さらにこの超
伝、導微粒子薄膜を用いた超伝導トランジスタおよびそ
の製造方法を提供することを目的とする. [課題を解決するための手段] 上記課題は、基板上に超伝導アモルファス薄W1を形成
する第1の工程と、加熱することにより前記超伝導アモ
ルフ−アス薄膜を結晶化して超伝導多結晶薄膜に変化さ
せる第2の工程と、前記超伝導多結晶薄膜をプラズマエ
ッチングして島状の超伝導微結晶粒からなる超伝導微粒
子薄膜を形成する第3の工程とを有することを特徴とす
る超伝導倣粒子薄膜の製造方法によって達成される.ま
た、基板上に形成されたソースおよびドレインと、前記
ソースと前記ドレインとの間のチャネルとして形成され
た島状の超伝導微結晶粒からなる超伝導微粒子薄膜と、
前記超伝導微粒子薄膜上に絶縁膜を介して形成されたゲ
ートと を有することを特徴とする超伝導トランジスタ
によって達成される. また、基板上に超伝導アモルファス薄膜を形成する第1
の工程と、加熱することにより前記超伝導アモルファス
薄膜を結晶化させて超伝導多結晶薄膜に変化させる第2
の工程と、ソースおよびドレインの形成予定領域の前記
超伝導多結晶薄膜上に金属膜を選択的に形成する第3の
工程と、前記金属膜をマスクとして前記超伝導多結晶薄
膜のプラズマエッチングを行ない、島状の超伝導微結晶
粒からなる超伝導微粒子薄膜をチャネルとして形成する
と共に、前記金属膜および前記金属膜下の前記超伝導多
結晶薄膜から構成されるソースおよびドレインを形成す
る第4の工程と、前記超伝導微粒子薄膜上に絶縁膜を介
してゲートを形成する第5の工程とを有することを特徴
とする超伝導トランジスタの製造方法によって達成され
る.[作 用] すなわち本発明による超伝導微粒子薄膜の製造方法は、
超伝導アモルファス薄膜を加熱することによって結晶成
長させ、次いでプラズマエッチングすることによって結
晶成長した極微結晶粒を除去して、島状の結晶粒を残留
させ、超伝導微粒子薄膜を形成する. また、本発明による超伝導トランジスタは、上記の方法
によって形成された超伝導微粒子薄膜をソース、ドレイ
ン間に挟まれたチャネルとして構成されている. また、本発明による超伝導トランジスタの製造方法は、
上記の超伝導微粒子薄膜の製造方法を用いて、ソース、
ドレイン間に挟まれたチャネルを形成する. [実施例] 以下、本発明を図示する実施例に基づいて具体的に説明
する. 第1図は本発明の一実施例による超伝導微粒子薄膜の製
造方法を示す工程図である. 例えばAr(アルゴン)と02 (酸素)とが1対1に
混合されている雰囲気中において、圧力Pが1 0−’
Torrの条件でスパッタリングを行ない、例えばMg
O基板2上に酸化物超伝導材のアモルファス状の薄膜を
、例えばY t B a 2 C u s O xアモ
ルファス薄膜4を100〜200八の厚さに堆積させる
(第1図(a)参照). 次いで、02雰囲気中において850℃の比較的低温で
30分間のアニールを行なうと、セラミック特有の性質
によって結晶成長が起こる.この結晶成長によって、直
径が500人より小さい大小の結晶粒6が形成され、Y
.Ba2Cu,Oえアモルファス薄膜4が、Y1Ba2
Cus OX多結晶薄Jli8に変化する.なおこのと
きY+Ba2C u s O zアモルファス薄膜4の
厚さが100〜200人と薄いため、Y1Ba2Cus
Ox多結晶薄膜8の結晶粒6の重なりは少ない.また
、アニールの温度が高温になると結晶粒の大きさが大き
くなってしまうことに注意しなければならない《第1図
(b)参照). 次いで、圧力Pが3 X 1 0−’TorrのArガ
ス中において、Yr B at C u s O.多結
晶薄JIi8をスバッタエッチングする《第1図(C)
参照)。
このときのエッチングレートは40A/min程度であ
り、Y+ Ba2Cus Ox多結晶薄膜8中の粒界か
らエッチングされ始め、小さい極微結晶粒が除去され、
比較的大きい結晶粒だけがほぼ均一な形状にエッチング
されて、島状に残留する.こうして島状に形成された微
結晶粒10から構成されるY,B ai C u s
O*微粒子薄膜12が形成される.このときのY+ B
a2Cus OX微粒子薄膜12の面抵抗は数kΩとな
り、島状の微結晶粒10の大きさは直径100A程度と
なる(第1図(d)参照). こうして、直径100人程度の島状の微結晶粒10から
なるY+ Baz Cu’s O*微粒子薄膜が製造さ
れる. 次に、第2図を用いて、上記実施例の方法により製造さ
れた超伝導微粒子薄膜を用いた超伝導トランジスタを説
明する. 第2図(a)および(b)は、それぞれ本発明の一実施
例による超伝導トランジスタを示す斜視図および断面図
である. 例えばMgO基板22上に、ソース24およびドレイン
26が形成されている.そしてこれらのソース、ドレイ
ン24.26は、それぞれ例えばY+ Bat Cus
O*等の酸化物超伝導材からなる超伝導多結晶薄M2
B.30および例えば金(Au)、Agまたはアルミニ
ウム(Aj)等からなる金属膜32.34から構成され
ている.そしてソース24とドレイン26とに挟まれた
チャネルには、例えばYIBat Cus Oえ等の酸
化物超伝導材からなる直径100A程度の島状の微結晶
粒36から構成される超伝導微粒子薄膜38が形成され
ている. そしてこの超伝導微粒子薄膜38上には、例えばMgO
またはAj* Osからなる絶縁18I40を介してゲ
ート電極42が形成されている.さらにソース電極44
およびドレイン電極46が形成され、絶縁WA40に開
口されたコンタクトホールを介して、それぞれソース、
ドレイン24.26を構成する金属膜32.34に接続
されている.このようにして、島状に配置された微結晶
粒36からなる超伝導微粒子薄膜38をチャネルとする
超伝導トランジスタが形成されている.この超伝導トラ
ンジスタは、ソース24からチャネルとしての超伝導微
粒子薄IBl38の微結晶粒36へ、まなこの微結晶粒
36からドレイン電極26へと電子がトンネル電流とし
て流れることを、ゲート42によって制御するFET
(電界効果型トランジスタ)である.そしてチャネルの
微結晶粒36は高温超伝導体の微粒子であるため、超伝
導体ギャップエネルギーEg”30mVだけバリアが高
くなり、I −V特性は原点付近の非線形性が金属微粒
子より大きくなる. また、クーロンブロッゲード効果を利用しているため、
微粒子のプラズマ周波数の単位すなわちサプビコセコン
ドの単位という極めて高速で動作することができる.さ
らにまた、少ない個数の電子で動作することができるた
め、消費電力も極めて低くすることができる. 次に、第3図を用いて、上記実施例の超伝導トランジス
タの製造方法を説明する. 第3図は、本発明の一実施例による超伝導トランジスタ
の製造方法を示す工程図である.例えばAr(アルゴン
》と02 《酸素》とが1対1に混合されている雰囲気
中において、圧力Pが1 0−’Torrの条件でスパ
ッタリングを行ない、例えばMgO基板52上に例えば
Y t B a tC u m O *等の酸化物超伝
導材からなる超伝導アモルファス薄膜を100〜200
人の厚さに堆積させる.続いて、Ox雰囲気中において
850℃の比較的低温で30分間のアニールを行なうこ
とにより結晶化を行ない、直径が500人より小さい大
小の結晶粒からなる超伝導多結晶薄WA54に変化させ
る.このとき、超伝導アモルファス薄膜の厚さが100
〜200八と薄いため、超伝導多結晶薄膜54の結晶粒
の重なりは少ない(第1図(a)参照》. 次いで、レジスト56を十分厚く塗布した後、EB(電
子ビーム)リングラフィ法によるバターニングを行ない
、チャネル形成予定領域にレジスト56を残存させる(
第1図(b)参照).次いで、超伝導多結,晶薄1lA
54およびレジスト56上に、例えばAu,Agまたは
AfJ等からなる金属を蒸着して、金!!!1膜58を
形成する(第1図(C)参照).続いて、レジスト56
をその上の金属M58と共に除去し、チャネル形成予定
領域の超伝導多結晶薄11154を露出させる(第1図
(d)参照》. 次いで、圧力Pが3 X 1 0−’TorrのArガ
ス中において、露出された超伝導多結晶薄膜54のスパ
ッタエッチングを行なうと、超導電多結晶薄膜54中の
粒界からエッチングされ始め、小さい極微結晶粒が除去
され、比較的大きい微結晶粒だけがほぼ均一な形状にエ
ッチングされて、島状に残留する.こうして直径100
A程度の島状の微結晶粒60からなる超伝導微粒子薄膜
62を形成する.またこのとき、超伝導多結晶薄54お
よび金1jA膜58から構成されるソースおよびドレイ
ンがそれぞれ形成される(第1図(e)参照).次いで
、全面に例えばMgO*なはAjtosからなる絶縁膜
64を堆積させる(第1図(f)参照).続いて、レジ
スト66を塗布した後、ソースおよびドレインのTh’
fk用窓開けのためのバターニングを行なう(第1図(
g)参照).次いで、このバターニングしたレジスト6
6をマスクとして絶縁膜64を選択的にエッチング除去
し、ソースおよびドレインの電極用窓開けを行なった後
、レジスト66を除去し、全面に例えばA1等の金属W
A68を蒸着する.続いて、レジスト70を塗布し、ソ
ース、ドレインおよびゲートの電極形成のためのパター
ニングを行なう(第1図(h)参照). 次いで、このバターニングしたレジスト70をマスクと
してtmWA68を選択的にエッチング除去した後、レ
ジスト70を除去し、ソース電極72、ドレイン電極7
4およびゲート@極76をそれぞれ形成する(第1図(
1)参照).このようにして、島状の微結晶粒60から
なる超伝導微粒子薄膜62をチャネルとする超伝導トラ
ンジスタが製造される. 本実施例による超伝導トランジスタの製造方法は、高温
超導電材料の多結晶薄膜を用いて微粒子薄膜を作ってい
るため、高温超導電材料の単結晶膜成長の工程を有する
超伝導トランジスタの製造方法と比べると、プロセス上
の困難度が低く、容易に製造することができるという利
点がある.なお、上記実施例においては、酸化物超伝導
材としてY+ Ba2Cus O*を用いたが、これに
限定されず、イットリウム(Y)を希土顕元素で置換し
たものでもよい.また、それ以外にBi一Sr−Ca−
Cu−0系、B i−Pb−Ba−0系、La−Sr−
Cu−0系、La−Ba−Cu一〇系等の高温超導電材
料であってもよい.?1明の効果] 以上のように本発明によれば、超伝導アモルファス薄膜
を加熱し、プラズマエッチング■することにより、高速
で低消′f!電力の超伝導トランジスタに必要とされる
超伝導微粒子薄膜を形成することができる. また、上記のようにして形成された超伝導微粒子薄膜を
ソース、ドレイン間に挟まれたチャネルとすることによ
り、クーロンブロッケード効果により高速かつ低消費電
力で動作する超伝導トランジスタを実現することができ
る.
り、Y+ Ba2Cus Ox多結晶薄膜8中の粒界か
らエッチングされ始め、小さい極微結晶粒が除去され、
比較的大きい結晶粒だけがほぼ均一な形状にエッチング
されて、島状に残留する.こうして島状に形成された微
結晶粒10から構成されるY,B ai C u s
O*微粒子薄膜12が形成される.このときのY+ B
a2Cus OX微粒子薄膜12の面抵抗は数kΩとな
り、島状の微結晶粒10の大きさは直径100A程度と
なる(第1図(d)参照). こうして、直径100人程度の島状の微結晶粒10から
なるY+ Baz Cu’s O*微粒子薄膜が製造さ
れる. 次に、第2図を用いて、上記実施例の方法により製造さ
れた超伝導微粒子薄膜を用いた超伝導トランジスタを説
明する. 第2図(a)および(b)は、それぞれ本発明の一実施
例による超伝導トランジスタを示す斜視図および断面図
である. 例えばMgO基板22上に、ソース24およびドレイン
26が形成されている.そしてこれらのソース、ドレイ
ン24.26は、それぞれ例えばY+ Bat Cus
O*等の酸化物超伝導材からなる超伝導多結晶薄M2
B.30および例えば金(Au)、Agまたはアルミニ
ウム(Aj)等からなる金属膜32.34から構成され
ている.そしてソース24とドレイン26とに挟まれた
チャネルには、例えばYIBat Cus Oえ等の酸
化物超伝導材からなる直径100A程度の島状の微結晶
粒36から構成される超伝導微粒子薄膜38が形成され
ている. そしてこの超伝導微粒子薄膜38上には、例えばMgO
またはAj* Osからなる絶縁18I40を介してゲ
ート電極42が形成されている.さらにソース電極44
およびドレイン電極46が形成され、絶縁WA40に開
口されたコンタクトホールを介して、それぞれソース、
ドレイン24.26を構成する金属膜32.34に接続
されている.このようにして、島状に配置された微結晶
粒36からなる超伝導微粒子薄膜38をチャネルとする
超伝導トランジスタが形成されている.この超伝導トラ
ンジスタは、ソース24からチャネルとしての超伝導微
粒子薄IBl38の微結晶粒36へ、まなこの微結晶粒
36からドレイン電極26へと電子がトンネル電流とし
て流れることを、ゲート42によって制御するFET
(電界効果型トランジスタ)である.そしてチャネルの
微結晶粒36は高温超伝導体の微粒子であるため、超伝
導体ギャップエネルギーEg”30mVだけバリアが高
くなり、I −V特性は原点付近の非線形性が金属微粒
子より大きくなる. また、クーロンブロッゲード効果を利用しているため、
微粒子のプラズマ周波数の単位すなわちサプビコセコン
ドの単位という極めて高速で動作することができる.さ
らにまた、少ない個数の電子で動作することができるた
め、消費電力も極めて低くすることができる. 次に、第3図を用いて、上記実施例の超伝導トランジス
タの製造方法を説明する. 第3図は、本発明の一実施例による超伝導トランジスタ
の製造方法を示す工程図である.例えばAr(アルゴン
》と02 《酸素》とが1対1に混合されている雰囲気
中において、圧力Pが1 0−’Torrの条件でスパ
ッタリングを行ない、例えばMgO基板52上に例えば
Y t B a tC u m O *等の酸化物超伝
導材からなる超伝導アモルファス薄膜を100〜200
人の厚さに堆積させる.続いて、Ox雰囲気中において
850℃の比較的低温で30分間のアニールを行なうこ
とにより結晶化を行ない、直径が500人より小さい大
小の結晶粒からなる超伝導多結晶薄WA54に変化させ
る.このとき、超伝導アモルファス薄膜の厚さが100
〜200八と薄いため、超伝導多結晶薄膜54の結晶粒
の重なりは少ない(第1図(a)参照》. 次いで、レジスト56を十分厚く塗布した後、EB(電
子ビーム)リングラフィ法によるバターニングを行ない
、チャネル形成予定領域にレジスト56を残存させる(
第1図(b)参照).次いで、超伝導多結,晶薄1lA
54およびレジスト56上に、例えばAu,Agまたは
AfJ等からなる金属を蒸着して、金!!!1膜58を
形成する(第1図(C)参照).続いて、レジスト56
をその上の金属M58と共に除去し、チャネル形成予定
領域の超伝導多結晶薄11154を露出させる(第1図
(d)参照》. 次いで、圧力Pが3 X 1 0−’TorrのArガ
ス中において、露出された超伝導多結晶薄膜54のスパ
ッタエッチングを行なうと、超導電多結晶薄膜54中の
粒界からエッチングされ始め、小さい極微結晶粒が除去
され、比較的大きい微結晶粒だけがほぼ均一な形状にエ
ッチングされて、島状に残留する.こうして直径100
A程度の島状の微結晶粒60からなる超伝導微粒子薄膜
62を形成する.またこのとき、超伝導多結晶薄54お
よび金1jA膜58から構成されるソースおよびドレイ
ンがそれぞれ形成される(第1図(e)参照).次いで
、全面に例えばMgO*なはAjtosからなる絶縁膜
64を堆積させる(第1図(f)参照).続いて、レジ
スト66を塗布した後、ソースおよびドレインのTh’
fk用窓開けのためのバターニングを行なう(第1図(
g)参照).次いで、このバターニングしたレジスト6
6をマスクとして絶縁膜64を選択的にエッチング除去
し、ソースおよびドレインの電極用窓開けを行なった後
、レジスト66を除去し、全面に例えばA1等の金属W
A68を蒸着する.続いて、レジスト70を塗布し、ソ
ース、ドレインおよびゲートの電極形成のためのパター
ニングを行なう(第1図(h)参照). 次いで、このバターニングしたレジスト70をマスクと
してtmWA68を選択的にエッチング除去した後、レ
ジスト70を除去し、ソース電極72、ドレイン電極7
4およびゲート@極76をそれぞれ形成する(第1図(
1)参照).このようにして、島状の微結晶粒60から
なる超伝導微粒子薄膜62をチャネルとする超伝導トラ
ンジスタが製造される. 本実施例による超伝導トランジスタの製造方法は、高温
超導電材料の多結晶薄膜を用いて微粒子薄膜を作ってい
るため、高温超導電材料の単結晶膜成長の工程を有する
超伝導トランジスタの製造方法と比べると、プロセス上
の困難度が低く、容易に製造することができるという利
点がある.なお、上記実施例においては、酸化物超伝導
材としてY+ Ba2Cus O*を用いたが、これに
限定されず、イットリウム(Y)を希土顕元素で置換し
たものでもよい.また、それ以外にBi一Sr−Ca−
Cu−0系、B i−Pb−Ba−0系、La−Sr−
Cu−0系、La−Ba−Cu一〇系等の高温超導電材
料であってもよい.?1明の効果] 以上のように本発明によれば、超伝導アモルファス薄膜
を加熱し、プラズマエッチング■することにより、高速
で低消′f!電力の超伝導トランジスタに必要とされる
超伝導微粒子薄膜を形成することができる. また、上記のようにして形成された超伝導微粒子薄膜を
ソース、ドレイン間に挟まれたチャネルとすることによ
り、クーロンブロッケード効果により高速かつ低消費電
力で動作する超伝導トランジスタを実現することができ
る.
第1図は本発明の一実施例による超伝導微粒子薄膜の製
造方法を示す工程図、 第2図は本発明の一実施例による超伝導トランジスタを
示す図、 第3図は本発明の一実施例による超伝導トランジスタの
製造方法を示す工程図である.6・・・・・・結晶粒、 8・・・・・・YIBat Cus Oえ多結晶薄膜、
10.36.60・・・・・・微結晶粒、1 2−−Y
IBa2Cus OX微粒子薄膜、24・・・・・・ソ
ース、 26・・・・・・ドレイン、 28,30.54・・・・・・超伝導多結晶薄膜、32
.34,58.68・・・・・・金属膜、38.62・
・・・・・超伝導微粒子薄膜、40.64・・・・・・
絶縁膜、 42.76・・・・・・ゲート電極、 44.72・・・・・・ソース電極、 46.74・・・・・・ドレイン電極、56.66.7
0・・・・・・レジスト.図において、
造方法を示す工程図、 第2図は本発明の一実施例による超伝導トランジスタを
示す図、 第3図は本発明の一実施例による超伝導トランジスタの
製造方法を示す工程図である.6・・・・・・結晶粒、 8・・・・・・YIBat Cus Oえ多結晶薄膜、
10.36.60・・・・・・微結晶粒、1 2−−Y
IBa2Cus OX微粒子薄膜、24・・・・・・ソ
ース、 26・・・・・・ドレイン、 28,30.54・・・・・・超伝導多結晶薄膜、32
.34,58.68・・・・・・金属膜、38.62・
・・・・・超伝導微粒子薄膜、40.64・・・・・・
絶縁膜、 42.76・・・・・・ゲート電極、 44.72・・・・・・ソース電極、 46.74・・・・・・ドレイン電極、56.66.7
0・・・・・・レジスト.図において、
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、基板上に超伝導アモルファス薄膜を形成する第1の
工程と、 加熱することにより前記超伝導アモルファス薄膜を結晶
化して超伝導多結晶薄膜に変化させる第2の工程と、 前記超伝導多結晶薄膜をプラズマエッチングして島状の
超伝導微結晶粒からなる超伝導微粒子薄膜を形成する第
3の工程と を有することを特徴とする超伝導微粒子薄膜の製造方法
。 2、基板上に形成されたソースおよびドレインと、 前記ソースと前記ドレインとの間のチャネルとして形成
された島状の超伝導微結晶粒からなる超伝導微粒子薄膜
と、 前記超伝導微粒子薄膜上に絶縁膜を介して形成されたゲ
ートと を有することを特徴とする超伝導トランジスタ。 3、基板上に超伝導アモルファス薄膜を形成する第1の
工程と、 加熱することにより前記超伝導アモルファス薄膜を結晶
化させて超伝導多結晶薄膜に変化させる第2の工程と、 ソースおよびドレインの形成予定領域の前記超伝導多結
晶薄膜上に金属膜を選択的に形成する第3の工程と、 前記金属膜をマスクとして前記超伝導多結晶薄膜のプラ
ズマエッチングを行ない、島状の超伝導微結晶粒からな
る超伝導微粒子薄膜をチャネルとして形成すると共に、
前記金属膜および前記金属膜下の前記超伝導多結晶薄膜
から構成されるソースおよびドレインを形成する第4の
工程と、前記超伝導微粒子薄膜上に絶縁膜を介してゲー
トを形成する第5の工程と を有することを特徴とする超伝導トランジスタの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63286336A JPH02132869A (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 超伝導微粒子薄膜の製造方法、その超伝導微粒子薄膜を用いた超伝導トランジスタ、およびその超伝導トランジスタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63286336A JPH02132869A (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 超伝導微粒子薄膜の製造方法、その超伝導微粒子薄膜を用いた超伝導トランジスタ、およびその超伝導トランジスタの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02132869A true JPH02132869A (ja) | 1990-05-22 |
Family
ID=17703068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63286336A Pending JPH02132869A (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 超伝導微粒子薄膜の製造方法、その超伝導微粒子薄膜を用いた超伝導トランジスタ、およびその超伝導トランジスタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02132869A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04258171A (ja) * | 1991-02-13 | 1992-09-14 | Hitachi Ltd | 超電導素子 |
JPH05291637A (ja) * | 1992-04-09 | 1993-11-05 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 超電導電界効果型素子 |
-
1988
- 1988-11-11 JP JP63286336A patent/JPH02132869A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04258171A (ja) * | 1991-02-13 | 1992-09-14 | Hitachi Ltd | 超電導素子 |
JPH05291637A (ja) * | 1992-04-09 | 1993-11-05 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 超電導電界効果型素子 |
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