JPH02132280A - 立体駐車装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は立体駐車装置に関するものである。

（口）従来の技術 従来の駐車場には立地条件によって各種の方式があり，
需要のきわめて大きい大都市の都心部には土地・空間の
利用効率が高く、高収容・高能率の垂直循環式の機械型
立体駐車場が林立し，都心を離れたところでは空地利用
型の平面駐車場が散在しているのが大勢である。しかし
、需要や土地・空間の利用効率の必要が都心部ほどでは
ない，いわば中間地帯や副都心的なところに立地するの
に適当な機械型立体駐車場は多段式駐車設備と称するも
の以外には投下資本的にも実用化されていない。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 上記のような都心を少し離れた中間地帯や副都心的なと
ころに立地するのに適当な機械型立体駐車場としては，
需要、土地・空間の利用効率に見合うばかりでなく、採
算上からも建設費の安いものが要求される。垂直循環式
のものは、建設費など投下資本の点からも、その立地は
都心部に限られている。循環式ではないものとして、こ
の発明に類する従来のエレベーター式立体駐車設備は建
設費，入出庫速度などの点で現在の循環式のものに比べ
て格段と劣り、かつ入出庫はドライバーの手を必要とす
るため今は廃れている。また多段式駐車設備と称するも
のは主として公共駐車場用やビル用ないし自家用として
散在しているが、これは段数が多くなるほど入出庫の操
作が複雑になり１台当り建設費が循環式に比べて格段と
安い２、３階までしか実用されておらず、収容台数が少
いので、土地の利用効率が悪く、入出庫速度も低いので
．都心部はもちろん，副都心部を含む中間地帯における
営業用あるいは大規模自家用駐車場としては適当とはい
えない。この発明は空地利用型の平面駐車場を立体化し
，積極的な駐車場経営を可能にするために，とくに中間
地帯向けとして、従来の方式の欠点をカバーし、土地の
利用効率、建設費、入出庫速度に対する上記の諸要求を
充足する比較的簡易な機械型立体駐車設備を提供するこ
とを目的とする。空地利用型の平面駐車場はいつ他の建
築物に転換して消えていくかわからず、次第に都心部を
離れた中間地帯でも駐車場難が起りつつあるので、この
発明による立体駐車場が必要となっていくものと思われ
る。

（ニ）問題を解決するための手段 この発明の目的を達成するために、まずリフト式を採用
し、パケット型吊り具を利用することとし、その基本形
を図示する。第１、２図および第８，４図は夫々基本形
２例についての立面図と平面図（１階）であり、第５図
はパケット型吊り具（１）が車（２）を抱えた立面図で
ある。なお吊り具（１１と車（２）との接触面には弾力
性物質を張って，車（２）を保護してある。第５因にお
いて吊り具（１）はモータ駆動の歯車（３）が矢印の方
向に回転すると、それに噛み合っている歯車（４）が矢
印の方向に逆回転することにより、パケットを両側に開
いて車（２）を放しまた歯車（３）を逆回転させると５
パケットを閉じて車（２）を抱え込むようになっている
。この吊り具（１）はホイスト室（５）の電動横行型ホ
イストによって吊り上けられ、上下、前後左右に移動す
る。（６）は歯車（３）（４）とその駆動モーターを支
えるケースであるが、第１．２、８、４図には省略して
ある。（７）は車庫群の一つであって、その木の溝（８
）（第２図）は入出庫の際κ吊りチェーン（９）（第Ｊ
図）を通すためのものである。第６図、第７図は夫々第
３、４図の場合についてパケット型吊り具（１）の移動
を示す立面図と平面図（２階以上の場合）である。

図の（１０）は吊り具（１）に結合した腕であり、その
先端の滑車（】１）および（１２）によって、吊り具（
１）は安定な移動を行なうことができる。この滑車（１
１）は横行用であり、（１２）は上下用である。ただし
、この安定化機構は一例を示した廻すぎない。なお第２
図のＡ，Ｂは車の進入方向を示すが、Ｂの場合は図の車
（２）の位置にターン・テーブルを必要とする。

ＧＩ→作　用 第１図の駐車場に入った車（２）を抱えた吊り具（１）
は電動横行型ホイストによって空車庫を求めて移動し、
入庫すると、歯車（３）および（４）の回転によってパ
ケットを開き、車（２）を木に置いて元の位置に戻って
くる。入庫した車を出庫させるときは、吊り具（１）が
迎えに行って、歯車（８）および（４）の逆回転によっ
て車を抱え、入庫のときと逆の操作によって元の位置に
戻ってくるのである。これらの操作はすべて自動的に制
御されている。

（ヘ）発明の効果 この発明によると、上記のようなパケット型吊り具を利
用したきわめて簡単な構造と操作によって車の入出庫が
行なわれるのである。従って車庫部分についての試算の
結果を垂直循環式と比較すると．同じ高さ．収容台数で
は１台当り所要面積は吊り具（１）の移動スペースの分
だけ余計になるが１台当り建設費は逆に］／２以下とみ
られる。また人件費を除く電気料金、修理費などの経常
経費についても本方式の方がはるかに有利と考えられる
。

入出庫速度については垂直循環式には劣るかも知れない
が、駐車頻度が低く、それほど高速を必要としない都心
以外の地点ではあまり問題ではないと思われ、またｎＳ
心部においても場所の条件によっては投下資本を勘案す
ると、十分適用できる可能性がある。従って、この発明
による立体駐車場は窒地の利用効率はもちろん，駐車頻
度、収容能力、投下資本などを総合的に勘案すると．大
規模自家用のみならず営業用として十分成り立つものと
考えられるのである。

【図面の簡単な説明】

第１、２図、第３，４図は夫々この発明の基本形２例を
示す立面図と平面図（１階）であり，第５因は車を抱え
た場合のパケット型吊り具の立面図である。さらに第６
図、第７図は夫々第３、４図の場合についてパケット型
吊り具の移動を安定化するためのガイド（点線）を示す
立而因と平面図（２階以上の場合）である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　リフト式立体駐車場において、バケット型吊り具に
   よつて車を抱えて入出庫する立体駐車装置