JPH02132109A - エチレン共重合体 - Google Patents

エチレン共重合体

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JPH02132109A
JPH02132109A JP28356088A JP28356088A JPH02132109A JP H02132109 A JPH02132109 A JP H02132109A JP 28356088 A JP28356088 A JP 28356088A JP 28356088 A JP28356088 A JP 28356088A JP H02132109 A JPH02132109 A JP H02132109A
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JP
Japan
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polymerization
ethylene
titanium
ethylene copolymer
copolymer
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Application number
JP28356088A
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English (en)
Inventor
Masayuki Shinohara
正之 篠原
Tsutomu Akimaru
秋丸 勉
Kenji Nakanaga
中長 健二
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、中空成形用材料として好適なエチレン共重合
体に関するものである。さらに詳しくいえば、本発明は
溶融時の伸張粘度や溶融張力が大きく、薄肉の中空体や
シートに加工しても、高い耐衝撃性、耐環境応力亀裂性
(以下ESCRという)を示す、新規なエチレン共重合
体に関するものである。
従来の技術 ポリエチレンは、中空成形用材料として好適なプラスチ
ックであり、この分野では大量に使用されている。とこ
ろで、近年一般のプラスチック成形において、省資源、
軽量化の目的で、中空体を薄肉化する傾向があるが、薄
肉成形においては、成形性の向上及び肉厚のものに匹敵
する耐衝撃強度、抗張力、ESC,Rの成形体を与える
ための物性の改良が必要とされ、ポリエチレンに対して
もこれらの要求がなされている。
ポリエチレンについて、成形加工性をそこなうことなく
機械的強度を向上させるには、例えばチーグラ一系触媒
を用いて調製した高分子量ポリエチレンと低分子量ポリ
エチレンとを混合して分子量分布を広くする方法(特公
昭45−3215号公報、特開昭57− 133136
号公報)、チーグラ一系触媒を用いる多段階重合で分子
量分布の広い重合体を生成させる方法(特公昭46− 
11349号公報、特開昭52− 19788号公報)
、チーグラ系触媒を用いて調製したポリエチレンとクロ
ム系触媒を用いて調製したポリエチレンとを混合する方
法(特開昭59−196345号公報)、高密度ポリエ
チレンと低密度ポリエチレンを混合する方法(特開昭5
4 − 100444号公報)などが知られている。
しかしながら、これらの方法により得られるポリエチレ
ンは、溶融張力が不十分であるため、薄肉の中空成形材
料としては不適当であった。
発明が解決しようとする課題 本発明は、このような従来のポリエチレンのもつ欠点を
克服い溶融時の溶融張力が十分に高く、かつ耐衝撃性、
中小型中空成形における成形加工性やESCRに優れた
エチレン共重合体を提供することを目的としてなされl
こものである。
課題を解決するための手段 本発明者らは、溶融張力が大きく、かつ耐衝撃性、成形
加工性、ESCRの優れたエチレン共重合体を開発する
ために種々研究を重ねた結果、エチレンに対し所定の割
合で他のα−オレフインを共重合させたものであって、
密度、極限粘度、パラメータA及び流動の活性化エネル
ギーが特定の範囲に調整されたエチレン共重合体がその
目的に適合することを見出し、この知見に基づいて本発
明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、エチレン単位85〜99.9重量
%と炭素数3以上のα−オレフイン単位15〜0.1重
量%から成る共重合体であって、極限粘度が1.5 〜
3.L密度が帆940−0.9759/ cm3、式A
 = Z s./Z 10 (2.。及びZ,。は測定温度150゜C1歪速度0,
05sec” ’の一定歪速度伸長粘度のそれぞれlQ
sec及び5 0 secにおける値である) で定義されるパラメータAが5〜50及び流動の活性化
工不ルギーが7.5kca(1/ mo12以下である
ことを特徴とするエチレン共重合体を提供するものであ
る。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のエチレン共重合体は、エチレンとαーオレフィ
ンとの共重合体であって、炭素数3以上のσ−オレフィ
ン単位を11〜15重量%、好ましくは帆1〜5重量%
の割合で含有することが必要である。σ−オレフィン単
位の割合がこれよりも少なくなると共重合体としての好
ましい性質が得られにくいし、またこれよりも多くなる
と共重合体の剛性が低下する。
また、本発明の共重合体は、密度帆940〜0.975
9/cII+3、好ましくは0.950−0.9659
7 cm”を有することが必要である。密度がこれより
も低くなると剛性が低下するし、またこれよりも高くな
ると衝撃強度が低下するとともに、ESCRが低下する
また、本発明の共重合体は、デカリン中135℃で副定
した極限粘度1.5〜3.1dl2/g、好ましくは2
.0〜3.OdQ/gを有することが必要である。極限
粘度がこれよりも低くなると強度が低下するし、またこ
れよりも高くなると成形加工性が低下する。
また、本発明の共重合体は、伸張粘度と時間との関係を
示す伸張粘度曲線において、下式により定義されるパラ
メータAが5〜50、好ましくは5〜l5であることが
必要である。
A−26。/Z10 (Z,.及び25Gは測定温度150°C1歪速度0.
05sec−’の一定歪速度伸長粘度のそれぞれ10s
ec及び50secにおける値である。) この伸張粘度は伸張変形時の溶融張力に大きく影響する
物質定数であり、通常、歪速度(変形速度)と時間との
関数で表わされる。このA値が5未満の場合は、分子間
の絡み合いがほぐれ易く、伸張時の粘度増加が小さく、
成形時のドローダウンが大きくなり、偏肉が大きくなる
し、また50を超えると溶融時に延伸切れが生じる。
さらに、本発明の共重合体においては、下式により定義
される流動の活性化エネルギー△Hが7.5kcaQ/
 moQ以下、好ましくは5.9〜7.2kcaQ/m
o(1,さらに好ましくは5.9〜6.9kcaQ/m
oQであることが必要である。
△H ” 13.6xQogB (ここでBは、周波数範囲10−”− 6 X l02
rad/see,測定温度150℃、220゜Cで得ら
れる貯蔵弾性率Q I −周波数W曲線を、通常の「重
ね合わせの原理」により重ね合わせた時の周波数軸移動
量を示す)この△Hが7 . 5kca l / mo
ffを越えると粘弾性量の温度依存性が大きく、また残
留応力も大きく、ESCRが低下する。
前記パラメータA及び△Hを制御するには、例えばある
種の触媒を用いたり、多段重合におけるある段の重合器
中で分子量t.10o.10o以上のものを2〜20%
生成させるなどの方法がある。
次に、本発明の共重合体は、エチレン85重量%以上と
炭素数3以上のα−オレフィンとを共重合させることに
より製造される。この炭素数3以上のσ−オレフィンと
しては、様々なものがあるが、例えば炭素数3〜lO、
好まし〈は3〜8のα−オレフィン、具体的にはブロビ
レン、ブテン・l、ヘキセン−11オクテン−1などが
挙げられる。
この共重合反応に使用する触媒としては、例えば、Ti
−ZrやTi−Vなどの二元系遷移金属触媒、TEA/
DEACやTIBA/DEACなどの混合助触媒及びエ
ステル等の第三成分から成る触媒などが用いられる。
具体的には、チーグラー型のもの、例えば特開昭57−
12006号公報、特開昭57−12007号公報、特
開昭59− 227913号公報、特願昭62−137
712号明細書などに記載されたものを用いることがで
きる。すなわち、このような触媒としては、例えば(A
)少なくともチタン、マグネシウム及びハロゲンを含有
する化合物とテトラアルコキシジルコニウム及び/又は
ジルコニウムテトラハライドを反応させて生成する固形
分に、ハロゲン含有チタン化合物を反応させて得られる
固体生成物及び(B)有機アルミニウム化合物を有効成
分とするもの、(A)少なくともチタン、マグネシウム
及びハロゲンを含有する化合物とテトラアルコキシジル
コニウムを反応させて生成する固形分に、有機ハロゲン
化アルミニウムを反応させて得られる固体生成物及び(
B)有機アルミニウム化合物を有効成分とするもの、(
A)少なくともチタン、マグネシウム及びハロゲンを含
有する固体触媒成分と(B)有機アルミニウム化合物を
主成分とするもの、(A)マグネシウムジアルコキシド
とチタンテトラアルコキシドとの混合物をインプロバノ
ール等のアルカノールと接触させ、マグネシウム含有固
体複合体を生成させ、次いでこれにジルコニウムテトラ
アルコキシド又はジルコニウムテトラハライドあるいは
その両方を反応させ、得られた反応生成物にさらに有機
ハロゲン化アルミニウムを加えて反応させることにより
調製した固体触媒成分及び(B)有機アルミニウム化合
物成分から成るものなどが挙げられる。
これらの中では、特にZ「とTiのモル比を0.5〜2
0としたものが好ましい。
前記の少なくともチタン、マグネシウム及びハロゲンを
含有する化合物としては、例えば酸化マグネシウム、水
酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウ
ム、ハロゲン化マグネシウム等のマグネシウム無機化合
物にハロゲン化チタンを反応させて得られる固体物質、
又は各種のマグネシウム化合物にハロゲン化ケイ素、ア
ルコール及びハロゲン化チタンを順次反応させて得られ
る固体物質、あるいはマグネシウムジエトキシド等のジ
アルコキシマグネシウムと硫酸マグネシウム、ハロゲン
化チタンを反応させて得られる固体物質などを挙げるこ
とができる。また、酸化マグ不シウム、水酸化マグ不シ
ウム、炭酸マグネシウム等のMg−0結合含有無機化合
物に硫酸マグネシウム、ハロゲン化ケイ素及びアルコー
ルを順次反応させて生ずる沈殿物にハロゲン化ケイ素も
しくハ有機ケイ素化合物(例えばSiC12イCH30
Si(J3、(CI30)!SiC(2.、(C11x
O)sSiCI21Si(OCR3)いC,H.OSi
C(2.、(CJsO)zSiC(lt1(C*HsO
)ssicQ,Si(OCJi)aなど)ならびにハロ
ゲン化チタンを反応させて得られる固体物質を用いるこ
ともできるし、その他ジアルコキシマグ不シウムとMg
Cff 2・6C!H,ORなどのハロゲン化マグネシ
ウムのアルコール付加物を反応させ、次いでアルコール
処理して得られる生成物にハロゲン化チタンを反応させ
て得られる固体物質を用いることもできる。
前記のアルコキシ基を含有してもよいハロゲン含有チタ
ン化合物としては、例えばTiCQいTiBr4Ti(
OCHs)CQ3、Ti(OCJs)*CQz1Ti(
OCJs)sCQなどあるいはこれらの混合物を挙げる
ことができる。
前記有機アルミニウム化合物としては、例えばトリメチ
ルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソグ
ロビルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、ジ
エチルアルミニウムモノクロリド、ジイソプaビルアル
ミニウムモノクロリド、ジイソブチルアルミニウムモノ
クロリド、ジオクチルアルミニウムモノクロリド、エチ
ルアルミニウムジクロリド、ジエチルアルミニウムモノ
エトキシド、イソプロビルアルミニウムジクロリド、エ
チルアルミニウムセスキクロリドなどを挙げることがで
きる。
前記有機ハロゲン化アルミニウムとしては、例えばジメ
チルアルミニウムモノクロリド、ジエチルアルミニウム
モノクロリド、ジイソプ口ピルアルミニウムモノクロリ
ド、ジイソブチルアルミニウムモノクロリド、メチルア
ルミニウムジクロリド、エチルアルミニウムジクロリド
、イソブロビルアルミニウムジクロリド、イソプチルア
ルミニウムモノクロリドなどあるいはこれらの混合物が
挙げられる。
前記チタンテトラアルコキシド又はジルコニウムアルコ
キシドとしては、一般式 M (OR) ,       ・・・・(I)(ただ
し、式中のRは炭素数1〜2oのアルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基及びアラルキル基、Mはチタン又
はジルコニウムである)で示されるものであり、このよ
うな化合物には、例えば、テトラメトキシチタン、テト
ラエトキシチタン、テトラ(n−プロボキシ)チタン、
テトラ(n−ブトキシ)チタン、テトラ(n−ペントキ
シ)チタン、テトラ(n−ヘキソキシ)チタン、テトラ
(n −ヘプトキシ)チタン、テトラ(n−オクトキシ
)チタン、テトラシク口ペントキシチタン、テトラシク
口ヘキソキシチタン、テトラシク口へプトキシチタン、
テトラシク口オクトキシチタン、テトラ7エノキシチタ
ンやこれらのチタン化合物に対応するジルコニウム化合
物を挙げることができる。
重合方法及び条件等は特に制限はなく、溶液重合、懸濁
重合、気相重合等のいずれも可能であり、また連続重合
、非連続重合のどちらも可能であり、しかも一段重合は
もちろんのこと多段重合を行なうこともでさる。反応の
媒体としては、ブタン、ペンタン、n−ヘキサン、シク
ロヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン等の不活性
溶媒が好ましい。さらに反応圧は、0.5〜1 5 k
g/cm”G,好ましくはI 〜I O h;t/cm
”Gとし、反応温度は50〜100°C1好ましくは6
0〜95゜Cとして、lO分〜5時間、好ましくは30
分〜3時間反応させることによって目的とするエチレン
共重合体を得ることができる。なお、重合に際しての分
子量の調節は、公知の手段、例えば水素添加等により行
えばよい。
発明の効果 本発明のエチレン共重合体は、溶融時の溶融張力が十分
に高く、かつ耐衝撃性、中空成形特に中小型中空成形な
どにおける成形加工性やESCRに優れ、中小型中空成
形用材料として好適に利用しうる。
実施例 次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
なお、各物性の測定は以下のようにして行った。
(1)  極限粘度; デカリン中135゜Cで測定しt;。
(2)密 度; JISK7112に準拠して測定した。
(3)パラメータA; 測定装置として岩本製作所(株)製の延伸レオメー夕を
用い、東洋精機(株)製の20mml小型押出機(回転
数5 rpm、設定温度190℃)により作成した長さ
30cm,直径3■の円筒状試料を150℃のシリコン
オイル中に15分間静置した後、回転ローラーに取り付
け、試料の「たるみ」を取り除いた後、所定のローラー
回転速度で延伸させ張力及び試料直径の時間変化を測定
した。この直径の時間変化より次式に従って歪速度が算
出される。
(d0:初期直径、d(L):t秒後の直径、t :歪
速度、なおd(t)の測定はタイマー付きビデオにより
行った。) 次に、この歪速度より次式に従って伸長粘度が算出され
る。
Z (a, t ) − F (t)/S (t) t
(F(t):t秒後の張力、S (t) : d (t
)より計算される断面積) パラメータAは、測定温度150℃、上記の歪速度を0
.05sec−’の一定とした際の所定の伸張粘度を用
いて次式に従って算出される。
A=Z.。/Z,。
(Z+o及び26Gは150゜C1歪速度0.05se
c−’の一定歪速度伸長粘度のそれぞれlOsec及び
50secにおける値である。) (4)流動の活性化エネルギー; 測定装置としてレオメトリックス社製のSystem4
を用い、平行平板型の治具を用いて温度150°C12
20゜Cで周波数範囲10−’〜6XIO−1の貯蔵弾
性率G′を測定し、二つのG′曲線より周波数軸移動量
Bを求め、次式に従って流動の活性化エネルギー△Hを
求めた。
ΔHl3.6XQogB (5) ドローダウンパラメーター; 成形機として日本製鋼所(株)製NB−3Bを用いて、
設定温度をC l : 170℃,C2:180℃,他
は全て190℃として吐出Jt 7 kg/hrの条件
でバリソンを押出し、バリソン長が12cmと60cm
の時の時間をそれぞれT1,、T.。とじた時、T.。
/ T I !でドローダウン性を評価した。この値が
大きいほどドローダウン性が優れている。
実施例! (1)Mg含有固体複合体の製造 n−へブタンlOQ中にMg(OEt)t l kg(
8.8moff)及びTi(0−n−Bu)41.9#
g(5.6moQ)を加え、100℃で3時間加熱し、
均一溶液とする。この均一溶液全量を、インプロバノー
ルl2Q中に、20゜Cでかきまぜながら、1時間で滴
下し、さらに1時間、かきまぜを続ける。生成した固体
を、洗浄液中にTiが検出されなくなるまで乾燥ヘキサ
ンで洗浄する。得られた固体複合体の比表面積は130
++2/g、チタン含有量は0.62重量%であった。
(2)固体触媒成分の製造 Zr(0−n−Bu)4450s(1.2mof2)及
びTi(0−n−Bu)4200g(0.6moQ)を
溶解しt;ヘキサン5Qを、(1)で得たMg含有固体
複合体スラリーに、かきまぜながら、温度20゜Cで1
5分間滴下して、さらに還流下、90分間反応させる。
EtAQCI2,の50重量%へキサン希釈液10.2
12をかきまぜながら、20°Cで30分間滴下し、さ
らに還流下、60分間反応させる。
液中に塩素が検出されなくなるまで乾燥ヘキサンで洗浄
し、全容量をヘキサンで50Qとする。固体触媒成分中
のTi及びZrの含有量は、金属単体に換算して、1.
76重量%一Ti, 6.10重量%一ZrであつI二
(3)エチレン共重合体の製造 200Q容の1段目の重合反応器にエチレン9#g/h
r,ヘキサン2 6 (J/hr、ブテンー1  11
79/hr及び水素を表に示す極限粘度を有するボリマ
ーが得られるように連続的に供給すると共に、前記触媒
をTi換算で0.6mmoQ/hr及びトリイソブチル
アルミニウム18m10oQ/ hrの速度で導入し、
80’Oで滞留時間3時間の条件下で重合させた。重合
器内容物を所定の速度で連続的に水素脱気槽に導き、水
素を分離後、200Q容の2段目の重合反応器に導いた
。2段目の重合反応器には、エチレンl #g/ hr
sヘキサン3I2/h『及びブテンー1  599/h
rを連続的に供給し、表に示す極限粘度を有するボリマ
ーが得られるような重合温度で、滞留時間2.5時間の
条件下で重合させた。
反応終了後、得られたエチレン共重合体を各種物性試験
に付した。これらの物性の測定結果を表に示す。
実施例2 プテンー■の供給量を1段目0,2段目25g/hrと
した以外は実施例lと同様にして重合させた。
得られたエチレン共重合体の物性の測定結果を表に示す
実施例3 1段目のエチレン供給量を8.75kg/hr、ヘキサ
ン供給量を24Q/h『、ブテンー1の供給量を0、2
段目のエチレン供給量を1.25kg/ hr,ヘキサ
ン供給量を5 Q/hr、プテンーlの投入量を32g
/hrとした以外は実施例lと同様にして重合させた。
得られたエチレン共重合体の物性の測定結果を表に示す
実施例4 (1)  固体触媒成分の製造 n−へブタン50m<2中にマグネシウムジエトキシド
1.0k9 (8.8moQ)及び市販の無水硫酸マ一
グネシウム1.06kgC8−8moρ)を懸濁させ、
さらに四塩化ケイ素1.5kg(8.8moff)とエ
タノールl.6J29(35.2mol2)を加えて8
0゜Cで1時間反応を行った。次いで四塩化チタン5 
QC 4 5 mol2)を加えて98゜Cで3時間反
応させた。反応後、冷却静置し上澄液を傾斜法により除
去した。次いで、新たにn−へプタン10012を加え
てかきまぜ、静置、上澄液除去の洗浄操作を3回行なっ
た後、n−ヘプタン200Qを加えて固体触媒成分の分
散液を得た。このもののチタン担持量を比色法により求
めた結果、4 2 mg− Ti/g一担体であった。
(2)エチレン共重合体の製造 触媒の導入量を1.5mmoQ/hrとし、トリイソブ
チルアルミニウムl 8 mmol2/ hrに代えて
ジェチルアルミニウムクロリド(DEAC)41.4m
moQ/hrとトリエチルアルミニウム(TEA)3.
6mmof2/ hrとした以外は実施例lと同様にし
て重合させI;。得られたエチレン共重合体の物性の測
定結果を表に示す。
実施例5 1段目のヘキサン、エチレン及びブテンーlの各供給量
をそれぞれ1 5 Q/hr,  1 ky/hr及び
26g/hr, 2段目のヘキサン、エチレン及びブテ
ンーlの各供給量をそれぞれl 4L’hr, 9kg
/hr及び9 y/hrとし、重合温度を逆とした以外
は実施例lと同様にして重合させt;。得られt;エチ
レン共重合体の物性の測定結果を表に示す。
実施例6 200Q容の1段目の重合反応器にエチレン5.1kg
/hr、ヘキサン15ff/hrを連統的に供給すると
共に,実施例lで用いたのと同様の触媒をTi換算で0
.6mmo(2/hr及びトリイソブチルアルミニウム
l8mmoQ/hrの速度で導入し、80℃で表に示す
極限粘度を有するポリマーが得られるよう水素を連続供
給して、滞留時間4時間の条件下で重合させた。
重合器内容物を所定の速度で連続的に水素脱気槽に導き
、水素を分離後、所定の速度で連続的に200Q容の2
段目の重合反応器に導いた。2段目の重合反応器には、
エチレン3.8kg/11r,ヘキサン1112/hr
、ブテンー1  118g/hr及び水素を表に示す極
限粘度を有するポリマーが得られるように連続的に供給
し、80゜Cで滞留時間2.5時間の条件下で重合させ
た。重合器内容物を所定の速度で連続的に水素脱気槽に
導き、水素を分離後、2004容の3段目の重合反応器
に導いた。3段目の重合反応器には、エチレンl. I
kg/hr,ヘキサン3 Q/hr,ブテンー1  6
0g/hrで連続的に供給し、表に示す極限粘度を有す
るボリマーが得られるような重合温度で滞留時間2,5
時間の重合をさせた。得られたエチレン共重合体の物性
の測定結果を表に示す。
実施例7 各段のエチレンの供給量をそれぞれ順に1.1kg/h
r, 5.1kg/hr及び3.8kg/hr, ヘキ
サンの供給量をそれぞれ順に15Q/hr、3Q/hr
..l IQ/hr,プテンーlの供給量をそれぞれ順
に59g/hr、O g/hr,118g/hrとし、
1段目と2段目の間の「重合器内容物を所定の速度で連
続的に水素脱気槽に導き、水素を分離する」工程を省き
、かつ2段目の重合反応における滞留時間を4時間とし
、1段目は表に示す極限粘度を有するポリマーが得られ
るような重合温度で重合し、2段目、3段目は80゜C
で水素を連続供給して重合し、表に示す極限粘度を有す
るポリマーを生成した。得られたエチレン共重合体の物
性の測定結果を表に示す。
比較例l 200a容のl段目の重合反応器にエチレン5.6kg
/hr及びヘキサン16(2/hrを連統的に供給する
と共に、実施例4で用いたのと同様の触媒をTi換算で
0.96mmoff/hr, DEAC26.5mmo
f2/hr及びTEA2.3mmol2/hrの速度で
導入し、表に示す極限粘度を有するポリマーが得られる
ような重合温度で、滞留時間4時間の条件下で重合させ
た。重合器内容物を所定の速度で連続的に水素脱気槽に
導き、水素を分離後、所定の速度で連続的に200Q容
の2段目の重合反応器に導いた。2段目の重合反応器に
は、エチレン4.4kg/hr, ヘキサン13Q/h
r,ブテンー135g/hr及び水素を表に示す極限粘
度を有するポリマーが得られるように連続的に供給し、
80゜Cで、滞留時間2.5時間の条件下で重合させた
。得られたエチレン共重合体の物性の測定結果を表に示
す。
比較例2 2段目のブテンー1の量を9 9/ hrとした以外は
比較例lと同様にして重合させた。得られたエチレン共
重合体の物性の測定結果を表に示す。
比較例3 触媒を実施例4で用いたのと同様のものに代え、触媒導
入速度をTi換算で1.5mmof2/hrとし、トリ
イソブチルアルミニウム18mmoQ/ hrに代えて
DEAC41 .4mmof2/hrとTEA3.6m
moff/hrとし、かつ3段目のブテンー1の供給量
を125g/hrとした以外は実施例7と同様にして重
合させた。得られたエチレン共重合体の物性の測定結果
を表に示す。
比較例4 市販品ショーレックス5003BH (昭和電工製)を
用い、その物性を比較のため表に示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エチレン単位85〜99.9重量%と炭素数3以上
    のα−オレフィン単位15〜0.1重量%から成る共重
    合体であって、極限粘度が1.5〜3.1、密度が0.
    940〜0.9759/cm^3、式 A=Z_5_0/Z_1_0 (Z_1_0及びZ_5_0は測定温度150℃、歪速
    度0.05sec^−^1の一定歪速度伸長粘度のそれ
    ぞれ10sec及び50secにおける値である) で定義されるパラメータAが5〜50及び流動の活性化
    エネルギーが7.5kcal/mol以下であることを
    特徴とするエチレン共重合体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6143854A (en) * 1993-08-06 2000-11-07 Exxon Chemical Patents, Inc. Polymerization catalysts, their production and use
EP1473323A1 (en) 2003-04-28 2004-11-03 Tosoh Corporation Polyethylene composition and process for producing same
US6953831B2 (en) 2000-12-21 2005-10-11 Japan Polychem Corporation Ethylene polymers

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