JPH02131983A - カラー画像の形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、カラー画像の形成方法に関し、更に詳しくは
、・インクジェット方式によりマゼンタ、イエロー、シ
アン及びブラックの各水性インクを組合せて用いるフル
カラー画像の形成方法に関する． （従来の技術） インクジエ７ト方式は、インクの小滴を種々の方式によ
りオリフイスから吐出させ被記録材に付着させ記録する
ものであるが、こうしたインクジェソト方式に使用され
るインクは、次の様な性能が要求される。

（１）被記録材としてオフィスで汎用されている電子写
真用紙、ファンホールド紙、ボンド紙の様なノンコート
紙、アート紙あるいはコート紙の様な祇類の他、ポリエ
ステルフイルム、ポリ塩化ビニルフィルムの様な非多孔
質フイルム上に形成された水性樹脂あるいは水性樹脂と
有機又は無機系微粒子よりなる皮膜などにも良好な記録
が行えること。

（２）耐水性、耐光性に優れた画像を与える事。

（３）液媒体成分に対する溶解安定性或いは保存安定性
が高く、吐出オリフイスの目詰まりを生しにくい事。

（４）光学濃度が高く、色調が鮮明かつ再現性の良好な
画像を与える事。

この様な厳しい要求を満足させるため、例えば特開昭５
４−８９８１１号、特開昭５５−５４３６７号、特開昭
５７−７６０７１号、特開昭５７１６４１７０号、特開
昭５７−１９５７７５号、特開昭５７−１９７１９１号
、特開昭５８−１２７８６号、特開昭５８−１０１１７
１号、特開昭５９−７５９６４号、特開昭５９−１０６
９８９号、特開昭６２−１９７４６６号、特開昭６２−
１９９６６５号、特開昭６２−１９９６６６号、特開昭
６　２−１　９　９　６　６　７号、特開昭６３−２８
６９０号の様に多数の特許が出願されているが、未だ完
全なものは得られていない。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、前記（１）〜（４）の要求を全てバランス良
く十分に満足するインクを用い、優れたカラー画像を与
えるインクジェノト記録方法を提供するものである。

（課題を解決するための手段） 本発明者らは、インクに要求される（１）〜（４）まで
の特性は、インクに含有される水溶性染料の特性に大き
く左右され、特定の染料の組み合わせが、前記（１）〜
（４）の全ての特性を満足するカラー画像形成方法に好
適な染料である事を見出し本発明に至った。

すなわち、本発明は、インクジェット方式により、マゼ
ンタ、イエロー、シアンおよびブラソクの水性インクを
吐出し、カラー画像を形成する方法において、該マゼン
タインクは、下記一般式（１）または一般式（ＩＩ）で
表わされる染料の一種以上を含有し、該イエローインク
は、下記一般式（ＩＩＩ）で表わされる染料の一種以上
を含有し、該シアンインクは、下記一殻式（ｒＶ）で表
わされる染料の一種以上を含有し、且つ該ブラックイン
クは下記一触式（Ｖ）で表わされる染料の一種以上を含
有することよりなるカラー画像の形成方法を要旨とする
ものである。

（式中、Ｘは、水素原子、メチル基またはメトキジ基を
表わし、Ｍはアルカリ金属、アンモニウムまたはアミン
塩類を表わす。） ？Ｏ■Ｃｚｌｌ４０Ｙｔ （式中、Ｙ１は水素原子、ハロゲン原子またはメチル基
を表わし、Ｙ２は水素原子または−８０３Ｍ基を表わし
、Ｑはアシルアミノ基で置換されてもよいナフチル基を
表わし、ｎはｌ、２または３を表わし、ＷはＣｕまたは
Ｃｏを表わし、Ｍはアルカリ金属、アンモニウムまたは
アミン塩類を表わす。但し、Ｑにおいてアゾ基と一〇一
基とはオルソ位に位置するものである。） （式中、Ａは−ＮＨＣＯＮＨ−または は−Ｓ０３Ｍ、−Ｃ　Ｏ　Ｏ　Ｍもしくは水酸基で１換
されてもよいフエニル基またはナフチル基を表わし、Ｒ
は水素原子、メチル基またはメトキシ基を表わし、Ｍは
アルカリ金属、アンモニウムまたはアミン塩類を表わす
。） （式中、Ｍはアルカリ金属、アンモニウムまたはアミン
塩類を表わし、ｍは１〜４、ｎは０〜３である。） （Ｖ） （式中、ＲＩ，Ｒ２は水素原子、メチル基またはメトキ
シ基を表わしＸ３は水素原子またはーｓｏ３Ｍ基で置換
されていてもよいフェニル基を表わし、ｍは０または１
を表わし、Ｍはアルカリ金属、アンモニウムまたはアミ
ン塩類を表わす。）次に本発明を更に詳細に説明すると
、インクジェット方式に用いられる水性インクの染料と
しては、種々の性能が要求されるが、特にカラー画像を
形成する場合には、一般的な性能に加えてマゼンタ、イ
エロー、シアンおよびブランクの各染料の耐光性、耐水
性等の性能が相互にハランスがとれており、且つ相互の
演色関係が良好であることが重要であり、このような特
性を備えた４色の染料の組合せを求めることは極めて困
難なことであったが、本発明によって、以下に述べる如
き一群の特定の染料の組合せによって最も優れたインク
ジエ”／ト方式によるカラー画像の形成が実現されるも
のである。

本発明方法で使用する上記一般式（１）〜（Ｖ）で表さ
れる染料としては、上記一般弐Ｎ）〜（Ｖ）に包含され
る限り特に限定されず、いずれの染料でもよいが、好ま
しい具体例としては例えば下記のものが挙げられる。但
し一般式（Ｉ）〜（Ｖ）におけるＭについては具体例と
しては全てＮａとして示してあるが、Ｌｉ，Ｋの他アン
モニウム塩、アミン塩でも良い。

マゼンタ染ｌ Ｍ−Ｉ Ｍ−２ Ｍ−３ Ｍ−６ Ｍ−４ Ｍ　−　５ ２１じαｋ科 ｃｙ ｌ ｃｙ と 本発明で使用する水性インクは、以上の如き一般式（１
）〜（Ｖ）で表される染料をそれぞれ用いて調製された
マゼンタ、イエロー、シアン及びブラックの４色の水性
インクであるが、これらの各色の水性インクの調製方法
自体はいずれも従来技術に準じてよいものである。

上述の特定の染料のそれぞれのインク中における含有量
は、インク全重量中において、重量パーセントで０．１
〜８％、好ましくは０．　５〜５％である。本発明のイ
ンクに使用する溶媒は、水及び水溶性有機溶剤であり、
例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、ｎ−プ
ロビルアルコール、イソプロビルアルコール、ｎ−プチ
ルアルコール、ｓｅｃ−ブチルアルコール、ｔｅｒｔ−
プチルアルコール、イソブチルアルコール等の炭素数１
〜４のアルキルアルコール類；ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド等のアミド類；アセトン、ジアセ
トンアルコール等のケトンまたはケトアルコール類；テ
トラヒド口フラン、ジオキサン等のエーテル類；ポリエ
チレングリコール、ボリプロピレングリコール等のポリ
アルキレングリコール類；エチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、トリエチレング
リコール、１，２．６−ヘキサントリオール、チオジグ
リコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコー
ル等のアルキレン基が２〜６個の炭素原子を含むアルキ
レングリコール類；グリセリン；エチレングリコールメ
チル（またはエチル）エーテル、ジエチレングリコール
メチル（またはエチル）エーテル、トリエチレングリコ
ールモノメチル（またはエチル）エーテル等の多価アル
コールの低級アルキルエーテル類：Ｎ−メチル−２−ビ
ロリドン、１．３−ジメチル−２−イミダゾリジノン等
が挙げられる。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも
、ジエチレングリコール等の多価アルコール、トリエチ
レングリコールモノメチル（またはエチル）エーテル等
の多価アルコールの低級アルキルエーテルが好ましいも
のである。

インク中の上記水溶性有機溶剤の含有量は、インクの全
重量に対して重量％で１０〜７０重量％、好ましくはｌ
Ｏ〜５０重量％の範囲である。

この様な成分から調合される本発明のインクは、それ自
体で記録特性（信号応答性、液滴形成の安定性、吐出安
定性、長時間の連続記録性、長時間の記録休止後の吐出
安定性）保存安定性、被記録材への定着性、或いは記録
画像の耐光性、耐候性、耐水性等いずれもバランスのと
れた借れたものである。そしてこの様な特性を更に改良
する為に、従来から知られている各種添加剤を更に添加
含有せしめてもよい。

例エハ、ポリビニルアルコール、セルロース類、水｝容
性樹脂等の粘度調整剤、カチオン、アニオン或いはノニ
オン系の各種界面活性剤、ジエタノールアミン、トリエ
タノールアミン等の表面張力調整剤、緩衡液によるｐＨ
調整剤、防カビ剤等を挙げることができる． （発明の効果） 本発明によれば、本発明において使用するマゼンタ、イ
エロー、シアンおよびブランクの４色の水性インクに使
用されている染料は、それぞれがいずれも同一レベルで
、液媒体中における溶解安定性、保存安定性に優れるた
め、一般のインクジエソト方式の水性インクとしての適
性を有しており、特に全ての染料がバランスのとれた優
れた耐光性、耐水性、鮮明性、相互の演色性等を有する
ため、優れた品質のカラ一画像を与えることができる。

（実施例） 次に、参考例及び実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、文中、部または％とあるのは特に断りの
ない限り、重量基準である。

参考例ｌ （インクの調製） 下記の成分を混合し、次いで平均孔径０．４５μｍのテ
フロンフィルターにより加圧濾過し、脱気処理して、そ
れぞれ実施例１及び２で使用するマゼンタ、イエロー、
シアンおよびブラックの各水性インクを調製した。

マゼンタインク　（１） 例示染料Ｍ−１　　　　　　　　　　　２部水 ジエチレングリコール ポリエチレングリコール＃２００ イエローインク（１） 例示染料Ｙ−１ 水 ジエチレングリコール ポリエチレングリコール＃２００ シアンインク　（１） 例示染料Ｃｙ−１ 水 ジエチレングリコール ポリエチレングリコール＃２００ ブラックインク（１） 例示染料ＢＫ−１ 水 ジエチレングリコール ポリエチレングリコール＃２００ マゼンタインク　（２） 例示染料Ｍ−４ ６９部 １８部 １１部 ２部 ６９部 １８部 １１部 ２部 ６９部 １８部 １１部 ３部 ６８部 １８部 １１部 ３部 水 トリエチレングリコール グリセリン イエローインク　（２） 例示染料Ｙ−２ 水 トリエチレングリコール グリセリン シアンインク　（２） 例示染料Ｃｙ−２ 水 トリエチレングリコール グリセリン ブランクインク　（２） 例示染料ＢＫ−２ 水 トリエチレングリコール グリセリン マゼンタインク（３） 例示染料Ｍ−２ ６９部 １５部 １３部 ３部 ６９部 １５部 １３部 ３部 ６９部 １５部 １３部 ４部 ６８部 １５部 １３部 ２部 例示染料Ｍ−４ 水 ポリエチレングリコール＃３０ イエローインク（３） 例示染料Ｙ−３ 水 ポリエチレングリコール＃３０ シアンインク　（３） 例示染料Ｃｙ−１ 水 ポリエチレングリコール＃３００ ブラソクインク　（３） 例示染料ＢＫ−１ 例示染料ＢＫ−２ 水 ジエチレングリコールモノブチル １部 ７７部 １７部 ２部 ７８部 １７部 ３部 ７７部 １７部 ２部 ２部 ７６部 エーテル　　　　　　　　　　　　　３部ポリエチレン
グリコール＃３００　　　１７部参考例２ （被記録材の調製） 基材として厚さ１５０μｍのポリ塩化ビニルフィルムを
用い、インク吸収層としてボリアミド樹脂水溶液（固型
分３０％）５Ｑ重量部及び尿素ホルマリン樹脂１２重量
部からなる組成物をバーコーター法により乾燥膜厚２０
μｍとなるようにフィルム上に塗布し、これを８０℃１
０分の条件で乾燥し、被記録材を得た。

実施例１ 参考例１で得られたマゼンタインク（１１、イエローイ
ンク（１１、シアンインク＋１１及びブラックインクｆ
ｉｌの４色１セット並びにマゼンタインク（３）、イエ
ローインク（３）、シアンインク（３）及びブラックイ
ンク（３）の４色１セットの記録液を用いて、インクジ
エソトプリンター（■φ−７３５、シャープ株式会社製
造）で各々のセットのインクジェット記録を行ない、下
記Ｔａｌおよび（ｂ）の方法に従って、速乾性及び印字
品位を評価した。

（ａｌ　　速乾性：電子写真用紙（富士ゼロックス株式
会社製造）、ボンド紙およびストックフォーム用紙（ラ
イオン事務器株式会社製造）に印字し、６０秒後印字部
を指でこすり画像のずれの有無を判定した。

いずれもずれがなく優れた定着性を示した。

（ｂ）　　印字品位：上記の記録紙上において印字され
た各ドットについて顕微鏡観察し、ドット周辺のフェザ
ーリング（ヒゲ状のにじみ）の脊無及び輪郭のシャープ
さを目視により評価した。

いずれもフェザーリングがなく、又輸郭もシャープであ
った． また、下記（Ｃｌ〜（［１の方法に従って、インクジェ
ット記録に関する評価を行なった。

（Ｃｌ　　記録液の長期保存性：記録液をガラス容器に
密閉し、０℃と６０℃で６ケ月間保存したのちでも不溶
分の析出は認められず、液の物性や色調にも変化がなか
った。

（ｄｌ　　吐出安定性：室温、５℃、４０℃の雰囲気中
でそれぞれ２４時間の連続吐出を行なったが、いずれの
条件でも終始安定した高品質の記録が行なえた。

（ｅｌ　　吐出応答性＝２秒毎の間欠吐出と２カ月間放
置後の吐出について調べたが、いずれの場合もオリフィ
ス先端での目詰まりがなく安定で均一に記録された。

ｆｆ）　　記録画像の品譬：記録された画像は濃度が高
く鮮明であった。室内光に３カ月さらしたのちの濃度の
低下率は１％以下であり、また、水中に１分間浸した場
合、画像のにじみはきわめてわずかであった。

実施例２ 参考例１のマゼンタインク（２）、イエローインク（２
）、シアンインク（２）及びブラックインク（２）のイ
ンクを用いて参考例２の被記録材に実施例ｌと同様にし
て記録を行い、（ａｌ〜（ｆ）について評価した結果い
ずれも良好な結果を得た。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）インクジェット方式により、マゼンタ、イエロー
   、シアンおよびブラックの水性インクを吐出し、カラー
   画像を形成する方法において、該マゼンタインクは、下
   記一般式（ I ）または一般式（II）で表わされる染料
   の一種以上を含有し、該イエローインクは、下記一般式
   （III）で表わされる染料の一種以上を含有し、該シア
   ンインクは、下記一般式（IV）で表わされる染料の一種
   以上を含有し、且つ該ブラックインクは下記一般式（Ｖ
   ）で表わされる染料の一種以上を含有することを特徴と
   するカラー画像の形成方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） （式中、Ｘは、水素原子、メチル基またはメトキシ基を
   表わし、Ｍはアルカリ金属、アンモニウムまたはアミン
   塩類を表わす。） ▲数式、化学式、表等があります▼（II） （式中、Ｙ＿１は水素原子、ハロゲン原子またはメチル
   基を表わし、Ｙ＿２は水素原子または−ＳＯ＿３Ｍ基を
   表わし、Ｑはアシルアミノ基で置換されてもよいナフチ
   ル基を表わし、ｎは１、２または３を表わし、ＷはＣｕ
   またはＣｏを表わし、Ｍはアルカリ金属、アンモニウム
   またはアミン塩類を表わす。但し、Ｑにおいてアゾ基と
   −Ｏ−基とはオルソ位に位置するものである。） ▲数式、化学式、表等があります▼（III） （式中、Ａは−ＮＨＣＯＮＨ−または ▲数式、化学式、表等があります▼結合を表わし、Ｘ＿
   １、Ｘ＿２、 は−ＳＯ＿３Ｍ、−ＣＯＯＭもしくは水酸基で置換され
   てもよいフェニル基またはナフチル基を表わし、Ｒは水
   素原子、メチル基またはメトキシ基を表わし、Ｍはアル
   カリ金属、アンモニウムまたはアミン塩類を表わす。） ▲数式、化学式、表等があります▼（IV） （式中、Ｍはアルカリ金属、アンモニウムまたはアミン
   塩類を表わし、ｍは１〜４、ｎは０〜３である。） ▲数式、化学式、表等があります▼（Ｖ） （式中、Ｒ＾１、Ｒ＾２は水素原子、メチル基またはメ
   トキシ基を表わしＸ＿３は水素原子または−ＳＯ＿３Ｍ
   基で置換されていてもよいフェニル基を表わし、ｍは０
   または１を表わし、Ｍはアルカリ金属、アンモニウムま
   たはアミン塩類を表わす。）