JPH02131559A - 鮮度保存性を有する包装材、及び鮮度保存性物質の包装材への定着方法 - Google Patents

鮮度保存性を有する包装材、及び鮮度保存性物質の包装材への定着方法

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JPH02131559A
JPH02131559A JP1082835A JP8283589A JPH02131559A JP H02131559 A JPH02131559 A JP H02131559A JP 1082835 A JP1082835 A JP 1082835A JP 8283589 A JP8283589 A JP 8283589A JP H02131559 A JPH02131559 A JP H02131559A
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freshness
substance
packaging material
film
packaging
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JP1082835A
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Yoshimasa Yokoyama
佳正 横山
Mikio Hanioka
埴岡 幹雄
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NIPPON DAN BOARD KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、鮮度保存性を有する包装箱.包装袋又は包装
シート等の包装材、及び食物の鮮度を誰持する鮮度保存
性物IE(例えば、波長3〜14μm程度の遠赤外線を
常温下で放射する物質、ガス吸着性を有する物質、又は
常温下で酸素と化学反応する物質等)を、前記のような
包装材に定着させる方法に関するものである. 「従来の技術」 最近、遠赤外線放射性セラミックスのように、常温で3
〜14μm程度の遠赤外線を放射する固体物質を微粒に
粉砕し、この微粒を、ポリエチレンフィルム製造のとき
に材料の中に分散させた包装フィルムや、このフイルム
で製造した包装袋、このフィルムを内張リした包装箱等
の包装材が市販されている. これ等の包装材で生の野菜や果物、生肉類、鮮魚等を包
装すると、フイルム中の遠赤外線放射性物質のW1粒か
ら放射された遠赤外線か. +iij記被包装物に吸収
され、被包装物の鮮度か長く保たれるものとされている
また、ガス吸着性を有するクリストハーライトを微粒に
粉砕し、この微粒を薄い紙にすき込んてクリストハーラ
イト加工紙を製造し、これを内面に貼ったタンボール箱
か市版されている。
このダンボール箱に+?果物等を包装すると,青果物等
が出すエチレンガスが、紙にすき込まれたクリストハー
ライトの微粒に吸着されることによって、青果物等の鮮
度か長く保たれる。
すなわち,青果物等にそれ自身か出したエチレンガスか
付着すると、n果物等は呼吸ベースを速めてエネルギー
の消耗を速め、それに伴なって成熟か促進されるので鮮
度か落ちるが、このエチレンガスな吸看性を有する物質
に吸着させると、その悪影響かなくなって鮮度か保たれ
る仕組みてある. 例えば鉄,アルミニウム,銅,アスコルビン酸のように
,常温下で酸素と化学反応する物質は、食物とともに包
装材によって密閉すると、これ等の物質が内部の酸素を
徐々に奪うので、食物の腐敗を抑制して鮮度が長く保た
れるが、このような手段を採用した包装材は提案されて
いない。
「発明が解決しようとする問題点」 前述のように、遠赤外線を放射する微粒をポリエチレン
フィル等に分散させるには、フィルム製造時に前記微粒
を材料樹脂液に混合するのてあるが、微粒物が均一に分
散しにくいほが、微粒物の存在によりフィルム製造に時
間がかかって製造コストが嵩む. また、このフィルムを包装箱等に使用する場合は、必ず
内張リしなければならないので、製造コストがさらに嵩
む欠点がある. 他方、前述の薄いクリストバーライト加工紙は,クリス
トバーライト粉末のすき込み加工に手間がかかるほが、
これを包装箱に使用する場合は、必ず内張リしなければ
ならないので、手間かかかってコスト高になる欠点があ
る.さらに、この加工紙はクリストバーライト粉末が脱
落し易レ1欠点かある. 本発明の目的は、使用時に被包装物が而すべき面に、鮮
度保存性物質をより均一かつ脱落しないように分散保持
させた、包装箱,包装袋又は包装紙シート等の包装材を
提供することにある。
本発明の他の目的は、より低コストて包装材に鮮度保存
性物質を定着させる方法を提供することにある。
木発明のさらに他の目的は、より均一にかつ脱蕃するこ
とのないように,包装材へg度保存性物質を定着させる
ことがてきる方法を提供することにある. 「課題を解決するための千段」 本発IJ′Iの一つによれば、使用時に被包装物か面す
べき面の全面又は一部には、通気性を有する密着した皮
膜か形成され,この皮膜には一種又は数種の鮮度保存性
物賀の粒子又は微粒か分散して保持されていることを特
徴とする、包装箱,包装袋又は包装シート笠の包装材か
提供される.本発明の他の一つによれば、包装材の面に
鮮度保存性物質を含む皮膜を前述のように形成するため
に、鮮度保存性物質の一種又は数種の粒子若しくは微粒
を、皮膜形成性物質を含む溶液中に分散させた液状分散
系を、包装材の被包装物か面すべき面に印刷,塗布又は
噴霧する手段を含む,鮮度保存性物質の包装材への定着
方法か提供される。
本発明で使用される鮮度保存性物質は、次に列挙される
ような物賀てある。
その第一は、波長3〜14pm程度の遠赤外線を常温下
で放射する物質てある。
このような遠赤外線放射性物質は、例えばジルコニウム
、シルコニア、ジルコニウム化合物のような鉱物、これ
等の数種を粉砕,混合,焼成して得られるファインセラ
ミックス等が典型的なものであるが、前述の波長域の遠
赤外線を常温で放射するものてあれば、このような物質
に限定されない。
ファインセラミックスを粉砕したり、あるレX《よ、前
述のような鉱物の一種又は数種を所定温度て焼成して粉
砕することによって、前記のような波長域の遠赤外線を
常温て放射する物質の微粒を得ることができる. 鮮度保存性物賀の第二は,ガス吸着性を有する物質であ
る. ガス吸着性物質の典型例は、クリストバーライト、セビ
オライト、ゼオライト、合成ゼオライトその他の多孔性
鉱物やシリカゲル等であるが、ガスを吸着する性質を有
するものてあれば、これらの物質に限定されない. 鮮度保存性e5賀の第三は、常温下て酸素と化学反応す
る物質である。
常温て酸素と化学反応する物質には、価格その他の面て
の入手容易な点から鉄、アルミニウム、銅等の酸化し易
い金属や、アスコルビン酸、アスコルどン酸ナトリウム
塩等が好適に用いられるか,常温て酸素と反応する物質
であればこれらに限定されない. アスコルビン酸やアスコルビン醜ナトリウム塩は、水に
溶かして多孔性物質の粉末に吸着させた状ぶて使用する
こともてきる。
荊記のような鮮度保存性物質を、どの程度に微粒化する
のか適切てあるかは、包装材の材質、内部に包装する被
包装物の性質、鮮度保存性物質を包装材料に定着させる
!′iみ、溶媒の種類その他の種々の条件により適宜設
定するが、一般的にはOl〜5pm程度の平均粒径に微
粒化するのが好ましい. これ等の微粒化した鮮度保存性物質は、皮膜形成性物質
を含む溶液中に混合して均一になるように分散させる. 皮膜形成性物質の溶液の溶媒は、水であっても、有機溶
剤であっても,あるいは有機溶剤と水との混合液であっ
て実施することができる.前記数種の溶媒のうち、どの
種のものを使用するかは,鮮度保存性物質の種類、当該
包装材に包装されるてあろう被包装物の性質その他の条
件によって適宜選択される. 例えば、常温で酸素と化学反応する金属類の微粒を使用
する場合は、これ等の微粒を水を含む溶液中に混合する
と急速に酸化するのて、溶媒にζま有機溶剤を選択する
必要かある. 皮膜形成性物質の溶液の溶媒に水を使用する場合は、溶
液中に乳化安定・増粘剤(例えば、ザンサンガムその他
のEfi他糖類、セピオライト等)を少量混合し、乳化
安定・増粘剤に腐食性やかびを発生させる性質かある場
合は,微量の防腐剤を添加するのが好ましい. 前記溶液の溶媒として、有機溶剤を使用する場合は、鮮
度保存性物質の微粒を分散させた分散系を、包装材料へ
印刷,塗布又は噴霧した後、包装材料の面からの排除及
び回収が迅速確実に行なわれるように、揮発性ないし揮
散性を有する有機溶剤を選択するのか好ましい。
このような有機溶剤としては,例えばエタノール、リモ
ネン、トルエン、酢酸エチル,キシレン、カルビトール
、ベンゼン、メタノール、イソフロピルアルコール、ブ
タノール、メチレンク口ライト、エチレンクロライド、
メチルアセテート、エチルアセテート、ブチルアセテー
ト、メチルセロソブル、アセトン、メチルエチルケトン
、シクロヘキサン等が好ましく使用できる. 皮膜形成物質には、溶媒に可溶で、当該溶媒を乾燥その
他の手段て除去したとき固化する物質であれば特に限定
されないが、例えば、エチレンセルロース,ヒト口キシ
プ口ピルセルロース,アクリル樹脂、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルビリジン(pvp)等の高分子化合物
が好適に使用される. 鮮度保存性物質の微粒を分散させた液状分散系の包装材
への定着は、印刷、塗布又は噴霧等の手段による. 塗布は例えばローラー又は刷毛によって行ない、印刷は
スクリーン印刷,フレキソ印刷その他具体的手段を問わ
ない。また、微粒化した鮮度保存性物質を分散した液状
分散系の包装材への定着は、被包装物が面すベキ部位の
全面にでなく、その一部に定着しても効果がある. 鮮度保存性物質の微粒を分散させた液状分散系を、包装
材料に定着させるときの層の厚みは自由に選択すること
ができるが、一般的には50pm以下とするのが望まし
い。
包装材料へ前記液状分散系を定着させたならば、乾燥に
より溶媒をその定着部位から排除する.溶媒に有機溶剤
を使用したときは、液状分散系の定着部位から揮発ない
し揮散させ、これを回収するのが望ましい. 以上のようにして、包装材の前記液状分散系を定着した
部位へ、鮮度保存性物質の微粒かほぼ均一に分散した状
態の皮膜を形成する。
本発明て使用する皮膜形成性物質は、溶媒を乾燥により
除去して固化した状態ては,ガスハリャー性が小さく、
その限度て通気性を有するが、前記液状分散系を包装材
に印刷、塗布又は噴霧する前に、当該液状分散系にガス
を加圧供給するが、又は発泡剤を使用することによって
、液状分散系を数ミクロン程度に微細に発泡させると、
包装材に形成される皮膜には無数の微細な気孔を形成す
ることがてきる。
本発明に係る包装材中の包装箱は、製函後にその内面の
全面又は一部へ、前記液状分散系を塗布又は噴霧によっ
て定着しても製造することができるか,箱の材料である
厚紙やダンボールを製函できるように裁断した後に、当
該材料の所要の面へ前記液状分散系を印刷、塗布又は噴
霧によって定着させ、乾燥後箱状に組立てるが、あるい
は、裁断前の箱の材料の所要の面へ前記液状分散系を印
刷、塗布又は噴霧によって定着させ、乾燥後に当該材料
を製函てきるように裁断して組立てるのがより経済的で
あり効率的てある。
本発明に係る包装材中の包装袋は、裁断した紙又は合成
樹脂製等のシート材を接着や縫製によって袋に製造した
後に、その内面に、前記液状分散系を塗布又は噴霧して
も実施することができるが、材料の所要部分へ前記液状
分散系を印刷、塗布又は噴霧し、乾燥させた後に袋状に
製造するのかより経済的であり効率的である. 本発明に係る包装材中の包装箱、包装袋は、鮮度保存性
物質の微粒を分散させた前記液状分散系を、紙又は合成
樹脂製等のシート材の所要部分へ前述の手段で定着させ
、このシート材を内張りしても実施することかできる。
「作用」 本発明方法は、鮮度保存性物質の一種又は数種の粒子若
しくは微粒を、皮膜形成性物質を含む溶液中に分散させ
た液状分散系を、包装材の被包装物か面すべき面に印刷
,塗布又は噴霧する手段を採用したので、この定着部位
における液状分散系中の溶媒を排除すると,当該部位に
は皮膜形成性物質からなる皮膜か密着して形成され、こ
の皮膜には鮮度保存性物質の微粒が分散保持されている
この皮膜は、乾燥による溶媒の排除によって固化し、通
気性を有する。
鮮度保存性物質の微粒は、皮■タ形成性物質の溶液に混
合すると容易に均一化して分散するから、これを包装材
の所要の面に印刷.塗布又はIIA霧すると、鮮度保存
性物質の微粒かほぼ均一に定着される。
鮮度保存性物質の微粒を分散させた液状分散系を包装材
に定着する前に、当該液状分散系を微小に発泡させる場
合は、発泡のときの泡の平均的な大きさを選択すること
によって、前記皮膜に形成される無数の気孔の平均的な
径を設定することができ、当該皮膜に含む鮮度保存性物
質(特に、ガス吸着性物質、及び常温で酸素と化学反応
する物質)の微粒の効果を即効性にしたり、あるいは遅
効性にすることができる. 従来方法と異なり、鮮度保存性物質の微粒を分散した液
状分散系を、印刷.塗布又は噴霧の手段により包装材に
定着するものであるから、鮮度保存性物賀を極めて簡単
にかつ低コストで定着することができる。
「実施例−1」 アクリル樹脂・・・・・・・・500ffi量部水・・
・・・・・・・・・・・244亜ffi部粘質多糖ザン
サンガム・・・・・・5重量部消泡剤及び防腐剤・・・
・・・・各1重量部以上を混合して,水を溶媒とする皮
膜形成性物質(アクリル樹脂)の溶液を調製した.酸化
アルミニウム・・・・・・125fi量部シルコニア・
・・・・・・・・・57重量部二酸化ケイ素・・・・・
・・・・67重量部以上の鮮度保存性物質を平均粒径0
.5μm程度に微粒化させ、この微粒を前記溶液中に混
合して均一に分散し、液状分散系を製造した。
このように鮮度保存性物質の微粉末を分散させた液状分
散系を,裁I!Ir後製函前の包装箱(ダンボール箱)
内面に、スクリーン印刷により平均3o戸m程度の厚み
に定着させ,目然乾煙後第1図のような包装箱1を組立
て、内面に前記三種の鮮度保存性物質の微粒2をほぼ均
一に定若した包装箱lを製造した. 包装箱lの内面には、前記三種の鮮度保存性物質の微粒
2を含み,通気性を有する平均l7ルm程度の皮膜4(
第2図)か形成され、微粒2を包装箱lの内面にほぼ均
一に定着することかできたまた、鮮度保存性物質の微粒
2を含む皮I8!4は、他の物体と接触しても容易には
剥離しない状態に定着した. 「実施例−2」 ヒト口キシプ口ビルセルロース ・・・250重量部 エタノール・・・・・・・・・5ooffi贋部防腐材
・・・・・・・・・・・・・1重量部以上を混合して、
有機溶剤を溶媒とする膜形成物質の溶液をg4製した. 酸化アルミニウム・・・・・・125重量部ジルコニア
・・・・・・・・・・57重量部二酸化ケイ素・・・・
・・・・・67重量部以上の鮮度保存性物質を、平均粒
径0.5μm程度に微粒化させ、この微粒を前記溶液に
加えて混合し、均一な液状分散系を製造する.このよう
に鮮度保存性物質の微粉末を分散させた液状分散系を、
製函する前の包装箱(ダンボール箱冫の内面へ、前記実
施例と同様に,スクリーン印刷により平均25pm程度
の厚みに定着させ、液状分散系中のエタノールを揮散回
収した後、自然乾燥して包装箱lに組立てた. 包装箱lの内面には、前記三種の鮮度保存性物賀の微粒
2を含の、通気性を有する平均14μm程度の皮膜4か
形成され、微粒2を包装箱lの内面にほぼ均一に定着す
ることができた,また、鮮度保存性物質の微粒2を含む
皮膜4は,他の物と接触しても容易には剥離しない状懲
に定着した。
「実施例−3」 エチレンセルロース・・・・・2 5 0TfLllf
iリモネン・・・・・・・・・・500ffili以上
を混合して、有機溶剤を溶媒とする皮膜形成性物質の溶
液をFA製した. セピオライト・・・・・・・・12sii部ジルコニア
・・・・・・・・・・57重量部二酸化ケイ素・・・・
・・・・・67重景部以上の鮮度保存性物賀を、平均粒
径0.53m前後に微粒化させ,これを前記溶液中に混
合し、均一に分散させて液状分散系を製造した後、コン
ブレッサな用いて当該液状分散系にエアを送り、平均1
p−m程度の気泡を無数に発泡させた.鮮度保存性物質
の微硫化物を分散させた前記液状分散系を、第3図のよ
うに、ポリエチレンシ一ト3lに紙32をラミネートし
た包装シ一ト3の紙32の面へ、スクリーン印刷により
、平均厚み10,u.m程度になるように均一に定着さ
せ、リモネンを揮散回収して乾燥させ、表面に、鮮度保
存性物質の微粒2が均一に分散し、かつ通気性のある皮
膜4を有する包装シ一ト3を製造した。
微粒2を含む皮膜4の厚みは、平均6ルm程度であり、
この皮膜4には無数の微細な気孔が形成された。
微粒2は包装シ一ト3の面へ均一に定着することかてき
、かつ、粉末2を含む皮膜4は容易に剥かれない状態に
定着することかできた。
「実施例−4」 ポリビニルアルコール・・・・・250重量部エタノー
ル・・・・・・・・・・500重量部微粒化したセピオ
ライト・・・・・・5重量部以上を混合して、有機溶剤
を溶媒とする皮膜形成性物質の溶液を調製した。
鉄粉・・・・・・・・・・・・・125重量部ジルコニ
ア・・・・・・・・・・・57重量部二酸化ケイ素・・
・・・・・・・・67重量部以上の鮮度保存性物質を、
平均粒径lμm程度に微粒化し、これを前記のように調
製した溶液と混合して均一に分散させた. このように、鮮度保存性物質の微粒を分散した液状分散
系を、スクリーン印刷により、実施例−1と同様にa断
後製函前の包装箱lの一面に、モ均厚みiopm程度に
なるように定着させ、定着した液状分散系中のエタノー
ルを押散回収し、自然乾燥させた後製函した。
この実施例においても、鮮度保存性物質の微粒2を含む
皮膜4(平均厚み6延m)は、包装箱1の内面に均一に
定着させることかてき、当該皮膜4は容易には剥げ落な
い状態に定着した。
この実施例の包装箱lは,内部に図示しない青果物等を
密閉状態て包装すると、皮膜内の鉄か酸化して箱l内の
酸素を徐々に奪い、青果物等の鮮度を長く保つことかで
きる。
鮮度保存性物質のW!L粒を分散させた液状分散系を、
製函後の包装箱lの内部に定着させる場合は、刷毛又は
ローラー等により内面に塗布するか,あるいは噴霧機で
噴霧し、乾燥させる.乾燥は、自然乾爆のほか熱風乾燥
その他の乾燥方法によることがてきる. 包装袋を製造する場合は、第2図のような包装シ一ト3
へ、鮮度保存性物質の微粒を分散させた液状分散系を噴
霧,塗布又は印刷により定着させ、乾燥等により溶媒を
除去した後、包装シ一ト3を裁断し袋に製造するのが工
程上望ましい.「発明の効果」 本発明方法は、鮮度保存性物質の微粒をより均一に、か
つ、剥げ落ちないように確実に包装材へ定着することか
でき、しかも、非常に簡単でより低コストである。
また本発明に係る包装箱、包装袋又は包装紙等の包装材
は、被包装物か面する面に、鮮度保存性物質の微粒を分
散保持させた通気性のある皮膜を密着させたので、鮮度
保存性物質の微粉末の定着が強固であり、被包装物か接
触しても簡単には脱落しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法て鮮度保存性物質を内面に定若した
包装箱の一例を示す斜視図、fJS2図はその包装箱の
部分拡大断面図、第3は本発明方法て鮮度保存性物質を
表面に定着した包装シートの一例を示す拡大断面図てあ
る。 図中主要符号の説明 1は包装箱、2は鮮度保存性物質の微粒、3は包装シー
ト、4は皮膜である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、使用時に被包装物が面すべき面の全面又は一部
    には、通気性を有する密着した皮膜が形成され、この皮
    膜には次のa〜cに掲げる一種又は数種の鮮度保存性物
    質の粒子又は微粒が分散して保持されていることを特徴
    とする、包装箱、包装袋又は包装シート等の鮮度保存性
    を有する包装材a、波長3〜14μm程度の遠赤外線を
    常温下で放射する物質。 b、ガス吸着性を有する物質。 c、常温下で酸素と化学反応する物質。
  2. (2)、前記皮膜が微細な無数の気孔を有することを特
    徴とする、請求項1に記載の鮮度保存性を有する包装材
  3. (3)、次のa〜cに掲げる鮮度保存性物質の一種又は
    数種の粒子若しくは微粒を、皮膜形成性物質を含む溶液
    中に分散させた液状分散系を、包装材の被包装物が面す
    べき面に印刷、塗布又は噴霧する手段を含むことを特徴
    とする、鮮度保存性物質の包装材への定着方法。 a、波長3〜14μm程度の遠赤外線を常温下で放射す
    る物質。 b、ガス吸着性を有する物質。 c、常温下で酸素と化学反応する物質。
  4. (4)、皮膜形成性物質を含む溶液の溶媒が水である、
    請求項3に記載の鮮度保存性物質の包装材への定着方法
  5. (5)、皮膜形成性物質を含む溶液の溶媒が、有機溶剤
    、又は有機溶剤と水との混合液である、請求項3に記載
    の鮮度保存性物質の包装材への定着方法。
  6. (6)、請求項3〜5のいずれかに記載の方法において
    、液状分散系を包装材へ印刷、塗布又は噴霧する以前に
    、当該液状分散系を微小に発泡させることを特徴とする
    、鮮度保存性物質の包装材への定着方法。
JP1082835A 1988-04-20 1989-03-31 鮮度保存性を有する包装材、及び鮮度保存性物質の包装材への定着方法 Pending JPH02131559A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0487965A (ja) * 1990-07-27 1992-03-19 Toyo Ink Mfg Co Ltd 鮮度保持用包装材料
JPH04115645U (ja) * 1991-03-28 1992-10-14 大日本印刷株式会社 積層体

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