JPH0213113B2 - - Google Patents

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JPH0213113B2
JPH0213113B2 JP58022912A JP2291283A JPH0213113B2 JP H0213113 B2 JPH0213113 B2 JP H0213113B2 JP 58022912 A JP58022912 A JP 58022912A JP 2291283 A JP2291283 A JP 2291283A JP H0213113 B2 JPH0213113 B2 JP H0213113B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
depth
grooves
width
volume
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58022912A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59150861A (ja
Inventor
Manabu Totsuka
Takenori Takahashi
Fumihiko Yoshikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANAGAWAKEN
NIPPON SEMENTO KK
SURII BONDO KOJI YOKOHAMA KK
Original Assignee
KANAGAWAKEN
NIPPON SEMENTO KK
SURII BONDO KOJI YOKOHAMA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by KANAGAWAKEN, NIPPON SEMENTO KK, SURII BONDO KOJI YOKOHAMA KK filed Critical KANAGAWAKEN
Priority to JP2291283A priority Critical patent/JPS59150861A/ja
Publication of JPS59150861A publication Critical patent/JPS59150861A/ja
Publication of JPH0213113B2 publication Critical patent/JPH0213113B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は岩石あるいはコンクリートなどのよう
な脆性物体の表面を下部にほとんど影響を与えず
はつる工法に関する。
従来化学工場、食品工場等のコンクリートの床
あるいは壁等、コンクリートの表面が損傷した場
合、その部分をはつつて除いた後、再度コンクリ
ートを打設して補修しているが現在このはつり作
業は手作業で行なわれているため多大の手間を要
している。
そこで本発明者らは手軽に行なえるはつり方法
を求めて研究した結果、例えば現在岩石あるいは
コンクリートなどのような脆性物体の破壊用に市
販されている生石灰あるいはドロマイトのごとき
水和消化の際に体積膨張を生ずる物質を含んでな
る破壊剤を用い、破壊剤を脆性物体に充填するた
めの孔を溝状とし、その溝の大きさ、間隔及び破
壊剤の充填方法を特定すれば目的を達成できると
の知見を得て本発明を完成するにいたつた。
すなわち本発明はコンクリート構築物、岩石等
の脆性物体の表面をはつるにあたり、該物体の表
面に幅が深さの1/5以下の溝を、切削間隔が深さ
の2.5倍以下の間隔で多数切削形成し、該溝の容
積を隣接する溝に囲まれたはつり対象容積の1/15
〜1/50とし、その溝の1つおきに略200Kgf/cm2
以上の膨張圧を発現する膨張性物質を充填し、そ
の膨張圧によつてはつることを要旨とするもので
ある。
本発明に用いる膨張性物質としては、現在緩制
破砕剤あるいは静的破砕剤として岩石あるいはコ
ンクリートなどの脆性物体の破壊用に市販されて
いる日本セメント株式会社製「カームマイト」
(商品名以下同様)小野田セメント株式会社製
「ブライスター」及び住友セメント株式会社製
「Sマイト」等のほか、生石灰又はドロマイトの
ごとき水和消化の際体積膨張を生ずる物質あるい
は相変化もしくはその他化学反応により膨張する
物質を用いることができる。
これら膨張性物質を充填する孔は図示の如く溝
状とし、その幅aを深さhの1/5以下にするのが
好ましい。
溝の幅が深さの1/5以上になると膨張圧が溝の
上部開口部方向に逃げ、溝の側壁へ作用する膨張
圧が小さくなりはつりが良好に行われない。
また溝の深さははつる深さと同じにする必要が
ある。はつる深さより浅い溝を設けるとはつられ
ずに残る部分が生じ、反対にはつる深さより深い
溝を設けるとはつりすぎることになる。
この場合、溝の容積は、はつる対象物の強度に
よつても異なるが、溝の両側に接するはつり対象
容積の和の1/30〜1/100、即ち隣接する溝に囲ま
れたはつり対象容積の1/15〜1/50にするのが一応
の目安となる。1/100以下になると溝に充填され
る膨張性物質の量が少なすぎ、得られる膨張圧力
が小さいためはつることができない場合がある。
膨張性物質を充填する溝と、そうでない溝とは
必ずしも同一サイズにする必要はないが、作業性
の面からいえば同一サイズにしたほうが作業性は
上がる。
これらの溝を設けるにあたつては例えばコンク
リートの圧縮強度210Kgf/cm2程度の鉄筋コンク
リート表面をはつる場合において、膨張圧が200
Kgf/cm2程度以上となる膨張性物質を使用すると
き、溝の間隔bを深さhの2.5倍以下の間隔とし、
かつ各溝間を略等間隔とするのが好ましい。該間
隔を溝の深さの2.5倍を越えるとはつりが均一に
行われず、はつられずに残る部分が生じるととも
に溝の深さより深い箇所のはつるべきでない部分
に亀裂が生じることがある。しかし溝の間隔をそ
の深さの2.5倍以下とし、しかも略等間隔とする
ことによりはつり対象面を余すところなく、きれ
いにはつることができる。
溝に膨張性物質を充填する際には1つおきの溝
に充填することが必須の要件であり、全ての溝に
充填すると両端部ははつれるが中央部分ははつら
れずにそのまま残ることがあるので避けねばなら
ない。
本発明は以上のように構成にしたことにより、
下記の効果を有する。
溝の幅が深さの1/5以下としたことにより、
膨張性物質の膨張圧が溝の上部開口部方向へ逃
げずに、溝の側壁へ作用するのではつりが良好
におこなえる。
溝の切削間隔を溝の深さの2.5倍以下とする
とともに、該溝に200Kg/cm2以上の膨張圧を発
現する膨張性物質を充填したので、はつられず
に残る部分がなく均一できれいな平滑面に手軽
にはつることができるとともに、溝の深さより
深い箇所のはつるべきでない部分に亀裂が生じ
るのを防止することができる。
溝の容積を隣接する溝に囲まれたはつり対象
容積の1/15〜1/50としたので、溝の容積が1/50
以下になるとそこに充填される膨張性物質の量
が少なすぎて、得られる膨張圧力が小さいため
にはつりが出来ないということを防止すること
ができる。
以下本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例 1 コンクリートの表面を深さ7.5cm、幅170cm、長
さ330cmはつるにあたり、幅4mm、深さ7.5cm、長
さ330cmの溝を12cm間隔で設け、これらの溝の1
つおきに市販の小野田セメント株式会社製「ブラ
イスター」に水を加え混練してスラリー状にした
ものを流しこんだ。流しこんで24時間後にはつり
面が盛りあがり、ハンマーで軽く叩くだけできれ
いにはつることができた。
実施例 2 コンクリートの表面を深さ20cm、幅200cm、長
さ200cmはつるにあたり、幅10mm、深さ20cm、長
さ200cmの溝を50cm間隔で設け、これらの溝に1
つおきに市販の小野田セメント株式会社製「ブラ
イスター」に水を加えてスラリー状にしたものに
流し込んだ。流しこんで24時間後にはつり面が盛
りあがり、ハンマーで軽く叩くだけできれいには
つることができた。
比較例 1 コンクリートの表面を深さ6cm、幅100cm、長
さ200cmはつるにあたり、幅4mm、深さ6cm、長
さ200cmの溝を60cm間隔で設け、これらの溝全部
に市販の小野田セメント株式会社製「ブライスタ
ー」に水を加えてスラリー状としたものを流し込
んだ、ながし込んで24時間後には両端部のみはは
つれたが中央部分は全く変らずハンマーで軽く叩
くだけではつることができず、この部分について
は従来と同程度の手間をかけてやつとはつること
ができた。
実施例1における溝の幅は深さの1/18であり、
かつ溝の切削間隔は深さの1.5倍である。
また、実施例2における溝の幅は深さの1/20で
あり、かつ溝の切削間隔は深さの2.5倍であるの
でこれら実施例1及び2は本願発明の範囲内であ
る。
しかし、比較例1における溝の幅は深さの1/15
であるが、溝の切削間隔は深さの10倍であるので
本願発明の範囲外である。
従つて、このことにより前述した本願発明の効
果を確認することができた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の工法の施工状態の一例を示す部
分縦断斜視図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コンクリート構築物、岩石等の脆性物体の表
    面をはつるにあたり、該物体の表面に幅が深さの
    1/5以下の溝を、切削間隔が深さの2.5倍以下の間
    隔で多数切削形成し、該溝の容積を隣接する溝に
    囲まれたはつり対象容積の1/15〜1/50とし、その
    溝の1つおきに略200Kgf/cm2以上の膨張圧を発
    現する膨張性物質を充填し、その膨張圧によつて
    はつることを特徴とする脆性物体のはつり工法。
JP2291283A 1983-02-16 1983-02-16 脆性物体のはつり工法 Granted JPS59150861A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2291283A JPS59150861A (ja) 1983-02-16 1983-02-16 脆性物体のはつり工法

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JP2291283A JPS59150861A (ja) 1983-02-16 1983-02-16 脆性物体のはつり工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59150861A JPS59150861A (ja) 1984-08-29
JPH0213113B2 true JPH0213113B2 (ja) 1990-04-03

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ID=12095845

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JP2291283A Granted JPS59150861A (ja) 1983-02-16 1983-02-16 脆性物体のはつり工法

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WO2009031680A1 (ja) 2007-09-07 2009-03-12 The Nisshin Oillio Group, Ltd. 1,3-ジ飽和-2-不飽和トリグリセリドの分別方法

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JPS58146665A (ja) * 1982-02-22 1983-09-01 戸田建設株式会社 硬化コンクリ−トの剥離工法

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EP2399977A1 (en) 2007-09-07 2011-12-28 The Nisshin OilliO Group, Ltd. Fractionation method of 1,3-disaturated-2-unsaturated triglyceride

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Publication number Publication date
JPS59150861A (ja) 1984-08-29

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