JPH0213087A - 位相ロック回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、互いに分離されて伝送されたカラー映像信
号の輝度信号および色信号の位相を合わせて合成できる
ようにする位相ロック回路に関するものである。

（従来の技術） 第４図は例えば従来の受信側における輝度信号と色信号
の位相ロック回路を示すブロック接続図であり、図にお
いて、１１は輝度信号の遅延回路、１２は色信号の遅延
回路、フは輝度信号と色信号とを合成して出力するミッ
クス回路である。

次に動作について説明する。互いに分離されて伝送され
た上記輝度信号と上記色信号は、受信側で遅延回路１１
と遅延回路１２によってそれぞれ遅延され、両イ３号の
位相が合わされる。

この場合に、色信号と輝度信号とが互いに干渉しあわな
いように、色信号を輝度信号成分のエネルギスペクトル
間にはめ込む。こうして、位相が合わされた輝度信号お
よび色信号はミックス回路７で合成され、出力される。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の位相ロック回路は以上のように構成されているの
で、ミックス回路７までの伝送路の距離などに応じて、
遅延回路１１または遅延回路１２の遅延時間を調整し、
これによって上記の輝度信号と色信号との位相を合せる
必要があり、このためその調整に要する時間が長くなる
などの問題点があった。

この発明は以上のような問題点を解消するためになされ
たもので、ミックス回路までの伝送路の距離などに関係
なく、輝度信号と色信号との位相を自動的に合わせるこ
とができる位相ロック回路を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る位相ロック回路は、パイロットをのせた
輝度信号および色信号を受信側で受信し、この受信によ
って得た各パイロット信号の位相差を位相比較回路で検
出し、これにより遅延回路の遅延動作を制御して、上記
輝度信号と前記色信号の位相を合せるようにしたもので
ある。

（作用〕 この発明におけるパイロット信号は、受信側で位相差が
検出され、この位相差により周波数などを制御し、この
周波数により遅延回路の遅延時間を制御することにより
、輝度信号と色信号の位相を合わせるように動作する。

（発明の実施例） 第１図において、１は輝度信号の遅延回路、２Ａは周波
数により色信号の遅延時間が制御される周波数制御遅延
回路、３，４は上記輝度信号および色信号からそれぞれ
パイロット信号を分離する分離回路、５は分離回路３．
・４により分離したパイロット信号どうしを位相比較し
、位相差に応した電圧を発生する位相比較回路、６は位
相比較回路５より発生した電圧に応じた周波数を出力す
る遅延制御回路としての電圧制御発振器、７は輝度信号
と色信号を合成するミックス回路である。

次に動作について説明する。まず、カラー映像信号を送
信する際に、輝度信号および色信号に第２図に示すよう
な同位相のパイロット信号８．９をのせて送信する。受
信側では、このパイロット信号８を輝度信号から分離回
路３で分離し、またパイロット信号９を色信号から分離
回路４で分離して、これらの各パイロット信号８．９を
位相比較回路５に入力する。この位相比較回路５では、
各分離回路３．４より分離されたパイロット信号８．９
の位相を比較し、位相差に応じた電圧を発生する。電圧
制御発振器６はこの電圧を受けて、この電圧のレベルに
応じた発振周波数の信号を出力する。そして、この周波
数に応じて、周波数制御遅延回路２Ａの遅延時間が制御
されて、上記輝度信号と色信号の位相がロックされる。

なお、ここでは色信号の周波数制御遅延回路２Ａを周波
数で制御したが、輝度信号の伝送路に周波数で制御する
遅延回路を入れて、周波数で遅延時間を上記同様に制御
してもよい。

なお、上記実施例では周波数により遅延時間を制御する
ことにより輝度信号と色信号の位相を合わせたものを示
したが、第３図に示す通り、位相比較回路５で発生した
電圧により、遅延制御回路としての可変容量ダイオード
１５の容量を制御し、容量制御形遅延回路１０の遅延時
間を制御してもよく、上記実施例と同様の効果を奏する
。

また、第３図においては、容量制御形遅延回路１０の遅
延時間を容量で制御したが、もう−方の遅延回路１をこ
れと同様に容量で制御するようにしてもよく、上記実施
例と同様の効果を奏する。

【発明の効果） 以上のように、この発明によれば遅延回路の遅延時間を
、輝度信号と色信号にのせたパイロット信号の位相差に
より制御するように構成したので輝度信号と色信号の位
相を、伝送路の長さの違いなどの影響を受けずに、確実
に一致させられるものが得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による位相ロッり回路を示
すブロック接続図、第２図はこの発明におけるカラー映
像信号中の輝度信号と色信号を示す波形図、第３図はこ
の発明の他の実施例を示す位相ロック回路のブロック接
続図、第４図は従来の位相ロック回路を示すブロック接
続図である。 １．２Ａ、１０は遅延回路、３．４は分離回路、５は位
相比較回路、７はミックス回路、８．９はパイロット信
号。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部品を示す。 第 図 第 ８．９：パイロット信号 カラーバーストイ吉号

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 互いに分離されて伝送された輝度信号および色信号を、
   それぞれ独自に遅延させて位相を合わせる各一の遅延回
   路と、これらの各遅延回路を通して得られた上記輝度信
   号および色信号を合成するミックス回路とを備えた位相
   ロック回路において、伝送される上記輝度信号および色
   信号中に予めのせたパイロット信号をそれぞれ分離する
   各一の分離回路と、これらの分離回路で分離した各パイ
   ロット信号の位相差を比較する位相比較回路と、この位
   相比較回路の位相差出力に応じて上記遅延回路の少くと
   も一方の遅延動作を制御する遅延制御回路とを備えた位
   相ロック回路。