JPH0213074Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0213074Y2
JPH0213074Y2 JP1985054810U JP5481085U JPH0213074Y2 JP H0213074 Y2 JPH0213074 Y2 JP H0213074Y2 JP 1985054810 U JP1985054810 U JP 1985054810U JP 5481085 U JP5481085 U JP 5481085U JP H0213074 Y2 JPH0213074 Y2 JP H0213074Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealant
sealing chamber
shaft sealing
mechanical seal
pot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985054810U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61171527U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985054810U priority Critical patent/JPH0213074Y2/ja
Publication of JPS61171527U publication Critical patent/JPS61171527U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0213074Y2 publication Critical patent/JPH0213074Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Sealing (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、メカニカルシールを有する撹拌装置
や横形遠心薄膜蒸発装置におけるメカニカルシー
ルの保護装置に関するものである。
〔考案の背景〕
従来のメカニカルシールを有する装置は、実開
昭55−138756号に記載のように、缶内と軸封室の
間に隔室を設けて、ここでメカニカルシール部へ
侵入する液を防止していた。しかしながら、遠心
薄膜蒸発装置の缶内は、蒸発したペーパーと液が
混在しているものであり、この隔室にもペーパー
は入つてくる。そして、メカニカルシール部の低
温部に接触して凝固することについては、配慮さ
れていなかつた。
〔考案の目的〕
本考案は、凝固点が高い処理液に対するメカニ
カルシールの保護装置を提供することを目的とし
たものである。
〔考案の概要〕
従来より、軸封室のシーラントは強制循環によ
つて冷却する方法がほとんどであつた。したがつ
て、従来の冷却方法では、処理液の凝固点が常温
以上の場合、必ずメカニカルシール部のシヤフト
に液が固着して、メカニカルシールの損傷または
漏れ発生の原因となつていた。
本考案は、内部にシーラントを流通させるメカ
ニカルシールを備えた軸封室と、該軸封室より高
い位置に設けられシーラントを冷却させるポツト
とを配管で連結してシーラントの循環回路を構成
すると共に、軸封室外周に加熱媒体を流通させ軸
封室内のシーラントを加温させるジヤケツトを設
け、軸封室とポツトとのシーラントに温度差を与
えて自然循環させ、軸封部の温度を処理液の凝固
点以上に保つことにより、メカニカルシールの損
傷を防止するようにしたものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図、第2図によ
り説明する。加熱胴1に取付けられた液入口2か
ら供給された処理液は、撹拌翼3によつて加熱胴
1の内壁に押しつけられ、一部は蒸発して蒸発物
出口4から排出され濃縮液は液出口5から排出さ
れる。この操作を行うにあたつて、カバー6,7
に取付けられた軸封室8内のメカニカルシール部
へ飛沫同伴等によつて液が付着することがある。
また、蒸発したベーパーはメカニカルシール部の
温度が低いと、これに引張られて凝縮し、シヤフ
トに付着する。これらの問題を解決すべく、軸封
室8とポツト9を配管10に接続して、シーラン
トが自然循環するようにしておく。つぎに、軸封
室8にジヤケツト11を設けてスチーム入口12
よりスチームを供給し、スチーム出口13より排
出することにより加熱できるようにする。またポ
ツト9にもジヤケツトを設けて冷却水15により
冷却できるようにする。このようにしてシーラン
トの温度を加熱・冷却し一定に保持できるように
する。即ち、軸封室8の中のシーラントはジヤケ
ツト11でスチームにより加熱されて上昇し配管
10を通つてポツト9の上側に入る。ボツト9に
入つたシーラントは、ポツト9のジヤケツトによ
り冷却水ですこし冷却されると、ポツト9の下側
から配管10を通つて軸封室8に戻る。これを繰
り返すことにより軸封室8とポツト9とのシーラ
ントに温度差を与えシーラントの自然循環を行
う。そして一定の温度に保たれる。
このようにすれば、上記の運転によつて液がメ
カニカルシール部へ付着、侵入しても、メカニカ
ルシール部全体が一定の温度に加熱されているの
で固着することはない。更に軸受部14は冷却水
16を流通させることにより適温に保持すること
ができる。従つて、軸封室8部分全体を処理液の
凝固点より高く保持できるので、シヤフトへの液
の固着がなくなり、メカニカルシールを保護する
ことができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、処理液のシヤフトへの凝固、
付着を防止することができ、メカニカルシールの
寿命延長、および装置の長期安定運転を行うこと
ができる。また、シーラントの強制循環装置が不
要となり、コストは安くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるメカニカルシールの保護
装置を備えた横形遠心薄膜蒸発装置の縦断面図、
第2図は第1図のA−A断面図である。 1……加熱胴、2……液入口、3……撹拌翼、
4……蒸発物出口、5……液出口、6,7……カ
バー、8……軸封室、9……ポツト、10……配
管、11……ジヤケツト、12……スチーム入
口、13……スチーム出口、14……軸受部、1
5,16……冷却水入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部にシーラントを流通させるメカニカルシー
    ルを備えた軸封室と、該軸封室より高い位置に設
    けられシーラントを冷却させるポツトとを配管で
    連結してシーラントの循環回路を構成すると共
    に、軸封室外周に加熱媒体を流通させ軸封室内の
    シーラントを加温させるジヤケツトを設け、軸封
    室とポツトとのシーラントに温度差を与えるよう
    に構成したことを特徴とするメカニカルシールの
    保護装置。
JP1985054810U 1985-04-15 1985-04-15 Expired JPH0213074Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985054810U JPH0213074Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985054810U JPH0213074Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61171527U JPS61171527U (ja) 1986-10-24
JPH0213074Y2 true JPH0213074Y2 (ja) 1990-04-11

Family

ID=30576904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985054810U Expired JPH0213074Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0213074Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017014215A1 (ja) * 2015-07-23 2017-01-26 イーグル工業株式会社 軸封装置及び水中ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61171527U (ja) 1986-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4276124A (en) Distillation system for sea water
EP0236663A3 (en) A distilling and desalination apparatus
JPH0213074Y2 (ja)
US3092978A (en) Evaporator coolers
JPH0338520Y2 (ja)
GB998022A (en) Improvements in apparatus for treating liquid in the form of a film
US2347905A (en) Waste water humidifier
US4114287A (en) Acid resistant freeze drying trap
US2521406A (en) Liquid surface cooler
US1972231A (en) Room cooler
JPS6227821Y2 (ja)
RU2056591C1 (ru) Узел орошения кондиционера
CN214713004U (zh) 一种医用物理降温工具
CN217961327U (zh) 一种中药材及植物提取物刮板浓缩器
CN215206405U (zh) 一种氯化锌存放装置
CN210180082U (zh) 一种营养粉烘干装置
US1759575A (en) Air-cooling system
JPH0130043Y2 (ja)
US3276514A (en) Heating and cooling apparatus
JPH0537123Y2 (ja)
JPS5751018A (en) Thrust bearing device
JPS5812816Y2 (ja) 附着物のかき取り装置
JPS6036864Y2 (ja) 飲料冷却装置
JPS6121682B2 (ja)
JPS55129621A (en) Bearing device