JPH02130439A - トルク測定装置 - Google Patents

トルク測定装置

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JPH02130439A
JPH02130439A JP28533388A JP28533388A JPH02130439A JP H02130439 A JPH02130439 A JP H02130439A JP 28533388 A JP28533388 A JP 28533388A JP 28533388 A JP28533388 A JP 28533388A JP H02130439 A JPH02130439 A JP H02130439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
shaft
angle
degrees
magnetic anisotropic
Prior art date
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Pending
Application number
JP28533388A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Yoshimura
吉村 茂夫
Yasushiro Ishino
連信郎 石野
Shiro Takada
史朗 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はトルク測定装置に関し、特に農業機械、自動車
、産業機械などのトルク伝達を行う軸を有するものに利
用可能なトルク測定装置に関する。
従来の技術 従来のこの種のトルク測定装置として、特許第1693
26号明細書などに開示されるものがある。これは、第
5図に示されるように、軟磁性および磁歪性を有する軸
1の外周に、この軸1の軸心の方向と±45度の角度を
なして互いに反対方向に傾斜する多数の溝によって構成
された磁気異方性部2゜3を形成し、各磁気異方性部2
.3の周囲(こ励磁コイル4,5および検出コイル6.
7をそれぞれ配!したものである。
このような構成によれば、伝達トルクにもとづく各磁気
異方性部2,3での透磁率の変化が検出コイル6.7に
て検出される。このとき、磁気異方性部2.3は互いに
反対方向に傾斜しているため、一方の磁気異方性部に引
張力が作用すると、他方には圧縮力が作用する。このた
め、第6図に示すように、検出コイル6.7のうち一方
の検出電圧v1はトルクの増加にしたがって増加し、反
対に他方のコイルの検出電圧v2は減少する。そこで雨
検出電圧の差v1−v2をとって合成すると、第6図の
破線に示すようにトルクの変化のみを示すトルク検出電
圧が得られる。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような従来のトルク測定装置では、実際は
第6図に示すように正負側ともトルク負荷が余り大きく
ならない領域で検出電圧Vl 、 v2の直線性がくず
れ、この結果破線で示されたトルク検出電圧も、正負の
トルク負荷が比較的小さな領域で直線性が悪化するとい
う問題点がある。
そこで本考案はこのような問題点を解決し、トルク検出
電圧の直線性を確保できるようにすることを目的とする
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明は、 トルクを伝達するための軸の表面に軸心の方向と角度を
なして、互いに反対方向に傾斜して磁気異方性を付与さ
れた一対の磁気異方性部と、各磁気異方性部の周囲に配
置されるとともに、軸にトルクが作用したときの磁気異
方性部の透磁率の変化にもとづく検出電圧の変化から、
この軸に作用するトルクを検出可能な検出コイルとを備
え、 前記一対の磁気異方性部は、少なくとも一方が、前記軸
心の方向に対し±45度以外の角度で形成された構成と
したものである。
作用 まず、第6図のように直線性が悪化する原因に関し、本
発明者らが行った解析結果を説明する。
第7Uj!Uには、第5図と同様の軸1が示されており
、この軸1には、±45度の角度で互いに反対方向に傾
斜する一対の磁気異方性部2.3が、溝加工などによっ
て形成されている。いま、軸端から見て時計方向のトル
クTが作用すると、軸1には、図において右上りの方向
の引張主応力δ〒と、図において左上りの方向の圧縮主
応力δCとが、軸1の表面部に生じる。これら引張およ
び圧縮主応力δ7.δ。は、軸心に対し±45度の方向
であることが知られている。
軸1を形成する材料において、磁気異方性部2゜3のみ
ならずその他の部分でも、軸1にトルクが作用していな
いときには、第8図に示すようにその自発磁化の方向り
は全方位に向いており、ランダムな状態となっている。
ところで、軸1の表面に形成された磁気異方性部2.3
は、その溝の方向に自発磁化の方向が集中しやずい傾向
があり、特に第9図に示すようにその方向に引張主応力
δ〒が作用したときに、極端な集中化が生じる。この集
中化によって磁気異方性の強さが大きくなれば、低トル
ク値において磁化が飽和する。第6図のグラフの第1象
限(右上部)は、第5図の磁気異方性部2において磁気
異方性の大きさがある一定の値を超えた場合に自発磁化
の集中が極端に起こり、そのため飽和状態が生じて検出
電圧v1の傾斜が徐々に緩くなっていく様子を示してい
る。第6図のグラフの第2象限(左上部)は、第1象限
の場合とは逆方向のトルクが作用することによって、磁
気異方性部3に対応した検出電圧v2の直線性がくずれ
ていく様子を示している。
第10図に示すように、磁気異方性部2,3と直角な方
向に引張主応力δ↑が作用したときには、反対に自発磁
化の方向の集中はほとんど起こらない、このため相当大
きなトルクが作用しても飽和状態とならず、第6図の第
3象限(左下部)における検出電圧v1および第4象限
(右下部)における検出電圧■2のように、良好な直線
性が保たれる。
すなわち本発明はこのような現象に着目してなされたも
のであり、少なくとも一方の磁気異方性部の形成角度を
、トルク伝達用の軸の軸心の方向に対し±45度以外の
角度とすることにより、自発磁化の方向が集中すること
が避けられ、これにより検出電圧の直線性が確保される
実施例 第1図および第2図は本発明のトルク測定装置の一実施
例を示し、上述の従来のものと同一の部材には同一の参
照番号が付されている。
第1図において、磁気異方性部2,3は、互いに逆方向
に傾斜していることから正負の符号を伴って、軸1の表
面において軸心の方向と+30度および一30度の角度
をなすようにそれぞれ形成されている。
このような構成において、軸1に、軸端から見て時計方
向のトルクが作用した場合には、第7図に示した場合と
同様に、図における右上りの45度の方向に引張主応力
が作用する。しかし、この主応力の方向は磁気異方性部
2,3の方向とは異なった方向となるため、先の説明か
ら明らかなように自発磁化の極度の集中は発生しにくい
。したがって、第2図に示すように検出コイル6.7の
検出電圧Vl 、v2の直線性が保たれ、これら検出電
圧の差Vl−v2にもとづくトルク検出電圧も直線性が
保たれる。このなめ、大きなトルクが作用したときでも
、このトルクを正確に求めることが可能となる。
しかし、第2図における検出電圧v1 、v2の傾きは
、磁気異方性部2,3の傾斜角度が45度のときに最高
で、45度から遠ざかるにつれ傾きが小さくなる。これ
につれて、トルク検出電圧Vl −v2の傾きすなわち
検出感度も低下する。したがって磁気異方性部2.3の
傾斜角度は±20〜±70度の範囲が適当で、±20度
未満の場合や+70度を超えた場合には、実用的な感度
が得られない。
第3図および第4図は、本発明のトルク測定装置の他の
実施例を示す。本実施例では、磁気異方性部2は軸心の
方向と+30度の角度をなすように形成され、また磁気
異方性部3は同様に一45度の角度をなすように形成さ
れている。
このような構成によれば、第4図に示すように、磁気異
方性部2に対応した検出コイル6の検出電圧v1は、直
線性が良好でしかも傾きの緩やかなものとなる。一方、
磁気異方性部3に対応した検出コイル7の検出電圧v2
は、図の第2象限では直線性がくずれるものの、第4象
限では良好な直線性を保ち、しかもその傾斜が急である
。したがって、トルク検出電圧Vl−v2は、図の第3
象限では直線性がくずれるが、第1象限では良好な直線
性を示す、しかも、第1象限における直線の傾きは、第
6図におけるそれに比べるとやや緩やかであるが、第2
図におけるそれに比べるとかなり急である。
すなわち、農業機械や自動車などにおけるエンジン側の
出力軸は、一般に一方向にのみ回転するように設定され
ている場合が多く、したがってこの軸に作用するトルク
も、一方向のみである場合が多い0本実施例のトルク測
定装置はそのような軸に適したものであり、第4図の第
3象限についてはトルク測定の必要がないためその直線
性を問題にせず、トルク測定に必要な第1象限について
のみ直線性が良好で、しかも感度特性にすぐれるように
したものである。
発明の効果 以上述べたように本発明によると、トルク伝達軸の軸心
の方向に対し、少なくとも一方の磁気異方性部を±45
度以外の角度で形成したため、磁気異方性部における自
発磁化の極度の集中にもとづく飽和現象の発生を防止で
き、これによりトルク検出電圧の直線性を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるトルク測定装置の概
略図、第2図は第1図の装置による検出電圧を示す図、
第3図は本発明の他の実施例におけるトルク測定装置の
概略図、第4図は第3図の装置による検出電圧を示す図
、第5図は従来のトルク測定装置の概略図、第6図は第
5図の装置による検出電圧を示す図、第7図はトルク伝
達軸に作用する主応力の方向を示す図、第8〜10図は
主応力と磁化の集中との関係を示す図である。 1・・・軸、2,3・・・磁気異方性部、6,7・・・
検出コイル、 vl ・・・検出電圧。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.トルクを伝達するための軸の表面に軸心の方向と角
    度をなして、互いに反対方向に傾斜して磁気異方性を付
    与された一対の磁気異方性部と、 各磁気異方性部の周囲に配置されるととも に、軸にトルクが作用したときの磁気異方性部の透磁率
    の変化にもとづく検出電圧の変化から、この軸に作用す
    るトルクを検出可能な検出コイルとを備え、 前記一対の磁気異方性部は、少なくとも一 方が、前記軸心の方向に対し±45度以外の角度で形成
    されていることを特徴とするトルク測定装置。
  2. 2.両方の磁気異方性部が、±20〜±70度の範囲で
    、かつ±45度以外の角度で形成されていることを特徴
    とする請求項1記載のトルク測定装置。
  3. 3.一方の磁気異方性部がほぼ±45度の角度で形成さ
    れるとともに、他方の磁気異方性部が、±20〜±70
    度の範囲で、かつ±45度以外の角度で形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のトルク測定装置。
JP28533388A 1988-11-10 1988-11-10 トルク測定装置 Pending JPH02130439A (ja)

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JP28533388A JPH02130439A (ja) 1988-11-10 1988-11-10 トルク測定装置

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JPH02130439A true JPH02130439A (ja) 1990-05-18

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63118627A (ja) * 1986-11-06 1988-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd トルクセンサ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63118627A (ja) * 1986-11-06 1988-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd トルクセンサ

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