JPH02129101A - 生体臓器保存液 - Google Patents

生体臓器保存液

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Publication number
JPH02129101A
JPH02129101A JP28205588A JP28205588A JPH02129101A JP H02129101 A JPH02129101 A JP H02129101A JP 28205588 A JP28205588 A JP 28205588A JP 28205588 A JP28205588 A JP 28205588A JP H02129101 A JPH02129101 A JP H02129101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zeolite
silver
storing solution
copper
preservation solution
Prior art date
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Pending
Application number
JP28205588A
Other languages
English (en)
Inventor
Hanarou Maeda
華郎 前田
Satoshi Ando
聡 安藤
Zenji Ogiwara
荻原 善次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OGIWARA GIKEN KK
SAWABE KAZUO
Kanebo Ltd
Original Assignee
OGIWARA GIKEN KK
SAWABE KAZUO
Kanebo Ltd
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Publication date
Application filed by OGIWARA GIKEN KK, SAWABE KAZUO, Kanebo Ltd filed Critical OGIWARA GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は生体臓器保存液に関するものであり、詳しくは
、抗菌性ゼオライトを用いた新規な生体保存液に関する
しのである。
尚、本発明において生体臓器とは、各種内臓器官の他に
骨、軟骨及び皮膚などをも包含する広い概念を意味する
ものである。
(従来技術およびその問題点) 従来、皮膚、内臓、などの生体臓器の保存は、冷凍装置
により、臓器を一80℃程度に冷凍することによって行
われている。
しかしながら、冷凍保存の方法では、保存臓器を使用す
るに当たっては解凍処理を必要とし、冷凍時臓器組織が
破損しやすいという問題があり、加えて、冷凍設備のた
めにコスト高になる等の種々の欠点がある。
(発明の目的) 本発明者は、上記実状に鑑み、生体臓器の保存を冷凍設
備を必要とせずに実施し得る方法を見い出すべく鋭意検
討を重ねた結果、例えば、特開昭60−181002号
等によって工業上、建築用の製品に対してのみ抗菌作用
が知られている、ある種のゼオライトが生体臓器の保存
において問題とされる緑膿菌や黄色ブドウ状球菌などに
たいして顕著な抗菌作用を有するとの知見を得た。
本発明は、上記知見を基に完成されたものであリ、その
目的は、新規な生体臓器保存液を提供することにある。
しかして、かかる本発明の目的は、生理食塩水と、抗菌
性ゼオライトからなることを特徴とする生体臓器保存液
によって容易に達成される。
(発明の構成) 本発明の保存液は、生理食塩水と抗菌性ゼオライトから
なる。
本発明で使用する抗菌性ゼオライトは、例えば特開昭6
0−181002号に詳記されているが、ゼオライト中
に含有されているイオン交換可能な金属の一部または全
部を銀、銅、および亜鉛の群から選択された少なくとも
1種の金属で置換したものである。そして、前記のゼオ
ライト母体としては、天然または合成のいづれも使用す
ることができ、また結晶水含有状態あるいは無水状態の
いづれでもよい。
本発明においては、上記抗菌性ゼオライトは、微粒状と
して生理食塩水に添加される。
本発明保存液を使用して保存しうる生体臓器は、特に制
限はなく各種の臓器を保存しうるが、代表的には皮膚、
内臓、骨、軟骨、及び生物の死体などが挙げられる。
本発明保存液を用いた生体臓器の保存方法は、臓器が保
存液に十分接触さえしていればいかなる保存形態をも採
用することができ、例えば、皮膚の場合には、これを布
袋中に入れ、布袋端部を保存液中に浸し、サイホンの原
理によって保存液が皮膚と接触するようにするのがよく
、また、いわゆる臓器の場合には、保存液中に浸漬させ
て保存液が臓器に十分接触するようにするのがよい。
保存温度は、本発明では冷凍温度は全く不要であり、通
常は、0〜4℃の冷蔵温度でよい。
本発明の保存液によれば、前述の抗菌性ゼオライトから
、銀イオン、銅イオン又は亜鉛イオンが解離にもとずい
て長期に渡って徐々に放出され、その触媒作用によって
緑膿菌、黄色ブドウ状球菌などの生育が顕著に抑制され
、その他の微mな活性酸素の発生等種々な因子により生
体臓器の保存が達成される。
(実施例) 以下、本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、
本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定
されるものではない。
40ccの生理食塩水(こ0.1w%〜2,0曹%の抗
菌性ゼオライトの微粒子を添加して本発明の保存液を調
整した。ここで使用した抗菌性ゼオライトは、ゼオライ
トを用い、これに含有されているイオン交換可能な金属
の一部、又は全部が銀、銅、及び亜鉛からなる群から選
択された少なくとも一種の金属で置換されている結晶水
含有状態のものである。例えば、銀を含有するA型ゼオ
ライトよりなる抗菌性ゼオライト(無水基準で銀2.9
%、平均粒子径 Dav・3μl)、銀及び銅を含有す
るY型ゼオライトよりなる抗菌性ゼオライト(無水基準
で銀3.1!%、銅5.6L平均粒子径 Dav=1.
5μs+)等である。なお、抗菌性ゼオライトの微粒子
を0.1v%〜2.0w%添加したものについて述べた
が、抗菌性ゼオライトの添加量はこれに限るものではな
く、0.01v%〜5.0w%であればよい。
一方、人体から搾取された新鮮な皮膚の小片をガーゼで
構成された袋に収納し、ガーゼの端部が−1−記保存液
に浸るようにセットし、た。
サイホ/の原理によって保存液が皮膚に十分に接触して
いることを確認した後、0〜4℃に温度調節された保存
部屋内に放置し、組織の経時変化を観察した。
保存後5箇月経過したが、皮膚の組織には電子顕微鏡観
察によれば特別な変化は観察されなか−た。
(発明の効果) 以上説明した本発明によれば、従来の冷凍保存法に比し
、特別な設備を要せずに、しかも、保存臓器の組織を破
損する恐れら全くなしに、通常の冷蔵温度を採用するこ
とによって少なくとも5箇月の保存が可能である。
よって、本発明保存液の技術的効果は極めて顕杼であり
、本発明は医療分野に寄与するところが大である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生理食塩水と、抗菌性ゼオライトからなることを
    特徴とする生体臓器保存液。
  2. (2)抗菌性ゼオライトが、ゼオライト中に含有されて
    いるイオン交換可能な金属の一部または全部が銀、銅お
    よび亜鉛からなる群から選択された少なくとも1種の金
    属で置換されている結晶水含有状態または無水状態の粒
    子上ゼオライトであることを特徴とする請求項第1項記
    載の生体臓器保存液。
JP28205588A 1988-11-08 1988-11-08 生体臓器保存液 Pending JPH02129101A (ja)

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