JPH02128102A - 異形シャフトの異形部の軸方向寸法検査装置 - Google Patents

異形シャフトの異形部の軸方向寸法検査装置

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JPH02128102A
JPH02128102A JP28215388A JP28215388A JPH02128102A JP H02128102 A JPH02128102 A JP H02128102A JP 28215388 A JP28215388 A JP 28215388A JP 28215388 A JP28215388 A JP 28215388A JP H02128102 A JPH02128102 A JP H02128102A
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JP
Japan
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deformed
shaft
balance weight
irregularly shaped
inspection
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JP28215388A
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English (en)
Inventor
Ichimasa Karashima
辛島 市誠
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Aichi Steel Corp
Original Assignee
Aichi Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はバランスウェイト等の径外方向に突出する異形
部をもつ異形シャフトの異形部の軸方向寸法を検査する
検査装置に関する。
し従来の技術] 従来より、シャフト例えば車両の内燃機関で使用されて
いるクランクシャフトでは、径外方向に突出する異形部
としてのバランスウェイトが複数個設けられている。こ
のクランクシャフトでは、近年、バランスウェイトの軸
方向寸法の一層厳密な精度が要請されつつあるが、複数
個のバランスウェイトの軸方向寸法を短時間に検査する
ことは容易ではない。
殊に、近年、内燃機関の気筒数の増加等の実情に応じて
、ピン位相角が60度、90度、120度のように18
0度以内に設定されたクランクシャフトが使用されつつ
あるが、このクランクシャフトではバランスウェイトの
位相角はビン位相角と同様に60度、90度、120度
であり、このように位相が異なる複数個のバランスウェ
イトの軸方向寸法を短時間に検査することは容易ではな
い。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記した実情に鑑みなされたものであり、その
目的は、バランスウェイト等の異形部の軸方向寸法を短
時間に検査することができる異形シャフトの異形部の軸
方向寸法検査装置を提供す本発明にかかる異形シャフト
の異形部の軸方向寸法検査装置は、同軸的なジャーナル
部、フロント部およびリヤ部を備えかつ径外方向に突出
する異形部を儀えた異形シャフトのうち異形部の軸方向
寸法を検査する装置であり、基台と、基台に配設され、
異形シVフトのジャーナル部、フロント部およびリヤ部
の少なくとも一方を支持し異形シャフトをこれの周方向
へ回転可能とするシャフト保持部と、シャフト保持部に
保持された異形シャフトの軸方向にそって基台に往復移
動自在に配設された可動ホルダーと可動ホルダーに保持
され異形部の側面と当接可能な当接子とを備え、当接子
の移動距離を検出する異形品検査部とで構成されている
ことを特徴とするものである。
シャフト保持部は異形シVフトのジャーナル部、フロン
ト部およびリヤ部の少なくとも一方を支持する機能をも
ち、具体的には、ジャーナル部を載置して水平方向に支
持する載置構造、例えば■傾斜面とすることができ、又
、場合によってはジャーナル部を回転自在に保持するロ
ーラ構造とすることができる。
異形品検査部は、シャフト保持部に保持された異形シャ
フトの軸方向にそって基台に往復移動自在に配設された
可動ホルダーと、可動ホルダーに保持され異形部の側面
と当接可能な当接子とを備えている。異形品検査部は、
当接子の移#Jが離を検出するものである。可動ホルダ
ーはモータを内蔵した自走方式でも、手作業で移動させ
る方式でもよい。当接子は、針状、ピン状、球状、半球
状のものを採用でき、摩滅防止のために硬質材料で形成
できる。
本発明にかかる検査装置では、異形シャフトにピン部が
設けられている場合には、ビン部をクランプするピンク
ランプ部を設けることができる。
ピンクランプ部の主構成要素であるクランプ部材は、2
個互いに対面する位置に配置されており、ビン部の周側
面に当接するV傾斜面を備えている。
ピンクランプ部の主構成要素である駆動部は、2個のク
ランプ部材を互いに近づく方向および遠ざかる方向へ同
期させて移動さぼる構造とすることができ、例えば、シ
リンダ、モータを用いて形成できる。モータとして微調
整が容易なステッピングモータを採用できる。
更に本発明にかかる検査装置では、異形シャフトのフロ
ント部およびリヤ部の少なくとも一方の回転角度を直接
的にまたは間接的に検出する回転角度検出手段を設ける
ことができる。代表的な回転角度検出手段としては直接
方式では例えばロータリーエンコーダー、ポテンショメ
ータを採用できる。間接方式では、フロント部及びリヤ
部の端面をCCD等の搬像手段で1#!像し、これによ
りクランクシャフトの回転角度を検出する方式を採用で
きる。
本発明にかかる検査装置では、その制御装置のブロック
図である第5図に例示するように、各ビン部の基準位相
角を設定する位相角基準値設定手段と、バランスウェイ
ト等の異形部の軸芯方向距離基準値を設定する距離基準
値設定手段と、位相角基準値及び断離基準値を記憶する
記憶手段と、バランスウェイト等の異形部の軸方向寸法
を検出する距離検出手段と、回転角度検出手段に基づく
位相角検出値と位相角基準値とを比較すると共に距離検
出手段に基づく距離検出値と距離基準値とを比較して異
形シャフトの良否を判定する判定手段と、判定手段から
の警告信号により異形シャフトが不良品であることを警
告する警告手段とを必要に応じて設けることもできる。
なお、位相角基準値設定手段、距離基準値設定手段、判
定手段、記憶手段はCPU、RAMlROM等を利用し
てソフト的に構成できる。
本発明にかかる検査装置を用いて検査する異形シャフト
は、同軸的なジャーナル部、フロント部およびリヤ部を
備えており、更に、径外方向へ突出するバランスウェイ
ト、カム部、ロータ一部等の異形部を備えたシャフトで
あればよく、具体的には、内燃機関、動力伝達機関等で
使用されるクランクシャフト、カムシャフト、エキセン
トリックシャフトがある。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について説明する。
まず、説明の便宜上、検査するクランクシャフトについ
て説明ブる。端面図である第3図および側面図である第
4図に示すように、クランクシャフトWは、同軸的なジ
ャーナル部W1、フロント部W2およびリヤ部W3を備
え、6個のビン部W11〜W16を備え、かつ、径外方
向に突出する異形部としてのバランスウェイトW21〜
W29を備えている。ここで、第1ビン部W11〜第6
ビン部W16の各軸芯は、ジャーナル部W1の軸芯W4
に対して実質的に平行であり、軸芯W4に対して所定距
離離れている。このクランクシャフトWでは、第1ビン
部W11〜第6ビン部W16の軸芯開角度である位相角
θ1〜位相角θ6は図面上120度に設定されている。
次に本実施例にかかる検査装置について説明する。この
検査12にかかる基台としてのフレーム1は下フレーム
10と上フレーム11とで形成されている。下フレーム
10には水平方向にのびる2本の下スライドシャフト1
2が掛渡されている。
上フレーム11には水平方向にのびる2本の上スライド
シャフト13が掛渡されている。更に、上スライドシャ
フト13と平行にリニA7スケール31が掛渡されてい
る。下フレーム10の下スライドシャフト12には、シ
ャフト保持部としての合計4個のジャーナル部保持部2
が水平方向である矢印×1方向および×2方向にスライ
ド自在に装着されている。ジャーナル部保持部2はクラ
ンクシャフトWのジャーナル部W1を載せて支持する回
転ローラ23をもつものである。
上フレーム11の上スライドシャフト13には、異形品
検査部としてのバランスウェイト検査部3が矢印×1方
向および×2方向にスライド自在に装着されている。バ
ランスウェイト検査部3は、上スライドシャフト13に
これにそってスライド自在に保持された可動ホルダー3
0と、可動ホルダー30に昇降自在に装着された昇降ブ
ラケット32と、可動ホルダー30に保持され胃降ブラ
ケット32を上下方向へ昇降させるストロークシリンダ
33と、5Qmm移動調整用の調整ハンドル34と、昇
降ブラケット32に保持された触針ホルダー35と、触
針ホルダー35に互いに背中合せに保持された当接子と
しての触針36とで形成されている。
第2図に示すように、ピンクランプ部4は、可動ホルダ
ー30に保持されV傾斜面40aをもつ2個一組のクラ
ンプ部材40と、昇降ブラケット30に保持された駆動
部としてのクランプシリンダ41とで形成されている。
クランプシリンダ41のシリンダロッド40dにはラッ
ク41aが設けられており、一方、クランプ部材40は
ビン40bを介して揺動自在に枢支されており、更にク
ランプ部材40の基端部にはビニオン40Gが設けられ
ている。ビニオン40cはラック41aと歯合する。こ
こでクランプシリンダ41が作動してラック41aが上
下動プると、ビニオン400が正方向あるいは逆方向へ
回転し、よってビニオン40Gを介して2g1組のクラ
ンプ部材40は、ビン40bを中心として同期的に揺動
してV傾斜面40aが互いに近づいたり遠ざかったりす
る。
本実施例では下フレーム10には、クランクシャフトW
のフロント部W2をクランプするクランプ部5が保持さ
れている。クランプ部5は、下フレーム10に矢印×1
方向および×2方向に位置調整自在にかつ回転自在に転
動体50を介して保持されたクランプフレーム51と、
クランプフレーム51に保持された回転ロッド52と、
クランプフレーム51に止め具51cを介して固定され
たクランプシリンダ53と、クランプフレーム51にビ
ン51aを介して揺動自在に保持されたりランプ部材5
4と、クランプフレーム51を上下方向に位置調整する
バランスシリンダ55と、50mm移動調整用の調整ハ
ンドル56とで形成されている。ここでクランプシリン
ダ53のシリンダロッド53bにはラック53aが設け
られており、一方、クランプ部材54の基端部にはラッ
ク53aと歯合するビニオン54aが設けられている。
そして、クランプシリンダ53が作動してラック53a
が前進後退すると、とニオン54aを介してクランプ部
材54がビン51aを中心として開閉作動する。
回転角度検出手段としてのロータリエンコーダー6はク
ランプフレーム51の回転ロッド52に配設されている
。ロータリエンコーダー6は閃絡の制御装置に接続され
ている。ここで、クランプ部材54でクランプした状態
のクランクシャフトWがこれの周方向に所定角度回転す
ると、回転ロッド52が回転し、その回転はロータリエ
ンコーダー6の出力信号となり、その出力信号は閃絡の
制御装置に入力されて表示計に、クランクシャフトWの
回転角度として表示されるように設定されている。
次に本実施例にかかる検査装置を使用して第1ビン部W
11〜第6ビン部W16の位相角θ1〜位相角θ6を検
査する場合について説明する。
まず、クランクシャフトWの長さに対応させてジャーナ
ル部保持部2を下スライドシャフト12にそって適宜矢
印x1方向または×2方向に調整してジャーナル部保持
部2の位置を調整する。調整した後、クランクシャフト
Wのフロント部W2をクランプ部5に対向させつつ、検
査者の手作業で、第1図に示すようにクランクシャフト
Wのジャーナル部W1を各ジャーナル部保持部2の回転
ローラ23に載せる。すると、クランクシャフトWのジ
ャーナル部W1の軸芯w4は実質的に水平となる。
この状態で、第1図に示すように第1ビン部W11を上
方に位置させつつ、ピン部挟持用のクランプシリンダ4
1のシリンダロッド40dを作動させて、ビニオン40
cを介してビン部挟持用のクランプ部材40をビン40
bを中心として閉じる方向へ揺動させ、これのV傾斜面
40aを互いに近づけ、これにより第2図に示すように
クランクシャフトWの第1ビン部W11をクランプし、
第1ビン部W11を真上で静止させる。
このように第1ビン部W11が真上に位置しているとき
が基準点となる。なお第1ビン部W11をV傾斜面40
aで真上でクランプするにあたり、ストロークシリンダ
33を作動させてクランプ部材40の高さ位置を第1ビ
ン部W1の高さ位置と適合するように適宜調整する。
上記のようにクランクシャフトWの第1ビン部W11を
真上でクランプして静止させた状態で、クランプシリン
ダ53のシリンダロッド53bを作動させてビニオン5
4aを介してクランプ部材54を閉じる方向へ作動させ
、以てクランプ部材54によりクランクシャフトWのフ
ロント部W2をクランプする。このときのフロント部W
2の角度はロータリーエンコーダー6により検出され、
閃絡のt、lJ till装置の表示計に表示される。
その後、ビン挟持用のクランプシリンダ41を逆動させ
てクランプ部材40を互いに遠ざかる方向へ移動させて
第1ビン部W11のクランプを解除する。そして、ジャ
ーナル部保持部2の回転ローラ23にジャーナル部W1
を載せたまま、手作業でクランクシャフトWを周方向へ
所定角度回し、第2ビン部W12を真上に位置させる。
この状態で、クランプシリンダ41を作動させて前述同
様に2個1組のクランプ部材40の■傾斜面40 aを
互いに近づけ、これによりクランクシャフトWの第2ビ
ン部W12をクランプし、第2ビン部W12を真上で静
止させる。
このようにクランクシャフトWの第2ビン部W12を真
上でクランプして静止させた状態における、フロント部
W2の角度はロータリーエンコーダー6により検出され
、制tIl装置の表示計に表示される。
従って、第1ビン部W11が真上に位置した場合の角度
と第2ビン部W12が真上に位置した場合の角度とから
、第1ビン部W11の軸芯と第2ビン部W12の軸芯と
の間の位相角θ1が測定される。
このような手順を繰返して第3ビン部W13、第4ビン
部W14、第5ピン部W15、第6ビン部W16をそれ
ぞれ真上でクランプして静止させた状態における、フロ
ント部W2の回転角度をロータリーエンコーダー6によ
り検出し、閃絡の制御装置の表示計に表示する。
従って、前述同様に、第2ビン部W12の軸芯と第3ビ
ン部W13の軸芯との間の位相角θ2、第4ビン部W1
4の軸芯と第5ビン部W15の軸芯との間の位相角θ4
、第5ピン部W15の軸芯と第6ピン部W16の軸芯と
の間の位相角θ5、第6ピン部W16の軸芯と第1ビン
部W11の軸芯との間の位相角θ6が測定される。
次にバランスウェイトW21〜バランスウェイトW29
の軸方向の寸法を検査する場合について説明する。この
場合には、ジャーナル部保持部2の回転ローラ23にジ
ャーナル部W1を載置保持した状態で、手作業で、クラ
ンクシャフトWを周方向へ適宜回転させ、バランスウェ
イトW21を真上に位置させ、手腕でクランクシャフト
Wを持って保持する。この状態で、バランスウェイト検
査部3を上スライドシャフト13にそって手作業で適宜
移動させ、触針36の先端をバランスウェイトW21の
側面に当接させる。そして、その位置をリニヤスケール
31で測定する。
更に、ジャープル部W1をジャーナル部保持部2の回転
ローラ23に載せたまま、手作業でクランクシャフトW
をこれの周方向に所定角度回転させ、再び、別のバラン
スウェイトW22を真上に位置させ、手腕でクランクシ
ャフトWを持って保持する。
そして、その状態で、手作業でバランスウェイト検査部
3を上スライドシャフト13にそって矢印×1またはX
2方向へ適宜移動させ、触針36の先端をバランスウェ
イトW21の側面に当接させる。そして、その位置をリ
ニヤスケール31で測定する。
このようにしてバランスウェイトW22〜バランスウェ
イトW29をそれぞれ真上に位置させて、触針36をそ
れぞれバランスウェイトW21〜バランスウェイトW2
9の側面に当接させてそのバランスウェイトW21〜バ
ランスウェイトW29の軸方向長さをリニヤスケール3
1で測定する。
このようにすれば、クランクシャフトWのバランスウェ
イトW21〜バランスウェイトW29の側面の軸方向寸
法を短時間のうちに測定することができる。
また、バランスウェイトW21の倒れを検査する場合に
は次のようにして行なう。即ち、ある所定のバランスウ
ェイトW21の側面に触針36の先端を当て、その位置
をリニヤスケール31で測定する。更に、触針36を上
昇させるかあるいは下降させるかし、先に測定した同じ
バランスウェイトW21の側面に触針36の先端を当て
てりニヤスケール31でその位置を測定する。このとき
、リニヤスケール31で測定した両者の測定値が異なる
場合には、そのバランスウェイトW21に倒れが生じて
いることになり、その測定値の差がそのバランスウェイ
トW21の倒れ固に相当する。
また、リニヤスケール31で測定した両者の測定値が同
じ場合には、そのバランスウェイトW21に倒れが生じ
ていないことになる。残りのバランスウェイトW22〜
バランスウェイト29についても同様な操作で行なう。
以上説明したように本実施例にががる検査装置によれば
、第1ビン部W11〜第6ビン部W16の各位相角を短
時間に容易に検査することができる。更に触針36をバ
ランスウェイトW21〜バランスウェイトW29の側面
に当接することにより、クランクシャフトWの径外方向
へ突出するバランスウェイトW21〜バランスウェイト
W29の軸方向の寸法をも、短時間に検査することがで
き、実用上有益である。殊に第1図に示すように触針ホ
ルダー35に触針36が互いに背中合わせに保持されて
いるので、バランスウェイトW21〜バランスウェイト
W29のフロント側の側面、リヤ側の側面の双方を測定
して検査することができる。
ところでクランクシャフトWの種類が異なると、ジャー
ナル部保持部2にクランクシャフトWを載せたときに、
ジャーナル部W1の軸芯W4の高さ位置が変化する。こ
の点本実施例では、バランスシリンダ55、調整ハンド
ル56を適宜操作してクランプフレーム51の高さ位置
を適宜調整することができ、従ってクランクシ1アフト
Wの種類が異なってもクランプ部材54でフロント部W
2を確実にクランプでき、フロント部W2の回転角度の
測定に支障をきたさない。
しかも本実施例にかかる検査装置では、ジャーナル部保
持部2の回転ローラ23にクランクシレフトWのジャー
ナル部W1を載せたままの状態でジャーナル部W1をこ
れの周方向へ回転させる操作を利用できるので、ビン位
相角が60度、90度であっても支障なくビン位相角、
バランスウェイトW21〜バランスウェイトW29の側
面の軸方向寸法を検査することができ、汎用性に優れて
いる。
[他の実施例] 次に本発明にかかる検査装置の他の実施例について説明
する。
この実施例の場合には、基本的には前記実施例と同じ構
成であり、基本的には同じ作用効果を奏するので、以下
具なる部分を中心として説明する。
この実施例では、第6図に示すように、バランスウェイ
ト検査部3の可動ホルダー30には可動ホルダー30を
上スライドシャフト13にそって走行させる走行ローラ
37a1走行ローラ37aを駆動する走行モータ37、
リニヤスケール31上における可動ホルダー30の移動
距離を測定する距離ピンサ38が保持されており、更に
フレーム1には、ジャーナル部W1がジャープル部保持
部2にセットされたことを検出するセットセンサ39が
配設されている。更に、ジャーナル部保持部2の回転ロ
ー523はクランクシャフトWのジャーナル部W1を周
方向に自動的に回転させるものであり、回転ローラ23
を回転させる回転モータ25がフレーム1に配設されて
いる。更にまた第1ビン部W11、バランスウェイトW
21等が真上に位置していることを検出する真上センサ
24が配設されている。又、触針36がバランスウェイ
トW21等に当接したことを検出する触針センサ43が
触針36の近傍に位置して触針ホルダ35に設けられて
いる。更にクランクシャフトWが不良品である時にマー
キング処理するマーカ26、クランクシャフトWが不良
品である時にデイスプレィにrNG表示表示衣示し、ク
ランクシャフトWが良品である時にrOK表示」をデイ
スプレィに表示するC RT 27がフレーム1に配設
されている。
なお、真上センサ24、セットセンサ39は光電管セン
サを採用でき、触針センサ43はバランスウェイトW2
1等に当接すると押圧されてオンになるタッチセンサを
採用できる。そして、第8図に示すように、回転モータ
25、走行モータ37、距離センサ38、真上センサ2
4、触針センサ43、ロータリーエンコーダー6、マー
カ26、CRT27は制御装置28に接続されている。
制御装WI28はCPU280と、入力インターフェー
ス281と、出力インターフェース282と、メモリ2
83とを備えている。
この実施例にかかる検査装置の使用方法は、基本的には
前記した実施例の場合と同じであり、以下制御装V12
8の作動について説明する。本実施例にかかる制御装置
28を構成するCPU280のフローチャートを第9図
〜第13図に従って説明する。第9図はメインルーチン
を示す。第9図に示すように、メインルーチンではステ
ップS1で電源投入により各種レジスタ等を初期状態に
設定する。ステップミ2でジャーナル部保持部2の回転
ローラ23にジャーナル部W1がセットされているか否
かを判定し、セットされていれば、ステップS3で1ル
ーチンの長さを一定にするために内部タイマをスタート
させる。そしてステップS5でビン部位相角検査サブル
ーチン、ステップS7でバランスウェイト寸法検査サブ
ルーチン、ステップS9でその他のサブルーチンを順に
実行し、ステップS10でCPU280の暴走を防ぐべ
く、内部タイマの終了を待ってステップS2にリターン
する。
第10図はビン部位相角検査サブルーチンのフローチャ
ートを示す。第10図に示すように、先ず、ステップ5
500で各ピン部を静止させるための静止サブルーチン
を実行し、ステップ5502でカウント数を1インクリ
メントし、ここで1インクリメントはピン部を1個検査
したことを示す。ステップ5504でカウント数が6(
ピン部の数に相当)であるか判定し、6でなければ全部
のピン部を検査していないのでステップ5500にジャ
ンプする。カウント数が6であれば、全部のピン部を検
査したのでステップ$506でデータ処理し、ステップ
8508で位相角θ1が正常であるか否かを判定し、ス
テップ5510で位相角e2が正常であるか否かを判定
し、ステップ5512で位相角θ3が正常であるか判定
する。同様にステップ5514、ステップ8516、ス
テップ8518で位相角θ4〜位相角θ6をそれぞれ判
定する。そして、正常でなければ、ステップ8520で
NG信号をCRT27に出力してCRT27でrNG表
示」を行ない、ステップ5522でマーカ26をオンに
し不良品にマーキング処理する。位相角61〜位相角θ
6がすべて正常であれば、ステップ5524でOK倍信
号Cf(丁27に出力してCRT27でrOK表示」を
行ない、メインルーチンにリターンする。
第11図は各ピン部を静止させるための静止トtブルー
チンのフローチャートを示す。第11図に示(ように静
1Fサブルーチンでは、ステップ5530で回転モータ
25をオンしてクランクシャフトWのジャーナル部W1
を回転させ、ステップ5532で真上センサ24がオン
か否か、即ち、第1ピン部W11が真上に位置している
か否かを判定する。第1ピン部W11が真上に位置して
おれば、ステップ5534で回転モータ25をオフし、
ステップ8536でクランプシリンダ41をオンしてク
ランプ部材40で第1ピン部W11をクランプして静止
させ、ステップ8538でロータリエンコーダ−6のセ
ンサ出力値をメモリ283に記憶し、第10図に示すス
テップ8502にリターンする。
第12図はバランスウェイト寸法検査サブルーチンのフ
ローチャートを示す。第12図に示すように、ステップ
5700でリニヤ検査サブルーチンを実行する。ステッ
プ5702でカウント数を1インクリメントする。ここ
で1インクリメントはバランスウェイトを1個検査した
ことを示す。
ステップ5704でカウント数が9(バランスウェイト
W21〜W29の数に相当)であるか判定し、9でなけ
れば、ステップ5700にジャンプし、リニヤ検査サブ
ルーチン5700を繰り返す。
カウント数が9であれば、ステップ8706でデータ処
理し、ステップ$708で1個目のバランスウェイトW
21の軸方向寸法が正常か判定し、ステップ5710で
2個目のバランスウェイトW22の軸方向寸法が正常か
判定し、ステップ5712で3個目のバランスウェイト
W23の軸方向寸法が正常か判定し、ステップ5714
で4個目のバランスウェイトW24の軸方向寸法が正常
か判定する。同様にステップ8716〜ステツプ572
4でバランスウェイトW26〜W29の軸方向寸法が正
常か判定する。そして、正常でなければステップ$72
6でNG信号をCRT27に出力してCRT27でrN
G表示」を行ない、ステップ5728でマーカ26をオ
ンし、不良品をマーキング処理する。正常であれば、ス
テップ5730T−OK倍信号CRT27に出力り、テ
cRT 27て・[OK表表示音行ない、メインルーチ
ンにリターンする。
第13図にリニヤ検査サブルーチンのフローチャートを
示す。第13図に示すように、リニヤ検査υブルーチン
では、ステップ8740でバランスウェイトW21が真
上か否か判定し、真上であれば、ステップ5742で回
転モータ25をオフし、走行モータ37をオンする。そ
の結果バランスウェイト検査部3が上スライドシャフト
13にそつで走行し触針36がバランスウェイトW21
の側面に当接する。そしてステップ5740で判定した
結果、バランスウェイトW21が真上でなければステッ
プ5744で回転モータ25をオンにして回転ローラ2
3を回転させ、ジャーナル部W1を回転する。更にステ
ップ8746で触針36がバランスウェイトW21の側
面に当接したか否か判定し、当接していればステップ5
748で走行モータ37をオフしバランスウェイト検査
部3を停止させる。そして、ステップ5750で距離セ
ンサ38のセンサ出力値をメモリ283に記憶する。こ
こでそのセンサ出力値がそのバランスウェイトW21の
側面の寸法に相当する。ステップ5752で走行モータ
37を微小量逆転し、触針36をバランスウェイトW2
1の側面から離し、触針36の保護を図る。ステップ5
754で回転モータ25をオンしジャーナル部W1を周
方向へ回転させる。そして、ステップ8756で次のバ
ランスウェイトW22が真上に位置しているか否か判定
し、真上に位置しておれば、回転モータ25をオフにし
てバランスウェイトW22を真上に雑持し、第12図に
示すステップ5702にリターンする。バランスウェイ
トW22が真上に位置していなければ、ジャーナル部W
1の回転を続けてバランスウェイトW22を真上に位置
させるべく、ステップ5754にジャンプし、回転モー
タ25をオンし続け、バランスウェイトW22を真上に
位置させる。
この実施例にかかる位相角検査装置では、前述したよう
に、回転モータ25が駆動するとジャーナル部W1をこ
れの周方向へ自動的に回転させることができ、しかも真
上センサ24により第1ビン部W11〜第6ピン部W1
6が真上にきたことを自動的に検知でき、更に1つのビ
ン位相角の検査が終了すれば、再び回転モータ25が駆
動してジャーナル部W1を自動的に回転ローラ23上で
回転させ、次に検査するビン部を真上に位置させること
ができる。更には、位相角θ1〜位相角θ6を自動的に
検査でき、かつバランスウェイトW21〜W29の軸方
向寸法をも自動的に検査でき、故に、クランクシャフト
Wの不良品を自助的に検査し、マーカ26で不良品に自
動的にマーキング処理を行うことができ、実用上有益で
ある。
[発明の効果1 本発圓にかかる検査装置によれば、異形シャフトをシャ
フト保持部に保持した状態で異形シャツ1−を周方向へ
回転させ、当接子を異形部の側面に当接すれば、異形部
検査部の当接子の移動距離により異形シャフトの異形部
の側面の寸法を短時間に検査することができ、これによ
り異形シャフトの良品と不良品とを容易に判別できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は検査装置の側面図、第2図は検査装置の異なる
方向からの側面図である。第3図はクランクシャフトの
端面図、第4図はクランクシャフトの側面図である。第
5図は制御装置のブロック図である。 第6図〜第13図は本発明の他の実施例を示し、第6図
は検査装置の側面図、第7図は検査装置の異なる方向か
らの側面図である。第8図は制御装置のブロック図であ
る。第9図は制m装置のメインルーチンを示すフローチ
ャート、第10図はピン部位相検査サブルーチンを示す
フローチャート、第11図は静止サブルーチンを示すフ
ローチャート、第12図はバランスウェイト寸法検査サ
ブルーチンを示すフローチャート、第13図はリニヤ検
査サブルーチンを示Jフローチャートである。 図中、1はフレーム(基台)、2Gはジャーナル部保持
部(シャフト保持部)、3はバランスウェイト検査部(
異形部検査部)、30は可動ホルダ、触針(当接子)、
6はロータリーエンコーダーを示す。 特許出願人  愛知製鋼株式会社 代理人    弁理士 大川 宏 第3図 第4図 第9図 第11図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)同軸的なジャーナル部、フロント部およびリヤ部
    を備えかつ径外方向に突出する異形部を備えた異形シャ
    フトのうち前記異形部の軸方向寸法を検査する装置であ
    り、 基台と、 前記基台に配設され、前記異形シャフトの前記ジャーナ
    ル部、前記フロント部および前記リヤ部の少なくとも一
    方を支持し前記異形シャフトをこれの周方向へ回転可能
    とするシャフト保持部と、前記シャフト保持部に保持さ
    れた前記異形シャフトの軸方向にそつて前記基台に往復
    移動自在に配設された可動ホルダーと前記可動ホルダー
    に保持され前記異形部の側面と当接可能な当接子とを備
    え、前記当接子の移動距離を検出する異形部検査部とで
    構成されていることを特徴とする異形シャフトの異形部
    の軸方向寸法検査装置。
JP28215388A 1988-11-08 1988-11-08 異形シャフトの異形部の軸方向寸法検査装置 Pending JPH02128102A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017514705A (ja) * 2014-03-14 2017-06-08 エルヴィン ユンカー グラインディング テクノロジー アクツィオヴァ・スポレチュノストErwin Junker Grinding Technology a.s. 大型クランクシャフトを研削するための方法および装置

Cited By (2)

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US11628537B2 (en) 2014-03-14 2023-04-18 Erwin Junker Grinding Technology A.S. Method and device for grinding large crankshafts

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