JPH02127799A - キャッシュボックスの開閉機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はキャッシュボックスの開閉機構に関し、特に引
き出し部を自動的に開くキャッシュボックスの開閉機構
に関する。

［従来の技術］ 金銭登録機等に現金格納のため設けられる従来のキャッ
シュボックスは、前部開口のキャッシュボックス本体内
に引き出し部を収容し、この引き出し部をキャッシュボ
ックス本体内で前後移動可能にしている。

この場合引き出し部は閉状態時に止め金によりキャッシ
ュボックス本体内に係止され、かつその＋ｈめ金が外さ
れると、コイルスプリングの復元力により最大開放位置
まで一度に開かれる機構となっていた。

［発明が解決しようとする課ｆｉｌ 上記従来のキャッシュボックスの開閉機構にあっては、
コイルスプリングの復元力による引き出し部の移動距離
が大きいため、金銭登録機の開いた引き出しが操作者の
腹部に当ることがあり、操作者にとって好ましくないも
のであった。

この欠点を除去するためにコイルスプリングの復元力を
弱め、引き出し部の移動距離を小さくした場合、引き出
し部の移動距離は引き出し部内の収容物の多少による重
量の変化の影響やキャッシュボックスを設置している面
の傾きに影響されることとなる。すなわち、引き出し部
の収容物が重い場合またはキャッシュボックスの設置さ
れている面がキャッシュボックスの後方に向って下方に
傾斜している場合には、引き出し部の移動距離が不十分
で収容物の出し入れに支障が生じるという欠点があった
。

［！！題を解決するための手段］ 本発明は、上記課題を解決するためになしたもので、そ
の解決手段として本発明のキャッシュボックスの開閉機
構は、内側壁に前後方向にわたる案内部材を有する前部
開口のキャッシュボックス本体と、該キャッシュボック
ス本体内に挿入され上記案内部材と係合する回転部材を
介し上記キャッシュボックス本体内を上記案内部材に沿
って移動自在な引き出し部と、該引き出し部が上記キャ
ッシュボックス本体内に収容された閉状態時に上記引き
出し部を係止するため上記キャッシュボックス本体に設
けた係止機構と、上記閉状態時に上記引き出し部により
圧縮または伸長され上記係止機構による係止が解除され
たとき復元して上記引き出し部を上記案内部材に沿って
移動させる弾性部材と、上記弾性部材による移動時に上
記引き出し部を所定位置で停止させるため上記引き出し
部と上記キャッシュボックス本体内に設けた制動手段と
を備える構成としている。

［実施例］ 次に１本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図〜第４図は本発明の一実施例を示す図である。

図中１はキャッシュボックス本体で、本発明の一実施例
を示す第１図、第２図、第３図を参照すると、このキャ
ッシュボックス本体１は前部開口となっており、その内
側壁に前後方向にわたるレール１ａが設けてあり、かつ
内側壁の開口付近にベアリング７が取付けである。この
キャッシュボックス本体１内には引き出し部２が収容さ
れる。

引き出し部２はその両面がレール２ａにより構成され、
このレール２ａはキャッシュボックス本体ｌに取付けた
ベアリング７によって水平方向（矢印六方向）摺動可能
にキャッシュボックス本体ｌに支えられている。また、
レール２ａの後部に取付けられたローラ６は、キャッシ
ュボックス本体１の内側壁に取付けられたレール１ａの
下面を転動することにより、引き出し部２の浮き上がり
を規制している。

引き出し部２が閉状態のときには、引き出し部２の後面
２ｂがキャッシュボックス本体１内の奥側に設けたコイ
ルスプリング１０によって引き出し部２が後方（矢印Ｂ
方向）に付勢された状態となる。コイルスプリング１０
は閉状態時圧縮となっているが、伸長としてもよい。こ
のコイルスプリング１０の押圧力に抗して引き出し部２
を閉状態に保持するために、引き出し部２の後面２ｂ及
びキャッシュボックス本体１の内部には、係止機構９が
設けられている。

レール２ａの後部には上下方向に摺動可能なスライダ３
が、上部をコイルスプリング４によって押さスられ、凸
部５ａを有するプレート５により下方に抜は落ちること
を規制されるように塩付けられている、一方、キャッシ
ュボックス本体ｌの内側には引き出し部２が前後方向（
矢印六方向）に慴動したときにスライダ３が通過する経
路上に前後がスロープになっている凸部１ｂが設けてあ
り、引き出し部２の矢印六方向の移動に際し、スライダ
３を上方へ押し上げることにより引き出し部２の円滑な
摺動に抵抗力を与える。

引き出し部２が閉状態のときに係止機構９を解除すると
、コイルスプリング１０の復元力により、引き出し部２
はそのレール２ａ及びローラ６がそれぞれベアリング７
上及びレールｌａ上を滑走することにより前方（矢印Ｂ
方向）に押し出され、開状態となる。

コイルスプリング１０とコイルスプリング４の復元力を
適当な強さにすれば、引き出し部２の移動速度をスライ
ダ３が凸部１ｂを乗り越えるときの抵抗力により減少さ
せ停止させることができる。すなわち、引き出し部２は
凸部１ｂの位置で第１の開状態（第２図参照）となる。

引き出し部２が凸部１ｂにスライダ３が当って停止する
ためには、コイルスプリング１０の復元力をスライダ３
が凸部１ｂに当接するまで引き出し部２を押し出すだけ
の力を下限とするとともに、凸部Ｉｂをスライダ３が乗
り越えない最大の押し出し力を上限とする範囲に設定す
ればよい。

従って、引き出し部２の中の収納物の重量及びコイルス
プリング１０の復元力のばらつきに対する許容範囲を大
きくとることができ、引き出し部２を収納物の多少にか
かわらず第１の開状態まで確実に開けることができる。

また、第１の開状態までの引き出し部２の移動距離は、
凸部１ｂとスライダ３との位置関係により任意に設定す
ることが可能である。

第１の開状態において、引き出し部２を手で矢印Ｂ方向
に引くと、スライダ３がコイルスプリング４を圧縮しな
がら上方へ移動し凸部１ｂを乗り越える。このようにし
て、引き出し部２を容易に最大開状態まで引き出すこと
が可能である。

又、第１の開状態からスライダ３が凸部ｔｂを乗り越え
るために引き出し部２を矢印Ｂ方向に引く力は、コイル
スプリング４の復元力と凸部１ｂのスロープ角度によっ
て決定することができる。

引き出し部２を閉じるときは、引き出し部２を手で押し
込めば、スライダ３が凸部１ｂを再び乗り越えて、所定
の位置まで後退し係止機構９によって閉状態に保持され
ることとなる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明のキャッシュボックスの開閉
機構は、弾性部材による移動時に引き出し部を所定位置
で停止させるため引き出し部とキャッシュボックス本体
内に設けた制動手段とを備えるものとしたため、引き出
し部の開放動作を途中で一度停止させることができ、引
き出し部が操作者の腹部にあたる等の事故を防止するこ
とができるという効果がある。

さらに、引き出し部の開放位置を引き出し部内の収納物
の多少によらず一定にできるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るキャッシュボックスの
開閉機構を示す閉状態側断面図、第２図はその引き出し
状態側断面図、第３図は本実施例の正面からみた部分拡
大断面図、第４図は本実施例の平面からみた拡大部分断
面図である。 ｌ：キャッシュボックス本体 ｌａ：レール ｌｂ：制動手段としての凸部 ２：引き出し部 ２ａ：レール ３：制動手段としてのスライダ ６：ローラ ７：ベアリング ８：マネーケース ９：係止機構

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内側壁に前後方向にわたる案内部材を有する前部開口の
   キャッシュボックス本体と、該キャッシュボックス本体
   内に挿入され上記案内部材と係合する回転部材を介し上
   記キャッシュボックス本体内を上記案内部材に沿って移
   動自在な引き出し部と、該引き出し部が上記キャッシュ
   ボックス本体内に収容された閉状態時に上記引き出し部
   を係止するため上記キャッシュボックス本体に設けた係
   止機構と、上記閉状態時に上記引き出し部により圧縮ま
   たは伸長され上記係止機構による係止が解除されたとき
   復元して上記引き出し部を上記案内部材に沿って移動さ
   せる弾性部材と、上記弾性部材による移動時に上記引き
   出し部を所定位置で停止させるため上記引き出し部と上
   記キャッシュボックス本体内に設けた制動手段とを備え
   ることを特徴とするキャッシュボックスの開閉機構。