JPH02127401A - 光学異性体分離用充填剤 - Google Patents

光学異性体分離用充填剤

Info

Publication number
JPH02127401A
JPH02127401A JP63279321A JP27932188A JPH02127401A JP H02127401 A JPH02127401 A JP H02127401A JP 63279321 A JP63279321 A JP 63279321A JP 27932188 A JP27932188 A JP 27932188A JP H02127401 A JPH02127401 A JP H02127401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
chitosan
chitosan derivative
stretch
derivative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63279321A
Other languages
English (en)
Inventor
Maki Yamato
真樹 大和
Shuichi Mitamura
三田村 修一
Chiaki Fujimoto
藤本 千郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp, Nippon Steel Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP63279321A priority Critical patent/JPH02127401A/ja
Publication of JPH02127401A publication Critical patent/JPH02127401A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光学異性体の分離に用いられる物質及びその
製造方法並びにかかる方法により合成した物質を用いた
光学異性体分離用充填剤に関する。
本発明の光学異性体分離用充填剤は種々の光学異性体混
合物を単離するのに有用である。
〔従来の技術〕
近年、光学異性体は医薬や農薬はもちろんのこと、食品
添加物、強誘電性液晶材、さらには非線形光学材料の分
野にその応用分野は広がりつつある。例えば医薬品で光
学異性体を含むものは、それぞれの異性体の薬理活性が
異なる場合があり、サリドマイド禍で示された様にその
異性体に致命的な副作用を持つ可能性もある。かかる事
態に対して厚生省は、[光学異性体を含む医薬品に関し
ては、それぞれの異性体ごとにその薬理活性を明らかに
することが望ましい」というガイドラインを示した。現
在までのところ光学異性体の光学純度の測定法及び簡便
な光学異性体分離の方法は確立されておらず、特に上記
の理由より製薬メーカーからその確立が強く望まれてい
る。
クロマト法による光学異性体の分析、分離は、現在量も
有効な方法として特に注目を集めており、既にいくつか
の充填剤が市販されている。またセルロースやキトサン
のような天然高分子またはその誘導体を光学異性体分離
に用いることは、以前より行なわれている〔例えば、H
e5se、 G、 andHagel R,Chrom
at ographta 6.277(1973)参照
〕。
これらの物質をクロマト法における充填剤として利用す
ることは、セルロース誘導体については詳細に検討され
、既に光学異性体分離用充填剤として上申されている。
一方キトサン誘導体については、トリアセチルキトサン
(特開昭60−22682号公報)やトリベンゾイルキ
トサン(特開昭60−226833号公報)が知られて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記したような従来の充填剤は、その分離対象
物が限定されている、分離能が低い、使用できる溶媒が
限定されている、高価である、製造法の再現性が悪い等
の多くの改良すべき課題を有している。例えば前述のト
リベンゾイルキトサンは、キトサンをピリジンを溶媒と
し°ζ触媒の存在下にベンゾイルクロライドと反応させ
て得ているが、このような条件では、キトサンを再現性
良く高度にベンゾイル化することは極めて困難であり、
かつ生成したキトサン誘導体の有機溶媒に体する溶解性
は向上しない。かかる方法で得たトリベンゾイルキトサ
ンをジクロロメタン−ジクロロ酢酸に溶解し、シリカゲ
ルに担持し、充填剤を調整するが、その光学異性体分離
能は十分とは言えない。
従って、本発明の目的は、安価でかつ再現性良く製造で
き、また広範な種々の光学異性体に対して優れた光学分
離能を持つ充填剤を開発することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の課題を解決するために鋭意研究を重ね
た結果、完成されたもので、キトサンをスルホン酸の存
在下に酸ハロゲン化物と反応させて得られるキトサン誘
導体及びそれを製造する方法並びにそのキトサン誘導体
を活性成分とした光学異性体分離用充填剤である。
本発明で原料に用いるキトサンは、カニやエビの甲殻の
成分であるキチンを加水分解することにより安価に入手
できる。その分子量は比較的低く、かつ分子量分布が狭
いものが好ましい。このようなものとしては、例えば粘
度1〜1500cps  (1%酢酸水溶液中)、好ま
しくは1〜500cps、更に好ましくは1〜300c
psのキトサンをあげることができる。脱アセチル化度
としては80%以上、好ましくは85%以上である。
本発明において使用されるスルホン酸と、しては、メタ
ンスルホン酸、エタンスルホン酸、トリフルオロメタン
スルホン酸、トリクロロメタンスルホン酸などのような
脂肪族スルホン酸や、ベンゼンスルホン酸トルエンスル
ホン酸、ナフタレンスルホン酸などのような芳香族スル
ホン酸をあげることができる。本発明反応におけるスル
ホン酸の使用量は、キトサンの繰り返し単位1当量に対
して1当量以上であり、過剰量のスルホン酸は反応溶媒
をかねて使用することもでき、これも好ましい実施態様
の1つである。この観点からは、メタンスルホン酸、エ
タンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トリ
クロロメタンスルホン酸のように反応条件下で液体状態
をとるものが好ましい。
本発明において使用される酸ハロゲン化物としては、酸
塩化物または酸臭化物が好ましく、安価な点で酸塩化物
の使用が特に好ましい。このようなものとし”ζは、例
えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、ドデカン酸、フェニ酢
酸、ジヒドロケイ皮酸、2−フェニルプロピオン酸、ケ
イ皮酸、クロトン酸、メタクリル酸、アクリル酸、3−
メチル−2−ブテン酸などのような置換もくしは非置換
のアルカン酸またはアルケン酸の酸塩化物、安息香酸、
クロロ安息香酸、メトキシ安息香酸、トリイル酸、ナフ
トエ酸、メチルナフトエ酸、メトキシナフトエ酸などの
ような置換もしくは非置換の芳香族カルボン酸の酸塩化
物を例示できる。本発明における酸ハロゲン化物の使用
量は、例えばキトサンの繰り返し単位1当量に対して1
当量以上であり、好ましくは2当量以上、より好ましく
は3当量以上である。しかし8当量以上の大過剰量を使
用しても大部分が未反応で残るため、その除去が煩雑と
なり、また経済的でない。酸ハロゲン化物は、所望なら
、有機溶媒に溶解して使用できる。このような有機溶媒
としては、例えばベンゼン、トルエン、エチルベンゼン
、キシレン、クロルベンゼンなどのような芳香族系溶媒
、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四
塩化炭素などのようなハロゲン系有機溶媒や、N、 N
−ジメチルホルムアミド(DMF) 、N、N−ジメチ
ルアセトアミド(DMAc)、N−メチルピロリドン(
NMP) 、N、N’ −ジメチルイミダゾリジノン(
DMI)などのような非プロトン性溶媒を例示すること
ができる。本発明の実施に際しては、キトサンとスルホ
ン酸とを良く混合し、これに酸ハロゲン化物またはその
溶液をゆっくり添加して攪拌する。この際、有機溶媒を
反応溶媒として使用することが出来る。このような有機
溶媒としては、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、
キシレン、クロロベンゼンなどのような芳香族系溶媒、
クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩
化炭素などのようなハロゲン系有機溶媒や、DMF、D
MAc、NMP、DMI、ジメチルスルホキシドなどの
ような非プロトン性溶媒の使用が可能であり、これらの
うち、反応混合物への溶解度が大きい点から前記の非プ
ロトン性溶媒を好適に使用できる。反応温度は室温以下
であるのが好ましく、通常−10°C〜15°Cの範囲
で実施する。
反応の進行と共に反応混合物の粘度が上昇する。
反応時間は反応温度により異なるが、通常1〜20時間
の範囲である。反応混合物は公知の方法により後処理を
行ない、キトサン誘導体を得る。この後処理方法として
は種々の方法があるが、その−例を以下に説明する。す
なわち、反応混合物に氷水を加えて反応を停止させ、析
出したキトサン誘導体a生成物を濾過等により分離する
。粗生成物中に残存するスルホン酸は、粗生成物を再び
氷水中に分散しアンモニア水等の弱塩基により中和する
ことにより除き、また残存する酸ハロゲン化物やこれが
加水分解されたカルボン酸は粗生成物をエーテル、エタ
ノール等で洗浄することによって除くことが出来る。こ
のよ・うな方法で得られたキトサン誘導体は種々の極性
溶媒に可溶となる。このような極性溶媒としては、DM
F、DMAc、NMP、DMI、ジメチルスルホキサイ
ド等の溶媒をあげることができる。
このようにして得られたキトサン誘導体は、種々の方法
で精製可能であるが、好ましくは再沈法で精製する。す
なわち前記した溶媒のいずれでもよいが、好ましくはD
MFに溶解し、キトサン誘導体が不溶な溶媒、好ましく
は水またはメタノールに滴下して再沈澱せしめることに
より精製できる。
本発明のキトサン誘導体は、キトサンの水酸基とアミノ
基が酸ハロゲン化物と反応してそれぞれエステル、アミ
ド結合を形成した誘導体である。
この本発明のキトサン誘導体におけるカルボン酸残基の
置換度は、赤外吸収スペクトル、核磁気共鳴スペクトル
、元素分析等により2置換体と3置換体との混合物であ
ることが示された。
本発明のキトサン誘導体を液体クロマトの充填剤として
使用するには、種々の方法が考えられる。
その−例としてはキトサン誘導体を粉体の形状に調整し
て用いる。すなわち前記キトサン誘導体を粉体状の充填
剤として使用するには、キトサン誘導体を適当な架橋剤
により架橋させることにより精製したゲルを、破砕する
かビーズ状の形状に成形する。粒子の大きさは、例えば
1μm〜1000μm、好ましくは1μm〜300μm
でかつ多孔質のものである。
本発明のキトサン誘導体を高速液体クロマト用充填剤と
して使用するには、上記の方法でもよいが、高理論段数
及び耐圧性の向上を実現するために、担体に担持して使
用するのが好ましい。このような担体としては、種々の
市販の液体クロマト用無機担体または有機担体を用いる
ことができるが、無機担体を使用するのが好ましい。こ
のような無機担体としてはシリカゲル、アルミナ、アグ
ネシア、酸化チタン、ガラス、ケイ酸塩、カオリンなど
を例示できる。これらの担体としては、シランカップリ
ング剤等の表面処理剤により修飾したものを用いること
も出来る。このようなシランカップリング剤として、ジ
メトキシジフェニルシラン、3−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン、オフダブシルトリエトキシシラン等の通常のシラ
ンカップリング剤が広範囲に使用できる。更に前記した
担体は、多孔質であることが好ましく、その平均細孔径
は例えば10人〜5000人、好ましくは60人〜40
00人である。
前記キトサン誘導体を担体に担持する方法としては、従
来提示されているいかなる方法でもよいが、好ましくは
担体上に物理的吸着により担持させる方法または担体上
に化学反応により結合させる方法がある。物理的方法と
しては、例えば前記キトサン誘導体を前記可溶な溶媒に
溶解させ、適当な担体と混合し、減圧加熱下に該溶媒を
除去する方法などのような方法が例示できる。化学的方
法としては、例えば反応性基を表面に持つ担体とキトサ
ン誘導体との反応により担体表面に固定化する方法が例
示できる。前記キトサン誘導体を担体に担持させる量と
しては、分離対象の化合物によりその最適な量を変化さ
せて保持時間を変えることができるが、本発明において
は、担体に対して通常1〜100重量%、好ましくは1
0〜60重量%である。このようにして得た充填剤を常
法、即ちスラリー法等により液体クロマト用カラムに充
填して用いることが出来る。液体クロマトに用いる際の
移動相としては、前記キトサン誘導体を溶解せずかつ、
該キトサン誘導体と反応しない溶媒であればいかなる溶
媒でもよい。
裏施貫 以上、実施例に従って本発明を更に詳細に説明するが、
本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでないこ
とはいうまでもない。
なお実施例中に用いられる用語の定義は以下の通りであ
る。
また表中の化合物の名称とその構造は以下に示した通り
である。
トランススチルベン(1)、メチル−4−トリオイルカ
ルビノール(2)、1−フェニル−1−プロバノール(
3)、■−フェニルー1.2−エタンジオール(4)、
l−インダノール(5)、1゜1′−ヒ゛ナフトール(
6)、ベンツ°イン(7ン、マンデル酸エチルエステル
(8)、2−フェニルシクロヘキサノン(9)、δ−フ
ェニル−δ−ブチロラクトン(10) 低分子キトサン(粘度7.5cps、脱アセチル化度9
5%以上) 10.0gをメタンスルホン酸75m1に
氷冷下で溶解し、撹拌しながらベンゾイルクロライド6
0−を滴下した。水冷下で5時間撹拌し、さらに−20
°Cで一昼夜放置した。生成した粘度の高い液体に氷水
を加え、生じた沈澱物をG3のグラスフィルターで濾過
した。沈澱物を氷水に懸濁し、アンモニア水141dを
加えて中和し、たのち濾取し、さらに蒸留水で良く洗浄
した。これを、エーテル50d及びエタノール50m1
で順次洗浄して未反応の酸クロライド等を除き、目的と
するキトサンのベンゾイル置換体、24.3gを得た。
R (KBr) : 元素分析二計算値 C20H1QNO&  (2置換) C: 65.03. H:5.18. N :3.79
czqHzxNOt  (3置換) C: 68.49.H:4.90.N:2.96実測値
 C: 65.54. H:4.94. N :3.1
73400cm−’キトサンのOll、Nl(3050
cm−’フェニル基のC−H伸縮2850−2950c
m −’キトサンのC−H伸縮1750cm−’カルボ
ン酸エステルのC==0伸縮1660cm−’カルボン
酸アミドののC・0伸縮1600cm−’フェニル基の
C=C伸縮1270cm−’カルボン酸エステルのC−
O伸縮1050CII11キトサンのエーテル伸縮71
0 cm−’フェニル基のC=)1面外変角実JL[辻
% 上記の方法で得たベンゾイル置換キトサン誘導体1.5
gをDMFIO成に溶解させ、G3グラスフィルターに
より不溶物を取り除いた。この濾過溶液に、シリカゲル
(Develosil Ph−10、好打化学、粒子径
101101l、0gを加え、減圧、加熱下でDMFを
留去し、キトサン誘導体4.5gを担持したシリカゲル
を得た。
得られたキトサン誘導体を担持したシリカゲルをステン
レスカラム(4,6+*/+m X 25抛/慄)にス
ラリー法により充填した。高速液体クロマトグラフィー
としては島津社製CR−6Aを用い、移動相としてはイ
ソプロパノ−ルーヘキサン(3:97)及び(10: 
90)、またイソプロパノ−ルー塩化メチレン−ヘキサ
ン(1:10:90)を用いて行った。種々の光学異性
体の混合物の分析結果を表1に示す。
実施例]− 酸ハロゲン化物として4−クロロベンゾイルクロライド
を使用して実施例1に示された方法に準じて低分子キト
サン(粘度7.5 cps、脱アセチル化度95%以上
)より4−クロロベンゾイル置換キトサン誘導体を得た
元素分析二計算値 R (KBr): C2゜H,7C12NO& (2置換)C: 54.8
1. H:3.9i、 N :3.20CZ7H2゜C
l3No7(3置換) C: 56.22. H:3.49. N :2.43
実測値 C: 53.82. H:3.49. N :
3.3i3450cm−’キトサンのOH,NH305
0c+r’ 7 エニル、Iノc−H(IIIW285
0−2950cm−’キトサンのC−1!伸縮1720
cm”’カルボン酸エステルのC=0伸縮1660cl
’カルボン酸アミドののC=O伸縮1600cm−’フ
ェニル基のC=C伸縮1270cm−’カルボン酸エス
テルのC−0伸縮109109O’キトサンのエーテル
伸縮750 cm−’フェニル基のC=11面匁変角実
新I引支 上記の方法で得た4−クロロベンゾイル置換キトサン誘
導体を実施例2に示された方法によりシリカゲル(De
velosil Ph−10、野村化学、粒子径10μ
m)に担持した。
得られた4−クロロベンゾイル置換キトサン誘導体を担
持したシリカゲルを実施例3に示されたのと同様にして
ステンレスカラス(4,6m/m X 250m/m)
にスラリー法により充填し、そのカラムを用いた種々の
光学異性体の混合物の分析を試みた結果を表2に示す。
実、施セL乳 酸ハロゲン化物として4−トルオイルクロライドを使用
して実施例1に示された方法に準じて低分子キトサン(
粘度7.5 cps、脱アセチル化度95%以上)より
4−トルオイル置換キトサン誘導体を得た。
元素分析二計算値 +R (KBr): 02□Hz3NOb  (2置換) C: 66.49. H:5.83. N :3.52
C1゜Hz q N O?  (3置換)C: 69.
89.H:5.67、N:2.71実測値 C: 71
.70. H:4.70. N :2.303400c
m−’キトサンのOH,Ni13050cl’フエニル
基のC−1!伸縮2850−2950cm−’キトサン
のC−H伸縮1750cl’カルボン酸エステルのC=
0伸縮1660cm−’カルボン酸アミドののC=O伸
縮1605cm−’フェニル基のC=C伸縮]、270
cm−’カルボン酸エステルのC−0伸縮1050cl
’キトサンのエーテル伸縮750 cm−’フェニル基
のC・H面夕(変角実遊」I〜 上記の方法で得た4−トルオイル置換キトサン誘導体を
実施例2に示された方法によりシリカゲル(Devel
osil Ph−10、野村化学、粒子径10μm)に
担持した。
得られた4−トルオイル置換キトサン誘導体を担持した
シリカゲルを実施例1に示されたと同様にしてステンレ
スカラム(4,6m/+ X 250m/m)にスラリ
ー法により充填し、そのカラムを用いた種々の光学異性
体の混合物の分離を試みた結果を表2に示す。
実施±ユ 酸ハロゲン化物として1−ナフトエ酸クロライドを使用
して実施例1に示された方法に準じて低分子キトサン(
粘度50cps、脱アセチル化度95%以上)より1−
ナフトイル置換キトサン誘導体を得た。
元素分析二計算値 R (KBr): CzeHszNO6(2置換) C: 71.63. H:4.94. N :2.98
C39H24NO7(3置換) C: 75.11.H:4.69.N:2.25実測値
 C: 68.20. H:5.10. N :3.2
43400cm−’キトサンの0)1.NH3050c
+r’ナフチル基のC−H伸縮2850−2950cm
−’キトサンのC−H伸縮1750cm−’カルボン酸
エステルのC=0伸縮1660cm−’カルボン酸アミ
ドののC=O伸縮1605cm −’ナフチル基のC=
C伸縮1280c+n−’カルボン酸エステルのC−0
伸縮1010c+r’キトサンのエーテル伸縮780c
m−’ナフチル基のC=H面外変角実新Il比 上記の方法で得た1−ナフトイル置換キトサン誘導体を
実施例2に示された方法によりシリカゲル(Devel
osil Ph−10、野村化学、粒子径10μm)に
担持した。
得られた1−ナフトイル置換キトサン誘導体を担持した
シリカゲルを実施例1に示されたと同様にしてステンレ
スカラム(4,6m/m X 250m/m)にスラリ
ー法により充填し、そのカラムを用いた種々の光学異性
体の混合物の分離を試みた結果を表2に示す。
酸ハロゲン化物としてケイ皮酸クロライドを使用して実
施例1に示された方法に準じて低分子キトサン(粘度1
00cps、脱アセチル化度95%以上)よりシンナモ
イル置換キ トサン誘導体を得た。
元素分析;計算値 C24Ht s N Ob  (2置換)C: 68.
40. H:5.50. N :3.32Cs:+)l
zqN 07  (3’fil換)C: 71.86.
 H:s、3o、 N :2.54実測値 C: 67
.74. H:5.49. N :3.21(KBr)
 : 3400cm−’キトサンのO)I、NH305
0cm−’フェニル基のC−11伸縮3030cm−’
オレフィンのC−11伸縮2850−2950 cm 
−’キトサンのC−H伸縮1750cm−’カルボン酸
エステルのC=0伸縮1.670cm−’カルボン酸ア
ミドののC=0伸縮1630cm −’オレフィンのC
=C伸縮1270cm−’カルボン酸エステルのC−0
伸縮105105O’キトサンのエーテル伸縮908 
cm−’オレフィンのC−11面外変角710 cm柑
フェニル基のC−11面外変角680 c+r’オレフ
ィンのC−H面外変角実画l帆刊 上記の方法で得たトリ(シンナモイル)キトサンを実施
例2に示された方法によりシリカゲル(Develos
il Ph−10、野村化学、粒子径10μm)に担持
した。
得られたシンナモイル置換キトサン誘導体を担持したシ
リカゲルを実施例1に示されたと同様にしてステンレス
カラム(4,6m/m X 250m/m)にスラリー
法により充填し、そのカラムを用いた種々の光学異性体
の混合物の分離を試みた結果を表2に示す。
以下余白 (発明の効果〕 本発明によれば、種々の有機溶媒に可溶なキトサン誘導
体を再現性良く、かつ大量に合成することができ、未利
用天然高分子であるキトサンを有機機能材料として使用
することを可能にするものである。
更に本発明の充填剤は、種々の溶媒を移動相に用いるこ
とが出来るが、特に従来の充填剤では、用いることが出
来なかったハロゲン系の溶媒すらも用いて種々の光学異
性体の分離に優れた分離能力を示すことができる。例え
ばトリベンゾイルキトサンを担持した充填剤上では、ト
ランススデルヘン、2−フェニルシクロヘキサノンの分
離係数(α)がそれぞれ1608及び1.09であるが
、本発明のキトサン誘導体を担持した充填剤では、それ
ぞれ1.32及び1.24であり優れた光学分離能を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、キトサンをスルホン酸の存在下に酸ハロゲン化物と
    反応せしめることを特徴とするキトサン誘導体の製造方
    法。 2、キトサンをスルホン酸の存在下に酸ハロゲン化物と
    反応させて得られるキトサン誘導体。 3、請求項2記載のキトサン誘導体を活性成分とした光
    学異性体分離用充填剤。
JP63279321A 1988-11-07 1988-11-07 光学異性体分離用充填剤 Pending JPH02127401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63279321A JPH02127401A (ja) 1988-11-07 1988-11-07 光学異性体分離用充填剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63279321A JPH02127401A (ja) 1988-11-07 1988-11-07 光学異性体分離用充填剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02127401A true JPH02127401A (ja) 1990-05-16

Family

ID=17609544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63279321A Pending JPH02127401A (ja) 1988-11-07 1988-11-07 光学異性体分離用充填剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02127401A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03181433A (ja) * 1989-12-11 1991-08-07 Daicel Chem Ind Ltd 1―パラ置換フェニルエタノールの直接分割方法
JPH0426639A (ja) * 1990-05-18 1992-01-29 Daicel Chem Ind Ltd 2―シクロヘキセン―1―オールの光学分割方法
CN109503265A (zh) * 2018-12-17 2019-03-22 安徽省司尔特肥业股份有限公司 一种聚乳酸多孔缓控释膜的制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03181433A (ja) * 1989-12-11 1991-08-07 Daicel Chem Ind Ltd 1―パラ置換フェニルエタノールの直接分割方法
JPH0426639A (ja) * 1990-05-18 1992-01-29 Daicel Chem Ind Ltd 2―シクロヘキセン―1―オールの光学分割方法
CN109503265A (zh) * 2018-12-17 2019-03-22 安徽省司尔特肥业股份有限公司 一种聚乳酸多孔缓控释膜的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0157365B1 (en) Separation agent comprising polysaccharide carbamate
Francotte et al. Benzoyl cellulose beads in the pure polymeric form as a new powerful sorbent for the chromatographic resolution of racemates
US4818394A (en) Separating agent
JPH0533210B2 (ja)
GB2199037A (en) Separation and purification of cyclodextrins
JPS60226830A (ja) 1,3−グルカンより成る分離剤
Yu et al. Light-assisted preparation of vancomycin chiral stationary phase based on diazotized silica and its enantioseparation evaluation by high-performance liquid chromatography
EP0121776B1 (en) Resolving agent
Ren et al. Thermoresponsive chiral stationary phase functionalized with the copolymer of β-cyclodextrin and N-isopropylacrylamide for high performance liquid chromatography
JPH02127401A (ja) 光学異性体分離用充填剤
EP0147804B2 (en) Method of separating optical isomers and geometrical isomers
USRE34457E (en) Separating agent
JPS60226833A (ja) 多糖の芳香族エステル誘導体より成る分離剤
JPH0430376B2 (ja)
EP0699902B1 (en) Filler for high-performance liquid chromatography and method of manufacturing the same
JPS61233633A (ja) 多糖のハロゲン置換芳香族カルバメート誘導体を有効成分とする分離剤
EP0157364B1 (en) Separation agent comprising aliphatic or aromatic ester of polysaccharide
JPH05148163A (ja) 分離剤
CN111607016A (zh) 一种海藻酸钠的磺酸化改性方法及其磺酸化海藻酸钠
CN104628892A (zh) 6-苄基苯乙胺衍生化β-环糊精键合SBA-15的制备方法及用途
JPH03261729A (ja) 光学異性体分離剤
JP2000297103A (ja) キチン誘導体の製造方法
JP3159815B2 (ja) α−アリールプロピオン酸類の光学分割方法
US4812362A (en) Solid phase N-hydroxysuccinimide reagents
KR100949758B1 (ko) 항생제인 세파클러를 기저로 하는 키랄 고정상 및 이들로충진된 키랄컬럼