JPH02127191A - 軸発電機追設方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、就航後の大型船舶へ１０００ＫＷ級の中間軸
組込型軸発電機を追設する場合に適用される軸発電機追
設方法に関する。

〔従来の技術〕

近年、船舶の省エネルギー達成のため、低質重油燃料に
て発電コストを下げる努力が発電機関にてなされている
が、それとは別に、既に低質油運転を可能にしている主
機関を発電原動機とし、中間軸に組込まれる中間軸組込
型軸発電機が提案され、船舶建造時に据付けられること
が多くなっている。

しかして、この建造時における軸発電機の従来搭載方法
では、第４図工面図に示すように、ローター１１とステ
ーター１２を組立完了したうえ、中間軸受１３と補機台
及び船体構造物１４を含めた軸発電機完備状態にて、直
接クレーン等の吊具１５により、船体の船首側中間軸１
６と船尾側中間軸１７の間の所定の位置に搬入し据付が
行われる。

しかしながら、このような中間軸組込型軸発電機を、就
航後の大型船舶に追設工事として搭載、据付しようとす
るときは、据付空間上の制限がその搭載作業に大きく影
響する。

すなわち据付空間は機関室最後尾の最下段に位置するた
め、その船体形状はシャープであり、かつトンネルを形
成しであることが多く、またその上部は船体構造の一部
又はディーゼル発電機が据付けられていることも多くあ
り、従って従来の完備状態にて吊具搬入する方法を用い
ると、上部構造物、Ｉｉ装品の撤去及び再据付等、搭載
経路の確保のために付随する工事についてだけでも、相
当な工期及び費用を要し甚だ不経済である。

また完備状態搬入を止め分割搬入を考えて見ると、ロー
ターとステーターの２つの最小構成要素にしか分割でき
ず、例えば１２００ＫＷ級の場合、ローターは長さ６．
７ｍ、最大径１．３ｍ、重量１９ｔ−ンであり、ステー
ターは高さ３ｍ、巾３ｍ、最大厚さ１．６ｍ、重量１７
トンであって、両者とも大物かつ重量物であるので、狭
あいな据付空間での移動は容易ではない。

〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので、
搭載経路確保のため付随的に発生する工事作業量が低減
するとともに、狭あい場所での大物・重量物の移動を精
密かつ揺動なく行うことができる軸発電機追設方法を提
供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

そのために本発明は、就航船舶に中間軸組込型軸発電機
を追設するに当たり、上記軸発電機をローターとステー
ターとに２分割し、据付空間の側壁に設けた開口からま
ず上記ステーターを上記空間に搬入したうえ、船首側。

船尾側中間軸の間にある補機台上に乗載し横曳きして端
部上に仮置きし、次いで上記開口から上記ローターを搬
入し移動用台車により上記補機台上定位置に裾付けし、
その後上記ステーターを横曳きして定位置に据え上記ス
テーターを上記ローターに外挿して両者を組立てること
を特徴とする。

〔作用〕

上述の構成により、搭載経路確保のため付随的に発生す
る工事作業量が低減するとともに、狭あい場所での大物
・重量物の移動を精密かつ揺動なく行うことができる軸
発電機追設方法を得ることができる。

〔実施例〕

本発明軸発電機追設方法をコンテナー船の軸発電機追設
工事に適用した一実施例を図面について説明すると、第
１図は据付態様を示し、同図（Ａ）はローター据付時の
正面図、同図（Ｂ）はステーター据付時の正面図、第２
図は搬入搭載用開口を示し、同図（Ａ）は縦断面図、同
図（Ｂ）は横断面図、第３図は搬入搭載態様を示し、同
図（Ａ）はローター搬入時の斜視図、同図（Ｂ）はステ
ーター搬入時の斜視図である。

第２図に示すように、コンテナー船内の軸発電機据付空
間１０ａの側壁に開口１０を設け、第３図に示すように
、軸発電機はローター１．ステーター２に分割した状態
としたうえ、まず同図（Ｂ）に示すように、開口１０か
らステーター２を船内に搬入搭載し、第１図（Ａ）にお
いて、同ステーター２を、中間軸受５に支承される船首
側中間軸６の後方にあり、かつ意図的に延長しである補
機台６に仮置きした後、補機台６上とステーター２の据
付脚との間に置かれた真鍮の薄板の上を、チェンブロツ
タ等を使用し船首側端部ヘスライドさせて置く。

次に第３図（Ａ）に示すように、ローター１を開口１０
より搬入搭載し、第１図（Ａ）において、同ローター１
を、軸芯を挾んで設置されている軸移動用レール７上の
軸移動用台車８に載置し、ギャードドロリ−９により先
端が船首側中間軸３と当接する定位置へ横曳きし中間軸
受５上に据付ける。

その後、第１図（Ｂ）において、さきに仮置きした状態
のステーター２を上記同様方法により横曳きし、同ステ
ーター２をローター１に外挿しながら定位置へ移動させ
る。ま六ローター１の後端には船尾側中間軸４が連Ｈさ
れる。

かくして、本発明方法によれば、軸発電綾がローター１
とステーター２に分割されて、据付空間側壁の開口１０
から搬入搭載され、従来垂直方向のみの搭載経路が垂直
・水平プ向に変更されるので、上部構造物や犠装品Ｃ撤
去及び再据付の工事が不要となり、また欅人後のステー
ター２は補機台６をガイドにして横曳きして仮置きし、
次いでローター１を軸移動用レール７及び軸移動用台車
８を用いて横曳きし、定位置に据付けた後、さきの（Ｎ
置きステーター２を定位置へ移動させ、ローター１とス
テーター２との組立てを完了するので、狭あいな船内据
付空間での大物・重量物であるローター１及びステーク
−２の移動を精密かつ揺動なく行うことができ、据付空
間のヘッドクリアランスがステーター２の＋Ｑ、３ｍで
も据付組立が可能である。

〔発明の効果〕

要するに本発明によれば、就航船舶に中間軸組込型軸発
電機を追設するに当たり、上記軸発電機をローターとス
テーターとに２分割し、据付空間の側壁に設けた開口か
らまず上記ステーターを上記空間に搬入したうえ、船首
側、船尾側中間軸の間にある？ｉｌｉ機台上に乗載し横
曳きして端部上に仮置きし、次いで上記開口から上記ロ
ーターを搬入し移動用台車により上記補機台上定位置に
据付けし、その後上記ステーターを横曳きして定位置に
据え上記ステーターを上記ローターに外挿して両者を組
立てることにより、搭載経路確保のため付随的に発生す
る工事作業量が低減するとともに、狭あい場所での大物
・重量物の移動を精密かつ揺動なく行うことができる軸
発電機追設方法を得るから、本発明は産業土掻めて有益
なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明軸発電機追設方法をコンテナー船の軸発
電機追設工事に適用した一実施例における据付態様を示
し、同図（Ａ）はローター据付時の正面図、同図（Ｂ）
はステーター据付時の正面図、第２図は搬入搭載用開口
を示し、同図（Ａ）は縦断面図、同図（Ｂは横断面図、
第３図は搬入搭載態様を示し、同図（Ａ）はローター搬
入時の斜視図、同図（Ｂ）はステーター搬入時の斜視図
である。 第４図は従来の船舶建造時における軸発電機搭載方法を
示す正面図である。 ■・・・ローター　２・・・ステーター　３・・・船首
側中間軸、４・・・船尾側中間軸、５・・・中間軸受６
・・・補機台、７・・・軸移動用レール、８・・・軸移
動用台車、９・・・ギャードドロリ−１０・・・開口。 代理人　弁理士　塚　本　正　文 第１図 ／−一一〇−ター ２・−−ステーター ３−−−　ｆｉｔ；１ｉ４ａ’Ｉ’Ｐｎプ１ｔき４−−
一船屋側中屓＋Ｕ ５−一一ψ間結々 １、−−−Ｍ橿台 ？　−−−Ｈｔｎｍレ−１し ８−−〜麹移ａｍ瞥艮 ９−−−　キ′チー１ドロリ−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 就航船舶に中間軸組込型軸発電機を追設す るに当たり、上記軸発電機をローターとステーターとに
   ２分割し、据付空間の側壁に設けた開口からまず上記ス
   テーターを上記空間に搬入したうえ、船首側、船尾側中
   間軸の間にある補機台上に乗載し横曳きして端部上に仮
   置きし、次いで上記開口から上記ローターを搬入し移動
   用台車により上記補機台上定位置に据付けし、その後上
   記ステーターを横曳きして定位置に据え上記ステーター
   を上記ローターに外挿して両者を組立てることを特徴と
   する軸発電機追設方法。