JPH0212657A - 記録または再生装置 - Google Patents

記録または再生装置

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JPH0212657A
JPH0212657A JP16154088A JP16154088A JPH0212657A JP H0212657 A JPH0212657 A JP H0212657A JP 16154088 A JP16154088 A JP 16154088A JP 16154088 A JP16154088 A JP 16154088A JP H0212657 A JPH0212657 A JP H0212657A
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JP
Japan
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holder
jacket
disk
lid
positioning
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JP16154088A
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English (en)
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Tetsuji Kurata
哲治 倉田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は記録または再生装置に用いて好適な回転位相検
出装置に関するものである。
(従来の技術) 従来より、たとえば磁気ディスク等の記録媒体上の記録
トラックに、映像信号、音声信号、データ信号等を記録
、またはこれより再生する所謂スチルビデオシステムと
称される記録または再生装置が知られている。このスチ
ルビデオシステムにおいては、磁気ディスクの回転状態
を高精度に安定に制御する必要があり、そのために磁気
ディスクの一部に回転位相を検出するための回転位相指
示部材(PGビン)を設け、これを装置側に配された検
出器(PGコイル)によって検出することにより、回転
位相を検出し、磁気ディスク回転用のモータに位相サー
ボをかける方法がとられており、これによって記録タイ
ミングの制御を始めとして、各動作タイミングを正確に
制御し得るように構成されている。
PGビンは、磁気ディスクを回転する装置側のスピンド
ル上に配されたチャッキング用のマグネットの磁力線を
磁気ディスクのセンタコア上面へと誘導する磁性体のビ
ンで構成されており、装置側のPGコイルは、センタコ
アに近接して配され、PGビンによって誘導される6R
束を検出するコイルである。これによって、6R気ディ
スクの回転に応じてPGコイルに誘起される電圧変化に
より回転状態を電気的に検出することができる。
ところでPGビンから発生する電力線によってPGコイ
ルに誘起される電圧は極めて微弱であるため、PGコイ
ルの検出感度を高めるために、磁気ディスクのPGビン
に対向する位置に近接して配置されているが、その位置
が変動すると、そのままPGコイルの出力電圧の変動と
なって検出感度、検出精度、S/Nの劣化となるため、
PGコイルの取り付は位置には高い精度を要求される。
(発明の解決しようとする問題点) しかしながら、従来の装置においては、PGコイルを単
に電気ディスクを保持するホルダやゑ体等のPGピンに
対向する位置に取り付けただけであり、磁気ディスクの
寸!去誤差、ホルダやゑ体等のPGコイルの支持手段の
取り付は誤差の影響を受け、PCコイルとPGビンとの
間にばらつきを生じ、回転位相の検出感度、検出精度、
信頼性を劣化させていた。
またPGコイルの位置精度を高めるため、専用の支持部
材を用いたものもあるが、その支持手段が大川か′りと
なって装置の小型化の妨げ、逆にその分誤差を生じる要
因が増え、必ずしも精度の向上につながらないものであ
った。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上述した問題点を解決することを目的としてな
されたもので、その特徴とするところは、記録媒体を取
り出し位置より所定の装填位置へと移動するホルダと、
該ホルダに取り付けられ前記記録媒体の回転位相を検出
するための検出部材と、該検出部材を前記記録媒体に近
接対向せる所定の検出位置に位置決めする位置決め手段
と、前記検出部材を前記検出位置において航記催置決め
手段に対して押圧する弾性部材とを備えることにより、
ホルダのがたや取り付は誤差による前記検出部材の位置
ずれを防止し、検出精度及び信頼性を向上させた新規な
記録または再生装置を提供するものである。
(実施例) 以下本発明の記録または再生装置を各図を参照しながら
説明する。
第13図は本発明の装置に用いられる記録媒体を内装せ
るジャケットの一例を示す斜視図である。
同図において、lは記録媒体を収納したジャケットで、
その内部には記録媒体としての磁気ディスク2が回転自
在に収納されている。磁気ディスク2の中心部には合成
樹脂等で成型されディスク回転用スピンドルに係合孔3
aを形成したセンタコア3が取り付けられており、ジャ
ケットの上面及び下面に穿設された中央孔より露出され
ている。またセンタコア3の下面には、後述するスピン
ドル上に配されたマグネットに磁気的に吸着される磁性
板3aが配されている。また磁性板3aには、第11図
に示すように、センタコア3内を通って上面へと露出す
る突起3bが一体に折り曲げ形成されており、これによ
ってセンタコア3がスピンドルに装着されたとき、スピ
ンドルのマグネットの磁束をセンタコア上面へと誘導し
、ディスクの回転位相を表ゎす回転位相表示部材(以下
PGピンと称す)3bが形成されている。
la、lbはそれぞれジャケット1の上面、下面の互い
に対向する位置に形成されたディスク露出用開口部で、
下面側聞口11bからは後述する記録。
再生用磁気ヘッドが、上面側開口部1aからは磁気ディ
スク2と磁気ヘッドとの接触状態を安定化するための安
定板(後述)がそれぞれ挿入可能となっている。そして
開口部1a、lbには、これらの開口部を開閉するため
のシャッタ4が矢印方向にスライド自在に配されている
。4aはシャッタ4の開成時、後述するシャッタ閉成機
構と係合するための係合孔である。
また5はシャッタ4を閉成位置にロックするためのロッ
ク部材で、詳細は省略するが、シャッタ4の配されてい
るジャケット側面にその一部を露出され、後述するよう
にジャケットの挿入時、ジャケットホルダ側の解除部材
によって操作され、そのロックが解除されるようになっ
ている。
lc、ldは、ジャケットlの側縁近傍の所定箇所に穿
設され、ジャケット1を後述するジャケット装架部へと
装填したとき、その装填位置を位置決めするための位置
決め孔、leはジャケット1下面に設けられた誤記録防
止用の操作片である。
次に本発明の装置の構成を各図を参照しながら順を追っ
て説明する。説明の手順としては、まず装置全体の概略
を説明した後、個々の機構について詳細に説明する。
第1図は本発明の装置におけるジャケット装填機構の基
本的な構成を示す分解斜視図である。
10は記録または再生装置本体のシャーシで、ダイキャ
スト等によって高精度に成型されており、ディスク回転
用スピンドル12、スピンドル12を回転駆動するスピ
ンドルモータ11、装填されたジャケットlの下部側面
開口部1bより挿入され磁気ディスク2に当接して記録
、再生を行う磁気ヘッド13及びその移送機構(不図示
)、ジャケットを装填位置に正確に位置決めするための
位置決め用ポスト14a、  14b、  14c等が
配設され、ジャケット装架部が構成されている。各位置
決め用ポストはジャケットが装填されたときその下面を
受けて高さ方向を位置決めし、且つ位置決め用ポスト1
4a、  14bはジャケットの位置決め孔1c。
ld内に挿入される突部141a、 141bが形成さ
れ、水平方向における位置決めを同時に行い得るように
なりでいる。尚、位置決め用ポスト14aは後述する安
定板の位置決め用にも用いられる。
また本体シャーシ10の周縁部上面の所定箇所には、後
述するジャケット装填機構ユニットを支持するフレーム
20の取付位置を位置決めするための突起10d、lO
e及び取付位置にねじ止めするためのねじ孔10a、 
 10b、  10cがそれぞれ形成されるとともに、
後述する安定板41を支持する支持板42と当接してそ
の高さ方向における位置を規制するための突起10f、
log、10hが形成されている。
そして安定板の支持板は、ジャケット装架部に装填され
たジャケットlの開口部1aより挿入されて磁気ディス
ク2へと当接する作動位置の高さ方向の位置を上述の突
起10g、  lOh、位置決めボスト14aによって
、水平方向の位置を位置決めボスト14a及び突起”1
0fによってそれぞれ位置決めされる。詳細については
後述する。
20は、装置本体シャーシ10上に後述するホルダ30
.蓋体40からなるジャケット装填機構を組み立てるた
めのフレームである。
このフレーム20は比較的剛性の低い金属板を略コ字状
に折り曲げ形成した前面板20a、右側板20b。
左側板20cによって構成され、その両側板端部に形成
した折り曲げ片20e、 20fを本体シャーシ10上
の突起10d、  10eにそれぞれ位置決めされた状
態で同シャーシのねじ孔10b、10cに、ねじ15に
よってねじ止めされ、また前面板20a内側に折り曲げ
形成された折り曲げ片20dを同シャーシIO上のねじ
孔10aにねじ15によってねじ止めされることにより
、ヒンジ近傍の2点を含む3点支持で装置本体シャーシ
10上に固定される。
すなわち装置本体シャーシlOをダイキャスト等で高精
度に形成しておけば、フレーム20の位置は上述の3点
支持構造によって正確に位置決めでき、これを形成する
金属も高い剛性、精度、強度を必要としない。逆にフレ
ーム20を剛性の低い薄い柔軟な金属板等で形成するこ
とにより、成形が容易となり、取り付は時の位置決め、
ねじ止め等によるストレスが発生してもフレーム20に
よって吸収することができ、装置本体シャーシ10に取
り付は時のゆがみや不要な外力による精度の劣化、変形
を生じさせることがない。
フレーム20はその両側板の端部及び折り曲げ片20f
先端に形成された突片20g、20h及び20iそれぞ
れに穿設された孔に支軸21を挿通することにより、後
述するジャケットホルダ30及び蓋体40を回動自在に
支持するためのヒンジ部22が構成されている。またこ
れにより、フレーム20の遊端部が支軸21によって連
結されるため、フレーム20の剛性が低(弱い金属で形
成されていても、ジャケット装填機構を支持するための
ヒンジ部には十分な強度及び精度を確保することができ
る。そしてこの略コ字状のフレーム20を用い、3点支
持で取り付けることにより、従来の装置では各側面板を
別個にあるいは上面板を介して連設していたのに対し、
上面板を設ける必要がないため加工の1捏が少なく薄型
化が可能で組立てが容易となり、また3方向の側面を一
度に成型し、取り付けることができるため、各面間の位
置を容易に出すことができる。
またフレーム20の左側板20cには、後述するセンタ
コアを押圧するディスク押圧部材36を制御するための
制御レバー23が軸24によって回動自在に取り付けら
れ、バネ25によって常時時計回りに付勢され、突起2
0i!によってその回動位置が規制されている。
また前面板の内側には後述するロック係止レバー27、
蓋体40及びホルダ30を閉成位置にロックするための
ロックレバ−28等が配されているが、これらについて
は後述する。
また20jは後述する蓋体40の係合腕40cに係合し
、蓋体40.ホルダ30の開放位置を決定するための突
起、20にはホルダ30の閉成位置を規制するための突
起である。
30は、外方より挿入されたジャケットlを保持して装
置本体シャーシ10上のジャケット装填位置へと移送す
るジャケットホルダで、矢印IN方向にジャケット1を
挿入され、その下部両側にジャケットの両側部を保持す
るためのガイド部兼保持部30a。
30bが形成されている。
ホルダ30はその後縁に形成されたヒンジ用突片30c
、 30dを前記フレーム20のヒンジ部22の支軸2
支に回動自在に取り付けられ、コイルバネ31によって
常時開放する方向すなわち第1図、第3図で見て反時計
回りに付勢され、且つ第2図に示すようにコイルバネ3
1の支軸21方向における弾性力によってフレーム20
の片側の突片20hにヒンジ部30dを常時圧接してい
る。これはヒンジ部におけるホルダ30のがたを防止し
、ジャケットの装填位置の精度を高めるためである。
ホルダ30の上面には、後述するディスク押圧部材36
及び安定板41等を始めとする各種操作部材を通過させ
るための開口部30e、 30fが形成されている。
ホルダ30内後部には、ジャケット排出部材としての弾
性部材(板ばね)32が配され、右側面にはジャケット
lがホルダ30内に挿入されたとき、シャッタ4に係合
してこれを開放するシャッタ開放部材33、ジャケット
の排出動作によってシャッタ4を閉成するための弾性部
材(板ばね)で形成されたシャツタ閉成部材34が配さ
れている。またホルダ30の後部上面には、ジャケット
排出部材32の後方押圧位置をロックする係合孔30k
が形成されている。
ホルダ上面の中央部には、スピンドル12に装着されて
回転される磁気ディスク2のセンタコアに近接対向し、
センタコア3上のPGビン3bを検出してディスクの回
転位相を検出するための位相検出部材(PGコイル)3
5が配されている。またPGコイル35に隣接する開口
部30fには、ディスクを装置本体シャーシlO上のジ
ャケット装架部へと装填する際、ディスクのセンタコア
3上面を押圧して強制的にスピンドルへと嵌合させるデ
ィスク押圧部材36が、その略中間部をホルダ30上の
突片30g。
3Qhに支持された軸37によって回動自在に配されて
おり、そのスピンドルll側端部には、PGコイル35
.スピンドル11を逃げてディスクのセンタコア3上を
押圧する押圧部36aが形成され、他端部には前述した
フレーム20側面の制御レバ−23ト係合する係合片3
6bが形成されている。また30iは後述する蓋体40
との相対的な回動位置を規制するための突起、30jは
第2図をもとに参照して明らかなように、ディスク押圧
レバー36の支軸37一端部に対向するホルダ30上に
植立され、支軸37の抜は止めを防止する突起で、38
はPGコイルの出力を図示しない装置本体側に設けられ
たサーボ回路基板へと供給する配線を行う際、不図示の
リード線を中継する中継基板で、前記支軸37の他端側
におけるホルダ上に配されており、その厚みで前記支軸
37の他端側における抜は止めを行う。
これによって、支軸37の両端にカシメやEリング等の
付設を行うことな(、ホルダ上の回路基板を利用してそ
の抜は止めを行うことができ、且つ大幅に構成を簡略化
することができる。
40はホルダ30の外側において、ホルダ30とともに
開閉自在に配された蓋体である。
蓋体40はその後縁に形成されたヒンジ部としての支持
片40a、40bを介して前記ホルダ30とともにヒン
ジ22の支軸21に回動自在に取り付けられ、蓋体40
真面に取り付けられた後述する板ばね50aによってホ
ルダ30に対して常時反時計回りに付勢されており、そ
の左側面の係合腕40cの上段係合部401cをホルダ
30側面の突起30iの下側に位置させることにより、
相対的な回動範囲が規制され、また係合腕40cの下段
係合部402cをフレーム側面の突起20jの下側に位
置させることにより、フレーム20に対する蓋体40及
びホルダ30両方の開放位置が規制される。
蓋体40の内側には、閉成時、ホルダ30上面の開口部
30eを介して磁気ディスク2へと当接する安定板41
が支持板42を介して支持されている。そして支持板4
2は、蓋体40真面のビン44a、 44b及び蓋体前
面の孔40dに係入された係合突起42cによって蓋体
40に対して上下移動可能に取り付けられ、後述する板
バネ50bによって常時下方すなわち装置本体シャーシ
10側へと押圧されている。
また支持板42には蓋体40の閉成時装置本体シャーシ
10上の位置決めポスト14a1位置決め突起10g、
10hに当接して高さ方向の位置決め及び水平方向の位
置決めを行う調整可能な位置決めビン43a〜43cが
配されている。
この安定板の詳細な支持構造については後述する。
また蓋体40前面には、フレーム20前部に配されたロ
ックレバ−28と係合して蓋体40及びホルダ30を閉
成位置にロックするためのロック爪40eが形成され、
ヒンジ22近傍の上板内側のホルダ30の係合孔30に
と対向する位置には、ホルダ30のカセット排出部材3
2と係合孔30jとの係合を解除するための解除用突起
40fが形成されている。
また40gは蓋体40の閉成によって制御レバー23と
係合し、ディスク押圧部材の押圧動作を解除するための
係合部、40h、40i、40jはそれぞれフレーム2
0にホルダ30、蓋体40を組み立てた後、フレーム2
0と装置本体シャーシ10との固定用ねじ15の着脱が
行えるよう、ねじ、ドライバー(不図示)を挿通可能な
孔で、これにより装置組立後において、たとえば修理、
ヘッド交換時等、蓋体、ホルダ、フレームをすべて別個
に分解して取り外す必要はなく、蓋体40.ホルダ30
.フレーム20のジャケット装填機構ユニットとして取
り外すことができ、サービス性、作業性とも大幅に改善
される。
以上のように構成された本発明装置によると、開放され
た状態でホルダ30内に矢印IN方向にジャケットlを
ジャケット排出部材32に抗して挿入し、ジャケットが
ホルダ30内に収納された後、蓋体40を装置本体シャ
ーシ10側へと閉成することにより、ホルダ30がシャ
ーシlO上のジャケット装填位置へと装填され、さらに
蓋体40を閉成することにより、閉成位置にロックされ
、ジャケットの装填動作が完了する。
またジャケットlを取り出すときには、蓋体40のロッ
クを解除することにより、バネ31によってホルダ30
.蓋体40が開放され、ジャケットはジャケット排出部
材32によってホルダ外方へと排出される。
本発明の装置の主な構成は以上のようになっており、次
にその細部の構成について順に詳述する。
(1)蓋体40.ホルダ30の開閉動作及びジャケット
排出機構、シャッタ開閉機構の動作についてまず、蓋体
40.ホルダ30のジャケット装填動作とともに、ホル
ダ開放時、ジャケットlをホルダ外方へと排出するジャ
ケット排出機構及びシャッタ開閉機構について第2図、
第3図、第4図を主に用いて説明する。
第2図はジャケット装填機構ユニットを上方から見た上
面図、第3図(a)〜第3図(d)はそれぞれ異なる操
作状態における側面図である。
蓋体40.ホルダ30が開放されジャケットlを着脱可
能な開放位置では、第3図(a)に示すように、ホルダ
30がヒンジ22部分に配されたコイルバネ31によっ
て同図で見て反時計回りに回動され、蓋体40はその裏
面に配され、ホルダ30上面を相対的に押圧する板バネ
50aによりホルダ30に対してさらに反時計回りに回
動されている。そしてこれらの開放位置は、第5図(a
)に示されているように、蓋体40とホルダ30との間
の間隙すなわち回動角は、蓋体40の係合腕40cの上
段係合部401cとホルダ30の突起30iとの係合に
よって規制され、さらに蓋体40のシャーシ10に対す
る回動角は、係合腕40cの下段係合部402cと突起
20jによって規制されている。これらの相互作用によ
つて蓋体40、ホルダ30の開放位置が決定される。
一方、ホルダ30内に配されているジャケット排出部材
32は、一端をホルダ30内後縁に固定され、他端にホ
ルダ30内に挿入されたジャケット1の後面に当接する
ジャケット押圧部32aが形成されている。また他端側
上面にはホルダ後部上面の係合孔30に内に係合可能な
係合部32bが形成されている。またこの弾性部材32
は常時上方すなわちホルダ30上板裏面への与圧を常時
有するよう付勢された状態で取り付けられており、した
がってジャケットの挿入、排出に際しては係合部32b
がホルダ30上板の裏面に圧接されたまま滑りながら移
動する。
この状態で、ホルダ30のジャケット挿入口よりジャケ
ット1を挿入すると、ジャケット排出部材32はその弾
性に抗して後方へと押圧されて第2図矢印A方向に回動
し、その係合部32bがホルダ30の係合孔30kに対
向する位置に達したところでその上方への予圧によって
係合孔30に内に係入される。
これによってジャケット排出部材32はその押圧位置に
係止され、ジャケットlはホルダ30より排出されるこ
となく、ホルダ30内に収納された状態に保持される。
この状態を第3図(b)に示す。
尚、ホルダ30にジャケット1を挿入すると、ホルダ3
0の内側面のシャッタ開放部材にシャッタ4前縁が当接
し、ジャケットを挿入する動作によってシャッタ4が開
放される。またこの動作に先がけてシャッタロックレバ
−5にホルダ内側面のシャッタロック解除突起(不図示
)が係合し、シャッタ4のロックが解除されるようにな
っている。
ジャケット収納後、蓋体40閉成すると、第3図(C)
に示すように、板バネ50aを介してホルダ30もコイ
ルバネ31に抗して閉成され、ホルダ30はその下面が
突起20kに当接するまで回動される。
そしてホルダ30内のジャケットlはシャーシ10上の
位置決めボスト14 a−14cによって垂直方向及び
水平方向の位置決めが行われる。そしてシャッタ4を開
放した開口部1bより磁気ヘッド13が挿入されディス
ク2に当接される。
さらに蓋体40を板バネ50aに抗して閉成することに
より蓋体40は後述するロック機構によって閉成位置に
ロックされる。また蓋体40下面の突起40fがホルダ
30の孔30に内へと挿入され、係止されているジャケ
ット排出部材32の係合部32bを離脱させる。これに
よってジャケット排出部材32はその弾性によってジャ
ケットlの後面に押圧部32aを圧接した状態となる。
この押圧により、位置決めボスト14a、14bとジャ
ケットlの位置決め孔lc、ldとの間のがたつきを除
去することができる効果もある。この状態を第3図(d
)に示す。
この状態では、蓋体40側に取り付けられた安定板11
がホルダ30の開口部30eを介して、ジャケラ、トl
の開口部la内へと挿入され、磁気ヘッド13とディス
ク2とのへラドタッチを安定化することができる。
またホルダ30上のディスク2のセンタコア3に対向す
る位置には、ディスクの回転位相を検出するためのPG
コイル35が所定の検出位置に位置決めされる。
尚、上述のホルダ30の閉成動作の過程において、ディ
スク2のセンタコア3がスピンドル12へと装着される
際、ホルダ30上に配されたディスク押圧部材36が動
作し、センタコア3をスピンドル12へと強制的に嵌合
させる動作が行われる。
これらの個々の動作は後述する。したがって、次に蓋体
40のロックを解除してホルダ30とともに開放した場
合には、ジャケット排出部材としての弾性部材32の矢
印Aと逆方向の弾性復帰によって第2図、第3図(a)
の位置まで復帰し、ジャケット1がホルダ30外方すな
わち矢印INと逆方向へと排出され、容易に取り出すこ
とができる。
またホルダ30からジャケットlが排出される動作によ
り、開放されていたシャッタ4を自動的に閉成するシャ
ッタ開成機構が設けられている。
第1図、第2図に示すように、ホルダ30の左内側面に
は、板バネで形成されたシャツタ閉成部材34が配され
ていることは前述した。シャツタ閉成部材34は、板バ
ネのホルダ内方側となる一端を、ホルダ左内側面にカシ
メ等で固定され、ジャケット挿入口側となる他端部はシ
ャッタ4の係合部4aと係合する突部34aが折り曲げ
形成されている。突部34aは、ジャケット挿入側が傾
斜面となっており、ジャケットl挿入時には、シャッタ
4前縁が容易に乗り越え、係合孔4aに導入することが
できる。
したがって、ジャケット1をホルダ30内に収納した状
態では、シャッタ4がシャツタ閉成部材34によって係
止されているため、ホルダ30内よりジャケット1を排
出する動作によってシャッタ4を閉成することができる
。またシャツタ閉成部材34の遊端34bは、第4図の
拡大図から明らかなように、ホルダ30側面外方へと延
長され、ホルダ側面と該側面に切り起こされた突起30
!との間に固定されずに挟み込まれている。これによっ
て、ジャケット1が挿入されてシャツタ閉成部材4がホ
ルダ側部外方へと押圧されたとき、遊端が側方へと突出
することがなく、他の部材と干渉することがな(、また
板バネの両端を規制しているため、他端がフリーなもの
に比較して、強い弾性的係合力を得ることができる。さ
らに板バネが撓んだとき、その遊端34bが固定されて
いないため、板バネに加わるストレスを逃がすことがで
き、板バネすなわちシャツタ開成部材の耐久性にもすぐ
れている。
(2)蓋体40(ホルダ30)のロック機構及びジャケ
ットの装填完了検出手段について 蓋体40.ホルダ30をその閉成位置にロックするロッ
ク機構及びジャケット1がジャケット装架部へと確実に
装填され且つホルダ、蓋体のロックが完了したことを検
出する検出機構について第5図(a)〜@5図(d)を
用いて説明する。
第5図はフレーム20の前面板20a裏面の構造を示す
ものであり、フレーム20の前面板20a真面には、蓋
体40を閉成位置にロックするロックレバ−28がその
長孔28a、 28bと前面板20a上のビンガイド2
01a、 202aによって左右摺動自在に配され、そ
の一端の操作部28cをフレーム20側方へと突出し、
操作可能に取り付けられている。
ロックレバ−28上縁に延長された突片28dには蓋体
40の閉成時、そのロック爪40eと係合してこれをロ
ックするロックビン28eが設けられている。
また、ガイドビン202aにはロックレバ−28をロッ
ク解除位置に保持するための係止レバー27が一端を回
動自在に取り付けられるとともに、ロックレバ−28と
バネ29aによりて連結されている。
係止レバー27の他端には、蓋体40が閉成されたとき
、蓋体40の下縁と係合して押し下げられる突片27a
が形成され、上縁の所定位置には、ロックレバ−28の
側方に折り曲げ形成された係合片28fと係合して、ロ
ックレバ−28を同図で見て左方位置(ロック解除位置
)に係止する係合段部27bが形成されている。
また前面板20aの図で見て左端部には、ジャケットl
が所定のカセット装填位置に装填され且つ蓋体40のロ
ックが完了したことを検出するリーフスイッチSWが取
り付けられている。そしてガイドビン201aには、ホ
ルダ閉成時、ホルダ内のジャケットの有無及びロックレ
バ−28の移動によってリーフスイッチSWを操作する
ためのスイッチ制御レバー26がバネ29bによって常
時反時計回りに付勢された状態で回動自在に配されてい
る。制御レバー26の一端にはホルダ30内のジャケッ
ト下面によって押圧される係合部26aが、他端にはリ
ーフスイッチSWを操作する操作部26bが形成され、
さらに略中間にはロックレバ−28の側面に折り曲げ形
成した係合片28gと係合する切り込み26c及び突起
26dがそれぞれ形成されている。
第5図(a)はロックレバ−28の操作部28cを図で
見て左方へと押圧し、ロックビン28eを蓋体40のロ
ック爪40eから離脱させた開放すなわちイジェクト状
態である。蓋体40.ホルダ30はともに開放状態とな
っている。
一方、ロックレバ−28が左方へと移動することにより
、バネ29aを介して係止レバー27が反時計回りに回
動され、その突片27aを上方すなわちジャケット下面
と係合可能な位置に突出させた状態となっている。そし
てロックレバ−28は、その係合片28「が係止レバー
27の係合段部27bに係止されることによって左方位
置すなわちロック解除位置に係止されている。またスイ
ッチ制御レバー26はバネ29bによって反時計回りに
回動され、操作部26bをリーフスイッチSWより離間
させ、係合部27aをジャケット下面に係合可能な位置
に突出させた状態にある。
この状態で、蓋体40を装置本体へと閉成すると、その
過程で、第5図(b)に示すように、ホルダ30が先に
所定の装填位置へと移動される。このときホルダ30内
にジャケットが収納されていれば、スイッチ制御レバー
26は係合部26aがジャケット下面によって押し下げ
られることによってバネ29bに抗して時計回りに回動
し、その操作部26bをリーフスイッチSWに隣接した
所定の位置まで移動する。
続いて蓋体40をロック位置まで閉成することにより、
そのロック爪40eがロックレバ−28のロックビン2
8eと対向する位置となる。一方、係止レバー27は、
蓋体40の前面下縁によってその係合部27aを押圧さ
れ、バネ29aに抗して反時計回りに回動され、その係
合段部27bによるロックレバ−28の係止を解除する
。ロックレバ−28はバネ29aの弾性によって右方へ
と摺動され、ロックビン28eが蓋体40のロック爪4
0eに係合し、蓋体40及びホルダ30を閉成位置にロ
ックする。
またこのロックレバ−28の摺動により、その係合片2
8gがスイッチ制御レバー26の突起26dの上面に乗
り上げ、これを時計回りに回動する。
これによってリーフスイッチSWが閉成され、ジャケッ
ト1が装填され且つ蓋体のロックが完了したことが検知
され、図示しない制御回路によって記録、再生動作等が
行われる。この状態を第5図(C)に示す。
ところで、ホルダ30.蓋体40が閉成されたとき、ホ
ルダ30内にジャケットが収納されていなかった場合は
、第5図(b)の位置までホルダ30が閉成されたとき
、ジャケットlが存在しないため、スイッチ制御レバー
26が回動されず、したがって操作部26bはリーフス
イッチswから離間された位置から移動しない。この位
装置では、ロックレバ−28の係合片28gに、スイッ
チ制御レバー26の切込み26cが対向している。した
がって蓋体4oがロック位置まで閉成され、ロックレバ
−28が右方へと摺動してこれをロックしたとき、係合
片28gはスイッチ制御レバー26の切込み26c内に
係入され、スイッチ制御レバー26は回動せず、リーフ
スイッチSWは閉成されない。これによって蓋体のロッ
クが完了した時点でホルダ3o内にジャケットが収納さ
れていないことが検知される。この状態を第5図(d)
に示す。またこの場合、スイッチ制御レバー26が、ロ
ックレバ−28によってロックされるため、振動等によ
ってがたついたり、スイッチSWを誤動作させることが
ない。
蓋体40及びホルダ3oを開放する場合は、ロックレバ
−28の操作部28cを押圧して右方のロック解除位置
へと摺動させることによって行われる。
蓋体40のロックを解除することにより、蓋体4゜及び
ホルダ30は開放され、係止レバー27も蓋体40の開
放動作とともに時計回りに回動し、その係合段部27b
でロックレバ−28の係合片28fを係止し、ロックレ
バ−28をロック解除位置へと係止して第5図(a)の
位置に復帰する。
そして蓋体40が閉成されるまでロックレバ−28がロ
ック解除位置に保持されているので、蓋体の開成時、ロ
ックレバ−が負荷とならず、閉成動作を円滑に行うこと
ができる。
(3)ディスク押圧機構について ホルダ30を装置本体シャーシ10へと閉成し、収納さ
れているジャケット1内のディスクをスピンドル12へ
と装着させる際、ディスクのセンタコア3をスピンドル
12に向って押圧し、強制的に嵌合させるディスク押圧
機構36が設けられていることは前述した。
本装置のように、センタコア3の孔をスピンドル12へ
と嵌合させるタイプのものでは、センタコア3をスピン
ドルに確実に嵌合させる際に、百数十グラム程度の押圧
力が必要であり、もしホルダの閉成だけでディスクの装
填を行う場合、センタコアとスピンドルの位置がずれて
いたり、センタコアのばらつき等によって装着が不完全
となる危険がある。これを防止するためにディスク押圧
機構が設けられている。
第1図をともに参照して、ホルダ30上面の開口部30
f両側の支持片30g、 30h間に記された軸37に
は、ディスク押圧レバー36がその略中間を回動自在に
支持されており、且つ蓋体40真面に取り付けられた板
バネ50dで反時計回りにすなわちセンタコア3上に位
置するディスク押圧部をスピンドル12から離間する方
向に付勢されている。このバネは、ディスク押圧部をデ
ィスクのセンタコアから離間させるだけでよいので、弱
いものでよい。
ディスク押圧部36aは、第2図から明らかなように、
スピンドル12の上端部、PG検出部材35を避け、そ
の両側におけるセンタコア3上面を2点で押圧するため
、先端に押圧突起を形成した左。
右の腕361a、362aから構成されている。
スピンドル12と反対側におけ、る端部には、フレーム
20左側面に軸24によって回動自在に取り付けられた
制御レバー23と係合する係合片36bが形成されてい
る。制御レバー23はディスク押圧部材36を付勢する
板バネ50dよりも強いバネ25によって時計回りに付
勢され、フレーム20側面の突起20!によって回動位
置を規制されている。
いま第6図(a)、第7図(a)に示す開放状態におい
て、ホルダ30にジャケットlを挿入し、蓋体40を閉
成すると、前述のようにまずホルダ30が蓋体40と板
バネ50dによって所定の間隔を保ちながらジャケット
装填位置へと移動を開始する。開放状態においては、板
バネ50dによってディスク押圧レバー36は、そのデ
ィスク押圧部36a (361a。
362a)をディスク2のセンタコア3より離間する方
向へと回動されている。したがってホルダ30内にジャ
ケットlを挿入する際に、ディスク押圧部が邪魔になら
ず、操作性が良い。
ホルダ30が閉成位置となる直前で第6図(b)。
第7図(b)に示すように、ディスク押圧レバー36の
係合片36bが制御レバー23の先端の突起23aへと
当接し、さらにホルダ30が閉成されることにより、デ
ィスク押圧レバー36は制御レバー23によって係合片
36bを押し上げられて時計回りに回動され、そのディ
スク押圧部36aでディスク2のセンタコア3をスピン
ドルへと押圧し、強制的にスピンドル12に嵌合させる
。この抑圧動作が行われるためには、制御レバー23付
勢用のバネ25がディスク押圧レバー36をディスクよ
り離間させるバネ50dより強いことが必要である。
ホルダ30がさらに閉成位置へと下降すると、ディスク
押圧レバー36はセンタコア3がスピンドル12に嵌合
された後は、これ以上回動せず、その係合片36bによ
って、制御レバー23をバネ25に抗して押し下げ、反
時計回りに回動する。これによってセンタコア3とスピ
ンドル12との嵌合動作の終了後のディスク押圧レバー
36の余分な押圧ストロークを吸収することができる。
したがってセンターコア3、ディスク押圧機構の破損を
未然に防止することができる。
ホルダ30が所定の装填位置へと移動され、さらに蓋体
40がホルダ30との間に配された板バネ50aに抗し
て閉成され、蓋体40が前述したように閉成位置にロッ
クされる位置に到達すると、第7図(c)に示すように
、蓋体40下縁の係合部40gが制御レバー23の先端
係合部23bを押圧し、これをさらに反時計回りに回動
する。これによって制御レバー23の突起23aがディ
スク押圧部材36の係合片36bから離脱し、ディスク
押圧レバー36は、制御レバー23による押圧状態を解
除され、板バネ50dによって反時計回りに回動復帰さ
れて、第6図(C)に示すように、ディスク押圧部36
aをセンタコア3から離間する。したがって、ディスク
2のセンタコア3をスピンドル12に嵌合した後は、抑
圧負荷が解除され、以後、不要な回転負荷が加わること
がなく、円滑で無理のないディスク回転制御を行うこと
ができる。
またロックレバ−28の操作部28cを押圧して蓋体4
0のロックを解除し、蓋体40.ホルダ30の開放動作
を行った場合の動作について説明する。
蓋体40.ホルダ30は、そのヒンジ21のコイルバネ
31によって開放されるため、第7図(d)に示すよう
に、制御レバー23がバネ25によって時計回りに回動
され、その突起23a右側面をディスク押圧レバー36
の係合片36bに当接し、これを軽く保持する。したが
って蓋体40及びホルダ30が開放されるときも、ディ
スク押圧レバー36をその付勢用バネ50dとともに解
除位置すなわち非押圧位置に係上するようになっている
。これによってディスク押圧レバー36が振動等でセン
タコア3の方向へと移動したりがたついたりしないよう
、確実に保持することができる。
そしてホルダ30がさらに開放されることにより、ディ
スク2のセンタコア3がスピンドル12から離脱され、
ディスク押圧レバー36も制御レバー23から完全に離
間し、再び第6図(a)、第7図(a)の位置へと復帰
する。
以上のように本装置のディスク押圧機構は、ホルダ30
が閉成され、ディスクがスピンドルへと装着される時の
み一時的に押圧し、他の状態ではホルダ外に離脱してい
るので、ディスクの装填、排出時のいずれにおいてもス
ピンドルに急激な負荷変動等を与えることがなく、きわ
めて信頼性、操作性に優れている。そして、本発明のデ
ィスク抑圧機構によれば、常にはディスク押圧レバーを
常にセンタコアへの押圧を解除する方向に付勢されてお
り、ディスクの装填時のみ外力によってセンタコアを押
圧するだけでよいので、ディスク抑圧レバー解除用のバ
ネは押圧の解除に必要なごく弱いものでよく、他の部材
に対しても変形やがたを与える危険がない。すなわち常
にディスクを押圧する方向に付勢されているタイプの機
構では、その押圧力に強い力が必要となるので、これを
解除するときにも大きな力を必要とし、ジャケットの装
填動作完了後も強い解除位置保持力が必要となる。した
がって、装填後の機構部の精度を劣化させやすい問題が
ある。本発明の装置によると、ディスク押圧レバー36
に押圧力を付与する制御レバー23は、蓋体の閉成時に
動作するのみで、開放、閉成(装填)両状態においては
、ディスク押圧部材や他のホルダ上の部材に同等作用し
ていないため上記問題点は生じない。
(4)安定板について 蓋体40の裏面に支持板42を介して取り付けられた安
定板41はホルダ30及び蓋体40の閉成時、ホルダ3
0の開口部30e及びジャケットの開口部1aを介して
磁気ヘッド13とディスク2を挟んで対向する位置に当
接し、ヘッドタッチを安定化するために・設けられてい
ることは前述の通りであり、具体的な支持方法について
第3図、第8図〜第1O・図を用いて以下に説明する。
第8図は蓋体40の構成を示すもので、内部の機構をわ
かりやすくするため、蓋体自体は一点鎖線にて示す。
安定板41は支持板42を介して蓋体40真面に吊り下
げられる形で取り付けられている。第3図をともに参照
して明らかなように、安定板の磁気ヘッド13と対向す
る位置には、ヘッドの移動経路に応じて溝41aが形成
されている。
支持板42は、ヒンジ側となる後部の長孔42a。
42bを蓋体40上に植立されたビン44a、44bに
嵌入されることによって、また、ジャケット挿入口側と
なる前部の係合突起42cを蓋体前面の孔40dに係合
させることによって、垂直及び水平方向に若干移動し得
る如く配されている。そして板バネ50bによって常に
は下方すなわちホルダ30側へと付勢されている。尚、
図示しないが、ビン44a。
44bの先端は、支持板42が脱落しないよう、係止部
材が取り付けられているか、あるいはビン自体に大径部
が形成されている等、抜は止め手段がとられていること
は言うまでもない。
また、支持板42後縁には装置本体シャーシ10上に装
填されたとき、シャーシ上の円錐形の先端部を有するビ
ンlofに係合する切欠42dが形成されている。
また蓋体40の係合孔40dの支持板42の係合突起4
2cの係合する部分は、第9図、第1O図に示すように
、傾斜面の係合部401d、401dが形成されている
。したがって蓋体40が開放されているときには、支持
板42が板バネ50b、50b、50bによってホルダ
側へと押圧され、係合突起42cが係合部401d、 
401dへと圧接されて係合孔40内の中央に位置規制
される。これによって蓋体が開放して、安定板41がデ
ィスクから離間されている状態においても、安定板41
の装着位置を規制することができ、安定板41の装着時
に、装着前の位置ずれによって装着位置がばらついたり
、位置決め手段との係合が不完全となる等の不都合を生
じないよう、考慮されている。
支持板42の装置本体シャーシ10に対する位置決めは
、第8図、第9図、第10図から明らかなように、支持
板42上の3箇所に螺入された位置決めビン43a〜4
3cを、シャーシ10上の位置決めボスト14a〜14
cに係合させるとともに、切欠42dをビン10fに係
合させることによって行われる。位置決めビン43a〜
43cは第9図、第10図に示すように、先端部を支持
板42下方へと突出する如(、波型のワッシャ431a
〜431c等を介して螺入したものであり、その螺入量
を調節することにより、支持板すなわち安定板41の位
置調節を行うことができる。またビン43aは先端に円
錐状突起が形成されている。
したがってホルダ30.蓋体4oを閉成した状態では、
支持板42は、第3図及び第10図がら明らかなように
、位置決めビン43b、43cをそれぞれシャーシ10
上の突起10g、10h1m、切欠42dを突起10f
に、位置決めビン43aがジャケットの位置決め孔lc
内に嵌入されている位置決めポスト14aに、それぞれ
板バネ50bによって押圧係合されることによって作動
位置への位置決めが行われる。これによって安定板41
とシャーシ1oとの位置決めとジャケットの位置決めを
1つの位置決め部材で行うことができ、且つジャケット
に対して高精度の設定を要する安定板の位置をも正確に
規制することができる。このとき支持板42は板バネ1
5bに抗して蓋体40側へと浮き上がった状態となるよ
う、その取付位置が設定しであるため、第10図に示す
ように、係合突起42cが係合孔40dの傾斜面401
d、401dから離間し、シャーシlO上で位置決めを
 行う際に蓋゛体4o側での位置決めが妨げとならない
ように考慮されている。
以上の構成により、支持板42すなわち安定板41の垂
直方向の位置決めは位置決めポスト14a、突起Log
、lohによって行われ、水平方向の位置決めは位置決
めボスト14a、 ビンlOfによって行われる。
(5)回転位相検出部材(PG)についてディスク2の
回転位相を検出する回転位相検出部材(PG)35は、
ディスク2のセンタコア3に近接対向せる位置に配され
、センタコア上の磁性ビン3bによってスピンドル12
に配されたスピンドルマグネット12bより誘導された
磁束を検知してディスクの回転位相を検出するもので、
第11図から明らかなように検出ビン353aと鍔部3
53bからなるヨーク353に検出用コイルを巻装し、
さらに鍔部353bの反対側にマグネット354が配さ
れている。このマグネットはPGコイル352によって
検出した磁気を強めるためのものである。
すなわちマグネット354は、スピンドル12上のマグ
ネット12bより磁性ビン3bを介して誘導された磁力
線を検出コイル352へと引き込む如く作用するように
その極性が設定されている。この極性については、スピ
ンドルマグネット12bの極性に応じて適宜設定すれば
よいであろう。これによって従来のようにコイルの巻装
を増加させなくてもご(微弱なPGの検出信号レベルを
十分に得ることができ、コイルの巻数を増加することに
よるコイル及びヨークの大型化、ノイズ等の混入による
S/Nの劣化等の問題を生じることな(高感度の検出を
行うことができる。
特にセンタコア3上には、これを押圧してスピンドルへ
と装着するためのディスク押圧部材を始めとして、各種
部材の配されているため、このPG検出部材の小型化は
きわめて効果的である。
尚、本実施例ではヨーク353にマグネット354を別
個に配しているが、ヨーク自体を磁化してマグネットと
しても良(、同様の効果を得ることができる。
上述のPGコイル352を取り付けたヨーク353は、
PGホルダ351を介してホルダ上面のセンタコア3と
対向する位置に取り付けられているが、その取付構造に
ついて説明すると、第2図の上面図と第12図の斜視図
をともに参照して明らかなように、ホルダ30上面には
、PG検出部材取付用の孔30mが形成され、この孔の
一部には開口部30eへと連設する前記孔30mの直径
よりも幅の狭い切欠30nが形成されている。
一方PGホルダ351には、その外周に前記孔30mと
等しいかこれよりわずかに大きい径を有するし、且つホ
ルダの上板の厚みと略等しい幅の係合溝351aが形成
され、その一部に前記切欠30nを通過可能な小径部3
51bが形成されている。
したがってPG検出部材35をホルダ3oに取り付ける
際には、PGホルダ351の係合溝351aの小径部3
51bを開口部30e側より切欠30nを介して取付孔
30m内へと係入させ、その状態からPGホルダを矢印
a方向に約90°回転させて小径部351bを切欠30
nに対向せざる位置へと移動させることにより、取付孔
内にこれを保持することができる。
尚、PGホルダ351を取付孔30m内に係入させて9
0°回転させることにより最適位置となるように設計さ
れているが、その係合溝部分における回転中心とPGジ
ョーク取付位置を若干偏心させておくことにより、PG
ホルダを取付孔30m内に嵌合した状態でこれを左右に
回動することにより、センタコア3上の磁性ピン3bに
対するPGコイルの位置を調整することができる。図中
351cはPGホルダ351を回転する際、調節用治具
を係合させるための孔である。
またこのPG取付構造についてさらに特徴とする部分は
、その作動位置の位置決め手段にある。第11図におい
て、ホルダ30が閉成され、ディスクのセンタコア3が
スピンドル12上に装着された状態で、PGホルダ35
1下面がスピンドル12の回転しない支軸12aの上端
に当接し、スピンドル軸によってPGホルダ351の垂
直方向における位置決めを行うことができる。尚、スピ
ンドルの上端は、スピンドル12を軸受12cを介して
回転自在に支持する固定軸で、PGホルダ351と係合
することによってスピンドルの回転が妨げられることは
ない。
これにより、PGホルダ351の位置決め用の部材を別
に設けることな(、またホルダ30のヒンジ22等で生
じる誤差の影響を受けることなく、センタコア3を支持
するスピンドルに対してPGコイルを位置規制できるた
め、容易に位置精度を得ることができる。
またホルダ30の浮き上り等によってPGホルダ351
がスピンドル上端より浮き上り、PGジョークセンタコ
アの磁性ピン3bとの距離にばらつきを生じないよう、
蓋体40の開成時には、蓋体4oの閉成に応じてその内
側に設けられた板はね50cによってPGホルダ351
の一部をスピンドル12の支軸12aへと押圧するよう
になっているため、PGとスピンドルとの間の位置関係
は確実に精度よく保持される。
尚、図中12bは支軸12aに対するスピンドル12の
取付及び位置決めを行うためのキャップである。
(6)各機構部の付勢用バネの構成について上述の説明
において、本装置では、蓋体40とホルダ30との間に
配された板バネ50a、安定板41を取り付けた支持板
42をホルダ側へと付勢する板バネ50b、PG検出部
材をスピンドルへと付勢する板バネ50c、ディスク抑
圧レバー36を解除方向に付勢する板バネ50dの4つ
の機能の・板バネを用いているが、第8図に示すように
、これらの板バネは蓋体40真面に取り付けられた板バ
ネ基板50に一体成形されている。したがって板バネ基
板50を蓋体40に取り付けるのみで、すべて所定の作
動位置へと取付け、位置決めを同時に行うことができる
。また各板バネの押圧力はその板バネの折り曲げ部分の
位置を適宜変更することで個々に設定可能である。
またバネの押圧力が蓋体またはホルダの一部に集中しな
いよう、板バネも分散して形成されているため、他の機
構部に不要な力を加えることもなく、安定な機構部を実
現できる。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明における記録または再生装置
によれば、記録媒体としての磁気ディスクの回転位相を
検出するためのF’Gコイルを電気ディスクに近接する
ホルダ上に取り付けるとともに、そのPGコイルを位置
決め手段に対して押圧して位置決めする弾性部材を備え
ることによって、簡単な構成で、ホルダのがたや位置ず
れに起因するPGコイルの検出精度の劣化を防止し、常
に高精度且つ信頼性の高い検出が可能となる。
また上述の構成によって、磁気ディスクにPGコイルを
十分近接配置しても、その位置を確実に保持できるため
、PGコイルの回転位相検出感度を向上することができ
る。
またPGコイルの取り付けにも特別な手段を必要とせず
、構成が簡単で信頼性の高い記録または再生装置を実現
することができる。
尚、上述の実施例によれば2本発明の装置を磁気ディス
クを記録媒体とする記録または再生装置に適用した場合
について述べたが、これに限定されることはなく、回転
位相を検出する手段を備えた装置であれば、すべて適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を記録または再生装置に通用した場合の
一実施例を示す斜視図、第2図は本実施例の上面図、第
3図(a)〜第3図(d)はジャケット排出f段、ホル
ダ、M体の構成及び動作を説明するための側面図、第4
図はシャッタ開成機構の斜視図、第5図(a)〜第5図
(d)はホルダ、ゑ体のロック機構の構成及び動作を説
明するための側面図、第6図(a)〜第6図(C)、第
7図(a)〜第7図(d)はディスク押圧機構の構成及
び動作を説明するための正面図、側面図、第8図〜第1
0図は安定板の支持機構及び板バネの構成を説明するた
めの図、第11図、第12図はPC検出部材の構成を説
明するための斜視図及び側面図、第13図は本実施例の
装置に用いられる磁気ディスクとそのジャケットの斜視
図である。 l・・・・・・ジャケット   2・・・・・・磁気デ
ィスク3・・・・・・センターコア  3b・・・・・
・PGビン4・・・・・・シャッタ  10・・・・・
・装置本体シャーシ!2・・・・・・スピンドル 14a〜14b・・・・・・位置決めポスト20・・・
・・・フレーム   22・・・・・・ヒンジ23・・
・・・・制御レバー 26・・・・・・スイッチ制御レバー 27・・・・・・係止レバー  28・・・・・・ロッ
クレバ−30・・・・・・ホルダ 32・・・・・・ジャケット排出レバー34・・・・・
・シャッタ閉成レバー 35・・・・・・PG検出部材 36・・・・・・ディスク押圧レバー 38・・・・・・PG中継基板 40・・・・・・ゑ体
41・・・・・・安定板    42・・・・・・支持
板43a〜43c・・・・・・位置決めビン50・・・
・・・仮バネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  記録媒体を取り出し位置より所定の装填位置へと移動
    するホルダと、該ホルダに取り付けられ前記記録媒体の
    回転位相を検出するための検出部材と、該検出部材を前
    記記録媒体に近接対向せる所定の検出位置に位置決めす
    る位置決め手段と、前記検出部材を前記検出位置におい
    て前記位置決め手段に対して押圧する弾性部材とからな
    る記録または再生装置。
JP16154088A 1988-06-29 1988-06-29 記録または再生装置 Pending JPH0212657A (ja)

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