JPH02126205A - 光分岐回路 - Google Patents

光分岐回路

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JPH02126205A
JPH02126205A JP27923688A JP27923688A JPH02126205A JP H02126205 A JPH02126205 A JP H02126205A JP 27923688 A JP27923688 A JP 27923688A JP 27923688 A JP27923688 A JP 27923688A JP H02126205 A JPH02126205 A JP H02126205A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は通信用光素子に係り、特に低損失な光分岐回路
に関する。
【従来の技術】
従来の単一モード光分流回路は、[西原、巻毛、栖原、
′光集積回路”、オーム社、1985Jの第9゜3節に
記載のように、分岐導波路型と方向性結合器型とに大き
く分けられる。前者は5分岐比の波長依存性が小さく、
使用波長帯域が広いという利点があるが、分岐部での散
乱による損失がさけらないという問題点を持っている。 これに対し、後者は損失は小さいが、使用波長帯域が数
十人と小さく、また結合部の僅かな寸法変動によって分
岐比が変化してしまうという欠点を持っている。 光分岐回路を応用してマツハツエンダ型光合分波器(も
しくは光スィッチ)を構成する場合、低損失性及び分岐
比精度の両者が必要となるため、現状の光分流器では十
分な性能を発揮することが難しい。 また、両者とも基本的に2分岐回路しか構成出来ないの
で、IXN (N>2)の分配器を構成するためには多
段接続する必要があるが、分岐導波路型では挿入損失が
、また方向性結合器型では素子長及び分岐比のバラツキ
がそれぞれ問題となり。 実現が困難である。
【発明が解決しようとする課題】
低損失で使用波長帯域の広い光分配器を必要とする分野
は広い。この為には、光分岐回路の低損失化もしくは方
向性結合器の広帯域化が必要であるが、後者は本質的に
困僻である。そこで光分岐回路の低損失化を目的として
検討を行った。まず。 光分岐回路の損失発生のメカニズムについての検討結果
を以下に述べる。 第2図に示す従来型の光分岐回路構成を用いて散乱の発
生原因を説明する、同図(a)は光分岐回M素子上面図
、同図(b)はA−A’に沿った断面図である。 入力光6は、テーパ部を通過したのち分岐導波路で2つ
分配され、出力光となる。ここで出力光7−1.7−2
の大きさは分岐点でのテーパ導波路とそれぞれの出力導
波路との導波モードの重なり積分で求められる。しかし
図に示した様に、テーパ導波路のモード分布は分岐点(
P)に最大強度を持つ形となっているため、出力導波路
の導波モードと完全には重なり合わず、どうしても散乱
光8を生じてしまう、これが、従来型の光分岐回路の損
失発生原因である。また、従来型構成で光多分岐を構成
しようとすれば、分岐数−1個の分岐点(P)があられ
れるので、それに比例して損失が増加する。 本発明の第1の目的は1分岐導波路型光分配器(以下、
簡単の為に光分岐回路と呼ぶ)の損失原因である光の散
乱を低減させ、低損失で使用波長帯域の広い光分配器を
構成することにある。 また、1段で3以上の分岐数を実現できる回路を構成す
ることも目的の一つである。
【課題を解決するための手段) 上記課題を解決する為に1本発明では入力導波路と出力
導波路間にモード変換部を導入した。 モード変換部を先導波路上で構成する方法の一つに、テ
ーパ導波路上にクラッド部よりも屈折率が高い材料によ
って付加パターンを形成する方法がある。 また、モー
ド変換部の他の実現方法としてはテーパ導波路に部分的
にドーパントを拡散させる、もしくはイオンを交換させ
て屈折率を変化させることで付加パターンを形成する方
法もある。 【作用】 以下、第1図に本発明の基本構成を示し、本発明の詳細
な説明する。 モードパターン変換機構はテーパ導波路上に付加パター
ン4−1.4−2を設けることで実現されている。付加
パターンは導波路1と同程度の屈折率を持つ物質で形成
されている。パターンがある部分は等価的に屈折率が高
まり、光が集まるため、光強度も大きくなる。付加パタ
ーンは図に示した様に左右に対称な形で配置されている
ため、モードパターンも光強度分布−bの様に左右対称
の双峰型となる。分岐導波路は光強度分布−Cの様に各
導波路中央部に極大点をもつ形をとっており、双峰型の
−bの分布とよく一致するため、効率良く光が分配され
、散乱損失が小さくなる。また。 従来の光分岐回路では分岐点CP)に光強度の極大点が
くるため、分岐点の僅かなバターニング誤差が分岐比、
損失等に大きな影響を与えていた。これに比べ、本発明
の光分岐回路では分岐点(P)の光強度が小さく、バタ
ーニング誤差の特性への影響が小さくなるため、分岐比
設定の正確さが向上すると同時に製造プロセスの簡略化
が可能になる6
【実施例】
第1図をもとにして本発明の一実施例を説明する。同図
において(a)は素子上面図、(b)はA−A’ に沿
った断面図である。 1は基板5の上に形成された先導波路である。 基板および導波路の材料としてはガラス、LiNbO3
等の誘電体、YIG等の磁性体及びそれらの薄膜を積層
したSi等の半導体等が考えられる。 また導波路の屈折率分布はグレーデツト型、ステップ型
など任意のものでもよいので、その製法も拡散、イオン
交換およびエツチング等任意の手法が適用可能である。 導波路1から入射した光はテーパ状のモード変換領域を
へて、3−1.3−2の出力導波路に出射される。4−
1.4−2の付加パターンはその屈折率が導波路と同程
度になる材料により構成されており、そのパターンに沿
った部分の導波路の等価屈折率を高くする働きを持って
いる。 このためパターン下の部分での光強度が高まり。 モード変換部の入力部では−aの様に単峰的であった光
強度分布は出力部ではパターン下の部分にピークをそれ
ぞれ持つ双峰的な分布に変形される。 これにより分岐導波路側での−Cの様な光強度分布との
整合性が高まり、素子の損失が大幅に減少す、る、なお
、付加パターンを形成したことによる損失の増加は両端
にテーパ構造(付加パターンの幅を両端部で細くする)
をもちいることで十分に小さくできるので問題とはなら
ない。 第3図は、本発明の他の一実施例である。この実施例は
4分岐回路を形成した例であり、導波路材料及びその製
法等は先の第1図の実施例と同様である。 この実施例の特徴はモード変換部の付加パターンの構造
にある。付加パターンが図の様に4本に枝別れしている
ことにより、モードパターンは入力部の単峰型から双峰
型へ、また最終的には4峰型へと滑らかに変化し、4本
の分岐導波路に整合性よく接続される。これにより損失
が大幅に減少するとともに、出力光強度のバラツキも小
さくなる。 第4図は本発明の光分岐回路の作製プロセスの一例であ
る。(a)は基板22上に導波路膜20を形成した段階
である。導波路膜の材料としては基板よりも僅かに(0
,2〜1%程度)yjA折率が高いものマあればガラス
等の誘電体、YIG等の磁性体など任意の材料をもちい
ることが可能である。また、膜形成プロセスとしてはC
VD (化学気相成長)、蒸着および火炎堆積法などの
手法を用いることが挙げられる。この導波路膜上にフォ
トリソグラフィによりレジストパターン21を形成した
のが(b)である、このレジストパターン21を用いて
導波路膜をエツチングすることにより、(c)の導波路
パターンが形成される。 この導波路パターン上に導波路膜と同程度の屈折率を有
する材料により膜を形成しくd)、それを(b)、(Q
)と同様のプロセスによりバターニングすることにより
、付加パターン4を作製する(e)、最後にCVD (
化学気相成長)、蒸着および火炎堆積法などの手法によ
り形成したクラッド5によりこれらを埋め込むことで(
f)の形となり、プロセスが完了する。なお、ここでは
クラッドが完全に導波路を埋め込んだ形のものをしめし
たが、第1図の様に導波路パターンが部分的もしくは全
面的に露出する形のものも、付加パターン形成プロセス
はこれと同様である。 第5図は本発明のさらに別の実施例である。この実施例
は第1図の2分岐回路を直列にカスケード接続すること
により、多分岐回路を構成したものである。同図(a)
は同図(b)、同図(c)の2回路ブロック31の中の
パターンであり、第1図の実施例と同じものである。(
b)は3個の2分岐回路を2段に接続して4分岐回路を
構成したものである。また、(C)は7個の2分岐回路
を3段に接続して8分岐回路を構成したものである。 本発明の2分岐回路は分岐点での散乱損失が小さいため
、このように多段接続しても挿入損失を十分に小さく抑
えることが出来る。 第6@は本発明のさらに別の実施例である。この実施例
の特長は、付加パターン4−1.2を第1図の様な薄膜
パターンではなく、導波路内の屈折率分布の変化により
構成していることにある。この様な屈折率分布に形成法
としては1例えばLiNb0.基板へのTi拡散やプロ
トン交換に代表される手法がある。付加パターンの果た
す役割は第1図の実施例の場合と同様である。 第7図は、第6図の実施例を実現するプロセスの一例で
ある。基板材料としては、LiNb0゜及びソーダガラ
ス等の誘電体材料が一般的であるが、ここでは−例とし
てLiNb0.へのTi拡散を用いる場合について述べ
る。(a)は基板上にTi膜23を形成した段階である
sTxの厚みは形成する導波路の屈折率に合わせて選ぶ
必要がある。 また、膜形成プロセスとしては蒸着、スパッタなどの手
法が一般的である。この導波路膜上にフォトリソグラフ
ィによりレジストパターン21を形成したのが(b)で
ある、このレジストパターンを用いてTi膜をエツチン
グすることにより、(e)パターンが形成される。なお
、この様にエツチングによってパターンを形成する手法
の他に、先にレジストパターンを形成した上にTi膜を
形成し、その後レジストパターンを除去することでTi
パターンをつくるリフトオフの手法も有効である。 この基板を数百度に加熱し、Tiを基板中に拡散させて
、(d)の導波路パターンを作製する。 その上に(a)〜(c)と同様のプロセスによすTiパ
ターン24をパターニングしくe)、これを再度熱拡散
することで(f)の付加パターン付きの導波路が作製さ
れる。 第8図は、本発明の光分岐回路を応用した光合分波器の
構成例である。(a)は光波長フィルタの構成例である
。初段の光分岐回路32−1により等分された光信号3
5−1.2は光路長の異なる先導波路33−1.−2を
それぞれ通り、後段の光分岐回路32−2によって合流
される0分岐導波路は、合流回路として用いた場合、2
個の分岐導波路から同相で大樹した光成分だけが出力と
して表れ、逆相で入射した光成分は放射されてしまうと
いう特長を持つ、このため、光路長の差ΔLが以下の関
係式%式%(1) (ここで、n−屈折率、N−任意の整数)を満たす波長
(同相で入射する波長λi)のみが出力37となり、そ
の他の成分λ2は放射光36となる。これにより、特定
の波長のみを選別する光波長フィルタが実現される。 なお、この構成においては光分岐回路の分岐比のバラツ
キはそのまま波長間のアイソレーション劣化につながる
。また、損失の大きな光分岐回路を用いると32−1か
ら放射した光が32−2の光分岐回路に入射するという
問題が生じ、これも波長間アイソレーション劣化を生じ
させる。このため、分岐比が正確で、かつ損失の小さな
光分岐回路を用いることは波長フィルタの特性を向上さ
せる上で重要であり、この意味で本発明の光分岐回路を
用いる効果は大きい。 (b)は本発明の光分岐回路を用いた光合分波器の構成
例である。構成は基本的には(a)の光波長フィルタと
同じであるが、唯一の相違点は合流回路に2人力、2出
力の3dBハイブリッドを用いている点にある。3dB
ハイブリッドも光分岐回路と同じく、入射光の位相に応
じて光の出力端が変わ否という特性を持っている。この
為、入力光34を等分した光35−1.35−2のうち
(1)式を満たす波長の光は37−1に、また満たさな
い光は、37−2に分離して出力される。 (c)は、(b)の光合分波器を多段に接続することで
、多波長の光合分波器を構成した例である。(b)の光
合分波器の波長特性は周期的な曲線となる。゛そこで初
段の光合分波器の通過域波長の間隔を2Δλ(Δλ=波
長多重信号の波長間隔)として、入力光λ1〜λ、をλ
i $3 ?$ ?7とλ!94,811の2グループ
に分離し、これらを通過域波長の間隔が4Δλの次段お
よび8Δλの最終段で個別波長に分離する。同様の構成
は8波以上の信号を分離する場合も使用出来る。
【発明の効果】゛ 光分岐回路における散乱損失の低減及び分岐比設定精度
の向上を図るために、入力導波路と分岐導波路の間にモ
ード変換部を新たに設けた。これにより、両者の導波路
間の整合性を高くすることが可能となり、上記目的が達
成された。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例であり、(a)はその素子上
面図、(b)はA−A’断面図である。 第2図は従来の光分岐回路であり、(a)はその素子上
面図、(b)はA−A’断面図である。第3図は本発明
の別の実施例であり、(a)はその素子上面図、(b)
はA−A’断面図である。第4図は本発明の光分岐回路
の作製プロセスの一例を示す断面図である。第5図は本
発明の別の実施例であり、(a)は2分岐ブロックのパ
ターン。 (b)は4分岐回路の構成例を示すブロック図。 (c)は8分岐回路の構成例を示すブロック図である。 第6図は本発明の別の実施例であり、(a)はその素子
上面図、(b)はA−A’断面図である。第7図は本発
明の光分岐回路の作製プロセスの一例示す断面図である
。第8図は本発明の光合分波器の応用例であり、(a)
は光波長フィルタの平面図、(b)は2波長光合分波器
の平面図、(c)は8波長光合分波器のブロック図であ
る。 符号の説明 1・・・入力導波路、2・・・モード変換部、3・・・
分岐導波路、4・・・付加パターン、5・・・クラッド
、6・・・人力光、7・・・分岐出力光、8・・・散乱
光、20・・・導波路膜、21・・・レジストパターン
、22・・・基板、23.24・・・Tiパターン、3
1・・・分岐回路ブロック、32・・・光分岐回路、3
3・・・光導波路、34・・・人力光(波長多重光)、
35・・・分岐出力光、36・・・放射光、37・・・
出力光。 38・・・3dBハイブリッド、39・・・光合分波ブ
ロック第1図 (b)A−A″断面図 第2図 光強度分布−〇 (a)上面図 (b)A−A’断面図 第3図 (b) A−A’断面図 第4図 (、)エツチング 第5図 (b) 4分岐回路構成 <c、) 8分岐回路構成 第6図 (b)A−A’断面図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力導波路と分岐導波路の間にモード変換部を設け
    たことを特徴とする光分岐回路。 2、上記モード変換部をテーパ導波路上にクラッド部よ
    りも屈折率が高い材料からなる複数の薄膜パターンを形
    成したことにより構成したことを特徴とする請求項第1
    項記載の光分岐回路。 3、上記モード変換部を、テーパ導波路に部分的に屈折
    率を変化させるドーパントを拡散させる、もしくはイオ
    ンを交換させて形成することにより構成したことを特徴
    とする請求項第1項記載の光分岐回路。 4、請求項第1、2及び3項のいずれかに記載の光分岐
    回路の複数個を直列に接続したことにより構成されるこ
    とを特徴とする光分岐回路。 5、請求項第1乃至第4項記載の光分岐回路の各分岐出
    力間を、それぞれ異なる長さの光導波路に接続し、該光
    導波路出力を光合流回路もしくは3dBハイブリッドに
    より合流することにより構成される光合分波器。 6、請求項第5項記載の光合分波器を直列に複数個接続
    したことにより構成される光分岐回路。
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