JPH02125708A - ケイ素化合物被覆膜を有する合成樹脂成形用型 - Google Patents

ケイ素化合物被覆膜を有する合成樹脂成形用型

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JPH02125708A
JPH02125708A JP27863188A JP27863188A JPH02125708A JP H02125708 A JPH02125708 A JP H02125708A JP 27863188 A JP27863188 A JP 27863188A JP 27863188 A JP27863188 A JP 27863188A JP H02125708 A JPH02125708 A JP H02125708A
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JP
Japan
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mold
synthetic resin
silicon compound
compound
formula
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Application number
JP27863188A
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English (en)
Inventor
Junji Kawashima
川嶋 淳史
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は合成樹脂成形用型に関するもので、離型性に優
れ、かつ鏡面性の良好な樹脂成形品を与λうる。成形面
に化学結合したケイ素化合物被覆膜を設けて成る合成樹
脂成形用型に関するものである。さらには、プラスチッ
クレンズの重合用ガラス型に最適な成形用型に関する。
[従来の技術] 従来1合成樹脂の成形において、成形品を型から取り出
す場合1強い接着性を有する樹脂、例^ばフェノール樹
脂やエポキシ樹脂などは型からの離型性が悪(、そのた
め通常、成形用型にシリコン系、フッ素系、ワックス系
龍型剤を塗布する方法がとられている。
しかしながら、このような離型剤を塗布する方法におい
ては、成形品に離型剤による曇りが発生したり、あるい
は十分な鏡面が得られないことが多い、特に1合成樹脂
から成る光学部品を形成する場合には、一般にガラスや
金属などの鏡面を有する型を用い、この型の鏡面性を成
形品に転写させる方法が行われるが、このような成形に
おいては、前記の離型剤を塗布する方法では、成形品に
離型剤による曇りや離型剤の塗りムラが発生しやすくて
、光学部品として満足しつるものが得られないという問
題がある。
またこれらの技術以外に、型にシラン化合物の処理を行
なう方法が開示されている。(特開昭62−17322
0号)しかし、この場合も離型性が不充分で成形樹脂の
剥れや亀裂が発生しやすく、また汚れおとしも不充分で
ある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、このような問題を解決し1合成樹脂成
形品と型との離型が容易であり、かつ優れた鏡面を該成
形品に付与しつる合成樹脂成形用型を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は1合成樹脂成形用型の成形面に、特定のケイ素
化合物の被覆を化学結合によって形成させることにより
、上記目的を達成しうることを見出し、完成するに至っ
た。
すなわち、成型面に、−能代、 Rr−5iXm (式中、R,はフッ素を含有する有機基、Xは、水素、
ハロゲン、アミノ、アルコキシル、アセトキシル、アル
コキシアルコキシル基から選ばれる脱離基を示す)で表
わされるケイ素化合物を化学的に結合して形成した膜厚
lOないし10,000人の被覆膜を有することを特徴
とするものである。
本発明において用いられるケイ素化合物は、前記−能代
で表わされる化合物であって、該−能代におけるR、は
、炭素数1〜20のパーフルオロアルキル基または、炭
素数1〜15のパーフルオロアルキル基を含む有機基な
どが挙げられる。またXとしては、加水分解あるいは型
表面の極性基または官能基と縮合吸着を行ないうろ基で
あれば使用可能で代表例としては、アミノ基、塩素、臭
素等のハロゲン、メトキシ、エトキシ等のアルコキシル
基、メトキシメトキシ等のアルコキシアルコキシル基で
示される基の中から選ばれる。更にまた、これらの予備
縮合物も選ばれる。
前記−F1a式で表わされるケイ素化合物の具体例とし
ては、 CFs Cx )(45iC1s CF、C,H,S i  (OCR−) 3CF、C2
H,S i  (NH,)。
CF3 C2H4S i  (OCHz 0CHx )
xCF、C,H4S i  [OC(=CH,)CH。
Cs F +tCx Ha S I Cl sCs F
 +tCz Ha S l  (OCHm ) sCa
  F +tCx  H4S i  (NHt  ) 
 ICm  F +tCx  H4S i (OCHm
  OH*  )sC,F+tCa  HユSi  [
OC(=CH−)CH,1 などが挙げられる。勿論、上記化合物のフルオロアルキ
ル基の一部に−NH−、−Co−、−0、等の基の介在
するもの、またフッ素の一部が水素に置換されたものも
含まれる。
また本発明における脱離基Xの数が一部1または2のも
のも含まれてもよい。
本発明式において、前記−能代で表わされるケイ素化合
物を結合させる成形用型の材料としては、ガラスをはじ
めとして、ニッケル、クロムなどの金属又はこれらの合
金やメツキ成形品などが好適である。
これらの材料から成る成形用型の成形面に、前記−能代
で表わされるケイ素化合物を化学的に結合させる方法と
しては、該化合物の蒸気を型の成形面に接触させる方法
と、該化合物を適当な溶剤に溶かした溶液中に型を浸せ
きさせるか、該溶液を型の成形面に塗布する方法などが
用いられる。
ケイ素化合物の蒸気を型の成形面と接触させる方法とし
ては1例えば密閉容器中に該成形用型を置き、乾燥気体
で密閉容器内を置換したのち、常圧又は減圧下に前記化
合物の蒸気を導入する方法、あるいは密閉容器中に、該
成形用型と前記化合物を乾燥気体雰囲気下、常圧又は減
圧下に同時に置く方法などを用いることが出来る。
一方、ケイ素化合物被膜形成処理に溶剤を用いる方法と
しては、溶剤として、例えばn−ヘキサン、ベンゼン、
トルエンなどの炭化水素系溶剤、クロロホルム、四塩化
炭素、ジクロロメタンなどの塩素系溶剤、フロン113
”などのフロン系溶剤、ジエチルエーテル、ジオキサン
、テトラヒドロフランなどのエーテル系溶剤、アセトン
、メチルエチルケトンなどのケトン系溶剤などを用い。
これらの溶剤中に前記−能代で表わされるケイ素化合物
を溶解して、該化合物0.01−10重皿%を含有する
溶液を調整したのち、この溶液中に該成形用型を浸せき
するか、または該型の成形面に前記溶液を塗布し1次い
で加熱、乾燥することにより反応させ形成する方法が好
ましい、このようにして、該成形用型の成形面に前記ケ
イ素化合物の均質平滑な被膜が化学結合によって形成さ
れる。この被膜形成処理された合成樹脂成形用型は、注
形重合用形は勿論、圧縮成形、移送成形、射出成形など
、いずれの成形方法においても使用することができる。
またこの膜厚は、10Å以上あれば効果が発生し、また
10,000Å以上では逆に膜強度が低下し、効果的で
ないためlO〜10.000人の範囲が必要である。
〔実 施 例] 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明は、これらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
実施例1 中性洗剤により十分洗浄し、乾燥した硬質並ガラス製レ
ンズキャスト型板(80mmφ)を容積502のポリエ
チレン製の密閉容器に入れ、次い”c’Cs F+tC
t H4(NHx )z約0.5gを入れたガラス製バ
ブルカウンター中に空気を通して、該化合物を飽和させ
た空気を、前記密閉容器中に導入した。約−時間後ガラ
ス板を取り出し。
熱風炉中で100℃−時間加熱処理した。このときの膜
厚は50人であった。
このようにして処理されたガラス板2枚の間に、ポリ塩
化ビニル製のバッキングを挟んで注型用の型とし、この
中へジエチレングリコールビスアリルカーボネート10
0重量部、ジイソプロピルオキシジカーボネート3重量
部から成る組成物を注入し、60℃で15時間、90℃
で2時間、100℃で2時間硬化させた。
徐冷したのち、注型品を取り出したところ、注型品はガ
ラスを破損することなく、容易に離型し、その表面はガ
ラスの鏡面が正確に転写され。
曇りなどの欠陥は全く認められず、良好な光学レンズが
得られた。
比較例 前記シラン処理を行なわない硬質並ガラスを用いる以外
は、実施例1と同様にしてジエチレングリコールビスア
リルカーボネート樹脂を得た。
注型品は離型が困難で、無理に離型しようとしたところ
樹脂の表面の一部が剥がれた。
実施例2〜5 実施例1におけるC@ F+tCa H4S i (N
H2)sの代わりに、CFs CHt CHt S 1
(QC)(3)3.C,F、、C,H45iC1,、C
4F? Ci Ha Si (NHt )sをそれぞれ
用いる以外は、実施例1とまったく同様にしてテストし
たところ、実施例1と同様に良好な結果が得られた。
実施例6 80εのポリエチレン製密閉容器を乾燥空気で置換した
のち、これにフロン113を100重量部、C−F 1
−Ci H4S i (NHt )−を3重量部入れ、
この溶液中によく洗浄した円盤注型用金型(ステンレス
製表面ニッケル)を浸せきした。
約5分後に金型を引き上げ、約1時間風乾したのち、約
100℃で加熱処理した。この金型な用いて実施例1と
同様にしてジエチレングリコールビスアリルカーボーネ
ート樹脂組成物を硬化させたところ、金型の表面が良好
に転写された注型品が離型性よく得られた。
実施例7 Cs F+yC* H45iC1sにCF、CH。
CHx −3i (NHt )sを用い、他は全〈実施
例6と同様にして2枚のガラス板を処理し、このガラス
板を用いて合成樹脂成形用型を作製した。
この用型を用いて、実施例1と同じ組成のジエチレング
リコールビスアリルカーボネート樹脂組成物を成形した
ところ、良好な離型性を示し、成形品の表面には全く欠
陥は認められなかった。
またこのガラス面の未使用面は、クリーニングペーパー
でかんたんに拭(だけでモノマーの汚れがおちた。
[発明の効果1 本発明の合成樹脂成形用型は、成形面に化学結合した均
質で平滑なケイ素化合物被覆膜を有するため、 Lil
型作用の低下がなく合成樹脂成形品の該型からの離型が
極めて容易であり、かつ表面の鏡面性が優れた成形品を
与^ることができる。この内、特に成形用型としては、
ガラス製の形に適用することにより本発明の効果がより
顕著である。
また、樹脂は、成形精度、鏡面精度の要求される成形加
工材料として、アリルカーボネート樹脂。
エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ジアリールフタレート樹脂、アクリル樹脂
などの成形に好適である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)成形面に、一般式、 R_f−SiX_3 (式中、R_fはフッ素を含有する有機基、Xは、水素
    、ハロゲン、アミノ、アルコキシル、アセトキシル、ア
    ルコキシアルコキシル基から選ばれる脱離基を示す)で
    表わされるケイ素化合物を化学的に結合して形成した膜
    厚10ないし10,000Åの被覆膜を有する合成樹脂
    成形用型。
  2. (2)前記フッ素を含有する有機基は、一般式−(CH
    _2)_m−C_nF_2_n_+_1(式中、mは0
    ないし3の整数、nは1ないし20の整数を示す)で表
    わされる化合物である事を特徴とする請求項1記載のケ
    イ素化合物被覆膜を有する合成樹脂成形用型。
JP27863188A 1988-11-04 1988-11-04 ケイ素化合物被覆膜を有する合成樹脂成形用型 Pending JPH02125708A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04255307A (ja) * 1991-02-06 1992-09-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 成形用部材およびその製造方法
JP2014531339A (ja) * 2011-08-31 2014-11-27 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッドJohnson & Johnson Vision Care, Inc. 眼用レンズ形成光学機器の処理方法

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