JPH021249Y2 - - Google Patents

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JPH021249Y2
JPH021249Y2 JP12265582U JP12265582U JPH021249Y2 JP H021249 Y2 JPH021249 Y2 JP H021249Y2 JP 12265582 U JP12265582 U JP 12265582U JP 12265582 U JP12265582 U JP 12265582U JP H021249 Y2 JPH021249 Y2 JP H021249Y2
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JP
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film
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straw
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JP12265582U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は酒樽包装材に関する。
酒樽はその大小を問わずこも等で包装されるが
その包装材としてはわら(藁)で編んだむしろ
(筵)状のこも(菰)やポリプロピレン等の樹脂
製のござが従来用いられて来ている。しかし近年
減反や農作業の合理化等により原料であるわらの
入手が困難となり材料供給及びコストも不安定な
ほか、品質面や使用面でも多くの問題があつた。
即ち品質面では、わらは耐候性に乏しく変質や
変色等を伴うので長期保存に適さず、色彩その他
で均質なものを揃えることが困難であること、ま
た包装材として使用中においても雑菌類、害虫卵
等の繁殖及び温存がされ易いために輸出品には使
用不可能であること、またその製造過程でも芥の
除去や編成作業の大半が人手によるために著しい
コスト高となるほか、その表面は凹凸表面なので
レツテル等の印刷性、貼着性が良くない事等多く
の欠点を有している。さらにわらは取扱中に多く
のゴミを出すのでホテルその他の宴会場等にゴミ
を散乱させるほか、鏡開き等では酒内にこれらの
ゴミが入るという欠点がある。その他いぐさ(藺
草)を用いた畳表の材料を転用する場合もある
が、これもわら材料のもつ多くの欠点をもつほ
か、コストが格段に高くなり一般には使用できな
い現状である。
これらの問題に対しポリプロピレン等の樹脂を
細径ストロー状にしたものをござ状に編成したい
わゆるPPござ等も一部で使用されているが、こ
れもわらのような外観や弾力性、感触を得るのは
不可能で代用品の域を出ず、レツテルや表示物の
印刷、貼着性の点でも好ましくなかつた。
この考案はこれらの問題点を解消するために外
観、感触性、弾力性等の面でわらに近似し、且つ
わらの欠点の大半を補う包装材を提供せんとする
もので、特に内部が薄い樹脂フイルムを紐状に収
束した弾性に富んだ内部部材からなり外周に融着
皮膜を有する紐状体を縦なわに相当する樹脂紐で
編成してむしろ状にし、その表面のレツテル等の
表示をする面を加熱圧縮して平滑面に形成し、該
表示面上に各種表示物を貼着、塗布又は印刷表示
した酒樽包装材を提供するものである。
以下図示する実施態様につき詳述する。第1図
はこの考案に用いる紐状体の成形過程を表わす作
業説明図で、第2図は完成した紐状体1の断面図
である。紐状体1は例えばポリプロピレン(50
%)、ポリエチレン(30%)等からなる熱可塑性
樹脂に炭酸カルシウム(20%)を配合した材料よ
りなり、これらの材料をインフレ装置2中の融解
槽3内に投入して融解させ、その溶融液をノズル
4、輪状金型5及び冷却装置6を通して筒状フイ
ルムとして押し出す。この筒状フイルムの内側に
エアーを吹き込み、膨出させて、その径が250〜
300mm、厚み0.05〜0.06mm程度の中空筒状フイル
ムとする。
この中空筒状フイルムをピンチロールに通過さ
せることによつて折り畳み、両サイドがつながつ
た二重フイルム状に形成する。この中空筒状フイ
ルムには通常の方法で、長手方向に表裏面に筋を
多数形成する。筋の形成方法は、輪状金型の隙間
に凹凸を設けるだけでよい。
次いで上記偏平チユーブを延伸装置9を構成す
る熱板10(約100〜120℃)上に摺接せしめて延
伸ロール11にて約4倍前後引伸した後、溶着装
置12に設けた直径1.5mm程度の内径を有する収
束ノズル13内に導き、このノズル13では、金
型温度として450〜500℃の加熱を行なうとともに
次の引出しローラー14にて約50〜100m/min
の速度で引抜き、その過程でフイルムは、内部に
多数の空隙部を残したまま第2図に示すような紐
状に収束された内部部材1aに形成されるととも
に、その周面は加熱された収束ノズル13の内周
によつて溶着されて薄い融着皮膜1bに形成さ
れ、ここで弾力性に富んだ多くの割れ目やしわ
(皺)を有する柔軟な表面の紐状体1が連続的に
繰り出される。そして紐状体1は巻取装置15の
巻取りロール16で順次巻取られてその成形工程
を完了する。
上記紐状体1と樹脂製の紐よりなる縦縄17
(注:縄自体には限定されない)を用いて第3図、
第4図に示すようなむしろ状包装材18を編成す
る。この工程は従来のわらを用いたむしろの製造
と基本的には変るところがなく、また外観も上記
紐状体1がその着色さえ工夫すればわらに非常に
近似したものとなし得るためにわらむしろと殆ん
ど変らないものである。したがつて第3図、第4
図に示すようにその表面は非常に凹凸も激しく印
刷やレツテル等の貼着には必ずしも適したもので
はない。
そこでこの考案においては上記包装材18を表
裏両面から圧縮し、少くとも表面側の押圧板(図
示しない)を熱板として樹脂の融点より低い比較
的低い温度で加熱圧縮することにより、紐状体1
の円形又は楕円形断面を第6図(この例は両面か
ら加熱圧縮したものである)に示すように偏平断
面とし、包装材1の一部を平滑面にするような塑
性変形を与え、これを印刷又は表示物貼着又は塗
布の下地面(表示面)19とするものである。即
ちむしろ状に編成された紐状体1は編成された
まゝではその弾力性によつてふくらんでいるが、
これをある程度の温度をかけて圧縮するとその表
面が塑性変形して、熱板平面に沿つて平滑面に形
成されるものである。
第7図は上記のように形成された表示面19に
印刷を施しあるいは塗布又は貼着して表示物20
を付着せしめた場合の断面図で、この図のように
表示面19は略完全な平面なので貼着や印刷が極
めて容易且つ確実に行われ、印刷の場合は予め下
地印刷を施すこともできるので貼着の場合と同様
に表示面表面には表示物による耐久性のある皮膜
を形成させることが可能で、表示そのものも非常
に鮮明で装飾性に富んだものにすることができ
る。第8図は上記のような方法によつて完成した
包装材の1例を示す表面図で、その外観、感触、
弾力性等は従来のわらむしろと殆んど変らない。
この考案は以上の如く構成される結果、従来酒
樽包装材として用いていたわらむしろのすべての
長所を生かし且つその欠点を殆んど解消するとい
う画期的な多くの利点を生じるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案包装材の材料製造の工程説明
図、第2図は同じくその材料の断面斜視図、第3
図〜第6図は包装材の編成及び其の後の加工状態
を示す表面図及び断面図、第7図は完成した包装
材の断面図、第8図は同じくその全体表面図であ
る。 1:紐状体、1a:内部部材、1b:皮膜、1
7:縦縄、18:包装材、19:下地面(表示
面)、20:表示物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱可塑性樹脂よりなる紐状体1と縦縄17とを
    むしろ状に編成し、該編成物の表面の一定部分を
    加熱圧縮することにより紐状体1に塑性変形を与
    えて平滑な面からなる表示部19とし、該表示面
    19に印刷を施した、又は塗布若しくは貼着によ
    り表示物20を付着せしめた包装材18におい
    て、該紐状体1が長手方向に多数の凹凸筋を有す
    る筒状フイルムを狭い空隙を通過させることによ
    つて不規則に収束形成し、かつ表面を融着皮膜1
    bとしたものであることを特徴とする酒樽包装
    材。
JP12265582U 1982-08-12 1982-08-12 酒樽包装材 Granted JPS5928068U (ja)

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JP12265582U JPS5928068U (ja) 1982-08-12 1982-08-12 酒樽包装材

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JP12265582U JPS5928068U (ja) 1982-08-12 1982-08-12 酒樽包装材

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JPS5928068U JPS5928068U (ja) 1984-02-21
JPH021249Y2 true JPH021249Y2 (ja) 1990-01-12

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JP12265582U Granted JPS5928068U (ja) 1982-08-12 1982-08-12 酒樽包装材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4610363B2 (ja) * 2005-02-14 2011-01-12 富士通テン株式会社 電子部品の実装方法、電子機器、及び電子部品の位置決め突起形成装置

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JPS5928068U (ja) 1984-02-21

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