JPH02124980A - アントラピリドン系化合物及びその製造法 - Google Patents

アントラピリドン系化合物及びその製造法

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JPH02124980A
JPH02124980A JP19484789A JP19484789A JPH02124980A JP H02124980 A JPH02124980 A JP H02124980A JP 19484789 A JP19484789 A JP 19484789A JP 19484789 A JP19484789 A JP 19484789A JP H02124980 A JPH02124980 A JP H02124980A
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anthrapyridone compound
general formula
resin
anthrapyridone
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JP19484789A
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Toshio Nakamatsu
敏夫 仲松
Masanobu Terao
寺尾 正信
Shigehisa Muneishi
宗石 茂寿
Norio Yonetani
米谷 徳郎
Yoshiaki Hayashi
義昭 林
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Daiei Chemical Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Daiei Chemical Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
    • C08K5/0041Optical brightening agents, organic pigments
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3412Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having one nitrogen atom in the ring
    • C08K5/3432Six-membered rings
    • C08K5/3437Six-membered rings condensed with carbocyclic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B5/00Dyes with an anthracene nucleus condensed with one or more heterocyclic rings with or without carbocyclic rings
    • C09B5/02Dyes with an anthracene nucleus condensed with one or more heterocyclic rings with or without carbocyclic rings the heterocyclic ring being only condensed in peri position
    • C09B5/14Benz-azabenzanthrones (anthrapyridones)

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はアントラピリドン系化合物及びそれらの新しい
製造方法に関する。
〈従来の技術〉 アントラピリドン系化合物は、従来から合成樹脂用着色
剤及び酸性染料等として使用されており、具体的には例
えば以下の構造式で示されるアントラピリドン系化合物
が用いられている。(特開昭63−139170号公報
)。これらのアントラピリドン系化合物は樹脂着色時の
耐熱性が優れる、あるいは羊毛を鮮明な赤色に染めろる
という特徴を有しているが、該化合物は通常、アントラ
キノンから出発して5工程を経てえられる4−ブロム−
1゜9−N−メチルアントラピリドンを原料として合成
されるために高価であり、その使用が限定されているの
が実情である。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明者らは、高価な4−ブロム−1,9−N−メチル
アントラピリドンを使用しないで、工業的に有利な方法
でアントラピリドン系化合物を得るべく鋭意研究検討の
結果、本発明を見出したものである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は一般式(2) (式中、Yはハロゲン原子、芳香環B及びCは更に置換
基を有していてもよい) で示されるα−ハロアントラキノン系化合物と、−数式
(3) (式中、Aはベンゼン環又はナフタレン環を表わし、ま
たこれらの芳香環は更に置換基を有していてもよい) で示されるアミド化合物とを反応させて、−数式(式中
、AlB及びCは前記の意味を有する)で示される化合
物を得、次いで閉環反応させることを特徴とする一般式
(1) (式中、ASB及びCは前S己の意味を有する)で示さ
れるアントラピリドン系化合物の新しい製造方法である
本発明の他の目的は、優れた性能を有する新規なアント
ラピリドン系化合物を提供することにある。
本発明者らは、本発明の方法によって得れる前記−数式
(1)で示されるアントラピリドン系化合物には、本発
明者らによる新規な合成方法によって初めて合成された
新規なアントラピリドン系化合物を包含し、これらは合
成樹脂用着色剤として用いて優れた耐熱性を有すること
を見出した。
本発明による新規な好ましいアントラピリドン系化合物
は、次の一般式(I)で示される。
(式中、Ωは−N)Ii 、NHC)Is又バーNHC
OZを表し、ここで2は置換されていてもよいフェニル
基若しくはアルキル基を表し、X、、X、及びX、はそ
れぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ア
ルコキシ基、ヒドロキシ基、−N)ICOR+。
−CONR2R3−COR’、−COOR’   −S
O,R’ 又は−502NR’R@を表わし、ここでR
1及びR4はそれぞれC8〜C1のアルキル基、R2及
びR1はそれぞれ水素原子又はC2〜C1のアルキル基
、R8及びReはそれぞれアルキル基又はヒドロキシア
ルキル基、R7及びReはそれぞれ水素原子又はC1〜
C4のアルキル基を表ワス、但り、Q カーN1(CN
s を表わすとき、X、、X2及びX、はそれぞれ独立
に水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、ヒドロキシ
基、−NHCOR’。
−CONR2R3−COR’、−CDOR’   −5
O,R’ 又は−SD、NR’R@を表わす。) これらのアントラピリドン系の中でも、特に好ましいも
のは、次の一般式で示されるアントラピリドン系化合物
である。
(式中、X、、X、及び×3は、前記の意味を表わす)
本発明の方法によって得られた前記−数式(1)で示さ
れるアントラピリドン系化合物は、各種染料、顔料等の
中間体として、あるいはポリエステル繊維用の分散染料
等としても有用であることを見出した。
更に、本発明の方法によって得られる一般式(1)で示
されるアントラピリドン系化合物は、スルホン酸基、カ
ルボン酸基等の水溶性基を保持させることにより、を用
な酸性染料として用いられることを見出した。
本発明の一般式(1)で示されるアントラピリドン系化
合物において、八で示されるベンゼン環又はナフタレン
環に置換されていてもよい置換基としては、具体的には
ハロゲン原子、ニトロ基、ヒドロキシル基、シア/基あ
るいは更に置換されていてもよいアルキル基、アルコキ
シル基、フェニル、フェノキシ基、アミノ基、カルボア
ミド基、アルキルスルホン基、スルホンアミド基、カル
ボン酸もしくはその誘導体またはスルホン酸もしくはそ
の誘導体の1種又は2種以上があげられ、置換基の数は
1〜3個である。
また、B、Cで示される芳香環に更に置換基を有してい
てもよい場合の置換基としては、ハロゲン原子、ニトロ
基、ヒドロキシル基、シアノ基、スルホン酸基、カルボ
ン酸基あるいは更に置換されていてもよいアルキル基、
アルコキシル基、フェニル基、フェノキシ基もしくはア
ミノ基の1種又は2種以上が挙げられ、これらの置換基
の数は1〜6個である。
これらの置換基は、以下に説明する一般式(1)で示さ
れるアントラピリドン系化合物の製造の際に不活性であ
れば特に制限されない。また、これらの置換基のなかに
は、母体構造を合成後に導入することができる場合も含
まれる。
本発明の一般式(1)で示されるアントラピリドン系化
合物は、次の方法で製造される。
すなわち、−数式(2) (式中、Yはハロゲン原子、芳香環B及びCは更に置換
基を有していてもよい) で示されるα−ハロアントラキノン系化合物と、−数式
(3) (式中、Aはベンゼン環又はナフタレン環を表わし、ま
たこれらの芳香環は更に置換基を有していてもよい) で示されるアミド化合物とを反応させて、−数式(式中
、A、BおよびCは前!己の意味を有する)で示される
化合物を得、次いで閉環反応させることにより得られる
ここで、α−ハロアントラキノン系化合物(If)と、
アミド化合物(m)との縮合反応は、一般にウルマン反
応といわれるものであり、通常、好ましくは金属鋼ある
いは銅化合物の存在下、水又は有機溶剤の存在下、反応
温度30℃以上、好ましくは50〜300  ℃、更に
好ましくは100〜200  ℃で付けわれる。
該縮合反応に使用される金属銅あるいは銅化合物として
は、塩化第一銅、塩化第二銅等のハロゲン化銅、酸化銅
、硫酸銅、酢酸銅などをあげることができ、これらは、
単独又は必要により併用使用できる。
更に該縮合反応に用いられる有機溶剤としてはモノクロ
ルベンゼン、オルトジクロルベンゼン等のハロベンゼン
、トルエン、キシレン等のアルキルベンゼン、ジメチル
ホルムアミド、スルホラン、ジメチルスルホキシド等の
極性溶媒をあげることができ、これら溶剤は、単独また
は必要により併用使用される。
また、該縮合反応は、必要により脱酸剤を併用すること
により有利に行われる。
ここで、用いられる脱酸剤としては、炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム
等のアルカリ金属の炭酸塩、酢酸ナトリウム等の有機酸
塩などが用いられる。
本発明にいう一般式(1)で示さ、れるアントラピリド
ン系化合物を得るために原料として用いられるα−ハロ
アントラキノン系化合物〈2)としては、具体的には次
の様な化合物をあげることができる。
1−クロルアントラキノン、 1−ブロムアントラキノン、 1.5−ジクロルアントラキノン、 1.8−ジクロルアントラキノン、 1.4,5.8−テトラクロルアントラキノン、1−ブ
ロム−2−アミノアントラキノン、■−ブロムー4−ア
ミノアントラキノン、1−ブロム−4−ベンゾイルアミ
ノアントラキノン、 1−クロル−5−ベンゾイルアミノアントラキノン、 l−ブロム−4−アセチルアミノアントラキノン、 l−ブロム−4−プロピオニルアミノアントラキノン、 1−アミノ−2,4−ジブロムアントラキノン、1−ア
ミノ−2,4−ジクロルアントラキノン、1−アミノ−
4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸ソーダ、 1.5−ジアミノ−2,4,6,8−テトラブロムアン
トラキノン、 1.8−ジアミノ−2,4,5,7−テトラブロムアン
トラキノン、 1.5−ジクロル−4,g−ジニトロアントラキノン、 1.8−ジクロル−4,5−ジニトロアントラキノン、 1.3−ジクロル−4−ニトロアントラキノン、1、 
5−ジクロル−4−ニトロアントラキノン、1−クロル
−5又は8−ニトロアントラキノン、1−アミノ−5−
クロルアントラキノン、1−クロル−5−アミノ−8−
ヒドロキシアントラキノン、 1−クロル−5−ベンゾイルアミノ−8−ヒドロキシア
ントラキノン、 1−ブロム−4−メチルアミノアントラキノン、l−ブ
ロム−4−二チルアミノアントラキノン、1−ブロム−
4−ブチルアミノアントラキノン、1−アニリノ−4−
ブロムアントラキノン、l−7ミノー4−ブロムアント
ラキノン−2−カルボン酸、 1−ブロム−4−ヒドロキシアントラキノン、N−アセ
チル−1−メチルアミノ−4−ブロムアントラキノン、 N−ベンゾイル−1−メチルアミノ−4−ブロムアント
ラキノン、 又一方の原料であるアミド化合物(3)としては以下の
例に示す化合物があげられる。
(以下余白) (以下余白) (以下余白) し1 次に上記の方法によって得られた一般式(4)で示され
る化合物の閉環反応は、 好ましくはアル カリ剤の存在下、水または有機溶剤中で行われる。
この閉環反応は、好ましくは80〜300℃の温度で行
なわれる。
ここで、前記−数式(2)と(3)の反応にふいて用い
られる脱酸剤として炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属
塩を使用する場合には、中間体である前記−数式(4)
で示される化合物を取り出さずに直接、目的とする一般
式(1)で示されるアントラピリドン系化合物として得
ることができる。
また、閉環反応における有機溶媒としては先に例示した
ものに加えて、インブタノール等のアルコール類をあげ
ることができ、これらは単独または併用使用でき、更に
水と併用使用もできる。
更に、アルカリ剤としては先に例示したものに加えて水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の
アルカリ金属塩をあげることができる。
更にまた、前記−数式(1)において、芳香環にスルホ
ン酸基を導入する方法としては、発煙硫酸等を用いる公
知のスルホン化方法により容易に行なうことができる。
本発明の主要な目的である樹脂着色として使用し得る樹
脂としては、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート
、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル・ブタジエン・ス
チレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル・ス
チレン共重合体(AS樹脂)、ポリカーボネート、ポリ
フフェニレンオキサイド、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、ポリアセター
ル、ポリエチレンテレフタレート若しくはポリブチレン
テレフタレートなどの熱可塑住樹脂、又はフェノール樹
脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリスチレン、
エポキシ樹脂若しくはジアリルフタレート樹脂の様な熱
硬化性樹脂をあげることができる。
中でも本発明の化合物を用いる好ましい樹脂としては、
アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(A
BS樹脂)、アクリロニトリル・スチレン共重合体(A
s樹脂)、ポリプロピレン又はポリエチレン樹脂が例示
されみ。
本発明のアントラピリドン系化合物を着色剤として用い
る場合、前記樹脂と着色剤を適当な方法で混合し、熱、
圧力を加えて射出成形、押出加工、紡糸などの方法によ
り着色された製品を得る等公知の方法を用いることがで
きる。具体的には、例えば樹脂のペレットまたは粉末を
適当なミキサー中で、粉砕された着色剤と必要に応じて
各種の添加剤とともに混合し、次いでニーグー、ロール
ミル、バンバIJ−ミキサー、押出機等で着色剤を樹脂
中に溶解又は分散し着色することができる。
更に必要に応じ、圧縮、射出、押出し、ブロー等の成型
を行い、成型品とすることができる。
また、着色剤を適当な重合触媒を合釘するモノマーに加
え、重合によって所望の熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂
の着色物となし適当な方法で成型することもできる。
着色剤の添加量は、特に限定はないが経済性等を考慮す
れば樹脂に対して0.01〜5重量%、好ましくは0.
01〜1重量%の範囲で用いられる。
更に、その他通常の樹脂の着色に使用される染料、顔料
を併用することも可能である。例えば二酸化チタンを0
.1〜1重量%併用することにより不透明の着色成型品
を得ることもできる。
〈発明の効果〉 本発明によれば、高価な4−ブロム−1,9−N−メチ
ルアントラピリドンを使用しないで、工業的に有利な方
法で、特に合成樹脂の着色用としての耐熱性に優れたア
ントラピリドン系化合物を得ることができる。
〈実施例〉 次に、本発明を更に具体的に実施例によって説明するが
、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。例
中、部は重量部を表わす。
実施例1 で示される1−ブロム−4−メチルアミノアントラキノ
ン16部と下記構造式 で示されるm−クロルアセトアニリド12.7 ffB
とを、金属銅(粉末)0.3部、炭酸カリウム17.3
部の存在下、オルトジクロルベンゼン中135〜145
℃の温度で25時間反応させ、冷却後、生じた沈澱物を
濾別し、メタノールで洗浄後、水洗し、乾燥させること
により下記構造式 で示されるアントラピリドン化合物のケーキ13.5部
(収率70%)を得た。この化合物は薄層クロマトグラ
フにより赤色の単一スポットを示し、λ■a×(N、N
−ジメチルホルムアミド)は547 nmであった。
また、融点は281〜284℃(未補正値)であった。
次いで得られたアントラピリドン化合物0.25部をA
BS樹脂500部と混合した後、押出機を用いて205
℃で着色を行い、着色ペレットを得た。
この着色ペレットを射出成形機で230℃×1分サイク
ルで成形し、蛍光を有する赤色の板状着色成型品を得た
。又、270℃×3分サイクルで射出成型しても板状着
色成型品の色相の変化は殆んどなく、耐熱性が優れてい
た。
実施例2 実施例1に記載の方法に従って、実施例1に用いたアセ
チルアニリド化合物に代え、下記式に示されるアセチル
アミン化合物を用い、下記式で示されるアントラピリド
ン(λff1aX 547 nm ;融点312〜31
5℃ 未補正値)を得た。
実施例3〜11 表−1に示すアントラピリドン系化合物を樹脂用着色剤
として使用して実施例1に記載の方法で得られる成型品
の色相を右欄に示す。
実施例12 で示されるl−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2
−スルホン酸力!120iilISと下記構造式で示さ
れるm−クロルアセトアニリド12.71fflとを、
金属IN(粉末)0゜3部、炭酸カリウム、17.3部
の存在下、溶媒スルホラン中115〜120℃の温度で
20時間反応させ、冷却後、生じた沈澱物を濾別する。
得られた下記式 で示される化合物を用いて、常法によって羊毛を染色す
ると羊毛を鮮明な橙色に染色する。
更に得られたウェットケーキを水150部に溶解し、6
0〜70℃でグルコース還元後、得られたケーキをアセ
トンで精製し、下記構造式 で示されるアントラピリドンを得た。この化合物は薄層
クロマトグラフにより橙色の単一スポットを示し、λm
ax  (N、 N−ジメチルホルムアミド)は524
0のであった。
得られたイヒ金物を実施例1に記載の方法に従って成型
し、蛍光を有する橙色の板状着色成型品を得た。実施例
1同様、耐熱性が優れていた。
実施例13 実施例12に於て、1−アミノ−4−ブロムアントラキ
ノン−2−スルホン酸カリの代わりに、1−アミノ−4
−ブロムアントラキノン−2−カルボン酸を使用すると
、原料或いは中間物としてを用な下記化合物かえられる
本化合物はカルボン酸を常法により低級アルコールでエ
ステル化するとポリエステル繊維を堅牢な赤色に染める
実施例14 下記構造式 で示される化合物19.0部と下記構造式NHCOCI
(3 で示されるP−クロルアセトアニリド12.7部とを金
XI (粉末)0.3部、炭酸カリウ、ム17.3部の
存在下、溶媒オルトジクロルベンゼン中140〜145
℃の温度で25時間反応させ、冷却後生じた沈澱物を濾
別し、メタノールで洗浄後、水洗し、乾燥させることに
より下記構造式 で示されるアントラピリドン化合物が得られる。
実施例15 実施例14に於いて1−アミノ−2,4−ジブロモアン
トラキノンの代わりに1−アミノ−2,4−ジクロルア
ントラキノンを用いて同様に反応させると、類似の物性
を有する下記の化合物がえられる。
(以下余白) 実施例16 実施例14に於いて1−アミノ−2,4−ジブロモアン
トラキノンの代わりに1−アミノ−2−メチル−4−ブ
ロモアントラキノンを用いて同様に反応すると、類似の
物性を有する下記化合物が得られる。
実施例17 実施例1に記載の方法に従って、実施例1に用いたアセ
チルアミン化合物に代え下記構造式に示されるアセチル
アミン化合物を用い、実施例1の銅粉にかえ塩化第一銅
を、炭酸カリウムにかえ炭酸水素ナトリウムを用い、同
様に反応を行ない、冷却後生じた沈澱物を濾別し、メタ
ノールで洗浄後、水洗し乾燥させることにより下記構造
式%式%) で示されるアントラキノン化合物が得られる。
この全量を2.8%苛性カリ水溶液100部中に分散し
115〜120℃で10時間反応させ、冷却後濾別し水
洗後、乾燥して得たケーキを、70%硫酸で精製し、下
記構造式 %式%) で示されるアントラピリドン化合物が得られる。
実施例18 実施例17で得られるアントラピリドン化合物18.3
部を5%発煙硫酸120部に加え20〜25℃にて撹拌
し、水500部に排出、濾過、水洗して下記構造式 の化合物が得られる。
このケーキを用い常法により羊毛を染色すると羊毛を鮮
明な黄味赤色に染色する。
実施例19 実施例1に於いて、1−ブロム−4−メチルアミノアン
トラキノンの代わりに、1−ブロム−4−ベンゾイルア
ミノアントラキノン20.7部、m−クロルアセトアニ
リドの代わりにp−りpルアモトアニリド13.1部を
用い、同実施例に記載の方法によって下記構造式 で示されるアントラピリドン化合物20.8部(収率8
7.2%) を得た。この化合物は薄層クロマトグラフ
により、黄色の単一スポットを示し、λmax (N、
N−ジメチルホルムアミド) は、464 r+mであ
った。
また、融点は300℃以上であった。
次いで得られたアントラピリドン化合物0.25部をA
BS樹脂500部と混合した後、押出機を用いて205
℃で着色を行い、着色ペレッFを得た。
この着色ベレットを射出成形機で230℃x1分サイク
ルで成形し、透明の蛍光を存する黄味赤色の板状着色成
型品を得た。又、270℃×3分サイクルで射出成型し
ても板状着色成型品の色相の変化は殆んどなく、耐熱性
が優れていた。
実施例20 実施例19に記載の方法に従って、実施例19で用いた
アセトアニリド化合物に代え下記構造式で示されるアセ
トアニリド化合物を用い、同様に反応を行ない、下記構
造式 で示される実施例19と類似の物性を有するアントラピ
リドン化合物を得る。
実施例21〜26 表−2に示すアントラピリドン系化合物を樹脂用着色剤
として使用して実施例1に記載の方法で成型した。得ら
れる成形品の色相を右欄に示す。
表−2 (以下余白) 実施例27 実施例20で得られた下記式 で示されるアントラピリドン化合物10部を65%硫酸
中、90℃で3時間処理し、生じた沈澱を濾過、水洗乾
燥して下記式 で示されるアントラピリドン化合物6.1 部を得た。
この化合物は、薄層クロマトグラフにより、橙色の単一
スポットを示し、λmaw 523(N、N ジメチル
ホルムアミド)であり、これを実施例1に記載の方法に
従って成形し、蛍光を有する橙色の板状着色成形品を得
、これは実施例1と同様に、耐熱性が優れていた。
実施例28〜31 表−3に示すアントラピリドン系化合物を樹脂着色剤と
して使用し、実施例1に記載の方法で成型した。得られ
た成型品の色相を右欄に示す。
表−3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Qは−NH_2、−NHCH_3又は−NHC
    OZを表し、ここでZは置換されていてもよいフェニル
    基若しくはアルキル基を表し、X_1、X_2及びX_
    3はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、アルキル
    基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、−NHCOR^1、
    −CONR^2R^3、−COR^4、−COOR^5
    、−SO_2R^6又は−SO_2NR^7R^8を表
    わし、ここでR^1及びR^4はそれぞれC_1〜C_
    4のアルキル基、R^2及びR^3はそれぞれ水素原子
    又はC_1〜C_4のアルキル基、R^5及びR^6は
    それぞれアルキル基又はヒドロキシアルキル基、R^7
    及びR^8はそれぞれ水素原子又はC_1〜C_4のア
    ルキル基を表わす、但しQが−NHCH3を表わすとき
    、X_1、X_2及びX_3はそれぞれ独立に水素原子
    、ハロゲン原子、アルコキシ基、ヒドロキシ基、−NH
    COR^1、−CONR^2R^3、−COR^4、−
    COOR^5、−SO_2R^6又は−SO_2NR^
    7R^8を表わす。) で示されるアントラピリドン系化合物。 (2)アントラピリドン系化合物が一般式(II)▲数式
    、化学式、表等があります▼(II) (式中、X_1、X_2及びX_3は、請求項(1)に
    記載の意味を表わす) で示される請求項(1)に記載のアントラピリドン系化
    合物。 (3)アントラピリドン系化合物が一般式(III)▲数
    式、化学式、表等があります▼(III) (式中、X_1、X_2及びX_3は、請求項(1)に
    記載の意味を表わす) で示される請求項(1)に記載のアントラピリドン系化
    合物。 (4)アントラピリドン系化合物が一般式(IV)▲数式
    、化学式、表等があります▼(IV) (式中、X_1、X_2、X_3及びZは、請求項(1
    )に記載の意味を表わす) で示される請求項(1)に記載のアントラピリドン系化
    合物。 (5)アントラピリドン系化合物が一般式(V)▲数式
    、化学式、表等があります▼(V) (式中、R^7、R^8及びQは、請求項(1)に記載
    の意味を表わす) で示される請求項(1)に記載のアントラピリドン系化
    合物。 (6)アントラピリドン系化合物が一般式(VI)▲数式
    、化学式、表等があります▼(VI) で示される請求項(2)に記載のアントラピリドン系化
    合物。 (7)アントラピリドン系化合物が一般式(VII)▲数
    式、化学式、表等があります▼(VII) で示される請求項(2)に記載のアントラピリドン系化
    合物。 (8)アントラピリドン系化合物が一般式(VIII)▲数
    式、化学式、表等があります▼(VIII) で示される請求項(3)に記載のアントラピリドン系化
    合物。 (9)一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中、Yはハロゲン原子、芳番環B及びCは更に置換
    基を有していてもよい) で示されるα−ハロアントラキノン系化合物と、一般式
    (3) ▲数式、化学式、表等があります▼(3) (式中、Aはベンゼン環又はナフタレン環を表わし、ま
    た、これらの芳芳香は更に置換基を有していてもよい) で示されるアミド化合物とを反応させて、一般式(4) ▲数式、化学式、表等があります▼(4) 式中、A、B及びCは前記の意味を有する)で示される
    化合物を得、次いで閉環反応することとを特徴とする一
    般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、A、B及びCは前記の意味を有する)で示され
    るアントラピリドン系化合物の製造方法。 (10)反応を金属銅あるいは銅化合物の存在下に行う
    請求項(9)に記載の方法。 (11)反応を水又は有機溶剤中で行う請求項(9)又
    は請求項(10)に記載の方法。(12)反応温度を1
    00〜200℃で行う請求項(9)又は請求項(11)
    の何れかに記載の方法。 (13)一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、Aはベンゼン環又はナフタレン環を表わし、ま
    た、これらの芳香環は更に置換基を有していてもよい。 また芳香環B及びCは更に置換基を有していてもよい) で示されるアントラピリドン系化合物を、合成樹脂に対
    して0.01〜5重量%の範囲で混合することを特徴と
    する合成樹脂の着色方法。 (14)アントラピリドン系化合物を、合成樹脂中に溶
    解又は分散して着色することを特徴とする請求項(13
    )に記載の方法。 (15)アントラピリドン系化合物が一般式( I )▲
    数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Qは−NH_2、−NHCH_3又は−NHC
    OZを表し、ここでZは置換されていてもよいフェニル
    基若しくはアルキル基を表し、X_1、X_2及びX_
    3はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、アルキル
    基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、−NHCOR^1、
    −CONR^2R^3、−COR^4、−COOR^5
    、−SO_2R^6又は−SO_2NR^7R^8を表
    わし、ここでR^1及びR^4はそれぞれC_1〜C_
    4のアルキル基、R^2及びR^3はそれぞれ水素原子
    又はC_1〜C_4のアルキル基、R^5及びR^6は
    それぞれアルキル基又はヒドロキシアルキル基、R^7
    及びR^8はそれぞれ水素原子又はC_1〜C_4のア
    ルキル基を表わす、但しQが−NHCH_3を表わすと
    き、X_1、X_2及びX_3はそれぞれ独立に水素原
    子、ハロゲン原子、アルコキシ基、ヒドロキシ基、−N
    HCOR^1、−CONR^2R^3、−COR^4、
    −COOR^5、−SO_2R^6又は−SO_2NR
    ^7R^8を表わす。) である請求項(13)に記載の方法。 (16)アントラピリドン系化合物が一般式(II)▲数
    式、化学式、表等があります▼(II) (式中、X_1、X_2及びX_3は、請求項(14)
    に記載の意味を表わす) である請求項(13)に記載の方法。 (17)アントラピリドン系化合物が一般式(III)▲
    数式、化学式、表等があります▼(III) である請求項(13)に記載の方法。 (18)アントラピリドン系化合物が一般式(IV)▲数
    式、化学式、表等があります▼(IV) である請求項(13)に記載の方法。 (19)アントラピリドン系化合物が一般式(V)▲数
    式、化学式、表等があります▼(V) である請求項(13)に記載の方法。 (20)アントラピリドン系化合物が一般式(VI)▲数
    式、化学式、表等があります▼(VI) である請求項(18)に記載の方法。 (21)合成樹脂が、ポリスチレン、ポリメチルメタク
    リレート、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル・ブタジ
    エン・スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニト
    リル・スチレン共重合体(AS樹脂)、ポリカーボネー
    ト、ポリフフェニレンオキサイド、ポリプロピレン、ポ
    リエチレン、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、ポリ
    アセタールポール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不
    飽和ポリエスル樹脂、エポキシ樹脂若しくはジアリルフ
    タレート樹脂の様な熱硬化性樹脂から選ばれた一種以上
    であることを特徴とする請求項(13)〜(20)のい
    ずれかに記載の方法。 (22)合成樹脂が、アクリロニトリル・ブタジエン・
    スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル・
    スチレン共重合体(AS樹脂)、ポリプロピレン又はポ
    リエチレン樹脂から選ばれた一種以上であることを特徴
    とする請求項(21)に記載の方法。
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SU927836A1 (ru) * 1980-11-26 1982-05-15 Предприятие П/Я М-5875 Способ получени красител кислотного рко-красного антрахинонового Н8С

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