JPH02124045A - ハエドクソウの養液栽培法およびそれを用いた連続栽培法 - Google Patents

ハエドクソウの養液栽培法およびそれを用いた連続栽培法

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JPH02124045A
JPH02124045A JP63274539A JP27453988A JPH02124045A JP H02124045 A JPH02124045 A JP H02124045A JP 63274539 A JP63274539 A JP 63274539A JP 27453988 A JP27453988 A JP 27453988A JP H02124045 A JPH02124045 A JP H02124045A
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JP
Japan
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fertilizer
cultivation
culture
plant
hydroponic
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JP63274539A
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Shinichi Kobayashi
伸一 小林
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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    • Y02P60/216

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は植物の養液栽培とくに野草で あるハxドクソウ(Phry+na Leptosta
chya L、 )の栽培方法に関する。
〈従来の技術〉 ハエドクソウは古くから自然採集されハエを殺すのに用
いられてきた。近年その存効成分が明らかになるにつれ
、天然の殺虫剤として見立されてきた。(特開昭6l−
48458)又組織培養法による大量培養も試みられて
いる。
〈発明が解決しようとする課題〉 野草であるハエドクソウは大量に採集することが困難で
あり、年−回しか開花しないので繁殖が難しかった。栽
培法も不明であり、自然界では又前記m織培養法による
方法は無菌の閉鎖系を必要とし、栄養源として蔗糖を用
いるなど大量培養にあたっては、雑菌による汚染の防止
対策が大きな問題となっている。
<Ll!!!lを解決するための手段〉本発明者はハエ
ドクソウ(Phry+na Leptostachya
L、)が適当な植物用肥料を含む水溶液によって養液栽
培ができることを見い出した。又成長開花、結実した。
植物個体の株元には休眠芽が形成されるが、これを休眠
打破することにより、植物体が休眠することなく次年度
の成長を始めることを見い出し、多年性であるハエドク
ソウを自然界より短期間で、大きな植物個体とし、大量
栽培することができることを見い出し本発明を完成させ
た。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明の栽培に供することができるものはハエドクソウ
の種子、休眠芽、幼植物又はさし木などである。先ず養
液栽培に適した苗を得るために、種子の場合は一晩水中
に浸漬し、例えばろ紙、鹿沼土、バーミュキュライト、
パーライト等の上に播種する、この時種子が休眠してい
る場合はジベレリンなどの植物ホルモンの好ましくは0
.5〜5000ppm溶液に1〜24時間浸漬して休眠
打破するか又は、低/!!(通常は10°C以下)処理
(10日〜1ケ月)して休眠打破する。休眠芽を用いる
場合も種子と同様に休眠打破を行う。さし木を用いる場
合は、切断した茎を土、バーミュキュライト、パライト
などか又は水中にさし、発根させる。この時、切り口に
発根促進剤等をつけたり、又は発根促進剤の溶液を茎葉
に処理して発根を促進してもよい。
無菌植物&lI織培養によって幼苗を得る場合は、たと
えば特開昭63−56284に記載の用材らの方法によ
り大量に無菌腋芽を得た後、前記特許に準して発根培地
に移し、根部を持った健全な植物個体を得た後、フラス
コより取り出すことができる。
上記の方法などにより適当な大きさの幼植物体を得た後
、以下のようにして養?F1.栽培を行うことができる
。スポンジ、ウレタン、ロックウール、綿、などの軟か
い支持体を茎や根にまきつけるか、あるいはさし込むよ
うにして植物体を固定し、発泡スチロール、プラスチッ
ク、木、ウレタンなどの仮に開けた穴にさし入れ固定す
る。この仮を養液の上に固定又は浮遊させるようにして
、植物体の根を養液中に浸す。この時一般の水耕栽培で
行われているように根の上部を空気中に出すか又は、水
中に空気を送り込むか又は、間けつ的に養液の量を調節
して、棋を空気中に暴露するかして、根の酸素吸収が行
われやすくすると良い。又上記板に固定された植物の根
を養液中に入れずに空気中に露出させ、養、夜の方を噴
霧してによい、ロックウール栽培、れき耕栽培などをす
るときは、幼植物をロックウール、れき、砂などの中に
直接値えれば十分である。NFT法の場合も同様に幼植
物を支持体の上に固定すればよい、幼植物体を無菌培養
によって得た場合は、初期にはプラスチンフカノブなど
で植物体を被って、乾燥を防ぎ1.適時穴を開けて通風
を良くして、3〜4週間でプラスチックカップをはずし
て馴化を完成させ、それ以後は他の方法と同し管理を行
う。
上記養液栽培において水?8液中の主要肥料濃度は通常
は全窒素2.6〜2600ppm   りん酸1.2〜
1200ppm  カリ3.6〜3600ppmでよく
、他に石灰23〜2300ppmを含んでいても良い、
又、微量成分としてはマグネシウム、マンガン、はう素
、鉄を含むようにするとよい。他に水質によっては銅、
亜鉛、モリブデンなどを添加してもよい、これらの肥料
は簡易的には市販の水耕用肥料たとえば大量ハウス肥料
(大塚化学株式会社)を用いれば、簡単に調整できる。
肥料濃度は植物体が小さい時には低く、肥料障害が出な
いように管理しながら成長につれて高くしていく、栽培
温度は通常15〜35°Cで生育が良好である。光環境
は天然光、人工光のいずれもよく、日長についても一般
の水耕栽培と同しでよい。上記のように栽培管理を行う
と通常2〜4ケ月で開花結実し、茎葉部、根部ともに十
分に成長し、ハエドクソウを収穫できる。収穫されたハ
エドクソウはそのまま前記特開昭6148458の方法
により殺虫成分が抽出され、実用に供することができる
。又、上記成長株は株元に次世代の休眠芽が形成される
。この休眠芽は通常では成長を開始しない、自然界の場
合関東地方では8〜9月に休眠芽が形成され、翌年2〜
4月まで、7〜8ケ月間休眠する。宿根草であるハエド
クソウは種子から繁殖した場合、自然界であろうと養/
f!1.栽培であろうと1回目の成長が終った個体より
は、2回目以降、休眠芽より成長した個体の方がはるか
に成長量が大きく、植物体を大〒に収穫し易い0本発明
者は上記休眠芽に対して、ジベレリン等の溶液(0,5
〜5000ppI11)に0.5〜24時間浸漬するこ
とにより休眠打破を行い、休眠期間をおくことなしに連
続的にただちに21代口の成長を開始させ養液栽培によ
り成長させ、より多くの植物体を大量栽培(収穫)する
ことに成功した。休眠打破は又低温処理によっても(例
えば5°C以下、10日〜3ケ月)可能であるが、この
場合は、ジベレリン処理よりも、日数がかかる欠点があ
る0本発明において休眠打破に使用する薬剤としてはジ
ベレリンの他にサイトカイニン、エチレン、炭酸ガス、
千オ尿素、硝酸、Fusicoccin (フジコクシ
ン)などを適当な濃度に希釈して用いることができる。
このようにして野草であるハエドクソウを年間を通じて
、栽培生産できるようになった。
〈発明の効果〉 本発明の方法により、ハエドクソウの植物体が初めて安
定的に大量に収穫できるようになった。
なお、本発明によって得られたハエドクソウの植物体よ
り得られる抽出物は天然より採集されたハエドクソウよ
り得られる抽出物と同等の殺虫効力を存する。
〈実施例〉 以下に実施例により本発明を説明する。
実施例1 ハエドクソウの種子を70%エタノールで2分間殺菌し
、水洗後、ベンレートT(殺凹剤)200倍溶液中にジ
ベレリン製剤(協和醗酵株式会社)をそれぞれジベレリ
ンが1.0.10.100 、1000ppa+になる
ように調整した溶液をつくり、種子を入れ、24時間浸
漬した、種子を取り出し、水洗し、水で飽和したバーミ
キエライト上に播種し、25°C11000ルクス12
時間照明下で培養した。
17日後に幼苗を得た結果を表−1に示した。
く表−1〉17日後の発芽率(χ)と最大地上部長(C
m)実施例2 実施例1で得られた幼植物のうち、地上部長が5〜7C
11になった個体を取り出し、茎をスポンジで巻き、発
泡スチロール板に開けた穴にさしこんで、市販の大塚化
学株式会社製水耕用肥料 大量ハウス1号150g/1
0001 、大塊ハウス2号100g/1000 fを
溶解し、pHを5.7付近に調整した養液中に根元が水
面に出るように、発泡スチロール板の高さを調節して、
ガラス温室内で、温度25°C±2°Cで栽培した。水
耕液は鑑賞魚用エアレーションポンプにて酸素の供給を
行った。2週間後に肥料濃度を大量ハウス1号300g
/10001、同2号200g/1000 Nにし、以
後2〜3週間ごとに水耕液を更新し、3ケ月後には、地
上部平均長30c+++、根部平均長20CIに成育し
開花結実した。
実施例3 実施例2で得られた植物体は株元に1個〜2個の休眠芽
を形成していた。地上部を株元から2〜3 cra残し
て切断し、休眠芽を含む根部全体をジベレリンtoop
pm溶液中に20時間25°Cで浸漬した。水洗後実施
例2と同様にして水耕栽培を行うが、最初の養液濃度は
大量ハウス1号75g/10001、同2号50g/1
0001とする。 17日後に約5割の個体の地上部長
が約10c+++となったところで、これらの個体を大
量ハウス1号150g/10001! 、同2号100
g/10001の養液に移動する。残りの個体も地上部
長が約10cmになったところで、水耕液を移動する。
さらに10日後に成育の速い個体を大量ハウス1号30
0g/ 10001、同2号200g/1000 It
の養液に移動する。この時成育の速い個体の平均地上部
長は約20C11に達する。以後養液濃度を変えずに、
2〜3週おきに養液を更新して、約2ケ月後には、地上
部長約60CIに達し、一部で開花が始まる。1ケ月後
に植物体を収穫し、生型を計測した。
表−2養a栽培により収穫されたハエドクソウ参考例1 ハエドクソウ種子をtoopp鴎のジベレリン溶液中に
24時間浸漬し、水洗した後70%エタノールで表面を
3分間殺菌する。つづいて外皮を除去し、70%エタノ
ールで3分間殺菌する。無菌環境下で、滅菌水で水洗し
、ムラシゲ−スクーグ(MS)培地(J度10分の1.
03%庶糖蔗糖、8%寒天)上に静置し、25°C10
001ux 12時間照明で培養する。
lケ月後生育した植物体より地上部を切り取り、門S培
地(a度2分の1.3%庶蔗糖0.8%寒天、ヘンシル
アデニン(BA) 10ppm 、α−ナフタレン酢酸
(NAA) O,Ippm)に移植する。3〜4週間で
腋芽が増殖するので、以後この腋芽を適当に切り諦し、
継代を重ねて、継代増殖した。
実施例4 参考例1で得られた無菌腋芽をMS寒天培地(4度2分
の1.3%庶蔗糖0.8%寒天、BA0.lppm、N
AA 0.2ppm、pl+=6.0)およびjls液
体焙fil!! (上記液体培地中の寒天を除く)に移
植し、25°C,150001ux 、12時間照明の
条件下で培養し1.5ケ月後に両培地とも、根部が1.
5〜3.0cmに成長したので、フラスコより取り出し
、スポンジで巻いて発泡スチロール板に開けた穴に固定
し、水耕栽培した。
肥料4度は大量ハウス1号300g/10001、同2
号200g/10001とした。25°C±2°Cの温
室内で栽培した。栽培初期は、透明プラス千ツク製アイ
スクリームカンブを幼苗の上にかぶせて、乾燥を防ぎ、
10日後にカップに穴を開け、以後穴の数を増やし、2
0日後に力ンプをはずした。以後水耕液を2〜3週間に
1回更新しながら栽培した。その結果、3ケ月後に、地
上部長約15cmに達し、開花結実した。
1株平均約20粒の種子を収穫し、株元には平均2個の
休眠芽が形成された。
〈参考例2〉 実施例3でiJられた生根17.3gをエタノール20
0 d中で細断し、30分間加熱環流した。植物体断片
をろ過して除き、ろ液を減圧濃縮した後エテルに転溶し
た。5%炭酸水素ナトリウム水溶液、つづいて飽和食塩
水で洗浄し、有機層をNazSOt(無水)で脱水し、
溶媒を減圧濃縮する。得られたfJ aをアセトニトリ
ル−へキサン間で液−液分配を行い、アセトニトリル層
を減圧濃縮すると、31.8mgの茶かっ色の非晶質固
体を得た。
参考例3 チカイエカ3令幼虫を用いて、虫体浸漬法で1区10頭
2連制で殺虫試験を行った。
表−3チカイエ力幼虫に対するハエドクソウ抽表−3に
より本発明による養液栽培ハエドクソウよりの抽出物と
、自然採集ハエドクソウよりの抽出物は同等な殺虫活性
を示すことが明らかである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)植物用培養肥料を溶解した水溶液で ハエドクソウを栽培することを特徴と するハエドクソウの養液栽培法。
  2. (2)植物栽培肥料を溶解した水溶液で養 液栽培したハエドクソウの休眠芽を、 休眠打破し、休眠期間を置くことなしに 連続的に栽培することを特徴とするハ エドクソウの大量栽培法。
JP63274539A 1988-11-01 1988-11-01 ハエドクソウの養液栽培法およびそれを用いた連続栽培法 Pending JPH02124045A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105769653A (zh) * 2016-03-01 2016-07-20 苏州艾缇克药物化学有限公司 一种活性稳定的sod护肤组合物及其制备方法
JP2016208858A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 貴教 門脇 高麗人参の栽培方法
KR20170030624A (ko) 2014-12-24 2017-03-17 파나소닉 아이피 매니지먼트 가부시키가이샤 수경 재배 장치

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