JPH02122853A - 自動塗装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、コンヘア等により所定の速度で搬送される被
塗物の上面を自動的に塗装する自動塗装装置に関する９ 〔従来の技術〕 この種の自動塗装装置は、被塗物の形状変化に応じてそ
の上方で昇降せられる昇降フレームに、複数台の塗装機
を設けたスライダを取り付け、当該スライダを昇降フレ
ームに沿って被塗物の搬送路と直交する方向に往復運動
させるように成されたものが一般的である（特開昭６３
−８８０７２号公報の第３図参照）。

しかし、この装置によれば、昇降フレームに沿って往復
運動するスライダが、当該スライダや昇降フレームから
被塗物の上面にゴミや埃を落下させて塗膜不良を生じさ
せるおそれがあった。

また、スライダが昇降フレームの左右両端側で反転する
際に、その真下に位置する塗装面の左右両端側が他の部
位よりｒ￥塗りされて塗装ムラを生ずるおそれもあった
。

そこで、本出願人は、スライダに取り付けられていた塗
装機を昇降フレームに直接取り付けると共に、当該昇降
フレームを、被塗物の搬送路と直交する方向に振子運動
する左右のリンクで水平に吊り下げて揺動させながら昇
降させる自動塗装装置を開発した（同上公報参照）。

この新装置によれば、まず、昇降フレームからゴミや埃
が落下することがなくなる。

また、左右に揺動する昇降フレームはその反転位置で塗
装面から最も遠ざかるから、当該昇降フレームに取り付
けられた各塗装機の噴霧パターン径が反転位置に近づく
ほど大きくな−って塗料の塗着密度が粗（なり、反転位
置における厚塗りも防止されることとなる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、大変厳しい塗装品質が要求される自動車
塗装においては、塗装機の反転位置にある塗装面の左右
両端側が他の部位よりも厚塗りになることは勿論許され
ないし、塗装機の反転位置で当該塗装機を塗装面から遠
ざけて塗料の塗着密度を粗くすることも厳密な塗膜管理
を行う上では好ましくないとされる。

また、近時の自動車塗装においては、昇降フレームに取
り付けられた塗装機が被塗物の上面の左右両端側で反転
する際に、当型装機からの塗料の噴射を一旦停止させる
と共に、それによって塗り残された部分を別に設けた専
用の塗装機で塗装することによって、膜厚の均一化を図
らんとしている。

このような塗装方法を採用する場合には、塗装機を取り
付けた昇降フレームがその反転位置に近づくに従って塗
装面から遠ざかるように揺動するよりも、むしろ常に一
定の高さで揺動する方が望ましい。

そこで本発明は、昇降フレームかその反転位置に近づい
ても塗装面から遠ざかることなく一定の高さで揺動する
ようにすることを技術的課題としている。

〔課題を解決するための手段〕

この課題を解決するために、本発明は、複数台の塗装機
が所定間隔で取り付けられた昇降フレームを、左右の昇
降体から水平に吊り下げて、被塗物の搬送路と直交する
方向に揺動させながら昇降させるように成された自動塗
装装置において、前記各昇降体に、夫々左右一対のクラ
ンクが下方に向けて取り付けられると共に、当該側クラ
ンクの下端が、その上端間の間隔よりも狭い間隔で前記
昇降フレームの左右両端を支持する各支持座の左右に連
結されて、四節機構が構成され、前記各支持座は、夫々
前記クランクとの連結部よりも高位置で前記昇降フレー
ムに対して左右方向に回動可能に連結されていることを
特徴とする。

〔作用〕

本発明によれば、昇降フレームの左右両端を吊り下げる
各昇降体に夫々各一対ずつ取り付けられた左右のクラン
クのうち、一方のクランクを昇降フレームの揺動方向に
向かって左右に揺り動かすと、支持座を経て他方のクラ
ンクも同じ方向に動かされるが、このとき、右方向の反
転位置に向かうに従って右側クランクの下端が左側クラ
ンクの下端よりも漸次下方に下がり、左方向の反転位置
に向かうに従って左側クランクの下端が右側クランクの
下端よりも漸次下方に下がる。

したがって、各昇降体に取り付けられた左右のクランク
が右方向に揺れ動くと、当該側クランクの下端間に連結
された支持座が漸次右下がりに傾動し、また、当該側ク
ランクが左方向に揺れ動くと、支持座が漸次左下がりに
傾動する。

これにより、支持座に支持された昇降フレームは、左右
の反転位置に近づ（に従って塗装面から遠ざかることな
（、一定の高さで）８動する。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基ついて具体的に説明す
る。

第１図は本発明による自動塗装装置の一例を示す正面図
、第２図はその動作を示す説明図である。

図中、ｌは被塗物２の搬送路に直交して水平に配される
と共に、被塗物２の形状及び搬送速度に応して昇降せら
れる昇降フレームであって、当該昇降フレームｌには、
複数台の塗装機３Ａ、３Ｂ及び３０が所定間隔で取り付
けられている。

また、この昇降フレーム１を吊り下げる左右の昇降体４
Ｒ，４Ｌには、夫々左右一対のクランク５Ｒ，５Ｌが下
方に向けて取り付けられている。

左右のクランク５Ｒ，５Ｌは、その下端が、昇降体４Ｒ
，４Ｌに取り付けられた上端間の間隔よりも狭い間隔で
昇降フレームｌの左右両端を支持する各支持座６の左右
に連結されて、四節機構が構成されている９ 各支持座６は、夫々クランク５Ｒ，５Ｌとの連結部より
も高位置で昇降フし・−ム１に対して左右方向に回動可
能に連結されている。

また、昇降体４Ｒには、昇降体４Ｌに取り付けられたク
ランク５Ｒとの間にコネクチングロッド７を連結して当
該クランク５Ｒを左右に揺り動かす揺動装置８が設けら
れている。

しかして、コンヘア等により所定の速度で搬送される被
塗物２の上面を塗装する場合には、昇降駆動装置（図示
せず）により昇降体４Ｒ，４Ｌを上下に動かして、当該
昇降体４Ｒ，４Ｌに吊り下げられた昇降フレームを被塗
物２の形状及び搬送速度に応した一定の軌跡で昇降させ
ると同時に、昇降体４Ｒに設けられた揺動装置８を作動
させて、昇降体４Ｌに取り付けられたクランク５Ｒを振
子運動させ、当該クランク５Ｒを始め他のクランクも一
斉に揺り動かして、昇降フレームｌを被塗物２の搬送路
と直交する方向に揺動させる。

これにより、昇降フレーム１に取り付けられた塗装機３
Ａ〜３Ｃが、被塗物２の塗装面（上面）２ａと一定の塗
装距離を保つように昇降しながら当該塗装面２ａに沿っ
て往復運動する。

このとき、左右各一対のクランク５Ｒ，５Ｌに吊り下げ
られて揺動する昇降フレームｌは、左右の反転位置に近
づくほど塗装面２ａがら遠ざがらんとするが、左右のク
ランク５Ｒ，５Ｌは、右方向の反転位置に向かうに従っ
て右側クランク５Ｒの下端が左側クランク５Ｌの下端よ
りも漸次下方に下がって、両りランク５Ｒ，５Ｌ間に連
結された支持座６を水平状態から右下がりに傾動させ、
また、左方向の反転位置に向かうに従って左側クランク
５Ｌの下端が右側クランク５Ｒの下端よりも漸次下方に
下がって、両りランク５Ｒ，５Ｌ間に連結された支持座
６を水平状態から左下がりに傾動させる。

これによって、塗装面２ａがら遠ざがらんとする昇降フ
Ｌ／−ム１の動きが、当該昇降フレームｌを支持する支
持座６が左右に傾く動きによって相殺され、昇降フレー
ム１全体を一定の高さで水平にｔ’Ａ動させることがで
きる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、塗装機を取り付け
た昇降フレームを被塗物の搬送路上直交する方向に揺動
させることにより、当該昇降フレームからゴミや埃が落
下することを防止できると共に、当該昇降フレームがそ
の反転位置に近づくにつれて塗装面から遠ざかることな
く、塗装面との間に一定の高さを保って揺動するので、
非常に高品質な塗装が可能になるという大変価れた効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による自動塗装装置の一例を示す正面図
、 第２図はその動作を示す説明図である。 符号の説明 昇降フレーム、 被塗物、 ３Ａ〜３　Ｃ−・・ 塗装機、 ４Ｒ。 し 昇降体、 ５Ｒ。 ５　Ｌ・ 左右 のクランク、 支持座。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　複数台の塗装機が所定間隔で取り付けられた昇降フレ
   ーム（１）を、左右の昇降体（４Ｒ）、（４Ｌ）から水
   平に吊り下げて、被塗物（２）の搬送路と直交する方向
   に揺動させながら昇降させるように成された自動塗装装
   置において、前記各昇降体（４Ｒ）、（４Ｌ）に、夫々
   左右一対のクランク（５Ｒ）、（５Ｌ）が下方に向けて
   取り付けられると共に、当該両クランク（５Ｒ）、（５
   Ｌ）の下端が、その上端間の間隔よりも狭い間隔で前記
   昇降フレーム（１）の左右両端を支持する各支持座（６
   ）の左右に連結されて、四節機構が構成され、前記各支
   持座（６）は、夫々前記クランク（５Ｒ）、（５Ｌ）と
   の連結部よりも高位置で前記昇降フレーム（１）に対し
   て左右方向に回動可能に連結されていることを特徴とす
   る自動塗装装置。