JPH02122848A - 竪型ミルの制御方法及びその装置 - Google Patents

竪型ミルの制御方法及びその装置

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JPH02122848A
JPH02122848A JP27602488A JP27602488A JPH02122848A JP H02122848 A JPH02122848 A JP H02122848A JP 27602488 A JP27602488 A JP 27602488A JP 27602488 A JP27602488 A JP 27602488A JP H02122848 A JPH02122848 A JP H02122848A
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Hitoshi Ogata
緒形 仁
Masumi Nakagawa
中川 真澄
Kouichi Nakata
名方 厚一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野1 本発明は、セメント原料及び生石灰等の粒塊状物を粉砕
する竪型ミルの制御方法及びその装置に関し、さらに詳
しくは、ミルの運転を安定させ。
ミル粉砕能力を最大限に発揮させるための制御方法及び
その装置に関する。
[従来の技術] 竪型ミルは、第5図に示すように構成され、粉砕物は次
に示す過程で粉砕される。
粉砕物は貯蔵槽lより抜き出され定徽供給装置(以下P
Mという)2により所定量計量され、投入シュート3を
介してミル内のテーブル4上に供給される。該テーブル
4上には、テーブルの回転に協動して回動する複数個の
粉砕ローラ5が設置されている。前記テーブル4上の粉
砕物は、テーブル4の回転に伴う遠心力によりテーブル
4の円周縁に移動する間に前記粉砕ローラ5に噛み込ま
れて咥潰粉砕され、該テーブル縁よりテーブル外周とミ
ル本体との間に形成されている吹き上げ部6に放出され
る。
また、ミル本体下部には、原料乾燥用の熱ガス7が導入
されており、前記テーブル4より放出された粉砕物のう
ち粒径の細かいものは、テーブル4の下方より前記吹き
上げ部6を通って上方に吹き上げられているガス流に同
伴されて分級機8に搬送され、粗粉と細粉とに分級され
、粗粉はミル内を落下し前記テーブル4上に戻され、細
粉は製品として熱ガス7と共にミル外に排出される。
方熱ガス流に乗らなかった粒径の粗い粉砕物は、テーブ
ル4の下方に落下しミル本体より排出されバケットエレ
ベータ9等の輸送機により前記貯蔵槽1に運搬され、′
ijT規に供給される粉砕物と共にPM2により抜き出
され、シュート3を介して前記テーブル4上に戻される
前記ミルの運転制御は、ミル本体に導入される熱ガスの
静圧とミル外に排出されるガスの静圧との差(以下ミル
差圧という)が一定となるようにP M 2の可変速モ
ータの回転数の設定値を制御卸し、供給機はこの設定値
となるように供給機の速度を制御している。即ち、ミル
差圧を検出する検出器10、検出器10の検出値を電気
信号に変換する差圧発信器、送られてきた前記信号と設
定値との偏差を検出し、その偏差値が零となるようにP
Mの可変速モータの回転数の設定値を出力する差圧制御
器と、該差圧制御器より出力されてきた設定値との偏差
がなくなるようにPMのベルトスピードを制御するPM
コントローラとから構成されている。
また、オペレータはテーブル駆動電力及び前記バケット
エレベータ(以下循fi B Eと称する)の駆動電力
値が一定の範囲内に入るようにPM2の設定値を変更し
ている。
通常ミル粉砕には乾燥と粉砕を同時に行うため、ミルに
熱ガス7を吸引しており、この熱ガス源として通常焼成
炉等の廃棄熱を利用している。
この場合吸引するガスの温度変化が大きく、これに伴い
、吸引ガス啜も変動するため、ミル出口ガス温度をガス
温度計11で検出し、該出口ガス温度が一定となるよう
にミル内故水制御器12を制御している。
[発明が解決しようとする課題] 前記ミルの作動状況の変動要因は、粉砕物の含水用1粒
度構成、粉砕性等の粉砕物の物性、吸引ガスの温度変化
及び製品の粉末度の変更等である。特に粉砕物の物性が
変動すると、ローラへの噛み込み量が変動し、テーブル
上の粉砕物の量、即ちテーブル上の層厚が変化し、該テ
ーブルより吹き上げ部に溢流する量が変化する。この看
が変動するとミル内のガスに搬送される粉砕物の量が変
化すると共に、ミル内の内部循環量も変動しミル差圧が
変化する6またテーブル上の粉砕物の層厚が変動すると
テーブルの駆動電力値及び前記循環BEの電力値が変動
する。
更に、ミル内に吸引するガス入口温度の変化に伴いミル
出口ガス温度、即ちミル吸引ファン13の入口ガス温度
も変化するため、吸引ガス量が変化すると共に、ミル内
の粉砕物の乾燥状況が変動し、粉砕ローラへの噛み込み
量が変動してテーブル上の粉砕物の層厚が変化するため
、ミル差圧等が変動して運転状況が不安定となる。この
対応策として、ミル出口ガス温度が一定となるようにミ
ル内への散水量を制御しているが、散水量と出口温度と
の間に応答遅れが存在するため、現状のP I D (
proportional integral and
 differential)演算による制御等ではあ
る程度の変動は避けることができなかった。
製品の粉末度を変重した場合でも前記と同様に各検出値
が変動し、オペレータはミル粉砕量が最大となるよう前
記設定値を変重しなければならず、常時細心の注意と前
記変動要素の一つが変動すると他の要素がどのように変
化するかを推測する必要があり、豊富な経験と総合的な
判断力を必要としていた。
[課題を解決するための手段] 上記問題点を解決し、操作性が良く且つミルの粉砕能力
を最大限に発揮させる制御方法及び装置を開発するため
1種々の研究を実施した結果1次に示す制御方法及びそ
の装置を開発するに至った。
(A)制御方法 制御方法として、ミルの制御対象を、次のように3項目
とした。
■ 粉砕物供給量の制御。
■ ミル内の散水量の制御。
■ 粉砕ローラの押圧油圧力の制御。
以上のIII (B対象の基準値を計算機によってファ
ジィ推論させ、各個が基準値と等しくなるように制御す
る。すなわち。
■ 粉砕物供給量の制御。
粉砕ローラ又はミル振動値と、テーブル駆動電力値と、
循環BEの電力値及びその変化率と、ミル差圧の各個を
入力変数として計算機に入力し、前辺て入力しておいた
ファジィ理論に基づくテーブル駆動電力値の許容限度内
で粉砕物供給量が最大となるように定めた制御規則及び
各変数の最適値に基づき、凸変敢が最適値に近似するよ
うにPMの供給量基準値を計W機によりファジィ推論さ
せ、この結果を粉砕物供給量の基$値として供給量制御
器に出力し、制御器が供給量をこの供給量基準値に一致
するように制御する。
■ ミル内の散水量の制御。
粉砕ローラ又はミル振動値、ミル入口ガス温度の変化率
、ミル出口ガス温度及びその変化率の各個を人力変数と
して計算機に入力し、前辺て人力しておいたファジィ理
論に基づくミル出口ガス温度が一定となるように定めた
制ti規則及び各変数の最適値に基づき、各変数が最適
値に近似するようにミル内散水量の基準値を計算機によ
りファジィ推論させ、この結果をミル内政水量の基準値
として散水壜制御器に出力し、制御器が散水量基準値と
一致するように散水量を制御する。
■ 粉砕ローラの押圧用油圧力の制御。
粉砕ローラまたはミル振動値、テーブル駆動電力値、粉
砕ローラリフト量および/または扮砕ローラ回転数の各
個を入力変数として計算機に入力し、前置て人力してお
いた粉砕ローラリフト量オよび/または粉砕ローラ回転
数とテブル駆動電力値が所定値となるように定めた制御
規則及び各変数の最適値に基づき、各変数が最適値に近
似するように粉砕ローラ押圧用油圧の基準値を計算機に
よりファジィ推論させ、この結果を抑圧用油圧制御器に
出力し、制御抑型が油圧基準値と一致するように粉砕ロ
ーラ押圧用油圧力を制御する。
(B)制御装置 次に1本発明方法を好適に実施することを可能とする制
御装置は。
■ 粉砕ローラ又はミル本体の振動値、テーブル駆動電
力値、ミル差圧値、ミル出入口ガス温度、循[BE(バ
ケットエレベータ)の電力値、粉砕ローラリフト量及び
/又は粉砕ローラ回転数の各計測器と。
■ ミル出口ガス温度及び循環バケットエレベータの電
力値から夫々の変化率を演算すると共に予め設定された
前記各個のファジィ理論に基づくファジィ変数と、該変
数を組合せた制御規則と、前記各計測値及び演算値とか
ら、3計測演算値がファジィ変数の最適値に近似するよ
うに粉砕物供給量又はミル内散水頃或は粉砕ローラ押圧
力の基準値をファジィ推論する計算機と。
@ 各基準値を夫々の操業値と比較し各操業値が夫々の
基準値と等しくなるように粉砕物供給■又はミル内敗水
1或は粉砕ローラ押圧力を制御片する各側(抑型と、 から構成した。
〔作用1 粉砕性等の供給物の物性が変動した場合、粉砕ローラへ
の噛み込みゼが変化し、テーブルトの層厚が変化する。
これに伴ない、テーブルよりの溢流量が変化すると共に
、溢流量の粒度構成も変化するため、ミル吸引ガスに搬
送される雀と搬送されずにミル下部より排出されて循環
BEに輸送される量が変化する。即ちミル内通風抵抗値
の変化による差圧と循環BE電力値が変化する。
さらに、粉砕ローラ噛込み量の変化、即ち粉砕仕事量が
変化しテーブル駆動電力値と層厚の変化に伴ない粉砕ロ
ーラリフト徹および粉砕ローラの振動値が変化する。従
って、粉砕ローラまたはミル振動値、ミル差圧、テーブ
ル駆動電力値および循環BE電力値を計測し、各計Ij
lII値が一定範囲内に入るようにミルへの粉砕物の供
給量を制御することにより、テーブル上の粉砕物の層厚
を一定とすることができ、ミルの粉砕状況を安定化させ
ることができる。
なお、粉砕ローラ振動値は、設置している各ローラの振
動値に変えて、該ローラを介しで伝達されるミル本体の
振動値を計測しても良い。
ミル吸引ガスは第5図に示すごとくキルン排ガスを吸引
するようになっており、ミル出口ガス温度が変化すると
吸引ガス看も変化する。ミル出口ガス温度の変化要因と
して、ミル入口ガス温度および粉砕物の含水量の変化が
あげられる。ミル入りロガス温度が変化すると、テーブ
ル上の粉砕物の乾燥状況が変化してテーブル上の層厚と
ミル出口ガス温度が変化する。また粉砕物の含水にか変
化するとテーブル上の層厚とミル出口ガス温度が変化す
る。従って、ミル出入口ガス温度と、ミル出口ガス温度
変化率と、層厚の変動に伴う粉砕ローラ振動値とを計測
或は油算し、これらの値を最適値に近づけることにより
ミル出口ガス温度を一定にすることができる。即ち、ミ
ル出口ガス温度を一定とすることにより、ミル内部循I
)雀とミル吸引ガス看を安定させるとともに、粉砕物の
含水1を一定とすることができ、粉砕ローラに噛込む壜
を安定させることができる。
テーブル駆動電力値は、粉砕ローラの抑圧が一定の場合
、テーブルの粉砕物の粉砕性が悪くなれば粉砕ローラへ
の噛み込みが悪くなりテーブル上の層厚が変化し、粉砕
性[1が減少するため該テーブル駆動電力値が下がり、
粉砕性が良くなれば該電力値が増加するため、テーブル
ーヒの層厚を一定に保つように粉砕ローラの押圧値を変
化させ、該ローラ、のリフト量を一定に保つと共に、該
テーブルの駆動電力値を安定させることにより、ミルの
電力原単位を最小値に、即ち粉砕能力を最大限に発揮さ
せることができる。
以上説明したように、粉砕物の物性およびガス温度等が
変動した場合、粉砕ローラまたはミル振動値、ミル差圧
、テーブル駆動電力値および循環BE電力値及びその変
化率、ミル出入口ガス温度、ミル出口ガス温度の変化率
0層厚の変動に伴う粉砕ローラ振動値等に与える影響は
複雑に噛み合っており、これらを過去のデータより解析
し、ミルへの粉砕物供給樋、ミル出口温度および粉砕ロ
ーラ押圧値を各々ファジィ推論により求めた基準値に保
つように制御することにより、ミルの運転状況を安定さ
せ、ミル粉砕能力を最大限に発揮させることができる。
この際、ファジィ計算機に予め設定値として入力してお
く値は、過去の運転データを解析して得られた値である
循r= B Hの輸送量は、該BEの駆動電力値と輸送
用との関係を前取て調査しておきこの結果を計算機に入
力しておくことにより求められる。
またBE電力値およびミル出口ガス温度の変化率は、単
位時間のBE電力値およびミル出口ガス温度の変化量を
演算させ、その結果をファジィ計算機に出力させる。ロ
ーラリフト量、テーブル駆動電力値およびローラまたは
ミル振動値等のように短周期にその値が変化するものは
、その変化率を平滑化(1次、遅れ演算)してファジィ
計算機に人力する。
次に、ファジィ推論の一例を第3図により説明する。第
3図(a)は、循環BE輸送131(CBLとする)、
ミル電力(MLOとする)、ミル本体の振動値(VIB
とする)を入力変数とし、定量供給装置のモータ回転1
(FR5とする)の変更値を出力させる場合の例である
。各グラフは夫々CBL、MLO,VIBおよびFR5
のメンバーシップ関数を示している。先ず、第3図で使
用されているファジィ変数の意味は次の通りである。
SA (small )       ノドさい5 M
 (B@311 medius+)   少し小さいM
 M (mediam)       清適ML (m
ediun+ large)   少し大きいL A 
(large )      大きいS T (sma
ller than)    〜より小さいG T (
greater than)    〜より大きいN 
B (negative big)   負で大きくN
 M (negative mediun+ )負で中
位N S (negative small)  負で
小さくl E (zero)        ゼロP 
S (positive 5IIIall)  正で小
さくP M (positive n+ediu+m 
)正で中位P B (positive big)  
 正で大きく本例では制御規則を2式としており、プロ
グラミング言語(例えば、RASIC)に使用されてい
るIF−THEN型式で表現されている。
第3図(b)、第3図(c)はそれぞれ制御規則(1)
および制御用UIJ(]に対応して設定されている。す
なわち、制御規則(1)について云えば、若し。
CBL=MM、・MLO=MM、VIB=STであるな
らば、FR3=ZEであると云う意味である。
この時の操業値が、CBL=21T/H。
MLO=590kw、V I B=l 6umであると
すれば、各操業値に対するグレード(0〜l)を第3図
(b)のメンバーシップ関数から求める。
CBL、MLO,VI BICつ(+’て各fi :/
 バー シ、/ブ関数のグレード中最小グレード(この
場合は第3図(b)のCBLのメンバーシップ関数)が
、FR5のメンバーシップ関数のグレードとなる(斜線
の3角形で示す)、制御規則(2)についても同様の処
理を行ない第3図(C)に示すFR5のメンバーシップ
関数のグレードを求める(斜線の3角形で示す)。
次いで第3図(d)に示すように、第3図(b)、第3
図(c)の両斜線の3角形の和集合を求め、この和集合
面積の2等分点の座標位置−2が求められ、この値を現
在の設定値と加算することによって新設定値が求められ
る。この新設定値を計算機の出力として定量供給装置の
モータ回転数PrDコントローラに与える。
〔実施例] 本発明の制御方法を使用し、第1表に示す仕様の竪型ミ
ルを用いて粉砕物(セメント原料)を粉砕した。
第1表ミル主要設備仕様値 第1図は、本発明の制御方法ならびに制御装置を示すブ
ロック図である。貯蔵層内の粉砕物(セメント原料)は
PM2により所定量計重され、投入シュートを介してミ
ル内のテーブル4上に供給され、テーブル4の回転に伴
う遠心力によりテーブル4の円周縁に移動する間に粉砕
ローラ5に噛み込まれて圧潰粉砕され、該テーブル縁よ
りテーブル外周とミル本体との間に形成されている吹き
上げ部に放出される。
また、ミル本体下部には、原料乾燥用の熱ガスが導入さ
れており、粉砕されたセメント原料はテーブル4の下方
より前記吹き上げ部を通って上方に吹きげられているガ
ス流に同伴されて分級機8に搬送され、粗粉と細粉とに
分級され、粗粉はミル内を落下し前記テーブル4上に戻
され、細粉は製品として熱ガスと共にミル外に排出され
る。
一方熱ガス流に乗らなかった粗粒のセメント原料は、テ
ーブル4の下方に落下しミル本体より排出され@環BE
9により貯蔵層に運搬され、新規セメント原料と共にプ
ログラムによって所定π計量され、シュートを介して前
記テーブル4上に戻される。
本ミル装置には第1図に示すように、PM(定量供給器
)2の回転数計15.流量計16.テーブル駆動電力計
17.循環BE電力計18.ミル人ロガス温度計19.
  ミル出ロガス1品度計20゜粉砕ローラリフト量検
出器21.粉砕ローラ回転数検出器22.粉砕ローラ油
圧計23.粉砕ロラ振動計24及びミル差圧検出器25
が設置されており、各計器にはデータ送信用の発信器(
図示していない)が付設されている。
第2図(a)、(b)、(c)は、夫々粉砕物供給量、
散水量、粉砕ローラ押圧値の各側(抑型30.40.5
0及びその制御系統のフローを示している。
(1)粉砕物供給量の制御 ミル本体に設置した振動計24により計測された計測値
は、振れ幅か大きいため一般に市販されているプログラ
マブルな制gIJi530に人力し、制御器30内のL
AG (−次遅れの演算器)で−次遅れの演算を行なわ
せて計測値の平滑化を行ない、ファジィ計算機FLCI
に人力させる。
テーブル駆動電力値及びミル差圧値も同様にLAGによ
って平滑化を行ない、ファジィ計算機FLCIに人力さ
せる。
循環BE9の駆動電力値の計測値は、制iil器30に
人力し、前取て制(抑型30に人力しておいた電力値と
輸送量との関係式より輸送mを算出させると共に、単位
時間における人力11αの変fヒがよりその変化率を演
算させ、ファジィ計算機F[、C1に人力させる。
ファジィ計W機FLCIには、過去の操業実績に基づい
て循f還BEの電力値とテーブル駆動電力値が最適値と
なるように解析された各人力値の最適値および最適値に
比べ小さいあるいは大きいといったファジィ変数を組み
合わせた制fJ[l規則が人力されており、この制御規
則に基づいて計測された各人力値が最適値に近似するよ
うに供給値の基準値、即ち供給機の可変速モータ26の
回転数の基準値をファジィ推論させ、その結果を制(抑
型30に出力する。制@器30において、その基準値と
可変速モータ回転数との偏差が零となるようにPID演
算を行なわせ、可変速モータ26の回転数を制御する。
(2)ミル内の散水着の制御 ミル振動値と、ミル出入口温度を制+211器40に入
力させ、LAGにより平滑化させたミル振動値、ミル出
入口温度及びミル出口ガス温度の変化率を入力変数とし
てファジィ計算機FLC2に入力させ、予めFLC2に
入力させである過去の運転実績よりミル出口ガス温度が
最適値となるように解析された各計測値の最適値および
最適値に比べ小さいあるいは大きいといったファジィ変
数とこれらの変数を組み合わせた制御規則に基づいて、
ミル出口ガス温度が最適値に近づくようにファジィ推論
させた結果をミル内故水量の基準値として制(if器4
0に出力する。制御器40において出力されてきた基準
値と散水量との偏差が零となるようにPID演算を行い
、rJ!l水量調節弁27の制御を行う。
(3)粉砕ローラの抑圧油圧力の制御 ミル振動値と、テーブル駆動電力値と、粉砕ローラリフ
ト値及びローラ回転数を制fil器50の各LAGに入
力し、各計測値を平滑化させた後、ファジィ計算機FL
C3に人力させ、FLC3に前取て入力させである過去
の運転実績より粉砕ローラリフト量及びテーブル駆動電
力値が最適値になるように解析された各計測値の最適値
及び最適値に比べ小さい或は大きいと云ったファジィ変
数とこれらの変数を組合せた制御規則に基づいて、ファ
ジィ推論により求められた粉砕ローラ押圧用油圧力の基
準値を制御器50に出力する。制御器50では、基準値
と油圧値との偏差が零となるようにPID演算を行い、
油圧のリリーフ弁28の開度を調節する。
なお、比較のため運転条件をミル製粉(製品)の88μ
m残分を10%として、本発明を採用した場合としない
場合との運転結果は、第4図に示す如く安定した運転結
果を示し、電力原単位も第2表に示す様に従来の制御方
法に比ベロ〜8%削減することができた。
本発明ではファジィ計算機として富士電気製汎用ファジ
ィコントローラを用いた。
〔発明の効果1 本発明は1次のような優れた効果があることが確認され
た。
粉砕物の物性の変動及びミル内に導入しているガス温度
の変化等の粉砕条件の変化に対しても素早く対応できる
ようになり、ミルの運転状況が安定した。特に、セメン
ト原料を粉砕する場合、原料の一種である粘土等のいわ
ゆる原料切れによる粉砕性の急変や、また、ミルの乾燥
用熱源としてキルン系の排ガスを吸引していることに起
因し、該ガス風量の瞬間的な変動に対しても1本発明を
採用することにより自動的に対応可能となった。
また、運転の安定化により、ミル粉砕能力を最大限に発
揮させることができミル電力原単位が減少すると共に、
オペレーターの負担が減少し省力化が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制御方法並びに制御卸装置を示すブロ
ック図、第2図(a)、(b)、(c)は、夫々粉砕物
供給量1敗水量、粉砕ローラ押圧値の各制御系統のフロ
ー、第3図は本発明の作用説明図でありファジィ推論の
一例の方法を示し、第4図は本発明および従来例の運転
状況を示すトレンドグラフ、第5図は従来例の説明図で
ある。 2・・・定量供給装置(PM) 9−・・6i[BE(バケットエレベータ)IO−・・
ミル差圧検出器 11・・・ガス温度計 12・・−散水制御器 13・・−ミル吸引ファン 15・・一回転数計 16・・・流量計 17・・・電力計 18・・−BE電力計 19・・・入口ガス温度計 20・・・出口ガス温度計 21・・−リフト量検出器 22・・・回転数検出器 23・・−油圧計 24・・−ローラ振動計 25・−・ミル差圧検出器 26・・−可変速モータ 27・・・調節弁 28・・−リリーフ弁 30、 40. 50 ・・・即日抑型LAG・・−一
次遅れの演算器 FLCI、2,3・・・ファジィ計算機比 代 願 理 人 人 三菱鉱業セメント株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 竪型ミルの制御方法において、粉砕ローラ又はミル
    本体の振動値、テーブル駆動電力 値、循環バケットエレベータの電力値及びその変化率、
    ミル差圧の各値のファジィ理論に基づくファジィ変数と
    該変数を組合せた制御規則とを予め設定しておき、前記
    粉砕ローラ又はミル本体の振動値、テーブル駆動電力 値、循環バケットエレベータの電力値及びその変化率、
    ミル差圧の各々を計測して求め、該各値が前記制御規則
    に則り前記ファジィ変数の各最適値に近似するように粉
    砕物供給量の基準値をファジィ推論により求め、該基準
    値に等しくなるように該粉砕物供給量を制御することを
    特徴とする竪型ミルの制御方法。 2 竪型ミルの制御方法において、粉砕ローラ又はミル
    本体の振動値、ミル入口ガス温度の変化率、ミル出口ガ
    ス温度及びその変化率の各値のファジィ理論に基づくフ
    ァジィ変数と該変数を組合せた制御規則とを予め設定し
    ておき、前記粉砕ローラ又はミル本体の振動 値、ミル入口ガス温度の変化率、ミル出口ガス温度及び
    その変化率を計測して求め、該各値が前記制御規則に則
    り前記ファジィ変数の各最適値に近似するようにミル内
    散水量の基準値をファジィ推論により求め、該基準値に
    等しくなるように該ミル内散水量を制御することを特徴
    とする竪型ミルの制御方法。 3 竪型ミルの制御方法において、粉砕ローラ又はミル
    本体の振動値、テーブル駆動電力 値、粉砕ローラリフト量及び/又は粉砕ローラ回転数の
    各値のファジィ理論に基づくファジィ変数と該変数を組
    合せた制御規則とを予め設定しておき、前記粉砕ローラ
    又はミル本体の振動値、テーブル駆動電力値、粉砕ロー
    ラリフト量及び/又は粉砕ローラ回転数を計測し、該各
    計測値が前記制御規則に則り前記ファジィ変数の各最適
    値に近似するように粉砕ローラ押圧力の基準値をファジ
    ィ推論により求め、該基準値に等しくなるように該粉砕
    ローラ押圧力を制御することを特徴とする竪型ミルの制
    御方法。 4 粉砕ローラ又はミル本体の振動値、テーブル駆動電
    力値、ミル差圧値、ミル出入口ガス温度、循環バケット
    エレベータの電力値、粉砕ローラリフト量及び/又は粉
    砕ローラ回転数の各計測器と、前記ミル出口ガス温度及
    び循環バケットエレベータの電力値から夫々の変化率を
    演算すると共に予め設定された前記各値のファジィ理論
    に基づくファジィ変数 と、該変数を組合せた制御規則と、前記各計測値及び演
    算値とから、該各計測演算値が前記ファジィ変数の最適
    値に近似するように粉砕物供給量又はミル内散水量或は
    粉砕ローラ押圧力の基準値をファジィ推論する計算機 と、各基準値を夫々の操業値と比較し各操業値が夫々の
    基準値と等しくなるように前記粉砕物供給量又はミル内
    散水量或は粉砕ローラ押圧力を制御する各制御器とから
    なることを特徴とする竪型ミルの制御装置。
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