JPH0212117B2 - - Google Patents

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JPH0212117B2
JPH0212117B2 JP61188889A JP18888986A JPH0212117B2 JP H0212117 B2 JPH0212117 B2 JP H0212117B2 JP 61188889 A JP61188889 A JP 61188889A JP 18888986 A JP18888986 A JP 18888986A JP H0212117 B2 JPH0212117 B2 JP H0212117B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catheter
guide wire
flexible
aorta
wound
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61188889A
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English (en)
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JPS6346173A (ja
Inventor
Juichi Furukawa
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Individual
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Publication of JPS6346173A publication Critical patent/JPS6346173A/ja
Publication of JPH0212117B2 publication Critical patent/JPH0212117B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は多目的に、安全にかつ確実に使用で
きる血管用カテーテルのガイドワイヤーに関する
ものであり、医療の分野で利用される。
[従来の技術] カテーテルを安全かつ確実に大動脈や大動脈枝
に導入することを目的として、ガイドワイヤーの
一端のフレキシブル部分に種々の大きさのJ字状
屈曲を設けたガイドワイヤーが開発されている。
[発明が解決しようとする問題点] 従来のガイドワイヤーは誘導目的に応じて異な
つた形状を有しているため、それぞれの目的に応
じたガイドワイヤーを幾種類も取り揃えておかね
ばならなかつた。
また、本発明者は屈曲のないカテーテルを大動
脈枝に安全かつ確実に誘導し得る新しいガイドワ
イヤーを開発したが(特開昭61−86663号)、この
ガイドワイヤーを用いるにはカテーテルを大動脈
内に誘導するための別のガイドワイヤーが必要で
ある。
[問題点を解決するための手段] この発明は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、この発明の多目的血管用ガイドワイヤーは、
その両端部をフレキシブルとし、該フレキシブル
部分の一方が少なくとも半周巻かれ、この部分に
続くハード部分も少なくとも半周巻かれ、これら
周回部分の最大径が大動脈内径以下となされると
共に、フレキシブル部分の他方にJ字状の屈曲を
有する構造からなつている。
[実施例] 以下に、この発明の多目的血管用ガイドワイヤ
ーの一例を示す図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明のガイドワイヤー1の中央部
省略側面図であり、ハード部分1aとその両端の
フレキシブル部分1b,1cとからなつている。
ハード部分1aとフレキシブル部分1b,1cは
いずれも同じ太さを有するが、図面では便宜的に
ハード部分1aを太く、フレキシブル部分1b,
1cを細く表わしてある。ガイドワイヤー1の材
質は従来のものと同様、復元力の良好なものが望
ましく、ハード部分1aからフレキシブル部分1
bおよび1cへの硬さの移行は滑らかで段階状の
ものが望ましい。
第1図では、一方のフレキシブル部分1bの先
端を囲むようにフレキシブル部分1bが約1.5周、
それに続いてハード部分1aが約1周ゼンマイ状
に巻かれているが、フレキシブル部分1bは少な
くとも半周、ハード部分1aも少なくとも半周巻
かれていればよい。また、第1図では周回部分が
略円形のゼンマイ状となされているが、この部分
の形状は特に限定されず、例えば略楕円形のゼン
マイ状であつてもよく、またゼンマイ状ではなく
てほぼ同じ大きさの円が重なつたような形状であ
つてもよい。
もう一方のフレキシブル部分1cは、従来のガ
イドワイヤーの先端部と同様、J字型に屈曲して
いる。
第2a〜2e図は、第1図のガイドワイヤー1
の使用例を示す模式図であり、まずフレキシブル
部分1c側から挿入されたガイドワイヤー1に導
かれてカテーテルCが大動脈A内に誘導される
(第2a図)。カテーテルCを所望の位置まで進入
させたのち、ガイドワイヤー1を抜去し、次いで
ガイドワイヤー1をフレキシブル部分1b側から
カテーテルC内に挿入し、ガイドワイヤー1の周
回部分がカテーテルCの先端から出ると、ガイド
ワイヤー1を構成する材質の復元力によりフレキ
シブル部分1bに誘導されてハード部分1aも大
動脈A内で逆転してゼンマイが形成される(第2
b図)。このとき、ハード部分1aの進入方向が
大動脈A内で確実に逆転するためには、ハード部
分1aが少なくとも半周巻かれており、かつ周回
部分の最大径が大動脈の内径以下でなければなら
ない。次いで、カテーテルCを大動脈A内に押し
進めると、カテーテルCの先端がガイドワイヤー
1のハード部分1aに沿つて進入し、カテーテル
Cの先端部分も大動脈A内で逆転する(第2c
図)。ひきつづきカテーテルCを押し進めて逆転
したカテーテルCの先端部が大動脈Aの内径以上
になつてからガイドワイヤー1を抜去する(第2
d図)。このとき、カテーテルCは大動脈A内で
先端部が常に下向きの状態にあり、かつ下向きの
先端部の長さが大動脈の内径以上であるため、カ
テーテルCを移動させてもその先端部の下向き状
態は変化せず、カテーテルCの移動によつて容易
に目的とする動脈にカテーテルCの先端部を進入
させることができる(第2e図)。また、目的と
する動脈に進入したカテーテルCの先端部は、造
影時においても外れることがない。
なお、上記の操作を繰り返すことにより、大動
脈の全ての分枝に安全にカテーテルを導入するこ
とが可能である。
[効果] この発明のガイドワイヤーを用いることによつ
て、従来複数種のガイドワイヤーを必要としてい
たカテーテル操作、すなわちカテーテルを大動脈
内に導入する操作およびカテーテルを目的とする
大動脈枝に導入する操作が一本のガイドワイヤー
で可能となる。
特に、この発明のガイドワイヤーと、本発明者
が先に開発したカテーテル(特願昭61−95188号)
とを組み合わせれば、一本のガイドワイヤーと一
本のカテーテルを用いて、ほぼ全大動脈枝へのカ
テーテルの選択的、超選択的導入操作が可能とな
る。このことはカテーテル操作技術の開発や手技
の簡便化をもたらし、ひいては血管造影検査の安
全性、確実性が高められたり、抗癌剤の動脈枝内
注射や動脈栓塞術がより簡便となつて、診断およ
び治療成績の向上がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のガイドワイヤーの一実施例
を示す中央部省略側面図であり、第2a〜2e図
はその使用例を示す縦断面図である。 1……ガイドワイヤー、1a……ハード部分、
1b,1c……フレキシブル部分、A……大動
脈、C……カテーテル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 血管用ガイドワイヤーの両端部をフレキシブ
    ルとし、該フレキシブル部分の一方が少なくとも
    半周巻かれ、この部分に続くハード部分も少なく
    とも半周巻かれ、これら周回部分の最大径が大動
    脈内径以下となされると共に、フレキシブル部分
    の他方にJ字状の屈曲を有することを特徴とする
    多目的血管用ガイドワイヤー。
JP61188889A 1986-08-12 1986-08-12 多目的血管用ガイドワイヤ− Granted JPS6346173A (ja)

Priority Applications (1)

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JP61188889A JPS6346173A (ja) 1986-08-12 1986-08-12 多目的血管用ガイドワイヤ−

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JP61188889A JPS6346173A (ja) 1986-08-12 1986-08-12 多目的血管用ガイドワイヤ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6346173A JPS6346173A (ja) 1988-02-27
JPH0212117B2 true JPH0212117B2 (ja) 1990-03-19

Family

ID=16231655

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JP61188889A Granted JPS6346173A (ja) 1986-08-12 1986-08-12 多目的血管用ガイドワイヤ−

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JPS6346173A (ja) 1988-02-27

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