JPH0212102Y2 - - Google Patents

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JPH0212102Y2
JPH0212102Y2 JP1984148111U JP14811184U JPH0212102Y2 JP H0212102 Y2 JPH0212102 Y2 JP H0212102Y2 JP 1984148111 U JP1984148111 U JP 1984148111U JP 14811184 U JP14811184 U JP 14811184U JP H0212102 Y2 JPH0212102 Y2 JP H0212102Y2
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seat
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floor
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、バス等の車両にみられるように車室
内の床の一部に、床下に設置した機器類の点検口
を有し、その点検口の上方に座席シートが設置さ
れる車両において、その点検口の開口部を塞ぐ点
検蓋構造に関するものである。
〔従来の技術〕
一般にバス等の車両では、空調装置その他の機
器類が床下に配設されており、これを点検整備す
る点検口が、室内シートレイアウトまたは床下配
置の都合上から座席シートの下に配置されること
がある。
このように点検口の上に座席シートが重複して
設置される場合、その点検口の上に設置される座
席シートは点検整備の際に邪魔にならないように
迅速に除去され、更に点検口を塞いでいる点検蓋
も容易に取外しができることが要求される。
そこで従来、この種の取外し可能な座席シート
に関しては、例えば実公昭54−40575号公報に記
載の先行技術が知られ、座席の支持脚の1つを自
在継手とし、他の支持脚を取り外して、自在継手
により座席を任意の方向に倒すことを可能にする
ことが提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、点検口の上に座席シートが重複
して設置されている場合、上述の先行技術のよう
に座席を転倒除去する形態のものでは、点検整備
に際して点検口を開口する時、その都度、座席を
支える1部の支持脚を床から取外し、重量物の座
席を支えながら転倒させ、その後において更に点
検蓋を取り外すという作業手順を要し、また点検
整備後は再び元に戻すためにその反対の作業手順
を要して、その作業性が極めて煩雑となる。
本考案は、上記の問題点に鑑み、点検整備に際
して点検口を開口する時、点検蓋が、その上に設
置される座席シートと共に連動して開放、除去さ
れ、且つ、点検口の上方に障害物を残さないよう
に開放される車両の点検蓋構造を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案による点検蓋
構造は、車室内の床の一部に、床下に設置した機
器類の点検口を有し、その点検口の開口領域の上
方に座席シートが設置される車両において、 上記点検口の開口部を塞ぐ点検蓋を有し、該点
検蓋は、その前方へ延出された水平取付けアーム
の前端を、点検口の直前に所定距離を離して立設
した座席シート支持脚の下端後部に起倒可能にヒ
ンジ連結させると共に、点検蓋とその上方に位置
される座席シート後部下面との間に跨つて両者の
間に、端部を屈折可能にヒンジ結合したリンクを
架設して連繋構造とし、 一方座席シートは、その着座シートの前端部を
前記支持脚の上端に上方へ向けて起立可能に結合
支持させると共に、該着座シートの後端に背もた
れ部を後方へ向けて傾動可能の屈折連結させた構
造とし、 上記着座シートを上方へ起立させ、背もたれ部
を後方へ傾動させて座席シートを前倒した時、座
席シートが、点検口より離れた支持脚の上端を支
点として該支持脚の上方へ直立する姿勢に前倒さ
れ、且つこれに連動して点検蓋が、連繋リンクを
介して上方へ回動され、リンクの屈折により座席
シートの背後位置に直立する姿勢で点検口の開口
部より偏位して開放される構成にしてなることを
特徴とする。
〔作 用〕
このように構成されていると、点検口を開放し
て点検整備作業を行う際、その点検口の上方に設
置される座席シートを、上方へ起立させて前倒す
ると、これに連繋して点検蓋も同時に開放される
構成となるから、点検蓋それ自体を単独に取り外
す作業が不要になり、また更に元に戻すのも単独
の作業が不要で、その点検口の開閉が容易かつ迅
速に行われる。
また点検蓋は、座席シートと共に、点検口の開
口領域から離間した偏位位置を支点として上方に
直立するよう開放され、点検口の開口領域が広く
開放されて、その点検口の上方には邪魔になる障
害物が残らない。
〔実施例〕
以下、添附図面を参照して本考案の一実施例を
説明する。
第1図は、本考案が適用された車両(バス)の
車室内(一部分)を示すもので、1はその車室内
の床を示し、この床1の中央通路4の両側には座
席シート3が所定の間隔をおいて前向きに設置さ
れており、或るシート3の下の床1に点検口2が
設けられている。
第2図ないし第4図を参照して点検口2の上に
設置される座席シート3の構成を説明すると、座
席シート3は、着座シート10とその後部に取付
けられる背もたれ部22とを有し、また座席シー
ト3の下の床1には、着座シート10の前部下方
に位置して床上に立設された支持脚30、点検口
2の開口部を塞ぐ点検蓋45とを有し、さらに支
持脚30と着座シート10、背もたれ部22、点
検蓋45の相互の間に取付けられる跳上げ折畳み
機構50およびワンタツチ式の操作機構65が装
備されている。
第4図に示すように着座シート10は、左右の
側板11の前後に横枠12,13を平行に固着
し、それらの横枠12,13の中心に縦枠14を
固着して枠組みされ、この上に着座シートクルシ
ヨン15が載置される。また縦枠14の後部には
背もたれ受け具16と出力ステー受けピン17
が、縦枠14の中間部にはフリーロツク受け具1
8が、前方横枠12の途中にはヨーク19が、更
に側板11の後方上部とその下部には背もたれ受
け部20およびリンク受けピン21が、それぞれ
取付けられている。
背もたれ部22は、門型の背もたれ部枠23の
下部両端にく字形のインナアーム24とアウタア
ーム25とを取付け、両アーム24,25の間に
連結枠26を固着して枠組みされ、ここに背もた
れ部クツシヨン27が固定される。また両アーム
24,25の側部にはボス28が、連結枠26の
中間には下方に向く連結棒取付具29が、それぞ
れ取付けられる。そしてかかる背もたれ部22
が、上記着座シート10に対して両アーム24,
25のボス28を、背もたれ受け具16、背もた
れ受け具20に嵌合して、背もたれ部22が着座
シート10に対して後方へ傾動可能に屈折連結さ
れている。なお符号41は肘掛けである。
支持脚30は、左右の縦枠31の上下に横枠3
2,33を平行に固着して枠組みされ、その縦枠
31の上端には、使用時用のストツパ34を有す
る取付具35とU字形断面を成して後ろ下りに傾
斜する支持具36とが、また下部後面には後述す
る点検蓋45の取付け用受け部37が、下端には
固定具38が、それぞれ取付けられている。また
上方横枠32には前倒時用のストツパ39が、下
方横枠33の途中の後面側にはフリーロツク及び
出力ステー取付具40が、それぞれ取付けられ
る。そしてかかる支持脚30は、固定具38を床
1にボルト締めして床1の上に垂直に固定される
のであり、この支持脚30に対して上記着座シー
ト10の前部が、支持具36にヨーク19をピン
結合して回動しながら前倒すべく組付けられる。
ここで、使用時に着座シート10が水平位置す
る場合は、ストツパ34に着座シート10の前方
横枠12が当つて規制し、跳ね上げ前倒時には、
その横枠12が他のストツパ39に当つて規制す
るようになつている。
点検蓋45は、蓋を兼ねた蓋体46の中心部前
方にセンタアーム47が延び、両側端前方にリン
ク取付用のサイドアーム48が取付けられ、セン
タアーム47の先端には取付具49が取付けてあ
る。そしてかかる点検蓋45は、取付具49を支
持脚30の受け部37にピン結合して組付けら
れ、使用時には床1の上に水平に載つて点検口2
を塞ぎ、この状態から上方に回転して起立するよ
うになつている。
跳上げ折畳み機構50は、フリーロツク51、
出力ステー52、連結棒53およびリンク54を
有する。上記フリーロツク51は、圧縮コイル等
を有するシリンダ55からシヤフト56が突出
し、ケーブル取付具57、ロツク解除レバー58
を有して、シヤフト56を引込めた状態でロツク
し、レバー操作によりそのロツクを解くものであ
る。そしてこのフリーロツク51は、シリンダ5
5の下端を支持脚30の取付具40に、シヤフト
56の上端を着座シート10の受け具18にピン
結合し、支持脚30の後方下部と着座シート10
の途中との間に設置される。上記出力ステー52
は、ガス等が封入されるチユーブ60からロツド
61が突出し、圧縮されたガス力でロツド61を
滑らかに突出作用するものである。そして、この
出力ステー52は、ロツド61の下端を支持脚3
0の取付具40に、チユーブ60の上端を着座シ
ート10の受けピン17にそれぞれピン結合し、
支持脚30の後方下部と着座シート10の後部と
の間に跨つて傾いて設置される。
連結棒53は、長さ調整されるものであり、そ
の両端を支持脚30の支持具36の下部と背もた
れ部22の取付具29とにピン結合し、着座シー
ト10の直下で両者の間に連結される。リンク5
4は、両端を着座シート10のピン21と点検蓋
45のサイドアーム48とにピン結合し、着座シ
ート10の後部下方に垂直に設置され、使用時に
脚の一部を成す。またピン21での結合部におい
て、側板11とリンク54との間にはスプリング
62が付勢され、着座シート10に対してリンク
54と点検蓋45を拡開または反転して折畳むよ
うになつている。
操作機構65は、床1の所定の個所に固定され
るケース66に枢支したシヤフト67に操作ペダ
ル68の一端が取付けられ、シヤフト67と一体
的なフツク69と、フリーロツク51のロツク解
除レバー58との間にケーブル70のインナ70
aが接続され、そのアウタ70bの両端は、ケー
ス側の金具71とケーブル取付具57とにより支
持される。操作ペダル68にはスプリング72が
付勢され、かつその上限がストツパ73により規
制されており、操作ペダル68を足で踏込むこと
により、ケーブルインナ70aを引張つてレバー
58を解除作用するようになつている。
次に、このように構成された座席シート3の作
用について説明する。
先ず、第2図、第3図に示す使用時においては
フリーロツク51のロツクにより出力ステー52
が収縮状態に保たれることで、着座シート10は
ストツパ34の作用も伴つて水平に位置する。こ
のとき連結棒53、取付具29、連結枠26およ
びアーム24と25とにより、着座シート10に
対する背もたれ部22の角度が略90度に固定保持
される。また着座シート10に対してリンク54
が略垂直に起立することで点検蓋45は床1の側
に押付けられることになり、これにより蓋体46
は点検口2を塞ぐように床1上に載置され、リン
ク54は略垂直になつて支持脚30と共に脚の働
きを行う。
一方、この状態で点検時に操作ペダル68を踏
込んでフリーロツク51のロツクを解除すると、
出力ステー52は伸長するため、着座シート10
は支持脚30の支持具36とヨーク19との結合
部を支点にして上方に回動する。またこれに伴い
背もたれ部22も前倒するが、この場合に連結棒
53が、支持具36との結合部を支点にして回転
しながら取付具29を引張ることで、背もたれ部
22の着座シート10に対する角度が徐々に鈍角
に開く。更に着座シート10の上方回動に伴つて
リンク54は第1図の反時計方向に回転し、これ
よりリンク54と点検蓋45は着座シート10の
側に折畳まれる。こうして最終的には第2図の二
点鎖線で示すように着座シート10、背もたれ部
22、リンク54、点検蓋45等が前のシートと
の間のスペースにおいて前方に跳ね上つて直立す
るように折畳まれ、支持脚30に沿つて略垂直に
起立した状態になり、この姿勢がストツパ39で
保持される。そしてこのとき、点検口2は、その
上方に何も無い状態で全開する。
なお上記跳ね上げ作用においては着座シート1
0を少し持上げると、そこにリンク54、点検蓋
45が折畳まれて点検口2を直ちに全開近くに開
くため、点検時においては操作ペダル68の踏込
みを途中で解いてロツクし、着座シート10等を
跳ね上げ途中で停止させて作業をすることも可能
である。
以上、本考案の一実施例について述べたが、手
の操作でロツク解除しても良く、ケーブル以外の
手段も用い得ることは勿論である。また1人掛け
用シートにも適用し得る。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案によれば、点検
口2を開放して点検整備作業を行う際、その点検
口2の上方に設置される着座シート3を、上方へ
起立させて前倒すると、これに連繋して点検蓋4
5も同時に開放される構成であるから、次の述べ
るような効果が得られる。
(1) 点検整備作業に際し、点検蓋45それ自体を
単独に取り外す作業が不要になり、また更に元
に戻すのも単独の作業が不要で、その点検口2
の開閉が容易かつ迅速に行われることより、点
検整備の作業性が大きく向上する。
(2) また点検蓋45は、着座シート3共に、点検
口の開口領域から離間した偏位位置(支持脚3
0の立設位置)を支点として上方に直立するよ
う開放され、点検口の開口領域が広く開放され
て、その点検口の上方には邪魔になる障害物が
残らないことから、点検整備の作業が行い易く
なり、この点からも点検整備の作業性が大きく
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用される車両の室内レイア
ウトの1例を概略的に示す平面図、第2図は要部
となる着座シートおよび点検蓋の部分を示す側面
図、第3図は同正面図、第4図は同分解斜視図で
ある。 1……床、2……点検口、3……座席シート、
10……着座シート、22……背もたれ部、30
……支持脚、45……点検蓋、50……跳上げ折
畳み機構、65……操作機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車室内の床の一部に、床下に設置した機器類の
    点検口を有し、その点検口の開口領域の上方に座
    席シートが設置される車両において、 上記点検口の開口部を塞ぐ点検蓋を有し、該点
    検蓋は、その前方へ延出された水平取付けアーム
    の前端を、点検口の直前に所定距離を離して立設
    した座席シート支持脚の下端後部に起倒可能にヒ
    ンジ連結させると共に、点検蓋とその上方に位置
    される座席シート後部下面との間に跨つて両者の
    間に、端部を屈折可能にヒンジ結合したリンクを
    架設して連繁構造とし、 一方座席シートは、その着座シートの前端部を
    前記支持脚の上端に上方へ向けて起立可能に結合
    支持させると共に、該着座シートの後端に背もた
    れ部を後方へ向けて傾動可能の屈折連結させた構
    造とし、 上記着座シートを上方へ起立させ、背もたれ部
    を後方へ傾動させて座席シートを前倒した時、座
    席シートが、点検口より離れた支持脚の上端を支
    点として該支持脚の上方へ直立する姿勢に前倒さ
    れ、且つこれに連動して点検蓋が、連繋リンクを
    介して上方へ回動され、リンクの屈折により座席
    シートの背後位置に直立する姿勢で点検口の開口
    部より偏位して開放される構成にしてなることを
    特徴とする車両の点検蓋構造。
JP1984148111U 1984-09-29 1984-09-29 Expired JPH0212102Y2 (ja)

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JP1984148111U JPH0212102Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29

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Publication Number Publication Date
JPS6162683U JPS6162683U (ja) 1986-04-26
JPH0212102Y2 true JPH0212102Y2 (ja) 1990-04-05

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ID=30706330

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