JPH02120278A - U字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法 - Google Patents
U字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法Info
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- JPH02120278A JPH02120278A JP63270971A JP27097188A JPH02120278A JP H02120278 A JPH02120278 A JP H02120278A JP 63270971 A JP63270971 A JP 63270971A JP 27097188 A JP27097188 A JP 27097188A JP H02120278 A JPH02120278 A JP H02120278A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、横断面がU字形状をした炭素繊維/炭素コン
ポジット(以下、C/Cコンポジットという)の製造方
法に関する。
ポジット(以下、C/Cコンポジットという)の製造方
法に関する。
(従来の技術)
マトリクスが炭素(または黒鉛)で、強化材が炭素繊維
(または黒鉛繊維)から成るC/Cコンポジットは、そ
の機械的強度が著しく大きいので各種構造材として利用
されているが、他方では導電性を有していることから抵
抗発熱体としての用途も注目されている。
(または黒鉛繊維)から成るC/Cコンポジットは、そ
の機械的強度が著しく大きいので各種構造材として利用
されているが、他方では導電性を有していることから抵
抗発熱体としての用途も注目されている。
しかも、C/Cコンポジットはその機械的強度が大きい
ので、薄形または細径にして使用しても折損したりする
ことが少ない、そのため、この材料を用いると、複雑で
精密な形状の発熱体を製作することができる。
ので、薄形または細径にして使用しても折損したりする
ことが少ない、そのため、この材料を用いると、複雑で
精密な形状の発熱体を製作することができる。
ところで、発熱体の1つとして、第5図に示すように、
その横断面形状が、所定厚みのC/Cコンポジット板が
左右対称に屈曲しているU字形状をしたものがある。
その横断面形状が、所定厚みのC/Cコンポジット板が
左右対称に屈曲しているU字形状をしたものがある。
また、第6図に示すように、横断面形状がやはりU字形
状であって、幅広部の各対向部12a。
状であって、幅広部の各対向部12a。
12bの下端部12a’、12b’の厚みを、前記対向
部12a、12bの厚みよりも厚くして、二の下端部1
2a’、12b’を電極部として機能させた発熱体もあ
る。
部12a、12bの厚みよりも厚くして、二の下端部1
2a’、12b’を電極部として機能させた発熱体もあ
る。
ところで、このように断面がU字形状をしたC/Cコン
ポジットの製造は、概ね次のようにして行なわれている
。
ポジットの製造は、概ね次のようにして行なわれている
。
すなわち、まず、型面が、前記発熱体の内側の面と同じ
形状の型を用意する。
形状の型を用意する。
ついで、たとえば炭素繊維の織物にフェノール樹脂のよ
うな炭化可能物質を含浸せしめたプリプレグを、複数枚
、前記型の型面に沿わせて積層し所望厚みの積層体を形
成する。なお、第6図に示したような電極部も一体に形
成する発熱体の場合には、前記積層体の下端部の外側表
面に、さらに所定幅のプリプレグを、必要枚数、積層し
て所望の厚みとする。
うな炭化可能物質を含浸せしめたプリプレグを、複数枚
、前記型の型面に沿わせて積層し所望厚みの積層体を形
成する。なお、第6図に示したような電極部も一体に形
成する発熱体の場合には、前記積層体の下端部の外側表
面に、さらに所定幅のプリプレグを、必要枚数、積層し
て所望の厚みとする。
その後、全体をナイロンフィルム、ポリイミドフィルム
、四フッ化エチレンフィルムのような耐熱性フィルムで
被包し、たとえばオートクレーブ中で所定の圧を加えな
がら加熱して積層体を成型し、横断面がU字形杖になる
ように賦形する。
、四フッ化エチレンフィルムのような耐熱性フィルムで
被包し、たとえばオートクレーブ中で所定の圧を加えな
がら加熱して積層体を成型し、横断面がU字形杖になる
ように賦形する。
ついで、得られた成型体を型から脱離し、それを所定温
度でアフターキュアした!焼成してC/Cコンポジット
にする。
度でアフターキュアした!焼成してC/Cコンポジット
にする。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上記した方法においては、まず、成型体
を型から脱離した過程で、先端部11の屈曲部11aを
中心にして、互いの対向部が接近するように変形する。
を型から脱離した過程で、先端部11の屈曲部11aを
中心にして、互いの対向部が接近するように変形する。
すなわち、幅広部の対向部12a12bが互いに接近し
、また肩部13a、13bがら上方に伸びる先端部11
の対向部14a、14bが互いに接近しあい、各部分間
では、規定の間陥が得られなくなる。これは、成型体の
冷却に伴う収縮に基づく残留応力が生ずるためであると
推定される。
、また肩部13a、13bがら上方に伸びる先端部11
の対向部14a、14bが互いに接近しあい、各部分間
では、規定の間陥が得られなくなる。これは、成型体の
冷却に伴う収縮に基づく残留応力が生ずるためであると
推定される。
そして、この成型体をたとえば600″C以上の温度で
焼成すると、マトリクスの炭化に伴ない、上記部分は一
層接近して、得られたC/Cコンポジットは大幅に設計
基準の横断面形状から偏倚してしまう、すなわち、寸法
精度が安定しないのである。
焼成すると、マトリクスの炭化に伴ない、上記部分は一
層接近して、得られたC/Cコンポジットは大幅に設計
基準の横断面形状から偏倚してしまう、すなわち、寸法
精度が安定しないのである。
また、上記方法の場合、型から脱離した成型体をアフタ
ーキュアする過程で、屈曲部11aにおいては、眉間剥
離が発生したり、またこの部分に空隙(ボイド)が発生
する。そしてこの状態の成型体を焼成すると、得られた
C/Cコンポジットにおいてはこの眉間剥離や空隙がさ
らに拡大されることになる。
ーキュアする過程で、屈曲部11aにおいては、眉間剥
離が発生したり、またこの部分に空隙(ボイド)が発生
する。そしてこの状態の成型体を焼成すると、得られた
C/Cコンポジットにおいてはこの眉間剥離や空隙がさ
らに拡大されることになる。
この屈曲部11aにおける眉間剥離や空隙の発゛生は、
炭素繊維は所定の曲率半径で屈曲状態を維持し続けるが
、しかしマトリクスはアフターキュアや焼成の過程で収
縮するということに起因するものと考えられる。
炭素繊維は所定の曲率半径で屈曲状態を維持し続けるが
、しかしマトリクスはアフターキュアや焼成の過程で収
縮するということに起因するものと考えられる。
また、第6図に示したような発熱体の場合は、上記した
問題に加えて、下端部12a“や12b“の部分でも層
間剥離を起こして、この電極部の抵抗を高めてしまうと
いう問題が発生する。
問題に加えて、下端部12a“や12b“の部分でも層
間剥離を起こして、この電極部の抵抗を高めてしまうと
いう問題が発生する。
本発明は、横断面がU字形状をしたC/Cコンポジット
を製造するときに発生する上記問題を解決し、変形がな
く、また屈曲部における層間剥離や空隙も少ないU字形
状C/Cコンポジットの製造方法の提供を目的とする。
を製造するときに発生する上記問題を解決し、変形がな
く、また屈曲部における層間剥離や空隙も少ないU字形
状C/Cコンポジットの製造方法の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明においては、横断面
がU字形状を有する型に沿わせて、炭素繊維と炭化可能
物質とから成るプリプレグを積層し、積層体を加熱、加
圧して少なくともU字形状の先端屈曲部における炭素繊
維の体積含有率が60〜70%である成型体を形成し、
該成型体を前記型に固定した状態で非酸化性雰囲気中に
て焼成したのち、前記型を脱離することを特徴とするU
字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法が提供さ
れる。
がU字形状を有する型に沿わせて、炭素繊維と炭化可能
物質とから成るプリプレグを積層し、積層体を加熱、加
圧して少なくともU字形状の先端屈曲部における炭素繊
維の体積含有率が60〜70%である成型体を形成し、
該成型体を前記型に固定した状態で非酸化性雰囲気中に
て焼成したのち、前記型を脱離することを特徴とするU
字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法が提供さ
れる。
(実施態様)
以下に図面に基づいて本発明方法を詳細に説明する。
まず、第1図に示したような型1の型面には、後述する
プリプレグが、この型面に沿って複数枚積層され、所望
厚みの積層体が形成される。
プリプレグが、この型面に沿って複数枚積層され、所望
厚みの積層体が形成される。
この型lは、後述する焼成温度に耐えうる材料、たとえ
ば、耐熱金属、黒鉛、セラミックス等から成り、その横
断面形状は、製造すべきU字形状C/Cコンポジットの
内側面と同一である。
ば、耐熱金属、黒鉛、セラミックス等から成り、その横
断面形状は、製造すべきU字形状C/Cコンポジットの
内側面と同一である。
すなわち、型lは互いに平行する面2a、2bを有する
幅広部2と、この幅広部2の中央位置で上方に向かって
突出する突起部3とから構成されている。突起部3は互
いに平行する面3a、3bを有し、その先端は、所定の
曲率半径を有する屈曲部3cとして形成されている。
幅広部2と、この幅広部2の中央位置で上方に向かって
突出する突起部3とから構成されている。突起部3は互
いに平行する面3a、3bを有し、その先端は、所定の
曲率半径を有する屈曲部3cとして形成されている。
この型lの型面には、この型面に沿わせて、炭素繊維と
炭化可能物質とから成るプリプレグが順次積層されて、
所望厚みの積層体4が形成される(第2図)。
炭化可能物質とから成るプリプレグが順次積層されて、
所望厚みの積層体4が形成される(第2図)。
炭素繊維としては、連続繊維の形態であってもよく、ま
た、1物、解繊マット、チョツプドストランドマット、
筒状編組、短繊維などであってもよい。炭化可能物質と
しては、フェノール樹脂やフラン樹脂等の熱硬化性樹脂
であることが好ましいが、石油重質油や、ピッチ、アン
トラセン等を使用することもできる。
た、1物、解繊マット、チョツプドストランドマット、
筒状編組、短繊維などであってもよい。炭化可能物質と
しては、フェノール樹脂やフラン樹脂等の熱硬化性樹脂
であることが好ましいが、石油重質油や、ピッチ、アン
トラセン等を使用することもできる。
また、型1が特に黒鉛製である場合、プリプレグの積層
に先立ち、この型の型面に、非酸化性雰囲気中にて60
0〜3000°Cで焼成したときの残炭率が50%以下
となるような物質から成る下地層を形成しておくことが
好ましい、この下地層は、のちの焼成後、得られたC/
Cコンポジットを黒鉛型から脱離する作業を容易にし、
かつ黒鉛型の再使用を可能にするような作用をする。
に先立ち、この型の型面に、非酸化性雰囲気中にて60
0〜3000°Cで焼成したときの残炭率が50%以下
となるような物質から成る下地層を形成しておくことが
好ましい、この下地層は、のちの焼成後、得られたC/
Cコンポジットを黒鉛型から脱離する作業を容易にし、
かつ黒鉛型の再使用を可能にするような作用をする。
このような下地層を形成する物質としては、たとえば、
パルプや、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂等の合成樹脂があげられ、このような物質
を型面に塗布したり、紙、フィルム等の形態で型面を被
覆して下地層が形成される。この場合の下地層の厚みは
、薄すぎると上記した作用が発揮されず、また、掻端に
厚いと、焼成時における型と積層体との間隙が大きくな
りすぎて、焼成過程における成型体の変形が起りやすく
なるので、0.2〜5mm程度であることが好ましい。
パルプや、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂等の合成樹脂があげられ、このような物質
を型面に塗布したり、紙、フィルム等の形態で型面を被
覆して下地層が形成される。この場合の下地層の厚みは
、薄すぎると上記した作用が発揮されず、また、掻端に
厚いと、焼成時における型と積層体との間隙が大きくな
りすぎて、焼成過程における成型体の変形が起りやすく
なるので、0.2〜5mm程度であることが好ましい。
つぎに、このようにして形成された積層体4を、型1と
一緒に熱処理して、積層体4を成型する。
一緒に熱処理して、積層体4を成型する。
たとえば、成型においては、第2図に示した型lと積層
体4の全体を前述した耐熱性フィルムで被包したのち、
それをオートクレーブに収納して加熱・加圧すればよい
。このときの圧力は、通常5〜15kg/cd程度でよ
い。また、加熱温度は、150〜200°C程度である
。
体4の全体を前述した耐熱性フィルムで被包したのち、
それをオートクレーブに収納して加熱・加圧すればよい
。このときの圧力は、通常5〜15kg/cd程度でよ
い。また、加熱温度は、150〜200°C程度である
。
形成された成型体4においては、少なくとも型lの屈曲
部3cと対応する部分における炭素繊維の体積含有率(
Vf:%)は60〜70%に設定される。その理由は、
Vfが60%未満の場合は、成型体のアフターキュアお
よび焼成過程で層方向における収縮が大きくなり、屈曲
部における層間剥離や空隙が多発するようになり、また
、Vfが70%より高い場合は、逆に層方向への膨張が
大きくなり、その結果、同じく屈曲部における層間剥離
現象が多発するようになるからである。なお、その他の
部分、とくに直線部分のVfは格別限定されるものでは
ないが、屈曲部と同じように60〜70%であることが
好ましい。
部3cと対応する部分における炭素繊維の体積含有率(
Vf:%)は60〜70%に設定される。その理由は、
Vfが60%未満の場合は、成型体のアフターキュアお
よび焼成過程で層方向における収縮が大きくなり、屈曲
部における層間剥離や空隙が多発するようになり、また
、Vfが70%より高い場合は、逆に層方向への膨張が
大きくなり、その結果、同じく屈曲部における層間剥離
現象が多発するようになるからである。なお、その他の
部分、とくに直線部分のVfは格別限定されるものでは
ないが、屈曲部と同じように60〜70%であることが
好ましい。
ついで、成型体を、型1から脱離しないで、必要に応じ
て100〜200℃でアフターキュアした後、たとえば
炭素繊維で縛って型に固定して、窒素等の非酸化性雰囲
気中で600〜3000°Cの温度で焼成する。すると
、成型体がC/Cコンポジットになる。
て100〜200℃でアフターキュアした後、たとえば
炭素繊維で縛って型に固定して、窒素等の非酸化性雰囲
気中で600〜3000°Cの温度で焼成する。すると
、成型体がC/Cコンポジットになる。
このとき、炭化可能物質の熱分解に伴なって成型体の変
形挙動が生起しようとするが、この成型体と型1とは固
定状態に維持されているので、変形は抑制される。
形挙動が生起しようとするが、この成型体と型1とは固
定状態に維持されているので、変形は抑制される。
最後に、型1を、得られたC/Cコンポジットから脱離
することにより、横断面がU字形状のC/Cコンポジッ
トが得られる。
することにより、横断面がU字形状のC/Cコンポジッ
トが得られる。
また、第6図に示したような下端部を厚くして電極部を
一体に形成したC/Cコンポジット発熱体の場合は、第
2図に示したように、プリプレグを積層していく過程で
、各プリプレグの間に適当枚数の短棚状の別のプリプレ
グを挟み込みながら積層していけばよい、このようにす
ることにより、この電極部の抵抗率は他の個所よりも小
さくすることができ、しかも層間剥離を防止することが
できる。
一体に形成したC/Cコンポジット発熱体の場合は、第
2図に示したように、プリプレグを積層していく過程で
、各プリプレグの間に適当枚数の短棚状の別のプリプレ
グを挟み込みながら積層していけばよい、このようにす
ることにより、この電極部の抵抗率は他の個所よりも小
さくすることができ、しかも層間剥離を防止することが
できる。
(実施例)
実施例1
横断面が第3図に示したような形状、寸法を有する黒鉛
製の型1を用意した。
製の型1を用意した。
この型の型面に、0. O85m厚の祇(残炭率:28
重量%)を厚みが0.35鵡となるように積層して下地
層を形成した。
重量%)を厚みが0.35鵡となるように積層して下地
層を形成した。
この下地層の上に、東しく株)製炭素繊維“トレカ”の
平織物C06343(目付:200g/nf)に、メタ
ノールで希釈したフェノルー樹脂を含浸せしめて成るプ
リプレグ16枚を、順次積層して積層体4を形成した。
平織物C06343(目付:200g/nf)に、メタ
ノールで希釈したフェノルー樹脂を含浸せしめて成るプ
リプレグ16枚を、順次積層して積層体4を形成した。
全体をナイロンフィルムで被包したのち、オートレープ
に収容し、10kg/cdの圧力を加えながら150°
Cで60分間加熱してaN体を成型した。
に収容し、10kg/cdの圧力を加えながら150°
Cで60分間加熱してaN体を成型した。
この成型体のVfは、どの部分においても62%であっ
た。
た。
ついで、成型体を脱離しないで200°Cにて10時間
アフターキエアした後、炭素繊維を巻回して成型体を型
1に固定し、窒素気流中にて、昇温速度lOO″C/h
rで2000℃まで昇温し、その温度に60分間保持し
て焼成した。
アフターキエアした後、炭素繊維を巻回して成型体を型
1に固定し、窒素気流中にて、昇温速度lOO″C/h
rで2000℃まで昇温し、その温度に60分間保持し
て焼成した。
冷却後、炭素繊維をほどき、型lから焼成によって得ら
れたC/Cコンポジットを脱離した。このC/Cコンポ
ジットの横断面形状は、第4図に示すように、内側への
変形はほとんどなかった。
れたC/Cコンポジットを脱離した。このC/Cコンポ
ジットの横断面形状は、第4図に示すように、内側への
変形はほとんどなかった。
また、先端の屈曲部には、層間剥離や空隙はほとんど認
められなかった。
められなかった。
比較例
型が金属製であったこと、成型圧7 kg / cJで
あったこと、積層体のVfを50%にしたことを除いて
は、実施例1と同様にして成型体を形成した。
あったこと、積層体のVfを50%にしたことを除いて
は、実施例1と同様にして成型体を形成した。
成型体を型から離型したところ、その横断面の形状、寸
法は、第7図に示すような状態に変形した。また、これ
を、このままの状態で実施例と同一条件でアフターキュ
アし、焼成したところ、第8図に示すようになり、大幅
に変形してしまった。
法は、第7図に示すような状態に変形した。また、これ
を、このままの状態で実施例と同一条件でアフターキュ
アし、焼成したところ、第8図に示すようになり、大幅
に変形してしまった。
なお、第8図のC/Cコンポジットにおいては、その屈
曲部に多数の眉間剥離が認められた。
曲部に多数の眉間剥離が認められた。
実施例2
東しく株)製炭素繊維“トレカ“の平織物C06343
(目f寸け:200g/イ)にメタノールで希釈したフ
ェーノル樹脂を含浸せしめ、縦250膿、横100鵬の
プリプレグとした。
(目f寸け:200g/イ)にメタノールで希釈したフ
ェーノル樹脂を含浸せしめ、縦250膿、横100鵬の
プリプレグとした。
このプリプレグを第3図に示した型の型面に16枚積層
した。このとき、下端部を他の部分よりも厚肉にすべく
、下端から20−の位置までの各プリプレグの間には、
縦20mm、横100anの同じプリプレグを介在せし
めた。
した。このとき、下端部を他の部分よりも厚肉にすべく
、下端から20−の位置までの各プリプレグの間には、
縦20mm、横100anの同じプリプレグを介在せし
めた。
この積層体を、実施例1と同様に焼成した。成型体のV
fは、どの部分においても65%であった。以下、実施
例1と同様にしてC/Cコンポジットを得た。
fは、どの部分においても65%であった。以下、実施
例1と同様にしてC/Cコンポジットを得た。
得られたC/Cコンポジットは、屈曲部には層間剥離や
空隙がほとんどなく、また変形もほとんど認められなか
った。
空隙がほとんどなく、また変形もほとんど認められなか
った。
(発明の効果)
本発明においては、成型体は、型を脱離することなく、
必要に応じてアフターキュアされ、さらに焼成されるの
で、変形が防止される。また、先端屈曲部においては、
成型体の■rが60〜70%となっており、さらに型に
固定されているがゆえに、焼成過程で成型体中の残留応
力は消失し、この個所における層間II 離や空隙の発
生が抑制されるようになる。
必要に応じてアフターキュアされ、さらに焼成されるの
で、変形が防止される。また、先端屈曲部においては、
成型体の■rが60〜70%となっており、さらに型に
固定されているがゆえに、焼成過程で成型体中の残留応
力は消失し、この個所における層間II 離や空隙の発
生が抑制されるようになる。
そのため、変形が大変少なく、しかも先端屈曲部におけ
る層間剥離や空隙がほとんど存在しないU字形状C/C
コンポジットを製造することができる。また、厚みの異
なる部分を一体的に形成することができるので、発熱部
と電極部が一体化しているC/Cコンポジット発熱体を
製造することもでき、その工業的価値は大である。
る層間剥離や空隙がほとんど存在しないU字形状C/C
コンポジットを製造することができる。また、厚みの異
なる部分を一体的に形成することができるので、発熱部
と電極部が一体化しているC/Cコンポジット発熱体を
製造することもでき、その工業的価値は大である。
第1図は本発明方法に用いる型の斜視図、第2図は上記
型面に積層体を形成したときの斜視図、第3図は実施例
に用いた型の横断面図、第4図は本発明方法で得られた
C/Cコンポジットの横断面図、第5図は横断面がU字
形状をしたC/Cコンポジット発熱体の斜視図、第6図
は第5図に示したものとは異なるC/Cコンポジット発
熱体の斜視図、第7図は従来方法による成型体の横断面
図、第8図は第7図に示した成型体を焼成して得たC/
Cコンポジットの横断面図である。 l・・・型、2・・・幅広部、3・・・突起部、3c・
・・屈曲部、4・・・積層体。
型面に積層体を形成したときの斜視図、第3図は実施例
に用いた型の横断面図、第4図は本発明方法で得られた
C/Cコンポジットの横断面図、第5図は横断面がU字
形状をしたC/Cコンポジット発熱体の斜視図、第6図
は第5図に示したものとは異なるC/Cコンポジット発
熱体の斜視図、第7図は従来方法による成型体の横断面
図、第8図は第7図に示した成型体を焼成して得たC/
Cコンポジットの横断面図である。 l・・・型、2・・・幅広部、3・・・突起部、3c・
・・屈曲部、4・・・積層体。
Claims (1)
- 横断面がU字形状を有する型に沿わせて、炭素繊維と炭
化可能物質とから成るプリプレグを積層し、積層体を加
熱、加圧して少なくともU字形状の先端屈曲部における
炭素繊維の体積含有率が60〜70%である成型体を形
成し、該成型体を前記型に固定した状態で非酸化性雰囲
気中にて焼成したのち、前記型を脱離することを特徴と
するU字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63270971A JPH02120278A (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | U字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63270971A JPH02120278A (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | U字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02120278A true JPH02120278A (ja) | 1990-05-08 |
Family
ID=17493583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63270971A Pending JPH02120278A (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | U字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02120278A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106626561A (zh) * | 2016-09-27 | 2017-05-10 | 西安康本材料有限公司 | 多晶硅氢化炉用碳纤维u型加热器预制体的制备方法 |
-
1988
- 1988-10-28 JP JP63270971A patent/JPH02120278A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106626561A (zh) * | 2016-09-27 | 2017-05-10 | 西安康本材料有限公司 | 多晶硅氢化炉用碳纤维u型加热器预制体的制备方法 |
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