JPH02120278A - U字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法 - Google Patents

U字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法

Info

Publication number
JPH02120278A
JPH02120278A JP63270971A JP27097188A JPH02120278A JP H02120278 A JPH02120278 A JP H02120278A JP 63270971 A JP63270971 A JP 63270971A JP 27097188 A JP27097188 A JP 27097188A JP H02120278 A JPH02120278 A JP H02120278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
composite
carbon
molded body
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63270971A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Hanawa
塙 仁志
Takashi Nakajima
隆 中島
Shigeru Kaito
海東 滋
Atsushi Kitamura
厚 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HANAWA NETSUDEN KINZOKU KK
Toray Industries Inc
Original Assignee
HANAWA NETSUDEN KINZOKU KK
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HANAWA NETSUDEN KINZOKU KK, Toray Industries Inc filed Critical HANAWA NETSUDEN KINZOKU KK
Priority to JP63270971A priority Critical patent/JPH02120278A/ja
Publication of JPH02120278A publication Critical patent/JPH02120278A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、横断面がU字形状をした炭素繊維/炭素コン
ポジット(以下、C/Cコンポジットという)の製造方
法に関する。
(従来の技術) マトリクスが炭素(または黒鉛)で、強化材が炭素繊維
(または黒鉛繊維)から成るC/Cコンポジットは、そ
の機械的強度が著しく大きいので各種構造材として利用
されているが、他方では導電性を有していることから抵
抗発熱体としての用途も注目されている。
しかも、C/Cコンポジットはその機械的強度が大きい
ので、薄形または細径にして使用しても折損したりする
ことが少ない、そのため、この材料を用いると、複雑で
精密な形状の発熱体を製作することができる。
ところで、発熱体の1つとして、第5図に示すように、
その横断面形状が、所定厚みのC/Cコンポジット板が
左右対称に屈曲しているU字形状をしたものがある。
また、第6図に示すように、横断面形状がやはりU字形
状であって、幅広部の各対向部12a。
12bの下端部12a’、12b’の厚みを、前記対向
部12a、12bの厚みよりも厚くして、二の下端部1
2a’、12b’を電極部として機能させた発熱体もあ
る。
ところで、このように断面がU字形状をしたC/Cコン
ポジットの製造は、概ね次のようにして行なわれている
すなわち、まず、型面が、前記発熱体の内側の面と同じ
形状の型を用意する。
ついで、たとえば炭素繊維の織物にフェノール樹脂のよ
うな炭化可能物質を含浸せしめたプリプレグを、複数枚
、前記型の型面に沿わせて積層し所望厚みの積層体を形
成する。なお、第6図に示したような電極部も一体に形
成する発熱体の場合には、前記積層体の下端部の外側表
面に、さらに所定幅のプリプレグを、必要枚数、積層し
て所望の厚みとする。
その後、全体をナイロンフィルム、ポリイミドフィルム
、四フッ化エチレンフィルムのような耐熱性フィルムで
被包し、たとえばオートクレーブ中で所定の圧を加えな
がら加熱して積層体を成型し、横断面がU字形杖になる
ように賦形する。
ついで、得られた成型体を型から脱離し、それを所定温
度でアフターキュアした!焼成してC/Cコンポジット
にする。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記した方法においては、まず、成型体
を型から脱離した過程で、先端部11の屈曲部11aを
中心にして、互いの対向部が接近するように変形する。
すなわち、幅広部の対向部12a12bが互いに接近し
、また肩部13a、13bがら上方に伸びる先端部11
の対向部14a、14bが互いに接近しあい、各部分間
では、規定の間陥が得られなくなる。これは、成型体の
冷却に伴う収縮に基づく残留応力が生ずるためであると
推定される。
そして、この成型体をたとえば600″C以上の温度で
焼成すると、マトリクスの炭化に伴ない、上記部分は一
層接近して、得られたC/Cコンポジットは大幅に設計
基準の横断面形状から偏倚してしまう、すなわち、寸法
精度が安定しないのである。
また、上記方法の場合、型から脱離した成型体をアフタ
ーキュアする過程で、屈曲部11aにおいては、眉間剥
離が発生したり、またこの部分に空隙(ボイド)が発生
する。そしてこの状態の成型体を焼成すると、得られた
C/Cコンポジットにおいてはこの眉間剥離や空隙がさ
らに拡大されることになる。
この屈曲部11aにおける眉間剥離や空隙の発゛生は、
炭素繊維は所定の曲率半径で屈曲状態を維持し続けるが
、しかしマトリクスはアフターキュアや焼成の過程で収
縮するということに起因するものと考えられる。
また、第6図に示したような発熱体の場合は、上記した
問題に加えて、下端部12a“や12b“の部分でも層
間剥離を起こして、この電極部の抵抗を高めてしまうと
いう問題が発生する。
本発明は、横断面がU字形状をしたC/Cコンポジット
を製造するときに発生する上記問題を解決し、変形がな
く、また屈曲部における層間剥離や空隙も少ないU字形
状C/Cコンポジットの製造方法の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明においては、横断面
がU字形状を有する型に沿わせて、炭素繊維と炭化可能
物質とから成るプリプレグを積層し、積層体を加熱、加
圧して少なくともU字形状の先端屈曲部における炭素繊
維の体積含有率が60〜70%である成型体を形成し、
該成型体を前記型に固定した状態で非酸化性雰囲気中に
て焼成したのち、前記型を脱離することを特徴とするU
字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法が提供さ
れる。
(実施態様) 以下に図面に基づいて本発明方法を詳細に説明する。
まず、第1図に示したような型1の型面には、後述する
プリプレグが、この型面に沿って複数枚積層され、所望
厚みの積層体が形成される。
この型lは、後述する焼成温度に耐えうる材料、たとえ
ば、耐熱金属、黒鉛、セラミックス等から成り、その横
断面形状は、製造すべきU字形状C/Cコンポジットの
内側面と同一である。
すなわち、型lは互いに平行する面2a、2bを有する
幅広部2と、この幅広部2の中央位置で上方に向かって
突出する突起部3とから構成されている。突起部3は互
いに平行する面3a、3bを有し、その先端は、所定の
曲率半径を有する屈曲部3cとして形成されている。
この型lの型面には、この型面に沿わせて、炭素繊維と
炭化可能物質とから成るプリプレグが順次積層されて、
所望厚みの積層体4が形成される(第2図)。
炭素繊維としては、連続繊維の形態であってもよく、ま
た、1物、解繊マット、チョツプドストランドマット、
筒状編組、短繊維などであってもよい。炭化可能物質と
しては、フェノール樹脂やフラン樹脂等の熱硬化性樹脂
であることが好ましいが、石油重質油や、ピッチ、アン
トラセン等を使用することもできる。
また、型1が特に黒鉛製である場合、プリプレグの積層
に先立ち、この型の型面に、非酸化性雰囲気中にて60
0〜3000°Cで焼成したときの残炭率が50%以下
となるような物質から成る下地層を形成しておくことが
好ましい、この下地層は、のちの焼成後、得られたC/
Cコンポジットを黒鉛型から脱離する作業を容易にし、
かつ黒鉛型の再使用を可能にするような作用をする。
このような下地層を形成する物質としては、たとえば、
パルプや、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂等の合成樹脂があげられ、このような物質
を型面に塗布したり、紙、フィルム等の形態で型面を被
覆して下地層が形成される。この場合の下地層の厚みは
、薄すぎると上記した作用が発揮されず、また、掻端に
厚いと、焼成時における型と積層体との間隙が大きくな
りすぎて、焼成過程における成型体の変形が起りやすく
なるので、0.2〜5mm程度であることが好ましい。
つぎに、このようにして形成された積層体4を、型1と
一緒に熱処理して、積層体4を成型する。
たとえば、成型においては、第2図に示した型lと積層
体4の全体を前述した耐熱性フィルムで被包したのち、
それをオートクレーブに収納して加熱・加圧すればよい
。このときの圧力は、通常5〜15kg/cd程度でよ
い。また、加熱温度は、150〜200°C程度である
形成された成型体4においては、少なくとも型lの屈曲
部3cと対応する部分における炭素繊維の体積含有率(
Vf:%)は60〜70%に設定される。その理由は、
Vfが60%未満の場合は、成型体のアフターキュアお
よび焼成過程で層方向における収縮が大きくなり、屈曲
部における層間剥離や空隙が多発するようになり、また
、Vfが70%より高い場合は、逆に層方向への膨張が
大きくなり、その結果、同じく屈曲部における層間剥離
現象が多発するようになるからである。なお、その他の
部分、とくに直線部分のVfは格別限定されるものでは
ないが、屈曲部と同じように60〜70%であることが
好ましい。
ついで、成型体を、型1から脱離しないで、必要に応じ
て100〜200℃でアフターキュアした後、たとえば
炭素繊維で縛って型に固定して、窒素等の非酸化性雰囲
気中で600〜3000°Cの温度で焼成する。すると
、成型体がC/Cコンポジットになる。
このとき、炭化可能物質の熱分解に伴なって成型体の変
形挙動が生起しようとするが、この成型体と型1とは固
定状態に維持されているので、変形は抑制される。
最後に、型1を、得られたC/Cコンポジットから脱離
することにより、横断面がU字形状のC/Cコンポジッ
トが得られる。
また、第6図に示したような下端部を厚くして電極部を
一体に形成したC/Cコンポジット発熱体の場合は、第
2図に示したように、プリプレグを積層していく過程で
、各プリプレグの間に適当枚数の短棚状の別のプリプレ
グを挟み込みながら積層していけばよい、このようにす
ることにより、この電極部の抵抗率は他の個所よりも小
さくすることができ、しかも層間剥離を防止することが
できる。
(実施例) 実施例1 横断面が第3図に示したような形状、寸法を有する黒鉛
製の型1を用意した。
この型の型面に、0. O85m厚の祇(残炭率:28
重量%)を厚みが0.35鵡となるように積層して下地
層を形成した。
この下地層の上に、東しく株)製炭素繊維“トレカ”の
平織物C06343(目付:200g/nf)に、メタ
ノールで希釈したフェノルー樹脂を含浸せしめて成るプ
リプレグ16枚を、順次積層して積層体4を形成した。
全体をナイロンフィルムで被包したのち、オートレープ
に収容し、10kg/cdの圧力を加えながら150°
Cで60分間加熱してaN体を成型した。
この成型体のVfは、どの部分においても62%であっ
た。
ついで、成型体を脱離しないで200°Cにて10時間
アフターキエアした後、炭素繊維を巻回して成型体を型
1に固定し、窒素気流中にて、昇温速度lOO″C/h
rで2000℃まで昇温し、その温度に60分間保持し
て焼成した。
冷却後、炭素繊維をほどき、型lから焼成によって得ら
れたC/Cコンポジットを脱離した。このC/Cコンポ
ジットの横断面形状は、第4図に示すように、内側への
変形はほとんどなかった。
また、先端の屈曲部には、層間剥離や空隙はほとんど認
められなかった。
比較例 型が金属製であったこと、成型圧7 kg / cJで
あったこと、積層体のVfを50%にしたことを除いて
は、実施例1と同様にして成型体を形成した。
成型体を型から離型したところ、その横断面の形状、寸
法は、第7図に示すような状態に変形した。また、これ
を、このままの状態で実施例と同一条件でアフターキュ
アし、焼成したところ、第8図に示すようになり、大幅
に変形してしまった。
なお、第8図のC/Cコンポジットにおいては、その屈
曲部に多数の眉間剥離が認められた。
実施例2 東しく株)製炭素繊維“トレカ“の平織物C06343
(目f寸け:200g/イ)にメタノールで希釈したフ
ェーノル樹脂を含浸せしめ、縦250膿、横100鵬の
プリプレグとした。
このプリプレグを第3図に示した型の型面に16枚積層
した。このとき、下端部を他の部分よりも厚肉にすべく
、下端から20−の位置までの各プリプレグの間には、
縦20mm、横100anの同じプリプレグを介在せし
めた。
この積層体を、実施例1と同様に焼成した。成型体のV
fは、どの部分においても65%であった。以下、実施
例1と同様にしてC/Cコンポジットを得た。
得られたC/Cコンポジットは、屈曲部には層間剥離や
空隙がほとんどなく、また変形もほとんど認められなか
った。
(発明の効果) 本発明においては、成型体は、型を脱離することなく、
必要に応じてアフターキュアされ、さらに焼成されるの
で、変形が防止される。また、先端屈曲部においては、
成型体の■rが60〜70%となっており、さらに型に
固定されているがゆえに、焼成過程で成型体中の残留応
力は消失し、この個所における層間II 離や空隙の発
生が抑制されるようになる。
そのため、変形が大変少なく、しかも先端屈曲部におけ
る層間剥離や空隙がほとんど存在しないU字形状C/C
コンポジットを製造することができる。また、厚みの異
なる部分を一体的に形成することができるので、発熱部
と電極部が一体化しているC/Cコンポジット発熱体を
製造することもでき、その工業的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に用いる型の斜視図、第2図は上記
型面に積層体を形成したときの斜視図、第3図は実施例
に用いた型の横断面図、第4図は本発明方法で得られた
C/Cコンポジットの横断面図、第5図は横断面がU字
形状をしたC/Cコンポジット発熱体の斜視図、第6図
は第5図に示したものとは異なるC/Cコンポジット発
熱体の斜視図、第7図は従来方法による成型体の横断面
図、第8図は第7図に示した成型体を焼成して得たC/
Cコンポジットの横断面図である。 l・・・型、2・・・幅広部、3・・・突起部、3c・
・・屈曲部、4・・・積層体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 横断面がU字形状を有する型に沿わせて、炭素繊維と炭
    化可能物質とから成るプリプレグを積層し、積層体を加
    熱、加圧して少なくともU字形状の先端屈曲部における
    炭素繊維の体積含有率が60〜70%である成型体を形
    成し、該成型体を前記型に固定した状態で非酸化性雰囲
    気中にて焼成したのち、前記型を脱離することを特徴と
    するU字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法。
JP63270971A 1988-10-28 1988-10-28 U字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法 Pending JPH02120278A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63270971A JPH02120278A (ja) 1988-10-28 1988-10-28 U字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63270971A JPH02120278A (ja) 1988-10-28 1988-10-28 U字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02120278A true JPH02120278A (ja) 1990-05-08

Family

ID=17493583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63270971A Pending JPH02120278A (ja) 1988-10-28 1988-10-28 U字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02120278A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106626561A (zh) * 2016-09-27 2017-05-10 西安康本材料有限公司 多晶硅氢化炉用碳纤维u型加热器预制体的制备方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106626561A (zh) * 2016-09-27 2017-05-10 西安康本材料有限公司 多晶硅氢化炉用碳纤维u型加热器预制体的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4741873A (en) Method for forming rigid composite preforms
US4847063A (en) Hollow composite body having an axis of symmetry
US3700535A (en) Carbon fiber structure and method of forming same
EP0014104A1 (en) Electrically conductive prepreg materials, articles manufactured therefrom, and a method of manufacturing said prepreg material
US5688577A (en) Multi-directional friction materials
EP0399548A2 (en) Carbon/carbon composite fasteners
JPH09507443A (ja) 熱伝導性の非金属ハニカム及びプロセス
JPH0451510B2 (ja)
US4486490A (en) Electrically conductive prepreg materials
JPS631265B2 (ja)
US4963301A (en) Method for fabrication of refractory composite tubing
JPH02120278A (ja) U字形状炭素繊維/炭素コンポジットの製造方法
JPH02116671A (ja) 階段状炭素繊維/炭素コンポジット板状体の製造方法
JPH0292886A (ja) 耐酸化性を有する炭素繊維強化複合材料の製造法
US20040155387A1 (en) Graphite fiber-enhanced ceramic
JP2762291B2 (ja) 炭素質押し棒の製造方法
JPH07186117A (ja) 炭素/炭素複合材の製造方法
JPS608536A (ja) カ−ボンブレ−キ及びその製造法
JPS63100062A (ja) 炭素繊維強化炭素複合材料の製造法
JP7121431B1 (ja) 高圧タンク及びその製造方法
JPH029762A (ja) 炭素繊維強化複合材の製造方法
JP3128571B2 (ja) C/cコンポジット製品の製造方法
JPH06183863A (ja) 耐酸化性炭素繊維強化炭素複合材料の製造方法
JP2606398B2 (ja) タービンおよびその製造方法
EP0389634B1 (en) Molded heat insulator and process for its production