JPH02118814A - キーボード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カーソルにより表示画面上の対象を指示する
変位検出装置としてのポインティングデバイスを組み込
んだキーボードに関する。

〔従来の技術〕

文字や数値情報を入力に用いられるキーボードとタブレ
ットやマウスなどのポインティングデバイスとＣＲＴデ
イスプレィなどの表示装置とを組み合わせた各種の端末
では、文字や数値情報の入力操作とは独立に、ポインテ
ィングデバイスを用いて表示画面上のカーソルマークを
画面上の任意の位置に移動させる操作がよく行なわれて
いる。

ポインティングデバイスとしてタブレットを用いて表示
画面上のカーソルマークを移動させるには、キーボード
上から離した片手でスタイラスペンやカーソルを掴んで
タブレット面上で動かし、その時の手の移動量に比例し
て出力される入力座標点の変位データから、表示画面上
のカーソルマークを出力された変位データ値に対応した
距離だけ画面上で移動させていた。ポインティングデバ
イスとしてマウスを用いて表示画面上のカーソルマーク
を移動させるには、やはりキーボードから片手を離しそ
の手でマウスを掴み机上で動かし、その時の手の移動量
に比例して出力される入力座標点の変位データから、表
示画面上のカーソルマークを出力された変位データ値に
対応した距離だけ画面上で移動させていた。

これらの操作により画面上でカーソルマークを移動させ
、移動後のカーソルマークの画面位置に応じた各種図形
の入力を行なったり、その位置に割り当てられたコマン
ドメニューを選択してその内容の実行処理を行なってい
た。この操作形態では、ポインティングデバイスを用い
た図形入力や座標入力操作が連続して行なわれる端末の
利用形態では、効率的な操作環境が実現できる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしポインティングデバイスを用いた図形入力や座標
入力操作が、キーボードからの文字や数値を入力操作の
合間合間に行なねられるような操作形態では、手がキー
ボードとポインティングデバイスとの間を行き来するた
めに操作の連続性が失われる欠点がある。特にキーボー
ドからの文字や数値の入力を、高速に、あるいはブライ
ンドタッチで行なう場合には手がキーボードのホームポ
ジションから離れることは極めて大きな欠点と言える。

本発明はこの事情を考慮してなされたもので、この発明
の目的は手をキーボードのホームポジションから離すこ
となしに、ポインティングデバイスによる入力操作可能
なキーボードを提供しようというものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、表示画面を持つ端末装置に接続されて文字や
数値情報の入力に用いられるキーボードにおいて、表示
画面上で互いに直交する２方向の変位検出機構を５両手
親指のホームポジションにそれぞれ設けたことを特徴と
するものである。

上記変位検出装置は、各変位方向毎にダイヤルとダイヤ
ルの回転軸と結合したパルス発生器で構成することがで
きる。

〔作用〕

第１図は本発明のキーボードの外形形態を示す図である
。

表示画面上の２つの方向に対応する変位検出装置１，２
は、親指の操作に伴う画面上のカーソル移動量を検出す
る。２つの変位検出装置１，２は、手をキーボード上の
ホームポジションに置いたとき、変位検出装置１，２の
操作部に親指が当たる位置に各々配置される。左右の親
指による操作により、画面上のカーソルを移動させる。

左の親指による操作では、第２図（ａ）に示す方向に画
面上でカーソルが移動する。右の親指による操作では、
左親指による操作で動く方向と直交する方向、すなわち
第２図（ｂ）に示す方向に画面上でカーソルが移動する
。両手の親指操作により、カーソルは第２図（ａ）　（
ｂ）の両方向が合成されて、任意の方向にカーソルを移
動することができる。表示画面上でのカーソル移動の２
方向は、表示画面上で互いに直交する２次元方向であれ
ばよく、必ずしも第２図（ａ）　（ｂ）に示す方向に限
定する必要はない。

〔実施例〕

第３図は本発明の一実施例の部分破断図である。

第３図に示すキーボードは、変位検出機構３、左手親指
操作用回転ダイヤル４、右手親指操作用回転ダイヤル５
、パルス発生器６，７、キートップ群８、キーボード筐
体を具備する。

変位検出機構３は、左手親指操作用回転ダイヤル４とそ
の回転軸と結ばれたパルス発生器６、および右手親指操
作用回転ダイヤル５とその回転軸と結ばれたパルス発生
器７からなり、キーボード上の左右の手の親指ホームポ
ジションに配置され、通常のキーボードではスペースバ
ーの手前に配置される。親指操作による左手親指操作用
回転ダイヤル４，５の回転をパルス発生器６，７で計数
しカーソルを移動させる量を算出する。パルス発生器を
２つ設けたのは互いに直交する２方向の移動量を求めそ
の合成で任意方向の移動量を得るためである。パルス発
生器は、回転軸の回転に伴って電気パルスを発生するシ
ャフトエンコーダ、あるいは、光学式ロータリーエンコ
ーダにより実現される。

２つの左手親指操作用回転ダイヤル４，５は左右の親指
での回転操作のために回転軸方向が互いに９０度の角度
をなしている。親指での回転操作を円滑に実現するため
に、キーボードに正体したときに、左手親指操作用回転
ダイヤル４の回転軸方向は時計の１〜２時方向、右手親
指操作用回転ダイヤル５の回転軸方向は時計の１０〜１
１時方向に向いて各々設置される。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明のキーボードは、ホームポジ
ションから手を離すことなしにキーボード上の親指ホー
ムポジションに設けられた変位検出装置を用いて、画面
上のカーソルを移動させることができる。したがって高
速に文字入力を行なう利用形態の端末において、カーソ
ルの移動にかかわる操作性の向上が実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のキーボードの外形を示す図、第２図は
第１図中の２つの変位検出装置の操作による画面上での
カーソルの移動方向を示す図、第３図は本発明のキーボ
ードの一実施例の外形を示す図である。 １．２・・・変位検出装置、３・・・変位検出機構、４
・・・左手親指操作用回転ダイヤル、５・・・右手親指
操作用回転ダイヤル、６，７・・・パルス発生器、８・
・・キートップ群。 ９・・・キーボード筐体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 表示画面を持つ端末装置に接続されて文字や数値情報の
   入力に用いられるキーボードにおいて、表示画面上で互
   いに直交する２方向の変位検出機構を、両手親指のホー
   ムポジションにそれぞれ設けたことを特徴とするキーボ
   ード。