JPH0211833Y2 - - Google Patents

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JPH0211833Y2
JPH0211833Y2 JP1964087U JP1964087U JPH0211833Y2 JP H0211833 Y2 JPH0211833 Y2 JP H0211833Y2 JP 1964087 U JP1964087 U JP 1964087U JP 1964087 U JP1964087 U JP 1964087U JP H0211833 Y2 JPH0211833 Y2 JP H0211833Y2
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deck
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deck plates
plates
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JP1964087U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、電磁波シールド構造物における床
部の電磁波シールド装置に関するものである。
(従来の技術) 最近の建物には、外部からの有害電波の流入お
よび建物内の電気機器等から発生する電磁波が有
害電波となつて外部へ漏れるのを防止するため建
物の壁面に電磁波吸収体(フエライトタイル)を
貼り付けたり、鉄板を室内全体を囲繞させて貼り
付けたりして、これらの問題に対処していた。
当出願人も先にこの種の発明について、2,3
出願している(特願昭61−288451号参照)。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、これまでのところ有害電磁波の
建物内への流入および室内電磁波の外部への漏れ
を完全に遮蔽できる建物は当出願人が先に出願し
たもの以外にはほとんどなかつた。
特に、梁に鉄骨梁を使用し、床スラブの型枠に
デツキプレートを使用する鉄骨構造の場合、鉄骨
梁とデツキプレートとの電気的接合は全く考えら
れておらず、従来のままでは床部の電磁波の遮蔽
はきわめて困難であつた。従つてこれらの構造に
おいては、床部の上にわざわざ金属板等の遮蔽材
を覆う遮断がとられていた。
この考案は、このような事情に鑑みて開発され
たもので、電磁波シールド構造物における床部の
電磁波の漏れおよび流入をほぼ完全に遮蔽するこ
とが可能な床部の電磁波シールド装置を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案は、梁に鉄骨梁を使用し、床スラブの
型枠にデツキプレートを使用して電磁波シールド
構造物を構築する場合において、前記デツキプレ
ートどうしの長手方向の端部は、前記デツキプレ
ートの端部を前記鉄骨梁の上で突合わせ、その上
に双方のデツキプレートに亘つて前記デツキプレ
ートと同一断面形のカバープレートを設置すると
ともに当該カバープレートを前記デツキプレート
とともに鉄骨梁にボルト止め又は溶接することに
より接合し、前記デツキプレートどうしの幅方向
の端部は双方のデツキプレート端部を所定長さ重
ねるとともにボルト止め又は溶接することにより
接合し、かつ前記デツキプレート端部と鉄骨梁ど
うしは、前記デツキプレート端部を前記鉄骨梁に
側型枠とともにボルト止め又は溶接して接合する
ことにより、金属板等なしで前記目的を達成する
ものである。また、これらの溶接接合は連続溶接
が望ましい。
(実施例) 以下、この考案を図示する一実施例によつて説
明すると、第1図は、建物全体が電気的に連続し
て導電性が良くなるように構成された電磁波シー
ルド構造物である。
当該構造物1の梁は、鉄骨梁2より構成され、
床スラブの型枠はデツキプレート3より構成され
ている。
デツキプレート3,3は鉄骨梁2,2間にその
長手方向および幅方向連続して敷設されている。
デツキプレート3,3の長手方向端部は鉄骨梁
2の上端に設置されているとともに互いに突合わ
されている。また、デツキプレート3,3の突合
わせ部にはデツキプレート3とほぼ同一断面形を
した波形状のカバープレート4が双方のデツキプ
レート3,3の端部に亘つて被せられている。
そして、当該カバープレート4とデツキプレー
ト3,3を鉄骨梁2に複数本の取付ボルト5によ
つて一緒にボルト止めすることによつて左右デツ
キプレート3,3は接合されている。かかる接合
方法により、左右デツキプレート3,3は電気的
にも接合されている。なお、デツキプレート3,
3とカバープレート4間を溶接することもある。
また、カバープレート4にはデツキプレート3
の幅方向に連続する一枚として形成されているも
の(第4図参照)と1山〜2山程度の長さに短く
形成されたものがある(第3図参照)。
デツキプレート3,3の幅方向端部は1山〜2
山程度重ね合わされ、重合わせ部をスポツト溶接
することによつて接合されている(第2図参照)。
かかる接合方法によりデツキプレート3,3同士
は電気的にも接合されている。
また、鉄骨梁2とデツキプレート3とは、鉄骨
梁2の上端に断面略L字状をした側型枠6を鉄骨
梁2の長手方向に沿つて設置し、この側型枠6の
上にデツキプレート3を載せ連続溶接する。当該
デツキプレート3と側型枠6は鉄骨梁2に複数本
の取付ボルト5によつて一緒にボルト止め又は溶
接することにより接合されている(第2図参照)。
かかる接合方法によりデツキプレート3と側型枠
6と鉄骨梁2とは電気的にも接合されている。
側型枠6は、鉄骨梁2とデツキプレート3間の
電磁波の漏れおよび流入を防止するとともに、デ
ツキプレート3の上に打設される打設直後のコン
クリートの流出を防止する働きもするものであ
る。
なお、デツキプレート3としてガルバーデツキ
プレートを使用するのが好ましく、使用部材の接
合部は導電性を良くするためにめつき処理するこ
とが望ましい。
めつき処理には、亜鉛、すず、ニツケル、銅め
つき等を用いる。
また、電気的接合には、ボルト止め又は溶接に
限らずボルト止めと溶接を併用することもある。
(考案の効果) この考案は以上の構成からなるので以下の効果
を有する。
梁に鉄骨梁を使用し、床型枠にデツキプレート
を使用して電磁波シールド構造物を構築する場合
に於いても、床型枠どうし及び床型枠と鉄骨梁と
を電気的に連続した状態に接合することによりこ
の部分に於ける電磁波の漏れ及び流入を略完全に
遮蔽することができる。
具体的には、30MHz〜1000MHzの周波数の範囲
の電磁波を100dB以上遮蔽することができたのに
対し、本願の構成としない為に電気的に接合でき
なかつた場合には、同一周波数で全く遮蔽できな
かつた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、この考案の一実施例を示し
たもので、第1図は電磁波シールド構造物の断面
図、第2図はデツキプレートと鉄骨梁との接合状
態を示す斜視図、第3図および第4図は第5図に
おけるA−A線断面図、第5図はデツキプレート
同士の接合状態を示す断面図である。 1……電磁波シールド構造物、2……鉄骨梁、
3……デツキプレート、4……カバープレート、
5……取付ボルト、6……側型枠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 梁に鉄骨梁を使用し、床スラブの型枠にデツキ
    プレートを使用して電磁波シールド構造物を構築
    する場合において、前記デツキプレート同志の長
    手方向の端部は、前記デツキプレートの端部を前
    記鉄骨梁の上で突合わせ、その上に前記デツキプ
    レートと同一断面形をしたカバープレートを双方
    のデツキプレートに亘つて設置するとともに当該
    カバープレートを前記デツキプレートとともに鉄
    骨梁にボルト止め又は溶接することにより接合
    し、前記デツキプレートどうしの幅方向の端部は
    双方のデツキプレート端部を所定長さを重ねると
    ともにボルト止め又は溶接することにより接合
    し、かつ前記デツキプレート端部と鉄骨梁どうし
    は前記デツキプレート端部を鉄骨梁に側型枠とと
    もにボルト止め又は溶接することにより接合して
    なることを特徴とする電磁波シールド構造物にお
    ける床部の電磁波シールド装置。
JP1964087U 1987-02-13 1987-02-13 Expired JPH0211833Y2 (ja)

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JP5193955B2 (ja) * 2009-06-12 2013-05-08 日本環境製造株式会社 床載置部材および床載置台
JP7051358B2 (ja) * 2017-10-10 2022-04-11 日鉄建材株式会社 プレキャスト合成スラブ、拡幅用プレート、及びプレキャスト合成スラブを用いた床構造、並びに建物

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JPS63128797U (ja) 1988-08-23

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