JPH02118016A - Ｒｈ法環流式真空脱ガス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、溶鋼の脱炭、脱ガスを行う環流式真空脱ガス
装置、特に溶鋼吸上管に設けられるガス吹込み管に関す
るものである。

〈従来の技術〉 一般に、ＲＨ法環流式真空脱ガス装置による真空処理は
脱炭、脱窒素、脱水素などを目的に、溶鋼吸上管に？ｊ
Ｉ数個の単管を設置しＩ！：を流用の計ガスを吹込むこ
とによって行われている（例えば特開昭５８−１３９７
０６号公報）、シかし、従来方法ではＲＨ法肌脱ガス槽
内環流ガスが離脱する時に発生ずる溶鋼のスプラッシュ
による槽内への地金付着量が多く、操業上のトラブルが
発生して問題となっていた。

また、Ｒ１ｒ法による極低炭までの脱炭処理を考えた場
合、脱失速度が遅く、転炉−ＲＨ性膜ガス一連続鋳造の
プロセスで鋼を生産するのにＲＨ法脱ガス処理時間によ
って生産速度が律速されることが多かった。そのために
、ＲＨ法脱ガス処理で脱炭速度を上昇させる試みがなさ
れている。たとえば特公昭６２−６６１１号公報には環
流■の増大を計るために、ｒｌＨｌ脱法ス装置の吸上管
と下降管の形状を従来の円形から楕円形として断面積を
増大させ、その結果脱炭速度の向上を計る技術が公開さ
れている。しかし、断面積の増大には吸上管。

下降管の耐火可溶ｔｎ量を増し、耐用回数が低下すると
いう問題がある。

〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、耐火可溶ｔｊｌｆｆｉを増すことな（脱炭速
度の向上を計るとともに、地金付着量を大幅に減少させ
て高生産性のＲＨ法脱ガス処理が実現できるＲＨ法環流
式真空脱ガス装置ηを提供するためになされたものであ
る。

〈！！１題を解決するための手段〉 本発明は、■複数に区分されたそれぞれのガス流の噴射
方向が、ガス吹込み管先端部で、それぞれ異なる方向と
なる構造であるガス吹込み管を溶鋼吸上管に設けたこと
を特徴とするＲ　Ｈ法理流式真空脱ガス装置で、■複数
個のガス配管を相互に涙り合わせ、かつ相互に止着され
たガス吹込み管を用いた前項■記載のＲＨ法環流式真空
脱ガス装置、または■該吹込み管断面を分割し、かつ長
さ方向の捩れた１個又は複数個の気体案内板を内部に配
設されたガス吹込み管を用いた前項■記載のＲＨ法ＴＯ
ｆＬ式真空脱ガス装置である。

く作　用〉 本発明のガス吹込み管を使用すると、溶鋼吸上管内のｔ
８ＷＡに吹込まれるガス流が、複数に区分され、それぞ
れの噴射方向がガス吹込み管先端部で、それぞれ異なる
方向となる。従ってこの場合、溶鋼内に発生する気泡径
は、通常の単管から送られたガスによって発生ずる気泡
径に比べて著しく小さくなる。気泡径の小径化は、Ｉｌ
ｌの溶鋼吸上管での気泡の上昇速度と？８ｍの上昇速度
の差、すなわちスリップ速度が小さくなることになる。

これは、気泡による？８鋼上界のための推進力の効率が
高くなることを、念味し、大径気泡に比べて同一ガス流
量での溶鋼循環速度が増大する。このことは転炉に用い
られる場合と異なる作用である０本発明はこのように噴
射ガス流を複数の異なる方向とすることによって溶鋼循
環速度を大幅に増加させ、それによって反応速度を増し
、脱炭速度を向上できる。

さらに、気泡径の小径化はＲＨ法脱ガス装置の溶鋼吸上
管部での溶鋼と気泡間の反応界面積を増大させるので、
ガス−メタル間の反応速度を上昇する。また、本発明の
ガス吹込み管は溶鋼吸上管内でも転炉羽口と同様「底た
たき回数」が減少することから、耐火物の／８ｆＲ速度
が大幅に減る。

〈実施例〉 本発明はＲＨ法脱ガス装置の溶鋼吸上管３のＡｒガスな
どのガス吹込み管４に関するものである。

第３図に示すようにＲＨ法脱ガス装置は、Ａｒガス吹込
み管４からＡｒガスなどを吹込むことによって、エアリ
フトポンプと同様の効果で溶ｗ４Ｂを吸い上げ下降管９
から排出する。溶鋼は、脱ガス槽の溶鋼表面やスプラッ
シュ部、さらに吸上管のガスー溶綱界面部で、脱炭や脱
ガス反応を起こすが、ここで本発明のガス吹込み管４を
用いると、溶鋼の循環速度が増し、しかも吸上管部の気
−液反応界面積が増すので反応速度が促進される。

本発明のガス吹込み管として、例えば、第１図。

第２図に示したガス吹込み管がある。

第１図は、？Ｍ数個のガス配管１１を相互に隣接させて
しかもそれらの管を相互にねじり合わせた構造をもつガ
ス吹込み管である。第１図では複数個のガス配管として
３木を使用した実施例を示したが、もちろん本数は３木
に限定するものではない。

第２図は、単管内に気体室内板１０を取り付けてガス流
の噴射方向を変えた実施例であり、気体案内板１０は捻
じった構造としている。

第１図、第２図に例示したガス吹込み管を第３図の？８
鋼吸上管３のガス吹込み管４の取付は位置に取付はガス
を噴射すると、従来の円管状の単管ガス吹込み管に比べ
て脱炭、脱ガス反応が促進される。

本発明の具体的な実施例および比較例を以下に示す。

用いたＲ１ｒ法脱ガス装置は、２５０を溶鋼の規模で、
脱ガス槽内径は２２００ｍ＋ａφ、溶鋼吸上官、下降管
の内径は５２０順φである。ガス吹込み管は全部で１２
木で、溶鋼吸上管の円周方向に等間隔で配置されている
。環流Ａｒガスの吹込み流量は３０００　ｆｉ　／師で
ある。

実施例および比較例について脱炭反応の結果を第１表に
示した０表から明らかなように、本発明に係る装置を用
いた実施例の脱炭速度が、従来法より大幅に向上し、処
理後の（Ｃ）値も大幅に低下した。なお、処理中の温度
は１５８０〜１６１０　’Ｃであった。

また、本発明による方法を連続して使用したところスプ
ラッシュ発生量が少ないために、従来法の脱ガス槽の槽
交換までのヒート数に比べて、槽交換までのヒート数は
約３倍に長くなった。

第　　１　　表 〈発明の効果〉 本発明に係る装置を用いると、脱炭速度が大幅に向上し
、脱ガス処理後の（Ｃ）値も大幅に低下した。またスプ
ラッシュ発生量が少なく地金付着による脱ガス槽の交換
頻度も従来に比べて著しく少なくなった。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は、本発明に係るガス吹込み管の図面で
、それぞれ（２１）は一部断面正面図、（１））は断面
側面図、第３図は、［？１■法環流式真空脱ガス法を説
明する模式図である。 ■・・・脱ガス槽耐火物、　２・・イＬ空槽、３・・・
溶鋼吸上管、　　　　４・・・ガス吹込み管、５・・・
取　鍋、　　　　　６・・・気　泡、７・・・スプラッ
シュ滴、　　８・・・溶　鋼、９・・・下鋒管、　　　
　　ＩＯ・・・気体案内板、１１・・・ガス配管。 特許出願人　　　川崎製鉄株式会社

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数に区分されたそれぞれのガス流の噴射方向が
   、ガス吹込み管先端部で、それぞれ異なる方向となる構
   造であるガス吹込み管を溶鋼吸上管に設けたことを特徴
   とするＲＨ法環流式真空脱ガス装置。
2. （２）複数個のガス配管を相互に捩り合わせ、かつ相互
   に止着されたガス吹込み管を用いた請求項１記載のＲＨ
   法環流式真空脱ガス装置。
3. （３）吹込み管断面を分割し、かつ長さ方向に捩れた１
   個又は複数個の気体案内板を内部に配設されたガス吹込
   み管を用いた請求項１記載のＲＨ法環流式真空脱ガス装
   置。