JPH02114949A - 超音波内視鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被検体の体腔内に挿入して目的部位を光学的
に観察する内視鏡に超音波断層像を得るための超音波送
受信部を組み込んだ超音波内視鏡に関し、特に超音波送
受信部を目的部位に接触させるのが容易かつ正確に行う
ことができる超音波内視鏡に関する。

（従来の技術〕 従来の超音波内視鏡は、棒状の挿入部の先端部に、目的
部位に超音波を送受信する超音波送受信部を有すると共
にこの超音波送受信部の近傍にて上記目的部位を光学的
に観察する光学的ＩＩ察部を有し、被検体の体腔内に挿
入して目的部位を観察するようになっていた。そして、
上記光学的観察部による目的部位の光学画像を見ながら
上記超音波送受信部を目的部位に接触させ、その超音波
断層像を得て検査及び診断をしていた。この場合、光学
的ＩＩＥ察部によって被検体の目的部位の光学画像をｗ
Ａ察しながら超音波送受信部を上記目的部位に接触させ
るには、上記光学的観察部の視野内に目的部位が大写し
になるようにとらえた状態で。

該光学的ｍ察部と超音波送受信部との間の距離に応じて
挿入部を所要方向へ適宜移動して接触させていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、このような従来の超音波内視鏡においては、光
学的観察部による光学画像の中に、挿入部の先端部に設
けられた超音波送受信部の外観の一部は見えるが、上記
超音波送受信部の内部に設けられた超音波振動子の配列
位置またはその超音波振動子の駆動による超音波断層面
の位置はほとんどわからないものであった。従って、上
記のように光学的観察部によって目的部位の光学画像を
観察しながら超音波送受信部を上記目的部位に接触させ
るのは、はとんど操作者の勘と経験に頼って行っている
ものであった。このことから、被検体の体腔内に挿入部
を差し込んでその先端部の超音波送受信部を目的部位に
接触させるのが難しいと共に、正確に合わせられないこ
とがあった。従って、目的部位の検査及び診断が容易か
つ正確に行えないことがあった。

そこで１本発明は、このような問題点を解決することが
できる超音波内視鏡を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本発明による超音波内視鏡
は、棒状の挿入部の先端部に、目的部位に超音波を送受
信する超音波送受信部を有すると共にこの超音波送受信
部の近傍にて上記目的部位を光学的にａ察する光学的観
察部を有し、被検体の体腔内に挿入して目的部位を観察
する超音波内視鏡において、上記光学的観察部によって
得られる被検体の目的部位の光学画像の中で、上記超音
波送受信部の超音波振動子の配列位置またはその超音波
振動子の駆動による超音波断層面の位置を認識させる指
標手段を、上記挿入部の先端部に直接設けたり、光学的
観察部によって得られる目的部位の光学画像を見る接眼
部に標示したり、或いは上記光学画像を表示する画面内
に表示したりするものである。

〔作　用〕

このように構成された超音波内視鏡は、所要の部位に設
けられた指標手段により、光学的１１！察部によって得
られる被検体の目的部位の光学画像の中で、超音波送受
信部の超音波振動子の配列位置またはその超音波振動子
の駆動による超音波断層面の位置が認識される。これに
より、上記超音波送受信部を被検体の目的部位に接触さ
せるのが容易かつ正確に行うことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本発明による超音波内視鏡の第一の実施例を示
す説明図である。この超音波内視鏡は、被検体の体腔内
に挿入して目的部位を光学画像及び超音波断層像により
観察するもので、棒状の挿入部１の先端部に超音波送受
信部２を有すると共に光学的ｗｔ察部３を有している。

上記超音波送受信部２は、被検体の目的部位に超音波を
送受信してその断層像を得るためのもので、その内部に
はセクタ走査方式またはコンベックス走査方式等により
超音波を送受信する超音波振動子が設けられている。な
お、この超音波送受信部２で収集した反射エコー信号は
上記挿入部１の内部に通されたケーブルを介して図示外
の画像処理装置へ導かれ。

ここで各種の処理を施した後に画像化され被検体の目的
部位の超音波断層像として１図示外の例えばＣＲＴモニ
タの画面に表示されるようになっている。

上記挿入部１の先端部にて超音波送受信部２の近傍には
、光学的ａ室部３が設けられている。この光学的観察部
３は、第１図に示す視野Ｆ内で被検体の目的部位を光学
的に観察するもので、図示外の光源装置から光ファイバ
等を介して送られる光を上記目的部位に照射する照明部
（図示省略）と、この照明部からの光照射により目的部
位の表面状態を見る受光レンズ（図示省略）とから成る
。

そして、上記挿入部１の後端部には、把持部４が設けら
れている。この把持部４は、医師等の操作者が超音波内
視鏡を被検体の体腔内に挿入するときに手で保持して操
作する部分となるものである。

上記把持部４の後端には、接眼部５が設けられている。

この接眼部５は、上記光学的ｌｌ！祭部室部より検出し
た光学情報を被検体の目的部位の光学画像として観察す
るもので、その光学的ｍ察部３の受光レンズに入射した
光を光ファイバ等を介して導き、接眼レンズ等により拡
大して見るようになっている。

ここで、本発明においては、上記挿入部１の先端部に設
けられた超音波送受信部２の外表面の一部に、第２図に
示すように、指標手段６が設けられている。この指標手
段６は、上記光学的ａ室部３によって得られる被検体の
目的部位の光学画像工（第３図参照）の中で、上記超音
波送受信部２の内部に設けられた超音波振動子の配列位
置またはその超音波振動子の駆動による超音波断層面Ｓ
（第１図参照）の位置を認識させるもので、例えば上記
超音波送受信部２の外表面にて、その内部の超音波振動
子の配列位置に対応する箇所にその配列方向に適宜の塗
料等でマークが付されている。

従って、この実施例によれば、第３図に示すように、接
眼部５を通して見た光学的ａ祭部３による光学画像工の
中に、超音波送受信部２の一部が見えると共にその外表
面に付された指標手段６が見え、この指標手段６により
操作者は上記超音波送受信部２の超音波振動子の配列位
置または超音波断層面Ｓの位置を認識することができる
。

第４図は本発明の第二の実施例に係る接眼部５の内部構
造を示す要部拡大説明図である。この実施例は、第１図
における接眼部５を構成する接眼レンズ７と保護ガラス
８と接眼枠９のうち、上記保護ガラス８の表面の所定の
箇所に、第１図に示す超音波送受信部２の内部に設けら
れた超音波振動子の配列位置またはその超音波振動子の
駆動による超音波断層面Ｓの位置を認識させる指標手段
６を、適宜の塗料等でマーキングしたものである。

なお、第４図において、符号１０は第１図に示す光学的
ｗｔ察祭部の受光レンズに入射した光を接眼レンズ７の
ところまで導く光ファイバである。従って、この実施例
によれば、第５図に示すように。

接眼部５を通して見た光学的ａ室部３による光学画像工
の中に、超音波送受信部２の一部が見えると共に上記保
護ガラス８の表面にマーキングされた指標手段６が重な
って見え、この指標手段６により操作者は上記超音波送
受信部２の超音波振動子の配列位置または超音波断層面
Ｓの位置を認識することができる。

第６図は本発明の第三の実施例を示す説明図である。こ
の実施例は、第１図に示す接眼部５に対して接眼アダプ
タ１１を着脱可能に取り付けるようにしたものである。

ここで、上記接眼アダプタ１１は、接続部１２と保護ガ
ラス１３と接眼枠１４とから成り、上記保護ガラス１３
の表面の所定の箇所には、第６図に示す超音波送受信部
２の内部に設けられた超音波振動子の配列位置またはそ
の超音波振動子の駆動による超音波断層面Ｓの位置を認
識させる指標手段６が適宜の塗料等でマーキングされて
いる。なお、第６図において、符号１５ａと１５ｂは接
眼部５に接眼アダプタ１１を取り付ける際にその保護ガ
ラス１３にマーキングされた指標手段６の位置及び方向
がずれないようにする係止部材である。また、この場合
は、超音波内視鏡の本体に設けられた接眼部５内には指
標手段６は設けられていない、従って、この実施例によ
れば、上記接眼アダプタ１１を接眼部５に取り付けてい
ないときは、該接眼部５を通して見た光学的観察部３に
よる光学画像工の中には指標手段６が見えず、操作者の
所望により接眼部５に上記接眼アダプタ１１を取り付け
たときのみ、第５図に示すと同様に上記光学画像工の中
に超音波送受信部２の一部が見えると共に上記保護ガラ
ス１３の表面にマーキングされた指標手段６が重なって
見え、この指標手段６により操作者は上記超音波送受信
部２の超音波振動子の配列位置または超音波断層面Ｓの
位置を認識することができる。すなわち、操作者の所望
により、超音波振動子の配列位置または超音波断層面Ｓ
の位置を確認したいときのみ確認することができる。

第７図は本発明の第四の実施例を示す説明図である。こ
の実施例は、第１図に示す接眼部５に入射する光学情報
をコントロールすることにより光学画像工の中に指標手
段６が見えるようにしたものである０例えば、把持部４
内にて接眼部５の前方に三枚のミラー１６ａ、１６ｂ、
１６ｃを設け、光学的１１９部３から光ファイバ１０を
介して導かれた被検体の目的部位の光学情報はまず第一
のミラー１６ａに入射して所定方向へ反射し、この反射
光は次に第二のミラー１６ｂに入射して所定方向へ反射
し接眼部５へ入射するようになっている。

ここで、第三のミラー１６ｃの表面の所定箇所には、第
７図に示す超音波送受信部２の内部に設けられた超音波
振動子の配列位置またはその超音波振動子の駆動による
超音波断層面Ｓの位置を認識させる指標手段６が適宜の
塗料等でマーキングされている。そして、上記第三のミ
ラー１６ｃの近傍にはライト１７が設けられており、こ
のライト１７を点灯して第三のミラー１６ｃの表面を照
明することにより、該第三のミラー１６ｃの表面にマー
キングされた指標手段６の像が浮かび上がって第二のミ
ラー１６ｂに入射し、その後所定方向へ反射して接眼部
５へ入射するようになっている。

これにより、上記接眼部５においては、第一のミラー１
６ａを介して入射する目的部位の光学情報と第三のミラ
ー１６ｃを介して入射する指標手段６の像とが合成され
、第５図に示すと同様に光学画像工の中に超音波送受信
部２の一部が見えると共に上記第三のミラー１６ｃの表
面にマーキングされた指標手段６が重なって見え、この
指標手段６により操作者は上記超音波送受信部２の超音
波振動子の配列位置または超音波断層面Ｓの位置を認識
することができる。なお、上記ライト１７の点灯を外部
よりオン、オフ操作可能とすることにより、操作者の所
望により、超音波振動子の配列位置または超音波断層面
Ｓの位置を確認したいときのみ確認することができる。

第８図は本発明の第五の実施例を示す説明図である。こ
の実施例は、第１図に示す光学的観察部３において、図
示外の光源装置から光ファイバ等を介して送られる光を
被検体の目的部位に照射する照明部（図示省略）からの
光照射により上記目的部位の表面状態を見る受光レンズ
（図示省略）に代えて、ＣＯＤ　（電荷結合素子）を用
いた固体撮像素子（図示省ｌｌｌ８）を設けて光学的観
察部３′を構成したものである。この場合、上記光学的
観察部３′の固体撮像素子からは直接電気的なアナログ
信号が出力されるので、第１図に示す接眼部５は省略す
ることができる。そして、図示の画像描出装置１８の操
作１１１９により、ＣＲＴモニタ２０の画面に得られた
光学的観察部３′による光学画像工（第９図参照）の中
に、必要に応じて第８図に示す超音波送受信部２の内部
に設けられた超音波振動子の配列位置またはその超音波
振動子の駆動による超音波断層面Ｓの位置を認識させる
指標手段６を表示するようになっている。なお。

上記指標手段６は、ＣＲＴモニタ２０の画面上の所定箇
所に適宜の塗料等で固定的にマーキングしておいてもよ
い、従って、この実施例によれば、第９図に示すように
、画像描出装置１８のＣＲＴモニタ２０の画面上で、光
学画像工の中に超音波送受信部２の一部が見えると共に
指標手段６が重なって見え、この指標手段６により操作
者は上記超音波送受信部２の超音波振動子の配列位置ま
たは超音波断層面Ｓの位置を認識することができる。

なお、上記第一〜第五の実施例では、指標手段６を実線
または破線の直線で示したが１本発明はこれに限らず、
例えば第１０図に各種の形状を示すように、超音波振動
子の配列位置または超音波断層面の位置を認識できるも
のならどのような形状でもよい、また、第１０図におい
て、各指標手段６の形状に付したドツト及び矢印は、超
音波の走査方向を示している。

第１１図は本発明の第六の実施例を示す説明図である。

この実施例は、第８図に示す超音波送受信部２において
、第１２図に示すように、複数の超音波振動子２１，２
１．・・・の配列内にレーザ発光源２２を設けて超音波
送受信部２′を構成したものである。そして、第１１図
に示す即動回路２３から即動信号を送出することにより
上記超音波送受信部２′のレーザ発光源２２が駆動し、
第１２図に示すように指向性の良いレーザ光りが射出さ
れ、第９図に示すと同様にＣＲＴモニタ２ｏの画面に得
られた光学的観察部３′による光学画像工の中に、第１
１図に示す超音波送受信部２′の内部に設けられた超音
波振動子２１，２１．・・・の配列位置またはその超音
波振動子２１，２１．・・・の駆動による超音波断層面
Ｓの位置を認識させる指標手段６が表示されるようにな
っている。なお、この実施例は、第８図に示す場合だけ
に限られず、第１図等に示す光学的ａ余部３による光学
画像Ｉを接眼部５を通して直接観察する場合にも、同様
に適用できるものである。この場合は、超音波送受信部
２′と光学的観察部３とが固定的に連結されずフレキシ
ブルに曲がりうるときでも、レーザ発光源２２から射出
されるレーザ光りを頼りに、上記超音波送受信部２′の
超音波振動子２１，２１、・・・の配列位置または超音
波断層面Ｓの位置を認識することができる。

第１３図は本発明の第七の実施例を示す説明図である。

この実施例は、第１図に示す超音波送受信部２において
、第１４図に示すように、複数の超音波振動子２１，２
１．・・・の配列内に処置具２４を挿入したり送水等が
できる機能口２５を設け、この機能口２５の軸線２６が
超音波振動子２１゜２１、・・・による超音波断層面Ｓ
と一致するようにして超音波送受信部２′を構成したも
のである。

従って、この実施例によれば、接眼部５により目的部位
の光学画像工を見ながら、上記機能口２５から出した処
置具２４の先端部または該機能口２５から送水された洗
浄部分等を確認することにより、それぞれの処置具２４
または送水状態を指標手段として上記超音波振動子２１
，２１．・・・の駆動による超音波断層面Ｓの位置を認
識することができる。

〔発明の効果〕

本発明は以上のように構成されたので、所要の部位に設
けら九た指標手段６により、光学的観察部３によって得
られる被検体の目的部位の光学画像工の中で、超音波送
受信部２の超音波振動子の配列位置またはその超音波振
動子の駆動による超音波断層面Ｓの位置を認識すること
ができる。従って、被検体の体腔内に挿入部】、を差し
込んで。

上記光学的ｔｉ１４察部３祭部り目的部位の光学画像工
を観察しながら超音波送受信部２を上記目的部位に接触
させるのが、従来のように操作者の勘と経験に頼ること
なく、容易かつ正確に行うことができる。このことから
、被検体の目的部位の検査及び診断が容易かつ正確に行
えるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による超音波内視鏡の第一の実施例を示
す説明図、第２図は挿入部の先端部を示す要部拡大斜視
図、第３図は接眼部を通して見た光学的ｗｔ察祭部よる
光学画像を示す説明図、第４図は本発明の第二の実施例
に係る接眼部の内部構造を示す要部拡大説明図、第５図
はその接眼部を通して見た光学的ａｍ部による光学画像
を示す説明図、第６図は第三の実施例を示す説明図、第
７図は第四の実施例を示す説明図、第８図は第五の実施
例を示す説明図、第９図はそのＣＲＴモニタの画面に得
られた光学的ａ余部による光学画像を示す説明図、第１
０図は指標手段の各種の形状を示す説明図、第１１図は
第六の実施例を示す説明図、第１２図はその超音波送受
信部の内部構造を示す要部拡大断面図、第１３図は第七
の実施例を示す説明図、第１４図はその超音波送受信部
の内部構造を示す要部拡大断面図である。 １・・・挿入部、　２．２’　、２’・・・超音波送受
信部、３．３’・・・光学的観察部、　４・・・把持部
、５・・・接眼部、　６・・・指標手段、　Ｓ・・・超
音波断層面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 棒状の挿入部の先端部に、目的部位に超音波を送受信す
   る超音波送受信部を有すると共にこの超音波送受信部の
   近傍にて上記目的部位を光学的に観察する光学的観察部
   を有し、被検体の体腔内に挿入して目的部位を観察する
   超音波内視鏡において、上記光学的観察部によって得ら
   れる被検体の目的部位の光学画像の中で、上記超音波送
   受信部の超音波振動子の配列位置またはその超音波振動
   子の駆動による超音波断層面の位置を認識させる指標手
   段を設けたことを特徴とする超音波内視鏡。