JPH02114648A - 超格子構造素子 - Google Patents

超格子構造素子

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JPH02114648A
JPH02114648A JP26840588A JP26840588A JPH02114648A JP H02114648 A JPH02114648 A JP H02114648A JP 26840588 A JP26840588 A JP 26840588A JP 26840588 A JP26840588 A JP 26840588A JP H02114648 A JPH02114648 A JP H02114648A
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superlattice
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lattice
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Takeshi Karasawa
武 柄沢
Kazuhiro Okawa
和宏 大川
Tsuneo Mitsuyu
常男 三露
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高移動度トランジスターをはじめとする電子素
子、半導体レーザーなどのオプトエレクトロニクス素子
、その他高品質の結晶性を要求される超格子構造を利用
した素子等に用いられる超格子構造素子に関する。
従来の技術 超格子は自然界には存在しない原子9分子配列を持つ物
質を人工的に作製し、在来物質による機能の向上、新し
い機能の創造をめざす試みとしてその研究開発は近年ま
すますさかんになってきている。特にG a A s/
A tA s系などのm−v族化合物半導体超格子を利
用したものは一部デバイス化されている。これらをはじ
めとしてすでに実用化されているヘテロ積層構造あるい
は超格子構造においては、基板と超格子、あるいは超格
子を構成している物質どうしの結晶格子定数はきわめて
近い値を有しており、結晶欠陥を生ずることなく良質の
へテロエピタキシャル成長が可能な組合せが比較的容易
に得られている。
一方、格子定数に数多あるいはそれ以上の差があり、結
晶成長にとっては無視しえない影響があるが、他の物質
では代用の可能性がないためにこれらの歪をとシ込んだ
形でのいわゆる歪超格子も各種試みられはじめている。
これは格子が若干の歪みを有した状態で、かつ格子緩和
を起こしてしまわないようにエピタキシャル成長させよ
うとするものである。
発明が解決しようとする課題 1種類の物質によるヘテロエピタキシャル成長あるいは
超格子の成長においても格子定数の相異に起因する欠陥
の低減は重要な課題であシ、そのだめに数々の制約が生
じている。基板とその上にエピタキシャル成長させよう
とする膜との間にバッファー層を形成し格子緩和を終了
させてしまって後に必要な膜を形成するという対応策が
あるが、この方法ではバッファー層形成という工程の増
加を伴い、また、基板と膜との直接コンタクトをデバイ
ス機能上必要とする場合には不適当である。
一方、格子定数の相異を有する場合、成長させる膜厚を
その格子定数の差に依存したある厚さ以下にとどめるな
らば欠陥を生じないことが知られているが、この臨界膜
厚は必ずしも理論的に決定できるものではなく、成膜条
件によっても左右されることがわかってきている。した
がって、膜厚をある厚さ以下にとどめる方法は必ずしも
有効とは言えず、様々な機能を追求する超格子の設計に
とっては制約となってしまう。
課題を解決するための手段 そこで、本発明においては超格子を構成する物質のみに
よシ各層の層厚の組合せを次のようにすることにより基
板の格子との整合をとる。すなわち、基板物質の格子定
数よりも大きな物質および小さな物質の組合せによる超
格子において、まず平均の格子定数が基板のそれよりも
わずかに大きくなるように超格子を構成する2種類の物
質の各層厚を定めた超格子Iを基板上に形成し、次に超
格子としての平均の格子定数が基板のよりもわずかに小
さくなるように組合せた超格子IIを形成する。
作  用 このように同一物質系による超格子を基格の格子定数よ
りも大きなものと小さなものとの組合せとして構成する
ことにより、単一構造の超格子では必ずしも基板との格
子整合がとれない薄層の繰返しによる超格子においても
はるかに整合性良く、単一超格子の臨界膜厚を超えた厚
さまでエピタキシャル成長させることが可能となる。
実施例 本発明は格子定数の異なる物質の組合せを積極的に利用
するものであり、各種の物質に適用できるが、ここでは
ワイドバンドギャップの■−■族化合物半導体による超
格子に関し具体的実施例を述べる。これらのへテロエピ
タキシャル成長に用いる基板としてはその品質、取扱い
に関する技術の蓄積等を考慮するとG a A sが最
も適している。
G a A gの格子定数は6.6533人であり、ワ
イドバンドギャップの■−■族化合物半導体の中で格子
定数が大きいものと小さいものの組合せとじてはZnT
eおよびZnS  が可能である。格子定数の大小のみ
から単純に考えるならばZnTeとZnSをそれぞれ適
当な厚さに定めればG a A s基板とモ均的に格子
整合をとることが可能なようにみえるが、超格子として
の量子効果、たとえばポテンシ厚 ヤル井戸のトンネルを利用する場合などは各層1を非常
に薄くする必要があり、特に各層が数十原子層あるAは
それ以下を要する場合にはどのように組合せても格子整
合はとれない。したがって各層を薄くする場合には超格
子をその平均格子定数が基板のものよりも若干大きいも
のと小さいものの2部分に分け、全体の平均として格子
整合をとる必要がある。この様子を模式的に第1図に示
す。
超格子■の平均格子定数ds1.超格子■の平均格子定
数d 3 n 、および基板の格子定数dGaAsの大
小関係は dS■〈dGaAs<dSl であり、d3+およびdsriをdGaAs に近い値
とすることはZnTeおよびZnS各層が薄くなっても
可能であるから、超格子IとIIを合わせた全体として
の格子整合が可能となる。
ZnTe・ZnS系超格子結晶成長は、超高真空下での
高純度、非平衡系での低温成長2分子線のシャッター繰
作による瞬時の切換えによる急峻な界面などの利点を考
え、分子線エピタキシー法(MBE法)を用いる。第2
図にMBE装置の概略構成図を示す。成長室部分のみを
図示し、ロードロック室、基板移動機構などは省略しで
ある。
基板ホルダー6にセットされたG a A s基板4は
加熱機構3によって必要な温度に加熱される。成長室1
内の真空度は電離真空計7で、また、残留ガスは四重極
型質量分析装置eによってモニターされる。薄膜結晶成
長中の様子は反射高速電子線回折(RHEED)9によ
って観察し、そのパターンはスクリーン8にうつし出さ
れる。
排気系2で成長室1内を10  Torr代まで排気し
、また原料の入ったセル11a〜11cをそれぞれ所定
の分子線強度が得られる温度にし安定した後、GaAs
+基板4の温度をeoo℃に上げ表面酸化膜を離脱させ
る。このときRHEEDによシこのサーマルエツチング
が完了したことを確認する。
次に基板温度を326℃に下げ、膜形成を開始する。堆
積する物質の切り替えはシャッター10a〜10cの開
閉により行なう。すなわちZnS 堆積中はznS 原
料の入ったセル11cのシャッター100を開け、他の
ものは閉じておき、一定時間の後にZnS のシャッタ
ー1ocを閉じZnおよびTe原料の入ったセル11a
および11bのシャッター10 aと10bを開ける。
この操作を繰り返し、ZnS  とZnTeとを交互に
積層する。分子線強度はZnS、Zn、Teの順に2X
10−65X10  、lX10  Torr(電離直
空針によシフラックスをモニター)である。各層の厚さ
は各々のシャッターの開閉時間により制御し、分子線強
度は一定に保持しておく。
MBE法は1原子層の精度で成膜を制御できるので、き
わめて薄い層からなる超格子の作製が可能である。第1
図における超格子IとしてZnTeが2分子層、ZnS
が3分子層からなるものを形成するにはZnTe、Zn
Sそれぞれの堆積時間が7秒および3.6秒、超格子■
としてZnTeが1分子層、ZnS  が3分子層から
なるものの形成にZnTe、ZnSそれぞれの堆積時間
は3秒および3.5秒であった。これらの組合せにより
超格子lを264サイクル、超格子IIを100サイク
ル堆積させた場合、歪の効果がきわめて小さいと仮定し
て平均の格子定数は6.8631八であシ、GaAs基
板の5.6533人に対し0.0025%というわずか
のミスマツチングであり、膜厚がミクロンオーダーに達
した場合にも格子緩和の影響は回避できる。
発明の効果 本発明による超格子構造を用いるならば単一構造の超格
子では実現不可能な短周期のものでの格子整合をはかる
ことが可能となシ、格子歪に起因する結晶欠陥の発生を
なくし、基板上に直接必要とする物質による超格子を作
製し、かつ、単一超格子での臨界膜厚を越えた厚さにま
で成長させることができる。これにより超格子構造設計
の自由度が増し、素子などへの応用に特に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかわる超格子構造を説明するための
概念図、第2図は実施例における超格子作製に用いる分
子線エピタキシー装置の概略構成図である。 4・・・・・・基板、10 a〜1oc・旧・・シャッ
タ〜11a〜11c・・川・原料の入ったセル。 代理人の氏名 弁理士 粟 野 重 孝 ほか1名ds
rr (clGaAs< CuI 2−m− 3・・− 4・・− 5−・− 6・・・ 7−・− バP 翫 糸 +m]Is  眞倶 暮   折 墨Mホル9 コ寵楊型賞量91汀表置 t*iiマ糸 l山・α・・シ、、、9− 9−11a41”−原料のス)たでル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)格子定数の異なる2種類の物質を交互に積層して
    作製する超格子素子において、基板として格子定数が前
    記超格子を構成する物質の一方よりも大きく他方よりも
    小さいような物質を用い、前記基板上に、平均格子定数
    が前記基板の格子定数よりも大きくなるようにして前記
    2種類の物質よりなる超格子 I を形成し、前記超格子
    I 上に平均格子定数が前記基板の格子定数よりも小さ
    くなるようにして前記2種類の物質よりなる超格子IIを
    形成し、前記超格子 I および前記超格子IIよりなる系
    全体の平均格子定数が前記基板の格子定数にほぼ等しく
    なるように前記超格子 I および前記超格子IIそれぞれ
    の厚さを選定した超格子構造素子。
  2. (2)ZnTeおよびZnS交互の積層構造からなる超
    格子素子において、GaAsを基板として用いる特許請
    求の範囲第1項記載の超格子構造素子。
JP63268405A 1988-10-25 1988-10-25 超格子構造素子 Expired - Fee Related JP2563530B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04316316A (ja) * 1991-04-15 1992-11-06 Agency Of Ind Science & Technol 結晶成長方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04316316A (ja) * 1991-04-15 1992-11-06 Agency Of Ind Science & Technol 結晶成長方法

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