JPH02114064A - ステアリングギヤ比制御装置 - Google Patents

ステアリングギヤ比制御装置

Info

Publication number
JPH02114064A
JPH02114064A JP63268540A JP26854088A JPH02114064A JP H02114064 A JPH02114064 A JP H02114064A JP 63268540 A JP63268540 A JP 63268540A JP 26854088 A JP26854088 A JP 26854088A JP H02114064 A JPH02114064 A JP H02114064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
steering angle
vehicle speed
yaw rate
gear ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63268540A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2519311B2 (ja
Inventor
Masato Fukino
真人 吹野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP26854088A priority Critical patent/JP2519311B2/ja
Publication of JPH02114064A publication Critical patent/JPH02114064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2519311B2 publication Critical patent/JP2519311B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、車両のステアリングホイール及び転舵輪間
の伝達比、所謂ステアリングギヤ比(操舵比)を制御す
るステアリングギヤ比制御装置の改良に関し、特に、操
舵周波数によらず、最適な操舵特性が得られるようにし
たものである。
〔従来の技術〕
車両のステアリングホイールと転舵輪との間の伝達比を
、例えば車速等に応じて適宜変更させると、高速走行時
の走行安定性や低速走行時の操作性等を向上させること
ができるため、従来から種々の技術が提案されている。
例えば特開昭61−193969号公報に記載される技
術(第1従来技術)は、車両に発生するヨーレートゲイ
ン(即ち、ヨーレート/操舵角)が一定になるように、
車速に基づいてステアリングホイール及び転舵輪間の伝
達比を変更して、車両挙動の安定性を確保するようにし
ている。
また、特開昭61−215168号公報や特開昭62−
18366号公報に記載される技術(第2従来技術)で
は、ステアリングホイールの転舵速度に応じて上記伝達
比を変更するようにしたものであって、これにより、例
えば緊象、回避時等に転舵輪を素早く転舵することがで
きた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記第1従来技術にあっては、操舵周波
数を無視した定常ヨーレートゲインのみに基づいて制御
を行うため、実際のヨーレートゲインは操舵周波数に応
じて変動してしまうので、常に一定のヨーレートゲイン
を得ることは不可能であるし、位相もずれてしまうとい
う未解決の課題があった。
また、上記第2従来技術にあっては、転舵速度に応じて
一律にステアリングギヤ比を変更するものであり、車両
の性能(特に、ヨー共振周波数)を考慮していなかった
ため、操舵周波数に応じてヨーレートゲインが変化する
と共に位相がずれてしまい、操舵特性が損なわれ、その
結果、良好な操舵感覚を得ることができないという未解
決の課題があった。
この発明は、このような従来技術における種々の未解決
の課題に着目してなされたものであり、操舵周波数が変
動しても、最適な操舵特性が得ら°れるステアリングギ
ヤ比制御装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この発明は、車両のステア
リングホイール及び転舵輪間の伝達比を変更可能なステ
アリングギヤ比可変手段と、前記車両の走行速度を検出
する車速検出手段と、前記ステアリングホイールの操舵
角を検出する操舵角検出手段と、前記車速検出手段の車
速検出値及び前記操舵角検出手段の操舵角検出値に基づ
いて前記ステアリングギヤ比可変手段を制御する制御手
段と、を備えたステアリングギヤ比制御装置において、
前記制御手段は、前記操舵角θ(S)及び前記転舵輪の
実舵角δ(S)間の伝達関数G (S)が、(但し、A
は車速に比例する係数、Bは車速と定常ヨーレートゲイ
ンの目標値との関数、Cは定常ヨーレートゲインの目標
値の関数、Dは車速と定常ヨーレートゲインの目標値と
の関数、Sはラプラス演算子である。)となるように前
記ステアリングギヤ比可変手段を制御するようにした。
〔作用〕
車両の走行速度が車速検出手段で検出され、ステアリン
グホイールの操舵角が操舵角検出手段で検出され、これ
ら雨検出手段の検出値が、制御手段に供給される。
また、制御手段では、両センサから供給される検出値に
基づいて、操舵角θ(S)及び転舵輪の実舵角δ(S)
間の伝達関数C(S)が上記(1)式となるようにステ
アリングギヤ比可変手段を制御して、ステアリングホイ
ール及び転舵輪間の伝達比を変更する。即ち、ステアリ
ングホイール及び転舵輪間の伝達比N (S)は、下記
の(2)式のようになるから、これを満足するようにス
テアリングギヤ比可変手段を制御してやればよい。
N(S)=Sθ(S) /Sδ(S) =1/G(S)          ・・・・・・(2
)そして、伝達関数G (S)が(2次/1次)の形式
であるから、制御系における入出力の次数がそろえられ
るので、上記(1)弐におけるA、B、C及びDを車両
諸元を考慮して適宜選定することにより、操舵周波数に
よらずヨーレートゲインが一定になり、位相遅れが零と
なる。
〔実施例] 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
先ず、構成を説明すると、第1図は、本発明を適用した
車両の概念図であり、上端にステアリングホイール1が
取り付けられた入力側ステアリングシャフト2の下端と
、下端が等速ジヨイント等を介して公知のラックピニオ
ン式ステアリング装置5のピニオン軸4に連結された出
力側ステアリングシャフト3の上端とが、ステアリング
ギヤ北回変装W7を介して連結されている。
このステアリングギヤ比可変装置7は、入力側ステアリ
ングシャフト2と一体に回動する入力側サンギヤ7aと
、出力側ステアリングシャフト3と一体に回動する出力
側サンギヤ7bと、前記入力側サンギヤ7aに噛合する
入力側プラネタリギヤ7Cと、この入力側プラネタリギ
ヤ7cと一体に同軸成形され且つ前記出力側サンギヤ7
bに噛合する出力側プラネタリギヤ7dと、これら両プ
ラネタリギヤ7c及び7dを移動させるプラネタリキャ
リヤ7eとで構成されている。
この内、プラネタリキャリヤ7eは、入力側ステアリン
グシャフト2と同軸に設けられた可変速モータ日の出力
軸8aに連結されていて、この可変速モータ8が後述す
る制御装置から供給される駆動電流によって駆動すると
、プラネタリキャリヤ7eも回動するから、上記プラネ
タリギヤ7c及び7dが、上記サンギヤ7a及び7b回
りを移動する。
ここで、ステアリングギヤ比可変装置7及び可変速モー
タ8によって、ステアリングギヤ比可変手段が構成され
る。
一方、ラックピニオン式ステアリング装置5は、前記ピ
ニオン軸4に噛合し且つこのピニオン軸4の回転力を軸
方向の力に変換するラック軸5aを有していて、このラ
ック軸5aの両端には、転舵輪としての前輪6,6を回
動自在に支持するナックル6a、6aが連結されている
また、入力側ステアリングシャフト2には、ステアリン
グホイール1の操舵角を検出する操舵角検出手段として
の舵角センサ9が設けられていて、この舵角センサ9は
、例えば、入力側ステアリングシャフト2の回動位置を
検出し、その回動位置(即ち、操舵角)に応じたパルス
信号でなる舵角検出信号Dθを出力する。
さらに、車速を検出する車速検出手段としての車速セン
サ10があり、この車速センサ10は、例えば、図示し
ない変速機の出力軸の回転数を検出して、これに対応し
た周期パルス信号からなる車速検出信号DVを出力する
そして、上記舵角センサ9及び車速センサ10が出力す
る舵角検出信号Dθ及び車速検出信号DVが供給される
制御手段としての制御装置11が設けられている。この
制御装置11は、図示しない入出力回路やマイクロコン
ピュータ等から構成されていて、供給される検出信号D
θ及びDVに基づいて所定の演算処理を実行し、可変速
モータ8に駆動電流I0を出力するものである。
ここで、入力側ステアリングシャフト2の回転速度をω
、出力側ステアリングシャフト3の回転速度をω。、プ
ラネタリキャリヤ7eの回転速度をωC,ステアリング
ギヤ比可変装置7の各ギヤ7a〜7dの歯数をそれぞれ
Za〜Zdとすれば、これらの間には、下記の(3)式
のような関係がある。
ω。−Z×ω+ + (I  Z) ×ω。 ・旧・・
(3)但し、Z= (Z−×Zb ) / (Zc X
Z、i )である。
そして、出力側ステアリングシャフト3及び前輪6間の
伝達比は車両諸元によって一定であるから、制御装置1
1は、この3及び6間の伝達比を考慮しつつ、ステアリ
ングホイールlの操舵角及び前輪6の実舵角間の伝達関
数が、前記(1)弐を満足する、即ち、ステアリングホ
イール1及び前輪6間の伝達比が前記(2)式を満足す
るようにプラネタリキャリヤ7eの回転速度ω。を調整
して、出力側ステアリングシャフト3の回転速度ω。を
制御するものである。
次に、上記(1)式に示す制御伝達関数G (S)の決
定方法について説明する。
先ず、通常の前輪操舵の4輪車両を、第2図に示すよう
な2輪モデルに置き換えて考える。但し、同図上方が前
輪、下方が後輪をそれぞれ表している。
そして、使用する記号の意味を以下のように統一する。
M:車両質量 I:ヨー慣性モーメントI!:ホイール
ベース a:重心点〜前輪間距離b二重心点〜後輪間距
離 φ:ヨーレート9:重心点横移動速度 α:重心点
横加速度Ff :前輪横力(2輪分) F、、:後輪横力(2輪分) Cf :前輪等価コーナリングパワー(2輪分)C1:
後輪等価コーナリングパワー(2輪分)βt :前輪横
すべり角 βF =後輪横すべり角β:重心点横すべり
角 δ:前輪実舵角V:車速       Sニラプラ
ス演算子すると、第2図に示すモデルの運動方程式は、
下記の(4)及び(5)式のようになる。
Mα=M (5F+Vφ)=F、+F、    ・・・
・・・(4)■φ= a Ff−b Fr−−・・−・
−(5)また、前輪横力Fr及び後輪横力F、は、下記
の(6)及び(7)式のようになる。
Fr=Ctβt =ctCδ−(9+aφ)/V)   ・・−・−(6
)F、=C,β。
=  Cr(y  bφ)/V      ・・・・・
・(7)ここで、伝達関数G (S)の定義から、下記
の(8)式が成り立つ。
δ(S) =C(S)  θ(S)         
 ・・・・・・(8)そして、上記(4)〜(7)式を
、ラプラス変換表示でまとめると、下記の(9)及び0
0)式のようになる。
MS?(S)+MVφ(S) ISφ(S) ■ そして、上記(9)及び0ω式に上記(8)式を代入し
てθ(S)で割ると、下記の(In及び0り弐のように
なる。
=C,G(S) ・・・・・・OD るから、この式をθで割って、ラプラス変換すると、下
記の0ω式が求められる。
■        θ(S) = a Ct  G (S)       ”Q7J続
いて、上記(11)及び02)式を解くと、下記の面及
び04)式のようになる。
θ(S) MI(S2+2 ξ ω、lSトωnz)・・・・・・
圓 但し、 そして、上記05)式に側及びC4)式を代入して整理
すると、下記の06)式が求められる。
・・・・・・06) さらに、車両重心点の横すべり角βは、β=s in−
’ □r/V)3;/Vであるから、上記04)式に基
づいて、下記の0η式が求められる。
θ(S) V  θ(S) である。
また、重心点検加速度αは、α= y 十vφであつま
り、ステアリング操作に対する応答の内、ヨ一応答は上
記0式、横G応答は上記06)式、横滑り角の応答は上
記q′r)式によって求めることができる。
そこで、操舵周波数によらず、ヨーレートゲイン(ヨー
レート/操舵角)を一定に保つには、ヨ一応答を表す上
記0式において、G (S)を1次進み、若しくは(2
次/1次)の形式にして、0■式の分子及び分母の次数
をそろえる必要がある。
先ず、G (S)を1次進み(TS+K)と設定し、こ
れについて考えてみる。
上記(13)式(7) G (S)を(TS+K)とし
、ソノ式の出力(φ(S)/θ(S))を定数(定常ヨ
ーレートゲインの目標値ψ。)とすれば、Sの次数に従
って、下記の(a)〜(C)の連立方程式が得られる。
S2:ψJl =aCrMT           ”
” ”’(a)形にして、未知数及び方程式の数をそれ
ぞれ4つとする。
即ち、G (S)を上記(1)式に設定して上記0式に
代入し、且つその式の出力(φ(S)/θ(S))を定
数(定常ヨーレートゲインの目標値ψ、)とすれば、S
の次数に従って、下記の(ロ)〜(2)の連立方程式が
得られる。
33、ψoMIA−aCrMB          ”
”(d)・・・・・・(e) ・・・・・・(f) しかし、上記連立方程式(a)〜(C)は、未知数がT
及びKの2つに対し、方程式が3式あるため、これら3
式を同時に満足するT及びKは無い。
従って、本実施例では、G (S)を2次/1次の■ そして、上記連立方程式(d)〜(6)をA−Dについ
て解けば、下記の(ロ)〜(ト)のようになる。
し、L このように、Aは車速■に比例する係数、Bは車速■と
定常ヨーレートゲインの目標値ψ。との関数、Cは定常
ヨーレートゲインの目標値ψ。の関数、Dは車速■と定
常ヨーレートゲインの目標値ψ。との関数になっている
ことが判る。
つまり、定常ヨーレートゲインの目標値ψ。を任意に設
定すると共に、この目標値ψ。と車速■とから求められ
るA−Dによって決定される伝達関数G (S)が成り
立つように、制御装置11で可変速モータ8を制御する
ようにすれば、車両に発生するヨーレートゲイン(上記
0$式参照)は適宜設定された目標値ψ。に一致するよ
うになる。
次に、上記実施例の動作を説明する。
第3図は、制御装置11のマイクロコンピュータ内で実
行される処理手順を示したフローチャートである。
先ず、ステップ■において、舵角センサ9及び車速セン
サ10から供給される舵角検出信号Dθ及び車速検出信
号DVを読み込み、ステップ■に移行し、ステップ■で
読み込んだ各検出信号のパルス数又はパルス幅に基づい
て、操舵角θ及び車速■を算出する。
次いで、ステップ■に移行し、前記ステップ■で算出し
た車速Vに基づき、第4図実線に示すような記憶テーブ
ルを参照して、定常ヨーレートゲインの目標値ψ。を決
定する。なお、本実施例では、低速走行時の目標値φ。
を比較的大きく設定し、高速走行時のそれを比較的小さ
く設定しているが、このようにすると、低速走行時の旋
回性能が向上すると共に、高速走行時の安定性を高める
ことができる。なお、第4図破線は、制御を実施しない
場合における車速Vに対するヨーレートゲインの変化を
示したものである。
次いで、ステップ■に移行し、上記ステップ■で求めた
車速V及び上記ステップ■で決定された目標値φ。に基
づき、上記(ロ)〜(ト)式に従って、伝達間数G (
S)に使用されるA−Dを算出する。
次い−で、ステップ■に移行し、前記ステップ■で求め
た操舵角θと、所定時間前の処理で算出された別の操舵
角との差から、操舵角速度6を算出する。また、ステッ
プ■では、この操舵角速度−と、所定時間前の処理で算
出された別の操舵角速度との差から、操舵角加速度iを
算出する。
そして、ステップ■に移行し、下記の08)式を計算し
て、伝達関数G (S)の分子に相当する値Wを求める
W=Bi+Cd+Dθ       ・・・・・・08
)上記08)式の右辺第1項が伝達関数G (S)のS
2の項に対応し、第2項が同様にS′の項に、第3項が
同様に30の項に対応している。
次いで、ステップ■に移行し、ステップ■で算出された
値Wを、伝達関数G (S)の分母に相当する1次遅れ
フィルタ(1/AS+1)でフィルタ処理を行う。つま
り、ステップ■及びステップ■の処理を実行することに
より、前輪6の目標舵角δ。が得られる。
そして、ステップ■で、ステアリングホイールlの操舵
角θと、前輪6の目標舵角δ。との間の伝達比N(=θ
/δ。)を求める。
ここで、ステップ■で求められる伝達比Nは、第5図に
示すように、車速■の増加と共に増加する傾向にあるも
のの、操舵周波数に応じて、その変化の仕方は大きく異
なる。
次いで、ステップ[相]に移行し、出力側ステアリング
シャフト3と前輪6との間の伝達比を考慮しつつ、入力
側ステアリングシャフト2及び出力側ステアリングシャ
フト3間の目標伝達比N0を求めて、プラネタリキャリ
ヤ7eの回転速度ω。を算出し、駆動電流■。を決定す
る6 具体的には、上記(3)式において、入力側ステアリン
グシャフト2の回転速度ω、と出力側ステアリングシャ
フト3の回転速度ω。との比、即ち、ω「/ω0が、目
標伝達比N0に等しくなればよい。そこで、上記(3)
式にω。=ω、/N0を代入して整理し、下記の0式を
求める。
そして、入力側ステアリングシャフト2の回転速度ω1
は、ステアリングホイール1の回転速度6に等しいこと
から、これを上記Og)式に代入すればプラネタリキャ
リヤ7eの回転速度ω。が算出され、駆動電流■。を決
定することができる。
次いで、ステップ■に移行し、上記ステップ[相]で決
定された駆動電流1oを可変速モータ8に供給して、プ
ラネタリキャリヤ7eの回転速度を調整することにより
、入力側ステアリングシャフト2及び出力側ステアリン
グシャフト3間の伝達比を目標伝達比N0にし、もって
、ステアリングホイール1及び前輪6間の伝達比を上記
ステップ■で求めた伝達比Nにする。
このような制御を行うと、伝達関数G (S)に使用さ
れるA−Dを上述したように設定しているから、車両に
発生するヨーレートゲインは、第4図実線に基づいて設
定された定常ヨーレートゲインの目標値ψ。に等しくな
るため、低速走行時にはヨーレートゲインが大きくなっ
てきびきびした走行をすることができるし、高速走行時
には逆にヨーレートゲインが小さくなって安定性の高い
走行をすることができる。しかも、定常ヨーレートゲイ
ンの目標値ψ。と車速との関係は任意に設定することが
できるから、所望する操舵特性を容易に実現することが
可能である。
また、ステアリングホイールl及び前輪6間の伝達比が
、第5図に示すように操舵周波数に従って適宜変化する
ため、本制御系におけるヨーレートゲインの周波数応答
は、第6図の実線で示すように、操舵周波数によらず一
定(所謂ヨーレートフラット制御が達成された状a)で
あり、位相がずれることもないから、ヨーレートが自然
に且つ素早く発生する。なお、第6図破線で示す特性は
従来技術の周波数応答である。
なお、上記実施例では、ステアリングギヤ北回変装W7
を、遊星歯車機構で構成した場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、例えば、差動歯車機構
を用いることもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ステアリングホ
イールの操舵角と転舵輪の転舵角との間の伝達関数G 
(S)が、 θ(S)      A −S + 1となるように、
ステアリングホイール及び転舵輪間の伝達比を制御する
ようにしたため、操舵周波数によらずヨーレートゲイン
を一定にして位相遅れをなくすことができるから、ヨー
レートを自然に且つ素早く発生させることができるし、
また、車速とヨーレートゲインの目標値との関係も任意
に設定できるから、例えば高速走行時の安定性を高める
一方で、低速走行時のきびきびした走りも実現できると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は4輪
車両の等価的な2輪モデルを表す説明図、第3図は制御
装置内のマイクロコンビュータテ実行される処理手順を
示したフローチャート、第4図は車速と定常ヨーレート
ゲインの目標値との関係を示すグラフ、第5図は車速を
パラメータとした操舵周波数と伝達比との関係を示すグ
ラフ、第6図は本実施例の周波数応答を示すボード線図
である。 l・・・ステアリングホイール、2・・・入力側ステア
リングシャフト、3・・・出力側ステアリングシャフト
、5・・・ラックピニオン式ステアリング装置、6・・
・前輪(転舵輪)、7・・・ステアリングギヤ比可変装
置、8・・・可変速モータ(7及び8でステアリングギ
ヤ比可変手段)、9・・・舵角センサ(操舵角検出手段
)、10・・・車速センサ(車速検出手段)、11・・
・制御装置(制御手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車両のステアリングホィール及び転舵輪間の伝達
    比を変更可能なステアリングギヤ比可変手段と、前記車
    両の走行速度を検出する車速検出手段と、前記ステアリ
    ングホィールの操舵角を検出する操舵角検出手段と、前
    記車速検出手段の車速検出値及び前記操舵角検出手段の
    操舵角検出値に基づいて前記ステアリングギヤ比可変手
    段を制御する制御手段と、を備えたステアリングギヤ比
    制御装置において、 前記制御手段は、前記操舵角θ(S)及び前記転舵輪の
    実舵角δ(S)間の伝達関数G(S)が、G(S)=δ
    (S)/θ(S)=(B・S^2+C・S+D)/(A
    ・S+1)(但し、Aは車速に比例する係数、Bは車速
    と定常ヨーレートゲインの目標値との関数、Cは定常ヨ
    ーレートゲインの目標値の関数、Dは車速と定常ヨーレ
    ートゲインの目標値との関数、Sはラプラス演算子であ
    る。)となるように前記ステアリングギヤ比可変手段を
    制御することを特徴とするステアリングギヤ比制御装置
JP26854088A 1988-10-25 1988-10-25 ステアリングギヤ比制御装置 Expired - Lifetime JP2519311B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26854088A JP2519311B2 (ja) 1988-10-25 1988-10-25 ステアリングギヤ比制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26854088A JP2519311B2 (ja) 1988-10-25 1988-10-25 ステアリングギヤ比制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02114064A true JPH02114064A (ja) 1990-04-26
JP2519311B2 JP2519311B2 (ja) 1996-07-31

Family

ID=17459945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26854088A Expired - Lifetime JP2519311B2 (ja) 1988-10-25 1988-10-25 ステアリングギヤ比制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2519311B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006315481A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Jtekt Corp 車両用操舵装置
CN104417603B (zh) * 2013-08-30 2017-04-12 株式会社万都 转向控制设备和方法
CN113371061A (zh) * 2020-03-09 2021-09-10 日本电产株式会社 控制装置、控制方法和马达模块

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006315481A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Jtekt Corp 車両用操舵装置
JP4544025B2 (ja) * 2005-05-11 2010-09-15 株式会社ジェイテクト 車両用操舵装置
CN104417603B (zh) * 2013-08-30 2017-04-12 株式会社万都 转向控制设备和方法
CN113371061A (zh) * 2020-03-09 2021-09-10 日本电产株式会社 控制装置、控制方法和马达模块
JP2021138327A (ja) * 2020-03-09 2021-09-16 日本電産株式会社 電動パワーステアリング装置に用いられる制御装置、制御方法、およびモータモジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2519311B2 (ja) 1996-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8255120B2 (en) Steering apparatus, automotive vehicle with the same, and steering control method
US5423391A (en) Steering apparatus with variable steering angle ratio
US7931113B2 (en) Steering control system for vehicle
JP4304345B2 (ja) 前輪操舵制御装置
CN110466602A (zh) 轮毂电机驱动电动汽车的分时四轮转向系统及其控制方法
JPH0725307B2 (ja) 前輪転舵角の制御方法
JP2779510B2 (ja) 後輸操舵装置
JPH02114064A (ja) ステアリングギヤ比制御装置
JP3463530B2 (ja) 車両運動制御装置
JPS62139757A (ja) 自動車の前後輪操舵装置の制御装置
JP2519312B2 (ja) ステアリングギヤ比制御装置
JP3931690B2 (ja) 車両用操舵制御装置
JP5617499B2 (ja) 車両用舵角制御装置
JP3582334B2 (ja) パワーステアリング装置
JP2008068661A (ja) 舵角制御装置、自動車および舵角制御方法
JPS63312271A (ja) 車両の運動制御方法
JP2784586B2 (ja) 後輪操舵装置
JPH0361176A (ja) 後輪操舵方法
JPS62199569A (ja) 自動車の後輪操舵装置
JPS6220755A (ja) 自動車のステアリング装置
JPH10167102A (ja) 後輪操舵制御装置
JP2817143B2 (ja) 4輪操舵装置
JPH04325381A (ja) 後輪操舵装置
JPH01244979A (ja) 操舵比制御装置
JPH0220475A (ja) 舵角制御装置