JPH02113250A - 光重合性組成物 - Google Patents

光重合性組成物

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JPH02113250A
JPH02113250A JP26665488A JP26665488A JPH02113250A JP H02113250 A JPH02113250 A JP H02113250A JP 26665488 A JP26665488 A JP 26665488A JP 26665488 A JP26665488 A JP 26665488A JP H02113250 A JPH02113250 A JP H02113250A
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JP
Japan
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group
formula
general formula
alkyl
following general
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Application number
JP26665488A
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English (en)
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Satoshi Imahashi
聰 今橋
Katsuhiro Yamashita
山下 克浩
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は可視光の領域にまで感度を有する新規な光重合
性組成物に関する。
(従来の技術) 光重合性組成物は多数の用途に広く利用されており、例
えば印刷、複写、レジスト形成その他に商業的に利用さ
れている。
これらの組成物は一般にエチレン性不飽和化合物または
その他のタイプの重合性化合物、光開始剤または光開始
剤系そして好ましくは溶媒可溶性または水性またはアル
カリ可溶性有機重合体結合剤化合物を含有している.と
ころが、これらの多くの既知の有用な光重合性組成物は
、使用されている開始剤がスペクトルの紫外部領域以外
では活性化されないものが多いため、その応用範囲が限
定されているのが現状である。
また光源として紫外線でなく可視光線を用いたり、アル
ゴンイオンレーザ−などの可視部wt誠に大きな発振強
度を有するレーザーで走査露光することが画像形成技術
として要求されている.そのために可視光線に対して高
い感度を有する光重合性材料が要望され、可視光に対し
て高感度な光閏始剤が必要である。
特開昭54−155292号公報にはへキサアリールビ
スイミダゾールを含む系、特開昭58−15503号公
報には活性ハロゲン化合物と3−ケト置換クマリン化合
物の系、特開昭56−4604号公報には3−ケト置換
クマリンとN−フェニルグリシンの系、特開昭61−9
7650号公報には3−i!f換クマクマリンナゾリノ
ン誘導体との組合せ、特開昭61−123603号公報
にはへキサアリールビイミダゾールと3−ケト置換クマ
リンとの組合せの光開始剤系が開示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら前記の光開始剤系では感度が不十分であり
、より低出力のレーザーで高速度で走査露光するために
は、さらに高感度な光開始剤を見出すことが必要である
(課題を解決するための手段) 本発明者は以上の問題点を解決すべく、つまり、光重合
性組成物の可視光に対する感度を向上させる目的で、光
開始剤系について鋭意、研究、努力した結果、遂に本発
明を完成するに到った。すなわち本発明は (、IO少なくとも一種の常温で非ガス状のエチレン性
不飽和化合物、 ら) 下記一般式(1)で示される鉄アレン錯体、(c
)  下記一般式(n)で示される3−置換クマリン化
合物および/または下記一般式(DI)で示されるピリ
ジン誘導体またはその塩および/または下記一般式(I
V)で示されるP−アミノフェニル不飽和ケトン化合物
および、 ((支) 下記一般式(V)で示される化合物および/
または下記一般式(VI)で示される環状ジケトン化合
物を含有することを特徴とする光重合性組成物である。
(式中R1、R2は同じか又は異なる基であり、R=は
ベンゼン環と縮合多環化合物を形成していてもよい、X
はBF、 、PF、 、^sP6.5bFi、FeCj
! hSnCl h 、SbCl &、BiCj! &
を示す、)R′ (式中P%R′はC+ ”” C6のアルキル基、Aは
ピリジン環に縮合したアリール基を示す、)(式中、R
3、R4、R5%R6は水素、アルキル基、アルコキシ
基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、シアノ基
、または2つで縮合環系または縮合複素環系を形成して
もよい、Zはアリール基、複素環基、または O −C−R)を示す R?はアルキ ル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、
複素環基を示す、) (式中m、nはそれぞれ0または1であり、R1・、1
7目 は水素原子または炭素原子数1〜5のアルキル基
、またはCH1COOR口 ((Elf、li”は水素
または炭素数1〜5のアルキル基、アルカリ金属、アン
モニウム、アミンを示す)、またはClH4CF3、C
tHal 5CtH4Br、CxHaCj! CtHa
FCxHnCN%CxHaNO□、R目はメチリジン基
またはRI3と結合してカルボニル基とともに環を形成
することができる炭素原子数1〜5のアルキレン−イリ
ジン基、R1′は炭素原子、置換または非置換フェニル
基、もしくはRlgとカルボニル基とともにインダノン
またはテトラロンを形成する基、 (式中R1、RIM、 1711は同じか又は異なる基
であり に(Iqはベンゼン環と縮合多環化合物を形成
していてもより、R2・、R21はベンゼン環と結合し
て環を形成することもできる。XはS、 Se、 N−
R”で、Hatは水素またはC5〜C6のアルキル基を
示す、)(但し1lllk、Rlgは水素原子または炭
素原子数1〜5のアルキル基、またはCHICOOII
” (但しRIMは水素原子または炭素数1〜5のアル
キル基を示す)、アルカリ金属、アンモニウム、アミン
またはCtHsCF3.CtHd、CzllJr、Cz
HaCj! 、Cl3F 、CzHnCN、 CJJO
zである。)Rx+ (式中Rは水素または置換または非置換のアルキルまた
はアラルキル基であり、Gは二価の有機基である。) 本発明において使用されるエチレン性不飽和化合物は、
遊離ラジカルで開始される連鎖成長付加反応に適した単
量体であり、例えば、ペンタエリスリットトリアクリレ
ート、ポリエチレングリコールジアクリレート、トリエ
チレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコ
ールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレートなどが
上げられる。
第2の成分(b)は前記一般式(I)で表わされる鉄ア
レン錯体であり、Chemiker−Zeitung。
■…11)345〜354 (1984)に数多くの化
合物が記載されている。一般式(1)におけるR1、R
1はC8〜C+Zのアルキル基、C2〜C+Z のアル
ケニル基、C2〜目のアルキニル基、C1〜C6のアル
コキシ基、シアノ基、アルキルチオ基、フェノキシ基、
C2〜C1のモノカルボン酸およびエステルおよびアミ
ド、フェニル基、C2〜C8のアルカノイル基、アンモ
ニウム塩、ピリジニウム基、ニトロ基、アルキルスルフ
ィニル基、アルキルスルフォニル基、スルファモイル基
より選ばれる。
具体的には(η6−ベンゼン)(η5−シクロペンタジ
ェニル)鉄(U)−へキサフルオロホスフェート、(η
6−トルエン)(η5−シクロペンタジニエル)鉄(1
1)へキサフルオロホスフェート、(η6−クメン)(
η−シクロペンタジェニル)鉄(n)へキサフルオロホ
スフェート、(η−−ベンゼン)(η5−シクロペンタ
ジェニル)鉄(If)へキサフルオロアルセネート、(
η6−ベンゼン)(ηS−シクロペンタジェニル)鉄(
■)テトラフルオロボレート、(η6ナフタレン)(η
5−シクロペンタジェニル)鉄(n)へキサフルオロホ
スフェート、(η4−アントラセン)(η5−シクロペ
ンタジェニル)鉄(n)へキサフルオロホスフェート、
(η6−ピレン)(η5−シクロペンタジェニル)鉄(
II)へキサフルオロホスフェート(η4−ベンゼン)
(η5−シアノシクロペンタジェニル)鉄(■)へキサ
フルオロホスフェート、(η6−トルエン)(η5−ア
セチルシクロペンタジェニル)鉄(II)へキサフルオ
ロホスフェート、(η6−クメン)(η1−クロルシク
ロペンタジェニル)鉄(n)テトラフルオロボレート、
(η6−ベンゼン)(η5−カルボエトキシシグロへキ
サジェニル)鉄(rl)へキサフルオロホスフェート、
(η6−ベンゼン)(η’ −1,3−ジクロルシクロ
へキサジェニル)鉄(II)へキサフルオロホスフェー
ト、(η−−シアノベンゼン)(η5−シクロヘキサジ
ェニル)鉄(n)へキサフルオロホスフェート、(ηb
−アセトフェノン)(η5−シクロへキサジェニル)鉄
(It)へキサフルオロホスフェート、(η1−メチル
ベンゾエート)(η5シクロペンタジェニル)鉄(■)
へキサフルオロホスフェート、(ηb−ベンゼンスルホ
ンアミド)(η5−シクロペンタジェニル)鉄(n)テ
トラフルオロボレート、(η6−ペンズアミド)(η5
シクロペンタジェニル)鉄(■)へキサフルオロホスフ
ェート、(η6−ジアツベンゼン)(η5シアノシクロ
ペンタジェニル)鉄(n)へキサフルオロホスフェート
、(η6−クロルナフタレン)(η5−シクロペンタジ
ェニル)鉄(■)へキサフルオロホスフェート、(η6
−アントラセン)(η5−シアノシクロペンタジェニル
)鉄(■)へキサフルオロホスフェートなどがあげられ
る。これらの化合物は、Dokl、 Akd、 Nau
k 5SSR」■−615 (1963)に記載された
方法により合成できる。
第3の成分(c)である前記一般式(II)で表わされ
る3−置換クマリン化合物として、具体的には7−ジニ
チルアミノー3−(2−ベンゾチアジル)−クマリン、
7−ジニチルアミノー3−(2−ベンズイミダゾリル)
−クマリン、7−ジエチルアミノ−3−ベンゾイルクマ
リン、7−ダニチルアミノ−3−チエノイルクマリン、
7−ジニチルアミノー3.3′−カルポニルビスタマリ
ン、3.3′−カルボニルビス(7−ジエチルアミノス
チリル/)99’カルボニルビス4、5−テトラヒドロ
−3H、6)1, 108  [ 1 ]ベンゾピラノ
[9、9a,  1  gh]キノラジンー10−オン
)などがあげられる、これらの化合物の合成方法は、C
hemical Reviews 361(1945)
およびTsLrahedron J3  ( 9 ) 
1203〜1211(1982)に記載されている。
また第3の成分(c)である前記一般式(III)で表
わされるジアルキルアミノフェニル基と共役したピリジ
ン誘導体として、具体的には4−(Pージメチルアミノ
スチリル)ピリジン、4−(Pジエチルアミノスチリル
)ピリジン、2−(Pジメチルアミノスチリル)ピリジ
ン、2−(Pジエチルアミノスチリル)ピリジン、4−
(Pージメチルアミノスチリル)キノリン、4−(P−
ジエチルアミノスチリル)キノリン、2−(Pジメチル
アミノスチリル)キノリン、2−(P−ジエチルアミノ
スチリル)キノリン、2−(Pジメチルアミノスチリル
)−6−ニトキシキノリン、4−(P−ジメチルアミノ
スチリル)ピリジニウム塩酸塩、4−(P−ジメチルア
ミノスチリル)キノリニウム臭化水素塩、2−(P−ジ
メチルアミノスチリル)キノリニウムヘキサフルオロホ
スフェートなどがあげられる。
第3の成分(c)である前記一般式(IV)で表わされ
るP−アミノフェニル不飽和ケトン化合物として具体的
には2.5−ビス(4′−ジエチルアミノベンジリデン
)シクロペンタノン、2.5ビス(4′−ジメチルアミ
ノベンジリデン)シクロペンタノン、2.6ービス(4
′−ジエチルアミノベンジリデン)シクロヘキサノン、
26ビス(4′−ジメチルアミノベンジリデン)シクロ
ヘキサノン、2,5−ビス(4′−ジメチルアミノベン
ジリデン)シクロペンタノン、26−ビス(4′−ジメ
チルアミノシンナミリデン)シクロヘキサノン、1.3
−ビス(4′−ジメチルアミノシンナミリデン)アセト
ン、2−(4′ジエチルアミノベンジリデソ)−1−イ
ンダノン、2−(9’−ジェロリリデン)−1−インダ
ノン、2−(4′−ジエチルアミノベンジリデン)−1
−テトラロン、4′ジエチルアミノ−2′−メチルベン
ジリデン−アセトフェノン、2.5−ビス(4’−N−
エチル−N−カルボキシメチルアミノベンジリデン)ペ
ンタノン、およびそのナトリウム塩、2.5−ビス(4
′−N−メチル−Nシアノエチルアミノベンジリデン)
シクロペンタノン、2.5−ビス(4′−N−エチル−
N−クロルエチルアミノシンナリデン)シクロペンタノ
ン、2.6ービス(4’−N−シアノエチルアミノベン
ジリデン)シクロヘキサノン、2−(4−N−エチル−
N−力ルボキシメチルアミンベンジリデン)−1−イン
ダノン、2−(4’−Nエチル−N−カルボキシメチル
アミノベンジリデン)−1−テトラロンのナトリウム塩
、2−(4−エチル−N−シアノエチルアミノベンジリ
デン)−1−インダノンなどが挙げられる。
第4の成分(d)である前記一般式(V)で表わされる
化合物として、N−フェニルグリシン、N−(P−メチ
ルフェニル)グリシン、N−(P−メチルフェニル)グ
リシン、N−(P−シアノフェニル)クリシン、N−(
P−クロロフェニル)グリシン、N−(m−シアノフェ
ニル)グリシン、N−メチル−N−フェニルグリシン、
インドール酢酸、N−メチルインドール酢酸、6−ジア
ツインドール酢酸などがあげられる。
第4成分(d)である環状ジケトン化合物は前記一般式
(IV)で表わされ、不安定な水素原子を有する活性メ
チレン基のある環状β−ジカルボニル化合物である0式
中Rは水素、アルキル、置換アルキル、またはアラルキ
ルであり、Gは二価の有機基で基の側中にヘテロ原子を
含有していてもよくまた場合により炭素又はへテロ原子
の一方またはその両者上に置換基を有していてもよいも
のである。前記においてアルキル基はCI−CIzのア
ルキルであり、置換アルキルとして、例えばヒドロキシ
ルアルキル、シアノアルキル、ハロアルキル、アルコキ
シアルキレン、アルキレンチオエーテル、アリールオキ
シアルキレンなどがあげられる。アラルキル基のアリー
ル部分は6〜10個の炭素原子を含有し得る。前記二価
の有機基Gは環を完成させるものである。この部分は、
ヘテロ原子例えば窒素、酸素および硫黄を含有し得る。
これらの化合物の具体例として、5.5−ジメチル1.
3−シクロヘキサンジオン、2−メチル−1,3−シク
ロヘキサンジオン、2−メチル−1,3−シクロペンタ
ジオン、2.4−ジエチル−1゜3−シクロブタンジオ
ン、2−メチル−1,3−シクロブタンジオン、5−メ
チル−2−チオバルビッール酸、バルビッール酸、3−
エチルテトロン酸、2.4ジメチル−3−オキソ−5−
ヒドロキシ−5−メトキシペンテン酸8−ラクトン、1
.3.5−トリメチルバルビッール酸、1.3−ジメチ
ル−5−エチルバルビッール酸、2−メチルジメドン、
1.3−インダンジオン、2−メチルインダンジオン、
ビス−[5−(1,3−ジメチルバルビツリル)]メタ
ン、1.5−ジフェニル−3−[2−(フェニルチオ)
エチル] −2,4−ピロリジンジオン、lフェニル−
3,5−ジケト−4−n−ブチルテトラヒドロピラゾー
ル、2.2−ジメチル−m−ジオキサン−4,6−ジオ
ン、2.2.5−1−ジメチル−m−ジオキサン−4,
6−ジオン、などがあげられる。
本発明組成物中には好ましくは熱可塑性高分子量有機重
合体結合剤を存在させてもよい0重合体結合剤タイプと
しては(i)テレフタル酸、イソフタル酸、セバシン酸
、アジピン酸およびヘキサヒドロテレフタル酸に基くコ
ポリエステル、(ii)ポリアミド、(ii)ビニリデ
ンクロリド共重合体、(iv)エチレン/ビニルアセテ
ート共重合体、(V)セルロースエーテル、(vi)ポ
リエチレン、(vii)合性ゴム、(viii)セルロ
ースエステル、(ix)ポリビニルアセテート/アクリ
レートおよびポリビニルアセテート/メタクリレート共
重合体を含むポリビニルエステル、(X)ポリアクリレ
ートおよびポリα−アルキルアクリレートエステル例え
ばポリメチルメタクリレートおよびポリエチルメタクリ
レート、(xi) 4.000〜4,000,000の
重量平均分子量を有する高分子量エチレンオキシド重合
体(ポリエチレングリコール) 、(xii)ポリ塩化
ビニルおよびその共重合体、(xii+)ポリビニルア
セクール、(xiv) ポリホルムアルデヒド、(XV
)ポリウレタン、(xvi)  ポリカーボネートおよ
び(xvii)ポリスチレンがあげられる。
本発明の特に好ましい態様においては、未露光光重合性
コーティングが例えばアルカリ性溶液である主として水
性の溶液には可溶性であるが、活性線放射に露光後は比
較的それに不溶性となるように、光重合性結合剤を選ぶ
。典型的にはこれらの要求を満足させる重合体はカルボ
キシル化重合体例えば遊離カルボン酸基含存ビニル付加
重合体である、好ましい結合剤としてはイソブタノール
混合物で部分エステル化された酸価的190、重量平均
分子量的10,000のスチレン/マレイン酸無水物(
1: 1)の共重合体、およびスチレン/マレイン酸無
水物の共重合体とエチルアクリレート/メチルメタクリ
レート/アクリル酸のターポリマーとの組み合わせがあ
げられる。その他の好ましい結合剤群としては、ポリア
クリレートエステルおよびポリα−アルキルアクリレー
トエステル特にポリメチルメタクリレートがあげられる
その他の不活性添加剤例えば非重合性可塑剤、染料、顔
料および充填剤は当業者には既知であるこれら添加剤は
一般に少量で存在せしめられ、そしてこれは光重合性層
の露光を阻害させるものであるべきではない。
本発明の光重合性組成物の好ましい配合比率を成分(a
)であるエチレン性不飽和化合物100重量部に対する
重量部で表わすと、成分(b)である鉄アレン錯体は0
.01〜50重量部、特に好ましくは0.1〜30重量
部、成分(c)である置換クマリン化合物またはジアル
キルアミノフェニル基と共役したピリジン誘導体または
P−アミノフェニル不飽和ケトン化合物はそれぞれo、
oi〜2o重量部、特に好ましくは0.1〜201量部
、成分(d)である一般式(V)で表わされる化合物ま
たは環状ジケトン化合物はそれぞれ0.01〜20重量
部、特に好ましくは0.1〜20重量部、結合剤は0〜
1000重量部、好ましくは0〜50重量部である。
本発明光重合性組成物は広範囲な種類の基材上にコーテ
ィングすることができる。
r基材」とはすべての天然または合成支持体、好ましく
は可撓性または剛性のフィルムまたはシートの形で存在
しうるちのを意味している0例えば基材は金属シートま
たは箔、合成有機樹脂のシートまたはフィルム、セルロ
ース紙、ファイバーボードその他またはこれらの物質の
2種またはそれ以上のものの複合体でありうる。特定の
基材としてはアルミナプラストアルミニウム、アノード
処理アルミニウム、アルミブラストポリエチレンテレフ
タレートフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィル
ム例えば樹脂下引きポリエチレンテレフタレートフィル
ム、静電放電処理ポリエチレンテレフタレートフィルム
、ポリビニルアルコールコーティングした紙、交叉結合
ポリエステルコーティング紙、ナイロン、ガラス、セル
ロースアセテートフィルムその他があげられる。
特定の基材は一般に関連する適用目的により決定される
。例えば印刷回路が製造される場合には、基材はファイ
バーボード上に銅コーテイングしたプレートでありうる
。平版印刷プレートの製造においては、基材はアノード
処理アルミニウムである。
好ましくは光重合性組成物の層は0.0001インチ(
0,00025c+*)〜約0.01インチ(0,02
5cm)の範囲の厚さを有しており、そして光重合性層
に活性な放射を通過しうる薄く可撓性の重合体フィルム
支持体に程度ないし中等度接着性をもって接着されてい
る。それに保護カバー層またはカバーシートを接着させ
ることができる。このシートはフィルム支持体と層との
間の接着力よりも小さい接着力を層に対して存している
。特に好ましい支持体は約0.001インチ(0,00
25C11) 〜約0.4インチ(1,0CIl)の範
囲の厚さを有する透明ポリエチレンテレフタレートフィ
ルムである。また、o、ooosインチ(0,0O13
C1) 〜0.04インチ(0,lOcm)のポリエチ
レンは好ましいカバーシートであり、ポリビニルアルコ
ールコーティングは好ましいカバー層である。
通常の光源としては405.436および546n侮(
Hg)波長に中心を有する狭いかまたは広い光バンドを
与える蛍光燈、水銀灯、金属添加ランプおよびアークラ
ンプがあげられる。干渉光源はパルス式キセノン、アル
ゴンイオン、ヘリウム−カドミウム、およびイオン化ネ
オンレーザ−などである、プリントアウト系に広く使用
されている可視光発生陰極線管もまた本発明の組成物に
関して有用である。これらは−最に電気エネルギーを光
エネルギーに変換させるための手段として紫外または可
視光発生性燐光体内部コーティングをそして放射を光感
受性ターゲットに導くための手段として光学ファイバー
フェイスプレートを包含している。
(作用) 本発明の増感剤すなわち成分(c)は本来、本発明に使
用される光開始剤すなわち成分(b)が吸収し得ないか
または非常に小さな吸光度しか示さない可視光を効率よ
く吸収し、活性化される。
その状態で本発明の増感剤は本発明で使用される光開始
剤に作用し、結果的に活性なラジカルを発生させ、その
ラジカルが組成物中のエチレン性不飽和化合物を攻撃し
て、重合を起こすわけである。
(実施例) 以下実施例により本発明を具体的に説明するがここに部
および%は重量基準ある。
実施例1〜40、比較例1〜5 下引き層を有する100μ厚さの透明なポリエチレンテ
レフタレートフィルム上に下記組成の感光層塗工液を塗
布し、熱風乾燥機にて90℃1分間乾燥し、厚さ3μの
塗膜を得た。次いでその上に7%ポリビニルアルコール
(完全ケン化、重合度500)の水溶液を塗布し熱風乾
燥機で100”C1分間乾燥して1μのオーバーコート
層を設けて、感度テスト片を得た。
(感光層塗工液組成) ポリ (メタクリル酸メチル/ メタクリル酸)52部 70 / 30モル比 テトラエチレングリコールジアクリレート 40成分b
5 成分C3 成分d3 メタノール             200部酢酸エ
チル               80クロロホルム
              120上記感度テスト片
上にネガフィルムとして21f2ステツプタブレツト(
大日本スクリーン社製グレーフィルムスケール)を重ね
て、キセノンランプ(ウシオ電機社製UXL−500D
−0)に東芝社製干渉フィルターKL−49と同色ガラ
スフィルターY−45を組み合わせた光源(490nm
A)で151の距離から5分間露光した後、30°C0
07%炭酸ナトリウム水溶液に10秒間浸漬し、水洗し
て未硬化部分を除去し乾燥した後、21f2ステツプタ
ブレツトの完全硬化の段数(ステップ)を調べ、それを
表1〜表4に示す。また比較例を表5に示す。
(発明の効果) 表1〜表5より明らかなように本発明の実施例1〜40
は比較例1〜5に比べ490n−の光に対して高感度で
あることが判る。
本発明の光重合性組成物は、可視光に対して高感度を示
すため、低いエネルギーの露光光源を使用することがで
き、与えられた時間内に多数の原版を露光および現像で
きる。
また、露光源を原版より遠ざけることができるため、そ
の光線が平行化され、例えば網点画像形成する場合、垂
直の側部を有するシャープな網点を形成することができ
るなど種々の利点を有する。
特許出願人  東洋紡績株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)少なくとも一種の常温で非ガス状のエチレン性不
    飽和化合物、 (b)下記一般式( I )で示される鉄アレン錯体、 (c)下記一般式(II)で示される3−置換クマリン化
    合物および/または下記一般式(III)で示されるピリ
    ジン誘導体またはその塩および/または下記一般式(I
    V)で示されるp−アミノフェニル不飽和ケトン化合物
    および、 (d)下記一般式(V)で示される化合物および/また
    は下記一般式(VI)で示される環状ジケトン化合物を含
    有することを特徴とする光重合性組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (m+n≧1) (式中R^1、R^2は同じか又は異なる基であり、R
    ^2はベンゼン環と縮合多環化合物を形成していてもよ
    い、XはBF_4、PF_6、AsF_6、SbF_6
    、FeCl_6、SnCl_6、SbCl_6、BiC
    l_6を示す。) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^2、R^4、R^5、R^6は水素、アル
    キル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキル
    アミノ基、シアノ基、または2つで縮合環系または縮合
    複素環系を形成してもよい。Zはアリール基、複素環基
    、または ▲数式、化学式、表等があります▼を示す。R^7はア
    ルキル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ
    基、複素環基を示す。) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中R^8、R^9はC_1〜C_6のアルキル基、
    Aはピリジン環に縮合したアリール基を示す。) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中m、nはそれぞれ0または1であり、R^1^0
    、R^1^1は水素原子または炭素原子数1〜5のアル
    キル基、またはCH_2COOR^1^5(但しR^1
    ^5は水素または炭素数1〜5のアルキル基、アルカリ
    金属、アンモニウム、アミンを示す)、H_4FC_2
    H_4CN、C_2H_4NO_2、R^1^2はメチ
    リジン基またはR^1^3と結合してカルボニル基とと
    もに環を形成することができる炭素原子数1〜5のアル
    キレン−イリジン基、R^1^3は炭素原子、置換また
    は非置換フェニル基、もしくはR^1^2とカルボニル
    基とともにインダノンまたはテトラロンを形成する基、 R^1^4は▲数式、化学式、表等があります▼ (但しR^1^6、R^1^7は水素原子または炭素原
    子数1〜5のアルキル基、またはCH_2COOR^1
    ^8(但しR^1^8は水素原子または炭素数1〜5の
    アルキル基を示す)、アルカリ金属、アンモニウム、ア
    ミンまたはC_2H_4CF_3、C_2H_4I、C
    _2H_4Br、C_2H_4Cl、C_2H_4F、
    C_2H_4CN、C_2H_4NO_2である。) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (式中R^1^9、R^2^0、R^2^1は同じか又
    は異なる基であり、R^1^9はベンゼン環と縮合多環
    化合物を形成していてもよく、R^2^0、R^2^1
    はベンゼン環と結合して環を形成することもできる。X
    はS、Se、N−R^2^2で、R^2^2は水素また
    はC_1〜C_6のアルキル基を示す。) ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) (式中Rは水素または置換または非置換のアルキルまた
    はアラルキル基であり、Gは二価の有機基である。)
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