JPH02113051A - 塗料用ふっ素樹脂組成物 - Google Patents

塗料用ふっ素樹脂組成物

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JPH02113051A
JPH02113051A JP26587888A JP26587888A JPH02113051A JP H02113051 A JPH02113051 A JP H02113051A JP 26587888 A JP26587888 A JP 26587888A JP 26587888 A JP26587888 A JP 26587888A JP H02113051 A JPH02113051 A JP H02113051A
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JP
Japan
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fluoroolefin
vinyl
copolymer
weight
vinyl ether
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JP26587888A
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English (en)
Inventor
Hiroo Tanaka
田中 博夫
Katsuhiko Okada
勝彦 岡田
Masataka Ooka
正隆 大岡
Sadanori Yoshida
吉田 貞徳
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規にして有用な塗料用ふっ素樹脂組成物に関
する。さらに詳細には、ふつ化ビニリデンを、それぞれ
、必須成分および任意成分とする2種類のフルオロオレ
フィン塗料を必須の塗膜形成成分とする、とりわけ、耐
候性、機械的物性および耐汚染性などにすぐれる塗料用
ふっ素樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
近年、全般的な市場ニーズの高度化に対応して。
塗料に対する要求性能もま之、高度化してきている。自
動車のウレタン製パンツ9−をはじめとする有機系弾性
体や、建築外装の仕上げに用いられる弾性塗料などに対
しての要求もまた、高度なものとなってきており、従来
に2ける機械的物性、とくに低温での0TII!性を重
視するものから、漸次、−層高度の耐候性および大気中
の汚染物質に対する耐汚染性などが安来されてきている
ところが、従来において用い+れている#J貢のアクリ
ル樹脂やポリエステル樹脂などに、硬化剤を組み合わせ
た形のパイングー成分を用いるような塗料による限りは
、上述した如き高度の耐候性の要求には応じ切れない。
そのために、外装用塗料の分野では、こうした−層高度
の耐候性の要請に添うべく、多大の努力が払われている
ことも窺える。
その一つに、特開昭57−34107号公報には、溶剤
町#l威のふっ素樹脂が開示され、そして、かかる溶剤
可溶型ふっ素樹脂と硬化剤とが組み合わされた形で用い
うろこともまた、提案されている。
とは言え、こうした技術に従えば、高度の耐候性を有す
る塗膜こそ得られるものの、機械的物性。
とりわけ、低温での可撓性の乏しいものしか得られない
そこで、かかる機械的物性管改良すべく樹脂それ自体の
軟質化を図ることにすると、耐汚染性が低下するという
具合いになるし、かてて加えて、常温乾燥戚として利用
するさいにも1通常は、インシアネート化合物と組み合
わせた形の、いわゆる二液型塗料として用いられる処か
ら、塗料の可使時間の上でも制約を受けることなり、結
局の処。
利用範囲が極端に制@嘔れるという欠点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、本発明者らは上述した如き従来技術における
種々の問題点ないしは欠点の存在に鑑みて、それぞれの
問題点を解決し、それぞれの欠点を解消することを目的
として鋭意検討を重ねた結果、ここに、単量体取分の種
類および組成金具にする2種類のフルオロオレフィン共
重合体を特定の割合で含んで成る樹脂組成物が1機械的
物性。
耐候性および耐汚染性などにすぐれるものであることを
見い出すに及んで、2$:発明を完成させるに到った。
〔課題を、解決するための手段〕
すなわち、本発明は必須の成分として、ふつ化ビニリデ
ンを含んでいても含んでiなくてもよいフルオロオレフ
ィンの15〜70重量%と、該フルオロオレフィンと共
重合可能な他のビニル単量体の85〜30重量−とt共
重合させて得られるフルオロオレフィン共重せ体囚と、
ふつ化ヒニリデンを必須の単量体取分とするフルオロオ
レフィンを少なくとも80ft%含むフルオロオレフィ
ン共重合体の)とを、前者共重合体体)と後者共重合体
の)との固形分重量比が50150〜99.110.1
となるように含んで成る塗料用ふっ素樹脂組成物を提供
しようとするものである。
ここにおいて、上記したフルオロオレフィン共重合体内
とは、フルオロオレフィンの15〜70重量%と、該フ
ルオロオレフィンと共重合可能な他のビニル単量体の8
5〜30重量%とを共重合させて得られるものを指称し
、該フルオロオレフィンとして代表的なものを挙げれば
、ふつ化ビニル、トリフルオロエチレン、クロロトリフ
ルオロエチレン、               プロ
モトリフルオロエチレン、ペンタフルオロプロピレンも
しくはヘキサフルオロゾロピレノのμ口キ、ふっ素含有
α−オレフィン類;またはトリフルオロメチルトリフル
オロビニルエーテル、ペンタフルオロエチルトリフルオ
ロビニルエーテル4L<はヘデタフルオログロビルトリ
フルオaビニルエーテルのタロきパーフルオロアルキル
・パーフルオロビニルエーテルなどの、主鎖にふっ素原
子金有する化合物であるが、就中、ふり化ビニル、テト
ラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ヘ
キサフルオロ!ロビレン、またはアルキル基の炭Xa2
>El〜18なるノ9−フルオロアルキル・トリフルオ
ロビニルエーテルのイ吏用が特に望ましい。
これら止揚のフルオロオレフィンは単独使用でも、2種
以上の併用で4よいことは勿論である。
ただし、当該フルオロオレフィン共重合体内としては、
止揚された如き各種フルオロオレフィンの’5ち、ふっ
化ビニリデンの使用は任意でよい。
他方、これら止揚のフルオロオレフィンと共重合可能な
他の単量体として代表的なものには、メチルビニルエー
テル、エチルビニルエーテル、n−クロビルビニルエー
テル、イングロビルビニルエーテル、n−ブチルビニル
エーテル、イソフチルビニルエーテル、terk−ブチ
ルビニルエーテル、n−ペンチルビニルエーテル、n−
ヘキシルビニルエーテル、n−オクチルビニルエーテル
、2−エチルヘキフルビニルエーテル、クロロメチルビ
ニルエーテル、クロロエチルビニルエーテル、ベンシル
ビニルエーテルもL<はフェニルエチルビニルエーテル
の如キアルキルビニルエーテルないLはfmアルキルビ
ニルエーテル類;シクロペンチルビニルエーテル、シク
ロヘキシルビニルニー’FMlsL<はメチルククロヘ
キフルビニルエーテルの如きシクロアルキルビニルエー
テル類;ビニル−2,2−vメチルグロノ9ノエート、
ビニル−2,2−ツメチルブタノエート、ビニル−2,
2−ノメチルペ7タノエート、ビニル−2,2−ツメチ
ルヘキサノエート、ビニル−2−エチル−2−メチルブ
タノエート、ビニル−2−エチル−2−メチルペンタノ
エート、ビニル−3−クロロ−2,2−ノメチルデロノ
クノエー)、酢dビニル、fロビオン酸ビニル、n−酪
酸ビニル、イソ酪酸ビニル、カブロン酸ビニル、カプリ
ン酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、C
?の分岐脂肪族カルメン酸ビニル−C10の分岐脂肪族
カルボ/酸ビニル、C11の分岐脂肪族カルボン酸ビニ
ルもしくはステアリン酸ビニルの如き脂肪族カルボン酸
ビニル;7クロヘキサンカルダン酸ビニル、メチル7ク
ロヘキサンカルポン酸ビニル、安息香酸ビニルもしくは
p−tart−ブチル安息香酸ビニルの如き、環状構造
を有するカルざン酸のビニルエステル類;エチレン、グ
ロビレンもしくはブテン−1の如きα−オレフィン類;
塩化ビニルもしくは塩化ピニリデノの如キ、フルオロオ
レフィンを除く各種ハロダン化オレフィン類;スチレン
、α−メチルスチレンもしくはビニルトルエンの如き芳
香族ビニル化合物;メチルアクリレート、エチルアクリ
レート、ブチルアクリレートもしくはシクロへキクルア
クリレートの如きアクリル酸エステル類;メチルメタク
リレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレー
ト、7クロヘキシルメタクリレートもしくはペノノルメ
タクリレートの如きメタクリル酸エステル類;2−ヒド
ロキクエチルビニ/l/ x −チル、3−ヒドロキシ
プロピルビニルエーテル、2−ヒドロキシプロピルビニ
ルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、3
−ヒドロキシブチルビニルエーテル、2−ヒドロキシ−
2−)チルプロピルビニルエーテル、5−とドロキクペ
ンチルビニルエーテルもLlj:6−ヒドロキシブチル
ビニルエーテルの如き水酸基を有するビニルエーテル類
;ビニルトリメトキシシラン。
ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリプロポキクシラ
ン、ビニルメチルノエトキシシラン、ビニルトリス(β
−メトキシエトキシ)7ラン、アリルトリメトキシシラ
ン、トリメトキシシリルエチルビニルエーテル ) I
Jエトキ7ンリルエチルビニルエーテル、メチルジメト
キシシリルエチルビニルエーテル、トリメトキシ7リル
グロビルー二ルエーテル、トリエトキシ7リルグロビル
ビニルエーテル、メチルノエトキシ7リルグロピルビニ
ルエーテル、γ−(メタ)アクリロイルオキ7グロピル
トリメトキ77ラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシ
クロピルトリエトキノシランもしくはγ−(メタ)アク
リロイルオキシブ口ビルメチルヅメトキ77ランの如き
加水分解性ソリ化基を含有する単量体;N−ツメチルア
ミノエチル(メタ)アクリルアミド、N−ソエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリルアはド、N−ジメチルアiノ
グロビル(メタ)アクリルアミドもしくはN−ノエチル
アミノデロビル(メタ)アクリルアミドの如きアミノ基
含有アミド系不飽和単量体;ツメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレートもしくはジエチルアミノエチル(メタ
)アクリレートの如きノアルキルアミノアルキル(メタ
)アクリレート類;t @ rt−7チルアミノエチル
(メタ)アクリレート、tert−ブチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリレート。
アノリノニルエチル(メタ)アクリレート、ピロリノニ
ルエチル(メタ)アクリレートもしくはピペリノニルエ
チル(メタコアクリレートの如きアミノ基含有単量体;
または(メタ)アクリル酸。
クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸もしくはフマル酸
の如きカルボキシル基含有単量体などがある。
これらの共重合性単量体のうち、当該共重合体内成分の
重合収率を高めるという観点や、当該共重合体内成分の
有機溶剤に対する溶解性を高めるという観点などからは
、アルキルビニルエーテル類、シクロアルキルビニルエ
ーテル類およびカルメン酸ビニルエステル類の使用が望
ましい。
以上に掲げられたフルオロオレフィンと該フルオロオレ
フィンと共重合可能な他のビニル単量体とから、当該フ
ルオロオレフィン共重合体(4)を調製するには、該フ
ルオロオレフィンが15〜70重is、好ましくは20
〜60重を係なる範囲内に入るように管理されるべきで
ある。
15重量−未満である場合には、どうしても、得られる
塗膜の耐候性が低下するようになるし、一方、70重量
係を超える場合には、どうしても。
当該共重合体(A) t−1後掲される如きフルオロオ
レフィン共重合体(B)と混合して本発明の塗料用ふっ
素樹脂組成物を調製するさいに、得られる樹脂組成物の
有機溶剤に対する溶解性が低下するようになり、ひいて
は、本発明にとって望ましい溶剤可溶型の樹脂組成物と
なすことが不可能となるので、いずれも好ましくない。
とりわけ、当該共重合体(4)として望ましいものは、
フルオロオレフィンの15〜70jitLsと、アルキ
ルビニルエーテル、シクロアルキルビニルエーテルおよ
びカルボン酸ビニルエステルよりなる鮮から選ばれる少
なく、とも1種の、該フルオロオレフィンと共重合可能
な他のビニル単量体の85〜30重量%とを共重合させ
て得られるものが挙げられる。
また、当該共重合体内として特に望ましいものは、有機
溶剤に町gなものである。
当該共重合体囚成分を調製するには、ラジカル重合開始
剤の存在下で、前掲された如き各種単量体を、塊状重合
、溶液(加圧)重合、懸濁重合または乳化重合などの公
知慣用の重合方法により共重合せしめればよいが、溶液
ラジカル重合法によるが最も簡便である。
そのさいに用いられる上記ラジカル重合開始剤としては
、アセチル/q−オキサイド、ベンゾイルパーオキサイ
ド、ラウロイルパーオキサイド、メチルエチルケトン/
9−オキサイド、シクロヘキサノンノ母−オキサイド、
  tert−プチルハイトロノや一オキサイド、クメ
ンハイドロノ臂−オキサイド、ノー tert−ブチル
p4−オキサイド、ノクミルノ母−オキサイド、tar
t−プチルパーオキシペ/シェード、tart−プチル
ノ4−オキクオクトエート、t・rt−ブチル/デーオ
キシアセテートもしくはtert−ブチルパーオキシピ
バレートの如きノ譬−オキサイド類;またはアゾビスイ
ノブチロニトリルもしくはアゾビスイソバレロニトリル
の如きアゾ系化合物などが代表的なものである・ また、かかる重合時に用いられる溶剤としては。
トルエン、キシレン、シクロヘキサン、n−ヘキサンも
しくはn−オクタンの如き炭化水素系;酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸1チルもしくはエチレングリコールモノ
エチルエーテルアセf−)の如きエステル系;ア七トン
、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチ
ルアミルケトンもしくはシクロヘキサノンの如きケトン
系;ノメチルホルムアミ−ド、ジメチルアセトアミドも
しくはN−メチルピロリドンの如きアミド系;またはメ
タノール、エタノール、n−グロノ臂ノール、イソグロ
ノ母ノール、n−1タノール、インブタノール、5ee
−ブタノール、t・rL−1タノールもしくはエチレン
ゲリコールモノアルキルエーテルの如キアルコール系の
ものが代表的なものである。
かくして得られる溶剤可溶型フルオロオレフィン共重合
体内としては、その重量平均分子量が20.000〜3
00,000なる範囲内に入るように管理されることが
望ましい。
20.000未満であると、どうしても塗膜の耐候性が
低下するようになるし、一方、300,000’に超え
ると、どうしても塗装作業が低下するようになるので、
いずれも好ましくない。
次に、本発明の塗料用ふっ素樹脂組成物を構成する他の
必須成分である前記フルオロオレフィン共重合体(B)
とは、ふり化ビニリデンを必須の単量体成分とするフル
オロオレフィンを少なくとも80重量俤含む共重会体金
指称するものであって、ふつ化ビニリデンをも加えた前
掲の如きフルオロオレフィンの1種または2種以上を必
須の成分とし、必要に応じて、前掲された如き、該フル
オロオレフィンと共重合可能な他のビニル単量体の1種
または2種以上を任意の成分として、20重量%未満の
範囲内で、用いて得られるものである。
こうした内容の当該共重合体(B)を調製するにさいし
ては、フルオロオレフィンの一つとして、ふっ化ビニリ
デンを少なくとも20重量%用いることが、前述したフ
ルオロオレフィン共重合体内との相溶性と、有機溶剤に
対する溶解性との両面から、特に望ましい・ そして、当該共重合体(B)を調製するには、ラノカル
重合開始剤の存在下に、前掲された如き各種のビニル単
量体を、塊状重合、懸濁重合、yW液(加圧)重合また
は乳化重合法などの分類慣用の重合方法に従って共重合
せしめればよいが、就中、乳化重合方法によυ共重合体
エマルゾ、ンを得、次いで脱水し乾燥して、しかるのち
、有機溶剤に溶解せしめて共重合体溶液で供するのが望
ましい。
当該共重合体(B)としては、このようにして得られる
溶剤町m型フルオロオレフイ/共重合体の形のものが塗
装作業性など、取り扱いが容易である処からも望ましく
、かかる溶剤可溶盛フルオロオレフ、ン共重合体(B)
としては、重量平均分子量が30.000〜1,000
,000なる範囲内に入るように管理されるべきである
30.000未満であると、どうしても、塗膜の耐候性
が低下するようになるし、一方、 1,000,000
を超えると、どうしても、有機溶剤に対する溶解性が低
下するようになるので、いずれも好ましくない。
因みに、当該フルオロオレフィン共重合体(8)の市販
品の代弐例としては、テクノフロン(Tecnno−f
 ton ) NM J (イタリア国モノチエノン7
社製品)、「パイトン(VITON)BJ(アメリカ国
デュポン社製品)または[カイナー(Kynar ) 
SLもしくはADS J (アメリカ国ペンウォルト社
製品)などが挙げられる@ 以上のようにして得られるフルオロオレフィン共重合体
内とフルオロオレフィン共重合体(B)とを必須の成分
として、就中、浴剤町浴威のフルオロオレフィン共重合
体内と溶剤可溶凰のフルオロオレフィン共重合体(B)
とを必須の成分として、これらの両樹脂成分を、常法に
従って、混合せしめることにより、目的とする本発明の
塗料用ふり素樹脂組成物が得られる。
そのさい、それぞれの共重合体((転)および(B)成
分の固形分重量比としては、つまりCA)/(B)=5
0150〜9/0.10.9なる範囲内、好ましくは5
0150〜9515なる範囲内が適切である。
かかる比率を超えて共重合体内の量が多い場合には、ど
うしても1機械的物性が低下するようになるし、一方、
かかる比−$f:超えて共重合体内の量が少ない場合に
は、溶剤溶解性が低下し、ひいては塗装作業性が低下す
るようになるので、いずれも好ましくない・ かくして得られる本発明組成物は、通常、顔料を加えて
使用されるが、無論、着色剤成分を何ら用いなくとも差
し支えない。
かかる顔料として代表的なものには、酸化チタン、亜鉛
華、カーボンブラック、鉄黒、銅クロムブラック、銅・
鉄・マンガンブラック、黄鉛、カドミウムイエロー、オ
ーカー、チタンイエローノンフクロメート、弁柄、亜鉛
・鉄ブラウン、カトミウムレッド、クロムパーミリオン
、マンガンバイオレット、紺青、群青、コバルトフルー
クロムクリーン、酸化クロムグリーン、チタン・コバル
ト・ニッケル・亜鉛グリーン、ピリソアノ。
コバルトグリーン、エメラルドグリーン、カオリン、ベ
ントナイト、シリカホワイト、アルミナホワイト、石膏
、白亜、沈降性硫酸バリウム、沈降性炭酸カルシウムも
しくはパライトの如き無機系の顔料;β−ナフトール系
、β−オキシナフトエ酸系、ナフトールAs系、ピラゾ
ロン系、アセト酢酸アニリド系、アセト酢酸エステル系
、フタロシアニン系、ア/トラキノ/系、イノゾゴ系、
ペリレン系、ペリノン系、ノオキサノZ系、キナクリド
ン系、イソインドリノン系、金属錯塩系、フルオルビン
系もしくはキノフタロン系の如き有機系顔料;真倫粉末
、銀粉末、金粉末、アルミニウム粉末もしくは銅粉末の
如き金属粉末;ま九は鱗片状雲母に酸化チタン処理を施
し九ものなどがある。
本発明組成物には、さらに必要に応じて、各種の樹脂類
および溶剤類をはじめ、流動調整剤、色分れ防止剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤またはシランカッブ
リング剤などの公知慣用の各種の添加剤を加えることが
できるのは勿論である。
かかる添加剤成分のうち、上記樹脂類として代表的なも
のには、ニトロセルロース、セルロースアセテートブチ
レートの如き繊維素系樹脂;塩化ビニル・酢酸ビニル共
重合樹脂1石油樹脂、ケトノ樹脂、オイルフリーアルキ
ド樹脂、またはエポキシ樹脂などがある。
さらに、溶剤類としては、既に、溶剤可溶型フルオロオ
レフィン共重合体(4)またはフルオロオレフィン共重
合体(B) ’Ik調製するさいの溶剤として掲げられ
ているようなもの、およびそれらの混合物が用いられる
そして1本発明の塗料用ふっ素樹脂組成物はスプレー塗
装、刷毛塗り、ロールコータ−または含浸塗装などの公
知慣用の方法により、九とえば。
金属、木材、無機質基材筐たはプラスチ2・クス(・−
)如き各種素材あるいは加工品に塗布され、常温から約
100℃までの温度範囲で、1分間から数日間の乾燥に
より、さらには−層の高温での乾燥により、すぐれた性
能を有する塗膜を与える。
〔実施例〕
次〈1本発明を参考例、実施例および比較例により、−
層具体的t/c説明するが、以下において、部および係
は特に断りのない限り、すべて重量基準であるものとす
る。
参考例1〜4〔フルオロオレフィン共重合体(Nの調製
例〕 窒素で十分に置換された21のステンレス製オートクレ
ーブに、第1表に示されるような谷櫨の原料成分のうち
、フルオロオレフィン以下の各ビニル単量体の所定tを
、まず仕込んでから、ここへ液化採取したフルオロオレ
フィ7の所定t′t−圧入し、攪拌下に、60℃で15
時間反応させて、不揮発分が67俤になった時点で室温
まで冷却し、キシレンの175部を加えた処、同表に示
されるような不揮発分および重量平均分子1t−もった
目的共重合体(5)の溶液が得られた。
参考例5(対照用フルオロオレフィン共重合体の調製例
) 各種の原料成分の種類および使用量を、第1表に示す通
りに変更し、併せて1反応終了後に加えるべきキシレン
のte174部に変更した以外は、参考例1〜4と同様
に行、なって、不揮発分が59.8チで、かつ重量平均
分子量が70,000なる対照用共重合体(A勺の溶液
を得た。
/ / / / / / / / 実施例1〜5ならびに比較例1および2参考例1〜4で
得られたそれぞれのフルオロオレフィン共重合体(5)
と、第2表に示されるようなフルオロオレフィン共重合
体(B)とをシ同表に示されるような重量比で配合し、
さらに顔料をも加えて、常法により混練して分散せしめ
ることにより白色の塗料を得た。
ただし、比較例1および2は共に、フルオロオレフィン
共重合体(B)の使用を一切欠如して、比較例11Cb
いては、フルオロオレフィン共重合体(A)とインシア
ネート化合物との混合物を用いており、−万、比ff例
2に2いては、フルオロオレフィン共重合体(A)のみ
を用いている。
次いで、それぞれの塗料を希釈静剤で希釈し。
予め調製しておいたシーラーの塗布されたスレート板に
、乾燥膜厚が35〜40<クロンとなるように、各別に
塗装し、室温に1週間放置して乾燥せしめ、供試体たる
硬化m膜を得九。
別に、剥離性2よび平滑性の良好な基材に、乾燥膜厚が
120〜150iクロンになるように各別に塗装し、室
温に1週間放置して乾燥せしめ、次いで、かくして得ら
れた硬化塗膜を基材より剥離して、低温物性用の供試体
する硬化皮膜を得た。
それぞれの希釈塗料と2種ずつの供試体とについて、各
種の性能の評価を行なって、同表に示される通りの結果
が得られた。
ノ / / / / / なお、諸性能の評価は次のような要項で行なったもので
ある。
塗料の可使時間・・・塗料を調製し、希釈用溶剤で希釈
した直後から、最早や塗 料として使用できなくなるま での時間を以て表示し友。
塗膜の耐候性・・・「光コ/トロールデ、−・9ネル」
〔スガ試験機(株康の促 通性試験機〕を用いて、2,000 時間の曝露試験を行なったの ちの光沢保持率を以て表示し た。
塗膜の耐汚染性・・・宮崎市郊外における、内面45゜
で1力年間の屋外曝露を行な ったのちの塗面の汚れ状態ヲ 目視により判定したものであ り、次のような判定基準に従 って表示した。
○・・・優 秀 ■・・・良 好 X・・・不 良 塗膜の低温伸長性・・・0℃の雰囲気下で、長さが50
■で、かつ櫂が10mなる硬 化皮膜(フィルム状塗膜)1− 長さが70mまで伸長して。
該皮膜の破断の有無をチエツ クした。
Q・・・破断なし X・・・破・断あり 〔発明の効果〕 第2表の結果からも明らかなように、本発明の塗料用ふ
っ素樹脂組成物は、とりわけ、耐候性、耐汚染性ならび
に低温時の機械的物性にすぐれた塗膜を与えるものであ
ることが知れる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ふっ化ビニリデンを含んでいても含んでいなくとも
    よいフルオロオレフィンの15〜70重量%と、上記フ
    ルオロオレフィンと共重合可能な他のビニル単量体の8
    5〜30重量%とを共重合させて得られるフルオロオレ
    フィン共重合体(A)と、ふっ化ビニリデンを必須の単
    量体成分とするフルオロオレフィンを少なくとも80重
    量%含むフルオロオレフィン共重合体(B)とを、必須
    の成分として、前記共重合体(A)と共重合体(B)と
    の固形分重量比(A)/(B)が50/50〜99.9
    /0.1となるように含んで成る、塗料用ふっ素樹脂組
    成物。 2、前記したフルオロオレフィンが、ふっ化ビニル、ふ
    っ化ビニリデン、トリフルオロオレフィン、テトラフル
    オロオレフィン、クロロトリフルオロエチレン、ペンタ
    フルオロプロピレンおよびヘキサフルオロプロピレンよ
    りなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1
    に記載の樹脂組成物。 3、前記フルオロオレフィン(A)が、フルオロオレフ
    ィンの15〜70重量%と、アルキルビニルエーテル、
    シクロアルキルビニルエーテルおよびカルボン酸ビニル
    エステルよりなる群から選ばれる少なくとも1種の、上
    記フルオロオレフィンと共重合可能な他のビニル単量体
    の85〜30重量%とを共重合させて得られるものであ
    る、請求項1に記載の樹脂組成物。 4、前記フルオロオレフィン共重合体(A)が有機溶剤
    に可溶なものである、請求項1に記載の樹脂組成物。 5、前記フルオロオレフィン共重合体(B)が有機溶剤
    に可溶なものである、請求項1に記載の樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04219235A (ja) * 1990-03-09 1992-08-10 Amoco Corp ポリイミドの厚い多層の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5883066A (ja) * 1981-11-12 1983-05-18 Daikin Ind Ltd 非粘着導電性フツ素ゴム塗料

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