JPH02112865A - 繊維強化金属部材の製造方法 - Google Patents

繊維強化金属部材の製造方法

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JPH02112865A
JPH02112865A JP26513788A JP26513788A JPH02112865A JP H02112865 A JPH02112865 A JP H02112865A JP 26513788 A JP26513788 A JP 26513788A JP 26513788 A JP26513788 A JP 26513788A JP H02112865 A JPH02112865 A JP H02112865A
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JP
Japan
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hole
core
molded body
fiber molded
molten metal
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Application number
JP26513788A
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English (en)
Inventor
Katsuya Nishiguchi
勝也 西口
Shunzo Takasuka
俊蔵 高須賀
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、繊維強化金属部材の製造方法に関し、さらに
詳細には板状部材の強化したい部分に繊維成形体を配し
、この繊維成形体ごと該板状部材を鋳ぐるむことにより
金属部材を強化する方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、例えばロークリピストンエンジンのロータウジン
グの鋳造においては、金型面に当接配置されたキャビテ
ィ内に溶湯を流し入れてハウジングを形成するようにし
ており、さらにこのロータハウジングのプラグホール部
分については上記溶湯を流し込む前にこのプラグホール
部分のシートメタル上に繊維成形体を配設しこの成形体
を鋳抜きピンにより保持しつつ上記溶湯を流し込む方法
が知られている(特開昭62−176680号公報)。
この繊維成形体はカップ形状をなしており、あたかもホ
ール部分にカップを伏せた様な状懸で鋳ぐるまれるので
このホール部分の強度は大きく向上することになる。な
お、この従来技術では鋳造後において、フレーム板部材
および繊維成形体を貫通するプラグ挿入用の透孔が形成
される。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来技術においては繊維成形体がカ
ップ形状をなしており中心部まで繊維がつまっているこ
とと、この成形体中の空気の逃げ道がないためにこの成
形体中への溶湯の均一なる侵入が難かしくこの成形体と
溶湯金属との複合化が完全でない、いわゆる複合化不良
の部分が形成されるおそれがあった。このような複合化
不良部分が形成されるとプラグホール部分の強化の実効
が図れない。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので金属部
材強化のための繊維成形体中に複合状態不良部分を形成
することのない繊維強化金属部材の製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の繊維強化金属部材の製造方法は、繊維成形体と
接する板状部材の所定位置に透孔を穿設し、また上記繊
維成形体の略中央部には空洞部を形成し、この空洞部に
金属粒子をバインダで結合してなる中子を嵌挿し、さら
にこの中子が上記板状部材の透孔に対面するように上記
繊維成形体を配し、この状態で該繊維成形体の回りに溶
湯を注入して、上記板状部材と繊維成形体を鋳ぐるむこ
とを特徴とするものである。
(作  用) 上記構成によれば、板状部材の繊維成形体と接する部分
に透孔を形成し、この透孔を通して溶湯注入時における
繊維成形体中の空気の排気がなされるようにしているの
で、従来技術においてこのような空気が繊維成形体中に
残留するために生じていた複合化不良を回避できる。ま
た、この繊維成形体の中央部には空洞部が形成され、こ
の空洞部には金属粒子をバインダで結合してなる、いわ
ゆる金属ショット中子を嵌挿しており、このショット中
子が空気は通すが溶湯は通さないという性質を有するた
めに、繊維成形体中に侵潤せしめられた溶湯はこのショ
ット中子内部に侵入することができず、したがって上記
板状部材の透孔から溶湯が吹き出すというような事態を
防止できる。なお、若干の溶湯はショット中子内へ侵入
し、内部で冷却固化するが、金属製のショット中子は砂
中子等と比べて機械加工が容易であるから鋳造後の後処
理が容易となる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
本実施例は本発明の繊維強化金属部材の製造方法をロー
タリピストンエンジンのロータハウジングの製造に応用
した場合についてのもので、第4図はこのエンジンの完
成状態における概略を示すものである。すなわち、この
エンジンにおいては、母材がアルミ合金でなるロータハ
ウジング1内にロータ2が備えられており、このロータ
2に形成された内歯ギヤ2aが出力軸3に連結されてお
り、作動時にこのロータ2がその3つの頂点を上記ハウ
ジング1のまゆ型の内周面に摺接させながら偏心運動す
ることにより、出力軸3を回転させるようになっている
。また、このロータハウジング1には多数の冷却路1a
およびプラグ装着用の2個のプラグホールlb、lcが
形成されている。このようなプラグホールlb、lcの
出口近傍においてはプラグ点火に伴なう加熱、加圧およ
び振動に耐え得る構造とする必要があり、このためこの
ハウジングの内壁であって上記プラグホールlb、 L
cの周辺部は繊維成形体が上記アルミニウム合金母材に
鋳ぐるまれてなる複合部1d、leとされており、しか
もこの複合部1d、leは上記繊維成形体中に上記アル
ミニウム合金母材が充分に侵潤して不良複合部分が形成
されないようこのロータハウジング1を製造する際に種
々の配慮がなされて形成されたものである。
以下、上述したロータハウジング1の製造方法について
第1図を用いて説明する。第1図はロータハウジング1
の製造時における、第4図の八−A線部分を断面で示し
たものである。すなわち、ロータハウジング1を製造す
る際には、ハウジング内壁を構成するシートメタル11
のプラグホール穿設位置に透孔12を形成しておき、こ
の状態でシートメタル11を鋳造用金型13に当接せし
める。次にリング状に形成してなる繊維成形体14を、
その中央空間部が上記透孔12と重なる位置に配設せし
め、この繊維成形体14の中央空間部にスチールショッ
ト中子15を嵌挿し、さらにこのスチールショット中子
15を鋳抜きピン16によって、シートメタル11方向
に押圧せしめ、上記繊維成形体L4およびスチールショ
ット中子15を所定位置に固定する。
このときの状態が第1図に示された状態であり、この後
キャビティ17内にアルミニウム合金の溶湯を注入(例
えばダイキャスト法による)して所定形状のロータハウ
ジング素材を鋳造したものである。上記繊維成形体14
は例えばアルミナ短繊維(Vr−!15%)、あるいは
SICウィスカ等からなり300〜400℃の予熱を加
えたものである。さらに、上記スチールショット中子1
5は、直径が0.15m程度のスチールショットをフェ
ノールレジン(0,5重量沌程度)からなるバインダと
ともに300℃の温度で焼成したものである。また、こ
のスチールショット中子15はやや先細りの円柱形状を
なすように形成し、その上面にはシートメタル11の透
孔と嵌合し得る突起部15aを、さらにその下面には鋳
抜きピン16の凹部と嵌合し得る突起部15bを有する
ように形成する。第1図に示す状態でこのスチールショ
ット中子15は上記2つの突起部15a、I5bによっ
てシートメタル11および鋳抜きピン16と確実に嵌合
し、さらに鋳抜きピン16によりシートメタル11方向
に押圧されてこの位置に固定される。これによりキャビ
ティ17内に溶湯が流入してきた場合にもこの中子15
、およびこの中子I5と嵌合されている繊維成形体14
がその位置から移動することがなく、この繊維成形体1
4をこの透孔■2の周辺部に鋳ぐるむことか可能となる
また、上記溶湯としては例えばAC4D等のアルミニウ
ム合金材料を用いる。
本実施例においては、上述したようにシートメタル11
のプラグホール形成部分に透孔12を穿設し、この透孔
12をスチールショット中子15により寒いでいるので
、繊維成形体14中の空気は溶出圧力により透孔12か
ら外部へ押し出されるが、繊維成形体14から中子15
内へ漏れ出した溶湯はこの中子15により透孔12から
流出するのを防止される。すなわち、第2図に示すよう
に溶湯によって繊維成形体14から押し出された空気は
図中矢印Aが示すようにスチールショット中子15を透
過して透孔12からハウジング外部に出、シートメタル
11と金型13との隙間に逃げる。しかしながら繊維成
形体14から中子15内に漏れ出した溶湯は熱伝導率の
高いスチールショットに熱をうばわれ、この中子15内
で固化し、透孔12から吹き出すことがない。さらに、
スチールショット中子15は比較的剛性が高いので溶湯
流によって繊維成形体14の繊維が破損するのを防止す
るという役目も果たす。
このようにして、キャビティ17内で所望の形状に形成
された鋳造品は鋳抜きピン16を抜き取られ、金型13
から取り出され、この後鋳抜きピン16が挿入されてい
た部分にプラグが挿入され得るように機械加工が施され
る。このときスチールショット中子15は加熱等の処理
によりバラバラにされて外部に取り出されるが、溶湯が
入り込んでいわゆる目ざし状態となった中子15の部分
は機械加工により除去される。スチールショットはアル
ミニウム材料と同様の機械加工が可能であるから、中子
材料として砂等を用いた場合と比べ後処理が容易である
。なお、シートメタル11の透孔12の穿設部分には、
機械加工によりプラグホールの出口が形成される。第3
図は第1図に示した部分の機械加工後の様子を示す断面
図である。この実施例によればプラグホールの出口20
のやや内方に、プラグホール1cに挿入されたプラグと
螺合するねじ部21が形成されている。
なお、前述したスチールショット中子15は、中子成形
時に中子中央部に芯金を入れておき、中子の両端もしく
は一端から2〜5IllTI程度突出するように形成し
て前述した突起部15a、15bの代わりに用いてもよ
く、この場合には、より流速の大きいい溶湯流に対して
耐えることができる。
なお、本発明の繊維強化金属部材の製造方法は上述した
実施例の方法に限られるものではなく、例えば中子15
のショット形成材料をスチール製に代えて銅製等地の金
属製とすることも可能である。
また、例えば繊維成形体■4の形状としても、中央空洞
部さえ有していれば種々の変更が可能である。
また、本発明の方法は上記ロータリピストンエンジンの
ロータハウジングの製造方法のほか繊維成形体を用いて
強化を図る種々の鋳造品の製造方法に応用可能である。
(発明の効果) 以上説明したように本発明の方法によれば、板状部材の
所定位置に透孔を設けて繊維成形体中の空気を逃がすと
ともにこの透孔をショット中子により塞いでこの中子内
部で侵入した溶湯を固化せしめるようにしているので、
溶出が上記透孔から吹き出す等という問題を起こすこと
なく、繊維成形体中の空気残留に基づく複合化不良の発
生を回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の繊維強化金属部材の製造方法の一実
施例を説明するための概略断面図、第2図は第1図中の
繊維成形体から押し出された空気の流れを示す概略図、
第3図は第1図で示される部分の機械加工後の状況を示
す概略断面図、第4図は本発明の方法を応用して製造さ
れたロータリピストンエンジンを示す概略図である。 1・・・ロータハウジング Lb、lc・・・プラグホ
ール2・・・ロータ 11・・・シートメタル(板状部材) 12・・・透孔       13・・・金型14・・
・繊維成形体 15・・・スチールショット中子 16・・・鋳抜きビン 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 板状部材の所定位置に繊維成形体を配し、この後この繊
    維成形体の回りに溶湯を注入して前記板状部材および前
    記繊維成形体を鋳ぐるむ繊維強化金属部材の製造方法に
    おいて、 前記繊維成形体と接する板状部材の所定位置に透孔を形
    成し、 前記繊維成形体の略中央部に空洞部を形成し、この空洞
    部には金属粒子をバインダで結合してなる中子を嵌挿し
    、 該中子が前記板状部材の透孔に対面する位置に前記繊維
    成形体を配し、 この後該繊維成形体の回りに溶湯を注入することを特徴
    とする繊維強化金属部材の製造方法。
JP26513788A 1988-10-20 1988-10-20 繊維強化金属部材の製造方法 Pending JPH02112865A (ja)

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