JPH02112778A - 核磁気共鳴装置 - Google Patents

核磁気共鳴装置

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JPH02112778A
JPH02112778A JP63265736A JP26573688A JPH02112778A JP H02112778 A JPH02112778 A JP H02112778A JP 63265736 A JP63265736 A JP 63265736A JP 26573688 A JP26573688 A JP 26573688A JP H02112778 A JPH02112778 A JP H02112778A
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JP
Japan
Prior art keywords
sample
high frequency
coil
signal
demodulator
Prior art date
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Pending
Application number
JP63265736A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ikeda
博 池田
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Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は核磁気共鳴(NMR)装置に関し、特に静磁場
中における試料の回転に起因する機械的な振れを表わす
情報を表示することのできるNMR装置に関する。
[従来技術〕 NMR装置では、静磁場中に配置した試料に高周波(磁
場)をパルス的に!1伎射し、照射後自由誘導減衰信号
を検出してフーリエ変換し、NMRスペクトルを得てい
る。その際、静磁場の不均一がスペクトルに悪影響を与
えるのを緩和するため、試料を回転(スピニング)させ
ることが通常行われる。
[発明が解決しようとする課題〕 ところが、スピニングにより静磁場の不均一がスペクト
ルに与える影響を緩和することができるものの、スピニ
ングに基づくスピニングサイドバンドがスペクトル中に
出現してしまう。このスピニングサイドバンドの原因と
しては、 ■残留する静磁場の不均一性によるもの、■高周波磁場
の分布の不均一性によるもの、■高周波電界中の試料の
機械的動きによるもの、の3つが考えられるが、本発明
においては、3番目の原因によるスピニングサイドバン
ドに注目している。
即ち、通常試料は誘電性を持ち、この試料が横振れもな
く安定してスピニングしていれば、試料周囲に巻回され
る送受信コイル内の電界に対してその誘電性は何の影響
も与えない。しかしながら、スピニングに横振れや上下
動が加わると、それにより送受信コイル内の電界が影響
を受け、その結果、送受信コイルの同調周波数が横振れ
や上下動の周期で変調を受けることになり、スピニング
サイドバンドが発生する。静磁場の強度(−共鳴周波数
)が高まるにつれ、スピニングサイドバンドがスペクト
ル中に強く現れるので、できる限り抑圧しなければなら
ない。
従来は、試料を収容する試料管、試料管に取り付けられ
るロータ、試料管に回転力を与える機構などの機械加工
精度を高めて横振れを減少させている。しかし、最近急
激に進みつつある高磁場化のもとでは、そのような個々
の部品の精度を高めるだけでは対策も限界にきており、
個々の部品の組み合わせ具合を微調節して横振れを小さ
くするような対策が必要となってくる。しかしながら、
従来、横振れがどの程度あるかを判別するためには、測
定によりスペクトルを取得しその中のスピニングサイド
バンドを確認するという手順を踏む必要があり、作業に
長時間を要した。
本発明は上述した諸点に鑑みてなされたものであり、ス
ペクトルを測定しなくてもスピニングの際の横振れの大
きさを確認することのできるNMR装置を提供すること
を目的としている。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するため、本発明は、静磁場中で回転す
る試料に観測核の共鳴周波数を有する高周波をパルス的
に照射し、照射後自由誘導減衰信号を検出してフーリエ
変換するようにした核磁気共鳴装置において、試料近傍
に配置される第1のコイルに高周波を連続的に供給する
手段と、回転する試料によって変調された信号を検出す
るために試料近傍に配置される第2のコイルと、該第2
のコイルからの検出信号が供給される復調器とを設けた
ことを特徴としている。
[作用] 本発明においては、試料近傍に高周波を連続的に照射で
きる様にし、回転する試料により変調を受けた高周波信
号を検出し復調器で復調することにより試料の振れに対
応した信号を得ている。
以下、図面に基づき、本発明を詳説する。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。第
1図において、磁石1内に生成される静磁場内には試料
管2が配置される。試料管2は例えばエアベアリングな
どを用いた図示しない回転機構により静磁場内で回転さ
れる。
試料管2の周囲には、鞍型コイル3が配置されている。
4は高周波発振器で、該発振器から発生した観測核の共
鳴周波数foを持つ高周波は、アッテネータ5及びゲー
ト6を介してコイル3へ送られ、試料に高周波パルスと
して照射される。高周波パルス照射後コイル3に誘起さ
れた自由誘導減衰信号は、ゲート7、増幅器8.復調器
9.ローパスフィルタ21を介して取り出され、A−D
変換器10を介してデータ処理装置11へ送られてフー
リエ変換される。
ここまでが通常のフーリエ変換NMR装置の基本構成で
あり、本発明では更に以下の構成を付加している。すな
わち、試料管2の周囲には、鞍型コイル12が前記コイ
ル3と直交するように配置されている。このコイル12
に誘起された信号は、増幅器13を介して復調器14へ
送られる。復調器14には前記発振器4からの高周波が
供給されており、その復調出力は、ローパスフィルタ1
5を介してオシロスコープなどの波形表示装置16へ送
られると共に、ダイオード17.ローパスフィルタ18
及びメータ19がら構成される振幅表示装置20へ送ら
れる。
上記構成において、通常のApj定の際は、回転する試
料にゲート6を介して高周波パルスを照射し、その後ゲ
ート7を介して自由誘導減衰信号を取得するが、その様
な測定に先立ち、以下のようにして試料のスピニングの
横振れを減少させる。
即ち、ゲート6が継続的に開かれ、回転する試料に対し
てアッテネータにより適当な強度が与えられた高周波(
磁場)がコイル3を介して連続して照射される。このと
き試料に横振れがあり試料近傍の電界に変化があると、
コイル3と直交するコイル12に試料の横振れの周波数
(通常は回転周波数)回転周波数Δfで変調を受けた高
周波信号が誘起される。この高周波信号は、増幅器13
を介して復調器14へ送られ、周波数foで復調される
と共に、ローパスフィルタ15により高周波成分が除か
れるため、フィルタ15の出力として周波数Δfの信号
が得られる。
第2図は、波形表示装置16の画面に表示されるこの信
号の波形を示している。本発明者の測定によれば、この
信号の強度(振幅)と試料の横振れの振幅との間には対
応関係があるので、画面に表示される信号の振幅から横
振れの大きさを判断することができる。この信号をダイ
オード17により整流し、ローパスフィルタ18を介し
てメータ19に供給する振幅表示装置によっても、この
信号の振幅を把握することができる。
ところで、NMRの試料管には、第3図(a)に示すよ
うにロータRがその上部に取付けられ、両者は一体に回
転する。そのため、従来からロータも試料管同様に高精
度で加工されているが、試料管を通す穴の方向ずれなど
は避けられない。
方、試料管のほうも数μmオーダーでのソリあるいは曲
がりがある。第3図(a)はロータRの穴の方向ずれも
試料管の曲りもない理想的な状態を示しており、コイル
3が存在する部分における横振れはないが、実際には、
第3図(b)に誇張して示すように、両者の曲りにより
コイル3が存在する部分で横振れが発生してしまう。
しかしながら、本発明者は、第3図(b)に示すように
横振れが発生しているロータと試料管の組み合わせであ
っても、ロータと試料管の組み合わせ角度を適宜調節す
ることにより、第3図(c)に示すように両者の曲りが
うまくキャンセルし合って、コイル3が存在する部分に
おける横振れを極めて小さくすることができることを確
認している。
・従って、第4図(a)に示すように試料管及びロータ
にマークを付け、このマークを頼りにロータと試料管の
組み合わせ角度を例えば90°ステツプで4通り(第4
図(a)〜第4図(d))に変え、その4通りのそれぞ
れについて横振れを表示装置16又は20により測定す
るようにすれば、最も横振れの小さな状態を選ぶことが
できる。
この様な組み合わせ角度の変更は、オペレータが行って
も良いが、例えば、試料管の回転位置において試料管を
把持固定し、ロータの方を所望角度回転させ得る機構を
設ければ、この機構により組み合わせ角度を変えつつ横
振れの大きさをモニターし、最も横振れの小さな角度を
求めてその角度に設定する自動調整装置が実現できる。
第5図は、本発明の他の実施例を示すブロック図であり
、本実施例では、方向性結合器22を用いることにより
コイル12.増幅器13.復調器14、ローパスフィル
タ15を省略し、構成を簡略化している。すなわち、こ
の実施例では、横振れ検出時ゲート6.7は継続的に開
かれ、発振器4から発生した高周波はゲート6、方向性
結合器22を介してコイル3へ送られ、一方、コイル3
に誘起された高周波信号は、方向性結合器22ゲート7
を介して復調器9へ送られて復調されるため、表示装置
16.20により、横振れの大きさを知ることができる
[効果] 以上詳述した如く、本発明によれば、スペクトルを測定
することなく試料の横振れを検出することのできる核磁
気共鳴装置が実現される゛。
【図面の簡単な説明】
第1図は及び第5図はそれぞれ本発明の一実施例を示す
ブロック図、第2図は波形表示装置の画面に表示される
信号波形を示す図、第3図はロータと試料管の組み合わ
せによる横振れの有無を説明するための図、第4図はロ
ータと試料管の組合わせ角度の変化を示す図である。 1:磁石 2:試料管 3,12:鞍型コイル4 : 高周波発振器 5 : アッテネータ 6゜ 7 : ゲー ト 9.14:復調器 15.21:ローパスフィルタ 16:波形表示装置 0振幅表示装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)静磁場中で回転する試料に観測核の共鳴周波数を
    有する高周波をパルス的に照射し、照射後自由誘導減衰
    信号を検出してフーリエ変換するようにした核磁気共鳴
    装置において、試料近傍に配置される第1のコイルに高
    周波を連続的に供給する手段と、回転する試料によって
    変調された信号を検出するために試料近傍に配置される
    第2のコイルと、該第2のコイルからの検出信号が供給
    される復調器とを設けたことを特徴とする核磁気共鳴装
    置。
  2. (2)前記第1及び第2のコイルを1つのコイルで兼用
    するようにした請求項1記載の核磁気共鳴装置。
JP63265736A 1988-10-21 1988-10-21 核磁気共鳴装置 Pending JPH02112778A (ja)

Priority Applications (1)

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JP63265736A JPH02112778A (ja) 1988-10-21 1988-10-21 核磁気共鳴装置

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JP63265736A JPH02112778A (ja) 1988-10-21 1988-10-21 核磁気共鳴装置

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JPH02112778A true JPH02112778A (ja) 1990-04-25

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JP63265736A Pending JPH02112778A (ja) 1988-10-21 1988-10-21 核磁気共鳴装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0457069A2 (de) * 1990-05-10 1991-11-21 Spectrospin Ag Verfahren und Vorrichtung zur Kompensation von unerwünschten Seitenbändern bei magnetischen Kernresonanzspektren

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0457069A2 (de) * 1990-05-10 1991-11-21 Spectrospin Ag Verfahren und Vorrichtung zur Kompensation von unerwünschten Seitenbändern bei magnetischen Kernresonanzspektren
EP0457069A3 (en) * 1990-05-10 1992-04-15 Spectrospin Ag Method and apparatus for the compensation of undesirable sidebands in nuclear magnetic resonance spectra
US5191287A (en) * 1990-05-10 1993-03-02 Spectrospin Ag Method and device for compensating undesirable side bands in nuclear magnetic resonance spectra

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