JPH04307030A - 2次元核磁気共鳴分光用方法 - Google Patents
2次元核磁気共鳴分光用方法Info
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- JPH04307030A JPH04307030A JP3213360A JP21336091A JPH04307030A JP H04307030 A JPH04307030 A JP H04307030A JP 3213360 A JP3213360 A JP 3213360A JP 21336091 A JP21336091 A JP 21336091A JP H04307030 A JPH04307030 A JP H04307030A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/44—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
- G01R33/46—NMR spectroscopy
- G01R33/4633—Sequences for multi-dimensional NMR
-
- G—PHYSICS
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- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
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- G01R33/44—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
- G01R33/48—NMR imaging systems
- G01R33/483—NMR imaging systems with selection of signals or spectra from particular regions of the volume, e.g. in vivo spectroscopy
- G01R33/4833—NMR imaging systems with selection of signals or spectra from particular regions of the volume, e.g. in vivo spectroscopy using spatially selective excitation of the volume of interest, e.g. selecting non-orthogonal or inclined slices
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4つの高周波パルスか
らなり、検査領域に均一静止磁界と共に作用し、2つの
180°パルスを含み、その中間に第3のパルスがあり
、第1のパルスが先行し、他のパルスとの相対的距離と
等しいかそれより大きい第2のパルスからの距離がシー
ケンスの繰り返し中変化する度々繰り返されるシーケン
スで2次元核磁気共鳴分光用の方法に係る。
らなり、検査領域に均一静止磁界と共に作用し、2つの
180°パルスを含み、その中間に第3のパルスがあり
、第1のパルスが先行し、他のパルスとの相対的距離と
等しいかそれより大きい第2のパルスからの距離がシー
ケンスの繰り返し中変化する度々繰り返されるシーケン
スで2次元核磁気共鳴分光用の方法に係る。
【0002】
【従来の技術】かかる方法は、「スーパCOSY」の名
称で公知であり、なかんずくチャンドラクマー/サグラ
マニアンの本の、「高解像FTNMRの現代技術」春号
、177−181頁に記載されている。本出版物の図4
.41によると、2つの180°パルスのように第1及
び第3のパルスは同相でコヒーレントである90°パル
スであり;従ってこれらのパルス中、高周波磁界の搬送
波発振は所定の位相位置を有する。180°パルスが第
3のパルスから有するのと同じ第2の180°パルスか
らの時間距離を有する時点が低周波範囲に変換された後
展開する核磁気共鳴信号は、ディジタル化され、蓄積さ
れる。このシーケンスの更なる繰り返しの間、第1の高
周波パルスと第1の180°パルスとの間の距離は変化
する。
称で公知であり、なかんずくチャンドラクマー/サグラ
マニアンの本の、「高解像FTNMRの現代技術」春号
、177−181頁に記載されている。本出版物の図4
.41によると、2つの180°パルスのように第1及
び第3のパルスは同相でコヒーレントである90°パル
スであり;従ってこれらのパルス中、高周波磁界の搬送
波発振は所定の位相位置を有する。180°パルスが第
3のパルスから有するのと同じ第2の180°パルスか
らの時間距離を有する時点が低周波範囲に変換された後
展開する核磁気共鳴信号は、ディジタル化され、蓄積さ
れる。このシーケンスの更なる繰り返しの間、第1の高
周波パルスと第1の180°パルスとの間の距離は変化
する。
【0003】得られた核磁気共鳴信号はそのデータが一
方で第2の180°パルスからの関連したサンプル値の
時間距離に依存し、他方で2つの第1の高周波数パルス
間の時間距離に依存する2次元セットのデータを構成す
る。2つの180°パルスのうちの一つから第3のパル
スの距離だけ毎回減少されたこれらの各変数を介して、
フーリエ変換が実行される場合、互いに結合された2つ
の分子群の周波数線が一方で対角線(対角頂点)に生じ
、他方でこの対角(交差頂点)に対称に生じる二次元ス
ペクトルが得られる。
方で第2の180°パルスからの関連したサンプル値の
時間距離に依存し、他方で2つの第1の高周波数パルス
間の時間距離に依存する2次元セットのデータを構成す
る。2つの180°パルスのうちの一つから第3のパル
スの距離だけ毎回減少されたこれらの各変数を介して、
フーリエ変換が実行される場合、互いに結合された2つ
の分子群の周波数線が一方で対角線(対角頂点)に生じ
、他方でこの対角(交差頂点)に対称に生じる二次元ス
ペクトルが得られる。
【0004】例えば、グルタミン酸塩、グルタミン、タ
ウリン及びイノサイトのような人体にある種々のアミノ
酸は、この方法により、試験管内のわずかな濃縮により
実証されうる。人体での生体内検査では、一般に検査領
域のサブ体積のスペクトルだけが重要であり(局部化分
光)、更に検査領域で、その濃縮が関連したアミノ酸の
陽子の濃縮より数十倍大きい水に結合された陽子がある
ので、更なる問題が生じる。
ウリン及びイノサイトのような人体にある種々のアミノ
酸は、この方法により、試験管内のわずかな濃縮により
実証されうる。人体での生体内検査では、一般に検査領
域のサブ体積のスペクトルだけが重要であり(局部化分
光)、更に検査領域で、その濃縮が関連したアミノ酸の
陽子の濃縮より数十倍大きい水に結合された陽子がある
ので、更なる問題が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】雑誌「医学での磁気共
鳴」6.334−343頁(1988年)から、その関
連した距離が変化する2つの90°パルスの後のシーケ
ンスで、3つの180°パルスが勾配磁界により実現さ
れ、その勾配が互いに直角に延在する第2のパルスから
一定の距離に発生される局部相関分光(COSY)のた
めの方法は既に公知である。次にエコー信号が処理され
る3つの層選択180°パルスの実際の「COSY」シ
ーケンスへのこの「密着性」は、第1の励起パルスから
核磁気共鳴信号のサンプリングへの時間がその振幅が緩
和効果によりなかんずく大きく減少されるよう、かなり
長くされる欠点を有する。更に特に、方法は水抑圧が十
分でないので、生体内での陽子分光用の方法は用いられ
えない。
鳴」6.334−343頁(1988年)から、その関
連した距離が変化する2つの90°パルスの後のシーケ
ンスで、3つの180°パルスが勾配磁界により実現さ
れ、その勾配が互いに直角に延在する第2のパルスから
一定の距離に発生される局部相関分光(COSY)のた
めの方法は既に公知である。次にエコー信号が処理され
る3つの層選択180°パルスの実際の「COSY」シ
ーケンスへのこの「密着性」は、第1の励起パルスから
核磁気共鳴信号のサンプリングへの時間がその振幅が緩
和効果によりなかんずく大きく減少されるよう、かなり
長くされる欠点を有する。更に特に、方法は水抑圧が十
分でないので、生体内での陽子分光用の方法は用いられ
えない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は生体内での実験
で用いられうるような方法で前述の方法を実施すること
を目的とする。本発明によれば、4つのパルスのうち3
つ中その勾配が互いに垂直に延在する勾配磁界が作動し
第3の高周波パルスの前及び後でかかる期間及びかかる
勾配を有する勾配磁界は、第3のパルスの前のこれらの
勾配に亘る時間積分が第3のパルスの後と同じ値を有す
るよう作動することでこの目的は達成される。
で用いられうるような方法で前述の方法を実施すること
を目的とする。本発明によれば、4つのパルスのうち3
つ中その勾配が互いに垂直に延在する勾配磁界が作動し
第3の高周波パルスの前及び後でかかる期間及びかかる
勾配を有する勾配磁界は、第3のパルスの前のこれらの
勾配に亘る時間積分が第3のパルスの後と同じ値を有す
るよう作動することでこの目的は達成される。
【0007】本発明によれば、4つの高周波パルスのう
ち3つは互いに相互に垂直な勾配で実現される。その結
果、これらの3つの層選択パルスに対して、位置依存位
相位置はかかる位相コヒーレンスが妨害されるよう得ら
れる。実際、本発明は、位相コヒーレンスがスーパCO
SY法に対して必要でないという認識に基づいている。
ち3つは互いに相互に垂直な勾配で実現される。その結
果、これらの3つの層選択パルスに対して、位置依存位
相位置はかかる位相コヒーレンスが妨害されるよう得ら
れる。実際、本発明は、位相コヒーレンスがスーパCO
SY法に対して必要でないという認識に基づいている。
【0008】その核磁化が既に第1のパルスにより影響
された成分に対して、続く180°パルスにより勾配磁
界は第3のパルスの前及び後で実際に非作動である;な
かんずく実証さるべきアミノ酸はこれらの成分に属する
。反対に、その核磁化は方法が適切に実施される時、水
に結合された陽子がこれらの成分に属する一必然的に大
きい帯域幅の第3のパルスにより初めに励起される成分
、単に勾配磁界はそれらがそれによりディフェーズされ
、得られる核磁気共鳴信号へのその貢献がなくなるよう
このパルスの後で作動する。
された成分に対して、続く180°パルスにより勾配磁
界は第3のパルスの前及び後で実際に非作動である;な
かんずく実証さるべきアミノ酸はこれらの成分に属する
。反対に、その核磁化は方法が適切に実施される時、水
に結合された陽子がこれらの成分に属する一必然的に大
きい帯域幅の第3のパルスにより初めに励起される成分
、単に勾配磁界はそれらがそれによりディフェーズされ
、得られる核磁気共鳴信号へのその貢献がなくなるよう
このパルスの後で作動する。
【0009】本発明の望ましい更なる実施例は、第1の
高周波パルスは、勾配磁界を伴なわず、水に供給された
陽子の核磁化を励起しないが、実証さるべき化合物に結
合された陽子の核磁化を励起する周波数選択パルスであ
り、第3の高周波パルスの前、中及び後にかかる勾配及
びかかる期間を有する少なくとも1つの勾配磁界が、第
3のパルスの中心で終了する時間間隔でこれらの勾配に
亘る時間積分が第3のパルスの中心で始まる時間間隔と
等しい大きさであるよう作動することを特徴とする。こ
の場合、水に結合された陽子の核磁化は、勾配磁界と共
に、水抑圧が第3のパルスの前及び後の全てで得られる
よう第1のパルスでも続く180°パルスでも励起され
ない。
高周波パルスは、勾配磁界を伴なわず、水に供給された
陽子の核磁化を励起しないが、実証さるべき化合物に結
合された陽子の核磁化を励起する周波数選択パルスであ
り、第3の高周波パルスの前、中及び後にかかる勾配及
びかかる期間を有する少なくとも1つの勾配磁界が、第
3のパルスの中心で終了する時間間隔でこれらの勾配に
亘る時間積分が第3のパルスの中心で始まる時間間隔と
等しい大きさであるよう作動することを特徴とする。こ
の場合、水に結合された陽子の核磁化は、勾配磁界と共
に、水抑圧が第3のパルスの前及び後の全てで得られる
よう第1のパルスでも続く180°パルスでも励起され
ない。
【0010】本発明の更なる実施例は、2つの180°
高周波パルスの前及び後に、勾配磁界は、この磁界に亘
る時間積分が関連したパルスの前及び後に毎回等しい大
きさであるような勾配及び期間を有して作動することを
特徴とする。2つの180°パルスの前及び後で作動す
る勾配磁界により、一方で選択されたサブ体積の外の全
核磁化は(付加的に)ディフェーズされ、他方で、いわ
ゆるフリップ角が正確に180°でない場合、これらの
2つのパルスにより励起されうる核磁化がディフェーズ
される。
高周波パルスの前及び後に、勾配磁界は、この磁界に亘
る時間積分が関連したパルスの前及び後に毎回等しい大
きさであるような勾配及び期間を有して作動することを
特徴とする。2つの180°パルスの前及び後で作動す
る勾配磁界により、一方で選択されたサブ体積の外の全
核磁化は(付加的に)ディフェーズされ、他方で、いわ
ゆるフリップ角が正確に180°でない場合、これらの
2つのパルスにより励起されうる核磁化がディフェーズ
される。
【0011】
【実施例】本発明を容易に実施するために、本発明を例
えば以下図面を参照して詳細に説明する。
えば以下図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1で概略的に示された核磁気共鳴検査装
置は、数/10Tから数Tのオーダでよい均一静止磁界
を発生する4つのコイル1からなる装置である。この磁
界は直交座標系のZ方向に変化する。Z軸に同心円に配
置されたコイルは球面2上に配置されうる。検査さるべ
き患者20は、これらのコイルの内部に位置される。Z
方向に延在し、この方向に直線的に変化する磁界Gzを
発生するため、4つのコイル3は望ましくは同じ球面上
に配置される。更に、Z方向にも延在する勾配磁界Gx
(即ち、強度が一方向に線形に変化する磁界)を発生し
、その勾配がx方向に延在する4つのコイル7が設けら
れる。z方向に延在し、y方向に勾配を有する勾配磁界
Gyは、コイル7と同じ形状であり、90°だけ後者に
対して相対的にずれた4つのコイル5により発生される
。これらの4つのコイルの2つだけが図1に示される。
置は、数/10Tから数Tのオーダでよい均一静止磁界
を発生する4つのコイル1からなる装置である。この磁
界は直交座標系のZ方向に変化する。Z軸に同心円に配
置されたコイルは球面2上に配置されうる。検査さるべ
き患者20は、これらのコイルの内部に位置される。Z
方向に延在し、この方向に直線的に変化する磁界Gzを
発生するため、4つのコイル3は望ましくは同じ球面上
に配置される。更に、Z方向にも延在する勾配磁界Gx
(即ち、強度が一方向に線形に変化する磁界)を発生し
、その勾配がx方向に延在する4つのコイル7が設けら
れる。z方向に延在し、y方向に勾配を有する勾配磁界
Gyは、コイル7と同じ形状であり、90°だけ後者に
対して相対的にずれた4つのコイル5により発生される
。これらの4つのコイルの2つだけが図1に示される。
【0013】勾配磁界Gz,Gy及びHxを発生する3
つのコイル配置3,5及び7の各々は球面2に対称的に
配置されるので、該直交xyz座標系の座標原点を同時
に構成する球の中心の磁界強度はコイル配置1の静止均
一磁界によってのみ決定される。更に、高周波コイル1
1は、実質的に均一の高周波磁界がそれにより発生され
、x方向に、即ち静止均一磁界の方向に直角に延在する
よう形成される座標系の面z=0に対称に配置される。 高周波変調電流は各高周波パルス中高周波発生器により
高周波コイルに供給されるシーケンスの後、高周波コイ
ル11又は別な高周波受信コイルは検査領域に発生した
核磁気共鳴信号を受信するのに役立つ。
つのコイル配置3,5及び7の各々は球面2に対称的に
配置されるので、該直交xyz座標系の座標原点を同時
に構成する球の中心の磁界強度はコイル配置1の静止均
一磁界によってのみ決定される。更に、高周波コイル1
1は、実質的に均一の高周波磁界がそれにより発生され
、x方向に、即ち静止均一磁界の方向に直角に延在する
よう形成される座標系の面z=0に対称に配置される。 高周波変調電流は各高周波パルス中高周波発生器により
高周波コイルに供給されるシーケンスの後、高周波コイ
ル11又は別な高周波受信コイルは検査領域に発生した
核磁気共鳴信号を受信するのに役立つ。
【0014】図2はこの核磁気共鳴検査装置の簡略ブロ
ック回路図を示す。高周波コイル11は、切換装置12
を介して、一方で高周波発生器4に、他方で高周波受信
器6に接続される。
ック回路図を示す。高周波コイル11は、切換装置12
を介して、一方で高周波発生器4に、他方で高周波受信
器6に接続される。
【0015】高周波発生器4は、その周波数が制御ユニ
ット15によりディジタル的に制御されえ、コイル1に
より発生した磁界強度で励起さるべき原子核のラーモア
周波数に対応する周波数で発振を供給する高周波発振器
40からなる。ラーモア周波数fは、公知の如く、f=
CBにより、計算されうる:ここでBは静止均一磁界の
磁気誘導であり、Cは、例えば陽子42,56MHz/
T用の磁気回転比である。発振器40の出力は混合段4
3の入力に接続される。第2の入力信号は出力がディジ
タルメモリ45に接続されるディジタルアナログ変換器
44から混合段に供給される。エンベロープ信号を表わ
す一連のディジタルデータワードは制御装置の制御下で
メモリから読取られる。
ット15によりディジタル的に制御されえ、コイル1に
より発生した磁界強度で励起さるべき原子核のラーモア
周波数に対応する周波数で発振を供給する高周波発振器
40からなる。ラーモア周波数fは、公知の如く、f=
CBにより、計算されうる:ここでBは静止均一磁界の
磁気誘導であり、Cは、例えば陽子42,56MHz/
T用の磁気回転比である。発振器40の出力は混合段4
3の入力に接続される。第2の入力信号は出力がディジ
タルメモリ45に接続されるディジタルアナログ変換器
44から混合段に供給される。エンベロープ信号を表わ
す一連のディジタルデータワードは制御装置の制御下で
メモリから読取られる。
【0016】混合段43は、エンベロープ信号により変
調された搬送波発振がその出力に生じるようにそれに供
給された入力信号を処理する。混合段43の出力信号は
、制御装置15により制御されたスイッチ46を介して
その出力が切換装置12に接続される高周波電力増幅器
47に供給される。後者は制御装置15によっても制御
される。
調された搬送波発振がその出力に生じるようにそれに供
給された入力信号を処理する。混合段43の出力信号は
、制御装置15により制御されたスイッチ46を介して
その出力が切換装置12に接続される高周波電力増幅器
47に供給される。後者は制御装置15によっても制御
される。
【0017】受信器6は、切換装置12に接続され、そ
れに高周波コイル11に誘起された核磁気共鳴信号が供
給される高周波増幅器60からなり、一方切換装置は対
応するスイッチング状態を有さなければならない。増幅
器60は、制御装置15により制御されるミュート入力
を有し、それを介して増幅が実際上ゼロになるようカッ
トオフされる。増幅器の出力は、毎回その入力信号の積
に対応する出力信号を供給する2つの逓倍混合段61及
び62の第1の入力に接続される。発振器40の周波数
を有する信号は混合段61及び62の第2の入力に供給
され、一方、2つの入力の信号間に90°の位相シフト
が発生する。この位相シフトは、その出力が混合段62
の入力に接続され、その入力が混合段61の入力と、発
振器40の出力に接続される90°位相シフト部48に
より発生される。
れに高周波コイル11に誘起された核磁気共鳴信号が供
給される高周波増幅器60からなり、一方切換装置は対
応するスイッチング状態を有さなければならない。増幅
器60は、制御装置15により制御されるミュート入力
を有し、それを介して増幅が実際上ゼロになるようカッ
トオフされる。増幅器の出力は、毎回その入力信号の積
に対応する出力信号を供給する2つの逓倍混合段61及
び62の第1の入力に接続される。発振器40の周波数
を有する信号は混合段61及び62の第2の入力に供給
され、一方、2つの入力の信号間に90°の位相シフト
が発生する。この位相シフトは、その出力が混合段62
の入力に接続され、その入力が混合段61の入力と、発
振器40の出力に接続される90°位相シフト部48に
より発生される。
【0018】混合段61及び62の出力信号は、発振器
40により供給された周波数及びこの周波数を越える全
ての周波数を抑圧し、低周波成分を伝送する低域フィル
タ63及び64を介して夫々アナログディジタル変換器
65及び66に供給される。後者は、直角復調器を構成
する回路配置61…64のアナログ信号をディジタルデ
ータワードに変換し、これはメモリ14に供給される。 メモリ14同様アナログディジタル変換器65及び66
は、阻止され、開放されうるクロックパルス発生器16
からのクロックパルスを各制御装置15による制御リー
ドを介して受け、これにより高周波コイル11により供
給され、低周波数範囲に変換された信号は一連のディジ
タルデータワードに変換されえ、制御装置15により決
められた測定間隔でだけメモリ14に蓄積されうる。
40により供給された周波数及びこの周波数を越える全
ての周波数を抑圧し、低周波成分を伝送する低域フィル
タ63及び64を介して夫々アナログディジタル変換器
65及び66に供給される。後者は、直角復調器を構成
する回路配置61…64のアナログ信号をディジタルデ
ータワードに変換し、これはメモリ14に供給される。 メモリ14同様アナログディジタル変換器65及び66
は、阻止され、開放されうるクロックパルス発生器16
からのクロックパルスを各制御装置15による制御リー
ドを介して受け、これにより高周波コイル11により供
給され、低周波数範囲に変換された信号は一連のディジ
タルデータワードに変換されえ、制御装置15により決
められた測定間隔でだけメモリ14に蓄積されうる。
【0019】メモリ14に蓄積されたデータワードは、
コンピュータ17に供給され、該コンピュータはそれか
ら折返し離散的フーリエ変換により核磁化の2次元スペ
クトルを決定し、それを適切な表示ユニット、例えばモ
ニター18に供給する。
コンピュータ17に供給され、該コンピュータはそれか
ら折返し離散的フーリエ変換により核磁化の2次元スペ
クトルを決定し、それを適切な表示ユニット、例えばモ
ニター18に供給する。
【0020】勾配磁界Gz,Gx及びGxを発生するコ
イル配置3,5及び7は夫々その時間変化が制御ユニッ
ト15で制御されうる電流でそれぞれの場合電流発生器
23,25及び27により供給される。
イル配置3,5及び7は夫々その時間変化が制御ユニッ
ト15で制御されうる電流でそれぞれの場合電流発生器
23,25及び27により供給される。
【0021】図3及び4において、夫々第1のラインは
スーパCOSYシーケンスの4つの高周波パルスHF1
…HF4の時間位置を示す。励起パルスとして示される
高周波磁界の第1のパルスHF1は90°パルスである
。同パルスは、コヒーレンス伝送パルスとしても示され
る第3の高周波パルスHF3に印加する。このコヒーレ
ンス伝送パルスは、実証されるべきアミノ酸の1つに結
合された陽子の核磁化だけでなく、水に結合された陽子
の核磁化にも影響する「ハード」パルス、即ち大きい帯
域幅のパルスである。第2及び第4のパルスHF2及び
HF4は夫々180°パルスである。第3の高周波パル
スHF3は3つの最終パルスが相対時間距離Tを有する
ようこれらの2つのパルスの間の正確に中間に位置する
。Tは1/4Jであり、ここでJはスカラ結合定数(略
7Hz)であるが、更に短かくても、特に複素分子構造
でもよい。
スーパCOSYシーケンスの4つの高周波パルスHF1
…HF4の時間位置を示す。励起パルスとして示される
高周波磁界の第1のパルスHF1は90°パルスである
。同パルスは、コヒーレンス伝送パルスとしても示され
る第3の高周波パルスHF3に印加する。このコヒーレ
ンス伝送パルスは、実証されるべきアミノ酸の1つに結
合された陽子の核磁化だけでなく、水に結合された陽子
の核磁化にも影響する「ハード」パルス、即ち大きい帯
域幅のパルスである。第2及び第4のパルスHF2及び
HF4は夫々180°パルスである。第3の高周波パル
スHF3は3つの最終パルスが相対時間距離Tを有する
ようこれらの2つのパルスの間の正確に中間に位置する
。Tは1/4Jであり、ここでJはスカラ結合定数(略
7Hz)であるが、更に短かくても、特に複素分子構造
でもよい。
【0022】共鳴信号のサンプリングが始まる時点(夫
々図3と図4の第5行目)は、第4の高周波パルスHF
4の中心から距離Tにある。該サンプリング時点に関連
したサンプル値の時間位置はt2 で示される。第2の
パルスHF2からの第1のパルスHF1の時間距離は最
後の3つのパルスHF2…HF4間の時間距離より大き
く、t1 +Tである。シーケンスの繰り返し中、この
距離は変化する。これらの繰り返し中に記録された核磁
気共鳴信号の個々のサンプル値は変数t1 及びt2
に依存する2次元セットのデータを構成する。これらの
パラメータに関するダブルフーリエ変換は所定の周波ス
ペクトルを生じる。
々図3と図4の第5行目)は、第4の高周波パルスHF
4の中心から距離Tにある。該サンプリング時点に関連
したサンプル値の時間位置はt2 で示される。第2の
パルスHF2からの第1のパルスHF1の時間距離は最
後の3つのパルスHF2…HF4間の時間距離より大き
く、t1 +Tである。シーケンスの繰り返し中、この
距離は変化する。これらの繰り返し中に記録された核磁
気共鳴信号の個々のサンプル値は変数t1 及びt2
に依存する2次元セットのデータを構成する。これらの
パラメータに関するダブルフーリエ変換は所定の周波ス
ペクトルを生じる。
【0023】図3に示すシーケンスの実施例では、水に
結合された陽子のラーモア周波数に正確に同調される「
ソフト」90°パルス、即ち小さい帯域幅のパルスであ
るパルスHF0が第1のパルスHF1に続く。従って、
後者は水に結合された陽子の核磁化を励起するが、アミ
ノ酸に結合された陽子の核磁化は励起しない。この方法
で励起された核磁化は、勾配磁界Gxによりディフェー
ズされ、従って、第4のパルスHF4の後に展開する核
磁気共鳴信号に実際影響しない。
結合された陽子のラーモア周波数に正確に同調される「
ソフト」90°パルス、即ち小さい帯域幅のパルスであ
るパルスHF0が第1のパルスHF1に続く。従って、
後者は水に結合された陽子の核磁化を励起するが、アミ
ノ酸に結合された陽子の核磁化は励起しない。この方法
で励起された核磁化は、勾配磁界Gxによりディフェー
ズされ、従って、第4のパルスHF4の後に展開する核
磁気共鳴信号に実際影響しない。
【0024】図3に示すシーケンスの第1(HF1)、
第2(HF2)及び第4(HF4)のパルスは互いに直
角に3つの層の核磁化に影響する層選択パルスであり;
これらの3つの層の領域は分光的に評価されるサブ容積
を画成する。HF1,HF2及びHF4の層選択は、こ
れらの3つのパルス中、勾配磁界が互いに直角に勾配、
例えばGx,Gy,Gzを有して作用するよう影響され
る。
第2(HF2)及び第4(HF4)のパルスは互いに直
角に3つの層の核磁化に影響する層選択パルスであり;
これらの3つの層の領域は分光的に評価されるサブ容積
を画成する。HF1,HF2及びHF4の層選択は、こ
れらの3つのパルス中、勾配磁界が互いに直角に勾配、
例えばGx,Gy,Gzを有して作用するよう影響され
る。
【0025】更に、パルスHF2及びHF4に割当てら
れた勾配磁界は、これらの勾配磁界に亘る時間積分がパ
ルスの後の如くパルスの前に正確に等しい大きさである
ような方法で望ましくは増した勾配を有するこれらのパ
ルスの前及び後で作動する。その結果、検査領域の選択
さたサブ容積の外の位置した部分の核硫化は更にディフ
ェーズされ、選択されたサブ容積のHF2及びHF4が
180°パルスとして正確に作用しないよう得られうる
成分が抑圧される。
れた勾配磁界は、これらの勾配磁界に亘る時間積分がパ
ルスの後の如くパルスの前に正確に等しい大きさである
ような方法で望ましくは増した勾配を有するこれらのパ
ルスの前及び後で作動する。その結果、検査領域の選択
さたサブ容積の外の位置した部分の核硫化は更にディフ
ェーズされ、選択されたサブ容積のHF2及びHF4が
180°パルスとして正確に作用しないよう得られうる
成分が抑圧される。
【0026】第3の高周波パルスの前及び後に、勾配磁
界(Gx)はこの勾配磁界に亘る時間積分がパルスの後
と正確に同じパルスの前の値を有するような時間的変化
でスイッチオン及びオフされ、一方、図3の第2行目に
よれば、勾配の記号は変化する(第2行目の全行)。図
示のHF3の時間の変化で、パルスHF1及びHF2に
より影響された勾配磁界の核磁化がコヒーレンス伝送パ
ルスHF3の前に受ける位置依存ディフェージングはH
F3の後に始まるリフェージングにより補償される。し
かし、この勾配磁界は、HF3の数だけ作用しうるので
、この勾配磁界はHF0によりすでに完全にディフェー
ズされない限り、大きい帯域幅のコヒーレンス伝送パル
スHF3により最初に励起された例えば水の核磁化にデ
ィフェージング効果を有する。
界(Gx)はこの勾配磁界に亘る時間積分がパルスの後
と正確に同じパルスの前の値を有するような時間的変化
でスイッチオン及びオフされ、一方、図3の第2行目に
よれば、勾配の記号は変化する(第2行目の全行)。図
示のHF3の時間の変化で、パルスHF1及びHF2に
より影響された勾配磁界の核磁化がコヒーレンス伝送パ
ルスHF3の前に受ける位置依存ディフェージングはH
F3の後に始まるリフェージングにより補償される。し
かし、この勾配磁界は、HF3の数だけ作用しうるので
、この勾配磁界はHF0によりすでに完全にディフェー
ズされない限り、大きい帯域幅のコヒーレンス伝送パル
スHF3により最初に励起された例えば水の核磁化にデ
ィフェージング効果を有する。
【0027】同時に、スペクトルは反射が抑圧されるコ
ヒーレンス伝送パスHF3の前と後に勾配磁界Gxによ
り不明瞭とされる。実際、他にこれらの勾配なしにスペ
クトルは、対角線(対角頂点)及びこの線のそばの頂点
だけでなく、それに垂直で対角線の頂点も含み、これは
周波数スペクトルのゼロ点で前記対角線と交差する。従
って、HF3の前及び後の勾配自体Gxはこれらの「反
射」の1つを抑圧する。
ヒーレンス伝送パスHF3の前と後に勾配磁界Gxによ
り不明瞭とされる。実際、他にこれらの勾配なしにスペ
クトルは、対角線(対角頂点)及びこの線のそばの頂点
だけでなく、それに垂直で対角線の頂点も含み、これは
周波数スペクトルのゼロ点で前記対角線と交差する。従
って、HF3の前及び後の勾配自体Gxはこれらの「反
射」の1つを抑圧する。
【0028】第3の高周波パルスHF3の前及び後の勾
配Gxは反対の記号を有する必要はなく;これらの勾配
に亘る時間積分はコヒーレンス伝送パルスHF3の前及
び後に互いに等しいことが必須であるだけである。従っ
て、これらの勾配は、図3に示す如く、HF3に続く勾
配を示す破線により同じ記号を有してもよい。2次元周
波数スペクトルの2つの「反射」の他方だけが抑圧され
る。
配Gxは反対の記号を有する必要はなく;これらの勾配
に亘る時間積分はコヒーレンス伝送パルスHF3の前及
び後に互いに等しいことが必須であるだけである。従っ
て、これらの勾配は、図3に示す如く、HF3に続く勾
配を示す破線により同じ記号を有してもよい。2次元周
波数スペクトルの2つの「反射」の他方だけが抑圧され
る。
【0029】図4に示す局部化された2次元陽子分光学
用シーケンスの望ましい実施例では、最後の3つのパル
スHF2…HF4は層選択パルスであり、一方第1のパ
ルスHF1は層選択ではなく望ましくは周波数選択パル
スであり、その周波スペクトルは水と結合された陽子の
ラーモア周波数で消え、実証さるべきアミノ酸のラーモ
ア周波数で最大値を有する。望ましくは、4つのサブパ
ルスからなる二項(1331)パルスが関係し、サブパ
ルス内に作動する搬送波発振の周波数及びサブパルスの
時間距離が相応して選択される。従って、HF1は水と
結合された陽子の核磁化を励起しないので、図3のシー
ケンスでの如く水抑圧に対して、磁界により後者をディ
フェーズするためこれらの陽子の核磁化を励起する最も
先のパスしとて高周波パルスを選択することは必要でな
い。
用シーケンスの望ましい実施例では、最後の3つのパル
スHF2…HF4は層選択パルスであり、一方第1のパ
ルスHF1は層選択ではなく望ましくは周波数選択パル
スであり、その周波スペクトルは水と結合された陽子の
ラーモア周波数で消え、実証さるべきアミノ酸のラーモ
ア周波数で最大値を有する。望ましくは、4つのサブパ
ルスからなる二項(1331)パルスが関係し、サブパ
ルス内に作動する搬送波発振の周波数及びサブパルスの
時間距離が相応して選択される。従って、HF1は水と
結合された陽子の核磁化を励起しないので、図3のシー
ケンスでの如く水抑圧に対して、磁界により後者をディ
フェーズするためこれらの陽子の核磁化を励起する最も
先のパスしとて高周波パルスを選択することは必要でな
い。
【0030】第2及び第4のパルスHF2及びHF4の
前、中及び後の勾配磁界Gy及びGzの時間変化は夫々
図3のシーケンスと同じである;しかし、この場合に、
勾配磁化Gxは、パルスHF3の前及び後だけでなく、
このパルス中も作動し、その結果、その厚さが帯域幅と
勾配の値に依存する層が画成される。パルスHF3の前
及び後の勾配に亘る時間積分は同じ値だけでなく、同じ
記号を有さなければならず;図3のシーケンスでの如く
、これらの積分の反対の記号は可能ではない。既に述べ
た如く、コヒーレンス伝送パルスHF3の前及び後で作
動する勾配磁界Gxは、このパルスにより最初に励起さ
れた核磁化のディフェージングと、他の1つを画像する
よう配置された2つの周波数スペクトルの1つの抑圧と
を生じる。しかし、同じ結果はCOSY又はスーパCO
SY方法と共に通常の位相周期により達成されてもよく
、−シーケンスの他のパラメータは同じであり−、第1
のパルスとの位相位置に関連したコヒーレンス伝送パル
スの位相位置は、90°だけ変えられ、核磁気共鳴信号
は加算又は減算されうる。両方の可能性(コヒーレンス
伝送パルス及び位相周期の前及び後の勾配磁界)は組合
せて用いられてもよい。
前、中及び後の勾配磁界Gy及びGzの時間変化は夫々
図3のシーケンスと同じである;しかし、この場合に、
勾配磁化Gxは、パルスHF3の前及び後だけでなく、
このパルス中も作動し、その結果、その厚さが帯域幅と
勾配の値に依存する層が画成される。パルスHF3の前
及び後の勾配に亘る時間積分は同じ値だけでなく、同じ
記号を有さなければならず;図3のシーケンスでの如く
、これらの積分の反対の記号は可能ではない。既に述べ
た如く、コヒーレンス伝送パルスHF3の前及び後で作
動する勾配磁界Gxは、このパルスにより最初に励起さ
れた核磁化のディフェージングと、他の1つを画像する
よう配置された2つの周波数スペクトルの1つの抑圧と
を生じる。しかし、同じ結果はCOSY又はスーパCO
SY方法と共に通常の位相周期により達成されてもよく
、−シーケンスの他のパラメータは同じであり−、第1
のパルスとの位相位置に関連したコヒーレンス伝送パル
スの位相位置は、90°だけ変えられ、核磁気共鳴信号
は加算又は減算されうる。両方の可能性(コヒーレンス
伝送パルス及び位相周期の前及び後の勾配磁界)は組合
せて用いられてもよい。
【図1】本発明による方法を実施する医学用核磁気共鳴
検査用装置を示す。
検査用装置を示す。
【図2】かかる装置のブロック回路図を示す。
【図3】本発明によるシーケンスの第1の実施例の高周
波パルスと勾配磁界の時間位置を示す。
波パルスと勾配磁界の時間位置を示す。
【図4】第2の望ましい実施例の時間の変化を示す。
1,3,5,7 コイル
2 円形面
4 高周波発生器
6 高周波受信器
11 高周波コイル
12 切換装置
15 制御ユニット
16 クロックパルス発生器
17 コンピュータ
18 モニター
23,25,27 電流発生器
40 高周波発振器
43,61,62 混合段
44 ディジタルアナログ変換器
45 ディジタルメモリ
46 スイッチ
47 高周波電源
60 増幅器
63,64 低域フィルタ
Claims (5)
- 【請求項1】 4つの高周波パルスからなり、検査領
域に均一静止磁界と共に作用し、2つの180°パルス
を含み、その中間に第3のパルスがあり、第1のパルス
が先行し、他のパルスとの相対的距離と等しいかそれよ
り大きい第2のパルスからの距離がシーケンスの繰り返
し中変化する度々繰り返されるシーケンスを有する2次
元核磁気共鳴分光用の方法であって、4つのパルスのう
ち3つ中、その勾配が互いに垂直に延在する勾配磁界が
作動し、第3の高周波パルス(HF3)の前及び後で、
かかる期間及びかかる勾配を有する勾配磁界(Gx)は
、第3のパルスの前のこれらの勾配に亘る時間積分が第
3のパルスの後と同じ値を有するよう作動することを特
徴とする方法。 - 【請求項2】 第1の高周波パルス(HF1)は、勾
配磁界を伴なわず水に結合された陽子の核磁化を励起し
ないが、実証さるべき化合物に結合された陽子の核磁化
を励起する周波選択パルスであり、第3の高周波パルス
(HF3)の前、中及び後にかかる勾配及びかかる期間
を有する少なくとも1つの勾配磁界(Gx)が、第3の
パルスの中心で終了する時間間隔でこれらの勾配に亘る
時間積分が第3のパルスの中心で始まる時間間隔と等し
い大きさであるよう作動することを特徴とする請求項1
記載の方法。 - 【請求項3】 第1の周波パルス(HF1)は勾配磁
界で実現され、このパルスに水に結合された陽子の核磁
化だけを励起す周波選択パルス(HF0)が先行し、そ
の後、第1のパルスの前に勾配磁界(Gx)はディフェ
ージング目的の為スイッチオン及びオフされ、第3のパ
ルス(HF3)中、勾配磁界がスイッチオンされること
を特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 2つの180°高周波パルスの前及び
後に、勾配磁界は、この磁界に亘る時間積分が関連した
パルスの前及び後に毎回等しい大きさであるような勾配
及び期間を有して作動することを特徴とする請求項1乃
至3のうちいずれか一項記載の方法。 - 【請求項5】 均一静止磁界を発生する手段(1)と
、高周波パルスを発生し、それに応答して検査領域で発
生した核磁気共鳴信号を記録する高周波コイル配置(1
1)と、記録された核磁気共鳴信号からスペクトルを濾
波する処理ユニットと、勾配磁界を発生する勾配コイル
配置(3,5,7)と、高周波コイル配置と勾配コイル
配置を制御する制御ユニットとからなり、4つの高周波
パルスのうち3つにおいて、その勾配が互いに相互に垂
直に延在する一連の勾配磁界を発生するよう制御ユニッ
トが構成され、第3の高周波パルスの前及び後で、この
磁界に亘る時間積分が第3のパルスの後と同じ第3のパ
ルスの前の値を有するような期間及び勾配を有する勾配
磁界が作動することを特徴とする請求項1記載の方法を
実施する装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4027252A DE4027252A1 (de) | 1990-08-29 | 1990-08-29 | Verfahren fuer die zweidimensionale kernresonanzspektroskopie |
DE40272524 | 1990-08-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04307030A true JPH04307030A (ja) | 1992-10-29 |
JP3169640B2 JP3169640B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=6413111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21336091A Expired - Fee Related JP3169640B2 (ja) | 1990-08-29 | 1991-08-26 | 2次元核磁気共鳴分光用方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5243285A (ja) |
EP (1) | EP0478030B1 (ja) |
JP (1) | JP3169640B2 (ja) |
DE (2) | DE4027252A1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
US5317261A (en) * | 1991-05-27 | 1994-05-31 | U.S. Philips Corporation | Volume-selective magnetic resonance imaging method and device |
US5712666A (en) | 1991-08-09 | 1998-01-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording apparatus |
US5532594A (en) * | 1994-04-06 | 1996-07-02 | Bruker Instruments, Inc. | Method for suppressing solvent resonance signals in NMR experiments |
US5818230A (en) * | 1996-07-02 | 1998-10-06 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Nuclear magnetic resonance pulse sequence for acquiring a multiple-quantum filtered image |
JP3875479B2 (ja) * | 2000-10-20 | 2007-01-31 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | 磁気共鳴撮影装置 |
US8773126B2 (en) | 2007-09-07 | 2014-07-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Nuclear magnetic resonance measuring method using an isotope-labeled compound |
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---|---|---|---|---|
US4771242A (en) * | 1986-02-27 | 1988-09-13 | Picker International, Inc. | In-vivo spatially encoded magnetic resonance spectroscopy with solvent suppression |
DE3632738A1 (de) * | 1986-09-26 | 1988-03-31 | Philips Patentverwaltung | Verfahren zum bestimmen der spektralen verteilung der kernmagnetisierung in einem begrenzten volumenbereich |
US4789832A (en) * | 1987-01-14 | 1988-12-06 | Jeol Ltd. | Three-dimensional NMR spectroscopy |
DE3724157A1 (de) * | 1987-07-22 | 1989-02-02 | Philips Patentverwaltung | Kernspinuntersuchungsverfahren |
DE3725800A1 (de) * | 1987-08-04 | 1989-02-16 | Philips Patentverwaltung | Kernresonanz-spektroskopieverfahren |
NL8701889A (nl) * | 1987-08-12 | 1989-03-01 | Philips Nv | Volume selektieve spektroscopie door middel van gerefokusseerde echo's. |
DE3739856A1 (de) * | 1987-11-25 | 1989-06-08 | Philips Patentverwaltung | Kernresonanz-spektroskopieverfahren |
GB8827833D0 (en) * | 1988-11-29 | 1988-12-29 | Briand J | Magnetic resonance signal acquisition methods |
DE3912142A1 (de) * | 1989-04-13 | 1990-10-25 | Philips Patentverwaltung | Verfahren fuer die kohlenstoff-kernresonanz-spektroskopie und anordnung zur durchfuehrung des verfahrens |
DE3925972A1 (de) * | 1989-08-05 | 1991-02-07 | Philips Patentverwaltung | Kernresonanz-spektroskopieverfahren und anordnung zur durchfuehrung des verfahrens |
US5027072A (en) * | 1989-12-07 | 1991-06-25 | The University Of Akron | Alternate method of Fourier transform NMR data acquisition |
-
1990
- 1990-08-29 DE DE4027252A patent/DE4027252A1/de not_active Withdrawn
-
1991
- 1991-08-13 US US07/744,628 patent/US5243285A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-08-22 DE DE59107957T patent/DE59107957D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-08-22 EP EP91202150A patent/EP0478030B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-08-26 JP JP21336091A patent/JP3169640B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE59107957D1 (de) | 1996-08-01 |
EP0478030B1 (de) | 1996-06-26 |
US5243285A (en) | 1993-09-07 |
EP0478030A1 (de) | 1992-04-01 |
DE4027252A1 (de) | 1992-03-05 |
JP3169640B2 (ja) | 2001-05-28 |
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