JPH0211266A - セルフシールドアーク溶接方法 - Google Patents
セルフシールドアーク溶接方法Info
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- JPH0211266A JPH0211266A JP16075988A JP16075988A JPH0211266A JP H0211266 A JPH0211266 A JP H0211266A JP 16075988 A JP16075988 A JP 16075988A JP 16075988 A JP16075988 A JP 16075988A JP H0211266 A JPH0211266 A JP H0211266A
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- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、下向および横向姿勢の多層突合せ溶接あるい
は下向および水平隅肉溶接等に用いて好適なセルフシー
ルドアーク溶接方法に関する。
は下向および水平隅肉溶接等に用いて好適なセルフシー
ルドアーク溶接方法に関する。
[従来の技術1
フラックスコアードワイヤを使用するセルフシールドア
ーク溶接方法は、10m /秒程度の風速下でも良好な
溶接ができるため、屋外溶接に適する。
ーク溶接方法は、10m /秒程度の風速下でも良好な
溶接ができるため、屋外溶接に適する。
[発明か解決しようとする課題]
しかしながら、このセルフシールドアーク溶接方法にあ
っては、溶滴の移行形態か完全なスプレィ移行にならず
、グロビュラ士スプレィ型を呈するものであるため、溶
込が浅く、スパッタか相当に多いという欠点かある。
っては、溶滴の移行形態か完全なスプレィ移行にならず
、グロビュラ士スプレィ型を呈するものであるため、溶
込が浅く、スパッタか相当に多いという欠点かある。
したがって、下向および横向姿勢での真当金つき溶接に
おける初層あるいは多層溶接の過程で生ずる狭隘部にお
いて、スラグ巻込や融合不良を生しやすい。
おける初層あるいは多層溶接の過程で生ずる狭隘部にお
いて、スラグ巻込や融合不良を生しやすい。
また、下向および水平隅肉溶接においても、ルート部の
溶造を確保するのに困難かある。
溶造を確保するのに困難かある。
さらに、スパッタ損とスラグ生成をともなうため、溶着
効率(溶着金属重量/ワイヤ重量)が低く、溶接能率も
悪い、特に、溶接長の長い厚肉、大径杭の溶接等では、
ガスシールドアーク溶接に比し、溶接能率に劣ることが
歴然としている。
効率(溶着金属重量/ワイヤ重量)が低く、溶接能率も
悪い、特に、溶接長の長い厚肉、大径杭の溶接等では、
ガスシールドアーク溶接に比し、溶接能率に劣ることが
歴然としている。
すなわち、セルフシールドアーク溶接方法は、前述した
屋外溶接に適するというメリットがあるにもかかわらず
、余り利用されない溶接法となっている。
屋外溶接に適するというメリットがあるにもかかわらず
、余り利用されない溶接法となっている。
本発明は、セルフシールドアーク溶接を用いて、溶造を
深く、かつスパッタ発生量を抑えることにより、無欠陥
で高能率の多層溶接や深溶造の隅肉溶接等を行なえるよ
うにすることを目的とする。
深く、かつスパッタ発生量を抑えることにより、無欠陥
で高能率の多層溶接や深溶造の隅肉溶接等を行なえるよ
うにすることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
請求項1に記載の本発明は、複数本のフラックスコアー
ドワイヤを同時に送給して行なうセルフシールドアーク
溶接方法において、各ワイヤの先端を溶接中に接近させ
て各ワイヤ先端の溶融金属を橋絡させて、橋絡部と母板
との間に1つのアークを発生させるようにしたものであ
る。
ドワイヤを同時に送給して行なうセルフシールドアーク
溶接方法において、各ワイヤの先端を溶接中に接近させ
て各ワイヤ先端の溶融金属を橋絡させて、橋絡部と母板
との間に1つのアークを発生させるようにしたものであ
る。
請求項2に記載の本発明は、各ワイヤの送給が、同一送
給モータにより行なわれ、各ワイヤへの通電が、同一溶
接電源から同一通電チップを介して行なわれるようにし
たものである。
給モータにより行なわれ、各ワイヤへの通電が、同一溶
接電源から同一通電チップを介して行なわれるようにし
たものである。
請求項3に記載の本発明は、各ワイヤの先端を接近させ
る程度が、各ワイヤの先端の間隔で10+ua以下であ
るようにしたものである。
る程度が、各ワイヤの先端の間隔で10+ua以下であ
るようにしたものである。
請求項4に記載の本発明は、2〜4本のワイヤを同時に
送給して、それらのワイヤ先端の溶融金属を橋絡し1つ
のアークを発生させるようにしたものである。
送給して、それらのワイヤ先端の溶融金属を橋絡し1つ
のアークを発生させるようにしたものである。
[作用]
請求項1に記載の本発明によれば、各フラックスコアー
ドワイヤ先端の溶融したメタルとスラグか互いに橋絡し
てアークが一体化するから、溶滴はその橋絡部の中央部
から溶融池に向けて指向性をもった状態で移行するよう
になり、結果として溶滴は1プールの溶融池に集中し、
溶造が深く、かつスパッタが減少する。
ドワイヤ先端の溶融したメタルとスラグか互いに橋絡し
てアークが一体化するから、溶滴はその橋絡部の中央部
から溶融池に向けて指向性をもった状態で移行するよう
になり、結果として溶滴は1プールの溶融池に集中し、
溶造が深く、かつスパッタが減少する。
したがって、本発明によれば以下の■、■のメリットが
ある。
ある。
■従来方法ではスラグ巻込や融合不良等を生じやすかっ
た下向および横向姿勢での裏当金つき突合せ多層溶接、
もしくは下向および水平隅肉溶接においても、溶造を深
く、スパッタを減少でき、良好な溶接部を形成できる。
た下向および横向姿勢での裏当金つき突合せ多層溶接、
もしくは下向および水平隅肉溶接においても、溶造を深
く、スパッタを減少でき、良好な溶接部を形成できる。
■同時に送給されるワイヤ量が多いことに加え、スパッ
タ損が少ないから、溶着効率、溶着速度が高く、突合せ
多層溶接や隅肉溶接等を高能率にて行なうことができる
。
タ損が少ないから、溶着効率、溶着速度が高く、突合せ
多層溶接や隅肉溶接等を高能率にて行なうことができる
。
請求項2に記載の本発明によれば、同一の送給モータを
用いるから各ワイヤの送給速度を同期化し、各ワイヤ先
端溶融金属の橋絡を安定的に行なえる。また、同一の溶
接電源および通電チップを用いるから設備の簡素化を達
成できる。
用いるから各ワイヤの送給速度を同期化し、各ワイヤ先
端溶融金属の橋絡を安定的に行なえる。また、同一の溶
接電源および通電チップを用いるから設備の簡素化を達
成できる。
請求項3に記載の本発明によれば、各ワイヤの先端にて
溶融したメタルとスラグを確実に橋絡し、それらの把握
を安定的に一体化てきる。
溶融したメタルとスラグを確実に橋絡し、それらの把握
を安定的に一体化てきる。
請求項4に記載の本発明によれば、溶接部およびワイヤ
送給の空間的制約の下で、各ワイヤのアークを安定的に
一体化できる。すなわち、ワイヤ本数を増加するほど大
電流域で使用でき溶着速度を向上して高能率溶接か達成
できる等、本発明の基本的な作用効果は顕著となるが、
上述の物理的制約からして実用的なワイヤ本数の上限は
4本程度である。
送給の空間的制約の下で、各ワイヤのアークを安定的に
一体化できる。すなわち、ワイヤ本数を増加するほど大
電流域で使用でき溶着速度を向上して高能率溶接か達成
できる等、本発明の基本的な作用効果は顕著となるが、
上述の物理的制約からして実用的なワイヤ本数の上限は
4本程度である。
なお、従来技術として、複数本のソリッドワイヤをより
合わせて一本化したストランドワイヤを用いるMIG溶
接法が、特開昭59−202197号に記載されている
。しかしながら、本発明は、■セルフシールドアーク溶
接方法である点、■アークの橋絡、一体化によりアーク
の指向性を向上し、溜込不良やスパッタ損を改善する点
において、上記従来技術とその構成、作用効果を全く異
にする。
合わせて一本化したストランドワイヤを用いるMIG溶
接法が、特開昭59−202197号に記載されている
。しかしながら、本発明は、■セルフシールドアーク溶
接方法である点、■アークの橋絡、一体化によりアーク
の指向性を向上し、溜込不良やスパッタ損を改善する点
において、上記従来技術とその構成、作用効果を全く異
にする。
すなわち、ストランド溶接はソリッドワイヤのより線を
用いるため、そのアーク特性は単体のソリットワイヤに
よる場合と基本的に同じである。
用いるため、そのアーク特性は単体のソリットワイヤに
よる場合と基本的に同じである。
したがってストランド溶接にあっては溶滴移行特性が主
としてシールドガス組成と溶接電流に依存してグロビュ
ラ型・スプレィ型にそれぞれ変化し、溶接対象物に応じ
てそれらを使い分ける。これに対し、本発明法では、上
述の如くセルフシールドアーク溶接において例えば2な
いし4本のワイヤの先端溶融金属を橋絡させ、しかもそ
の部分の面積かワイヤ1本分面積を大きく越えないため
、その部分の電流密度を通常のワイヤ1本分の場合に比
して大としてスプレィ型の溶滴移行を実現し、アークの
指向性を良好とするものである。
としてシールドガス組成と溶接電流に依存してグロビュ
ラ型・スプレィ型にそれぞれ変化し、溶接対象物に応じ
てそれらを使い分ける。これに対し、本発明法では、上
述の如くセルフシールドアーク溶接において例えば2な
いし4本のワイヤの先端溶融金属を橋絡させ、しかもそ
の部分の面積かワイヤ1本分面積を大きく越えないため
、その部分の電流密度を通常のワイヤ1本分の場合に比
して大としてスプレィ型の溶滴移行を実現し、アークの
指向性を良好とするものである。
[実施例]
第1図は本発明の第1実施例を示す模式図、第2図はワ
イヤ先端間距離と溶着効率、溶造深さとの関係を示す線
図である。
イヤ先端間距離と溶着効率、溶造深さとの関係を示す線
図である。
第1図において、1は母板、2は通電チップ、3はワイ
ヤ送給モータ、4はフラックスコアードワイヤ、5は制
御装置、6は溶接電源である。
ヤ送給モータ、4はフラックスコアードワイヤ、5は制
御装置、6は溶接電源である。
すなわち、この第1実施例にあっては、2本のフラック
スコアードワイヤ4を1つの送給モータ3て同時に同速
度で送給し、同一の溶接電源6から同一の通電チップ2
を介して両ワイヤ4に通電することとしている。さらに
、各ワイヤ4の先端を溶接中に接近させて各ワイヤ4の
先端溶融金属を橋絡させ発生するアークを一体化するこ
ととした。
スコアードワイヤ4を1つの送給モータ3て同時に同速
度で送給し、同一の溶接電源6から同一の通電チップ2
を介して両ワイヤ4に通電することとしている。さらに
、各ワイヤ4の先端を溶接中に接近させて各ワイヤ4の
先端溶融金属を橋絡させ発生するアークを一体化するこ
ととした。
以下、上記第1実施例の具体的実施結果について説明す
る。
る。
(実施例A)
2.4■直径のフラックスコアードワイヤを2本用い、
各ワイヤの先端間隔を10mm以下に接近せしめること
により、第2図に示す如く、溶造深さを深く、かつスパ
ッタを減少でき、結果として溶着効率も向上できること
か認められた。
各ワイヤの先端間隔を10mm以下に接近せしめること
により、第2図に示す如く、溶造深さを深く、かつスパ
ッタを減少でき、結果として溶着効率も向上できること
か認められた。
(実施例B)
横向突合せ多層溶接において、2.4@m直径のフラッ
クスコアードワイヤを2本用い、各ワイヤ先端の間隔を
3mm、Ils+a、 13a+mと変化させた。溶接
結果は表1に示すとおりであり、ワイヤ先端間隔が3m
mおよび8m+aの場合にはワイヤ間にスラグ、メタル
の橋絡か生じて1つのアークとなり溶滴移行方向に集中
性があり、溶造は深くなってルート部のスラグ巻込か生
じず、中IffI層にもスラグ巻込が生しない良好な溶
接結果が得られた。
クスコアードワイヤを2本用い、各ワイヤ先端の間隔を
3mm、Ils+a、 13a+mと変化させた。溶接
結果は表1に示すとおりであり、ワイヤ先端間隔が3m
mおよび8m+aの場合にはワイヤ間にスラグ、メタル
の橋絡か生じて1つのアークとなり溶滴移行方向に集中
性があり、溶造は深くなってルート部のスラグ巻込か生
じず、中IffI層にもスラグ巻込が生しない良好な溶
接結果が得られた。
これに対し、ワイヤ先端間隔を13II+1とした場合
には、ワイヤ先端での橋絡が生じず、2つのアークが存
在し、後行アークは先行溶融池の後端部に点弧されるの
で溶造深さが浅くなり、ルート部にスラグ巻込が生じた
。
には、ワイヤ先端での橋絡が生じず、2つのアークが存
在し、後行アークは先行溶融池の後端部に点弧されるの
で溶造深さが浅くなり、ルート部にスラグ巻込が生じた
。
第3図は本発明の第2実施例を示す模式図、第4図は各
ワイヤの先端状態を示す模式図、第5図はワイヤ先端間
距離と溶着速度との関係を示す線図、第6図はワイヤ先
端間距離と溶造形状との関係を示す線図である。
ワイヤの先端状態を示す模式図、第5図はワイヤ先端間
距離と溶着速度との関係を示す線図、第6図はワイヤ先
端間距離と溶造形状との関係を示す線図である。
第3図において、11は母板、12は通電チップ、13
はワイヤ送給モータ、14はフラックスコアードワイヤ
、15は制御装置、16は溶接電源である。
はワイヤ送給モータ、14はフラックスコアードワイヤ
、15は制御装置、16は溶接電源である。
すなわち、この第2実施例にあっては、3本のフラック
スコアードワイヤ14を1つの送給モータ13で同時に
同速度で送給し、同一の溶接電源16から同一の通電チ
ップ12を介して全ワイヤ14に通電することとしてい
る。さらに、各ワイヤ14の先端を溶接中に接近させて
各ワイヤ14の先端溶融金属を橋絡させ発生するアーク
を一体化することとした。
スコアードワイヤ14を1つの送給モータ13で同時に
同速度で送給し、同一の溶接電源16から同一の通電チ
ップ12を介して全ワイヤ14に通電することとしてい
る。さらに、各ワイヤ14の先端を溶接中に接近させて
各ワイヤ14の先端溶融金属を橋絡させ発生するアーク
を一体化することとした。
なお、この第2実施例にあって、前記第1実施例に比し
て、3本のワイヤ14を用いたから、第電流域で使用で
き、溶着速度をより向上し、より高能率な溶接が達成で
きる。
て、3本のワイヤ14を用いたから、第電流域で使用で
き、溶着速度をより向上し、より高能率な溶接が達成で
きる。
以下、上記第2実施例の具体的実施結果について説明す
る (実施例C) 横向溶接において、2.41直径のフラックスコアード
ワイヤを3本用い、溶着速度と溶造形状に及ぼすワイヤ
先端間距離の影響を調査した。その結果、3本のワイヤ
先端間距離が10a+m以下では各ワイヤ先端の溶融ス
ラグ・メタルは橋絡して1っになり、そこから発生する
1本の指向性をもったアークにより、スパッタか少ない
大溶着速度の溶接か行なえることを認めた。
る (実施例C) 横向溶接において、2.41直径のフラックスコアード
ワイヤを3本用い、溶着速度と溶造形状に及ぼすワイヤ
先端間距離の影響を調査した。その結果、3本のワイヤ
先端間距離が10a+m以下では各ワイヤ先端の溶融ス
ラグ・メタルは橋絡して1っになり、そこから発生する
1本の指向性をもったアークにより、スパッタか少ない
大溶着速度の溶接か行なえることを認めた。
この時、ワイヤを上記1OIIIIIII′t1隔の範
囲内で更に接近させれば、第5図、第6図に示す如く、
溶着速度は更に高くできるとともに、溶造深さも増加し
、スラグ巻込等の溶接欠陥も発生しにくくなることが認
められた。なお、溶着速度、溶造形状ともに、ワイヤか
相互に接触しあうワイヤ間距離零の場合が最良の結果を
示す。
囲内で更に接近させれば、第5図、第6図に示す如く、
溶着速度は更に高くできるとともに、溶造深さも増加し
、スラグ巻込等の溶接欠陥も発生しにくくなることが認
められた。なお、溶着速度、溶造形状ともに、ワイヤか
相互に接触しあうワイヤ間距離零の場合が最良の結果を
示す。
以上のように、上記第1実施例、第2実施例によれば、
以下のことが認められる。
以下のことが認められる。
■上記各実施例にあっては、各フラックスコアードワイ
ヤの溶融したメタルとスラグが接触してアークが一体化
するから、溶滴はその橋絡部の中央から溶融池に向けて
指向性をもった状態で移行するようになり、結果として
溶滴は1プールの溶融池に集中し、溶造か深く、かつス
パッタか減少する。
ヤの溶融したメタルとスラグが接触してアークが一体化
するから、溶滴はその橋絡部の中央から溶融池に向けて
指向性をもった状態で移行するようになり、結果として
溶滴は1プールの溶融池に集中し、溶造か深く、かつス
パッタか減少する。
したがって、上記各実施例によれば以下の■、■のメリ
ットがある。
ットがある。
■従来方法てはスラグ巻込や融合不良等を生じやすかっ
た下向および横向姿勢での裏当金つき突合せ多層溶接、
もしくは下向および水平隅肉溶接においても、溶造を深
く、スパッタを減少でき、良好な溶接部を形成できる。
た下向および横向姿勢での裏当金つき突合せ多層溶接、
もしくは下向および水平隅肉溶接においても、溶造を深
く、スパッタを減少でき、良好な溶接部を形成できる。
■同時に送給されるワイヤ量が多いことに加え、スパッ
タ損か少ないから、溶着効率、溶着速度か高く、突合せ
多層溶接や隅肉溶接等を高能率にて行なうことができる
。
タ損か少ないから、溶着効率、溶着速度か高く、突合せ
多層溶接や隅肉溶接等を高能率にて行なうことができる
。
■上記各実施例によれば、同一の送給モータを用いるか
ら各ワイヤの送給速度を同期化し、各ワイヤのアークの
橋絡を安定的に行なえる。また、同一の溶接電源、通電
チップを用いるから設備の簡素化を達成できる。
ら各ワイヤの送給速度を同期化し、各ワイヤのアークの
橋絡を安定的に行なえる。また、同一の溶接電源、通電
チップを用いるから設備の簡素化を達成できる。
■上記各実施例において、各ワイヤの先端間隔を10n
++a以下とする場合には、各ワイヤの先端にて溶融し
たメタルとスラグを確実に橋絡し、アークを安定的に一
体化できる。
++a以下とする場合には、各ワイヤの先端にて溶融し
たメタルとスラグを確実に橋絡し、アークを安定的に一
体化できる。
■上記各実施例によれば、2本もしくは3本のワイヤを
同時に送給して、それらワイヤ先端溶融金属を橋絡し一
体化したから、溶接部およびワイヤ送給の空間的制約の
下で、各ワイヤのアークを安定的に一体化てきる。すな
わち、ワイヤ本数を増加するほど大電流域で使用でき溶
着速度を向上して高能率溶接が達成できる等、本発明の
基本的な作用効果は顕著となるが、上述の物理的制約か
らして実用的なワイヤ本数の上限は4本程度である。
同時に送給して、それらワイヤ先端溶融金属を橋絡し一
体化したから、溶接部およびワイヤ送給の空間的制約の
下で、各ワイヤのアークを安定的に一体化てきる。すな
わち、ワイヤ本数を増加するほど大電流域で使用でき溶
着速度を向上して高能率溶接が達成できる等、本発明の
基本的な作用効果は顕著となるが、上述の物理的制約か
らして実用的なワイヤ本数の上限は4本程度である。
なお、本発明は、通常のタンデム溶接、すなわち複数本
の各ワイヤが、各個独立の送給モータにて送給され、か
つ各個独立の通電チップにて通電される場合にも適用て
きる。
の各ワイヤが、各個独立の送給モータにて送給され、か
つ各個独立の通電チップにて通電される場合にも適用て
きる。
[発明の効果]
以上のように本発明によれば、セルフシールドアーク溶
接を用いて、溶造を深く、かつスパッタ発生量を抑える
ことにより、無欠陥で高能率の多層溶接や深溶造の隅肉
溶接等を行なうことができる。
接を用いて、溶造を深く、かつスパッタ発生量を抑える
ことにより、無欠陥で高能率の多層溶接や深溶造の隅肉
溶接等を行なうことができる。
第1図は本発明の第1実施例を示す模式図、第2図はワ
イヤ先端間距離と溶着効率、溶造深さとの関係を示す線
図、第3図は本発明の第2実施例を示す模式図、第4図
は各ワイヤの先端状態を示す模式図、第5図はワイヤ先
端間距離と溶着速度との関係を示す線図、第6図はワイ
ヤ先端間距離と溶造形状との関係を示す線図である。
イヤ先端間距離と溶着効率、溶造深さとの関係を示す線
図、第3図は本発明の第2実施例を示す模式図、第4図
は各ワイヤの先端状態を示す模式図、第5図はワイヤ先
端間距離と溶着速度との関係を示す線図、第6図はワイ
ヤ先端間距離と溶造形状との関係を示す線図である。
1.11・・・母板、
2.12・・・通電チップ、
3.13・・・ワイヤ送給モータ、
4.14・・・フラックスコアードワイヤ、5.15・
・・制御装置、 6.16・・・溶接電源。
・・制御装置、 6.16・・・溶接電源。
代理人 弁理士 塩 川 修 治
第
図
第
図
ワイヤ先崎渚1斧隅法(mm)
Claims (4)
- (1)複数本のフラックスコアードワイヤを同時に送給
して行なうセルフシールドアーク溶接方法において、各
ワイヤの先端を溶接中に接近させて各ワイヤ先端の溶融
金属を橋絡させて、橋絡部と母板との間に1つのアーク
を発生させることを特徴とするセルフシールドアーク溶
接方法。 - (2)各ワイヤの送給が、同一送給モータにより行なわ
れ、各ワイヤへの通電が、同一溶接電源から同一通電チ
ップを介して行なわれる請求項1記載のセルフシールド
アーク溶接方法。 - (3)各ワイヤの先端を接近させる程度が、各ワイヤの
先端の間隔で10mm以下である請求項1または2記載
のセルフシールドアーク溶接方法。 - (4)2〜4本のワイヤを同時に送給して、それらのワ
イヤ先端の溶融金属を橋絡し1つのアークを発生させる
請求項1〜3のいずれかに記載のセルフシールドアーク
溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16075988A JPH0211266A (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | セルフシールドアーク溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Patent Citations (1)
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JPS50119739A (ja) * | 1974-02-25 | 1975-09-19 |
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