JPH02111780A - シリルケテンアセタールの製法 - Google Patents

シリルケテンアセタールの製法

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JPH02111780A
JPH02111780A JP63294792A JP29479288A JPH02111780A JP H02111780 A JPH02111780 A JP H02111780A JP 63294792 A JP63294792 A JP 63294792A JP 29479288 A JP29479288 A JP 29479288A JP H02111780 A JPH02111780 A JP H02111780A
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic System
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages
    • C07F7/1872Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20
    • C07F7/1892Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20 by reactions not provided for in C07F7/1876 - C07F7/1888
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07F7/1872Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20
    • C07F7/188Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20 by reactions involving the formation of Si-O linkages

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はシリルケテンアセタール(SKA)の製造方法
に係る。より詳しく述べると、本発明はオルガノハロシ
ランの存在におけるアルファ置換カルボン酸のエステル
とアルカリ金属との反応によるシリルケテンアセタール
の製法に係る。
本発明の目的のために、アルファ置換カルボン酸のエス
テルは「アルファエステル」と指称する。
さらに、例えば、アルファ位をハロゲンで置換したカル
ボン酸のエステルは「アルファハロエステル」と指称す
る。同様に、ベータ置換カルボン酸のエステルは「ベー
タエステル」と指称する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)シリル
ケテンアセタール(SKA)の製造に関する最初の文献
はPetrovらの1950年代後半のJ、Gen。
q恒」よ(IIssR) 29 (1959) 289
6〜2899頁である。この文献及びこの技術に関する
文献の殆んどは一般式%式% ている。式中、Rはアルキル基、アリール基、アルカリ
ール基、置換アルキル基、置換アリール基、置換アルカ
リール基からなる群より選ばれ、■は0.1又はそれ以
上の値を有し、Zはアルキル基、アルケニル基、アリー
ル基、アルカリール基のような基であり、これらの基の
いずれかはエーテル酸素原子、チオ基、アルガノシロキ
シ基などのようなシリル化条件下で不活性な1又は2以
上の基を含有する。これらのオルガノシラン中間体はS
KAをさらに反応してその他の方法では合成が難しいよ
うな有機化合物を調製することができるので有用である
。非常に最近ではSKAがアクリレート重合開始剤とし
て使用いられている。基転移重合(GTP) として知
られるこの概念はデュポンにより開発され、3つの米国
特許第4,414,372号(Farnhamら、19
83年11月8日発行)、第4,417,034号(W
ebster、 1983年11月22日発行)及び第
4,508.880号(Webster、 1985年
4月2日発行)に開示されている。
シリルケテンアセタールを調製する4つの方法が知られ
ている。第1のSKAを調製する一般的方法はカルボン
酸エステルを適当な金属試薬と反応して金属エル−トイ
オンを生成後、エル−トイオンをオルガノクロロシラン
と反応することからなる。 AinsworthらはJ
、Or anometallic Chem。
46 (1972) 59〜71頁にカルボン酸エステ
ルとリチウムジイソプロピルアミドの反応後トリメチル
クロロシランと反応するSKAの調製を記載している。
KitaらはTetrahedron Letters
 24 : 9 (19740324〜1325頁に二
官能性SKAを調製する類似の方法を開示している。B
rownはJ、Or 、Chem、39 : 9 (1
974)1324〜1325頁にテトラヒドロフラン中
の水素化カリウムをカルボニル化合物と反応後過剰のト
リエチルアミンとトリメチルクロロシランと反応する金
属エル−トイオンの調整を記載している。
KuoらはChemical Communicati
ons (1971)136〜137頁に式R’R”C
=C(O3i(C0:+)+]□(式中、R’IR2は
ハロゲン、メチル基、t−ブチル基及びフェニル基であ
る。)のシリルケテンアセタールの調製を開示している
。このシリルケテンアセタールは対応するカルボン酸又
はカルボン酸のシリルエステルをリチウムジイソプロピ
ルアミド、トリメチルクロロシラン及びテトラヒドロフ
ランと接触させ反応させて調製される。所望のシリルケ
テンアセタールの収率は29〜85%であると記載され
ている。  Kuoらはこの収率が化学分析又は物理的
な単離分離によって算出されたのかどうかについて全く
記述していない。
第2の一般的方法はカルボン酸エステルのオルガノヒド
ロシランによるヒドロシル化による調製である。Pet
rovらはJ、Gen、Chem、 (USSR)29
(1959)2896〜2899頁にメチルメタクリレ
ートとトリエチルシランの白金触媒反応を記載している
。OjimaらはJ、Or anometallic 
Chem、11H1976) 43〜60頁にトリス(
トリフェニルホスフィン)ロジウムクロリドの触媒とし
ての使用を検討している。IloweらはJ、Orga
nometallic Chem、20B(1981)
401 406に、またYosh i iらはChem
、Pharn、Bull 22(1974)2767〜
2769頁にロジウムのオルガノ亜りん酸錯体を触媒と
して用いて(CJs) 5siltとメチルメタクリレ
ートの反応で70〜75%のSKAの収率を得たと記載
している。Quirkらは、欧州特許出願第01846
92号(1986年6月18日公開)に、0−シリル化
ケテンアセタール及びエノールエーテル、並びにそれら
の製法としてロジウム触媒の存在におけるアルファエス
テルとシラン又はシロキサンの反応による方法を開示し
ている。
第3の方法では、Ishikawaらが米国特許筒4.
482.729号明細書(1984年11月13日発行
)にフッ素化カルボン酸エステルとトリメチルシリルト
リフルオロメタンスルホネートの反応によるフルオロア
ルキルシリルケテンアセタールの調製を記載している。
第4の方法はトリメチルクロロシランの存在における=
置換マロネートのアルカリ金属還元によるシリルケテン
アセタールの生成である。KuoらはChen+1ca
l Co++ueunications (1971)
136〜137頁及びJ、静、Chem、Soc、94
:11(1972) 4037〜4038真にナトリウ
ム金属の存在におけるジアルキルジアルキルマロネート
とトリメチルクロロシランの反応によ式R’R”C=C
(OR3)OSi(Cth)i (式中、R1,R2は
メチル基、エチル基又はフェニル基であり、R3はメチ
ル基又はエチル基である。〕のシリルケテンアセタール
の調製を開示している。
Ruh 1mannは5ynthesis(1971)
236〜253頁、特にその】、1.5.2の項に、カ
ルボン酸のアルファ及びベータハロエステルとナトリウ
ム及びトリメチルクロロシランの反応を検討している。
Ruhlmannはベータハロエステルの主な反応はエ
ステルのその対応するシリルクロロプロパノンケタール
への変ロエステルX−C−C−0Rはより複雑なルート
に従うことを示している。Ruh 1mannはメチル
クロロアセテートのようなエステルは殆んど例外なくC
o れはアシロイン縮合されてトテラシル化生成物を〔メチ
ルクロロアセテートの場合の生成物は1゜4−ビス(ト
リメチルシリル) −2、3−ビス(トリチルシリロキ
シ)−2−ブテンである〕生ずることを指摘している。
この著者は、唯一の例で、主な生成物がシリルケテンア
セタールである場合を記載しているだけである。この場
合とはエチル2−ブロモプロピオネートとトリメチルク
ロロシラン及びジエチルエーテル中のナトリウムとの反
応であった。75%のシリルケテンアセタールの収率が
報告されている。Ruhlmannの側基下の例で実施
した。この例の結果は、シリルケテンアセタールは生成
したが、C−シリル化エステルとアシロイン縮合生成物
の両方が実質的な量で存在することを示している。本発
明者らは、予想外に、ハロゲン原子又はアルコキシ基が
第三炭素原子(圏u圏ユcarbon atom)に結
合したアルファエステルは過剰のオルガノハロシランの
存在においてアルカリ金属と反応として殆んど排他的に
シリルケテンアセタールを生成することを見い出した。
アシロイン縮合物は実質的に存在しない。
RuhlmannらはJ、Or anometal、c
hem、27(1971)327〜332頁にトリメチ
ルクロロシランの存在においてアルキルフェニルアセク
ールとナトリウムの反応で少量のシリルケテンアセター
ルを生成しうることを示している。シリルケテンアセタ
ールの収率は僅かに2〜8%であり、主たる生成物はベ
ンジルシランとビスシロキシアルケンであった。
従来技術においては、オルガノハロシランの存在におけ
る、ハロゲン原子又はアルコキシ基が第三炭素原子に結
合したカルボン酸のアルファエステルとアルカリ金属と
の反応によって、高い収率でシリルケテンアセタールが
一般的に調製されることについては全く教示も示唆もさ
れていない。
(課題を解決するための手段及び作用効果)本発明は、
カルホン酸のアルファエステルとのオルガノハロシラン
R,l5iXa−nの存在における反応によって式Rz
C−C(OSiR1lX3−n) <02)又はリルケ
テンアセタールを生成することが可能であるという予想
外の発見にもとづくものである。これらの化学構造及び
本発明の詳細については以下に説明する。
本発明の目的は高い純度で単離及び分離することができ
る広範囲のシリルケテンアセタールを調製する経済的な
新規方法を提供することである。
本発明は公知のSKAgl製方法と比べていくつかの利
点がある。カルボン酸エステルと適当な金属試薬との反
応で金属エル−トイオンを生成後エル−トイオンとオル
ガノクロロシランを反応させてSKAを調製する方法と
比べて、本発明は出発原料コストが低い点で有利である
。従来技術ではカルボニル化合物と金属試薬、例えばリ
チウムジイソプロピルアミド又は水素化カリウムの反応
による金属エル−トイオンを調製している。これらの金
属試薬は両方とも本発明で用いるアルカリ金属よりもか
なりコスト高である。また、この従来方法の反応はトリ
エチルアミンなどの追加の試験を用いる場合があるが、
これらの追加の試薬の必要は製造コストをさらに増加さ
せる。
本発明はメタクリレートなどのビニル系物質のヒトシル
化によるSKAの調製方法と比べても有利である。トリ
オルガノシランなどのオルガノシランは商業的量で入手
することは容易ではないので、これらのトリオルガノシ
ランをL周製する方法も而立されなければならない。ま
た、出発ビニル系物質は重合に関して非常に敏感であり
、所望のSKAの調製及び分離の際ビニル重合を防止す
るために特別の注意が必要である。さらに、ヒドロシル
化反応の副生成物はカルボニルアダクト CIl□=CR’Cl1(OR”) [05i(C13
)+] であるが、このアダクトはSKAから分離する
のが困難であり、SkAを前記の如くアクリレート重合
開始剤として用いる場合に不適当である。ヒドロシル化
によるSKAの調製はこれらの不所望のカルボニルアダ
クトを除去する特別の処理工程を必要とする。
また、カルボン酸のアルファエステルは、数多(、商業
的に入手容易であり、また商業的に公知の手法で容易に
人手可能である。
本発明に従えば、シリルケテンアセタール(SKA)を
調製する方法が提供され、この方法は以下に記載する条
件下で実施される。この方法とは、式%式%) それぞれ独立してアルキル基、アルケニル基、アリール
基、アラルキル基又はオルガノシリル基であり、Xはハ
ロゲン原子であり、Zはアルキル基、アルケニル基、ア
リール基、オルガノシリル基又はハロオルガノシリル基
からなる群より選ばれ、nは1,2又は3の値を有し、
qは2〜22の値を有する)を有するシリルケテンアセ
タールの製造方法であって、(A)式R,5iX4−.
.を有する過剰のオルガノハロシランの存在において式
%式% R,X、Z、n及びqは上記定義の通りであり、XIは
ハロゲン原子とアルコキシ基からなる群より選ばれる。
)を有するカルボン酸のアルファエステルをアルカリ金
属と接触させ、そして(B)上記アルファエステル、ア
ルカリ金属及びオルガノハロシランの間の反応を促進し
てシリルケテンアセタール及びアルカリ金属ハライド又
はアルカリ金属アルコキシドを生成することを特徴とす
る方法である。
このSKAは、例えば下記のものであることができる。
(C1l:I) (CHl1)C=C[05i(C1+
、3)3] (OCIl、)。
(CHz) (CzHs)C=C[OSi (C1l+
) 3] (OC211s) 。
(CL) (CHl3)C=C[OSi (CH3) 
il (OCII□CH=CI+□)(CIl:l) 
(Cztl、)C= C[OSi (CHz) :l]
 (OC6H5) 。
(CIl+) (C113)C= C[OSi (Cl
h) :l]□(C1l:+) (CzHs)C=C[
05i(C)Iz) 3]□(CH3) (CIl□−
CII CII□)C=C[05i(CHl)zl (
OCI43) 。
(CHl3)(C,。Hz+)C=C[05i(Ctl
+)+] (OCIl3) 。
(Cblls) (Cdls)C=C[OSi (CH
3) 3] (OCIIi) 。
(CH3) (CHz)C=C[OSi (CHz) 
2CI] (OCII:l) 。
(C1h) (C1h)C=C[OSi (CH:+)
Brzl (OCIl3) 。
(CH3) (CH3)C= C[OSi (C1li
) z (CB = CHz)] (OCHz) 。
(CHl3) (CHz)C=C[OSi (CIl:
l) z(CbHs)] (OCR3) 、又は[(C
Hl)isi] (CHz)C=C[0Si(CHz)
zl (OCIl3)。
カルボン酸のアルファエステルは、例えば、メチル2−
クロロイソブチレート、メチル2−ブロモイソブチレー
ト、メチル2−クロロ−2,3−ジメチルイソブチレー
ト、メチル2−クロロ−2メチルブチレート、メチル2
−クロロ−2−エチルブチレート、エチル2−クロロイ
ソブチレート、エチル2−クロロ−2−メチルブチレー
ト、エチル2−クロロ−2−エチルブチレート、メチル
2−メトキシイソブチレート、エチル2−エトキシ−2
−メチルブチレート、アリル2−クロロイソブチレート
、フェニル2−クロロ−2−メチルブチレート、(CH
i)(CHi)CCO5i(Clb)s(CI’l、1
)(CzHs)CCO3i(Clh):+  。
I (CzHs) (CzHs)CCO5i (C113)
 3l I :;11 (C6115) (C6H5)CCOCH3,(CbI
IS) (C6H5)CCOCH3,。
I CHz Br                      B
1であることができる。
オルガノハロシランは、例えば、メチルトリクロロシラ
ン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン
、1・、リメチルクロロシラン、トリメチルブロモシラ
ン、ジエチルジクロロシラン、トリエチルブロモシラン
、ジイソプロピルジクロロシラン、L−ブチルジメチル
クロロシラン、ビニルトリクロロシラン、メチルビニル
ジクロロシラン、ジメチルビニルクロロシラン、フェニ
ルメチルジクロロシラン、又はフェニルトリクロロシラ
ンであることができる。
アルカリ金属は、例えば、リチウム、ナトリウム、カリ
ウム又はこれらの合金であることができる。好ましいア
ルカリ金属はナトリウムである。
アルカリ金属は固体又は溶融状態の2又はそれ以上の合
金、例えばナトリウム/カリウム合金の形態で用いても
よい。アルカリ金属は本発明の反応体又は生成物に不活
性な適当な不活性液体、例えば、パラフィン中の分散体
の形で用いてもよい。
ナトリウム金属又はナト1jウム金属の合金は不活性液
体中に溶融粒子が分散した分散体として用いてもよい。
過剰のオルガノハロシランの存在におけるアルファエス
テルとアルカリ金属(M)の反応は下記反応で表わされ
る。
(RzCCOZ) + R15iX + 2M = R
zC=C(O3ilh) (OZ) + MX’ + 
MX×1 アルファエステルとアルカリ金属は有機金属中間体  
 11 [RzCCOZ] −M” を生成すると考えられる。この非 常に反応性の中間体は十分に過剰なオルガノハロシラン
の存在において殆んど定量的にトラップされて所望のS
KAを生成する。オルガノハロシランの過剰性が上記有
機金属中間体を直ちに実質的にトラップするのに十分で
ない場合には、アシロイン縮合による生成物のような副
生成物が生成してしまうであろう。
金属塩(MX”+MX)は大量の微粒子を生成し、これ
が反応体が金属表面と接触するのを阻止する。
過剰のオルガノハロシラン又は不活性液体による希釈と
撹拌が反応体の接触を促進する。反応速度は金属の露出
表面及び金属表面の状態によって大きく変わる。溶融金
属は液体媒体中に容易に分散して反応性の高い大きな露
出面積を有する。
反応体間の反応は、アルファエステルとアルカリ金属の
反応中に十分に過剰のオルガノハロシランの存在という
要件が満たされる限り、いろいろな態様で行なうことが
できる。反応体間の接触態様の第1の例は全部の反応体
をバッチ反応器にバッチ式に添加することであり、この
ときオルガノハロシランはSKAの生成を最大化し得ら
れる液体/固体混合物の希釈剤として作用するのに十分
過剰に存在する。反応体接触態様の第2の例は実質的に
等しいモル量のアルファエステルとオルガノハロシラン
の混合物を不活性液体中の過剰のオルガノハロシランと
溶融アルカリ金属の混合物に添加することである。反応
体接触態様の第3の例は過剰のオルガノハロシランと溶
融アルカリ金属の加熱混合物にアルファエステルを添加
することである。
アルファエステル、オルガノハロシラン及びアルカリ金
属の接触は標準的なハツチ式化学反応装置で行なうこと
ができる。反応器はアルカリ金属を確実に液体反応媒体
中に分散させるために適当な撹拌手段を有しているべき
である。本発明の目的において「反応促進」手段とは、
反応器が、液体反応体及び生成物及び固体アルカリハラ
イドによって形成されるスラリか制御下の物理的混合物
であることを確保するために、適当な撹拌具、必要であ
れば加熱及び冷却手段、及び適当な液体含有量などの設
備等を有すべきことを意味する。
反応体、生成物及び固体塩の混合物が制御下の物理的混
合物であることを確保するための適当な液体の存在は、
過剰のオルガノハロシランを希釈剤として用いて促進さ
れる反応体間の十分な接触を可能にする。また、反応体
及び生成物に不活性な不活性液体を希釈剤として用いる
こともできる。
そのような不活性液体の例には脂肪族炭化水素、エーテ
ル、芳香族炭化水素及び石油がある。
上記の如く、アルファエステルに対するオルガノハロシ
ランの全化学量論的量は1.0:1である。
同様に、上記の如く、十分に過剰なオルガノハロシラン
の存在がSKAの収率を最大化するのに必要である。全
反応体を同時に接触させるバッチ態様では、アルファエ
ステルに対するオルガノハロシランのモル比は約2.0
:1より大、すなわち化学量論酌量より約100%以上
過剰でなければならない。このモル比は約100〜40
0%であることが好ましい。100%未満の過剰量も利
用できるが、反応の液体及び固体の非常に重いスラリー
のために余分の処理を必要とするなどの問題があること
が理解される。上記の量よりもさらに過剰のオルガノハ
ロシランも利用できるが、そのように大量に用いてもそ
れ以上の利益はないと考えられる。
アルファエステルとオルガノハロシランの混合物をオル
ガノハロシランと溶融アルカリ金属に添加する接触態様
では、アルファエステルとアルカリ金属が非常に急激に
反応し、急激に生成した有機金属中間体が過剰のオルガ
ノハロシランと反応してSKAを生成する。反応器中の
過剰のオルガノハロシランはアルファエステルと共に添
加されるオルガノハロシランによって補充される。本発
明者らは、アルファエステルに対してモル基準で約10
%以上の過剰なオルガノハロシランはアルファエステル
のSKAへの最大の変換率を実現するのに十分であると
信じている。
上記の如く、アルファエステルに対してアルカリ金属の
全化学量論的量は2.0:1である。本発明者らはアル
ファエステルを実質的に全部SKAに変換するのには5
%即ち2.10:1の過剰量で十分であると信じている
。しかしながら、アルファエステルに対するアルカリ金
属の量は重要ではなく、アルファエステルに対して過剰
のオルガノハロシランが存在すればよい。アルカリ金属
が化学量論的過剰に満たなければ、未反応アルファエス
テルが残るが、所望のSK八から分離できる。
オルガノハロシランのほかに不活性液体を用いる場合、
上記の如くアルファエステルの転化を最大限化するのに
十分な量に比較して化学量論的に過剰のオルガノハロシ
ランを減少することができる。
反応体間の接触温度は反応速度に影響する。しかしなが
ら、上記の如く、アルファエステルのSKAへの変換率
は十分に過剰なオルガノハロシランの関数である。温度
はアルカリ金属又はアルカリ金属合金を溶融状態に保つ
ことが望ましい場合に重要である。接触温度は液体混合
物を加熱することができる温度を上げるために圧力を加
えたり不活性液体を添加したりすることによって影響を
受ける。例えば、接触及び反応は周囲温度からオルガノ
ハロシランの大気圧下沸点又は還流温度までにおいて行
なうことができ、還流条件でのトリメチルクロロシラン
は約50°Cより高い温−度に設定されるであろう。不
活性液体とオルガノハロシランの混合物はアルカリ金属
の融点より高い温度を設定するのに用いることができる
。例えば、オクタンとトリメチルクロロシランの混合物
を調整してナトリウムの融点(97,5°C)より高い
還流温度を提供する。
この方法を完了するのに必要な時間は反応混合物の温度
とアルカリ金属の形態によって決まる。
例えば、反応体及び溶剤の両方としてのトリメチルクロ
ロシランと固体金属ナトリウム片(chunks)を用
い、還流液体温度が約50〜60°Cであると、アルフ
ァエステルの反応を実質的に完了させるのに必要な時間
は2時間を越え、屡々約10時間を越える。別の例とし
て、約105°Cの沸点をもつオクタンとトリメチルク
ロロシランの混合物を作成して反応混合物中の溶融ナト
リウムに提供した。この条件ではアルファエステルの実
質的に完全な消費に必要な時間は1時間以内である。
本発明の方法はSKAの単離及び分離工程を含むことが
できる。SKAの単離及び分離は液体/固体混合物から
SKAを蒸留して行なうことができる。
さらに好ましくは、最初にアルカリハライド又はアルカ
リアルコキシド塩を除去してから次に蒸留によってSK
Aを回収することによって単離及び分離する。アルカリ
ハライド又はアルカリアルコキシド塩はSKAのモル当
り2モルの量で生成する。
これらの塩は粗生成物から塩をろ過するなどの公知の手
法で除去できる。加圧濾過その他のすべての公知の濾過
法を利用できる。
塩の除去の前あるいは後の粗生成物混合物からの所望S
KAの回収は蒸留などの公知の手法で行なうことができ
る。下記の例において、本発明の方法で調製されたSK
Aは蒸留によって少なくとも90重量%の純度で回収で
きることが示された。
さらに、過剰のオルガノハロシランも蒸留によって単離
及び分離して、方法に再循環することができる。
〔実施例〕
当業者が本発明をよりよ(理解できるように以下に例を
説明する。これらの例は説明のためであって本発明の範
囲を限定するものではない。
史上 カルボン酸のアルファハロエステル、アルカリ金属及び
オルガノハロシランの反応によりシリルケテンアセター
ル(SKA)を調製した。この例の合成及び粗反応混合
物の調製後の分析手法は以下の例でも用いる代表的なも
のである。
機械式撹拌器と還流凝縮器を備えた10(b++4!の
三筒フラスコに10 g (0,0733モル)のメチ
ル2−クロロイソブチレート、40 g (0,37モ
ル)のトリメチルクロロシラン及び3.8 g (0,
165グラム原子)のナトリウムを添加した。ナトリウ
ムは0.1〜0,5gの細片として添加した。フラスコ
を窒素でパージし、パージは反応の間中続けた。上記混
合物を20時間加熱して還流した。液体の試料を採取し
、毛管ガスクロマトグラフィーと点火検出装置で分析し
た。分析により約94%のアルファクロロエステルの転
化が示され、また消費されたアルファクロロエステルの
うち96.3%がSKA[(CHa)zc=c[0si
(Cl13)+] (OCtl+) )に転化したこと
が示された。
合計40時間の還流後に第2の試料を採取した。
分析によれば、クロロエステルの96%以上が消費され
、SKAの収率は96.8%であることが示された。
公知のアルキル化反応でメチル2−クロロイソブチレー
トを調整した。この合成では、シイツブビルアミンのテ
トラヒドロフラン(T肝)溶液を低温でn−ブチルリチ
ウムのヘキサン溶液と反応させた。次に、市販のアルフ
ァハロエステルであるメチル2−クロロプロピオネート
をこの低温溶液に添加した。この添加が終了すると、市
販のアルキルハライドであるヨウ化メチルを添加し、塩
を得られた混合物から洗浄した。有機混合物を水性中和
剤で中和した後乾燥した。所望の最終アルファハロエス
テルを真空蒸留で回収した。
上記の結果はアルファクロロエステルとプルカリ金属及
び過剰のオルガノクロロシランとの反応によって高収率
でSKAが調製できることを示している。
例1に記載した装置及び手順を用いて、Log(0,0
38モル)のメチル2−クロロ−2−メチルドデカノエ
ート、20.6 g (0,190モル)のトリメチル
クロロシラン、及び1.97 g (0,085グラム
原子)のナトリウムをフラスコに入れ、40時間加熱し
て還流した。この後、分析したところ98.6%のクロ
ロエステルの転化が示された。さらに、消費されたクロ
ロエステルのうち92.9%が5KA((CIll) 
(c+。)12 +)C=C[O3i (CH3) s
l (OCL) )に転化したことが示された。
混合物中の液体から標準真空濾過法で固体塩化ナトリウ
ムを分離した。固体を含まない液体混合物を真空操作で
きる標準蒸留装置で蒸留した。生成物は129〜130
°Cの温度、0.5mml(gの圧力で上方から採取さ
れた。合計9.1gの生成物が回収され、出発クロロエ
ステルに基づいて79.8%の収率であった。
例1に記載した公知のアルキル化反応でメチル2−クロ
ロ−2−メチルドデカノーエートを調!した。市販のメ
チル2−クロロプロピオネート及びn−ブロモデカンを
反応体として用いた。
上記の結果は、アルファクロロエステル、アルカリ金属
及びオルガノハロシランの反応から高収率でSKAが調
製及び回収できることを示している。
拠主 例1及び2で用いた装置及び手法を用いて、弐R’R”
CCOR”のカルボン酸のアルファハロエステルX′ とナトリウム及び過剰のトリメチルクロロシランの反応
により式R’R”C=C[05i(CHi)31 (O
R”)を有する何種類かのSKAを調製した。
特定のアルファハロエステル、ナトリウム及びトリメチ
ルクロロシランはすべての場合にl:2.25 : 5
.0のモル比で接触させた。
表1に評価したアルファエステル/オルガノハロシラン
の組合せをまとめて示す。これらの実験はそれぞれ試料
A−Mとして指示されている。これらの試料は表1では
R’、R2,R’で表わされる有機基及びXで表わされ
るハロゲン原子又はアルコキシ基で特定される。
CII+   C2H3 CH,’ i−C,L CIlユ  C1+ 2 = CHCll2C1l:l
   CbH5 C8,CH。
CH3C21(S CH3C113 C,R2C1h CbHs  C6H3C1l□ C11i   C1h Cb Hs  C6II s −(CHz) 5− Ca1ls  CbHs C11゜ CH。
CH:I 211S C,R5 (C113)+Si L th C21(5 C)13 CI+3 1h 97.4 93、O 95,4 93,1 99,0 97,7 98,6 92,6 91,8 97,1 61,0 99,5 30,9 87,6 80,4 78,1 94,7 93,6 87,0 92,8 61,9 94,9 ’88.4 88.8 15.8 試料Jの調製に用いたエチル2−ブロモイソブチレート
は市販品である。
試料A−F、H及びIの調製に用いたアルファハロシラ
ンはそれぞれ例1に記載した公知のアルキル化反応で調
製した。
試料Gの調製に用いたトリメチルシリル2−フロモイソ
ブチレートは公知のシリル化方法で調製した。ランカス
ター合成法で調製した2−ブロモイソブチル酸はトリメ
チルクロロシランと反応して所望のシリルハロエステル
とハロゲンクロリドを生成した。真空蒸留により所望生
成物を回収した。この生成物は12mmHgの圧力、5
2〜53°Cの上方温度で採取された。
試料K及びMを調製するために用いたアルファハロエス
テルは対応するカルボニルクロリドとアルコールとの反
応により調製した。例えば、2クロロ−2−フェニルア
セチルクロリドを無水メタノールと一夜還流して反応さ
せた。水のアスピレータによる真空下で約40°Cにて
揮発物質を回転蒸発させて除去した。残留物を蒸留して
0.5mmHgの圧力で86〜87°Cの温度で上方生
成物として得た。
試料りの調製に用いたメチル2−ブロモ、シクロヘキサ
ンカルボキシレートはクロロスルホン酸の存在における
1、2−ジクロロエタン中の臭素とシクロヘキサンカル
ボン酸との反応で調製した。
混合物を加熱し撹拌して還流した。約80°Cでの還流
を約16時間続けた。臭素とジクロロエタンを大気圧で
蒸留した。メタノールを添加し、装置を加熱して約20
時間還流した。系を再び大気圧で蒸留させた。残留物を
水及びジカルボン酸ナトリウム水溶液で洗浄した。ジク
ロロエタンを用いて生成した固形物を溶解するのに用い
た。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過した。ア
スピレータ真空下でストリッピングしてジクロロエタン
のバルクを回収した。最終生成物をQ、 5 mnHg
の圧力、72〜74°Cの温度で上方物質として蒸留し
た。
上記の結果は、本発明の方法により広範囲のSKAが調
製できることを示している。
肌」− ナトリウムの融点(97,5°C)より高温で実験を行
なった。この手順の結果、液体反応媒体中の溶融ナトリ
ウムの微細分散体が得られた。
撹拌器、還流凝縮器及び追加漏斗を有する1000緘容
器に250gのオクタンと26.6g (1,16グラ
ム原子)のナトリウムを添加した。オクタンとすトリウ
ムをオクタンの沸点(125,7°C)まで加熱し、還
流させて、ナトリウムを溶融させた。還流混合物にトリ
メチルクロロシランを添加して液体媒体の沸点を約10
5°Cに下げた。これは約47g(約0.44モル)の
トリメチルクロロシランを要した。
その後直ちに、l・リメチルクロロシランとメチル2−
ブロモイソブチレートの1:1モル混合物を滴下して添
加を開始した。45分間で60gのトリメチルクロロシ
ランと100gのメチル2−プロモイソフ゛チレート(
それぞれ0,55モル)を還Bン昆合物に加えた。この
混合物の添加の完了後、さらに15分間混合物を還流さ
せた。混合物を冷却し、反応混合物の液体部分の試料を
ガスクロマトグラフィー手法で分析した。
ガスクロマトグラフ面積比で、出発メチル2ブロモイソ
ブチレートの転化率は96.0%であることが測定され
た。転化されたメチル2−ブロモイソブチレートのうち
94.2%が所望のシリルケテンアセタール(C)li
)tc=c[0si(C8:+)+] (OCH3)に
転化したことが測定された。
上記の結果は溶融ナトリウムの分散によってアルファハ
ロエステルを所望のSKAに転化するのに必要な時間が
著しく短縮することを示している。
桝l 約50°Cの沸点を持つ70 : 30 (重量比)の
ナトリウム:カリウム合金の溶融物を用いてSK^を調
製する実験を行なった。
ナトリウム:カリウム合金は2.66 g (0,11
6グラム原子)のナトリウムと1.14 g (0,0
29グラム原子)のカリウムをすり潰し、混合された金
属を還流ヘキサンに加えた。ヘキサンと金属との混合物
を冷却し、ピペットでヘキサンを除去した。
合金に合計30.0 g (0,276グラム分子)の
トリノチルクロロシランをゆっくり添加した。トリメチ
ルクロロシランと合金の接触により著しい発熱と発泡が
起きた。トリメチルクロロシランと合金を約50°Cに
加熱した。トリメチルクロロシランと合金の混合物にメ
チル2−ブロモイソブチレートをゆっくり添加した。ア
ルファブロモエステルを最初数滴添加した後、合金は溶
融し、反応混合物は加熱されて激しく還流され、そして
ブロモエステルの添加速度によってこの状態を維持した
。合計10.0 g (0,055グラム分子)のメチ
ル2−ブロモイソブチレートを約20分間にわたって添
加した。
反応混合物をさらに20分間還流し、試料を採取した。
ガスクロマトグラフィー(GC)及びGC/質量分析組
合せによって分析したところ、メチル2ブロモイソブチ
レートの転化率は94.8%であり、転化したブロモエ
ーテルの97.3%が所望のシリルケテンアセタール(
CIl i) zC= C[054(CL) 3] (
OCII□)を与えた。
上記結果は、溶融したアルカリ金属又はアルカリ金属の
合金がアルファハロエステルからのシリルケテンアセタ
ールの調製に必要な時間を太き(短縮することを示して
いる。
i(本発明の実施例ではない) 例1及び2で用いた手順及び分析方法を用いて、ナトリ
ウムの存在におけるエチル2−ブロモプロピオネートと
トリメチルクロロシランの反応を調べた。反応混合物は
1当量のエチル2−ブロモプロピオネート、2等量のナ
トリウム及び5等量のトリメチルクロロシランからなっ
た。反応は還流して40時間行なった。
最終生成物をガスクコマドグラフ法で分析した。
結果は最終生成物は22.6%のエチル2−ブロモプロ
ピオネートと40.2%のシリルケテンアセタール(C
H:+)HC=CfO5j (CIl)+] (OCJ
s) と37.2%の少量生成物群であった。これらの
少量生成物はC−シリル化エステル、アシロイン縮合生
成物及び不特定物質であることが認められた。
上記の結果はハロゲン原子が第二炭素原子(胚y囲壇u
carbon atom)に結合しているアルファハロ
エステルの使用は、ハロゲン原子が第三炭素原子(鉦圓
圏■carbon atom)に結合しているアルファ
ハロエステルの反応の場合のように高い収率をもたらさ
ないことを示している。
手続補正書(方式) %式% 1、 事件の表示 昭和63年特許願第294792号 2、発明の名称 シリルケテンアセタールの製法 3、補正をする者 事件との関係     特許出願人 名称 ダウ コーニング コーポレーション 4、代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号(外
4る) 補正の対象 明細書 補正の内容 明細書の浄書(内容に変更なし) 添附書類の目録 浄書明細書 1通

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 R_2C=C(OSiR_nX_3_−_n)(OZ)
    又は▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはそれぞれ独立してアルキル基、アルケニル
    基、アリール基、アラルキル基又はオルガノシリル基で
    あり、Xはハロゲン原子であり、Zはアルキル基、アル
    ケニル基、アリール基、オルガノシリル基又はハロオル
    ガノシリル基からなる群より選ばれ、nは1、2又は3
    の値を有し、qは2〜22の値を有する) を有するシリルケテンアセタールの製造方法であって、 (A)式R_nSiX_4_−_nを有する過剰のオル
    ガノハロシランの存在において式 ▲数式、化学式、表等があります▼又は ▲数式、化学式、表等があります▼ (これらの式中、R、X、Z、n及びqは上記定義の通
    りであり、X^iはハロゲン原子とアルコキシ基からな
    る群より選ばれる)を有するカルボン酸のアルファエス
    テルをアルカリ金属と接触させ、そして (B)上記アルファエステル、アルカリ金属及びオルガ
    ノハロシランの間の反応を促進してシリルケテンアセタ
    ール及びアルカリ金属ハライド又はアルカリ金属アルコ
    キシドを生成することを特徴とする方法。 2、前記アルカリ金属が前記アルファエステルに関して
    化学量論的に過剰である請求項1記載の方法。 3、シリルケテンアセタールを単離及び分離する工程を
    さらに含む請求項1記載の方法。 4、シリルケテンアセタールの単離及び分離がアルカリ
    金属塩の除去とその後の蒸留からなる請求項3記載の方
    法。 5、前記アルファエステルと該アルファエステルに実質
    的に等しいモル割合のオルガノハロシランの第1の部分
    との混合物を不活性液体中の溶融アルカリ金属とオルガ
    ノハロシランの第2の部分の分散体に添加し、その際分
    散体中の不活性液体とオルガノハロシランの第2の部分
    の割合を分散体の温度がアルカリ金属の融点以上になる
    ように調整する請求項1記載の方法。
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