JPH0211168Y2 - - Google Patents

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JPH0211168Y2
JPH0211168Y2 JP18487682U JP18487682U JPH0211168Y2 JP H0211168 Y2 JPH0211168 Y2 JP H0211168Y2 JP 18487682 U JP18487682 U JP 18487682U JP 18487682 U JP18487682 U JP 18487682U JP H0211168 Y2 JPH0211168 Y2 JP H0211168Y2
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JP
Japan
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platen
paper
printing paper
roller
winding roller
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JP18487682U
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JPS5987957U (ja
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の技術分野 本考案は、電子計算機の出力結果を印字するシ
リアルプリンタ等の紙送り機構に関し、特に印刷
用紙をプラテンに対し押し込み式に繰り出すもの
において用紙走行の安定化を図ることができるプ
リンタの紙送り機構に関する。
(2) 従来技術と問題点 一般にこの種の紙送り機構は、第1図に示すよ
うに、トラクタ1とプラテン2と巻上げローラ3
とから成つている。そして、プラテン2に巻装さ
れた印刷用紙4をトラクタ1で矢印A方向に繰り
出し、この繰り出された印刷用紙4をプラテン2
に押圧しながら矢印B方向に回転する巻上げロー
ラ3で巻き上げて該印刷用紙4を矢印C方向に送
り出していた。
ここで、従来の紙送り機構では、巻上げローラ
3は、ゴム(例えばネオプレン)でできた硬いプ
ラテン2と略同質の材料のゴムでできていた。そ
して、この巻上げローラ3が印刷用紙4をプラテ
ン2に押圧して巻き上げる際の押圧力をPとし、
巻上げローラ3の摩擦係数をμ1とすると、巻上げ
ローラ3の回転により印刷用紙4に作用する駆動
力F1は、 F1=μ1P ……(1) となる。このとき、プラテン2側に接している印
刷用紙4にも上記押圧力Pが働き、該プラテン2
が上記巻上げローラ3の回転に追従して回転する
際の摩擦力F2は、プラテン2の摩擦係数をμ2とす
ると、 F2=μ2P ……(2) となる。
このような状態でトラクタ1により矢印A方向
に順次繰り出される印刷用紙4を矢印C方向に安
定して送り出すためには、 F1>F2 ……(3) の関係が成立することが必要である。しかるに、
従来の巻上げローラ3はプラテン2と略同質の材
料でできているため、μ1≒μ2となり、(1),(2)式か
らF1≒F2となる。したがつて、上記(3)の関係は
成立しにくく、印刷用紙4がトラクタ1と巻上げ
ローラ3との間でたるんで矢印C方向に安定して
走行させることはできなかつた。また、F1≒F2
となることから、プラテン2側の影響を受け易
く、印刷用紙4がたるむことなくスムーズに走行
させるためには、プラテン2の径の精度を高くし
て、巻上げローラ3とプラテン2による巻き上げ
量をトラクタ1による繰り出し量と正しく一致さ
せる必要があつた。
(3) 考案の目的 本考案は、上記の問題点を解消するためになさ
れたもので、巻上げローラの材質を変えて用紙走
行の安定化を図ることができるシリアルプリンタ
の紙送り機構を提供することを目的とする。
(4) 考案の構成 そして上記の目的は本考案によれば、プラテン
の外周面に巻装された印刷用紙を用紙走行方向の
手前側に設けられたトラクタで繰り出し、この繰
り出された印刷用紙を用紙走行方向の後方側に設
けられた巻上げローラで上記プラテンに押圧しな
がら回転巻き上げて送り出すプリンタの紙送り機
構において、上記巻上げローラをプラテンの摩擦
係数よりも大きい摩擦係数を有する材料で形成し
たことを特徴とするプリンタの紙送り機構を提供
することによつて達成される。
(5) 考案の実施例 以下、本考案の実施例を添付図面に基いて詳細
に説明する。
第2図は本考案によるプリンタの紙送り機構を
示す説明図である。プラテン11は、インクリボ
ン及び印刷用紙12に対して活字を打撃して印字
する際の受け台となるもので、硬いゴム(例えば
ネオプレン)で円柱状に形成されている。このプ
ラテン11の外周面には、印刷用紙12が一定方
向に走行可能に巻装されている。
上記プラテン11に対する印刷用紙12の走行
方向の手前側には、トラクタ13が設けられてい
る。このトラクタ13は、上記印刷用紙12を矢
印A方向のようにプラテン11に対し押し込み式
に繰り出すもので、その爪14,14…が印刷用
紙12の周縁部に穿設された孔に嵌合して回転走
行するようになつている。なお、図中、符号16
は印刷用紙12のガイドである。
上記プラテン11に対して印刷用紙12の走行
方向の後方側には、巻上げローラ15が設けられ
ている。この巻上げローラ15は、上記トラクタ
13により繰り出された印刷用紙12をプラテン
11の外周面に押圧しながら矢印B方向に回転し
て巻き上げ該印刷用紙12を矢印C方向に送り出
すもので、上記プラテン11の硬いゴムの摩擦係
数μ2よりも大きい摩擦係数μ1′を有し柔い材料、
例えば発泡スチロール等の発泡材でできている。
いま、上記巻上げローラ15が印刷用紙12を
プラテン11に押圧して巻き上げる際の押圧力を
P′とし、巻上げローラ15の摩擦係数をμ1′とす
ると、巻上げローラ15の回転により印刷用紙1
2に作用する駆動力F1′は、 F1′=μ1′P′ ……(4) となる。このとき、プラテン11側に接している
印刷用紙12にも上記押圧力P′が働き、該プラテ
ン11が上記巻上げローラ15の回転に追従して
回転する際の摩擦力F2′は、プラテン11の摩擦
係数をμ2とすると、 F2′=μ2P′ ……(5) となる。
ここで、本考案においてはμ1′>μ2となるよう
に選択してあるので、上記(4),(5)式を比較して明
らかなように、F1′>F2′の関係が成立する。すな
わち、前記(3)式の関係を満たすこととなり、巻上
げローラ15の駆動力F1′がプラテン11による
摩擦力F2′よりも勝つて、トラクタ13により矢
印A方向に順次繰り出される印刷用紙12を矢印
C方向に安定して送り出すことができる。
また、前記(1)式と上記(4)式とを比較して、P′<
Pとしても従来と同じ駆動力F′2=F1を得ること
ができる。すなわち、本考案においては従来と同
じ駆動力F1′を得るのに、巻上げローラ15の押
圧力P′を小さくすることができる。このように
P′を小さくすることができるので、前記(2)式と上
記(5)式とを比較してF2′<F2とすることができ、
従来に比しプラテン11側の影響を受けることが
少ない。
なお、トラクタ13による印刷用紙12の繰り
出しと巻上げローラ15による送り出しとの関係
によつては、印刷用紙12の孔が切れて「用紙が
れ」を生ずることがあるが、上記μ1′,μ2,P′の
値の設定については、 F1′−F2′<印刷用紙12の孔強度 の式を満足するような値とすることが望ましい。
(6) 考案の効果 本考案は以上のように構成されたので、巻上げ
ローラ15の駆動力F1′がプラテン11による摩
擦力F2′よりも勝つて、トラクタ13により矢印
A方向に順次繰り出される印刷用紙12をたるむ
ことなく矢印C方向に安定して走行させることが
できる。また、巻上げローラ15の押圧力P′を従
来に比して小さくすることができるので、プラテ
ン11に作用する押圧力も小さくなり、プラテン
11側から受ける影響を少なくすることができ
る。したがつて、プラテン11の径の精度をあま
り高くしなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のプリンタの紙送り機構を示す説
明図、第2図は本考案によるプリンタの紙送り機
構を示す説明図である。 11……プラテン、12……印刷用紙、13…
…トラクタ、15……巻上げローラ、F1′……駆
動力、F2′……摩擦力、P′……押圧力。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プラテンの外周面に巻装された印刷用紙を用紙
    走行方向の手前側に設けられたトラクタで繰り出
    し、この繰り出された印刷用紙を、用紙走行方向
    の後方側に設けられ、回転駆動される巻上げロー
    ラで上記プラテンに押圧しながら巻き上げて送り
    出すプリンタの紙送り機構において、 当該巻上げローラに従動するプラテンの摩擦係
    数よりも大きい摩擦係数を有する材料で形成した
    ことを特徴とするプリンタの紙送り機構。
JP18487682U 1982-12-07 1982-12-07 プリンタの紙送り機構 Granted JPS5987957U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18487682U JPS5987957U (ja) 1982-12-07 1982-12-07 プリンタの紙送り機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18487682U JPS5987957U (ja) 1982-12-07 1982-12-07 プリンタの紙送り機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5987957U JPS5987957U (ja) 1984-06-14
JPH0211168Y2 true JPH0211168Y2 (ja) 1990-03-20

Family

ID=30399738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18487682U Granted JPS5987957U (ja) 1982-12-07 1982-12-07 プリンタの紙送り機構

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JPS5987957U (ja) 1984-06-14

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