JPH02110906A - 樹脂結合型希土類磁石 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は樹脂結合型希土類ｈｆ１石に関する。

〔従来の技術〕

基本組成がＦｅ、Ｎｄ、Ｂからなる！ｉｎ性粉米粉末ｍ
−Ｇｏ系粉末に比べ、錆易いという欠点をもっている。

そこで実用使用のためには防錆のためのメツキや樹脂に
よるコーティングが不可欠であるとされている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、樹脂コーティングの場合には表面に塗布された
樹脂が硬化する際に樹脂中に含まれる揮発成分が樹脂外
に抜けるための気道を作るのでこの気道が磁粉と外気を
つなぐ通路となり＆ｎ石を錆させる原因となっている。

したがってこうした現象の対策として従来はコーティン
グ層を厚くするかまたは何層にも重ね塗りをすることが
行われてきた。

本発明はこのような問題を解決するものであり、その目
的は薄いコーティングで高い防錆力をもつＮｄ−Ｆｅ−
Ｂ系の樹脂結合型希土類磁石を与えることにある。

１課題を解決するための手段〕 本発明は、基本組成がＮｄ、Ｆｅ、Ｂかもなる磁性粉末
の樹脂結合型希土類磁石の防錆コーティング剤として有
機物、無機物または金属の薄帯扮末を添加したコーティ
ング剤を用いることを特徴とする。

普通、コーティング剤中に含まれる揮発成分はコーティ
ング層のなかを表面にむけて最短距離の気道をつくるが
、このときコーティング剤中に無機物の微粉末があると
気道はそれによって曲げられ複雑な経路を辿ることにな
る。特に薄帯粉末の場合は、気道を曲げる量が大きくま
た気道をさえぎるのに効果がある。このことの説明を第
１図に示す、これは揮発成分がコーティング層から抜は
難くなることを意味するが同時に外部からの水分の進入
を防ぐことになり高い防錆効果が得られることを意味す
る。

以下に本発明について実施例をもとに詳細に説明する。

［実　施　例１１ 急冷薄帯法によって得られたＮｄ−Ｆｅ−Ｂの磁性粉末
（平均粒径＝２５μｍ、最大径＝１７７ＬＬｍ）にエポ
キシ樹脂を２ｗｔ％加え混練し無６ｎ場状態で圧縮成型
を行なった。成形体（１，０＊１０＊１０ｍｍ）はｌ　
５０ｃで１時間焼成した後、アルミニュームの薄帯（平
均粒径０．３μｍ）を５ｗｔ％添加したフッ素樹脂を約
１５μｍの膜厚でコーティングした。コーティングした
サンプルはｌ、２．３．５，１Ｏ１２０時間の塩水噴霧
の試験を行った。尚、比較の為にアルミニューム薄帯を
添加しないフッ素樹脂をコーティングしたものについて
も同様の試験を行った。

結果を第１表に示す。

第　　１　　表 注）ｏ：顕Ｉａ鏡で錆無し　○：目視で錆無し△：錆少
々あり　　　×：錆多少発生 第１表よりアルミニュームの薄帯を添加することによっ
て防錆力が上がることがわかる。

［実　施　例２］ 実施例１と同様のテストをアルミニュームの薄帯のかわ
りに銅の薄帯を用いて行った。

結果を第２表に示した。

第　　２　　表 以上述べたように本発明により従来の樹脂コーティング
より高い防錆力のコーティングが可能となり耐久性の優
れたＮｄ−Ｆｅ−Ｂ系樹脂結合型磁石を提供することが
可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、薄帯を含むコーティング層内の気道の様子を
示した図。 第２図は、樹脂のみのコーティング層内の気道の様子を
示した図。 注）０・顕微鏡で蹟無し、○：目視で錆無し△・錆少々
あり、　　　×：錆多少発生第２表より酸化珪素を添加
することによって防錆力が上がることがわかる。 〔発明の効果１ ■・・・気道 ２・・・コーティング層 ３・・・磁石 ４・・・薄帯粉末 以上 出願人　セイコーエプソン株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 基本組成が鉄（Ｆｅ）、ネオジウム（Ｎｄ）及びボロン
   （Ｂ）からなる磁性粉末に有機物樹脂を加え得られる樹
   脂結合型希土類磁石において、防錆のためのコーティン
   グ剤として有機物、無機物または金属の薄帯粉末を添加
   したコーティング剤を用いることを特徴とした樹脂結合
   型希土類磁石。