JPH0211069Y2 - - Google Patents

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JPH0211069Y2
JPH0211069Y2 JP13342386U JP13342386U JPH0211069Y2 JP H0211069 Y2 JPH0211069 Y2 JP H0211069Y2 JP 13342386 U JP13342386 U JP 13342386U JP 13342386 U JP13342386 U JP 13342386U JP H0211069 Y2 JPH0211069 Y2 JP H0211069Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、高圧治療タンク装置に関するもの
で、とくに片開き扉をタンク本体の入口にそなえ
て、本体の入口枠をくぐつて本体内の床面と本体
外の誘導床面とに沿つてタンク本体への出入を可
能に構成される高圧治療タンク装置に関するもの
である。
(従来技術) 高圧治療タンク装置の床面を、本体内の床面と
本体外の誘導床面とが高さの等しい共通平面とな
るように構成せしめることができれば、該装置の
使用にあたつて測り知れない利点のあることは容
易に想像されるところである。すなわち、第9図
に例示するように、患者をタンク装置内に運び入
れあるいは運び出すためのストレツチヤーの走
行、あるいは治療に当る関係者ならびに器材の搬
出入などに当つて、床面をこのように構成するこ
とのメリツトは今更説明を要しないであろう。
ところが、従来このような床面を実現すること
は、必ずしも容易なことではなかつた。その理由
が第9図に示される。すなわち、高圧治療タンク
装置は、その性質上扉の確実な閉鎖によつて気密
を保持することが必要であり、そのためには扉1
の内面と、これに対向するタンク本体2の入口枠
3の端面4とを正確に向い合わせてたがいに強く
圧着せしめる必要がある。そしてそのためには、
上記圧着面の間にパツキン5を介装することも必
要であるが、このように配置すると、同図に明ら
かなように、この状態で扉1をヒンジによつて片
開きしようとしても、このまゝでは床面2aが邪
魔になつて扉1を開くことができない。扉1の開
閉が自由にできるようにするためには、開閉を必
要とするときだけ、扉1を高さhだけ持ち上げ、
入口を閉鎖するときには再び高さhだけ扉1を下
げればよい。
実公昭57−40号(実願昭54−104959号)の「治
療用高圧タンクにおける入口」は、かゝる方法に
よつて扉1の開閉を可能とした従来技術の一つ
で、その構成が第8図に示される。今これについ
て簡単に説明すると、第8図において、扉1は堅
軸7に固着され、堅軸7は軸受8,8に支承され
て矢印a方向の旋回が自在である。堅軸7は偏心
カム9の周面に載つていて、偏心カム9がモータ
10により減速ギア11を経て回転せしめられる
と、堅軸7は扉1と共に持ち上げられる。
その結果、第9図で説明したように、扉1を高
さhだけ持ち上げることができるので、扉1を開
放せんとするときは、モータ10を嫁動して扉1
を堅軸7と共に高さhだけ持ち上げ、しかるのち
自由に扉1を開くことができる。なお、この場
合、入口枠3の下縁3aは、タンク内の床面2a
ならびにタンク外の誘導床面6と共に三者を同一
平面として構成せしめてあり、その結果、第9図
において、ストレツチヤーAは、床面2a、下縁
3aおよび誘導床面6と順次に渡つてタンク本体
2の外部に矢印P方向に引き出すことができる。
しかし、この従来方法は、つぎに述べるような
欠点がある。まず、扉1を閉鎖したとき、これを
入口枠3の端面に対して押しつけるための手段
が、該明細書ならびに添付図面によれば、複数組
の締付レバーを一々手で操作して締付けなければ
ならない。つまり、自動化されていない。つぎ
に、偏心カムの回転によつて、扉1と堅軸7とよ
りなる重量物をカムの斜面によつて押し上げるこ
とに非常な無理があり、該面の摩耗と故障の発生
するおそれが非常に多いという問題がある。
また、ふつう入口枠3の四隅には、第8図に示
すように可なり大きい半径Rの曲面が形成される
が、下縁3aの上面を通路としたために、該通路
巾の所定寸法を確保するためには、入口枠3の最
大巾を該所定寸法よりも2Rだけ更に広くしなけ
ればならないことになり、無駄な増巾を強いられ
ることになる。さらに、第9図から容易に理解さ
れるように、入口枠3の端面4は、パツキン5を
介設して気密を保持するための高精度の仕上面を
形成されているが、下縁3aの上面が出入のため
の通行面として使用されるため、端面4に対する
塵芥、砂利などの侵入、附着が不可避であり、仕
上面の性能を悪化させ機能を減退せしめる原因と
なる。また床面2aと下縁3aとの間、ならびに
下縁3aと誘導床面6との間の二個所のつなぎ目
がストレツチヤーの通路上に横たわり、ストレツ
チヤーの円滑な出入が阻害される、など、改善を
要する種々の問題点を帯同するものである。
(考案の目的) この考案は、上記の従来装置における問題点を
解決するためになされたもので、治療タンクの扉
の開閉操作が簡単容易で、人手を要することがな
く、保守の点でもすぐれており、しかも要求仕様
に対して装置全体の大きさを極力きりつめること
ができる高圧治療タンク装置を提供することを目
的としてなされたものである。
(考案の構成) この考案は、上記の目的を達成するための構成
として、片開き扉をタンク本体の入口にそなえ該
本体の入口枠をくぐつて本体内の床面と本体外の
誘導床面とに沿つてタンク本体への出入を可能に
構成される高圧治療タンク装置において上記本体
内の床面と本体外の誘導床面とのそれぞれの端面
が上記本体の入口枠下縁の上方位置でたがいに扉
板を収納するためのスペースをへだてて共通平面
として構成されて該入口枠下縁が該共通平面より
も下段に位置するように配置し、上記片開き扉
は、側面に付設したヒンジによつて開閉可能に支
持される開閉枠と、上記本体の入口枠と上記開閉
枠との間に位置して開閉枠に対して上下方向の相
対移動を強制する流体圧シリンダを介して開閉枠
に係着される上記扉板と、扉板の上下方向の相対
移動に応じて扉板と本体の入口枠とを密着せしめ
あるいは離間せしめるために扉板の周囲に設けた
クラツチとをそなえることを特徴とする。
(実施例) つぎにこの考案装置の実施例を図面に基き具体
的に説明する。第1図〜第5図において、扉12
は開閉枠13と扉板14とよりなる。開閉枠13
はヒンジ16によつてタンク本体2に取付けられ
て、ヒンジ16のまわりに開閉のための旋回運動
を行うことができる。18は油圧シリンダで、そ
の上端は軸受19によつて扉板14に連結し、そ
の下端は仕切板17を介して開閉枠13に連結す
る。そのため、油圧シリンダ18に圧油を送給す
ると、扉板14は開閉枠13に対して上下方向の
相対移動を強制される。扉板14と入口枠3との
間に複数組のクラツチ15が設けられており、扉
板14が入口枠3の端面4に沿つて上下運動をす
るとき、扉板14と端面4とが自動的に密着しあ
るいは開放される、開閉枠13と扉板14とは、
複数個の緩着ピン20によつてたがいに緩やかに
つながれている。すなわち緩着ピン20は、扉板
14を開閉枠13に沿つて上下運動を自在に緩着
保持するための手段として機能する。21は誘導
床面で、誘導床面21と本体内の床面2aとは、
入口枠3の下縁3aを越える上方位置でたがいに
隣接せしめられて共通平面として構成され、下縁
3aが上記共通平面よりも下段に位置するように
配置される。
第6図および第7図において、15aは入口枠
3の外周面上に固着されるクラツチ爪であり、1
5bは扉板14上にあつてクラツチ爪15aと対
応する個所に固着されたクラツチ板である。
つぎに本案装置の作用について説明する。まず
閉鎖された扉12を開放するためには、油圧シリ
ンダ18,18に圧油を送給し、開閉枠13に対
して扉板14を上方に持ち上げる。すると、第6
図、第7図に示すように、クラツチ爪15aに対
してクラツチ板15bが矢印Q方向に摺動し(第
7図)、斜面によつて押し付けていた相手の面と
の圧着が次第に緩むとともに、二点鎖線の位置ま
で移動した時点で相互の係着は完全に外れる。そ
れと同時に、第3図に示すように、扉板14は床
面2aならびに誘導床面21によつて構成される
共通平面の上部位置に外れ、この状態で扉12を
開放の方向(第2図の矢印Sの方向)に引張る
と、扉12は自由に旋回して通路が開放される。
扉12を閉鎖するときは、、上記の反対の操作を
順序立てて行えばよい。
第4図から容易に理解されるように、誘導床面
21は、入口枠3の四隅の半径Rの曲面の制約を
全く受けない高さに位置し、そのため入口枠3の
巾Wをフルに利用して、たとえばストレツチヤー
の巾を拡大することができる。従来のように、下
縁3aの上面をストレツチヤーが走行する方式で
は、利用しうる走行巾が(W−2R)となり、能
率の悪い装置となる。
また、ストレツチヤーの走行面は誘導床面21
と床面2aとに限られ、下縁3aはその下段に隔
離されて位置するから、ストレツチヤーが通過す
る通路上のつなぎ目は一個所のみとなり、衝撃そ
の他の不具合が半減するとともに、走行に際して
の塵芥、砂利などの落下ないし端面4への附着は
殆どなくなり、性能の劣化が防止される。(考案
の効果) この考案装置は以上のように構成されるので、
高圧治療タンクの扉の開閉操作が簡単容易とな
り、かつ自動化されて人手を要しないものとなつ
た。また、保守の点でもすぐれたものとなり、か
つ要求仕様に対して装置全体の大きさを極力きり
つめることができるなど、従来装置にくらべてす
ぐれた数々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置の一実施例の要部の断面図、
第2図は第1図中の−線における断面図、第
3図は第2図と同じ個所の断面図で第2図と異な
る作用態様を示す図、第4図は第3図中の−
線における断面図、第5図は第3図中の−線
における断面図、第6図は第2図中の部の拡大
図、第7図は第6図中の矢印の方向に見た図、
第8図は従来装置の斜視図、第9図は従来装置の
説明図である。 1,12……扉、2……タンク本体、2a……
床面、3……入口枠、4……端面、5……パツキ
ン、6,21……誘導床面、13……開閉枠、1
4……扉板、15……クラツチ、15a……クラ
ツチ爪、15b……クラツチ板、16……ヒン
ジ、17……仕切板、18……油圧シリンダ、1
9……ブラケツト、20……緩着ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 片開き扉をタンク本体の入口にそなえ該本体の
    入口枠をくぐつて本体内の床面と本体外の誘導床
    面とに沿つてタンク本体への出入を可能に構成さ
    れる高圧治療タンク装置において、上記本体内の
    床面と本体外の誘導床面とのそれぞれの端面が上
    記本体の入口枠下縁の上方位置でたがいに扉板を
    収納するためのスペースをへだてて共通平面とし
    て構成されて該入口枠下縁が該共通平面よりも下
    段に位置するように配置し、上記片開き扉は、側
    面に付設したヒンジによつて開閉可能に支持され
    る開閉枠と、上記本体の入口枠と上記開閉枠との
    間に位置して開閉枠に対して上下方向の相対移動
    を強制する流体圧シリンダを介して開閉枠に係着
    される上記扉板と、扉板の上下方向の相対移動に
    応じて扉板と本体の入口枠とを密着せしめ、ある
    いは離間せしめるために扉板の周面に設けたクラ
    ツチとをそなえたことを特徴とする高圧治療タン
    ク装置。
JP13342386U 1986-08-30 1986-08-30 Expired JPH0211069Y2 (ja)

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JPS6340925U JPS6340925U (ja) 1988-03-17
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JP4698727B2 (ja) * 2008-12-25 2011-06-08 株式会社エア・テクノロジーズ 高圧容器用扉装置、高圧空間形成装置

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JPS6340925U (ja) 1988-03-17

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